JPH0484752A - キャピラリ電気泳動装置 - Google Patents
キャピラリ電気泳動装置Info
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- JPH0484752A JPH0484752A JP2199861A JP19986190A JPH0484752A JP H0484752 A JPH0484752 A JP H0484752A JP 2199861 A JP2199861 A JP 2199861A JP 19986190 A JP19986190 A JP 19986190A JP H0484752 A JPH0484752 A JP H0484752A
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Landscapes
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、タンパク質や核酸などの生体高分子の高分離
分析や精製法に用いられ、例えば構造や性質が接近した
成分の分離に適するキャピラリ電気泳動装置に関し、特
に、キャピラリの内径が例えば100μm以下というよ
うに細くなって電気浸透流が電気泳動によるイオンの移
動速度より大きくなるようなキャピラリ電気泳動装置に
関するものである。
分析や精製法に用いられ、例えば構造や性質が接近した
成分の分離に適するキャピラリ電気泳動装置に関し、特
に、キャピラリの内径が例えば100μm以下というよ
うに細くなって電気浸透流が電気泳動によるイオンの移
動速度より大きくなるようなキャピラリ電気泳動装置に
関するものである。
(従来の技術)
電気泳動の高性能化技術としてキャピラリ電気泳動法が
注目されている。キャピラリ電気泳動法では、キャピラ
リから効果的にジュール熱を除去することによって高圧
で泳動させることができるため1M理的に高分離能で迅
速な分析が可能になる。また、キャピラリ電気泳動法は
オンカラム検出器によって装置の自動化が可能になるな
どの利点を有し、ペプチド、タンパク質、核酸の分離分
析や精製を初めとして、光学分割や同位体の分離その他
極めて酷似した成分間の分離に適している。
注目されている。キャピラリ電気泳動法では、キャピラ
リから効果的にジュール熱を除去することによって高圧
で泳動させることができるため1M理的に高分離能で迅
速な分析が可能になる。また、キャピラリ電気泳動法は
オンカラム検出器によって装置の自動化が可能になるな
どの利点を有し、ペプチド、タンパク質、核酸の分離分
析や精製を初めとして、光学分割や同位体の分離その他
極めて酷似した成分間の分離に適している。
(発明が解決しようとする課題)
キャピラリが内径100μm以下というように細くなっ
てくると1分離能が高くなり、試料も微量ですむことか
らマス感度の高い分析法となるが、光路長が短かくなる
ことから通常のUV検出器では濃度感度が悪くなる問題
がある。
てくると1分離能が高くなり、試料も微量ですむことか
らマス感度の高い分析法となるが、光路長が短かくなる
ことから通常のUV検出器では濃度感度が悪くなる問題
がある。
本発明はキャピラリの内径が細くなって電気浸透流がイ
オンの速度よりも大きくなった場合において、希薄な試
料の場合に電気泳動による濃縮を行なわせて検出器での
感度を高めることのできるキャピラリ電気泳動装置を提
供することを目的とするものである。
オンの速度よりも大きくなった場合において、希薄な試
料の場合に電気泳動による濃縮を行なわせて検出器での
感度を高めることのできるキャピラリ電気泳動装置を提
供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明は、電気泳動用バッファ溶液が満たされたキャピ
ラリと、その両端間に泳動電圧を印加する電源装置と、
陽極側に試料の入った容器及び電気泳動用バッファ溶液
の入った容器の他に電気泳動用バッファ溶液の主成分の
アニオンイオン及び測定するアニオンイオンよりも移動
度の大きいアニオンイオンを主成分とする電解液の入っ
た容器を保持し、キャピラリの陽極側の端部(キャピラ
リ陽極端という)を任意の前記容器に挿入する交換機構
とを備えている。
ラリと、その両端間に泳動電圧を印加する電源装置と、
陽極側に試料の入った容器及び電気泳動用バッファ溶液
の入った容器の他に電気泳動用バッファ溶液の主成分の
アニオンイオン及び測定するアニオンイオンよりも移動
度の大きいアニオンイオンを主成分とする電解液の入っ
た容器を保持し、キャピラリの陽極側の端部(キャピラ
リ陽極端という)を任意の前記容器に挿入する交換機構
とを備えている。
(作用)
電気泳動用バッファ溶液が満たされたキャピラリの陽極
端に試料を注入した後、そのキャピラリ陽極端を移動度
の大きいアニオンイオンを主成分とする電解液に浸し、
電気泳動を行なわせる。アニオンイオンは陰極から陽極
に向かって移動するが、イオンの移動速度よりも大きい
電気浸透流が陽極から陰極方向に向かって発生するため
、移動度の大きいアニオンイオンを主成分とする電解液
がキャピラリ陽極端に注入される。このとき、等速電気
泳動の原理により希薄な試料は濃縮される。
端に試料を注入した後、そのキャピラリ陽極端を移動度
の大きいアニオンイオンを主成分とする電解液に浸し、
電気泳動を行なわせる。アニオンイオンは陰極から陽極
に向かって移動するが、イオンの移動速度よりも大きい
電気浸透流が陽極から陰極方向に向かって発生するため
、移動度の大きいアニオンイオンを主成分とする電解液
がキャピラリ陽極端に注入される。このとき、等速電気
泳動の原理により希薄な試料は濃縮される。
その後、キャピラリ陽極端を電気泳動用バッファ溶液に
浸し、電気泳動を行なわせると、濃縮された試料がゾー
ン電気泳動により分離される。
浸し、電気泳動を行なわせると、濃縮された試料がゾー
ン電気泳動により分離される。
(実施例)
第1図は本発明を概略的に表わしたものである。
1は溶融石英キャピラリであり、両端には高圧電源3に
より泳動電圧が印加されるようになっている。−例とし
て、電源電圧3の電圧は約30KV、電流は約100p
Aである。キャピラリ1の陰極側には検出器2として例
えばUv検出器が設けられている。7は陽極、6は陰極
である。
より泳動電圧が印加されるようになっている。−例とし
て、電源電圧3の電圧は約30KV、電流は約100p
Aである。キャピラリ1の陰極側には検出器2として例
えばUv検出器が設けられている。7は陽極、6は陰極
である。
陽極側には主成分のアニオンイオンがa5である電気泳
動用バッファ溶液の入った容器8.電気泳動用バッファ
溶液の主成分のアニオンイオンa5及び試料のアニオン
イオンasよりも移動度の大きいアニオンイオンa、を
主成分とする電解液の入った容器9及び試料容器4が配
置されている。移動度の大きいアニオンイオンa、は例
えば塩素イオンである。容器8のバッファ溶液の主成分
のアニオンイオンa5は陰極側のバッファ溶液の主成分
のアニオンイオンと同じものである。5は陰極側バッフ
ァ溶液の入った容器である。陽極側で容器8,9.4は
キャピラリ1の陽極端の位置に移動することができ、キ
ャピラリ1の陽極端をいずれの容器に浸すこともできる
。
動用バッファ溶液の入った容器8.電気泳動用バッファ
溶液の主成分のアニオンイオンa5及び試料のアニオン
イオンasよりも移動度の大きいアニオンイオンa、を
主成分とする電解液の入った容器9及び試料容器4が配
置されている。移動度の大きいアニオンイオンa、は例
えば塩素イオンである。容器8のバッファ溶液の主成分
のアニオンイオンa5は陰極側のバッファ溶液の主成分
のアニオンイオンと同じものである。5は陰極側バッフ
ァ溶液の入った容器である。陽極側で容器8,9.4は
キャピラリ1の陽極端の位置に移動することができ、キ
ャピラリ1の陽極端をいずれの容器に浸すこともできる
。
次に、このキャピラリ電気泳動装置で希薄な試料を濃縮
して等速電気泳動により分離する動作を説明する。
して等速電気泳動により分離する動作を説明する。
溶融石英キャピラリは特に内面処理などを施さない限り
、液と接した面が負に帯電するため、キャピラリの軸長
方向に電場をかけた場合に陽極から陰極へ向かって電気
浸透流が発生する。この電気浸透流の速度は、内径が1
00μm以下、例えば50μm程度のキャピラリの場合
には、各イオン成分の電気泳動による速度よりも大きい
ので、陽極側の液がキャピラリに注入される。
、液と接した面が負に帯電するため、キャピラリの軸長
方向に電場をかけた場合に陽極から陰極へ向かって電気
浸透流が発生する。この電気浸透流の速度は、内径が1
00μm以下、例えば50μm程度のキャピラリの場合
には、各イオン成分の電気泳動による速度よりも大きい
ので、陽極側の液がキャピラリに注入される。
キャピラリ1に後で第6図に例示されるような装置を用
いて容器8のバッファ溶液を満たした後、キャピラリ1
の陽極端を試料容器4の試料に浸し、高圧電源3により
泳動電圧を印加して、電気浸透流によりキャピラリ1の
陽極端に数nQ〜数10nfiの試料を注入する。
いて容器8のバッファ溶液を満たした後、キャピラリ1
の陽極端を試料容器4の試料に浸し、高圧電源3により
泳動電圧を印加して、電気浸透流によりキャピラリ1の
陽極端に数nQ〜数10nfiの試料を注入する。
次に、キャピラリ1の陽極端を容器9の電解液に浸し、
高圧電源3により泳動電圧を印加して、電気浸透流によ
りキャピラリ1の陽極端に7ニオンa、を含む電解液を
注入する。このとき1次の現象が起こる。
高圧電源3により泳動電圧を印加して、電気浸透流によ
りキャピラリ1の陽極端に7ニオンa、を含む電解液を
注入する。このとき1次の現象が起こる。
バッファ溶液中の7ニオンをa6、高移動度の電解液の
アニオンをag、試料中のアニオンをasとし、asは
a、とa、の間の大きさの移動度をもつように、バッフ
ァ溶液と電解液を設定しておく、電気浸透流の速度をV
eとし、電気泳動によるアニオンの速度をVma、電気
泳動によるカチオンの速度をVmcとすると、アニオン
の正味の速度Vaとカチオンの正味の速度Vcはそれぞ
れ次のようになる。
アニオンをag、試料中のアニオンをasとし、asは
a、とa、の間の大きさの移動度をもつように、バッフ
ァ溶液と電解液を設定しておく、電気浸透流の速度をV
eとし、電気泳動によるアニオンの速度をVma、電気
泳動によるカチオンの速度をVmcとすると、アニオン
の正味の速度Vaとカチオンの正味の速度Vcはそれぞ
れ次のようになる。
V a =V e −Vm a
Vc=Ve+Vmc
バッファ溶液中のアニオンa、の移動度M a 5、高
移動度の電解液のアニオンa3の移動度M a 、、試
料中のアニオンasの移動度Masの間にはM a 、
) M a s > M a sの関係がある。また
、電気浸透流を考慮に入れると、3種のイオンが同一ゾ
ーン中にあるときの速度は陽極から陰極方向を正とする
と、 V a、<V a s <V a。
移動度の電解液のアニオンa3の移動度M a 、、試
料中のアニオンasの移動度Masの間にはM a 、
) M a s > M a sの関係がある。また
、電気浸透流を考慮に入れると、3種のイオンが同一ゾ
ーン中にあるときの速度は陽極から陰極方向を正とする
と、 V a、<V a s <V a。
となる。したがって、キャピラリ陽極端にアニオンa、
の電解液が注入されるときに、第2図に示されるように
、キャピラリ内の液は全体として陽極から陰極方向へ移
動しながら、陰極から陽極方向へ向けての等速電気泳動
的な濃縮が働く、これによって試料中のアニオン成分は
選択的に狭いゾーンに濃縮される。
の電解液が注入されるときに、第2図に示されるように
、キャピラリ内の液は全体として陽極から陰極方向へ移
動しながら、陰極から陽極方向へ向けての等速電気泳動
的な濃縮が働く、これによって試料中のアニオン成分は
選択的に狭いゾーンに濃縮される。
その後、キャピラリ陽極端を容器8のバッファ溶液に移
し、泳動電圧を印加して次段のキャピラリ電気泳動を起
こさせる。これにより、濃縮された試料の高感度で、か
つ高理論段数の分離が行なわれる。
し、泳動電圧を印加して次段のキャピラリ電気泳動を起
こさせる。これにより、濃縮された試料の高感度で、か
つ高理論段数の分離が行なわれる。
一連の動作を第3図にまとめて示す。
(A)初めにキャピラリにはバッファ溶液が満たされて
おり、主成分イオンはa、である。
おり、主成分イオンはa、である。
(B)電気浸透流によりキャピラリの陽極端にアニオン
asの試料が注入される。
asの試料が注入される。
(C)キャピラリ陽極端を高移動度アニオンの電解液に
浸して電気泳動を起こさせることにより、アニオンa、
の電解液が電気浸透流で注入されるとともに、試料as
が等速電気泳動により濃縮される。
浸して電気泳動を起こさせることにより、アニオンa、
の電解液が電気浸透流で注入されるとともに、試料as
が等速電気泳動により濃縮される。
(D)キャピラリ陽極端をバッファ溶液に移して電気泳
動を起こさせることにより、濃縮された試料で分離が始
まり、時間の経過にともなって(E)に示されるように
高移動度のアニオンa、は試料ゾーンから離れ、試料の
分離を妨げない。 第4図は実施例においてキャピラリ
陽極端をバッファ溶液、電解液及び試料のいずれにも挿
入できる交換機端の一例を表わしている。
動を起こさせることにより、濃縮された試料で分離が始
まり、時間の経過にともなって(E)に示されるように
高移動度のアニオンa、は試料ゾーンから離れ、試料の
分離を妨げない。 第4図は実施例においてキャピラリ
陽極端をバッファ溶液、電解液及び試料のいずれにも挿
入できる交換機端の一例を表わしている。
キャピラリlの陽極端と電極(#極)7はホルダー11
に支持され、ホルダー11は支柱12によって上下方向
に移動可能に支持されている。ボルダ−11を上下方向
に移動させるために、ホルダー11はパルスモータ13
により駆動されるベルト14に取りつけられている。ホ
ルダー11の上端と下端を検出するために、ホルダー1
1の側部に遮蔽板15が設けられており、上端の位置で
遮蔽板15により作動する透過形フォトセンサ16と、
下端の位置で遮蔽板15により作動する透過形フォトセ
ンサ17が設けられている。
に支持され、ホルダー11は支柱12によって上下方向
に移動可能に支持されている。ボルダ−11を上下方向
に移動させるために、ホルダー11はパルスモータ13
により駆動されるベルト14に取りつけられている。ホ
ルダー11の上端と下端を検出するために、ホルダー1
1の側部に遮蔽板15が設けられており、上端の位置で
遮蔽板15により作動する透過形フォトセンサ16と、
下端の位置で遮蔽板15により作動する透過形フォトセ
ンサ17が設けられている。
18はスライド台19に沿って水平方向に移動するラッ
クであり、ラック18にはバッファ溶液の入った容器8
、移動度の大きいアニオンを主成分とする電解液の入っ
た容!I9及びそれぞれ異なる試料の入った試料容器4
−1〜4−4が一列に配列されている。いずれかの容器
をキャピラリ1の陽極端の下部に位置決めするために1
反射形フォトセンサ20がスライド台19に取りつけら
れている。
クであり、ラック18にはバッファ溶液の入った容器8
、移動度の大きいアニオンを主成分とする電解液の入っ
た容!I9及びそれぞれ異なる試料の入った試料容器4
−1〜4−4が一列に配列されている。いずれかの容器
をキャピラリ1の陽極端の下部に位置決めするために1
反射形フォトセンサ20がスライド台19に取りつけら
れている。
第5図は第4図におけるラック18を六方向から見た側
面図である。
面図である。
ラック18をスライド台19に沿って移動させるために
、ラック18の下面にはギヤ溝21が取りつけられてお
り、そのギヤWIt21にはパルスモータ22の回転軸
に取りつけられたギヤ23が噛み合っている。
、ラック18の下面にはギヤ溝21が取りつけられてお
り、そのギヤWIt21にはパルスモータ22の回転軸
に取りつけられたギヤ23が噛み合っている。
この交換機端で、所定の容器をキャピラリlの陽極端の
下側に位置決めするために、パルスモータ22によりラ
ック18が移動し、フォトセンサ20の信号により位置
決めされて固定される。その後、パルスモータ13が作
動し、キャピラリ1の陽極端が電極7とともにその下の
容器に挿入される。
下側に位置決めするために、パルスモータ22によりラ
ック18が移動し、フォトセンサ20の信号により位置
決めされて固定される。その後、パルスモータ13が作
動し、キャピラリ1の陽極端が電極7とともにその下の
容器に挿入される。
第6図はキャピラリ1にバッファ溶液を満たすための装
置の一例である。
置の一例である。
キャピラリ1の陰極端と電極(陰極)6がチューブ25
とともにバッファ溶液の入った容器5に差し込まれ、シ
ール24で封止されている。チューブ25は四方バルブ
26を経てガスタイトシリンジ27又は開放口28へ接
続されるようになっている。シリンジ27は四方バルブ
26を経てチューブ25又はドレイン29へ接続される
。
とともにバッファ溶液の入った容器5に差し込まれ、シ
ール24で封止されている。チューブ25は四方バルブ
26を経てガスタイトシリンジ27又は開放口28へ接
続されるようになっている。シリンジ27は四方バルブ
26を経てチューブ25又はドレイン29へ接続される
。
シリンジ27を駆動するために、シリンジ27のプラン
ジャー30がベルト31に取りつけられ、ベルト31は
パルスモータ32で駆動されてシリンジ27を作動させ
る。
ジャー30がベルト31に取りつけられ、ベルト31は
パルスモータ32で駆動されてシリンジ27を作動させ
る。
第6図でキャピラリ1にバッファ溶液を満たすときは、
四方バルブ26を実線の位置に設定し、シリンジ27で
吸引してキャピラリ1の陽極端からバッファ溶液を吸入
する。
四方バルブ26を実線の位置に設定し、シリンジ27で
吸引してキャピラリ1の陽極端からバッファ溶液を吸入
する。
ソノ後、四方バルブ26を破線の位置に切り換え、シリ
ンジ27を元の状態に戻す。
ンジ27を元の状態に戻す。
交換機構や、キャピラリにバッファ溶液を満たす装置は
第4図から第6図に例示されたものに限らない。
第4図から第6図に例示されたものに限らない。
(発明の効果)
本発明では電気泳動用バッファ溶液が満たされたキャピ
ラリ陽極端に試料を注入した後、キャピラリ陽極端を移
動度の大きいアニオンイオンを主成分とする電解液に浸
し、電気泳動を行なわせて希薄な試料を濃縮させた後、
キャピラリ陽極端をバッファ溶液に移して等速電気泳動
により分離を行なわせるようにしたので、電気浸透流が
電気泳動のイオン速度よりも大きくなるような細いキャ
ピラリの場合において、通常の等速電気泳動とは逆向き
の移動方向を有する等速電気泳動を起こさせることにな
り、そのような微細なキャピラリを用いて等速電気泳動
による高分離能の分離を行なうことができるようになる
。またその際、電気泳動による希薄試料の濃縮も行なう
ことができ、検出器での感度を高めることができる。
ラリ陽極端に試料を注入した後、キャピラリ陽極端を移
動度の大きいアニオンイオンを主成分とする電解液に浸
し、電気泳動を行なわせて希薄な試料を濃縮させた後、
キャピラリ陽極端をバッファ溶液に移して等速電気泳動
により分離を行なわせるようにしたので、電気浸透流が
電気泳動のイオン速度よりも大きくなるような細いキャ
ピラリの場合において、通常の等速電気泳動とは逆向き
の移動方向を有する等速電気泳動を起こさせることにな
り、そのような微細なキャピラリを用いて等速電気泳動
による高分離能の分離を行なうことができるようになる
。またその際、電気泳動による希薄試料の濃縮も行なう
ことができ、検出器での感度を高めることができる。
また、特定のアニオン成分のみを取り込み、他の成分を
ここから排除することができることにより、高濃度な不
用成分を効果的に取り除くことができる。これは全ての
成分が低濃度である試料の場合には、その試料を多量に
注入する場合にサンプルゾーンの導電率を上げるため特
定のイオン種を加え1分析時に取り除くことができるこ
とを意味しており、有用である。
ここから排除することができることにより、高濃度な不
用成分を効果的に取り除くことができる。これは全ての
成分が低濃度である試料の場合には、その試料を多量に
注入する場合にサンプルゾーンの導電率を上げるため特
定のイオン種を加え1分析時に取り除くことができるこ
とを意味しており、有用である。
第1図は本発明を示す概略図、第2図は動作を示す各溶
液のゾーンの図、第3図は動作を示す図。 第4図は一実施例における交換機構を示す斜視図、第5
図は第4図のラック部分を示す側面図、第6図はキャピ
ラリにバッファ溶液を満たす装置の一例を示す構成図で
ある。 1・・・・・・キャピラリ、2・・・・・・検出器、3
・・・・・・高圧電源、4・・・・・・試料容器、5,
8・・・・・・バッファ容器。 6・・・・・・陰極、7・・・・・・陽極、9・・・・
・・高移動度電解液容器。 第2図 第3図 特許出願人 株式会社島津製作所
液のゾーンの図、第3図は動作を示す図。 第4図は一実施例における交換機構を示す斜視図、第5
図は第4図のラック部分を示す側面図、第6図はキャピ
ラリにバッファ溶液を満たす装置の一例を示す構成図で
ある。 1・・・・・・キャピラリ、2・・・・・・検出器、3
・・・・・・高圧電源、4・・・・・・試料容器、5,
8・・・・・・バッファ容器。 6・・・・・・陰極、7・・・・・・陽極、9・・・・
・・高移動度電解液容器。 第2図 第3図 特許出願人 株式会社島津製作所
Claims (1)
- (1)電気泳動用バッファ溶液が満たされたキャピラリ
と、その両端間に泳動電圧を印加する電源装置と、陽極
側に試料の入った容器及び電気泳動用バッファ溶液の入
った容器の他に電気泳動用バッファ溶液の主成分のアニ
オンイオン及び測定するアニオンイオンよりも移動度の
大きいアニオンイオンを主成分とする電解液の入った容
器を保持し、キャピラリの陽極側の端部を任意の前記容
器に挿入する交換機構とを備えたキャピラリ電気泳動装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2199861A JP2943271B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | キャピラリ電気泳動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2199861A JP2943271B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | キャピラリ電気泳動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0484752A true JPH0484752A (ja) | 1992-03-18 |
JP2943271B2 JP2943271B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=16414873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2199861A Expired - Lifetime JP2943271B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | キャピラリ電気泳動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2943271B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6814934B1 (en) | 1991-05-02 | 2004-11-09 | Russell Gene Higuchi | Instrument for monitoring nucleic acid amplification |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP2199861A patent/JP2943271B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6814934B1 (en) | 1991-05-02 | 2004-11-09 | Russell Gene Higuchi | Instrument for monitoring nucleic acid amplification |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2943271B2 (ja) | 1999-08-30 |
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