JPH0482688A - ワイヤ駆動多関節アーム - Google Patents

ワイヤ駆動多関節アーム

Info

Publication number
JPH0482688A
JPH0482688A JP19295390A JP19295390A JPH0482688A JP H0482688 A JPH0482688 A JP H0482688A JP 19295390 A JP19295390 A JP 19295390A JP 19295390 A JP19295390 A JP 19295390A JP H0482688 A JPH0482688 A JP H0482688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
torque
wire
arm
pulley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19295390A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Hirose
茂男 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Research Development Corp of Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Research Development Corp of Japan filed Critical Research Development Corp of Japan
Priority to JP19295390A priority Critical patent/JPH0482688A/ja
Publication of JPH0482688A publication Critical patent/JPH0482688A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、象の鼻のように屈曲する多関節マニピュレー
タ等に用いられる多関節アームに関するもので、特に、
ワイヤによって駆動されるワイヤ駆動の多関節アームに
関するものである。
【従来の技術】
原子炉内や化学プラント内等のように機器が錯綜する複
雑な環境での検査点検作業、あるいは機械装置の組立作
業などをロボット化しようとする場合には、障害物との
接触を容易に回避することができ、狭い環境にも入り込
ませることのできる象の鼻のような多自由度の多関節マ
ニピュレータが威力を発揮する。しかしながら、そのよ
うな多関節マニピュレータを実現しようとすると、実際
には大きな障害がある。それは、各関節に著しく強力で
軽量なアクチュエータを用いることが必要となるという
問題である。 多関節マニピュレータは、能動関節を介して多数のアー
ムを直列に連結した長いアームである。その能動関節を
駆動するためのアクチュエータは、現在入手することが
できる範囲ではその出力重量が著しく限定されている。 そのために、在来のアクチュエータをそのまま関節に設
置して多関節マニピュレータを構成しようとすると、ア
クチュエータの出力はアーム重量を支持するだけに消費
され、可搬重量はほとんど出すことができなくなってし
まう。 例えば第7図に示されているようなn節(図では3 @
 )からなる簡単な多関節マニピュレータ機構を考える
。この機構は、各関節111□ ・・・に電動モータな
どを装備した最も一般的なものであり、アーム2゜、2
+、2□、・・・はその関節11,12.・・・を介し
て直列に連結されている。最も基端側のアーム2゜は基
台3に固定されている。また、最も先端側のアーム2n
の先端にはグリップ4が設けられ、そのグリップ4によ
って物体5が把持されている。 ここで、簡単化するために、この機構は、矢状面(垂直
に立った平面であり重量ベクトルを含む面)内において
運動する平面機構アームであるとする。また、アーム2
゜、2□、2□。 ・・・の長さLはすべて等しく、節は全長均質で質量が
m、アーム2nの先端のグリップ4と物体5とを合わせ
た質量はMであるとする。節の名称は、根元、すなわち
基台3側の節から先端側の節に向かって第1節(i=1
.2.・・・、n)とする。 いま、この機構が、図示されているように最も重力の影
響を受けやすい水平に伸展した姿勢にあるとすると、そ
れぞれの節の電動アクチュエータが支持のために発生す
べきトルクTiは、 Ti  =  (n+1−il−1) +  (1/2)  (n+ 1− i )  2Xm
gL          ・・・ (1)となる。ここ
で、gは重力加速度である。 この式から、根元側の節はど、支持のために発生すべき
トルクが著しく大きくなっていくことが分かる。そのよ
うに大きなトルクを発生させるためには、特に根元側の
節に強力で重いアクチュエータを取り付けることが必要
となる。 しかしながら、そのようにすると質量mが大きくなるの
で、更に大きなトルクが必要となる。 そのために、このような機構では、大きな負荷を支持す
ることができるようにすることは極めて難しい。 このような機構重量に起因する制約を打破するために、
これまでにもいくつかの試みがなされている。例えば特
殊な回転関節を使用して軽量化を図ろうとするものや、
基台部に強力なスライダを設けて必要な駆動力をできる
だけそのスライダに負担させることによりアームの軽量
化を図ろうとするものなどである。しかしながら、その
ようにしても、アクチュエータは各節に設けられるので
、その問題の根本的な解決とはならない。 そこで、アクチュエータは基台部に設置し、その動力を
ワイヤなどによって各部に伝達するようにして軽量化を
図ることが考えられている。 そのようなものとしては、第8図に示されているように
、各アーム2,2.・・・の上下部にそれぞれチューブ
ワイヤ6.6.・・・を連結して、そのワイヤ6を牽引
することによって関節1を駆動するようにしたものがあ
る。また、第9図に示されているように、チューブワイ
ヤを使用する代わりに通常のワイヤ7.7.・・・を使
用し、先端側のワイヤ7を、それより根元側の関節1の
回転中心付近に設けられたローラ8.8間を通過させる
ようにすることにより、先端側のワイヤ7の張力の影響
が後端側に及ぼされないようにしたものも知られている
。 このような機構によれば、アクチュエータモータは基台
部3に設置することができ、アーム2側にはワイヤ6あ
るいは7と若干の機構のみを設ければよいことになるの
で、節の質量を小さくすることができる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第8図の機構では、チューブワイヤ6に
よって強力な牽引力を生成させようとすると、摩擦が問
題となる。また、このようにしても、根元側の関節はど
発生すべきトルクは大きくなるので、根元のワイヤ駆動
系は強力に設計しなければならない。 第9図の機構では、チューブワイヤを使用しない分だけ
摩擦の影響などを受けにくくなるが、それでも、根元側
の関節を駆動するワイヤの張力を大きくしなければなら
ないという問題は残されている。 このように、いずれの機構においても、根元側の関節を
駆動するアクチュエータは強力なものとすることが必要
となるが、そのアクチュエータの出力は限られているの
で、可搬質量が低くなってしまう。また、実用時に多関
節アームの先端が物体に接触することは避けられないが
、そのような場合、従来の機構では根元の関節が容易に
破壊してしまう。そのために、実用的な多関節マニピュ
レータを得るには至っていない。 本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、著しく軽量高出力で堅牢な多関節アー
ムを得ることである。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明では、各関節部分に
、上下一対のワイヤによって回転トルクが生成されるト
ルク生成機構を設け、先端側の関節を駆動するワイヤを
、それより根元側の関節部分に設けられたトルク生成機
構に通してその関節にトルクを生じさせるようにしなが
ら、基台部に導くようにしている。 そのトルク生成機構は、例えばアームとともにその回転
軸のまわりに回転するプーリによって構成される。先端
側の関節を駆動するワイヤは、そのプーリに1回巻き付
けた後、根元側に導かれる。
【作用】
このように構成することにより、例えば先端部の関節を
駆動するワイヤの基台側端部な牽引すると、そのワイヤ
の張力の影響が各トルク生成機構に及び、すべての関節
に回転トルクが加えられる。したがって、根元側の関節
にはその残りの回転トルクを生成すればよいことになり
、そのアクチュエータの出力パワーを小さくすることが
できる。
【実施例】
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。 図中、第1図は本発明によるワイヤ駆動多関節アームの
一実施例を示す概略斜視図である。 この図から明らかなように、この多関節アーム10は3
節アームで、直列に配置され、関節をなす水平な回転軸
11,12.13によって互いに回動自在に連結された
4本のアーム20.21,22.23を備えている。最
も基端側のアーム20は基台26に固定されている。ま
た、最も先端側のアーム23の先端にはグリップ27が
設けられている。 回転軸11,12.13はそれぞれ基台26側、すなわ
ち根元側に位置するアーム2021.22によって回転
自在に支持されている。最も根元側の回転軸11には3
個のプーリ31.31a、31bが固着されている。ま
た、次の回転軸12には2個のプーリ32゜32aが固
着されている。そして、先端側の回転軸13には1個の
プーリ33が固着されている。アーム21.22.23
はプーリ31゜32.33にそれぞれ固着され、これら
のプーリ31〜33とともに回転軸11〜13の軸線の
まわりに回動するようにされている。 プーリ31.32.33の上下部、すなわちアーム21
,22.23の基端上下部には、それぞれ一対のワイヤ
41a、41b;42a42b ; 43a、43bの
一端が連結されている。こうして、上側のワイヤ41a
〜43aを牽引することによりアーム21〜23が上方
に回動し、下側のワイヤ41b〜43bを牽引すること
によりアーム21〜23が下方に回動するようにされて
いる。 最も根元側のプーリ31に連結されたワイヤ41a、4
1bはそのまま基台26側に導かれ、その基台26に設
置されたアクチュエータ(図示せず)によって牽引され
るようになっている。また、次のプーリ32に連結され
たワイヤ42a、42bは、それより根元側に位置する
プーリ31aにそれぞれ上下から1回転ずつ巻き付けら
れて基台26側に導かれ、同様にアクチュエータによっ
て牽引されるようになっている。最も先端側のプーリ3
3に連結されたワイヤ43a、43bは、それより根元
側に位置するプーリ32a、31bにそれぞれ1回転ず
つ巻き付けられ、同様に基台26側から牽引されるよう
になっている。 このように構成された多関節アーム10においては、例
えば最も先端側のプーリ33に連結された上側のワイヤ
43aを牽引すると、そのプーリ33に回転トルクが生
成されて先端のアーム23が上方に回動するとともに、
そのワイヤ43aが巻き付けられたプーリ32a。 31bにもその半径に比例した回転トルクが生成される
。したがって、それらのプーリ32a。 31bと一体的に回転するプーリ32,31にも同じト
ルクが加えられる。その結果、2番目のプーリ32に連
結された上側のワイヤ42aを牽引すると、そのプーリ
32にはそのワイヤ42aによって生成される回転トル
クとブー932aから伝えられる回転トルクとが加わる
ことになる。そして、そのワイヤ42aによって根元側
のプーリ31aにも回転トルクが生成され、そのトルク
がプーリ31に伝えられる。 こうして、根元側のプーリ31には先端側のプーリ33
,32に生成された回転トルクが相乗して働くことにな
り、そのプーリ31が発生すべきトルクは小さくなる。 したがって、そのプーリ31にトルクを生成するワイヤ
41aの張力は小さく抑えられ、そのワイヤ41aを牽
引するアクチュエータを軽量小出力のものとすることが
できる。 このように、この機構は、従来考えられていた第7〜9
図の機構とは逆に、各関節の駆動力を積極的に干渉させ
る構造となっている。 この多関節アーム10の機構をn節に拡張し、第7図で
説明したのと同じ符号を用いて同じ条件で考えると、第
1節用の駆動ワイヤが生成すべき支持トルクTiは、 Ti =MgL+ (n+1/2−i)mg2となる。 この(2)式を従来の機構における(1)式の支持トル
クと比較すると、(1)式の場合には、先端荷重Mgを
支持するトルクは第n節でMgLであり、それより根元
側の関節では部数の1乗に比例して増大していたが、(
2)式で示される先端荷重Mgの支持トルクは、その右
辺第1項に示されるように、どの節でもMgLのままで
ある。 つまり、第1図の機構では、最先端の第n節でMgLの
トルクを生成すると、同じトルクMgLがすべての節に
生ずる。そのために、次の節、すなわち第n−1節で必
要な2MgLのトルクのうちMgLは既に生成されてい
ることになる。したがって、第n−1節ではMgLのト
ルクのみを生成すればよい。更に、第n−2節では、第
n節及び第n−1節の駆動のためのトルクの干渉がある
ので、3MgLではなくて同じ<MgLのトルクのみを
生成すればよい。 このように、すべての節でMgLのモーメントを生じさ
せれば、先端荷重を支持することができる。 また、アームの自重を支持するためのトルクについては
、(1)式では筒数の2乗に比例していたのに対し、同
様の効果により、(2)式では、その右辺第2項に示さ
れるように、筒数の1乗でしか増えない。 このように、この機構によれば、ワイヤ駆動系の負担が
著しく軽減される。したがって、根元部の節のワイヤ駆
動系も、第8,9図の場合のように強力なものとする必
要かなくなる。逆に、ワイヤ駆動系を同じにすれば、可
搬荷重をはるかに大きくすることができる。 第2図は、本発明によるワイヤ駆動多関節アームの第2
実施例を示す概略斜視図である。 この多関節アーム50も、基本的な構成は第1図のもの
と同様である。ただ、先端側のプーリ32,33を駆動
するワイヤ42a、42b;43a、43bが巻き掛け
られる根元側のブーツ31a、31b;32aがそれぞ
れ一対とされ、それらのワイヤ42a、42b:43a
。 43bがすべて上側から同じ回転方向に巻き付けられて
いる点が異なっている。 すべての関節の駆動ワイヤをこのように張ると、ワイヤ
は多関節アーム50の一方の側面にまとまることになる
。この多関節アーム5oの場合には、そのワイヤが張ら
れた側面が重力方向に対して常に上側となる姿勢をとる
ようにする。 このような機構の特徴は、先端側の関節を駆動する一対
のワイヤの両方の張力を、根元側の関節の駆動に有効に
使用することができるようになる点である。 この点を明確化するために、ある関節iにトルクTjを
生成させ、同時にそれぞれのワイヤの張力にFOIの同
一バイアス力を加える状況を想定する。第1図の多関節
アーム10の場合には、このようにしても、関節i〜1
のすべてで生成されるトルクはTiのままである。とこ
ろが、第2図の多関節アーム50の場合には、関節iに
生ずるトルクはTiで変わらないが、それより根元側の
関節i−1〜1では、それぞれTi以外に2 F oI
のバイアス張力によって生じるトルクが追加されること
になる。この追加されたトルクは、多関節アーム50の
ワイヤが張られている側面を常に上方に保てば、重力に
対する荷重支持トルクとして使用することができる。す
なわち、干渉駆動の効果が更に大きく発揮されることに
なる。 このような機構による支持トルクを式で表すと、第i節
で発生すべき支持トルクTiは、Ti  =MgL+ 
 (n+1/2−i)mg2−1)+1 となる。ここで、rlは第i節で使用されるプーリの半
径である。 この式から、右辺第3項にバイアス張力の効果が付加さ
れ、トルクが減少していることが分かる。 このように、この機構によれば、先端側の関節を駆動す
る力及びその部分の余分なバイアス力がすべて根元側の
関節の駆動力として利用されるようになるので、根元側
はど強力な駆動力を発生させ得る強いワイヤを用いると
いう必要がなくなる。 ところで、このような多関節アーム50によって上述の
ような効果が発揮されるようにするためには、ワイヤの
張られた側面が常に上側に保たれるようにしなければな
らない。したがって、取り得る運動が若干制約されるこ
とになる。例えば第3図(A)に示されているように、
各関節の回動によって去状面内で一方に傾いた姿勢Aか
ら他方に傾いた姿勢Bに変えるということはできない。 しかしながら、同図(B)に示されているように、根元
節に旋回節51を設け、その旋回軸の回転を利用するよ
うにすれば、ワイヤの張られている側面を上側に保った
ままでそのような姿勢変更を行わせることができる。 上記実施例は、トルク生成機構をプーリによって構成し
たものであるが、このようなトルク生成機構はプーリ以
外によっても構成することができる。第4.5図は、そ
のような実施例を示すものである。 この実施例の場合には、ワイヤ41a、41b;42a
、42b;43a、43bは各アーム21,22.23
の中間上下部にそれぞれ連結されている。各関節部には
、その関節の回転中心から一定距離の位置に摺動受け6
1a。 61b;62a、62b;63a、63bが設けられ、
ワイヤ41a〜43bはそれらの摺動受け61a〜63
bにそれぞれ挿通されている。したがって、ワイヤ41
a〜43bは各関節の回転中心から一定の距離となるよ
うに保持されている。 このような位置に保持されたワイヤ41a〜43bに張
力が加わると、その張力に等しい圧縮力がアーム21〜
23を介して各関節部に発生する。そして、それらの張
力及び圧縮力は、すへての関節について一定の距離だけ
離れて働く。したがって、各関節にはトルクが生成され
る。 すなわち、このような機構によっても第12図の実施例
と同様な作用効果が得られる。その場合、第4図の機構
は第1図の機構に対応し、第5図の機構は第2図の機構
に対応する。 第4.5図の機構は、第1.2図のようなプーリを用い
た機構に比べると、摺動部があるので摩擦抵抗が無視て
きなくなること、関節の屈曲角が大きくなると生成され
るトルクの値が変化すること、といった問題があるが、
機構がより簡単で実現しやすいという特徴がある。 以上の実施例の機構は、原理的゛に去状面内で運動する
平面機構であるが、基台26部分にヨー角運動回転軸を
加え、多関節アームの運動矢状面を回転させるようにす
れば、その機構に3次元運動性能を付加することができ
る。 また、第6図に示されているように、回転軸11.12
.13をすべて水平とはせずに、水平に対しである程度
の角度を持たせ、ワイヤ41a〜43bがプーリから外
れない範囲で簡閲に捻り角αを与えるようにすれば、各
部において3次元運動性能を得ることができ、より完全
な3次元運動機構とすることができる。その場合、回転
軸11を水平に対して角度−〇とすれば、次の回転軸1
2は角度十〇というように、交互に一定角度傾斜させる
ようにする。 このように回転軸11〜13を傾斜させると、ワイヤは
プーリに対して若干斜めに張られることになるが、角度
aをそれほど大きくしなければ、機構的にはあまり障害
となることはない。また、そのようにしても、ワイヤの
張られる側面は多関節アームの姿勢にかかわらず常に上
側に保つことができるので、第2図の場合と同様の効果
は発揮される。
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、先端
側の関節を駆動するワイヤによって根元側の関節にもト
ルクを生じさせるようにしているので、根元側の関節を
駆動するためのトルクが各関節駆動用のワイヤに分散さ
れるとともに、各関節駆動トルクの総和も減少されるよ
うになり、そのためのアクチュエータを小出力のものと
することができる。また、ワイヤの数は多くなるが、各
々が発生すべき張力は小さくなるので、ワイヤは細いも
のでよく、関節部の軸受も軽量なものでよくなる。した
がって、軽量な多関節アームとすることができる。更に
、機構が単純で特殊な機械要素も必要としないので、安
価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるワイヤ駆動多関節アームの一実
施例を示す概略斜視図、 第2図は、第1図の多関節アームを改良した実施例を示
す同様の斜視図、 第3図(A)、(B)は、第2図の機構の問題点とその
解決策を説明するための説明 図、 第4図は、本発明による多関節アームの異なる実施例を
示す概略側面図、 第5図は、第4図の多関節アームを改良した実施例を示
す同様の側面図、 第6図は、第2図の多関節アームを更に改良した実施例
を示す概略斜視図、 第7図゛は、従来の多関節アームの一例を示す側面図、 第8図は、従来の多関節アームの他の例を示す側面図、 第9図は、従来の他関節アームの更に異なる例を示す側
面図である。 10.50・・・ワイヤ駆動多関節アーム11.12.
13・・・回転軸 20.21,22.23・・・アーム 26・・・基台 31.31a、31b;32,32a・33・・・プー
リ(トルク生成機構) 41a、41b;42a、42b;43a。 43b・・・ワイヤ 61a、61b;62a、62b:63a。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のアームを、回転軸がほぼ水平となるように
    配置される1自由度回転関節を介して、基台部から先端
    まで直列に連結した多関節アームにおいて; 前記各関節部分に、前記アームの上下部にそれぞれ連結
    される上下一対のワイヤによってその関節に回転トルク
    を生じさせるトルク生成機構が設けられており、 先端側の関節を駆動するワイヤが、それより根元側の関
    節部分にそれぞれ設けられた前記トルク生成機構を通し
    てその関節にトルクを生じさせるようにしながら、前記
    基台部に導かれるようにされている、 ワイヤ駆動多関節アーム。
  2. (2)前記先端側の関節を駆動する上下一対のワイヤが
    、それより根元側に設けられた前記トルク生成機構の上
    側を通過するようにされている、請求項1記載のワイヤ
    駆動多関節アーム。
  3. (3)前記トルク生成機構が、前記アームとともに前記
    回転軸のまわりに回転するプーリによって構成され、 そのプーリに、それより先端側の関節を駆動するワイヤ
    が巻き付けられている、 請求項1又は2記載のワイヤ駆動多関節アーム。
  4. (4)前記各関節の回転軸が、水平方向から交互に一定
    角度傾斜するように配置されている、 請求項1ないし3のいずれか記載のワイヤ駆動多関節ア
    ーム。
JP19295390A 1990-07-23 1990-07-23 ワイヤ駆動多関節アーム Pending JPH0482688A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19295390A JPH0482688A (ja) 1990-07-23 1990-07-23 ワイヤ駆動多関節アーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19295390A JPH0482688A (ja) 1990-07-23 1990-07-23 ワイヤ駆動多関節アーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0482688A true JPH0482688A (ja) 1992-03-16

Family

ID=16299771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19295390A Pending JPH0482688A (ja) 1990-07-23 1990-07-23 ワイヤ駆動多関節アーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0482688A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003023257A1 (fr) * 2001-09-05 2003-03-20 Kabushiki Kaisha F.F.C. Dispositif de transmission de rotation
JP2006192281A (ja) * 2006-01-27 2006-07-27 Toshiba Corp マニピュレーター
EP2130504A1 (en) * 2007-03-29 2009-12-09 Olympus Medical Systems Corporation Articulated bending mechanism and articulated medical device with articulated bending mechanism
US7850563B2 (en) 2003-03-31 2010-12-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Power transmission mechanism and manipulator
JP2015116661A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 現代自動車株式会社 ロボットアームおよびこれを含むロボット
WO2017159188A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 国立大学法人東京工業大学 自重補償用ワイヤを有する多関節マニピュレータ
JP2017217705A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 国立大学法人東京工業大学 多関節マニピュレータ
JP2018187733A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 国立大学法人東京工業大学 関節機構、これを用いた多関節マニピュレータ及びこれらの製造方法
CN109202937A (zh) * 2018-11-19 2019-01-15 河北科技大学 模块化多关节线控机器人
CN111388083A (zh) * 2020-03-26 2020-07-10 平阴县中医医院 一种口腔科多角度操作电凝钳
KR20200137537A (ko) * 2019-05-30 2020-12-09 한양대학교 에리카산학협력단 관절 메커니즘

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003023257A1 (fr) * 2001-09-05 2003-03-20 Kabushiki Kaisha F.F.C. Dispositif de transmission de rotation
US7850563B2 (en) 2003-03-31 2010-12-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Power transmission mechanism and manipulator
JP2006192281A (ja) * 2006-01-27 2006-07-27 Toshiba Corp マニピュレーター
EP2130504A1 (en) * 2007-03-29 2009-12-09 Olympus Medical Systems Corporation Articulated bending mechanism and articulated medical device with articulated bending mechanism
EP2130504A4 (en) * 2007-03-29 2013-03-13 Olympus Medical Systems Corp ANGLED BENDING MECHANISM AND FISHING MEDICAL DEVICE WITH ANCHORED BENDING MECHANISM
JP2015116661A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 現代自動車株式会社 ロボットアームおよびこれを含むロボット
WO2017159188A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 国立大学法人東京工業大学 自重補償用ワイヤを有する多関節マニピュレータ
JPWO2017159188A1 (ja) * 2016-03-14 2019-01-17 国立大学法人東京工業大学 自重補償用ワイヤを有する多関節マニピュレータ
JP2017217705A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 国立大学法人東京工業大学 多関節マニピュレータ
JP2018187733A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 国立大学法人東京工業大学 関節機構、これを用いた多関節マニピュレータ及びこれらの製造方法
CN109202937A (zh) * 2018-11-19 2019-01-15 河北科技大学 模块化多关节线控机器人
KR20200137537A (ko) * 2019-05-30 2020-12-09 한양대학교 에리카산학협력단 관절 메커니즘
CN111388083A (zh) * 2020-03-26 2020-07-10 平阴县中医医院 一种口腔科多角度操作电凝钳
CN111388083B (zh) * 2020-03-26 2023-04-11 平阴县中医医院 一种口腔科多角度操作电凝钳

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10537999B2 (en) Multi-degree of freedom torque-free linkage unit
JP5728483B2 (ja) 平行アームを持つロボットあるいは触覚インターフェース構造体
JPH0482688A (ja) ワイヤ駆動多関節アーム
US20110126651A1 (en) Power transmission mechanism and robot arm using the same
JP4144021B2 (ja) 機械的自重補償装置
JP5212797B2 (ja) 力覚提示マニピュレータ
US8004228B2 (en) Robotic manipulator using rotary drives
CN108724239A (zh) 柔性机械手
US20160089776A1 (en) Compact Parallel Kinematics Robot
US11305420B2 (en) Articulated multi-link robotic tail systems and methods
CN110480676B (zh) 一种基于绳索驱动的大转角柔性关节以及机器人
JP4442464B2 (ja) 多関節アーム機構
JP2002536196A (ja) ロボットマニピュレータ及び方法
JPWO2020044838A1 (ja) パラレルワイヤ装置、パラレルワイヤシステム、医療用ロボットの操作装置、移動式投影装置、及び移動式撮影装置
US20210199183A1 (en) Head mechanism and robot
Ma et al. CT ARM-I: Coupled tendon-driven manipulator model I-design and basic experiments
Li et al. Design of a 2 motor 2 degrees-of-freedom coupled tendon-driven joint module
US11628577B2 (en) Robot hand
JP3777783B2 (ja) 水平アームを有するロボット
CN113561157B (zh) 两转两移四自由度并联机构
KR20110052891A (ko) 케이블 구동 방식의 로봇 관절 장치 및 이를 이용한 자동화 로봇
JP2006159406A (ja) 水平アームを有するロボット
Hoshino et al. Stable pinching with fingertips in humanoid robot hand
CN113001517B (zh) 一种过约束运动装置和机器人
JPWO2020228992A5 (ja)