JPH04868Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は人形本体と該人形本体に嵌脱自在に設
けられた競技棒とから成る組合せ玩具に関する。

（考案の目的） 本考案は簡単な構造によつて人形本体に対して
競技棒を取外し可能に装着することができるとと
もに、該競技棒を用いることによつて意外性のあ
る面白い遊びを楽しむことができる組合せ玩具を
提案することを目的とする。

（目的を達成するための手段） 上記目的を達成するための手段として、本考案
に係る組合せ玩具は、下記構成の人形本体と競技
棒との組合せから成ることを特徴とする。

(イ) 上記人形本体の適所には嵌合部又は嵌合受部
が形成されていること。

(ロ) 上記競技棒は筒部材と該筒部材内に出没可能
に収納された棒部材とによつて形成されるとと
もに、該棒部材が弾性部材を介して常に突出又
は没入方向に付勢されていること。

(ハ) 上記筒部材の外部には上記人形本体の適所に
設けた嵌合部又は嵌合受部と嵌合し合う嵌合受
部又は嵌合部が形成されていること。

（考案の作用、効果） 上記構成のように、本考案に係る組合せ玩具に
よれば、人形本体に対して競技棒が着脱自在に設
けられているので、該人形本体に競技棒を装着し
てこの競技棒を用いて適宜なゲーム遊びを行うこ
とによる意外性を期待できる。また、上記競技棒
には上記人形本体の適所に設けた嵌合部又は嵌合
受部に対応する嵌合受部又は嵌合部が形成されて
いるので、該人形本体に対し競技棒の装着が確実
に行える。さらに、競技棒は筒部材と該筒部材に
出没可能に収納されている棒部材とで形成され、
且つ該棒部材は弾性部材を介して常に突出又は没
入方向に付勢されているので、これによつて、該
棒部材の出没動作を確実に行うことができる。

（実施例） 以下、図面によつて本考案の実施態様の一例つ
いて説明する。

第１図ａ，ｂにおいて、符号Ａは本考案に係る
組合せ玩具を示す。この組合せ玩具Ａは人形本体
１と該人形本体１に取外し可能に装着された競技
棒２とから組合せ構成されている。

人形本体１は合成樹脂によつて形成されるとと
もに、脚部４，４を一体に連続して形成した胴体
部３と該胴体部３の上部に回動自在に取付られた
頭部５及び両側に回動自在に取付られた腕部６，
６とによつて形成されている。そして、該腕部
６，６の手の平には嵌合孔から成る嵌合受部７，
７が形成されている。

一方、競技棒２は筒部材８と該筒部材８内に出
没可能に収納された棒部材９とによつて形成され
るとともに、該棒部材９の先端には突出部材９ａ
が、後端には摘子９ｂがそれぞれ取付られてい
る。そして、該突出部材９ａと摘子９ｂは上記筒
部材８の両側外部に位置され、且つ該摘子９ｂを
後方に引くことによつて棒部材９を介して突出部
材９ａを筒部材８内に没入させることができる。
また、該筒部材８の外側の所定位置には上記腕部
６，６の手の平に設けた嵌合孔から成る嵌合受部
７，７に対応する嵌合軸から成る嵌合部１０，１
０が突設されている。１１は弾性部材を示し、該
弾性部材１１は上記筒部材８内に配設されるとと
もに、その一端は該筒部材８に固定され、外端は
上記突出部材９ａの後面に当接されている。これ
によつて、摘子９ｂを後方に引くことによつて棒
部材９を介して筒部材８内に没入された突出部材
９ａは該摘子９ｂを離すと弾性部材１１の弾発力
によつて該筒部材８内から突出される。なお、競
技棒２は第２図に示すように空気圧によつて棒部
材９の先端に設けた突出部材９ａが突出するよう
に形成されもよい。この場合、基部材１５の上部
に設けた押圧部材１６の内側には可撓性を有する
樹脂によつて形成されたポンプ１７が配されると
ともに、該ポンプ１７と筒部材１１はホース１８
を介して連係され、且つ該筒部材１１の一端は閉
塞されている。これによつて、押圧部材１６を押
圧することによりポンプ１７が収縮しその空気圧
によつて棒部材９とその先端に設けた突出部材９
ａを外方に突出させることができる。そして、突
出された該棒部材９と突出部材９ａは筒部材８内
に設けた弾性部材１１の弾発力によつて復帰する
ように形成されている。

組合せ玩具Ａは上述のように構成されているの
で、その遊びにあたつては、まず第３図に示すよ
うに競技台２０上に略中央に多数の球２１，２１
……を集結した状態で配置する。次に、競技球２
３を上記競技台２０の長手一端の中央に配すると
ともに、該競技球２３を人形本体１の腕部６，６
に取就けた競技棒２によつて突き出して上記球２
１，２１……に当てながら上記競技台２０の収納
孔２０ａ，２０ａ……に順次落して遊びを楽しめ
ばよい。

上述のように組合せ玩具Ａによれば、人形本体
１に競技棒２を取付した後、該競技棒２を用いて
ビリヤードゲームを行うものであるから、その遊
びに意外性を得られて面白い。

なお、組合せ玩具Ａの遊び方としてはビリヤー
ドゲームに限定されるものではなく、例えば棒部
材９を利用する遊びであればどのようなものでも
よい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る組合せ玩具の実施態様の
一例を示し、同図ａはその分解斜視図、同図ｂは
人形本体に競技棒を取付した状態を示す斜視図、
第２図は他の競技棒を人形本体に取付した状態説
明図、第３図は上記組合せ玩具を用いた遊び例を
示す斜視図である。 符号Ａ……組合せ玩具、１……人形本体、２…
…競技棒、７……嵌合受部、８……筒部材、９…
…棒部材、１１……弾性部材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記構成の人形本体と競技棒との組合せから成
   ることを特徴とする組合せ玩具。 (イ) 上記人形本体の適所には嵌合部又は嵌合受部
   が形成されていること。 (ロ) 上記競技棒は筒部材と該筒部材内に出没可能
   に収納された棒部材とによつて形成されるとと
   もに、該棒部材が弾性部材を介して常に突出又
   は没入方向に付勢されていること。 (ハ) 上記筒部材の外部には上記人形本体の適所に
   設けた嵌合部又は嵌合受部と嵌合し合う嵌合受
   部又は嵌合部が形成されていること。