JPH048418Y2 - - Google Patents
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- JPH048418Y2 JPH048418Y2 JP1985105383U JP10538385U JPH048418Y2 JP H048418 Y2 JPH048418 Y2 JP H048418Y2 JP 1985105383 U JP1985105383 U JP 1985105383U JP 10538385 U JP10538385 U JP 10538385U JP H048418 Y2 JPH048418 Y2 JP H048418Y2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C8/00—Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
- G03C8/42—Structural details
-
- G—PHYSICS
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- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C8/00—Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
- G03C8/42—Structural details
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、ピールアパートタイプのインスタン
トフイルムユニツトに関するものである。
トフイルムユニツトに関するものである。
ピールアパートタイプのインスタントフイルム
ユニツト(以下、単にフイルムユニツトという)
は、露光によりネガ像が記録される感光シート
と、この感光シートと重ね合わされて、その間に
現像処理液を展開することによつて、感光シート
のネガ像がポジ像として転写される受像シートと
を含んでいる。
ユニツト(以下、単にフイルムユニツトという)
は、露光によりネガ像が記録される感光シート
と、この感光シートと重ね合わされて、その間に
現像処理液を展開することによつて、感光シート
のネガ像がポジ像として転写される受像シートと
を含んでいる。
前記両シートはフイルムパツク内に分離して収
納されているが、露光済み感光シートと受像シー
トとを重ね合わせた状態で引出し、一対の展開ロ
ーラの間へと通すようにするために、前記両シー
トは引出しシートやマスクシートを介して連結さ
れており、これらが全体として1つのフイルムユ
ニツトを構成している。
納されているが、露光済み感光シートと受像シー
トとを重ね合わせた状態で引出し、一対の展開ロ
ーラの間へと通すようにするために、前記両シー
トは引出しシートやマスクシートを介して連結さ
れており、これらが全体として1つのフイルムユ
ニツトを構成している。
また前記フイルムユニツトには、前記両シート
が展開ローラを通過するときに、その間に展開さ
れる現像処理液を収容した現像液ポツドや、この
現像液ポツドから流出した現像処理液を感光シー
トと受像シートとの間まで導く通路を形成するた
めのフアンネル、さらに余剰の現像処理液を貯留
する液溜部を形成するために、感光シートの後縁
に接続されたスカートなども含まれている。
が展開ローラを通過するときに、その間に展開さ
れる現像処理液を収容した現像液ポツドや、この
現像液ポツドから流出した現像処理液を感光シー
トと受像シートとの間まで導く通路を形成するた
めのフアンネル、さらに余剰の現像処理液を貯留
する液溜部を形成するために、感光シートの後縁
に接続されたスカートなども含まれている。
このように構成されたピールアパートタイプの
フイルムユニツトでは、感光シートと受像シート
との間に現像処理液が展開され、現像処理が進行
している間は、感光シートと受像シートとは現像
処理液を介して密着された状態となつている。し
たがつて、表面にポジ画像が形成されてゆくモノ
シートタイプのインスタントフイルムユニツトと
異なり、現像処理の進行具合を観察することがで
きない。このため従来においては、フイルムメー
カーによつて指定された現像時間を目安にして計
時を行い、前記現像時間の経過後に感光シートか
ら受像シートを引き剥がすことによつて現像処理
を終了させている。
フイルムユニツトでは、感光シートと受像シート
との間に現像処理液が展開され、現像処理が進行
している間は、感光シートと受像シートとは現像
処理液を介して密着された状態となつている。し
たがつて、表面にポジ画像が形成されてゆくモノ
シートタイプのインスタントフイルムユニツトと
異なり、現像処理の進行具合を観察することがで
きない。このため従来においては、フイルムメー
カーによつて指定された現像時間を目安にして計
時を行い、前記現像時間の経過後に感光シートか
ら受像シートを引き剥がすことによつて現像処理
を終了させている。
しかし、写真現像の進行は周囲温度の影響を受
けやすく、上述のように一定時間を基準にして現
像処理を中断させていると、常に最良のポジ画像
が得られるとは限らない。例えば、周囲温度がか
なり低い場合には、現像処理が不十分のままでこ
れが中断されかねない。また、こうした事情を考
慮して現像時間を長めに指定しておくと、周囲温
度が常温あるいは高めの場合には、不必要な時間
経過を待たなくてはならなくなる。
けやすく、上述のように一定時間を基準にして現
像処理を中断させていると、常に最良のポジ画像
が得られるとは限らない。例えば、周囲温度がか
なり低い場合には、現像処理が不十分のままでこ
れが中断されかねない。また、こうした事情を考
慮して現像時間を長めに指定しておくと、周囲温
度が常温あるいは高めの場合には、不必要な時間
経過を待たなくてはならなくなる。
本考案は、上述した従来の技術的背景に鑑みて
なされたもので、最良のポジ画像が形成されるま
での間に現像処理が中断されることなく、しかも
不必要な時間経過を待たなくてもよいようにした
フイルムユニツトを提供することを目的としてい
る。
なされたもので、最良のポジ画像が形成されるま
での間に現像処理が中断されることなく、しかも
不必要な時間経過を待たなくてもよいようにした
フイルムユニツトを提供することを目的としてい
る。
本考案は上記目的を達成するにあたり、フアン
ネルおよび引出しシートのリーダー部により形成
された現像処理液の通路、あるいは感光シートと
受像シートとの間に展開された現像処理液の余剰
分を受け留める液溜部のいずれか一方に、現像処
理液と接触して発色反応する発色層を設けてあ
る。この発色層は、感光シートと受像シートとの
間の転写現像が行われるときに、前記通路におけ
る現像処理液の残留分、あるいは液溜部における
現像処理液の余剰分と接触して化学反応し、転写
現像の終了時に発色するようになつているので、
この発色を外部から観察することによつて、転写
現像の終了が簡単に識別できるようになる。この
発色層は、現像処理液の通路もしくは液溜部、す
なわち撮影有効画面外に設けられているので、写
真画像には一切影響を及ぼすことがない。
ネルおよび引出しシートのリーダー部により形成
された現像処理液の通路、あるいは感光シートと
受像シートとの間に展開された現像処理液の余剰
分を受け留める液溜部のいずれか一方に、現像処
理液と接触して発色反応する発色層を設けてあ
る。この発色層は、感光シートと受像シートとの
間の転写現像が行われるときに、前記通路におけ
る現像処理液の残留分、あるいは液溜部における
現像処理液の余剰分と接触して化学反応し、転写
現像の終了時に発色するようになつているので、
この発色を外部から観察することによつて、転写
現像の終了が簡単に識別できるようになる。この
発色層は、現像処理液の通路もしくは液溜部、す
なわち撮影有効画面外に設けられているので、写
真画像には一切影響を及ぼすことがない。
本考案の望ましい実施例においては、前記発色
層は、発色反応の時期を調節するためのタイミン
グ層、現像処理液との接触により発色色素を発生
し、あるいはこれを固定する発色媒染層などを含
む多層構成となつている。また、前記発色層を、
液溜部を構成しているスカートに設ける場合に
は、感光シートと前記スカートとをシールしてい
るシール層に部分的な素抜け部を形成することに
よつて、発色を観察しやすいようにしている。な
お、発色層を設けるにあたつては、現像処理液に
接触する前記通路あるいは液溜部の一部に発色層
をコーテイングしたり、あるいは発色層を塗布形
成したシート材を所要部の表面に貼付するように
してもよい。
層は、発色反応の時期を調節するためのタイミン
グ層、現像処理液との接触により発色色素を発生
し、あるいはこれを固定する発色媒染層などを含
む多層構成となつている。また、前記発色層を、
液溜部を構成しているスカートに設ける場合に
は、感光シートと前記スカートとをシールしてい
るシール層に部分的な素抜け部を形成することに
よつて、発色を観察しやすいようにしている。な
お、発色層を設けるにあたつては、現像処理液に
接触する前記通路あるいは液溜部の一部に発色層
をコーテイングしたり、あるいは発色層を塗布形
成したシート材を所要部の表面に貼付するように
してもよい。
以下、本考案の一実施例について、添付の図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
本発明を用いたフイルムユニツトを示す第4図
において、感光シート1には図中の矢印方向から
の露光によりネガ像が形成される。感光シート1
の前縁(図では右側)には、引出しシート2が接
続され、後縁(図では左側)にはスカート3が接
続されている。引出しシート2の先端部近くに
は、タブ4が剥離可能に接着されている。
において、感光シート1には図中の矢印方向から
の露光によりネガ像が形成される。感光シート1
の前縁(図では右側)には、引出しシート2が接
続され、後縁(図では左側)にはスカート3が接
続されている。引出しシート2の先端部近くに
は、タブ4が剥離可能に接着されている。
引出しシート2のリーダー部2aには、さらに
現像液ポツド5が接着されているとともに、フア
ンネル2bが設けられている。このフアンネル2
bは引出しシート2のリーダー部2aと協同し、
現像液ポツド5から流出した現像処理液が、フイ
ルムユニツトの側方から漏れ出ないほうにするた
めの通路を形成している。また、引出しシート2
に連結されたマスクシート6には開口6aが形成
され、この開口6aを裏面側からカバーするよう
に、受像シート7が接着されている。また、前記
開口6aの両サイドには、一定の厚みをもつたレ
ール8が接着されている。マスクシート6の後縁
部6bは、フイルムユニツトと引出したときに、
前記スカート3と対面し合うように延長されてお
り、この部分のレール8には液溜チツプ9が接着
されている。
現像液ポツド5が接着されているとともに、フア
ンネル2bが設けられている。このフアンネル2
bは引出しシート2のリーダー部2aと協同し、
現像液ポツド5から流出した現像処理液が、フイ
ルムユニツトの側方から漏れ出ないほうにするた
めの通路を形成している。また、引出しシート2
に連結されたマスクシート6には開口6aが形成
され、この開口6aを裏面側からカバーするよう
に、受像シート7が接着されている。また、前記
開口6aの両サイドには、一定の厚みをもつたレ
ール8が接着されている。マスクシート6の後縁
部6bは、フイルムユニツトと引出したときに、
前記スカート3と対面し合うように延長されてお
り、この部分のレール8には液溜チツプ9が接着
されている。
引出しシート2、スカート3およびマスクシー
ト6は、それぞれ紙製のシート材で構成されてお
り、感光シート1あるいは受像シート7などとは
シール剤によつて接着されている。また、前記ス
カート3の一方の面3aには、第1図に示したよ
うに発色層10が塗布され、他方の面3bにはシ
ール層11(第2図参照)が塗布されており、こ
のシール層11を介して感光シート1にシールさ
れている。
ト6は、それぞれ紙製のシート材で構成されてお
り、感光シート1あるいは受像シート7などとは
シール剤によつて接着されている。また、前記ス
カート3の一方の面3aには、第1図に示したよ
うに発色層10が塗布され、他方の面3bにはシ
ール層11(第2図参照)が塗布されており、こ
のシール層11を介して感光シート1にシールさ
れている。
このように構成されたフイルムユニツトは、感
光シート1に露光を与えた後、これが受像シート
7と重ね合わされて、一対の展開ローラの間を通
される。この過程で、引出しシート2に取り付け
られた現像液ポツド5が展開ローラによつて押し
潰されるので、現像処理液がリーダー部2aとフ
アンネル2bにより形成された通路を通つて、感
光シート1と受像シート7との間に拡布される。
こうして感光シート1と受像シート7が展開ロー
ラ間から引き出されるときには、現像処理液はレ
ール8で一定の液厚に維持されるので、均一な現
像処理が行われるようになる。
光シート1に露光を与えた後、これが受像シート
7と重ね合わされて、一対の展開ローラの間を通
される。この過程で、引出しシート2に取り付け
られた現像液ポツド5が展開ローラによつて押し
潰されるので、現像処理液がリーダー部2aとフ
アンネル2bにより形成された通路を通つて、感
光シート1と受像シート7との間に拡布される。
こうして感光シート1と受像シート7が展開ロー
ラ間から引き出されるときには、現像処理液はレ
ール8で一定の液厚に維持されるので、均一な現
像処理が行われるようになる。
感光シート1と受像シート7とが展開ローラ1
8間から引き出されると、第1図に示したよう
に、展開ローラによつてフイルムユニツトの後端
側に押し出された余剰の現像処理液12は、マス
クシート6の後縁部6b、スカート3および液溜
チツプ9により形成されるスペースに貯留される
ことになる。この結果、現像処理液12は、スカ
ート3の一方の面3aに塗布されている発色層1
0と接触する。
8間から引き出されると、第1図に示したよう
に、展開ローラによつてフイルムユニツトの後端
側に押し出された余剰の現像処理液12は、マス
クシート6の後縁部6b、スカート3および液溜
チツプ9により形成されるスペースに貯留される
ことになる。この結果、現像処理液12は、スカ
ート3の一方の面3aに塗布されている発色層1
0と接触する。
発色層10は、第2図に示したように、スカー
ト3の一方の面3aに塗布された発色媒染層1
5、その上に塗布形成された白色層16、そして
タイミング層17の3層からなつている。符号1
1は、スカート3を感光シート1にシールするた
めにスカート3の他の面3bに塗布されたシール
層を示し、部分的に非塗布領域、すなわち素抜け
部11aが形成されている。
ト3の一方の面3aに塗布された発色媒染層1
5、その上に塗布形成された白色層16、そして
タイミング層17の3層からなつている。符号1
1は、スカート3を感光シート1にシールするた
めにスカート3の他の面3bに塗布されたシール
層を示し、部分的に非塗布領域、すなわち素抜け
部11aが形成されている。
現像処理液12は、タイミング層17側から接
触して発色層10内に浸透してゆく。このタイミ
ング層17は、アルカリ性をもつた現像処理液と
反応し、発色媒染層15との化学反応の進行を抑
制する。白色層16は、第2図における上層側か
ら発色媒染層15の発色を観察するときに、これ
を観察しやすくするためのものである。発色媒染
層15は、タイミング層17、白色層16から浸
透してきた現像処理液と反応し、後述する組成に
よつて、一定のレベルまで反応が進むと無色から
青色に変化する発色反応層と、この青色の発色色
素を固定する媒染層とを一層化した層として構成
されている。
触して発色層10内に浸透してゆく。このタイミ
ング層17は、アルカリ性をもつた現像処理液と
反応し、発色媒染層15との化学反応の進行を抑
制する。白色層16は、第2図における上層側か
ら発色媒染層15の発色を観察するときに、これ
を観察しやすくするためのものである。発色媒染
層15は、タイミング層17、白色層16から浸
透してきた現像処理液と反応し、後述する組成に
よつて、一定のレベルまで反応が進むと無色から
青色に変化する発色反応層と、この青色の発色色
素を固定する媒染層とを一層化した層として構成
されている。
上述の発色反応は化学反応であるため、第3図
に示したような温度依存性を示す。例えば、常温
T1においては時間t1が経過して時点で発色濃度A
に達するのに対し、低温T2においては同じ発色
濃度Aの発色と呈するまでに時間t2の時間経過を
要する。この発色反応は、現像処理液12が感光
シート1と受像シート7との間に展開された時点
から、この両シート間での転写現像処理と並行し
て行われることになる。したがつて、タイミング
層17の化学組成を調節することによつて、例え
ば常温T1の場合に、発色を識別できる発色濃度
Aが得られる時間t1を、転写現像が完了される時
間と一致させ、しかも転写現像の温度依存性と発
色反応の温度依存性とを合わせておくことによつ
て、素抜け部18aを通して青色の発色が識別さ
れた時点をもつて、現像処理が完了したことが的
確に把握できるようになる。
に示したような温度依存性を示す。例えば、常温
T1においては時間t1が経過して時点で発色濃度A
に達するのに対し、低温T2においては同じ発色
濃度Aの発色と呈するまでに時間t2の時間経過を
要する。この発色反応は、現像処理液12が感光
シート1と受像シート7との間に展開された時点
から、この両シート間での転写現像処理と並行し
て行われることになる。したがつて、タイミング
層17の化学組成を調節することによつて、例え
ば常温T1の場合に、発色を識別できる発色濃度
Aが得られる時間t1を、転写現像が完了される時
間と一致させ、しかも転写現像の温度依存性と発
色反応の温度依存性とを合わせておくことによつ
て、素抜け部18aを通して青色の発色が識別さ
れた時点をもつて、現像処理が完了したことが的
確に把握できるようになる。
上述のようにして、発色層10での発色を観察
しやすくするためには、スカート3の着色を余り
濃くせずに、遮光能を満足できる程度の微着色に
留めるのがよく、素材としてはPET(ポリエチレ
ンテレフタレート)が強度的にも好適である。ま
た、シール層11としては遮光能を確実にするた
めに、黒色のものが利用されることから、上述の
ように素抜け部11aが形成されているものであ
る。なお、実施する上では、塗布工程を簡略化す
るために、発色媒染層15と白色層16とを一層
化することも可能である。
しやすくするためには、スカート3の着色を余り
濃くせずに、遮光能を満足できる程度の微着色に
留めるのがよく、素材としてはPET(ポリエチレ
ンテレフタレート)が強度的にも好適である。ま
た、シール層11としては遮光能を確実にするた
めに、黒色のものが利用されることから、上述の
ように素抜け部11aが形成されているものであ
る。なお、実施する上では、塗布工程を簡略化す
るために、発色媒染層15と白色層16とを一層
化することも可能である。
以下、上述の各層の中で、発色媒染層15と白
色層16、およびタイミング層17についての化
学組成と、その塗布量あるいは塗布厚の一例を示
す。
色層16、およびタイミング層17についての化
学組成と、その塗布量あるいは塗布厚の一例を示
す。
「白色層」 塗布厚 3μ
Gel(脱塩ゼラチン) 100g
H2O 300ml
EtOH(エタノール) 700ml
サリチル酸 1g
NaOH(10%) 16ml
TWG(チタンホワイト乳化物) 327g
硬膜剤(2%) 200ml
「発色媒染層」 塗布厚 3μ
Gel(脱塩ゼラチン) 100g
H2O 300ml
EtOH 700ml
サリチル酸 1g
NaOH(10%) 16ml
媒染剤(EM−25) 100g
硬膜剤(2%) 200ml
TP(チモールフタレン) 1.0g
「タイミング層」 塗布量 2.1g/m2
DAC(ダイアセチルセルロース) 60g
MEK(メチルエチルケトン−70%)/EtOH
(8%)/H2O(10%) 1000ml 酸ポリマー 56g 黒染料 8g タイミング層に含まれるDACの酸化度を調節
することによつて、発色反応層の反応時間を調節
することができる。また、酸ポリマーは経時安定
剤として用いられている。
(8%)/H2O(10%) 1000ml 酸ポリマー 56g 黒染料 8g タイミング層に含まれるDACの酸化度を調節
することによつて、発色反応層の反応時間を調節
することができる。また、酸ポリマーは経時安定
剤として用いられている。
なお、上述した実施例においては、発色層10
を余剰の現像処理液を貯留する液溜部、すなわち
スカート3の一部に設けているが、この発色層1
0を現像処理液の通路の一部に設けてもよい。こ
の場合には、例えばフアンネル2bあるいは引出
しシート2のリーダー部2aに前記発色層10を
設け、半透明のマスクシート6を介してその発色
を観察したり、あるいはスカート3の場合と同様
に、リーダー部2aを通して発色を観察すること
ができる。また、上記発色層10によれば、発色
反応する化学組成としてTP(チモールフタレン)
を用い、無色から青色への変化を識別するように
しているが、アルカリ剤と反応して発色するPH
指示薬、例えばチモールブルー、フエノールフタ
レイン、アリザリンイエロー、インジゴカルミン
などの他の発色剤を利用することも可能である。
を余剰の現像処理液を貯留する液溜部、すなわち
スカート3の一部に設けているが、この発色層1
0を現像処理液の通路の一部に設けてもよい。こ
の場合には、例えばフアンネル2bあるいは引出
しシート2のリーダー部2aに前記発色層10を
設け、半透明のマスクシート6を介してその発色
を観察したり、あるいはスカート3の場合と同様
に、リーダー部2aを通して発色を観察すること
ができる。また、上記発色層10によれば、発色
反応する化学組成としてTP(チモールフタレン)
を用い、無色から青色への変化を識別するように
しているが、アルカリ剤と反応して発色するPH
指示薬、例えばチモールブルー、フエノールフタ
レイン、アリザリンイエロー、インジゴカルミン
などの他の発色剤を利用することも可能である。
以上に説明したように、本考案のインスタント
フイルムユニツトによれば、現像処理液の案内通
路あるいは液溜部の一部に、現像処理液の通過残
りあるいは余剰分と接触して発色反応する発色層
を設けているから、現像処理液の展開開始とほぼ
同時に前記発色層が現像処理液に接触して発色反
応が進行されるようになる。しかも、この発色反
応は、感光シートと受像シートとの間の転写現像
処理反応と同様に、周囲温度に依存して進行する
ことになる。したがつて、この発色層での発色を
基準にして現像処理の進行を識別することによつ
て、周囲温度を加味した上での現像完了の時期を
的確に把握できるようになる。
フイルムユニツトによれば、現像処理液の案内通
路あるいは液溜部の一部に、現像処理液の通過残
りあるいは余剰分と接触して発色反応する発色層
を設けているから、現像処理液の展開開始とほぼ
同時に前記発色層が現像処理液に接触して発色反
応が進行されるようになる。しかも、この発色反
応は、感光シートと受像シートとの間の転写現像
処理反応と同様に、周囲温度に依存して進行する
ことになる。したがつて、この発色層での発色を
基準にして現像処理の進行を識別することによつ
て、周囲温度を加味した上での現像完了の時期を
的確に把握できるようになる。
第1図は、本考案を用いたインスタントフイル
ムユニツトの要部断面図である。第2図は、本考
案の一実施例の層構成を示す概念図である。第3
図は、本考案の発色層の温度依存特性を示すグラ
フである。第4図は、本考案を用いたピールアパ
ートタイプのインスタントフイルムユニツトの斜
視図である。 1……感光シート、3……スカート、5……現
像液ポツド、7……受像シート、10……発色
層、11……シール層、11a……素抜け部、1
5……発色媒染層、16……白色層、17……タ
イミング層。
ムユニツトの要部断面図である。第2図は、本考
案の一実施例の層構成を示す概念図である。第3
図は、本考案の発色層の温度依存特性を示すグラ
フである。第4図は、本考案を用いたピールアパ
ートタイプのインスタントフイルムユニツトの斜
視図である。 1……感光シート、3……スカート、5……現
像液ポツド、7……受像シート、10……発色
層、11……シール層、11a……素抜け部、1
5……発色媒染層、16……白色層、17……タ
イミング層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フアンネルおよび引出しシートのリーダー部
で形成された通路を通り、感光シートと受像シ
ートとの間に展開された現像処理液の余剰分
を、前記感光シートの後縁に設けられたスカー
トを含む液溜部で受け留めるようにしたインス
タントフイルムユニツトにおいて、 前記通路もしくは液溜部の少なくとも一方
に、前記現像処理液と接触して発色反応する発
色層を設け、この発色反応によつて前記感光シ
ートと受像シートとの間における転写現像の終
了タイミングを識別できるようにしたことを特
徴とするインスタントフイルムユニツト。 (2) 前記発色層は、スカートにコーテイングされ
ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
囲第1項記載のインスタントフイルムユニツ
ト。 (3) 前記発色層は、前記スカートを感光シートに
シールするためのシール層が形成された面とは
反対の面に設けられているとともに、前記シー
ル層の一部に素抜け部を形成し、この素抜け部
を通して前記発色反応を観察できるようにした
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載のインスタントフイルムユニツト。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985105383U JPH048418Y2 (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | |
US06/884,302 US4701388A (en) | 1985-07-10 | 1986-07-10 | Instant film unit with coloring means |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985105383U JPH048418Y2 (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6214449U JPS6214449U (ja) | 1987-01-28 |
JPH048418Y2 true JPH048418Y2 (ja) | 1992-03-03 |
Family
ID=14406147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985105383U Expired JPH048418Y2 (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4701388A (ja) |
JP (1) | JPH048418Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0755557Y2 (ja) * | 1987-11-09 | 1995-12-20 | 富士写真フイルム株式会社 | インスタントフイルムユニット |
JP2655189B2 (ja) * | 1989-05-17 | 1997-09-17 | 富士写真フイルム株式会社 | カラー拡散転写写真フイルムユニツト |
US6541177B1 (en) * | 2001-04-16 | 2003-04-01 | Polaroid Corporatiion | Diffusion transfer photographic film unit |
US7330747B2 (en) | 2005-06-07 | 2008-02-12 | Chemimage Corporation | Invasive chemometry |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3320065A (en) * | 1963-06-14 | 1967-05-16 | Polaroid Corp | Photographic film unit having a resilient liquid trapping member |
US3689269A (en) * | 1971-01-07 | 1972-09-05 | Schieven Arline E | Liquid trapping means for a film unit |
-
1985
- 1985-07-10 JP JP1985105383U patent/JPH048418Y2/ja not_active Expired
-
1986
- 1986-07-10 US US06/884,302 patent/US4701388A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4701388A (en) | 1987-10-20 |
JPS6214449U (ja) | 1987-01-28 |
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