一般に、画像にアクセスし、画像を操作し、その他の形で画像と対話するためのアクティブ・オーバーレイを作成し、実施するための本明細書に記載したツールおよび方法は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその組み合わせで実施され得る。
本書は、以下のようにまとめられる。第1のセクションでは、PACS例によって提供される技術および実装の概要を提供し、記載する。次のセクションでは、タイル・ウィンドウに表示した一連の画像の属性にアクセスし、それを操作するための本発明の実施例を記載する。この後、本発明の操作機能と共に、画像ウィンドウおよび画像の操作を含めて、PACSの他の特徴にアクセスすることに関係する場合の本発明の他の態様について説明する。最後に、本発明の実施および使用のためのコンピュータ環境例について説明する。
本発明は、画像の注釈内に、画像とのユーザ対話のための機能を埋め込むためのシステムおよび方法を提供する。以下の説明および本発明は、生物学的撮像システム(すなわちPACS)に関して記載されているが、本発明は、他の情報/撮像技術およびシステムにも適用可能であることを理解されたい。こうしたシステムは、非医療システム、視覚分析、および診断ツール、ならびに他の視覚的ユーザ・インターフェイス環境を含めて、撮像システムの画像操作、画像属性、および特徴が直観的かつ容易にユーザから使用可能である必要があるものを含む。
図1は、本発明の適用のための操作用インターフェイス環境を示すPACSのウィンドウ例のブロック図である。示したウィンドウ100は、様々な他の情報および注釈と共に画像102を含むPACSからの画面を表す。情報および注釈は、一般に、画像102に関連付けられたメタデータとして格納される。画像102は、マルチスペクトル画像、マルチモード(フュージョン)画像、動画または映像、および他のテキストの臨床ドキュメント、例えば放射線レポート(構造または非構造化)、ラボ結果、病理レポートを含み得る。画像102に関連付けられたメタデータは、3つのカテゴリ、すなわち、(1)画像の視覚化に関係する情報、(2)画像オブジェクトに関係する情報、および(3)画像に関連付けられた測定に属するものと考えることができる。
画像の視覚化に関係する情報は、レイアウト、ポーズ(フリップ、回転、パン、ズーム)、撮像された対象に対する人工または想定した光(数ある中でも、放射線、弾性、音)源の性質および位置、撮像された対象の想定された光を反射する特徴、画像のレンダリングの形状および関連の特徴(画像サムネイル、キー画像インジケータ、切断面、スライス厚さ、フレーム・レート、最大値投影法、ボリューム・レンダリング、MPR)、カラーまたはグレースケールのバランス、カラー・パレット選択および画像アーティファクトとの関連(ピクセルまたはボクセル値、速度)、セグメント化マップ、特殊画像処理パラメータ、視野、フレーム・レート、データ圧縮のレベルに基づく画質、レンダリングの品質(早期レイ・トレーシング、空きスペース・スキップ)、および画像ブレンディングのレベル(PET−CT)などのものを含む。
撮像された画像に関連する情報は、名前および位置(モニュメント名、人の名前および一意のID、身体部分、画像ターゲットのアドレスおよび/GPS座標)、画像の種類(X線、風景画、自然画、家族写真)、日時、他の関連の情報およびドキュメントへのリンクおよびそれについての情報(手紙、レポートなど、Dicom構造化レポート、Dicom GSPSオブジェクト)を含む。
画像に関連付けられた測定は、画像ヒストグラム、光学密度、当該の領域のサイズおよび境界(いくつかのタイプのプランテーションに関連付けられたフィールドのサイズ、腫瘍サイズおよび境界、左心室サイズ、駆出分画比)、速度または流速(左心室駆出分画、血管内超音波法ベースの血流測定、対象の追跡)、ピクセル座標、画像位置合わせオフセット(PET/CT位置合わせ、衛星ビューとマップ・ビューとの間のオフセット)、画素値、画像内の当該の領域に関連付けられたテキストまたはグラフィックの注釈(通り名、コンピュータ援助検知または診断の所見、画像番号(画像のスタックにおける多くの中の1つの場合)、画像ベースのシミュレーション(整形外科インプラントのシミュレートされた配置)を含む。
これらの3つのカテゴリのいずれかに関連付けられたメタデータは、アプリケーション・ウィンドウ100に示されるなど、画像を視覚化するように設計される専用のアプリケーション内に静的なテキストのまたはグラフィカルな画像の重ね合わせとして表示されることは一般的である。示されるように、一般に本明細書ではテキストの注釈103と呼ばれる静的なテキストの注釈104から168、およびグラフィカルな注釈170は、画像102に重なり、エンド・ユーザにメタデータ情報を提供する。PACSのエンド・ユーザは、画像102を操作するか、または表示された、および他のメタデータ・パラメータおよび値の両方にその他の形でアクセスする必要がある。一般に、ほとんどの関連のメタデータ情報は、画像の注釈として提示される。これらのテキストの注釈103に関連付けられた値を変更し、または操作するためのツールは、専用のコンピュータ・アプリケーション内に存在し、ツールバー、ツールボックス、キーボード・ショートカット、マウス・ボタンおよび/またはタッチ画面装置内の機能を介してユーザから使用可能なる。しかし、本発明は、この要件を回避し、注釈103自体を介して直接ツールへのアクセスを提供する。
具体的には、また図1に示すように、ウィンドウ100は、いくつかの注釈テキスト103を含む。これらの注釈103は、図に示されており、本発明には、単に例示および説明の目的で、ウィンドウ100に相対位置を有するものとして記載されている。当業者であれば理解できるように、こうしたテキストおよびまたは画像は、ウィンドウ100内のどこかに配置され得る。エンド・ユーザに関係しており、有用ないくつかの値および情報は、画像102上の重ね合わせの注釈として表示されればよい。画面の左上隅に、説明およびラベル番号と共に表1において識別されるテキストの注釈の第1のグループ分けが、画像102に関連して表示され得る。
ウィンドウ100の右上隅に、表2において識別されるテキストの注釈の第2のグループ分けが表示され得る。
ウィンドウ100の右下隅に、表3において識別されるテキストの注釈の第3のグループ分けが表示され得る。
ウィンドウ100の右下隅に、表3において識別されるテキストの注釈の第2のグループ分けが表示され得る。
簡潔にするために、また注釈テキスト103のそれぞれの細目は本発明の理解に重要ではないため、注釈103のそれぞれの詳細は、本明細書では詳しく説明しない。しかし、本発明の概念、実施、および利点を伝えるために、注釈テキスト103のいくつかの例について説明する。
例えば、現在表示されている画像102の現在の拡大率は、3.19の値を有する注釈テキスト・フィールドZ158によって表される。中心注釈テキストC160および幅注釈テキスト・フィールドW162によって表され、それぞれ値203および503を有する画像の位置決めは、ウィンドウ100内の画像102の相対位置を表す。画像102のビューまたは位置が操作されると、テキスト・オーバーレイ・フィールド158、160、162は、対応する値で更新される。
注釈テキスト103の数からわかるように、画像関連のメタデータ・パラメータの上記の3つのカテゴリに含まれる画像102を考慮する他の機能の数はかなり大きい。したがって、ユーザがアイコン、コンテキスト・メニュー、および階層をナビゲートして、画像102において所望の機能を達成するための適切なコマンドを見つけるのは難しい。専用のホット・キーの使用は、これまで、上級のユーザが使用可能な機能にアクセスする好ましい方法であった。しかし、この手法には、それ自体の欠点がある。多数のコマンドは、例えばディクテーション機器など他の入力装置の同時の使用、またはキーボードをクリアに表示するために低い光レベルの使用を必要とする環境と共に、ユーザが適切なショート・カットまたはホット・キー・ストロークを見つけるのを難しくする。これらの短所のいくつかを克服する試行は、コンピュータ・ゲーマーのために設計されたものなど、バックライト付きキーボード・キーの使用を含んでいる。しかし、これらの解決策は、人の目の受容体の必要な順応に干渉し得る光のレベルを導入しようとし、放射線画像検査におけるなど、そのジョブを適切に行うユーザの能力を邪魔する可能性がある。
多数の画像の便宜的な検査および操作を必要とする繰り返しのタスクでは、右マウスクリック・コンテキスト・メニュー、ツールバー、ツールボックスの使用は、ユーザは注意を実際の画像から離す必要があるため、あまり効率的ではない。これは特に、ディクテーション・マイクロフォン、キャンバス、またはキーボードなど、複数の入力装置の使用を必要とする環境において当てはまる。注意をそらすことによって、可視のタスクにおけるコンテキストの切り替えがもたらされ、場合によっては、ターゲット画像内の光のバランスに適応する目の生来の機能を妨げる。可視のターゲット検出(鉱山の検出、または病理画像もしくは乳房X線像の篩い分け)を伴うものなどの用途において、こうした気をそらすことによって、集中力が低下する場合があり、これは次いで、突発的なエラー、および/またはオペレータの生産性の低減をもたらし得る。
本発明は、画像の視覚化、検査、および分析との関連でPACSの情報、特徴、および機能にアクセスするためのいくつかの概念および一意のパラダイムをもたらす。しかし、当業者であれば理解できるように、本発明は、他の画像処理および実施に適用可能であり、本明細書に提供される参照および記述は、厳密に例示の目的であり、本発明の範囲を限定するためのものではない。本発明は、当該の画像102内に表示される上記のテキストの注釈103、およびグラフィックの注釈107をオーバーロードすることによって、医用画像において機能を実行するためにアクセスが提供される一実施形態を参照して説明される。
引き続き図1を参照すると、本発明は、静的な画像の重ね合わせをアクティブ・オーバーレイに変換し、それによって画像視覚化パラメータの直接の操作、画像に関連する他のレコードへの容易なアクセス、既存の測定値への変更および追加、ならびにツールバーおよびツールボックス内に埋め込まれた関連の機能への直接のアクセスが可能になる。すべての注釈は、必ずしもアクティブではないため、アクティブな要素を示すために、任意の数の印が提供され得る。要素がアクティブであることを示すための1つの方法は、異なるフォント・スタイル、タイプ、およびサイズを表示することである。アクティブなグラフィカル・オーバーレイは、例えば、アクティブ・オーバーレイ・グラフィック(テキストとすることもできる)上でホバリングすることによって、アクティブ・オーバーレイ・フラッシュ、バイブレーション、またはラインなどによって囲むことをもたらすときなど、異なる指示も提供する。アクティブな要素のこの指示は、予め定められた遅延の後に起こり得る。この挙動は、各ユーザによって構成可能であり、グローバルに、またはオーバーレイ要素ごとにミュートすることができる。本発明の別の実施形態において、「TAB」機能が提供される。TAB機能は、画像タイルにおけるすべてのアクティブ・オーバーレイの表示を次々に可能にする。操作中、画像102のビュー、配置、または他の属性の操作は、表示された注釈画像パラメータを直接操作することによって、例えば、上記のシナリオのテキスト・オーバーレイ・フィールド158、160、162を編集することによって達成される。オーバーレイ・フィールド158、160、162は、本発明においてアクティブ・オーバーレイとして提示される。
本明細書で使用されるとき、アクティブ・オーバーレイは、新しい複合画像ベースのユーザ・インターフェイスを表す。それは、実行すべき操作に応じて、異なるタイプの低レベルのユーザ対話を組み込む。本発明の好ましい実施形態において、実施されるプロトタイプは、マウス・ポインタが対象または当該のもの上にあるとき、フィールドを強調表示する。次いで、マウスがクリックされるか、対象が別の方法で選択された場合、テキスト入力のための編集ボックスが表示される。テキスト入力が受け付けられることを条件に、影響を受けるフィールド値が適切な操作を介して変更される。フィールドに応じて、他のタイプのユーザ対話および操作を行うことができる。例えば、強調表示を、当該の選択されたフィールドを信号で伝えるために、チッカー・ラインおよび太字の配置と置き換えることができる。
本発明の一実施形態において、アクティブ・オーバーレイの実施は、様々なファイルにおいて行われる。まず、フィールドをアクティブにするために、テキスト・オーバーレイ・テンプレートにおいて、フィールドにフラグが立てられる。第2に、低レベルのユーザ・インターフェイスは、ビューにおけるフィールドの境界矩形を知っている必要がある。そして第3に、フィールド値を更新するために、フィールド・プロパティおよび操作は、コンテキスト・メニュー、ツールバーまたはツールボックス・オプション、または他のPACS操作として使用可能にする必要がある。
本発明の別の実施形態において、ユーザがアクティブ・フィールド内の任意の矩形の上でマウスを移動させると、その矩形は赤(任意のユーザ構成可能カラー、またはこれらのフィールドは、太線および/または太字によって示すことができる)で強調表示される。ユーザがそのときマウスの左ボタンをクリックしない限り何も起こらない。ユーザがアクティブな矩形上にあるときマウスの左ボタンを押すと、編集制御が作成され、この矩形上に置かれ、したがってテキストが正確に位置合わせされる。編集可能なテキスト・フィールドやグラフィカルな注釈のいくつかでさえ、ユーザがプリセット値を選択するのを容易にするテキスト・フィールドに加えて、またはその代わりに表示することができるプリセットの選択のドロップダウン・リストに関連付けることができる。
この文脈における視覚化パラメータの直接の操作は、マウス、ジェスチャ、キャンバス、またはタッチ・センシティブ画面によりアクティブ・オーバーレイ・エリア上でホバリングし、ドロップ・ダウン・メニューから選択すること(これは、一次停止の閾値に従って、エリアがアクティブになった後のマウスの右クリックを必要とし得る)、または注釈コンテキストに基づいてテキスト・フィールドを直接編集すること(これは、オーバーレイがアクティブになった後のテキスト位置におけるマウス・クリックを必要とし得る)を意味する。他のレコードへの容易なアクセスは、例えば、稼働後に履歴および関連の画像またはドキュメントのリストを表示するための日にちオーバーレイ・フィールド120の使用を含み得る。このリストは、サムネイルまたはタイムラインの形とすることができる。次いでアクティブ・オーバーレイは、オペレータが履歴研究のサブセットを選択し、ユーザが指定したレイアウトに従って研究を隣同士に表示できるようにしてもよい。
したがって、注釈テキスト103と注釈グラフィック107のそれぞれは、画像102に重なるアクティブ・フィールドである。言い換えれば、ユーザがマウスまたは他のポインティング装置を使用して、注釈テキスト103またはグラフィックス107の上でホバリングするとき、ユーザ・インターフェイス・ヒントが提供され、マウス・ボタンのクリックは、PACSによるアクションまたは応答をもたらす。操作中、アクティブとして示される任意のフィールドでは、アクティブ・オーバーレイと通常のオーバーレイとの間の区別のために、太字およびグリッド・ラインまたはカラーが使用され得る。アクティブ・オーバーレイは、好ましくは、コンピュータ・ネットワークにおいて、ローミング・プロファイルごとにユーザによってカスタマイズ可能である。
本発明の好ましい実施形態において、ユーザは、アクティブな注釈103、107を使用することによって、画像102と対話することができる。実質的に、これによってユーザは、上述した画像位置決め値の場合、静的な数値を読み取ることができるだけではなく、実際に必須の値C160またはW162の上でホバリングし、クリックし、エントリを編集し、それによって画像102のウィンドウ/レベルを操作することができる。この操作は、マウスを使用し、または適切なメニュー・コンテキストおよびコマンドを探索して画像102を調整することによって、ウィンドウ/レベルを操作することと際だって対照的である。本発明の利点は、正確なウィンドウ/レベル値が望まれるときあまり正確ではないマウスの動きを介して所望の値に到達するように調整しようとすることの代わりに、ユーザが所望の値に直接到達することもできることである。例えば、複数の画像をより正確に比較するために、ユーザが同じレベルの倍率(ズーム)を有する必要がある状況において、正確な値を提供するための機能は、プロセスを大幅に簡略化し、速める。
本発明の別の実施形態において、ユーザは、CADマーカーなどアクティブ・オーバーレイ上でホバリングする場合があり、適切なワークフロー・アクションのために選択を行うことができるメニューが提示され得る。
さらに別の実施形態において、本発明は、前部(A)108a、後部(P)108b、右(R)108c、および左(L)108dのマーカーを稼働させる機能を提供し、これらは通常、X線撮像手順の方向を示すために表示される。本発明の稼働されたマーカー108によって、ユーザは、要求通り画像102をフリップすることができる。A108aまたはP108bのマーカーの選択は、縦軸の周りで画像102をフリップし、R108cまたはL108dのマーカーの選択は、横軸の周りで画像をフリップする。さらに、これらのマーカー108のいずれかの上でホバリングすることは、稼働されたオーバーレイの両方向矢印110を表示する。矢印110の一方の頭をクリックする、または別の方法で選択することは、ユーザが選択した矢印110の頭の対応する方向に画像102を90度回転させる。
さらに別の実施形態において、本発明は、画像のスタックにおける指定されたスライスへの直接のジャンプを可能にするためにスライス番号164を編集できる機構を提供し、それによって所望のスライスに到達するための連続した任意のページ付けがなくなる。ユーザが特定の解剖学またはスタックの一番下もしくは一番上にジャンプできるようにするために、ドロップ・ダウン・メニューが表示されてもよい。
別の実施形態において、ズームZフィールド158の編集時、アクティブ・オーバーレイ上をクリックする、またはフィールド上でホバリングすることによって、0.5*真のサイズ、2*真のサイズなど、予め構成された選択のドロップ・ダウン・リストが表示される。これによって、所望のズーム・レベルまたは倍率への「ショートカット」の形が可能になる。
さらに別の実施形態において、アクティブ・オーバーレイ・フィールドへのユーザ入力は、現在ファイルされているプロパティの範囲に対して妥当性検査される。提供されたエントリが範囲外であるとき、画像は、変更されず、アクティブ・フィールドは、前の有効なエントリに戻る。
本発明の特徴および利点をさらに示すために、次に、ゲーテッド胸腹部大動脈(gated thorax abdominal aorta)の画像を示す、PACSに表示されるウィンドウのスクリーン・ショットについて、図2を参照して説明する。示されるように、ウィンドウ200は、グラフィックの注釈270と共に、様々なテキストの注釈203およびユーザに提示される情報アイテムを含む。画像200および注釈203、270は、図1を参照して示され、上述したものと一致し、同様にラベル付けされている。関連の図を示すために、異なるプレフィックス番号が単に各図のラベル付けで使用される。例えば、図1のズーム・フィールドは、158と識別され、図2のスクリーン・ショットのズーム・フィールドは、258と識別される。
グラフィックの注釈270は、対象領域全体および画像202として現在示されているスライスの位置を示す。図2Aにおいて特に関心のあるのは、中心フィールド260であり、これは、赤色のボックスで示されている。このビューは、中心フィールド260上をホバリングしたユーザを表す。上述したように、フィールド260のアウトラインは、フィールドがユーザによるクリックまたは他の選択に応答するアクティブ・フィールドであるという指示をユーザに提供する。
フィールド260が選択されると、テキスト編集が図2Bに示されるように表示される。とりわけ、すべてのテキスト、すなわち「30」は、ユーザが新しい値の入力をすぐに開始できるように選択される。上述したように、新しく入力された値は、境界チェックされ、許容される場合、画像202の適切な変更をもたらす。
図3において、わずかな変動は、アクティブ・フィールド、すなわち、プリセット・フィールド356の異なるタイプの選択に起因する。図2Aおよび図2Bと同様に、画像300および注釈は、図1を参照して示し、上述したものと一致し、同様にラベル付けされている。単に関連の図を示すために、異なるプレフィックス番号がラベル付けで使用される。例えば、図1のSEGフィールド154、および図3のスクリーン・ショットのSEGフィールド354は、異なるビューにおける同じフィールドを指す。図3のウィンドウのスクリーン・ショットに示すように、ユーザがアクティブ・プリセット・フィールドPR356上でホバリングしたとき、フィールドを強調表示するのではなく、値が強調表示され、PRフィールド356の下のドロップダウン・リスト372に使用可能な値の選択が表示される。このオプションは、入力するのではなく、新しいパラメータを提供する代替の方法をユーザに提供する。リスト372によって、ユーザは、骨、腹部、肺、頭部、または取得されたとおりの表示のうちの1つから選択することができる。
本発明のシステムおよび方法、およびその実施形態について説明してきたので、次に、記載した設計および実行を実施するコンピュータ環境例について提示する。
図4は、ここまで説明した処理のうちの任意のものを実施するために使用することができるコンピューティング環境例400を示す。コンピューティング環境400は、映像インターフェイス426、ネットワーク・インターフェイス428、1つまたは複数のシリアル・ポート432、キーボード/マウス・インターフェイス434、およびシステム・メモリ436を中央処理装置(CPU)438に結合するシステム・バス424を含むコンピュータ412を含み得る。コンピュータ412は、グラフィック処理装置(GPU)、または1つまたは複数の他の専用または汎用の処理装置も含み得る。モニタまたはディスプレイ440は、映像インターフェイス426によってバス424に接続され、デジタル画像を表示し、編集し、その他の形で操作するためのグラフィカル・ユーザ・インターフェイスをユーザに提供する。グラフィカル・ユーザ・インターフェイスによってユーザは、マウスまたは他のポインティング装置など、キーボード441およびユーザ・インターフェイス選択装置443を使用して、コマンドおよび情報をコンピュータ412に入力することができる。キーボード441およびユーザ・インターフェイス選択装置は、キーボード/マウス・インターフェイス434を介してバス424に接続される。ディスプレイ440およびユーザ・インターフェイス選択装置443は、ユーザが本発明の少なくとも一部を実施できるようにするグラフィカル・ユーザ・インターフェイスを形成するために、組み合わせで使用される。他の周辺装置は、コンピュータ412との間で情報を転送するために、シリアル・ポート432またはユニバーサル・シリアル・バス(USB)装置445を介してコンピュータに接続されていてもよい。例えば、CTスキャナ、X線装置などは、シリアル・ポート432、USB装置445を介してコンピュータ412に接続されていてもよく、それによってデジタル表示される静止画または映像を表すデータが、システム・メモリ436またはコンピュータ412に関連付けられている別のメモリ記憶装置にダウンロードされるようにして、本発明によるプロセスおよび機能を可能にしてもよい。
システム・メモリ436は、バス424にも接続され、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、オペレーティング・システム444、基本入出力システム(BIOS)446、アプリケーション・プログラム448、およびプログラム・データ450を含み得る。コンピュータ412は、ハード・ディスクから読み取り、そこに書き込むためのハード・ディスク・ドライブ452、取外式磁気ディスク(例えばフロッピー(登録商標)・ディスク)から読み取り、そこに書き込むための磁気ディスク・ドライブ454、および取外式光ディスク(例えばCD−ROMまたは他の光媒体)から読み取り、そこに書き込むための光ディスク・ドライブ46をさらに含み得る。コンピュータ412は、USBドライブ445およびフラッシュ・メモリ装置(例えばコンパクト・フラッシュ、メモリ・スティック/PRO、およびDUO、SDカード、マルチメディア・カード、スマート・メディアxDカード)から読み取り、そこに書き込むための他のタイプのドライブ、およびコンピュータ412にダウンロードされる静止画写真などのアイテムをスキャンするためのスキャナ450を含むこともできる。ハード・ディスク・インターフェイス452a、磁気ディスク・ドライブ・インターフェイス454a、光ドライブ・インターフェイス456a、USBドライブ・インターフェイス445a、およびスキャナ・インターフェイス458aは、バス424をハード・ディスク・ドライブ452、磁気ディスク・ドライブ454、光ディスク・ドライブ456、USBドライブ445、およびスキャナ458にそれぞれ接続するように動作する。これらのドライブ構成要素およびその関連のコンピュータ可読媒体のそれぞれは、コンピュータ可読命令、プログラム・モジュール、データ構造、アプリケーション・プログラム、オペレーティング・システム、およびコンピュータ412の他のデータの不揮発性ストレージをコンピュータ412に提供することができる。さらに、コンピュータ412は、デジタル映像ディスク、ランダム・アクセス・メモリ、読み取り専用メモリ、他のタイプのフラッシュ・メモリ・カード、磁気カセットなど、本明細書に記載したタイプのものに加えて、他のタイプのコンピュータ可読媒体を使用することもできることを理解されたい。
コンピュータ412は、MRI、CTスキャナ、超音波、陽電子放射断層撮影(PET)、またはX線装置など、画像捕捉装置との論理接続を使用して、ネットワーク式環境で動作することができる。ネットワーク・インターフェイス428は、バス424とネットワーク402との間の通信パス460を提供し、これによって前に識別された撮像装置のうちの任意のものからネットワーク402を介して画像を伝えることができ、オプションで、コンピュータ412のメモリに保存することができる。このタイプの論理ネットワーク接続は、一般にローカル・エリア・ネットワーク(LAN)と一緒に使用される。画像は、シリアル・ポート432およびモデム464を使用して、通信パス462を介してバス424からネットワーク402に伝えることもできる。コンピュータ412と撮像装置との間のモデム接続を使用することは、広域ネットワーク(WAN)またはインターネットと共に使用することができる。本明細書に示されるネットワーク接続は、例にすぎず、有線および無線の接続を含むコンピュータ412と任意の撮像装置との間の他のタイプのネットワーク接続を使用することは、本発明の範囲内にあることを理解されたい。
本発明は、これまで画像と共に履歴的に表示されてきたもののユーザ対話のための何の機能も提供しなかった関連の注釈の使用を介した診断ワークステーション内のコンテキスト・メニュー、キーボード・ショートカット、およびマウス・ボタン/動きの組み合わせ機能へのアクセスを可能にする有用で新しく非自明の手段を提供する。注釈をアクティブにすることによって、ユーザにはいくつかの利点が提供され、中でも些細でないのは、ユーザが、画像から注目をそらす必要がなく、そうすることによって、ユーザの生産性を高めることができるということである。
上記から、本発明は、方法および装置に固有の明らかな他の利点と共に上述のすべての目的および目標を達成するように十分構成されたものであることがわかる。いくつかの特徴およびサブの組み合わせは役立つものであり、他の特徴およびサブの組み合わせを参照することなく使用することができることを理解されたい。これは、特許請求の範囲によって企図され、その範囲内である。本発明の多くの可能な実施形態は、その範囲から逸脱することなく作ることができるため、本明細書に記載され、または添付の図面に示されるすべての事柄は、限定ではなく例示として解釈されるものとすることも理解されたい。
上述し、図示した構成は、一例として提示されるにすぎず、本発明の概念および原理を限定するためのものではない。本明細書で使用する際、「有する」および/または「含む」という用語、および包含の他の用語は、要件ではなく、包含を示す用語である。
本発明は、好ましい実施形態を参照して説明してきたが、様々な変更を加えることができること、および、本発明の範囲から逸脱することなく、特定の状況に適応するように、均等物をその要素の代用とすることができることを、当業者であれば理解されたい。したがって、本発明は、本発明を実行するように企図された最適な態様として開示された特定の実施形態に限定されるのではなく、添付の特許請求の範囲の意図および範囲内に含まれるすべての実施形態を含むものとする。