JPH0486962A - 画像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、Ｘ線ＣＴ装置やＭＲ装置なとの画像診断装
置から得た断面像を処理する画像処理装置に関する。

【従来の技術】

Ｘ線ＣＴ装置やＭＲ装置などの画像診断装置ては、患者
の任意の断面像か得られる。そこで、これらで得た断面
像を観察することにより臓器や腫瘍等の患部の診断を行
っている。 臓器や腫瘍などの位置や大きさを観察するため、一般に
は、従来では、これらの画像処理装置を用いて患者の患
部付近で多数の断面像を得、これらを次々に表示して、
その位１や大きさを目視により判断するようにしている
。 また、複数枚の断面像にＲＯＩ（関心領域）を設定して
、それに対応する部分をＣＲ像（コンピュータ処理によ
って作った１方向からの透過像）に表示したり、あるい
はそのＲＯＩの体積計算などを行うこともある。

【発明か°解決しようとする課題】

しかしながら、従来のように単に多数の断面像を順次表
示して目視により判断するだけでは、観察したい部位の
立体的な形状、位置まではなかなか理解しにくい、とい
う問題がある。 また、ＣＲ像上にＲＯＩを表示するだけの場合、別の角
度から見たらどうなるかは、知ることができない。 さらに体積計算を行うたけては、そのＲＯＩの大きさを
数字でしか捉えられず、ＲＯＩ自体がどういうものであ
るかを直感的に知ることが困難である。 この発明は上記に鑑み、観察したい部位がどのような形
状、大きさで、との位置にあるかを、直感で容易に捉え
ることを可能とする、画像処理装置を提供することを目
的とする。

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため、この発明による画像処理装
置においては、複数の断面像においてＲＯＩを任意に設
定する手段と、該設定されたＲＯＩ内の各画素のデータ
を、その周辺の画素のデータと異なる値に変換する手段
と、基準の断面像において任意の断面を指定する手段と
、該指定された断面に相当する画素のデータを、上記複
数の断面像から取り出してきて並べ換えることによりそ
の指定された断面の断面像を作成する手段とが備えられ
ることが特徴となっている。

【作　　用】

複数の断面像においてＲＯＩか設定され、そのＲＯＩの
中の各画素のデータか周辺の画素のデータとは異なる値
に変換される。 基準の断層像について断面位置か任意に指定される。こ
の指定された断面位置に相当する画素のデータか、上記
ＲＯＩ内のデータ変換された断面像の中から取り出され
、これらが並べ換えられることによりその指定断面での
像が作られる。 この作られた断面像では、ＲＯＩに相当する画素のデー
タは、その周辺の画素のデータと異なっているため、識
別が容易である。 任意の断面を指定して、このように識別容易なＲＯＩ像
を持つ断面像を得ることができるので、ＲＯＩの立体的
な大きさ、形状、位置の直感的な把握か容易である。

【実　施　例】

以下、この発明の一実施例について図面を参照しなから
詳細に説明する。第１図において、画像メモリ１には、
この実施例の場合、Ｘ線ＣＴ装置て得た多数の断面像が
格納されている。この画像メモリ１はＣＰＵ２により読
み出されて画像処理がなされるようになっており、もと
の画ｆ象あるいは処理後の画像が表示装置３により表示
されるようになっている。ＣＰＬ１２にはキーボード装
置４と、トラックボールやマウスなどの座標入力装置５
が接続されている。ＣＰＵ２には、画像選択モジュール
、ＲＯＩ設定モジュール、データ変換モジュール、カー
ソル制御モジュール、画像作成モジュールなどが含まれ
ており、これらのモジュールの機能を行うことがてきる
。 つぎに第２図を参照して動作説明する。画像メモリ１に
格納された断面像のいくつかに観察したい部位イが含ま
れているとする。まず、この部位イの画像が含まれてい
る断面像を処理に使う画像として選択する。この場合、
ＣＰＵ２の画像選択モジュールが動作し、その断面像が
厘次画像メモリ１から読み出されて表示装置３に表示さ
れる。 つぎに表示装Ｗ３に表示された画像を観察しながら、座
標入力装置５を操作して各画像においてＲＯＩの設定を
行う。このときＲ○■設定モジュールが働き、ＲＯＩの
設定が行われる。 すると、データ変換モジュールの動作により、設定され
たＲＯＩの内部の画素の値が、Ｒ○■外部の周辺の画素
の値と離れた特定の値に変換される。すなわち、たとえ
ば第３図Ａに示すような領域４１にＲＯＩか設定された
とする。すると、その内部の画素の値（この場合ＣＴ値
）か、たとえば第３図Ｂのように一つおきにｒ−１００
０Ｊに変換されたり、あるいは第３図ＣのようにＲＯＩ
４１内部の全ての画素の値が’−１０００Ｊに変換され
る。このようにデータ変換された画像は再び画像メモリ
１に格納される。 こうして順次読み出した各断面像についてＲＯ１４１の
設定が終了すると、第４図に示すように、その断面像の
うちの１枚が基準画像４２として表示装置３の画面に表
示され、カーソル制御モジュールが動作してクロスカー
ソル４３．４４が現れる。この例では、画面が４分割さ
れ、その１つの左上フレーム（ｆｒａｍｅｌ　）に基準
画像４２とクロスカーソル４３．４４が示される。キー
ボード装置４あるいはトラックボールなとの座標入力装
置５を操作することによりこのクロスカーソル４３．４
４の位置が動き、所望の断面位置の指定ができる（なお
断面はカーソル４３．４４に沿う、基準画像４２に直角
な面とする）。こうして断面の指定がなされると、画像
作成モジュールの働きで、画像メモリ１に格納されてい
る上記のデータ変換された断面像の中から指定断面上に
位置する画素の値が読み出され、それらが並べ換えられ
ることにより指定断面の像が作成される。 これによりたとえばカーソル４３の位置の断面像４５が
右上フレーム（ｆｒａｍｅ２　）に表示され、カーソル
４４の位置の断面像４６が左下フレーム（ｆｒａｍｅ３
）に表示される。右下のフレーム（ｆｒａｍｅ４　）に
は患者の名前などの文字情報か表示される。そしてここ
では、これらの断面像４５．４６に付随して矢印４７．
４８が表示され、基準画像４２の位置か示される。した
かって、基準画像４２と、断面像４５．４６の位置関係
が非常に分かりやすく表示されることになる。 二こで再ひキーボード装置４あるいはトラックホールな
との座標入力装置５を操作してクロスカーソル４３．４
４を動かすと、そのクロスカーソル４３．４４の位置か
らその位置の断面に相当する画素の値が画像メモリ１よ
り読み出され画像か作成されることにより、そのカーソ
ル４３．４４の位置の断面像が得られ、これが同様に表
示される。このようにキーボード装置４あるいはトラッ
クボールなどの座標入力装置５の操作によってクロスカ
ーソル４３．４４を動かずたびにリアルタイムで新たな
断面像４５．４６が作られ、表示される。 このようにして表示される断面像４５．４６において、
ＲＯＩ　４１の画素の値は上記のように周辺とは大きく
異なっている。そのため、ＲＯＩ４１の部分を容易に判
別することかできる。しかも、断面像４５．４６の位置
はカーソル４３．４４によって任意に選択でき、選択し
た位置の断面像４５．４６がリアルタイムで得られて表
示されるので、ＲＯＩ　４１の立体的な形状、大きさ、
位置を直感的に捉えることかできる。 そして、キーボード装π４のターミネイＩ・キーを押し
たとき、全ての動作が終了する。 なお、上記ではｃｐｕ２の各機能をモジュール構造で表
現したが、実際にモジュール構造で実現する必要はなく
、ハードウェアでもソフトウェアでも上記の機能を行う
ことができる。

【発明の効果】

この発明の画像処理装置によれば、設定されたＲＯＩ内
の画素の値が周辺の画素の値と異なるように変換され、
且つ任意の断面を指定してその断面の画像を作るように
しているため、作られた断面像においてＲＯＩがその周
辺とは明確に区別されて表示でき、観察したい部位がど
のような形状、大きさで、どの位置にあるかを、直感で
容易に捉えることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のブロック図、第２図は動
作説明にためのフローチャート、第３図はデータ変換を
説明するための模式図、第４図は表示画面における表示
例を示す図である。 １・・・画像メモリ、２・ＣＰ　Ｌｌ、３・・表示装置
、４・・キーボード装置、５・・・座標入力装置、４１
・・・ＲＯＩ、４２・・・基準画像、４３．４４・・・
カーソル、４５．４６・・断面像、４７．４８・・・矢
印、４９文字情報。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の断面像においてＲＯＩを任意に設定する手
   段と、該設定されたＲＯＩ内の各画素のデータを、その
   周辺の画素のデータと異なる値に変換する手段と、基準
   の断面像において任意の断面を指定する手段と、該指定
   された断面に相当する画素のデータを、上記複数の断面
   像から取り出してきて並べ換えることによりその指定さ
   れた断面の断面像を作成する手段とを備えることを特徴
   とする画像処理装置。