JPH048597Y2 - - Google Patents

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JPH048597Y2
JPH048597Y2 JP7682589U JP7682589U JPH048597Y2 JP H048597 Y2 JPH048597 Y2 JP H048597Y2 JP 7682589 U JP7682589 U JP 7682589U JP 7682589 U JP7682589 U JP 7682589U JP H048597 Y2 JPH048597 Y2 JP H048597Y2
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actuating rod
rod
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pressure
actuating
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JP7682589U
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は圧力スイツチに関する。
(従来の技術) 油圧回路などに用いられる圧力スイツチには、
油圧がある設定値をこえたらスイツチをオンに
し、設定値以下になつたらオフにし、その設定値
にある巾の不感帯(デツドバンド)を持たせてい
るものがあるが、その一例を第1図について説明
する。
図において、1は油圧回路機器2に取付けられ
た圧力スイツチの本体、3はその本体1に取付け
られたマイクロスイツチ、4は本体1に形成され
たシリンダ、5はシリンダ4に収装された作動ロ
ツドであつて、その一方の端部に形成されたピス
トン6はシリンダの内面に摺動自在であり、他方
の端部に形成された作動板7は、マイクロスイツ
チ3の作動端8に当接している。
9は本体1に設けられたスプリング抑え10と
ピストン6との間に介装されたコイルスプリン
グ、11は作動ロツド5の段部とシリンダ4の端
部との間に介装されたジヤンピングプレートであ
つて、作動ロツド5は、通常時上記コイルスプリ
ング9とジヤンピングプレート11に付勢され、
そのピストン6が隔膜12を介して油圧回路機器
2の油圧導入孔13のシート部分を押圧してい
る。
上記構成において、油圧導入孔13の油圧が増
加すると作動ロツド5が図中上向きの力を受け、
その力がコイルスプリング9とジヤンピングプレ
ート11双方の張力より大きくなると、作動ロツ
ド5は上方に変位する。このため、作動端8が作
動板7に押圧されて、マイクロスイツチ3がオン
になる。このときジヤンピングプレート11の付
勢力は上向きに反転し、油圧とともにコイルスプ
リング9の付勢力に抗するようになる。したがつ
て、その分だけコイルスプリング9の付勢力は小
さくなる。これをジヤンピングプレート11のス
ナツプ動作と呼んでいる。
次に、油圧が降下すると、上記のようにジヤン
ピングプレート11のスナツプ動作により、コイ
ルスプリング9の付勢力は小さくなつているの
で、圧力の降下がその範囲内であれば、作動ロツ
ド5は変位しない。これにより、デツドバンドが
設定され、圧力の多少の変動をカバーし得るので
ある。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この圧力スイツチにおいては、作動
ロツド5のピストン6とシリンダ4の内面との間
には摺動抵抗があり、したがつて作動ロツド5の
変位の円滑性が妨げられる。その結果、デツドバ
ンドの巾に誤差が生じ、圧力スイツチの動作が不
安定になる。また、ジヤンピングプレート11
は、構造が複雑で高精度を要する一方、油圧導入
孔13の油が、シリンダ4と隔膜12との間隙か
らシリンダ4内に漏出するという不具合がある。
これに対して、例えば特公昭46−26367号公報
には、確実な作動性を確保するためにピストンを
吸着する磁気手段を設けてスナツプ作動を行わせ
るようにした圧力スイツチが開示されているが、
このものではピストンと対向的に磁気手段を設け
て常時オフ作動する方向に吸着力を発揮させるよ
うにしているため、スイツチオフは確実でスナツ
プ動作が得られるものの、スイツチオン時にも同
一方向に吸着力が作用し続けるので確実性が悪化
する。また、この圧力スイツチはデツドバンドも
設定されていないので、円滑で確実な作動性を期
待することはできなかつた。
本考案は上記した不具合を解消するためのもの
で、構造が簡単、作動が安定で低コストの圧力ス
イツチを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、隔膜を介して伝達される流体圧に応
動する作動ロツドを設け、この作動ロツドの移動
によりオン・オフする電気スイツチを設ける一
方、前記流体圧に対向して作動ロツドを押圧する
スプリングを設け、作動ロツドの外周を貫通して
永久磁石をハウジングに固定し、この作動ロツド
が元位置及び作動位置にあるとき、永久磁石に吸
着されてスプリングの付勢力を増勢及び減勢する
磁性部材を作動ロツドに係止し、電気スイツチの
オン・オフ動作巾(デツドバンド)を設定してス
イツチング動作を急速化、確実化した。
(作用) 上記構成において、作動ロツドを元位置に付勢
するコイルスプリングの付勢力が、作動ロツドを
かこむ永久磁石の磁力に基づき作動ロツドが元位
置にあるときには加勢され、作動位置にあるとき
は減勢される。これにより作動ロツドの変位が円
滑・高速化される。
(実施例) 以下本考案の好適実施例を図面にしたがつて説
明する。なお、第1図と実質的に同一の部位につ
いては、同一符号を使用する。
第2図は、作動ロツド5が上方に変位し、マイ
クロスイツチ3がオンの状態を示したもので、1
4は本体1の内孔15の小径部に嵌着された円筒
状の永久磁石であつて、その内孔には作動ロツド
5の大径部16が遊嵌されている。
その作動ロツド5の上端部17は、マイクロス
イツチ3の作動端8に当接し、また、小径部18
には前記大径部16を挟んでその上部と下部に、
それぞれ磁性体であるロツドガイド19とワツシ
ヤ20が嵌着固定されている。
ロツドガイド19は、内孔15下部に嵌着固定
されて油圧導入孔13に臨んでいるダイヤフラム
状の隔膜12に当接する一方、ワツシヤ20とス
プリング抑え10との間には、コイルスプリング
9が介装されており、このスプリング9により作
動ロツド5は、常時下方に付勢されている。
次に作用について説明する。
ここに P:油圧(Kg/cm2) A:作動ロツドの受圧面積(cm2) δ0K:コイルスプリングのセツト荷重(Kg) δ1K:コイルスプリングの最大圧縮時荷重
(Kg) +S:ロツドガイドと磁石の吸着力(Kg) −S:ワツシヤと磁力の吸着力(Kg) とすると、通常時は PA≦δ0K+S の関係が成立し、作動ロツド5は隔膜12を鎖線
で示すように押圧し、したがつて、鎖線の位置に
ある上端部17に当接する作動端8は鎖線のよう
に突出して、マイクロスイツチ3はオフとなつて
いる。
今、 A=1cm2 δ0K=8Kg S=2Kg とすると、P=10Kg/cm2となる。
次に油圧Pが10Kg/cm2以上になると、作動ロツ
ド5は上昇し始め、第3図に示すように、コイル
スプリング9の付勢力は、直線Aに示すように上
昇変位に比例して増大する一方、ロツドガイド1
9と磁石14の吸着力は、曲線Bに示すように変
位の2乗に反比例して急減する。その結果、作動
ロツド5に働く下向きの力は、曲線Cに示すよう
に急減する。
さらに、作動ロツド5が上方に変位すると、今
度はワツシヤ20が磁石14に接近するので、そ
の吸着力が増し始め、作動ロツド5の上昇限度付
近では、急増する。その結果、作動ロツド5に働
く付勢力は急減し、したがつて作動ロツド5は、
迅速に第2図に示す位置に変位されて、マイクロ
スイツチ3がオンになるのである。
このとき、PA≧δ1K−Sの関係が成立し、こ
こで、δ1K=9.5Kgとすると、PA≧7.5Kgとなる。
次いで、油圧が減少し、Pが10Kg/cm2以下にな
つても上述したように、作動ロツド5に働く付勢
力は7.5Kgに減少しているので、作動ロツド5は
下方に変位せず、したがつてマイクロスイツチ3
はオンの状態に維持される。
そして、油圧が7.5Kg/cm2以下になつて、はじ
めて作動ロツド5は下降を開始し、元位置付近に
至ると、迅速に復帰する。
このように、作動ロツド5は油圧が10Kg/cm2
上になつて上昇し、マイクロスイツチ3がオンに
なり、油圧が7.5Kg/cm2以下になつて下降し、マ
イクロスイツチ3がオフされるのである。
この、10−7.5=2.5(Kg/cm2)の幅は、第3図
において曲線Cの始点と終点の差DBで示される
デツドバンドを表している。
この圧力スイツチにおいては、作動ロツド5は
永久磁石14の内孔に接触していないので、摺動
抵抗など変位に影響を及ぼす一切の外力は作用し
ないため、作動は極めて確実で安定している。ま
た、隔膜12は本体1の内孔15下部に嵌着固定
されているので、隔膜12の周囲より本体1内へ
の油の漏出は、確実に防止される。
第4図は本考案の別の実施例を示すもので、本
体1の内孔15内に、間隙をおいて二個の永久磁
石14,14′を配設し、その間隙内に作動ロツ
ド5と一体のつば状のロツドガイド22を配置
し、ワツシヤ20を非磁性体としたものである。
この実施例では、ロツドガイド22は作動ロツ
ド5の元位置にあるとき、磁石14に吸着してコ
イルスプリング9の付勢力を加勢し、一方、作動
時には、磁石14′に吸着して前記付勢力を減勢
し、第2図と同様の効果がある。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、作動ロツ
ドをかこむ永久磁石により、作動ロツドを元位置
に付勢するコイルスプリングの付勢力を、作動ロ
ツドが元位置にあるときには加勢し、作動位置に
あるときは減勢するようにしたので、作動ロツド
の変位は円滑・高速化されて、圧力スイツチの作
動を安定化し得るとともに、コストを低減し得る
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧力スイツチを示す断面図、第
2図は本考案の第1実施例を示す断面図、第3図
はその作動の説明図、第4図は本考案の第2実施
例を示す断面図である。 1……本体、3……マイクロスイツチ、5……
作動ロツド、6……ピストン、8……作動端、9
……コイルスプリング、12……隔膜、13……
油圧導入孔、14,14′……永久磁石、19…
…ロツドガイド、20……ワツシヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隔膜を介して伝達される流体圧に応動する作動
    ロツドを設け、この作動ロツドの移動によりオ
    ン・オフする電気スイツチを設ける一方、前記流
    体圧に対向して作動ロツドを押圧するスプリング
    を設け、作動ロツドの外周を貫通して永久磁石を
    ハウジングに固定し、この作動ロツドが元位置及
    び作動位置にあるとき、永久磁石に吸着されてス
    プリングの付勢力を増勢及び減勢する磁性部材を
    作動ロツドに係止し、電気スイツチのオン・オフ
    動作巾を設定してスイツチング動作を急速化、確
    実化したことを特徴とする圧力スイツチ。
JP7682589U 1989-06-29 1989-06-29 Expired JPH048597Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7682589U JPH048597Y2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29

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JP7682589U JPH048597Y2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29

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Publication Number Publication Date
JPH027836U JPH027836U (ja) 1990-01-18
JPH048597Y2 true JPH048597Y2 (ja) 1992-03-04

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