JPH0478676B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0478676B2
JPH0478676B2 JP15676690A JP15676690A JPH0478676B2 JP H0478676 B2 JPH0478676 B2 JP H0478676B2 JP 15676690 A JP15676690 A JP 15676690A JP 15676690 A JP15676690 A JP 15676690A JP H0478676 B2 JPH0478676 B2 JP H0478676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
soil conditioner
stone
soil
granite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15676690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0446990A (ja
Inventor
Katsumi Ishikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IMAMURA TOKIMASA
Original Assignee
IMAMURA TOKIMASA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IMAMURA TOKIMASA filed Critical IMAMURA TOKIMASA
Priority to JP15676690A priority Critical patent/JPH0446990A/ja
Publication of JPH0446990A publication Critical patent/JPH0446990A/ja
Publication of JPH0478676B2 publication Critical patent/JPH0478676B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、田畑に混入することにより、土壌環
境の改善を図り、安定した生態系多元素農法を確
立するために使用される土壌改良剤に関するもの
である。 (従来技術) 無機元素は動植物細胞の浸透圧、PH等の調節に
密接に関与しており、特に微量元素は生物学的に
活性な化合物(例えば、酵素、ビタミン、ホルモ
ン)の成分をなし、細胞内の代謝過程にとつて重
要な意義をもつことが知られている。すなわち、
微量元素は前記化合物の合成並びに作用機構に大
きな影響を及ぼしており、微量元素の遊離物質や
有機分子との化合物の種類は機能の性格を左右
し、活性、不活性をも決定づけることになる。こ
れらのことは、動植物が地球的環境条件に適応す
る上で環境中の元素の分量(濃度)に応じ生体内
の機能を調節する作用機構を育成し、安定生した
態系農法を確立することと大きな関連がある。 近年、安定した生態系農法を確立することを目
的として種々の土壌改良剤が研究開発されてお
り、現在のところ無機元素を総合的に組合わせた
ミネラル複合体肥料や岩石をもとに精製した天然
ミネラルが実際の農耕現場で使用されている。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記したミネラル複合体肥料や
天然ミネラルはそれほど多くの物質(元素と化合
物:天然多元素ミネラル)を含有していないた
め、安定した生態系農法を確立するには至つてい
ない。 ところで、古くから漢方薬の最上位の薬石とし
て重用されているものに麦飯石(石英斑岩に属す
る)があるが、この麦飯石は極めて多くの物質に
よつて構成されている。本発明者は、麦飯石が極
めて多くの物質によつて構成されているという事
実に注目し、この麦飯石を主成分として安定した
生態系多元素農法を確立するための土壌改良剤を
製造することに成功した。 本発明は、田畑に混入することにより、土壌環
境の改善を図り、健康かつ良品質の農産物を安定
的に供給することのできる土壌改良剤を提供する
ことを目的とするものである。 (課題を解決するための手段) このため本発明では、土壌改良剤を、少なくと
も粉粒状の麦飯石、花崗岩、長石、けい石より構
成し、それぞれの割合が総重量に対して、麦飯石
につき40〜60重量%、花崗岩につき10〜20重量
%、長石につき10〜20重量%、けい石につき15〜
25重量%の各範囲にあるようにしたものである。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図は本発明に係る土壌改良剤の製造工程図
である。 第1図に示すように、まず、採取して来た麦飯
石1、花崗岩2、長石3及びけい石4をそれぞれ
粒状に粉砕する(C)、(D)、(E)、(F)。次いで、これら
麦飯石1、花崗岩2、長石3及びけい石4を混合
すれば(G)、土壌改良剤5を得ることができる。こ
の場合、麦飯石1、花崗岩2、長石3及びけい石
4の混合割合は、総重量に対しそれぞれ50重量
%、15重量%、15重量%及び20重量%である。 次に本実施例に係る土壌改良剤を使用した試験
例について説明する。尚、以下に述べる試験は、
1988年〜1990年に宮崎大学農学部に於いて実施さ
れたものである。 試験例 1 水1に対し土壌改良剤5を100g入れ、超音
波方式によつてミネラル分を溶出させて活性水を
得る。この活性水を土壌に散布し、供試小麦とし
て農林61号を用いてその生育への影響を調べた。
ここで、試験は恒温槽(シヤーレ)内で行い、各
恒温槽内の種子数は20粒、3反復とした。尚、温
度条件は25℃で一定である。 まず、初期育成における発芽勢を第1表に示
す。
【表】 第1表に示すように、対照区Bにおける発芽勢
が4日目で100%に達したのに対し、土壌改良剤
使用区Aにおいてはすでに3日目に100%に達し
ており、土壌改良剤5を使用することによつて発
芽勢が促進されることが分かつた。 次に、種苗の伸長の推移を第2表に示す。
【表】 また、1日当りの苗丈の伸長のバラツキを変動
係数(標準偏差/平均値(%))で表し、それを
第3表に示す。
【表】 第2表に示すように、土壌改良使用区Aと対照
区Bとでは苗丈の平均値には差がないが、土壌改
良剤使用区Aにおける標準偏差は対照区Bひ比し
て小さい。また、第3表に示すように、土壌改良
剤使用区Aにおいては、1日当たりの伸長のバラ
ツキが15%以下で小さい。これにより、土壌改良
剤5を使用することによつて苗の生育が安定する
ことが分かつた。 次に、根の生育状態を第4表に示す。
【表】 第4表に示すように、土壌改良剤使用区Aにお
いては、1苗当たりの根数が5.1本で対照区Bに
比して多く、また最大根長は148.0mm(対照区
B:101.0mm)、平均根長は86.3mm(対照区B:
55.6mm)となり、土壌改良剤5を使用することに
よつて初期の段階における根の生育が促進される
ことが分かつた。 試験例 2 新栽培技術への適用 試験例1と同様に、土壌改良剤5から得られた
ミネラル活性水を利用し、供試小麦として農林61
号を用いて、現在全国的に取組まれている夏播き
栽培法(8月下旬〜9月下旬播種、1月収穫)へ
の適応性について調べた。 土壌改良剤使用区Aにおいては、まず、1の
水に土壌改良剤5を100g入れ、その中に種子を
約30分間浸漬した後、それを陰干しすることによ
り、種子に対し春化処理を施す。これに対し、対
照区(市の水道水を使用)Bにおいては、従来か
ら行われているように、種子を0〜5℃の冷蔵庫
内に2〜3週間入れておき、仮の冬を経験させる
ことにより、種子に対し春化処理を施す。 まず、生育状況を第5表に示す。
【表】 また、収量構成要素の値を第6表に示す。
【表】 第5表、第6表に示すように、土壌改良剤使用
区Aと対照区Bとでは明らかに差が生じており、
土壌改良剤使用区Aにおいては夏播き栽培法への
適用性が認められた。そして、土壌改良剤使用区
Aにおいては、穂に霜害や脱水症状が認められ
ず、秋から初冬にかけての乾燥・冷涼な自然の気
象条件を生かした生態系多元素農法の確立が図ら
れた。また、2カ月以上の低温登熟期間が与えら
れるため、品質的には粒ばり、子実千粒重とも申
し分のない小麦が得られた。 尚、上記実施例においては、土壌改良剤5を製
造するに際し、麦飯石1、花崗岩2、長石3及び
けい石4の混合割合を、総重量に対し50重量%、
15重量%、15重量%及び20重量%にしたが、この
割合に限定されるものではなく、それぞれ40〜60
重量%、10〜20重量%、10〜20重量%、15〜25重
量%の範囲内であればよいことが実験的に裏付け
られている。 (発明の効果) 本発明は、以上のように構成したことにより、
種子自体に対しては適切な発芽・発根能力を発揮
させる活性作用を与えることができると共に、健
苗を育成する上でも最適な環境条件を提供するこ
とができるので、健康かつ良品質の農産物を安定
的に供給することができるというすぐれた効果を
有する。また、小麦の夏播き栽培(8月下旬〜9
月上旬播種、1月収穫)への適用性が認められる
ので、早期水稲跡地及び畑地の高度利用が可能に
なると共に、自給率の向上と輪作体系が確立する
上で極めて有効であるというすぐれた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る土壌改良剤の製造工程図
である。 1……麦飯石、2……花崗岩、3……長石、4
……けい石、5……土壌改良剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも粉粒状の麦飯石、花崗岩、長石、
    けい石よりなり、それぞれの割合が総重量に対し
    て、麦飯石につき40〜60重量%、花崗岩につき10
    〜20重量%、長石につき10〜20重量%、けい石に
    つき15〜25重量%の各範囲にあることを特徴とす
    る土壌改良剤。
JP15676690A 1990-06-14 1990-06-14 土壌改良剤 Granted JPH0446990A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15676690A JPH0446990A (ja) 1990-06-14 1990-06-14 土壌改良剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15676690A JPH0446990A (ja) 1990-06-14 1990-06-14 土壌改良剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0446990A JPH0446990A (ja) 1992-02-17
JPH0478676B2 true JPH0478676B2 (ja) 1992-12-11

Family

ID=15634848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15676690A Granted JPH0446990A (ja) 1990-06-14 1990-06-14 土壌改良剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0446990A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07233370A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Aqua Green:Kk 土壌改良資材
KR20000049616A (ko) * 2000-04-18 2000-08-05 배재환 농작물용 토양의 개량방법
KR100477490B1 (ko) * 2002-11-04 2005-03-17 (주)국송 식물의 썩음병 예방 및 성장 촉진을 위한 약제 및 이의제조방법
EP1691597A4 (en) * 2003-11-17 2009-09-30 Christopher Gary Parmenter PROCESS FOR CULTIVATING PLANTS
JP2008050519A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Kochi Univ 土壌活性剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0446990A (ja) 1992-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105940924B (zh) 南方紫花苜蓿高效种植的方法
CN104365329B (zh) 一种秋发山地红壤上红花大金元的种植及田间管理方法
CN104609971A (zh) 一种花卉专用缓释肥及其制备方法
CN105248213A (zh) 一种观赏槭树高效栽培技术
CN106561362A (zh) 一种水稻的栽培方法
CN102276360A (zh) 一种育苗专用肥料
KR101602743B1 (ko) 벼의 직파재배용 비료 조성물
CN110073915A (zh) 一种提高辣椒抗逆性的栽培方法
CN103039255B (zh) 鱼腥草嫩化丰产栽培方法
CN104829356A (zh) 一种用于桑树种植的肥料
CN106613584A (zh) 一种水稻种植方法
CN107231935A (zh) 一种高产、抗病的马铃薯栽培方法
CN106518344A (zh) 一种带防涝增氧功效的毛竹专用生物肥及其生产方法
CN104072309B (zh) 一种花生生物肥
CN106348916A (zh) 一种带抗旱保水功效的毛竹专用生物肥及其生产方法
CN106954443A (zh) 一种新型的天麻种植方法
JPH0478676B2 (ja)
CN114557252B (zh) 一种甘蔗促根壮苗的种植方法
CN108522237A (zh) 一种甜瓜的非耕地无土栽培方法
CN106982635A (zh) 一种高油玉米的种植方法
CN112088737A (zh) 一种高品质水稻的精细化种植方法
CN112811959A (zh) 一种含有氯虫苯甲酰胺和吡虫啉的高塔药肥及其制备方法
Barad et al. Effect of nitrogen levels and cuttings (main and ratoon) on golden rod (Solidago canadensis L.) during summer and rainy season planting
CN108863609A (zh) 一种水稻育种专用增产缓释肥料
Suradkar et al. Effect of drip fertigation and its interval on growth, yield and economics of wheat (Triticum aestivum L.)