JPH048443A - 自動工具交換装置 - Google Patents

自動工具交換装置

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JPH048443A
JPH048443A JP10973690A JP10973690A JPH048443A JP H048443 A JPH048443 A JP H048443A JP 10973690 A JP10973690 A JP 10973690A JP 10973690 A JP10973690 A JP 10973690A JP H048443 A JPH048443 A JP H048443A
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JP
Japan
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tool
tools
gripping
transport device
cylinder
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JP10973690A
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Inventor
Shinji Miyamoto
宮元 伸治
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Shin Nippon Koki KK
Original Assignee
Shin Nippon Koki KK
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工作機械において刃物台に装着される工具を
自動的に交換するための自動工具交換装置(^utol
atic Tool Changer:以下ATCと称
す)に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、工作機械における工具交換の自動化が進められて
おり、マシニングセンター等、ATCを備えた工作機械
の普及が活発化されている。
このようなATCは、主としてフライス、中ぐり工具、
エンドミル、ドリル等に多く適用されており、一般には
、多数の工具を収納する工具マガジンと、この工具マガ
ジンと刃物台との間を往復して工具の交換を行う工具搬
送装置とを備えている。
ここで、上記工員搬送装置としては、旋回可能な工具搬
送アームの両端に工具保持部を設け、このアームの一端
で旧工具を保持し、他端で新工具を保持し、この状態で
アームを18o°旋回駆動することにより、工具の交換
を行うようにしたものが知られている。この装置によれ
ば、−回のアームの180°の旋回によって、旧工具の
返却動作および新工具の供給動作の双方が行われる。
〔発明が解決しようとする課題) 上記のような旋回アーム式のものでは、アームの180
゛の旋回によって工具交換が行われるので、交換時に工
具が移動する距離が長く、この分交換時間も長くなって
効率が悪い。また、工具マガジンは必ずアームを挟んで
刃物台と反対側の位置に正確に設置しなければならない
ので、レイアウト上の制約が厳しく、さらにアームの旋
回のために多くのスペースを要するため、装置の小型化
には11限がある。また、アームの先端部分で工具を把
持するものであるので、アームに対する強度的な負担が
大きく、大型の工具を取扱う工作機械には不向きである
本発明は、このような事情に鑑み、コンパクトな構造で
、刃物台に支持される工具を自動的かつ迅速に交換する
ことができる自動工具交換装置を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、工具を支持する刃物台と、交換用の工具を収
納し、必要な工具の割出しを行う工具マガジンと、この
工具マガジンと上記刃物台との間を往復し、刃物台に装
着される工具の交換を行う工具搬送装置とを備えた自動
工具交換装置において、上記工具搬送装置を少なくとも
刃物台との工具交換位置を含む領域で工具の押出し方向
と直交する方向に直進可能に構成するとともに、この工
具搬送装置に、工具を把持する複数の工具把持部をこの
工具搬送装置の直進方向に並べて配設したものである。
〔作 用] 上記構成によれば、次の動作によって自動工具交換が行
われる。
まず、工具マガジンで割出された交換すべき新工具を一
つの工具把持部により把持し、この状態で工具搬送装置
を刃物台との工具交換位置まで移送する。そして、上記
新工具を把持していない他の工具把持部により、刃物台
上の工具を取出すとともに、新工具を把持している工具
把持部によって上記新工具を刃物台へ供給する。その後
、工具搬送allを工具マガジンへ移送し、この工具マ
ガジンへ上記旧工具を返却することにより、工具交換が
完了する。すなわち、刃物台に支持される工具の交換は
工具搬送装置の一回の往復動、作で行われる。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例における自動工具交換装置
(ATC>の全体構成を示したものである。ここでは、
例として旋盤に本発明のATCを適用した場合を示して
いる。
図において、10は往復台であり、この往復台10は工
具12の押出し方向(矢印Aの方向)と直交する方向(
矢印Bの方向)に移動可能に構成されている。そして、
この往復台10上に、刃物台14、工具マガジン16、
および工具搬送装置18の全てが載置されている。
上記刃物台14は、上記工具12を支持するツールスラ
イド20を備え、往復台10上において工具12の押出
し方向に移動可能に設置されている。そして、この刃物
台14を跨ぐようにして架台22が配置されており、こ
の架台22上に上記工具搬送装置18が取付けられてい
る。
この工具搬送装置18は、第2図および第3図に示され
るように、上記架台22上に取付けられた基台24と、
この基台24上に上下軸2(第1図参照)回りに旋回可
能に取付けられた旋回部26とにより構成されている。
上記架台22上には、往復台10の移動方向、すなわち
工具押出し方向と直交する方向に延びる一対のガイドレ
ール28、およびラック30(第2図のみ参照)が固定
されている。
これに対し、基台24の下面には前後左右に4つのスラ
イド部材32が固定され、これらのスライド部材32が
上記ガイドレール28に係合されており、これによって
基台24は上記ガイドレール28に沿ってスライド直進
可能となっている。
また、第3図に示されるように、基台24の下部にはベ
アリング34を介してビニオン部材36が回転可能に取
付けられている。このビニオン部材36の上端には係合
穴37が設けられ、下端にはビニオン38が形成されて
いる。そして、このピニオン38が上記ラック30に噛
合されており。
このビニオン38の回転によって基台24全体が上記ラ
ンク30およびガイドレール28に沿って移動するよう
になっている。
なお、第1図および第2図において39は、基台24の
移動に伴って伸縮し、ガイドレール28を覆う伸縮カバ
ーである。
基台24の上面には、第3図に示されるようなピストン
40を内蔵するシリンダ42が立設されており、上記ピ
ストン40は、シリンダ42内の上側の油圧室43に油
が供給されることにより下降し、下側の油圧室44に油
が供給されることにより上昇するようになっている。ま
た、シリンダ42の蓋401の下面にはクラッチ45が
設けられており、上記ピストン40が上昇した状態で、
このピストン40と上記蓋401とが上記クラッチ45
を介して一体に連結されるようになっている(第3図の
状g)。
上記旋回部26は、旋回筒46、工具保持装置48、お
よび両者を連結するアーム50を備えている。
旋回146は、シリンダ42の外周面にベアリング51
を介してこのシリンダ42に対し旋回可能に取付けられ
ている。この旋回[146の上部には一体に旋回蓋52
が固定され、この旋回152を貫通するようにして駆動
用モータ54が下向きに固定されている。そして、この
駆動用モータ54の駆動軸56と上記ピストン40とが
スプラインによって相対回転不能かつ相対上下動可能に
結合されている。また、上記ピストン40の下面には、
上記ビニオン部材36の係合穴37と係合可能な位置に
突起58が設けられている。
従って、上記ピストン40が下降し、その突起58が上
記ビニオン部材36の係合穴37と係合された状態で駆
動用モータ54が作動することにより、その駆動力がピ
ストン40および突起58を介してビニオン部材36に
伝達され、このビニオン部材36のビニオン38がラッ
ク30と噛合された状態で回転することにより、基台2
4がガイドレール28に沿って移動する。これに対し、
ピストン40が上昇し、かつクラッチ45と!4o1と
が連結されることによりピストン40とシリンダ42と
がつながった場合には、駆動用モータ54の駆動軸56
は回転不可能であるので、この状態で駆動用モータ54
が作動することにより、この駆動用モータ54の本体と
一体に旋回部26全体、すなわち旋回蓋52、旋回筒4
6、アーム50、および工具保持装置48が一体に旋回
する。
また、上記ピストン40の下端部には、このピストン4
0と一体に昇降する移動筒60および移動板62が連結
されており、ピストン40が上昇した状態で上記移動板
62に当接する位置に近接スイッチ64が配され、ピス
トン40が下降した状態で上記移動筒60に当接する位
置に近接スイッチ66が配されている。
上記工具保持装置48は、上下方向に作動するシリンダ
68を内蔵しており、シリンダ68のシリンダロッド7
0の下端に昇降板72が固定されている。そして、この
昇降板72の下方に、第4図〜第6図にも示されるよう
な2つの工具把持装置74.75が左右方向、すなわち
工具保持装置48が刃物台14との工具交換位置にある
状態で工具の押出し方向と直交する方向に並べて吊設さ
れている。
各工具把持装置74.75は、前後方向(第4図の左右
方向)に並べられた相対向する2枚の支持板76を有し
、両支持板76の上端部同士は連結板77により連結さ
れている。
各支持板76の外側面には左右(第5図の左右)一対の
突出板78が突設されている。これに対し、昇降板72
の下面には、各突出板78の中間に位置する部分に吊下
げ部材80が固定されている。
そして、この吊下げ部材80および両突出板78に対し
て水平方向に軸82が挿通され、その両端に抜は止めリ
ング84が固定されており、これによって各支持板76
が昇降板72に対して左右方向に移動可能に吊下げ支持
されている。また、吊下げ部材80と各突出板78との
間には皿ばね85が圧入されており、この皿ばね85の
弾発力により、各支持板76は中央の位置に保持されて
いる。
両支持板76闇の略中央部分には、グリップ開閉用シリ
ンダ88が配設されている。このグリップ作動用シリン
ダ88の上部には7ランジ部90(第4図)が形成され
、このフランジ部90が両支持板76の上端に固定され
ている。この7ランジ部9oの下方には、シリンダ本体
を貫通するロッド92の中間部921を収納する油室9
4が形成され、上記中間部921によって油室94が2
つの作動室95.96に区画されており、各作動室95
.96に適宜油が供給されることにより、ロッド92が
左右方向に作動する。
また、このグリップ開閉用シリンダ88の下面と上記連
結板77との間には上下方向に延びる支持軸98が配設
され、この支持軸98の周りにベアリング99を介して
回転可能にピニオンギヤ100が取付けられている。
このグリップ開閉用シリンダ88の左右両側には、相対
向する一対の板状のグリップ部材102゜103が配設
されている。
一方のグリップ部材102の上端部は、ボルト・ナツト
機構により上記ロッド92の一端部に固定されており、
他方のグリップ部材103の上端部はこの部分を上記ロ
ッド92の他端部が単に貫通するだけの状態となってい
る。従って、グリップ部材102はロッド92と一体に
作動するのに対し、グリップ部材103はロッド92と
は相反した動きを行う。
各グリップ部材102.103の内側面には、左右方向
に延び、かつ第4図に示されるようなコテ状の断面を有
する被ガイド部材104が固定されるとともに、その直
下方の位置に、被ガイド部材104と同方向に延びるラ
ック支持部106が上記内側面から延設されており、下
端部内側面には工具12を支持するためのグリップ用突
起107が固定されている。詳しくは、グリップ部材1
02側の被ガイド部材104およびラック支持部106
が上記グリップ開閉用シリンダ88の前方(第6図では
上方)の位置に配され、グリップ部材103側の被ガイ
ド部材104およびラック支持部106が上記グリップ
開閉用シリンダ88の後方(第6図では下方)の位置に
配されている。
これに対し、上記被ガイド部材104は、支持板76の
内側面と上記グリップ開閉用シリンダ88の縦壁とで挟
まれている。これによって、各グリップ部材102.1
03は支持板76に対して左右方向に移動可能に支持さ
れている。
また、各ラック支持部106には左右方向に延びるラッ
ク110が固定されており、両ラック110が共通のピ
ニオンギヤ100に噛合されている。
従って、上記グリップ開閉用シリンダ88が作動するこ
とにより、そのOラド92と一体に一方のグリップ部材
102が開閉方向(左右方向)に移動し、さらに、この
グリップ部材102の作動力がラック110およびピニ
オンギヤ100を介して他方のグリップ部材103に伝
達されることにより、このグリップ部材103は常にグ
リップ部材102と対称に位置するように移動する。こ
の動作によって、両グリップ部材102.103の開閉
が実現される。
一方、第7図に示されるように、上記工具保持装置48
の下部において刃物台14に近い側の側面(第7図では
右側面)にはブラシ取付部111が設けられ、このブラ
シ取付部111に、切粉清掃用のブラシ(この実施例で
はステンレス製)112が取付けられている。なお、便
宜上池の図面ではブラシ112の図示を省略している。
上記ツールスライド20は、第8図に示されるような構
造を有している。
このツールスライド20は、工具12と同等の幅をもつ
ハウジング114を有し、このハウジング114の前部
上端の位置には、工具12が装着される工具装着部11
3が設けられている。
このハウジング114内には、前後方向(図の左右方向
)に延びる工具引込み軸116が軸受115によって前
後動可能に支持されるとともに、上下方向に延びる工具
引下げ軸118が軸受117によって上下動可能に支持
されており、これらは図外の駆動手段によりその軸方向
に駆動されるようになっている。また、工具引込み軸1
16の前端および工具引下げ軸118の上端は工具装着
al1113に突出しており、その突出端部に他の部分
よりも大径の係止部116a、118aが各々形成され
ている。
また、工具装着部の上面113aにはセレーションが形
成されるとともに、工具a右部の前面上部には前方にク
ランプ部119が突設されている。
この工具クランプ部119の下面は、前方に向かうにつ
れて高くなる斜面とされている。
一方、このツールスライド20に装着される工具12は
、第9図に示される構造を有している。
すなわち、この工具12の後端部には、下方に開口する
穴形状の被係止部(第1の被係止部)121が形成され
ており、この被係止部121は、上記工具引込み軸11
6における係止部116aが嵌合される大径部121a
と、上記係止部116a以外の小径部分が嵌合される小
径部121bとからなっている。
また、この被係止部121よりも前方の位置には、下方
に開口する挿入穴122が形成されている。この挿入穴
122は、rU後方向に延び、上記被係止部121と上
記係止部116aとが嵌合した状態で工具引下げ軸11
8の係止部118aが挿入可能な位置に設けられている
。さらに、この挿入穴122の上部からその下部の前1
122aよりも前方に食い込むようにして被係止部12
3が形成されており、この被係止部123は、上記係止
部118aよりも大きな高さ寸法を有している。
さらに、この工具12の下面全域には、上記工具装着部
上面113aに形成されたセレーションと嵌合されるセ
レーション124が設けられている。また、この工具1
2の後端上部には、上記工具クランプ部119と合致す
る傾斜面である被クランプ面125が形成されている。
前記工具マガジン16は、第1図に示されるように、そ
の長手方向が工具の押出し方向に合致する向きに往復台
10上に配置され、第10図に示されるような内部構造
を有している。
同図において、130は工具マガジン16のハウジング
であり、このハウジング130の上面前部(第10図で
は上面右部)には、上記工具保持装置[48の工具把持
顎w74.75が上方から侵入するための入口132が
設けられている。
一方、ハウジング130内には、囲路のスプロケットに
巻かれた無端帯状のチェーン部材134が設けられ、こ
のチェーン部材134の各構成要素136の外側面には
、交換用工具12を係脱可能に係止する係止部138が
設けられている。このチェーン部材134の配列方向、
すなわち工員マガジン16内に収納される工具12の配
列方向は、工具マガジン16の長手方向、すなわち工具
押出し方向に合致しており、各工具12は、その長手方
向(第9図では左右方向)が上記工具押出し方向と直交
する状態で工具マガジン16内に収納されている。
一方、前記の近接スイッチ64.66や各種センサ類の
検出信号は、図外の数値演算制御装置に入力され、この
数値演算制m装置によって、上記駆動用モータ54の駆
動制御や工具マガジン16の作動制御、ツールスライド
20における各軸116.118の駆動制御等が行われ
る。
次に、この装置において行われる工具交換動作を説明す
る。
まず、第8図に示されるようなツールスライド20の工
具装着部113に工具12が取付けられた状態でワーク
の加工が行われる。
このときの工具12の取付動作を説明すると、まず、第
11図に示されるように、工具引込み軸116の係止部
116aおよび工具引下げ軸118の係止部118aが
それぞれ工具装着部113に大きく突出した状態で、こ
の工具装着部113上に工具12が載置されることによ
り、その下面のセレーション124と工具装着部113
の上面113aに形成されたセレーションとが嵌合され
る。これと同時に、工具引込み軸116の係止部116
aと工具12の被係止部121とが嵌合され、かつ工具
引下げ軸118の係止部118aが工具12の挿入穴1
22内に挿入される。
次いで、工具引込み軸116が後方へ移動することによ
り、この工具引込み軸116に引張られて工具12が後
方へ引込まれ、その被クランプ面125と工具クランプ
部119とが当接するとともに、工具引下げ軸118の
係止部118aが被係止部123内に嵌入される。さら
に、この状態から工具引下げ軸118が下降することに
より、その係止部118aと係合されている■具12は
下方に大きな力で引下げられ、第8図に示されるように
完全固定状態となる。
このような固定状態で、刃物台14全体が往復台1oに
対して工具押出し方向に押出され、回転するワークに上
記工具12が接触した状態で往復台10がワークの軸方
向に移動することにより、ワークの切削が進行される。
このとき、工具搬送装置18の工具把持装置48は、第
1図に示されるように工具マガジン16の上方の位置に
あり、この位置で一方の工具把持装置(この実施例では
工具把持装置74)により交換すべき新工具を把持して
待機しておく。
加工後、刃物台14は第1図に示されるような工具交換
位置まで後退する。この状態で第3図に示される下側作
動室44に油が供給され、これによってピストン40が
上昇することにより、クラッチ45を介して11401
とピストン40とが連結される。さらに、この状態で駆
動用モータ54が作動することにより、この駆動用モー
タ54の本体と一体に旋回部26が上方からみて反時計
回りの方向に旋回駆動される。そして、この旋回部26
が90°旋回した時点で上記駆動用モータ54の駆動が
一旦停止される。これによって、旋回部26に含まれて
いる工具保持装置48が架台22の前方に位置する状態
となる。
次に、上側作動室43に油が供給されることにより、ピ
ストン40が下降してその突起58がビニオン部材36
の係合穴37に係合されるとともに、上記クラッチ45
とピストン40の連結がはずれる。この状態で、再び駆
動用モータ54が作動することにより、その回転力が駆
動軸56およびピストン40を介してビニオン部材36
に伝達され、このビニオン部材36のピニオンギヤ38
がラック30と噛合された状態で回転することにより、
基台24を含めた工具搬送装[18全体がガイドレール
28に沿って直進駆動され、刃物台14に近付く。そし
て、新工具を把持していない工具把持装置(この実施例
では工具把持装w75)がツールスライド20の工具装
着部113の真上に来た時点で上記駆動が停止され、工
具搬送装置18全体も停止する。
上記移動時、第7図に示されるように工具保持装置48
の側面に設けられた清掃用ブラシ112が工具12の上
面に接触することにより、ここに溜っている切屑が自動
的に清掃される。また、この移動後にツールスライド2
0における工具引込み軸116および工具引下げ軸11
8が上記と逆の動作を行うことにより、工具12の固定
が解除される。
一方、工具把持装置75のグリップ部材102゜103
は、グリップ開閉用シリンダ88の作動により大きく開
かれた状態にある。この工具把持装置75が工具12の
直上方にある状態から、第3図に示されるシリンダ68
のロッド70が伸長されることにより、昇降板72以下
の部材が一体に降下し、工具把持装置75のグリップ部
材102゜103が、工具装着部113に装着された工
具12の右側方に位置する状態となる(第7図参照)。
この状態で、■具把持袋間i75のグリップ開閉用シリ
ンダ88が作動することにより、両グリップ部材102
.103が閉じ、これによって工具装着部113上の工
具12が両側から挟持される。
次いで、上記シリンダ68の作動により昇降板72以下
の部材が持上げられ、さらに駆動用モータ54の作動に
よって今度は工具把持装置74がツールスライド20の
工具装着部113の上方に来る位置まで工具搬送装置1
8が移送される。この状態で再びシリンダ68が作動し
て昇降板72等が一体に下降することにより、工具把持
装置74に把持されている新しい工具12が工具装着部
113上に載置される。そして、工具把持装置74の両
グリップ部材102.103が開かれ、ツールスライド
20の工具引込み軸116および工置引下げ軸118が
作動することにより、上記と同様にして新工具12が上
記工具装着部113に固定される。
その後、再び昇降板72が上昇し、さらに駆動用モータ
54の作動で工具搬送装W18が第1図に示される待機
位置まで移動することにより、新■具12による加工が
可能な状態となり、また、工具把持装置75によって工
具マガジン16へ旧工具12が返却され、工具把持装置
74によって工具マガジン16から新工具12が取出さ
れる。
以上のように、この装置では、工具搬送装W118に2
つの工具把持部W74.75を並設しているので、刃物
台14にある工具12を工具把持装置75により取出し
た後、この工具12を工具マガジン16に返却せずにそ
のままの位置で工具把持装置74により新しい工具12
を刃物台14に供給することができる。しかも、画工具
把持装置74.75は互いに隣接した位置にあり、工具
把持部M75による旧工具12の取出しから工具把持装
置74による新工具12の供給までに要する時間が非常
に短いので、工具交換時間は大幅に短縮される。
さらに、従来のような旋回アーム式の交換装置に比へ、
レイアウトを比較的自由に設定することができ、工具搬
送装置i18が移動するのに要するスペースも小さいの
で、装置全体のコンパクト化を図ることができる。また
、上記アーム式のものに比べ、工具搬送装置に対する強
度的な負担も小さいので、大型の工具でも不都合なく取
扱うことができる。
さらに、この実施例に示した装置によれば、次の効果を
得ることができる。
(a)  上記工具把持装置74.75では、支持板7
6を昇降板72に対して左右方向に移動可能に取付け、
皿ばね85の弾発力により中央位置に保持するようにし
ているので、工具12のセンターが両グリップ部材10
2.103のセンターに合致していない状態で両グリッ
プ部材102.103が閉じられても、その差に応じて
支持板76が左右方向に変位する、いわゆる70−ティ
ング機能により、常に良好な工具12の把持を行うこと
ができる。
(b)刃物台14を搭載する往復台10上に工具マガジ
ン16および工具搬送装置18が一体に載置されている
ので、往復台10がどの位置にあっても、その位■で即
座に工具交換を行うことができる。従って、交換時間の
大幅な短縮を図ることができるととともに、従来のよう
に往復台を工具交換位置に位置決めする必要もなく、制
御内容もより簡略化される。
(C)  この装置では、工具マガジン16を、その長
手方向くすなわち工具12の配列方向)が工具12の押
出し方向と合致する向きに配置しているので、装置全体
のレイアウトをよりコンパクトにまとめることができ、
これによって往復台10上への一体載置がより容易化さ
れる。しかも、工具搬送装置18が直進駆動される基台
24と旋回駆動される旋回部26とにより構成され、こ
の旋回部26の旋回により工具把持装置74・、75の
向きが自由に変更可能であるので、工具マガジン16を
どの向きに配置しても、それに対応して旋回部26を適
宜旋回させることにより、工具把持装置74.75によ
る工具の返却および取出しを円滑に行うことができる。
(d)  この装置では、単一の駆動源である駆動用モ
ータ54によって、基台24の直進駆動および旋回部2
6の旋回駆動の双方を行い、ピストン40の作動により
上記駆動の切換を行うようにしているので、駆動源の共
通化によって装置の軽量小型化および低コスト化を図る
ことができる。
fe)  この装置では、工具把持装置74.75より
も刃物台14に近い位置(第7図では工具把持部@74
.75の右側の位M)に清掃用ブラシ112が設けられ
ているので、上記工具把持装置74.75が刃物台14
上の工具12に到達する前に上記清掃用ブラシ112が
上記工具12の表面に接触することにより、加工中に発
生した切粉を自動的に除去することができる。
なお、本発明における工具搬送装置は3つ以上の工具把
持部を有するものでもよく、このような構造により、工
具搬送装置の一回の往復動作で複数の刃物台における工
具交換を行うことも可能となる。
また、本発明における工具搬送装置は、少なくとも刃物
台との工具交換位置を含む領域で直進可能であればよく
、その他の領域での動作については、上記実施例に示さ
れる旋回等、自由に設定すればよい。
また、本発明のATCが適用される工作機械は上記のよ
うな旋盤に限らず、種々の工作機械について広く適用が
可能である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、工具搬送装置を少なくとも刃物
台との工具交換位置を含む領域で工具の押出し方向と直
交する方向に直進させるとともに、この工具搬送装置に
、工具を把持する複数の工具把持部を上記直進方向に並
べて配設したものであるので、工具搬送装置の一回の往
復動作で、刃物台の工具を自動的に交換することができ
る。しかも、従来のアーム式の構造に比べ、各工具把持
装置は互いに隣接した位置に配することができ、このた
め一つの工具把持部による旧工具の取出しから他の工具
把持部による新工具の供給までに要する時間を短縮する
ことができる。
さらに、上記旋回アーム式の交換装置に比べ、レイアウ
トを比較的自由に設定することができ、工具搬送装置が
移動するのに要するスペースも小さいので、装置全体の
コンパクト化を図ることができる。また、工具搬送装置
に対する強度的な負担も小さいので、大型の工具につい
ても円滑な取扱いを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における自動工具交換装置の
全体斜視図、第2図は同装置における基台の支持構造を
示す斜視図、第3図は同装置における工具搬送装置の内
部構造を示す一部断面正面図、第4図は同工具搬送装置
における工具把持装置を示す一部断面側面図、第5図は
同工具把持装置の一部断面正面図、第6図は同工具把持
装置の断面底面図、第7図は上記工具搬送装置における
工具保持装置および清掃用ブラシを示す正面図、第8図
は工具が設けられたツールスライドの要部を示す断面側
面図、第9図は同ツールスライドに装着される工具の断
面側面図、第10図は工具マガジンの要部を示す断面図
、第11図は工具が装着される前のツールスライドの要
部を示す断面側面図である。 10・・・往復台、12・・・工具、14・・・刃物台
、16・・・工具マガジン、18・・・工具搬送装置、
48・・・工具保持装置、74.75・・・工具把持装
置。 特許出願人     新日本工機株式会社代 理 人 
    弁理士  小谷 悦司同       弁理士
  長1) 正向       弁理士  9藤 孝夫
第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、工具を支持する刃物台と、交換用の工具を収納し、
    必要な工具の割出しを行う工具マガジンと、この工具マ
    ガジンと上記刃物台との間を往復し、刃物台に装着され
    る工具の交換を行う工具搬送装置とを備えた自動工具交
    換装置において、上記工具搬送装置を少なくとも刃物台
    との工具交換位置を含む領域で工具の押出し方向と直交
    する方向に直進可能に構成するとともに、この工具搬送
    装置に、工具を把持する複数の工具把持部をこの工具搬
    送装置の直進方向に並べて配設したことを特徴とする自
    動工具交換装置。
JP10973690A 1990-04-24 1990-04-24 自動工具交換装置 Pending JPH048443A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9297589B2 (en) 2008-11-18 2016-03-29 Nec Corporation Boiling heat transfer device

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