JP2021516106A - 高リスクプラーク面積率評価のためのインタラクティブな自己改善アノテーションシステム - Google Patents

高リスクプラーク面積率評価のためのインタラクティブな自己改善アノテーションシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2021516106A
JP2021516106A JP2020546418A JP2020546418A JP2021516106A JP 2021516106 A JP2021516106 A JP 2021516106A JP 2020546418 A JP2020546418 A JP 2020546418A JP 2020546418 A JP2020546418 A JP 2020546418A JP 2021516106 A JP2021516106 A JP 2021516106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
annotation
interest
region
medical image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2020546418A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019170493A5 (ja
Inventor
ハンネス ニッキーシュ
ハンネス ニッキーシュ
トビアス ウィッセル
トビアス ウィッセル
ミカエル グラス
ミカエル グラス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from EP18191730.3A external-priority patent/EP3618002A1/en
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2021516106A publication Critical patent/JP2021516106A/ja
Publication of JPWO2019170493A5 publication Critical patent/JPWO2019170493A5/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H30/00ICT specially adapted for the handling or processing of medical images
    • G16H30/40ICT specially adapted for the handling or processing of medical images for processing medical images, e.g. editing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F18/00Pattern recognition
    • G06F18/20Analysing
    • G06F18/21Design or setup of recognition systems or techniques; Extraction of features in feature space; Blind source separation
    • G06F18/217Validation; Performance evaluation; Active pattern learning techniques
    • G06F18/2178Validation; Performance evaluation; Active pattern learning techniques based on feedback of a supervisor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Bioinformatics & Computational Biology (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Evolutionary Biology (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

医用画像を解析するための医用画像アノテーションシステムである。画像アノテーションシステムは複数の画像アノテーションツールを提供し、画像アノテーションツールはそれぞれ、医用画像の1つまたは複数の関心領域について、アノテーションの少なくとも一部を実行するように構成される。画像アノテーションシステムの記録モジュールは、関心領域ごとに、画像アノテーションツールを使用して実行されたインタラクションを記録するように構成される。画像アノテーションシステムは、記録されたインタラクションに基づき、関心領域ごとに画像アノテーション複雑さメトリックを計算するように構成される。さらに、ユーザインターフェースによるアノテーションツールの提示は順序を示し、順序は、ユーザ入力が現在受け取られている関心領域に応じて変化する。

Description

本発明は、医用画像のインタラクティブなアノテーションのためのシステムおよび方法に関する。
冠動脈疾患(CAD)は世界中で最大の死因の1つである。包括的かつ定量的なリスク評価を行い、その後に最終的な治療決定をするためには、医師が冠動脈内の疑わしい狭窄を病変レベルで正確に指し示す必要がある。
全体的プラーク面積率を高い信頼性で評価するには、石灰化レベルや、いわゆる高リスクプラークフィーチャ等の異なるパターンを正確に特定し、セグメント化する必要がある。血管内超音波(IVUS)や光干渉断層撮影(OCT)等の血管内イメージングモダリティ、および、超音波(US)、磁気共鳴イメージング(MRI)や断層撮影(CT)等の臓器レベルのイメージングモダリティは補完的な特性を有し、通常、プラーク組成に基づいて予測的なステートメントを作成するために必要な解剖学的および機能的な情報を提供するために使用される。
医用画像アノテーションのコンテキストでは、コンピュータシステムが人間のオペレータをいくらか補完する。コンピュータシステムは継続的な注意を要する反復的なタスク、すなわち、細胞のカウント、またはローカルエビデンスの収集および定量化に優れているが、コンテキスト的情報やグローバルな事前知識が利用可能な場合には欠点を示す。
本開示の分野および関連分野において、以下の文献が知られている。
[1]Joao Silva Marques and Fausto J. Pinto,The vulnerable plaque:Current concepts and future perspectives on coronary morphology,composition and wall stress imaging,Rev Port Cardiol.33(2):101−110,2014。
[2]Michiel J. Bom,Dirk J. van der Heijden,Elvin Kedhi,Jan van der Heyden, Martijn Meuwissen,Paul Knaapen,Stefan A.J.Timmer,Niels van Royen,Early Detection and Treatment of the Vulnerable Coronary Plaque,Can We Prevent Acute Coronary Syndromes?Circ Cardiovasc Imaging.2017;10:e005973。
このような処置で通常使用される画像データは高次元であり、非常に高解像度である可能性があるため、これらのデータセットのアノテーションは少なくとも部分的に自動化されることが望ましい。なぜなら、ボクセルレベルでの完全な手動アノテーションは時間がかかりすぎ、臨床ワークフロー内に収まらないおそれがあるからである。よって、アノテーションソフトウェアが重要な役割を果たす可能性がある。単純なボクセルレベルのアノテーションを上回る効率的な2Dセグメンテーションのための基本的動作には、例えば、インタラクティブレベルセット、ブラシストローク、スプライン曲線、バウンディングボックス等が含まれ得る。当然ながらこれらは単なる例であり、さらに多くの編集ツールが存在し得る。1つの顕著な課題は、ほとんどの医用画像が有する3D性質は、2Dデータに最適である利用可能な編集および視覚化ツールと相容れないことである。完全に自動化されたアノテーションアルゴリズム(過去に記録された人間によるアノテーションから学習されたものであり得る)はユーザインタラクションを全く必要としないため、その対極を成す。ほとんどの場合、実際は、いわゆる半自動アノテーションツールを形成するハイブリッドアルゴリズムが使用されている。ハイブリッドアルゴリズムでは、ソフトウェアがアノテーションを提案し、その後、人間のオペレータがそれを受け入れる、洗練する、改良する、修正する、または単に拒否する。
しかし、現在の最新のアノテーションツール(例えば、冠状動脈の中心線、内腔、壁の編集)は、アノテーションタスクを一定レベルの精度まで自動的に解決するように最適化された自動アノテーションおよびスムージングアルゴリズムに基づいている。これらのアルゴリズムは、最小限のユーザインタラクションでアノテーションタスクを実行するようには最適化されていない。本発明は、上記欠点のうちの1つまたは複数に対処しようとするものである。
本開示は、医用画像に注釈を付すために必要なユーザインタラクションの労力を最小化する方法を提供する。具体的には、本開示は、冠動脈プラーク、内腔境界、および/または中膜−外膜境界の輪郭を正確に描くことを可能にする。冠動脈プラークの輪郭特定は、将来の急性冠症候群(ACS)のリスク評価において利用され得る。セグメンテーションシステムは、過去の半自動セグメンテーションセッションのログを用いて訓練された予測フォワードユーザモデルを使用するように構成され得る。これにより、セグメンテーションシステムは、完全なセグメンテーションにかかる全体的時間が最小化されるようにユーザを支援し得る。
本開示の実施形態は、複数の2次元および/または3次元医用画像を解析するための医用画像アノテーションシステムを備えるシステムに関する。医用画像アノテーションシステムは複数の画像アノテーションツールを提供し、画像アノテーションツールはそれぞれ、医用画像の1つまたは複数の関心領域について、アノテーションの少なくとも一部を実行するように構成される。医用画像アノテーションシステムはユーザインターフェース、記録モジュール、および計算モジュールを含む。画像のそれぞれについて、ユーザインターフェースは、i)当該医用画像を提示し、ii)当該画像の各関心領域について、画像アノテーションツールのうちの1つまたは複数を用いた1つまたは複数のインタラクションに対応するユーザ入力を受け取る。記録モジュールは、画像のうちの少なくとも第1の画像の1つまたは複数の関心領域について、各インタラクションを記録するように構成される。以下の(a)および(b)のうちの少なくとも1つが第1の画像および/または画像のうちの第2の画像に適用される。(a)計算モジュールは、記録されたインタラクションに基づき、当該画像の各関心領域について、画像アノテーション複雑さメトリックを計算し、(b)ユーザインターフェースによるアノテーションツールの提示は順序を示し、順序は、ユーザ入力が現在受け取られている当該画像の関心領域に応じて変化する。
医用画像の解析は、医用画像内の1つまたは複数の関心領域に注釈を付すことを含み得る。医用画像内の関心領域の位置はアノテーション中に変化し得る。例として、アノテーション中に、関心領域の一部を形成するピクセルおよび/またはボクセルの特定が洗練され得る。「アノテーション」という用語は、本明細書では、医用画像の1つまたは複数のピクセルが1つまたは複数の事前定義されたクラスに割り当てられることを意味すると定義され得る。クラスとは、身体部分の分類、および/または異なる身体部分間の境界の分類(例えば、血管の内腔境界または血管の中膜−外膜境界)であり得る。アノテーションは、医用画像内の関心領域の範囲を決定することを含み得る。関心領域は画像の画像構造に対応し得る。例として、画像構造は血管の内腔境界または中膜−外膜境界を表し得る。医用画像に対してアノテーションが実行された結果、医用画像が複数の関心領域にセグメント化され得る。複数の関心領域は互いに重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。
複数の画像は共通する関心領域のセットを有し得る。例として、各画像が内腔境界のための関心領域と、中膜−外膜境界のためのさらなる関心領域とを有し得る。各画像において、関心領域は画像内の異なる場所に位置し得る。
関心領域の非限定的な例として、血管内のプラークまたはプラークの境界の少なくとも一部、血管の内腔または内腔境界の少なくとも一部、血管または血管の中膜−外膜境界の範囲の少なくとも一部等が挙げられる。血管は冠状血管であり得る。
アノテーションツールの少なくとも一部は半自動的であり、すなわち、ユーザインタラクションを必要とし得る。
医用画像アノテーションシステムはデータ処理システムを含み得る。データ処理システムは、プロセッサと、プロセッサによって処理可能な命令を保存するためのメモリとを有するコンピュータシステムを含み得る。プロセッサはオペレーティングシステムを実行し得る。プロセッサは、本開示で論じられる方法のステップおよび動作を実行するための動作を実行し得る。データ処理システムはさらに、画像アノテーションシステムのユーザインターフェースを含み得る。ユーザインターフェースは、ユーザがデータ処理システムからデータを受け取ることを可能にし、かつ/またはデータ処理システムにデータを提供することを可能にするように構成され得る。ユーザ入力は、コンピュータマウスおよび/またはキーボード等、データ処理システムの入力デバイスを介して受け取られ得る。ユーザインターフェースはグラフィカルユーザインターフェースを含み得る。データ処理システムはさらに、ユーザインターフェースを使用して医用画像および画像アノテーションツールをユーザに提示するための表示デバイスを含み得る。医用画像は、血管造影(例えば、冠動脈CT血管造影(cCTA))、血管内視鏡、サーモグラフィ、蛍光顕微鏡、血管内超音波(IVUS)、光干渉断層撮影(OCT)、コンピュータ断層撮影(CT)、磁気共鳴イメージング(MRI)、陽電子放出断層撮影(PET)、および/または単一光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)のうちの1つまたは複数の組み合わせを使用して取得され得る。医用画像は顕微鏡画像取得を使用して取得され得る。
各医用画像はグレースケール画像データおよび/またはカラー画像データを含み得る。各医用画像は、それぞれが身体の1つまたは複数の解剖学的および/または機能的に定義された部分を表す1つまたは複数の画像構造を示し得る。各関心領域は、画像構造の少なくとも一部および/または画像構造の境界の少なくとも一部に対応し得る。身体の解剖学的に定義された部分の例は組織構造(例えば、血管)である。身体の機能的に定義された部分は、解剖学的機能を実行する身体の一部であり得る(例えば、血管内のプラーク)。少なくとも1つの画像は血管の断面を示し得る。断面は血管の長軸に対して実質的に垂直であってもよいし、または実質的に平行であってもよい。
関心領域に対する1つまたは複数のインタラクションは当該関心領域に注釈を付すために実行され得る。各インタラクションは、画像アノテーションツールのうちの1つまたは複数の組み合わせを医用画像に適用することを含み得る。
画像アノテーション複雑さメトリックは1つまたは複数のパラメータを含み得る。計算された画像アノテーション複雑さメトリックは画像アノテーションシステムの記憶装置に記憶されてもよい。
少なくとも一部のアノテーションツールは、各アノテーションツールのグラフィック表現を使用してユーザに提示され得る。グラフィック表現はアイコンであってもよい。「画像アノテーションツール」という用語は、本明細書では、医用画像の1つまたは複数のピクセルおよび/またはボクセルに適用される1つまたは複数の動作(特に、数値演算)を意味すると定義され得る。ピクセルおよび/またはボクセルは、少なくとも部分的にユーザによって選択される。1つまたは複数の画像アノテーションツールは、関心領域の範囲を定めるために医用画像の1つまたは複数のピクセルおよび/またはボクセルを特定するように構成され得る。画像アノテーションツールの順序は階層的順序であり得る。言い換えれば、複数の画像アノテーションツールは、各画像アノテーションツールの順序が残っている画像アノテーションツールの中での各画像アノテーションツールのランクを反映するように等級的順序で提示されてもよい。順序は、程度の低いユーザインタラクションを必要とする効率的な画像アノテーションを実行するための優先順位であり得る。例として、アノテーションツールは、システムの表示デバイス上に幾何学的に配置されて提示されてもよく、幾何学的配置は順序を示す。追加でまたは代わりに、1つまたは複数のアノテーションツールに1つまたは複数の番号が割り当てられ、対応するアノテーションツールと同時に表示されてもよい。番号はアノテーションツールの順序を示す。
一実施形態によれば、少なくとも(a)が適用され、当該画像の少なくとも1つの関心領域について、当該関心領域に関して記録された1つまたは複数のインタラクションに基づき、関心領域の画像アノテーション複雑さメトリックが決定される。
他の実施形態によれば、少なくとも(a)が適用され、当該画像の少なくとも1つの関心領域について、画像アノテーション複雑さメトリックは、ユーザインターフェースを用いて関心領域の少なくとも一部に注釈を付すために要求されるユーザインタラクションの程度および/または量を示す。ユーザインタラクションの程度は、関心領域の少なくとも一部に注釈を付すために必要な全ての動作に対して、ユーザが実行する動作の相対的な量の指標であり得る。
他の実施形態によれば、少なくとも(a)が適用され、当該画像の少なくとも1つの関心領域について、画像アノテーション複雑さメトリックは、ユーザがユーザインターフェースを介して関心領域の少なくとも一部に注釈を付すために要求される計測時間に基づき決定される。
他の実施形態によれば、少なくとも(a)が適用され、当該画像の少なくとも1つの関心領域について、画像アノテーション複雑さメトリックは、ユーザがユーザインターフェースを介して関心領域の少なくとも一部に注釈を付すために要求されるインタラクションの数に基づき決定される。
他の実施形態によれば、少なくとも(a)が適用され、当該画像の少なくとも1つの関心領域について、画像アノテーション複雑さメトリックは、関心領域の少なくとも一部に注釈を付すために、複数のアノテーションツールのうちのどのアノテーションツールがユーザによって使用されるかに基づき決定される。
他の実施形態によれば、少なくとも(a)が適用され、当該画像の少なくとも1つの関心領域について、画像アノテーション複雑さメトリックは、関心領域の少なくとも一部の領域のピクセルおよび/またはボクセルの数および/または幾何学的配置に基づき決定される。例として、画像アノテーション複雑さメトリックは、幾何学的配置に基づき、例えば、ピクセルクラスターサイズ分布に基づき決定される1つまたは複数のパラメータに基づき決定され得る。例として、ピクセルクラスターサイズ分布に基づき決定されるパラメータは、平均クラスターサイズ、および/または所定の閾値クラスターサイズを下回るピクセルクラスターの数を含み得る。
他の実施形態によれば、(a)および(b)が適用され、画像アノテーションシステムは、当該画像の少なくとも1つの関心領域について、関心領域の画像アノテーション複雑さメトリックに基づき、画像アノテーションツールの順序を決定する。
他の実施形態によれば、ユーザインターフェースは、記録されたインタラクションのうちの1つまたは複数のインタラクションに基づき、1つまたは複数の画像アノテーションツールの1つまたは複数の動作パラメータを調整する。動作パラメータは、当該アノテーションツールを使用してアノテーションを実行する場合において関心領域の範囲に影響を及ぼすパラメータであり得る。関心領域の範囲は、関心領域を形成するピクセルのグループによって表され得る。
他の実施形態によれば、システムは、少なくとも1つの動作パラメータを変更するように構成される。システムはさらに、ユーザのインタラクションの少なくとも一部から取得される測定結果に対して前記変更がどのような影響を及ぼすかを測定するように構成され得る。インタラクションから取得される測定結果は、インタラクションを実行するためにユーザが要する時間および/またはインタラクションの数の測定結果を含み得る。
他の実施形態によれば、少なくとも(a)が適用され、ユーザインターフェースは、当該画像の少なくとも1つの関心領域について、関心領域の画像アノテーション複雑さメトリックを視覚的に示し、かつ関心領域と同時に表示されるインジケータを表示する。インジケータおよび医用画像はオーバーレイされた状態でユーザインターフェースによって表示されてもよい。インジケータは、関心領域の少なくとも一部の範囲を視覚的に示し得る。
他の実施形態によれば、少なくとも(b)が適用され、画像アノテーションシステムは、ユーザインターフェースを介して受け取られるユーザ入力に基づきユーザプロファイルを生成し、アノテーションツールの順序はユーザプロファイルに基づき決定される。ユーザプロファイルは、複数の事前定義されたユーザクラスへのユーザの分類を示し得る。クラスは、ユーザ経験のクラスであり得る。例として、ユーザクラスは、「経験豊富なユーザ」および「経験の浅いユーザ」というクラスを含み得る。
医用画像アノテーションシステムは、1つまたは複数の関心領域のアノテーションを実行するユーザのユーザ識別子を示すユーザ入力を受け取るように構成されてもよい。医用画像アノテーションシステムは、医用画像アノテーションシステムの記憶装置にユーザプロファイルを保存するように構成されてもよい。医用画像アノテーションシステムは、ユーザプロファイルの1つまたは複数のパラメータに基づき、特に、ユーザの分類に基づき、画像アノテーション複雑さメトリックおよび/または画像アノテーションツールの順序を決定するように構成され得る。
本開示の実施形態は、ユーザインターフェースを有する画像アノテーションシステムを使用して複数の2次元および/または3次元医用画像を解析する方法に関する。医用画像アノテーションシステムは複数の画像アノテーションツールを提供し、画像アノテーションツールはそれぞれ、医用画像の1つまたは複数の関心領域について、アノテーションの少なくとも一部を実行するように構成される。方法は、画像ごとに、ユーザインターフェースを用いて当該医用画像を提示するステップと、ユーザインターフェースを用いて、当該画像の各関心領域について、画像アノテーションツールのうちの1つまたは複数を用いた1つまたは複数のインタラクションに対応するユーザ入力を受け取るステップとを含む。第1の画像について、方法は、画像アノテーションシステムを用いて、第1の画像の1つまたは複数の関心領域についてインタラクションを記録するステップを含む。以下の(a)および(b)のうちの少なくとも1つが第1の画像および/または画像のうちの第2の画像に適用される。(a)方法はさらに、記録されたインタラクションに基づき、当該画像の各関心領域について、画像アノテーション複雑さメトリックを計算するステップを含み、(b)方法はさらに、ユーザインターフェースを用いて、順序を示すようにアノテーションツールを提示するステップを含み、順序は、ユーザ入力が現在受け取られている当該医用画像の前心領域に応じて変化する。
本開示の実施形態は、コンピュータ上で実行されると、コンピュータに本明細書に記載の方法ステップを実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品に関する。
本開示の実施形態は、ユーザインターフェースを有する画像アノテーションシステムを使用して複数の2次元および/または3次元医用画像を解析するためのプログラム要素に関する。医用画像アノテーションシステムは複数の画像アノテーションツールを提供し、画像アノテーションツールはそれぞれ、医用画像の1つまたは複数の関心領域について、アノテーションの少なくとも一部を実行するように構成される。プログラム要素は、データ処理システムのプロセッサによって実行されると、画像ごとに、ユーザインターフェースを用いて当該医用画像を提示するステップと、ユーザインターフェースを用いて、当該画像の各関心領域について、画像アノテーションツールのうちの1つまたは複数を用いた1つまたは複数のインタラクションに対応するユーザ入力を受け取るステップとを実行する。プログラム要素は、データ処理システムのプロセッサによって実行されると、画像のうちの第1の画像について、画像アノテーションシステムを用いて、第1の画像の1つまたは複数の関心領域についてインタラクションを記録するステップを実行する。以下の(a)および(b)のうちの少なくとも1つが第1の画像および/または画像のうちの第2の画像に適用される。(a)プログラム要素は、プロセッサによって実行されると、記録されたインタラクションに基づき、当該画像の各関心領域のための画像アノテーション複雑さメトリックを計算するステップを実行し、(b)プログラム要素は、プロセッサによって実行されると、ユーザインターフェースを用いて、順序を示すようにアノテーションツールを提示するステップを実行し、順序は、ユーザ入力が現在受け取られている当該画像の関心領域に応じて変化する。
本開示の実施形態は、医用画像において冠動脈プラークの輪郭を描く際に使用される医用画像アノテーションシステムに関する。システムは、医用画像および複数の画像アノテーションツールをユーザに提示するためのユーザインターフェースと、記録モジュールと、計算モジュールと、出力モジュールとを備える。ユーザインターフェースは、i)複数の関心領域を含む医用画像、および階層的順序を有する複数の画像アノテーションツールを提示し、ii)医用画像の関心領域ごとに、各画像アノテーションツールを用いた1つまたは複数のインタラクションに対応するユーザ入力を受け取るように構成される。記録モジュールは、医用画像の関心領域ごとに、各画像アノテーションツールを用いた各インタラクションを記録するように構成される。計算モジュールは、記録された複数のインタラクションに基づき、医用画像の関心領域ごとに画像アノテーション複雑さメトリックを計算するように構成される。出力モジュールは、現在提示されている画像または後に提示される画像のいずれかにおいて、以下の(i)〜(iii)のうちの少なくとも1つを実行するように構成される。(i)現在ユーザ入力が受け取られている関心領域に応じて画像アノテーションツールの階層的順序を変更する。(ii)現在提示されている医用画像の各関心領域に関連付けられた画像アノテーション複雑さメトリックを表示する。(iii)現在ユーザ入力が受け取られている関心領域に対するアノテーションの精度に最も大きな影響を与える関心領域の部分を特定する。冠動脈プラークの輪郭を描くことは、冠動脈プラークを表す画像領域を特定することを含み得る。
本開示の実施形態は、医用画像において冠動脈プラークの輪郭を描く際に使用される画像アノテーション方法に関する。方法は、複数の関心領域を含む医用画像、および階層的順序を有する複数の画像アノテーションツールを提示するステップを含む。方法はさらに、医用画像の関心領域ごとに、各画像アノテーションツールを用いた1つまたは複数のインタラクションに対応するユーザ入力を受け取るステップを含む。方法はさらに、医用画像の関心領域ごとに、各画像アノテーションツールを用いた各インタラクションを記録するステップを含む。方法はさらに、記録された複数のインタラクションに基づき、医用画像の関心領域ごとに画像アノテーション複雑さメトリックを計算するステップを含む。方法はさらに、現在提示されている画像または後に提示される画像のいずれかにおいて、以下のうちの少なくとも1つを実行するステップを含む。(i)現在ユーザ入力が受け取られている関心領域に応じて画像アノテーションツールの階層的順序を変更するステップ。(ii)現在提示されている医用画像の各関心領域に関連付けられた画像アノテーション複雑さメトリックを表示するステップ。(iii)現在ユーザ入力が受け取られている関心領域に対するアノテーションの精度に最も大きな影響を与える関心領域の部分を特定するステップ。
本開示の実施形態は、コンピュータ上で実行されると、コンピュータに前段落に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品に関する。
図1は、第1の例示的実施形態に係るシステムの概略図を示す。 図2Aは、図1に示されるシステムの画像取得システムを使用して取得される医用画像の概略図であり、医用画像は、図1に示される第1の例示的実施形態に係るシステムを使用して冠動脈プラークを解析するために使用される。 図2Bは、図1に示される第1の例示的実施形態に係るシステムを使用して図2Aに示される医用画像に注釈を付すことによって得られる関心領域の概略図である。 図3Aは、内腔境界を特定している際の、図1に示される第1の例示的実施形態に係るシステムのグラフィカルユーザインターフェースの概略図である。 図3Bは、中膜−外膜境界を特定している際の、図3Aに示されるグラフィカルユーザインターフェースの概略図である。 図4は、第2の例示的実施形態に係るシステムのグラフィカルユーザインターフェースの概略図である。 図5は、例示的実施形態に係る医用画像の解析方法を概略的に示すフローチャートである。
図1は、第1の例示的実施形態に係るシステム1の概略図を示す。システム1は、2次元および/または3次元の医用画像を解析するための医用画像アノテーションシステム2を含む。画像アノテーションシステム2は、スタンドアロンコンピュータ、および/または、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)等のコンピュータネットワーク3を使用するように構成された分散型コンピュータシステムであり得るデータ処理システムとして構成される。画像アノテーションシステム2は表示デバイス4と、画像アノテーションシステム2のユーザインターフェースを介するユーザインタラクションを可能にするキーボード5およびコンピュータマウス6等の1つまたは複数の入力デバイスとを含む。この例示的な画像アノテーションシステム2のユーザインターフェースはグラフィカルユーザインターフェースとして構成される。
画像アノテーションシステム2は、画像取得システム10を使用して生成された医療画像を読み取り、かつ/または生成するように構成される。図1に示される例示的実施形態では、画像取得システム10は、一般にIVUSと略される血管内超音波システムである。しかし、本開示はIVUSシステムに限定されず、身体から2次元および/または3次元の医用画像を取得するように構成された任意のシステムに適用可能である。そのようなシステムは、冠動脈CT血管造影(cCTA)等の血管造影、血管内視鏡、サーモグラフィ、蛍光顕微鏡、光干渉断層撮影(OCT)、コンピュータ断層撮影(CT)、磁気共鳴イメージング(MRI)、陽電子放出断層撮影(PET)、および単一光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)のうちの1つのイメージング技術または複数のイメージング技術の組み合わせを実行するように構成され得る。
この例示的実施形態では、医用画像は血管の断面画像であり、プラーク、特に冠状血管内のプラークを特定するために使用される。冠動脈プラークは冠血管内の血流の低下を引き起こす可能性があり、結果として、心筋の一部が適切に機能できなくなったり、場合によっては死滅さえする。特に危険なのは、破綻する可能性が高い脆弱性プラークである。脆弱性プラークの破裂およびそれに続く血栓は、急性冠症候群(ACS)の主な原因である。具体的には、ACSは、非閉塞性の偏心性冠動脈プラークのプラーク破裂によって頻繁に引き起こされる。プラーク破裂によって血栓カスケードが開始し、冠動脈の内腔が完全にまたはほぼ完全な閉塞される。したがって、医用画像を用いた脆弱性プラークの特定は、そのようなプラークを安定させるための治療法の開発を可能にするために重要である。
大きな壊死性コアおよび薄い線維性被膜を有するプラークは破裂しやすいと予想されるため、しばしばthin−cap fibroatheroma(TCFA)と呼ばれる。プラーク被膜の厚さとプラーク破裂のリスクとの間には逆相関の関係があることが示されている。このように、プラークの形態学的特徴は破裂と関連している。
しかし、本開示は、プラークの形態学的特徴付け、特に、画像内でのその識別のための画像アノテーションに限定されないことに留意されたい。一般的に、他の身体部分のアノテーションのためにシステムを使用することが考えられる。例として、本明細書に記載されるシステムおよび方法は他の血管内治療処置、例えば、膝下(BTK)および/または膝上(ATK)の末梢血管の処置等で使用され得る。さらに、本明細書に記載のシステムおよび方法は、血管ステントから取得された医用画像の解析に使用され得る。追加でまたは代替的に、本明細書に記載のシステムおよび方法は、血管以外の臓器および/または身体部分から取得された医用画像、例えば、2次元および/または3次元胸部画像等の解析に使用され得る。胸部画像はコンピュータ断層撮影、投影X線イメージング、および/または磁気共鳴断層撮影(MRT)を使用して取得され得る。
医用画像の画像データは2次元および/または3次元であり、高解像度である可能性があるため、アノテーションプロセスは少なくとも部分的に自動でなければならないことが示されている。なぜなら、ピクセル/ボクセルレベルで完全手動アノテーションは面倒で時間がかかるため、増え続ける患者データを処理しなければならない臨床ワークフローには収まらないからである。また、手動セグメンテーションは、オペレータ内およびオペレータ間のばらつきに依存して、結果に誤差およびばらつきを生じさせる。一方、自動アノテーションアルゴリズム(すなわち、ユーザインタラクションを必要とせず、過去に記録された人間によるアノテーションから学習され得るアルゴリズム)は要求される精度を提供しないことがわかっている。
したがって、高精度で効率的なアノテーションを可能にする半自動アノテーションツール(すなわち、ユーザインタラクションを必要とするアノテーションツール)に対するニーズが存在する。
本発明者らは、本開示に記載されるような半自動アノテーションツールに基づく画像アノテーションシステムを有するシステムを提供することにより、このニーズを満たすことができることを見出した。
そのような半自動アノテーションツールは、画像アノテーションシステムがアノテーションの推定を提案するように構成され得る。アノテーションツールはさらに、オペレータが、例えば、アノテーション推定値を受け入れる、洗練する、または却下することによってアノテーション推定を適合させることができるように構成され得る。追加でまたは代替的に、半自動アノテーションツールは、ユーザがユーザインターフェースを介してアノテーションの推定を入力し、その後、画像アノテーションシステムがこれを改善するように構成され得る。また、これらのプロセスを組み合わせて、ユーザおよびアノテーションシステムが交互にアノテーションを洗練する反復洗練プロセスを得ることも考えられる。
図1に戻り、IVUSシステム10は、カテーテル12の遠位端セクション13に取り付けられたIVUSトランスデューサを含むカテーテル12を含む。カテーテル12は人間の血管に挿入され得る。カテーテル12は、IVUSトランスデューサが回転可能であるように構成される。例として、IVUSトランスデューサは、血管の断面画像を提供するために、360度超音波スイープが生成可能であるように回転可能であり得る。IVUSシステム10はさらに、IVUSトランスデューサの回転運動を制御するように、および、IVUSトランスデューサの動作を制御するように構成されたコントローラ11を含む。IVUSシステムのコントローラ11は、トランスデューサによって生成された超音波画像信号を受信し、その信号を変更しまたは変更せず、画像アノテーションシステム2に送信する。
さらに、IVUSの応用、例えば、後方散乱ウェーブレット解析およびvirtual histology(VH)を統合したもの等は、IVUSがプラークを脂質、線維組織、石灰化、または壊死性コアとして高精度で特徴付けることを可能にした。カテーテル12の遠位端セクション13を血管の軸に沿って動かし、血管の軸に沿って複数の異なる位置で回転スイープを取得することにより3次元画像が生成され、これらの画像は、本明細書に記載のアノテーションシステムを使用して解析され得る。
以下でさらに詳細に説明するように、画像アノテーションシステム2は、血管の内腔境界および/または中膜−外膜境界の特定を実行するように構成される。これにより、冠動脈壁およびプラークの2次元または3次元の定量分析が可能になる。
図2Aは、360度超音波スイープを実行することによって冠血管から取得された2次元IVUS画像を示す。画像は、血管の長軸に対して実質的に垂直な断面を表している。図2Bに示されるように、図2Aに示される画像のグレースケール画像データの強度値に基づき、カテーテル14に対応する画像領域、および、内腔境界17によって境界付けられる血管の内腔15を識別することができる。内腔15は血液が流れる動脈の開いている流路である。さらに、中膜−外膜境界19が識別され得る。外膜は血管の外被に相当する。中膜は血管の壁を表し、内腔境界17と中膜−外膜境界19との間の画像領域16内に位置する。画像領域16はまた、プラークを含む。内腔−内膜境界17と中膜−外膜境界19との間の領域16の形態は、プラークが存在するか否かの決定、および、(例えば、プラーク面積率を決定することによる)プラークの量の定量的分析を可能にする。さらなる議論は、プラーク解析のためのIVUS測定の多くが依拠する、内腔境界および中膜−外膜境界の識別に関する。しかし、例えば、中膜およびプラークの範囲を特定するために、および/または、石灰化プラークと線維脂肪(fibro−fatty)プラークとを区別するために、さらなる界面および/または境界が特定されることも考えられる。図3Aは、画像アノテーションシステム2の(図1に示される)表示デバイス4のスクリーンショットであり、医用画像21の少なくとも一部がユーザに提示されるグラフィカルユーザインターフェースのウィンドウ34が示されている。グラフィカルユーザインターフェースは複数の画像アノテーションツール22、23、および24をユーザに提示するように構成され、各ツールが、医用画像21の1つまたは複数の関心領域に注釈を付すためのプロセスにおいて使用される1つまたは複数の動作を含む。アノテーションツール22は、レベルセット/塗りつぶし(flood fill)アノテーションツールであり、ユーザが設定した閾値に応じて、および、塗りつぶし動作のためのユーザ定義の始点に応じて塗りつぶし動作を実行する。アノテーションツール23はブラシストロークアノテーションツールであり、これは、ユーザがブラシストロークを使用して、画像領域内に位置すべきピクセルおよび/またはボクセル、および/または、画像領域外に位置すべきピクセルおよび/またはボクセルを定めることにより、アノテーションシステムによって特定されたおよび/またはユーザによって特定された画像領域を調整することを可能にする。画像領域は、注釈が付されるべき関心領域を表してもよいし、または、注釈が付されるべき関心領域に囲まれていてもよい(例えば、内腔境界または中膜−外膜境界によって囲まれている)。アノテーションツール23はベジェ曲線アノテーションツールであり、これは、ユーザがベジェ曲線を使用して関心領域を生成および/または調整することを可能にする。特に、ベジェ曲線アノテーションツール23は、ユーザが、表示デバイスの表示面上の1つまたは複数の制御点の位置を調整することを可能にするように構成され得る。アノテーションを行うべき関心領域はベジェ曲線によって表されてもよいし、またはベジェ曲線によって囲まれてもよい。
アノテーションツール22、23、および24はそれぞれ、アイコンを使用することでグラフィカルユーザインターフェース20によってユーザに提示される。グラフィカルユーザインターフェース20はさらに、選択されたアノテーションツールを使用して関心領域を特定するために(すなわち、関心領域を形成するピクセルおよび/またはボクセルを選択するために)、ユーザが(図1に示される)コンピュータマウス6のポインタ25を使用して、ユーザに提示されるアノテーションツール22、23、および24のうちの1つを選択することを可能にするように構成される。
図3Aに示されるように、アノテーションツール22、23、および24は、図3Aにおいて矢印29によって概略的に示される順序でユーザに提示される。矢印29はグラフィカルユーザインターフェースによって表示されない。アノテーションツール22、23、および24の順序は、アノテーションツール22、23、および24のそれぞれについて、提示されるアノテーションツール間のランクを表す。医用画像アノテーションシステムは、ランクが、対応する画像アノテーションツールが使用された場合の画像アノテーションプロセスの効率の指標となるように構成される。
また、アノテーションツール22、23、および24をユーザに順序付けて提示する上で他のグラフィック表現が使用されることも考えられる。例として、ユーザインターフェースは、各アイテムが1つのアノテーションツールを表すアイテムのリストをユーザに提示し得る。リスト内のアノテーションツールのランクは、リストを使用して提示されるアノテーションツールの中での各アノテーションツールのランクを示し得る。
画像アノテーションシステム2は、アノテーションツール22、23、および24の順序が、アノテーションシステムの入力デバイスを介して現在ユーザ入力を受け取っているグラフィカル表現21を使用して表示される医用画像の関心領域に依存するように構成される。例として、図3Aに示されるように、ユーザは、アノテーションシステムによって決定された血管の中膜−外膜境界19の推定の調整を開始する。ここで、ユーザは、コンピュータマウスのポインタ25を中膜−外膜境界19まで動かしてコンピュータマウスのボタンをクリックする。これに応答して、アノテーションシステムは、レベルセット/塗りつぶしアノテーションツールであるアノテーションツール22が、ブラシストロークアノテーションツールであるアノテーションツール23よりも高いランクを有するように、アノテーションツール22、23、および24を順序付けて配置する。ブラシストロークアノテーションツール23はベジエ曲線アノテーションツール24よりも高いランクを有する。ユーザインターフェースは、例えば、コンピュータマウスのポインタ25を選択されるべきアノテーションツールのアイコンまで動かしてコンピュータマウスのマウスボタンをクリックすることにより、ユーザが、提示されるアノテーションツールの順序に関係なく、1つまたは複数のツールを選択できるように構成されてもよい。
過去に注釈を付された画像に基づきユーザ入力からアノテーションシステムによって取得された測定結果は、アノテーションシステムが程度の低いユーザインタラクションで、かつ精度が所定の閾値未満に低下することなく、中膜−外膜境界19を特定できることを示した。したがって、高度なユーザインタラクションを要するベジェ曲線アノテーションツール24等のアノテーションツールは中膜−外膜境界を決定するために必要とされない。むしろ、程度の低いユーザインタラクションで中膜−外膜境界の効率的なアノテーションを可能にするレベルセット/塗りつぶしアノテーションツール22やブラシストロークアノテーションツール23等のアノテーションツールが使用され得る。
図3Bは、アノテーションシステムによって決定された内腔境界17の推定をユーザが調整する状態のグラフィカルユーザインターフェースを示す。図3Bに示されるように、ユーザが、コンピュータマウスのポインタ25を内腔境界17まで動かしてマウスボタンをクリックすることにより、内腔境界17の推定を調整し始めると、アノテーションシステムは、ベジェ曲線アノテーションツール24がブラシストロークアノテーションツール23より高いランクを有し、ブラシストロークアノテーションツール23がレベルセット/塗りつぶしアノテーションツール22より高いランクを有するよう、アノテーションツール22、23、および24の表現を並べ替える。これにより、システムは、内腔境界を特定するには、ブラシストロークアノテーションツール23またはレベルセット/塗りつぶしアノテーションツール22よりもベジェ曲線アノテーションツール24を使用する方が効率的であることをユーザに示す。ユーザがブラシストロークアノテーションツール23またはバウンディングボックスアノテーションツールにより慣れている場合、ユーザはこれらのアノテーションツールを選択して、医用画像のグラフィック表現21内の中膜−外膜境界に注釈を付すことができる。しかし、アノテーションツールの順序は、これらのアノテーションツールは、アノテーションタスクを実行するにあたり効率および/または精度がより低いことをユーザに示す。ユーザは、コンピュータマウスのポインタ25を対応するアイコンまで動かしてマウスボタンでクリックすることにより、ベジェアノテーションツール24を選択することができる。すると、内腔境界はベジェ曲線に変換され、ベジェ曲線は、例えばコンピュータマウスのポインタ25を使用することによってユーザが操作することができる複数の制御点を有する。
したがって、ユーザ入力を現在受け取っている関心領域に対してアノテーションツールの順序を適合させることにより、医用画像のアノテーションを時間効率の良い態様で実行できるようにアノテーションツールを使用するよう、ユーザをガイドすることができる。
アノテーションシステムは、関心領域のそれぞれ(すなわち、内腔境界および中膜−外膜境界のそれぞれ)について画像アノテーション複雑さメトリックを計算することによって、関心領域ごとにアノテーションツールの順序を決定する。画像アノテーション複雑さメトリックは1つまたは複数のパラメータを含み得る。パラメータのうちの1つまたは複数は、該当する関心領域のアノテーションを実行するためにユーザに要求されるユーザインタラクションの量または程度を示し得る。
例として、アノテーションシステムは、血管の中膜−外膜境界(図2Bにおいて参照番号19で示されている)に関して、画像アノテーション複雑さメトリックとして使用されるパラメータに低い値を割り当て得る。なぜなら、中膜−外膜境界はアノテーションシステムによって自動的に容易に認識できるので、十分に高い精度で中膜−外膜境界を特定するために、程度の低いユーザインタラクションしか必要とされないシンプルで扱いやすいアノテーションツール(例えば、レベルセット/塗りつぶしアノテーションツール)を使用することができるからである。
一方、画像アノテーションシステムは、内腔境界(図2Bにおいて参照番号17で示されている)に対応する関心領域に関して、画像アノテーション複雑さメトリックとして使用されるパラメータに比較的高い値を割り当て得る。なぜなら、この境界は低い精度でしかアノテーションシステムによって自動的に決定することができないので、十分な精度を得るためにアノテーションシステムによって計算された内腔境界を洗練するには、比較的高度なユーザインタラクションが必要とされるからである。
画像アノテーションシステムは、関心領域ごとに、当該関心領域のアノテーションツールの順序29が、当該関心領域の画像複雑さメトリックに依存して決定されるように構成される。したがって、図3Aに示されるように、ユーザが中膜−外膜境界19のアノテーションを始めると、アノテーションシステムは、アノテーションツール順序を介して、より大きい量のユーザインタラクションを介して要求される精度が達成できるようにユーザが計算された中膜−外膜境界を微調整することを可能にするアノテーションツールを推奨する。
関心領域ごとに、画像アノテーション複雑さメトリックは、当該関心領域について記録された1つまたは複数の記録されたユーザインタラクションに依存して決定される。これらのインタラクションは、画像アノテーション複雑さメトリックを決定すべき画像に対するインタラクションであり得る。加えてまたは代わりに、インタラクションは、1つまたは複数の他の医用画像の同じ関心領域に対して実行されたインタラクションであってもよい。
例として、画像アノテーションシステムは、ユーザがユーザインターフェースを介して当該関心領域の少なくとも一部に注釈を付すのに要する計測時間に依存して画像アノテーション複雑さメトリックを決定するように構成され得る。加えてまたは代わりに、画像アノテーション複雑さメトリックは、ユーザがユーザインターフェースを介して関心領域の少なくとも一部に注釈を付すのに要するインタラクションの数に応じて決定され得る。インタラクションの数は、所望の精度を得るのにユーザが必要とするユーザインタラクションの量の指標であり得る。
追加でまたは代わりに、画像アノテーション複雑さメトリックは、当該関心領域の少なくとも一部に注釈を付すためにユーザによって複数のアノテーションツールのうちのどのツールが使用されるかに応じて決定され得る。例として、ユーザが、関心領域に注釈を付すのに多くのユーザインタラクションが要求されるアノテーションツールを好む場合、これは、関心領域のアノテーションに大量のユーザインタラクションが必要とされることを示す。したがって、アノテーションシステムは、この関心領域に対して、要求されるユーザインタラクションが高度であることを表す画像アノテーション複雑さメトリックのパラメータ値を割り当てる。
追加でまたは代わりに、画像アノテーション複雑さメトリックは、当該関心領域の少なくとも一部の領域のピクセルの数および/または幾何学的配置に応じて決定される。例として、関心領域のピクセルは、クラスター化の程度が低い可能性がある。程度の低いクラスター化は、関心領域が、それぞれが比較的少数のピクセルを有する多数の相互に分離されたピクセルクラスターを含む場合に存在し得る。関心領域が高度のクラスター化を有する場合、画像アノテーションシステムは、当該関心領域に対して、必要とされるユーザインタラクションが高度であることを示す画像アノテーション複雑さメトリックを割り当て得る。
画像アノテーションシステムはさらに、1つまたは複数のアノテーションツール22、23、および24、並びに1つまたは複数の関心領域について、当該関心領域のアノテーションを行うために1つまたは複数のアノテーションツールを使用するインタラクションを表すユーザ入力から取得された測定結果に応じて、当該アノテーションツールの動作パラメータを調整するように構成される。
例として、ユーザがユーザインターフェースを介して関心領域の少なくとも一部に注釈を付すために要求されるインタラクションの数が測定され得る。追加でまたは代わりに、画像アノテーションシステムは、所定のアノテーションタスク、例えば、関心領域の全体または少なくとも所定の部分のアノテーションを実行するのにユーザが要する時間を測定することができる。追加でまたは代わりに、画像アノテーションシステムは、ユーザがあるピクセルまたはボクセルとインタラクトする回数を求め得る。例として、アノテーションシステムは、ユーザが関心領域のあるピクセルおよび/またはボクセルを繰り返しフリップすることを検出する。これは、特に困難なまたは重要な画像領域を示唆している可能性がある。この測定に応答して、アノテーションシステムは、アノテーションツールが使用されるときに関心領域の微調整ができるよう、1つまたは複数のアノテーションツールのパラメータを調整し得る。例として、ピクセルおよび/またはボクセルのフリップの繰り返しが検出されると、アノテーションシステムは、ユーザが関心領域のより細かい調整を実行できるよう、ブラシストロークツールの線幅を調整し得る。
図4は、第2の例示的実施形態に係る画像アノテーションシステムのグラフィカルユーザインターフェースを概略的に示す。第2の例示的実施形態に係る画像アノテーションシステムは、図1〜図3Bを参照して上記した第1の例示的な画像アノテーションシステムの特徴の少なくとも一部を含み得る。
第2の例示的実施形態に係る画像アノテーションシステムでは、画像アノテーションシステムは、1つまたは複数の関心領域について、医用画像21の少なくとも一部の上に重ねて、当該関心領域の画像アノテーションメトリックを示すインジケータを表示するように構成される。
図4に示されるように、第2の例示的実施形態に係る画像アノテーションシステムでは、中膜−外膜境界19は3つの関心領域を含み、これらの関心領域のそれぞれについて、画像アノテーションシステムは別々の画像アノテーション複雑さメトリックを計算している。中膜−外膜境界が1つの関心領域のみによって表されることも考えられる。
これらの関心領域のそれぞれについて、アノテーションシステムは、視覚的に認知可能なグラフィカルインジケータ36、37、および38を表示し、各インジケータが対応する関心領域の画像アノテーション複雑さメトリックを示す。具体的には、一点鎖線曲線の形式のインジケータ38は、必要とされるユーザインタラクションが高度であることを表す画像アノテーション複雑さメトリックを有する関心領域を示す。破線曲線の形式のインジケータ37は、必要とされるユーザインタラクションが中程度であることを表す画像複雑さメトリックを有する関心領域を示す。実線曲線の形式のインジケータ36は、必要とされるユーザインタラクションの程度が低いことを表す画像複雑さメトリックを有する関心領域を示す。
インジケータ36、37、および38は、医用画像21の少なくとも一部の上に重ねられ、また、対応する関心領域の範囲を示す。
したがって、第2の例示的実施形態の画像アノテーションシステムでは、ユーザの注意を、大量のユーザインタラクションを必要とする画像の部分に向けさせることができる。これにより、ユーザは、各関心領域に注釈を付すのに適したアノテーションツールを選択することができる。例として、ユーザは、一点鎖線曲線38の形式のインジケータから、この関心領域は、必要とされるユーザインタラクションが高度であることを表す画像アノテーション複雑さメトリックを有することを認識し得る。したがって、曲線38によって表される関心領域を調整するために、ユーザは、高度なユーザインタラクションを介して関心領域を微調整することを可能にするベジェ曲線ツール等のアノテーションツールを選択するようにガイドされる。
図5は、画像アノテーションシステムを使用して実行される、医用画像に注釈を付すための例示的な方法のフローチャートである。画像アノテーションシステムは、ユーザインターフェースを使用して、医用画像および複数の画像アノテーションツールをユーザに提示する(110)。次に、画像アノテーションシステムは、関心領域のそれぞれについて、1つまたは複数の画像アノテーションツールを用いた1つまたは複数のインタラクションに対応するユーザ入力を受け取る(120)。提示された画像および/または以前にユーザに提示された1つまたは複数の画像について、関心領域ごとにユーザインタラクションが記録される(130)。以前に提示された画像は、画像内の位置は異なるものの、現在ユーザに提示されている画像と同じ関心領域を有する。
記録された複数のインタラクションに基づき、画像アノテーション複雑さメトリック(140)が関心領域ごとに計算される。画像アノテーション複雑さメトリックの計算に加えてまたは代わりに、順序(29)を示すようにアノテーションがユーザインターフェースによって提示される(150)。順序(29)は、ユーザ入力が現在受け取られている関心領域に応じて変化する。ユーザ入力は、コンピュータマウスまたはキーボード等、画像アノテーションシステムの1つまたは複数の入力デバイスを介して受け取られ得る。
熟練したユーザが要するインタラクション時間を最小にするようアノテーションシステムが自身の内部パラメータを最適化することを可能にするために、以前のユーザインタラクションセッションのバックログで訓練された予測ユーザモデルを使用することが提案される。これは、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
− アノテーションシステムは内部で実験計画(experimental design)を実行し得る。すなわち、内部パラメータを変更し、これがユーザのアノテーション労力を減らす効果があるかを確認し得る。これはオンライン形式で実行されてもよい。
− ユーザは、例えばGUIインタラクションを介して、特定のインタラクションがいかに面倒であると知覚されたかをシステムに知らせ得る。これにより、主観的に優先度が高く、それに応じて最適化基準に影響を与える必要があるアクションの上方重み付け(up−weighting)を組み込むことが可能となり得る。
したがって、アノテーションシステムは自身のパラメータを適合させ得る。ユーザは能力の変化を経験する可能性がある。
− 新人のユーザは、初めは、ブラシストロークまたはボクセルレベルのアノテーション、および小さな影響領域で非常に局所的に作用する(よって、多くのユーザインタラクションを必要とする(アノテーションを行うべきピクセルあたりのインタラクション時間で測定))補正ツールを用いて画像に注釈を付すことから始め得る。
− その後、ユーザが経験を積むと、ユーザは大きなブラシストロークまたは領域拡張(region growing)ツール等のよりレベルの高いツールを使用し得る。
予測モデルは、複数の使用され得るインタラクションの感度推定を維持し、例えば、別のインタラクションに対して、特定のインタラクションが実行されたときにフリップされたアノテーションボクセルの数が推定され得る。
− あるユーザインタラクションセッション内での繰り返しのフリップは、特に困難かつ/または重要な領域を示している可能性がある。
− この感度指標は、ツールを特定の順序または並びでユーザに提示して、または、例えば、ヒートマップによって最も関連性の高いまたは影響が大きいボクセルを特定して(例えば、強調表示して)、どのインタラクションが最大の効果を奏し、したがってユーザからシステムに最も多くの情報を伝えるであろうかを伝達することによって、ユーザの注意をガイドするために使用され得る。
実際のユーザインタラクションをトレーニングデータとして使用することで、ユーザフォワードモデルおよびセグメンテーションアルゴリズムの両方が併せて改善され得る。両者ともに、最小限のユーザインタラクションという目的によって結合されることが好ましいからである。
本明細書で開示されるいずれの方法ステップも、プロセッサ上で実行されたときにプロセッサにかかる方法ステップを実行させる命令という形で記録され得る。命令はコンピュータプログラム製品上に格納されてもよい。コンピュータプログラム製品は、専用ハードウェアや、適切なソフトウェアに関連づけてソフトウェアを実行可能なハードウェアによって提供されてもよい。プロセッサによって提供される場合、機能は、単一の専用プロセッサ、単一の共有プロセッサ、または複数の個別のプロセッサ(その一部が共有されてもよい)によって提供され得る。さらに、「プロセッサ」または「コントローラ」という用語の明示的な使用は、ソフトウェアを実行可能なハードウェアを排他的に指すように解釈されるべきではなく、以下に限定されないが、デジタル信号プロセッサ“DSP”ハードウェア、ソフトウェアを保存するためのリードオンリーメモリ“ROM”、ランダムアクセスメモリ“RAM”、非揮発性記憶装置等を暗示的に含み得る。さらに、本開示の実施形態は、コンピュータまたは任意の命令実行システムによって、またはそれらとともに使用されるプログラムコードを提供するコンピュータ可用またはコンピュータ可読記憶媒体からアクセス可能なコンピュータプログラム製品の形式をとることができる。説明のために、コンピュータ可用またはコンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用されるまたはこれらに関連して使用されるプログラムを含む、格納する、通信する、伝搬する、または転送することができる任意の装置であり得る。媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、または半導体システム、装置、またはデバイス、または伝播媒体であり得る。コンピュータ可読媒体の例には、半導体または固体メモリ、磁気テープ、取り外し可能コンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ“RAM”、読み出し専用メモリ“ROM”、剛性磁気ディスク、および光ディスクが含まれる。光ディスクの現在の例には、“CD−ROM”(compact disk−read only memory)、“CD−R/W”(compact disk−read/write)、Blu−Ray、およびDVDが含まれる。
上述の実施形態は例示にすぎず、本開示の技術アプローチを限定することを意図するものではない。本開示は好ましい実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者は、本開示の技術アプローチが、本開示のクレームの保護範囲から逸脱することなく、変更または等価的に置換され得ることを理解するであろう。特許請求の範囲において、「含む」という用語は他の要素またはステップを排除するものではなく、単数形は複数を除外しない。特許請求の範囲内のいかなる参照符号も、その範囲を限定するものと解釈されるべきではない。

Claims (15)

  1. 複数の2次元および/または3次元医用画像を解析するための医用画像アノテーションシステムを備えるシステムであって、前記医用画像アノテーションシステムは複数の画像アノテーションツールを提供し、前記画像アノテーションツールはそれぞれ、前記医用画像の1つまたは複数の関心領域について、アノテーションの少なくとも一部を実行し、
    前記医用画像アノテーションシステムは、
    ユーザインターフェースと、
    記録モジュールと、
    計算モジュールとを備え、
    前記医用画像のそれぞれについて、前記ユーザインターフェースは、i)当該医用画像を提示し、ii)当該医用画像の各関心領域について、前記画像アノテーションツールのうちの1つまたは複数を用いた1つまたは複数のインタラクションに対応するユーザ入力を受け取り、
    第1の医用画像について、前記記録モジュールは、前記第1の医用画像の1つまたは複数の前記関心領域について、前記インタラクションを記録し、
    (a)前記計算モジュールが、記録された前記インタラクションに基づき、当該医用画像の各関心領域について、画像アノテーション複雑さメトリックを計算することと、
    (b)前記ユーザインターフェースによる前記アノテーションツールの提示が順序を示し、前記順序は、前記ユーザ入力が現在受け取られている当該医用画像の前記関心領域に応じて変化することと
    のうちの少なくとも1つが前記第1の医用画像および/または前記医用画像のうちの第2の医用画像に適用される、
    システム。
  2. 少なくとも(a)が適用され、当該医用画像の少なくとも1つの関心領域について、前記関心領域に関して記録された1つまたは複数のインタラクションに基づき、前記関心領域の前記画像アノテーション複雑さメトリックが決定される、請求項1に記載のシステム。
  3. 少なくとも(a)が適用され、当該医用画像の少なくとも1つの関心領域について、前記画像アノテーション複雑さメトリックは、前記ユーザインターフェースを用いて前記関心領域の少なくとも一部に注釈を付すために要求されるユーザインタラクションの程度を示す、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 少なくとも(a)が適用され、当該医用画像の少なくとも1つの関心領域について、前記画像アノテーション複雑さメトリックは、前記ユーザが前記ユーザインターフェースを介して前記関心領域の少なくとも一部に注釈を付すために要求される計測時間に基づき決定される、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 少なくとも(a)が適用され、当該医用画像の少なくとも1つの関心領域について、前記画像アノテーション複雑さメトリックは、前記ユーザが前記ユーザインターフェースを介して前記関心領域の少なくとも一部に注釈を付すために要求されるインタラクションの数に基づき決定される、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 少なくとも(a)が適用され、当該医用画像の少なくとも1つの関心領域について、前記画像アノテーション複雑さメトリックは、前記関心領域の少なくとも一部に注釈を付すために、前記複数のアノテーションツールのうちのどのアノテーションツールが前記ユーザによって使用されるかに基づき決定される、請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 少なくとも(a)が適用され、当該医用画像の少なくとも1つの関心領域について、前記画像アノテーション複雑さメトリックは、前記関心領域の少なくとも一部の領域のピクセルの数および/または幾何学的配置に基づき決定される、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. (a)および(b)が適用され、前記画像アノテーションシステムは、当該医用画像の少なくとも1つの関心領域について、前記関心領域の前記画像アノテーション複雑さメトリックに基づき、前記画像アノテーションツールの前記順序を決定する、請求項1から7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記ユーザインターフェースは、記録された前記インタラクションのうちの1つまたは複数のインタラクションに基づき、1つまたは複数の前記画像アノテーションツールの1つまたは複数の動作パラメータを調整する、請求項1から8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記システムは、
    前記動作パラメータのうちの少なくとも1つを変更し、
    前記ユーザの前記インタラクションの少なくとも一部から取得される測定結果に対して前記変更がどのような影響を及ぼすかを測定する、請求項9に記載のシステム。
  11. 少なくとも(a)が適用され、前記ユーザインターフェースは、当該医用画像の少なくとも1つの関心領域について、前記関心領域の前記画像アノテーション複雑さメトリックを視覚的に示し、かつ前記関心領域と同時に表示されるインジケータを表示する、請求項1から10のいずれか一項に記載のシステム。
  12. 少なくとも(b)が適用され、前記画像アノテーションシステムは、前記ユーザインターフェースを介して受け取られる前記ユーザ入力に基づきユーザプロファイルを生成し、前記アノテーションツールの前記順序は前記ユーザプロファイルに基づき決定される、請求項1から11のいずれか一項に記載のシステム。
  13. ユーザインターフェースを有する画像アノテーションシステムを使用して複数の2次元および/または3次元医用画像を解析する方法であって、前記画像アノテーションシステムは複数の画像アノテーションツールを提供し、前記画像アノテーションツールはそれぞれ、前記医用画像の1つまたは複数の関心領域について、アノテーションの少なくとも一部を実行し、
    前記方法は、前記医用画像のそれぞれについて、
    前記ユーザインターフェースを用いて当該医用画像を提示するステップと、
    前記ユーザインターフェースを用いて、当該医用画像の各関心領域について、1つまたは複数の前記画像アノテーションツールを用いた1つまたは複数のインタラクションに対応するユーザ入力を受け取るステップとを含み、
    前記方法はさらに、第1の画像について、前記画像アノテーションシステムを用いて、前記第1の医用画像の各関心領域について前記インタラクションを記録するステップを含み、
    (a)前記方法はさらに、記録された前記インタラクションに基づき、当該医用画像の1つまたは複数の関心領域について、画像アノテーション複雑さメトリックを計算するステップを含むことと、
    (b)前記方法はさらに、前記ユーザインターフェースを用いて、順序を示すように前記アノテーションツールを提示するステップを含むことであって、前記順序は、前記ユーザ入力が現在受け取られている当該画像の前記関心領域に応じて変化する、提示するステップを含むことと
    のうちの少なくとも1つが前記第1の画像および/または前記医用画像のうちの第2の画像に適用される、方法。
  14. コンピュータ上で実行されると、前記コンピュータに請求項13に記載の方法を実行させる命令を含む、コンピュータプログラム。
  15. ユーザインターフェースを有する画像アノテーションシステムを使用して複数の2次元または3次元医用画像を解析するためのプログラム要素であって、前記医用画像アノテーションシステムは複数の画像アノテーションツールを提供し、前記画像アノテーションツールはそれぞれ、前記医用画像の1つまたは複数の関心領域について、アノテーションの少なくとも一部を実行し、
    前記プログラム要素は、データ処理システムのプロセッサによって実行されると、前記医用画像のそれぞれについて、
    前記ユーザインターフェースを用いて当該医用画像を提示するステップと、
    前記ユーザインターフェースを用いて、当該医用画像の各関心領域について、1つまたは複数の前記画像アノテーションツールを用いた1つまたは複数のインタラクションに対応するユーザ入力を受け取るステップとを実行し、
    前記プログラム要素は、前記データ処理システムのプロセッサによって実行されると、前記医用画像のうちの第1の医用画像について、
    前記画像アノテーションシステムを用いて、前記第1の医用画像の1つまたは複数の関心領域について前記インタラクションを記録するステップを実行し、
    (a)前記プログラム要素は、前記データ処理システムのプロセッサによって実行されると、記録された前記インタラクションに基づき、当該画像の各関心領域のための画像アノテーション複雑さメトリックを計算するステップを実行することと、
    (b)前記プログラム要素は、前記データ処理システムのプロセッサによって実行されると、前記ユーザインターフェースを用いて、順序を示すように前記アノテーションツールを提示するステップを実行することであって、前記順序は、前記ユーザ入力が現在受け取られている当該医用画像の前記関心領域に応じて変化する、提示するステップを実行することと
    のうちの少なくとも1つが前記第1の画像および/または前記画像のうちの第2の画像に適用される、プログラム要素。
JP2020546418A 2018-03-08 2019-02-27 高リスクプラーク面積率評価のためのインタラクティブな自己改善アノテーションシステム Ceased JP2021516106A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP18160724 2018-03-08
EP18160724.3 2018-03-08
EP18191730.3 2018-08-30
EP18191730.3A EP3618002A1 (en) 2018-08-30 2018-08-30 Interactive self-improving annotation system for high-risk plaque burden assessment
PCT/EP2019/054854 WO2019170493A1 (en) 2018-03-08 2019-02-27 Interactive self-improving annotation system for high-risk plaque burden assessment

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021516106A true JP2021516106A (ja) 2021-07-01
JPWO2019170493A5 JPWO2019170493A5 (ja) 2022-03-04

Family

ID=65516665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020546418A Ceased JP2021516106A (ja) 2018-03-08 2019-02-27 高リスクプラーク面積率評価のためのインタラクティブな自己改善アノテーションシステム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20200402646A1 (ja)
EP (1) EP3762935A1 (ja)
JP (1) JP2021516106A (ja)
CN (1) CN112106146A (ja)
WO (1) WO2019170493A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024071322A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 テルモ株式会社 情報処理方法、学習モデルの生成方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置
WO2024071321A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 テルモ株式会社 コンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11355158B2 (en) * 2020-05-15 2022-06-07 Genius Sports Ss, Llc Asynchronous video collaboration
US11189375B1 (en) 2020-05-27 2021-11-30 GE Precision Healthcare LLC Methods and systems for a medical image annotation tool
WO2023274762A1 (en) * 2021-06-28 2023-01-05 Koninklijke Philips N.V. User performance evaluation and training
US20230109202A1 (en) 2021-10-04 2023-04-06 Canon U.S.A., Inc. Fluorescence calibration based on manual lumen detection

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012510672A (ja) * 2008-11-28 2012-05-10 フジフイルム メディカル システムズ ユーエスエイ インコーポレイテッド 画像表示にアクセスし、それを操作するためのアクティブ・オーバーレイ・システムおよび方法
JP2013134744A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、およびプログラム
WO2017084871A1 (en) * 2015-11-19 2017-05-26 Koninklijke Philips N.V. Optimizing user interactions in segmentation
JP2018504674A (ja) * 2014-12-03 2018-02-15 ベンタナ メディカル システムズ, インコーポレイテッド 早期癌予知のための計算病理学システム及び方法
US20180060534A1 (en) * 2016-08-31 2018-03-01 International Business Machines Corporation Verifying annotations on medical images using stored rules

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6776760B2 (en) * 2002-03-06 2004-08-17 Alfred E. Mann Institute For Biomedical Engineering At The University Of Southern California Multi-mode processing for ultrasonic imaging
US7453472B2 (en) * 2002-05-31 2008-11-18 University Of Utah Research Foundation System and method for visual annotation and knowledge representation
US8442280B2 (en) * 2004-01-21 2013-05-14 Edda Technology, Inc. Method and system for intelligent qualitative and quantitative analysis of digital radiography softcopy reading
US7831081B2 (en) * 2005-08-15 2010-11-09 Boston Scientific Scimed, Inc. Border detection in medical image analysis
CA2827122A1 (en) * 2011-02-11 2012-08-16 Arizona Board Of Regents For And On Behalf Of Arizona State University Methods, systems, and media for determining carotid intima-media thickness
WO2014030092A1 (en) * 2012-08-22 2014-02-27 Koninklijke Philips N.V. Automatic detection and retrieval of prior annotations relevant for an imaging study for efficient viewing and reporting
US20140267804A1 (en) * 2013-03-13 2014-09-18 Volcano Corporation Tomographic imaging system with integrated microsurgery stabilization tool
US8824752B1 (en) * 2013-03-15 2014-09-02 Heartflow, Inc. Methods and systems for assessing image quality in modeling of patient anatomic or blood flow characteristics
JP6546156B2 (ja) * 2013-04-19 2019-07-17 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 画像注釈のグループ化
EP3049975B1 (en) * 2013-09-25 2018-11-07 HeartFlow, Inc. Systems and methods for validating and correcting automated medical image annotations
WO2015164823A1 (en) * 2014-04-25 2015-10-29 Fisher Timothy Isaac Messaging with drawn graphic input
EP3212089B1 (en) * 2014-10-27 2020-09-23 Koninklijke Philips N.V. Method of visualizing a sequence of ultrasound images, computer program product and ultrasound system
US10478130B2 (en) * 2015-02-13 2019-11-19 Siemens Healthcare Gmbh Plaque vulnerability assessment in medical imaging
CN106157279A (zh) * 2015-03-23 2016-11-23 上海交通大学 基于形态学分割的眼底图像病变检测方法
AU2017100667A4 (en) * 2016-06-11 2017-07-06 Apple Inc. Activity and workout updates
US11071595B2 (en) * 2017-12-14 2021-07-27 Verb Surgical Inc. Multi-panel graphical user interface for a robotic surgical system

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012510672A (ja) * 2008-11-28 2012-05-10 フジフイルム メディカル システムズ ユーエスエイ インコーポレイテッド 画像表示にアクセスし、それを操作するためのアクティブ・オーバーレイ・システムおよび方法
JP2013134744A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、およびプログラム
JP2018504674A (ja) * 2014-12-03 2018-02-15 ベンタナ メディカル システムズ, インコーポレイテッド 早期癌予知のための計算病理学システム及び方法
WO2017084871A1 (en) * 2015-11-19 2017-05-26 Koninklijke Philips N.V. Optimizing user interactions in segmentation
US20180060534A1 (en) * 2016-08-31 2018-03-01 International Business Machines Corporation Verifying annotations on medical images using stored rules

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024071322A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 テルモ株式会社 情報処理方法、学習モデルの生成方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置
WO2024071321A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 テルモ株式会社 コンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019170493A1 (en) 2019-09-12
US20200402646A1 (en) 2020-12-24
CN112106146A (zh) 2020-12-18
EP3762935A1 (en) 2021-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2021516106A (ja) 高リスクプラーク面積率評価のためのインタラクティブな自己改善アノテーションシステム
US10460204B2 (en) Method and system for improved hemodynamic computation in coronary arteries
JP4926199B2 (ja) 診断支援装置、診断支援プログラムおよび診断支援方法
Schaap et al. Standardized evaluation methodology and reference database for evaluating coronary artery centerline extraction algorithms
EP3618002A1 (en) Interactive self-improving annotation system for high-risk plaque burden assessment
EP3140757B1 (en) Method and system for non-invasive functional assessment of coronary artery stenosis using flow computations in models based on diseased patients and hypothetical normal anatomical models
US9351698B2 (en) Vascular data processing and image registration systems, methods, and apparatuses
JP7104632B2 (ja) 半自動化画像セグメント化システム及び方法
US10186056B2 (en) System and method for estimating vascular flow using CT imaging
NL1034718C2 (nl) Werkwijze en systeem voor het creeren en gebruiken van een invloed-atlas.
US11389130B2 (en) System and methods for fast computation of computed tomography based fractional flow reserve
CN111210401A (zh) 根据医学图像的主动脉自动检测和量化
US10275946B2 (en) Visualization of imaging uncertainty
US9462987B2 (en) Determining plaque deposits in blood vessels
EP3564963A1 (en) System and methods for fast computation of computed tomography based fractional flow reserve
JP2008535613A (ja) 多次元データセットにおける生体構造をセグメント化する方法、装置及びコンピュータプログラム
Luo et al. IVUS validation of patient coronary artery lumen area obtained from CT images
WO2022212498A1 (en) Artificial intelligence assisted diagnosis and classification of liver cancer from image data
Khan et al. Semiautomatic quantification of carotid plaque volume with three-dimensional ultrasound imaging
US20200060637A1 (en) Standardized coronary artery disease metric
Balocco et al. Relation between plaque type, plaque thickness, blood shear stress, and plaque stress in coronary arteries assessed by X‐ray Angiography and Intravascular Ultrasound
CN111954907A (zh) 基于机器学习的血管成像中的分辨和操纵决策焦点
Chan et al. Artificial Intelligence in Cardiopulmonary Imaging
Schaap Quantitative Image Analysis in Cardiac CT Angiography
JPWO2018185040A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220224

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230126

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230208

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20230703