JPH0478320A - ブッシュ - Google Patents

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JPH0478320A
JPH0478320A JP18916290A JP18916290A JPH0478320A JP H0478320 A JPH0478320 A JP H0478320A JP 18916290 A JP18916290 A JP 18916290A JP 18916290 A JP18916290 A JP 18916290A JP H0478320 A JPH0478320 A JP H0478320A
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JP
Japan
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carbon
fibers
inorganic
carbon fiber
sintered body
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Pending
Application number
JP18916290A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Michioka
博文 道岡
Yoshio Fuwa
良雄 不破
Hirohisa Miura
三浦 宏久
Yoshiteru Nakagawa
喜照 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Publication of JPH0478320A publication Critical patent/JPH0478320A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は潤滑剤の存在下ですべり軸受として使用可能な
ブツシュ(以下、単にブツシュという)に関する [従来の技術] 潤滑剤の存在下ですべり軸受として使用されるブツシュ
は広く用いられており、低摩擦係数、高耐摩耗性、高耐
焼付き性などが期待される性能である。
従来、これらの性能を満たすために、Cu系(例えば、
Cu−Pb−3nなど)や、A1合金系(例えば、Al
−3nなど)の材料が多用されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のブツシュは、潤滑条件が厳しく、
また、これら従来のブツシュに対して、油膜切れによる
異常摩耗や焼付きの更なる抑止が望まれている。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものでおり、
広い潤滑条件下で使用することができ、油膜切れによる
異常摩耗や焼付きが生じにくいブツシュを提供すること
を、その目的としている。
[課題を解決するための手段] 第1発明のブツシュは、潤滑剤の存在下ですべり軸受と
して使用可能なブツシュにおいて、炭素マトリックス中
に炭素繊維があるいは炭素繊維及び無機微小体が一体的
に埋設された組織を有し、該炭素マトリックスは偏光顕
微鏡で見て光学異方性の微粒子が均一に密集したモザイ
ク構造をもち、該炭素繊維と該炭素マトリックスとの間
の界面で剥離している界面の割合が全界面に対して10
%以下であり、かつ密度が1.65以上である炭素繊維
強化炭素焼結体を用いて構成されていることを特徴とし
ている。
第2発明のブツシュは、潤滑剤の存在下ですべり軸受と
して使用可能なブツシュにおいて、未炭化炭素質1維を
あるいは未炭化炭素質繊維及び無機微小体を埋設した自
己焼結性を有する炭素質粉末からなる複合体を焼結して
得られる炭素繊維強化炭素焼結体を用いて構成されてい
ることを特徴としている。
本発明のブツシュは、一般に、潤滑剤の存在下で使用さ
れる。潤滑剤としては通常の潤滑油か採用されるが、そ
の他に、水中等の特殊な条件下で用いることもできる。
潤滑油の給油型式は強制圧送型式の他、滴下方式などど
んな型式でもよい。
この炭素繊維強化炭素焼結体は、炭素マトリックス中に
炭素繊維かあるいは炭素繊#f1および無機微小体が一
体的に埋設された組織構造を有している。炭素マトリッ
クスは偏光顕微鏡で見て光学的異方性の微粒子が均一に
密集したモザイク構造をもち、炭素繊維と炭素マトリッ
クスとの間の全界面面積に対する剥離している界面の割
合は10%以下とされている。
この炭素繊維強化炭素焼結体を構成する炭素繊維は、焼
結体の強度を確保するためのもので、偏光顕微鏡で見て
、異方性を示すものでも等方性を示すものでもよい。炭
素繊維は、切断された短繊維でも、長繊維でもよい。ま
た、炭素繊維はマトリックス中に一定方向に配向してい
るものでも逆にランダムに配向しているものでもよい。
炭素繊維強化炭素焼結体における炭素繊維の配合割合は
十〜50重量%程度、より好ましくは10〜40%かよ
い。
炭素繊維強化炭素焼結体の構成部分となりうる無機微小
体としては、微小な金属やセラミックスで構成できる。
これら無機微小体の形状は、粉末状、ウィスカ等の繊維
状、箔片状等でもよい。炭素I!維強化炭素焼結体にお
ける無機微小体の配合割合は3〜23重量%程度が好ま
しい。
炭素繊維強化炭素焼結体の構成成分である炭素マトリッ
クスは偏光顕微鏡で見て光学的異方性の微粒子が均一に
密集したモザイク構造をもつ。偏光顕微鏡で見て光学的
異方性をもつとは、炭素が一定方向に規則的に配列した
組織をもつものと考えられる。即ち、この炭素マド1ノ
ツクスは、光学的異方性をもつ炭素粒子が密集した状態
で押し固められた状態にある。均一に密集したとは、炭
素粒子が流動して形成される流れ線等の模様が無いこと
を意味する。偏光顕微鏡下でモザイク状に観察される炭
素粒子の大きさは30um程度が好ましい。
この炭素繊維強化炭素焼結体を構成する炭素繊維と炭素
マトリックスとの間の全界面面積に対する剥離している
界面の割合は、10%以下である必要がある。炭素マト
リックスと炭素繊維とが剥離していると炭素繊維の補強
効果が充分でない。
このため界面の面積は全界面の10%以下より好ましく
は5%以下がよい。
この炭素繊維と炭素マトリックスとの剥離は走査型電子
顕微鏡(以下、SEMと称する。)で観察測定できる。
また、この炭素繊維強化炭素焼結体の気孔率は10%以
下であるのが好ましい。この焼結体の気孔は偏光顕微鏡
で観察すると黒い点として観察される。従って観察して
いる面積に占める黒い点の面積より気孔率が計算できる
本発明にかかる炭素繊維強化炭素焼結体の密度が1.6
5以上とは、炭素マトリックスの緻密性、気孔が少なく
かつ炭素繊維と炭素マトリックスとの界面が剥離してい
ない等が総合された特性である。従って、これらマトリ
ックスの緻密性が欠けたり、気孔率が高すぎたり、繊維
とマトリックスとの間の剥離が多いと、比重は1.65
以下となる。
この炭素繊維強化炭素焼結体を構成する炭素繊維の配合
割合、無機微小体の材質および配合割合、炭素繊維と炭
素マトリックスとの間の剥離面積の割合、気孔率は、直
接にこの炭素繊維強化炭素焼結体の機械的強度に影響す
る。この炭素4ii1強化炭素焼結体の機械的特性を曲
げ強度で規定すると、この焼結体の曲げ強度は600k
Q/r、j2以上であるのが好ましい。
本発明の炭素繊維強化炭素焼結体としては、未炭化炭素
質繊維をあるいは未炭化炭素質繊Nおよび無機微小体を
埋設した自己焼結性炭素質粉末とからなる複合体を焼結
して得られる焼結体を採用できる。
ここで、未炭化炭素質INとは、通常の炭化処理の施さ
れていない状態の炭素質繊維をいう。換言すれば、ざら
に熱処理をすることにより、さらに炭化する余地を有す
る炭素質粉末をいう。具体的には、原料ピッチを使用し
た場合には、紡糸したままの繊維または紡糸後に表面処
理された繊維を550℃を越えない温度で不融化した繊
維をいう。PAN(ポリアクリロニトリル)系、レーヨ
ン系などの高分子系の繊維では分解工程を終えた黒鉛化
処理前の繊維をいう。この種の炭素質繊維としては、例
えば、石炭系または石油系の原料ピッチを紡糸して得た
ピッチ繊維またはこれを不融化して1qた不融化繊維な
どがある。
この原料ピッチの紡糸および不融化は常法に従って行え
ばよく、条件などは特に限定されない。
通常、ピッチ繊維は、原料ピッチを紡糸ノズルに供給し
、300〜4. OO℃程度に加熱した状態で不活性ガ
スによる加圧下にて紡糸ノズルから押出して得ることが
できる。また、このようなピッチ繊維をさらに酸化性雰
囲気中150〜500’C程度で0.5〜5時間時間像
持して不融化繊維とすることができる。なお、この原料
ピッチは、光学的等方性のものでも、光学的異方性のも
のでもよい。
未炭化炭素質繊維の繊維長さは、短繊維、長繊維に限ら
ない。しかし、短繊維の場合には0.01〜5Qmmの
ものを使用することができる。特に、0.03〜1Qm
mのものが混合のしゃすき、アスペクト比の関係から好
ましい。長すぎては繊維同士が絡みあい分散性が低下し
、ひいては製品特性の等方性に劣り、また0、01mm
より短くては製品の強度が急激に低下して好ましくない
また、繊維径としては、5〜25μm程度のものが好ま
しい。さらに、これらの繊維からなる不織布またはコー
ティング布として使用することもできる。
未炭化炭素質繊維は、さらにタール、ピッチ、有機高分
子などの粘結成分を含有する材料で表面処理し、結合材
とのなじみ性を向上させることが好ましい。この表面処
理は、炭素質繊1100重量部に100〜10000重
量部程度の上記粘結成分含有材料を加えて撹拌し、有機
溶媒により洗浄後、乾燥して行うことができる。
この表面処理に使用するタール、ピッチは、石炭系およ
び石油系のいずれであってもよい。ピッチを使用する場
合には、撹拌時に140〜170℃程度の加熱が必要と
なるので、粘結成分含有材料としてはタールの方がより
好ましく、また後続の炭化および黒鉛化工程での炭化歩
留りの点からは、石炭系のものがより好ましい。
この表面処理に使用する有機高分子として、フェノール
樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコールなどを挙
げることができる。
この表面処理中の洗浄において使用する有機溶媒には、
トルエン、キシレンなどの芳香族系溶媒を使用すること
ができる。未炭化炭素質繊維と粘結成分含有材料との混
合物100重量部に対して上記溶媒を100〜1000
重量部程度を加え、撹拌洗浄する。この洗浄により、揮
発成分が多く含まれる軽質油分が除去される。洗浄を終
えた未炭化炭素質繊維は、たとえば、窒素、アルゴンな
どの非酸化性雰囲気中で、加熱および/または減圧など
の条件下で乾燥処理される。しかし、乾燥処理は洗浄に
使用した有機溶媒が除去されるものであれば、これらの
方法に限定されるものではない。
ざらに、乾燥を終え表面処理された未炭化炭素質繊維は
、必要に応じて分散処理される。すなわち、乾燥させた
繊維が、塊状化または凝集していることがあるので、こ
のような場合には、通、常の粉体ミル、アトマイザ−、
パルバライザーなどの任意の手段により分散を行う。
無機微小体は未炭化炭素質繊維とともに、本発明の炭素
繊維強化炭素焼結体の原料となる。この無機微小体は、
目的とするブツシュの用途に応じて、その摩擦係数μを
低く安定したものとしたり、比較的高い値の摩擦係数μ
であっても高耐摩耗性を付与したりするために、添加す
るものである。
この無機微小体は、融点1000℃以上で炭素と反応し
ないもの、より好ましくはHV1000以上のものかよ
い。
かかる無機微小体には、無機酸化物、無機炭化物、無機
窒化物、無機ホウ化物などを用いることができる。無機
酸化物として、たとえばAN203、TiO2、ZrO
2、MgOなどを挙げることができる。無機炭化物とし
て、たとえばB4C1T + C,TaC,ZrCなど
を挙げることができる。無機窒化物として、たとえばB
Nを除き、TI N、Cr2N、TaN、A、lJ N
、ZrNなどを挙げることができる。無機ホウ化物とし
て、たとえばTl82、ZrB2、B4C,NiB、C
B、BN、TaB2などを挙げることができる。
ざらに、Fe、Mn、Mo、Ni、Nb、SV、TI、
Wなどの無機物も使用することができる。なあ、これら
の無機物は、金属の状態で添加することも可能である。
また、無機微小体としては、微粒子状のもののばかウィ
スカ、セラミックス繊維が含まれる。
耐記した無機微小体のうちから、適切なものを選択する
ことによって、ブツシュの用途に応じて、その摩擦係数
μ、耐摩耗特性、耐焼付き特性などを好適な特性に管理
することができる。特に、摺動特性を好適なものとする
ため、すなわち、ブツシュを高強度で耐摩耗性に優れ、
かつ焼付き荷重が200kgf以上であって、摩擦係数
が0.15以下を示すものとするために、無機微小体と
してホウ素化合物を使用することができる。
かかるホウ素化合物として、焼結温度以下で分解または
融解しないものが好ましいが、MQBz、CoBのよう
に焼結温度で分解するが、分解したホウ素が炭素と反応
して炭化ホウ素を形成するものである場合には、焼結温
度で分解するものも使用できる。このようなホウ素化合
物として、炭化ホウ素の他、Cr、Ti、Ta、Zr、
AJI 、Ni、fVlg、Nb、Mn、 Fe、v、
Wなどのホウ化物を挙げることができる。なあ、これら
の添加物は、金属の状態で添加することも可能である。
無機微小体として無機粉末を使用した場合は、マトリッ
クス材とのなじみ性、分散性およびでき上った焼結体の
強度と耐摩耗性を考慮して、粒径0.1〜5μmのもの
が好ましく、より好ましくは0.2〜4μmである。
また、無機微小体として無機繊維を使用した場合は、マ
トリックス材とのなじみ性、分散性、出来上った焼結体
の強度と耐摩耗性およびlJ雑の離脱を考慮して、直径
0.7〜40μm、長さ0゜01〜ammのものが好ま
しく、より好ましくは直径1〜15μm、長さ0.05
〜3mmである。
特に、摺動特性を好適なものとするために、無機微小体
としてホウ素化合物を使用した場合は、ホウ素化合物粉
末の粒径は0.1〜10μmが好ましく、より好ましく
は0.3〜5μmである。粒径が0.1μmより小さい
と、均一混合が難しく、粒径が10μmより大きいと、
異常(アグレッシブ)摩耗を起こす可能性か増す。
炭素質粉末は、本発明に係る炭素繊維強化炭素焼結体の
結合材を構成するものである。この炭素質粉末は自己焼
結性を有し、未炭化、または完全にIi化されていない
ものである。この自己焼結性炭素質粉末としては、石油
系および石炭系のいずれであってもよく、具体的には、
メソカーボンマイクロビーズ、バルクメソフェーズ粉砕
品、低温か焼コークス粉砕品などを挙げることができる
これらの中では、粒径および組成の均一性、安定性など
の観点から、石油系および石炭系のメソカーボンマイク
ロビーズが好ましく、炭化歩留りの観点から石炭系のも
のがより好ましい。自己焼結性炭素質粉末としては、粒
径30μm以下、βレジン量が3〜50%程度のものが
好ましい。なお、このβ−レジン量は、より好ましくは
6〜30%、さらに好ましくは8〜25%である。
本発明の焼結体は、たとえば第1図に示すような乾式混
合、乾式成形および焼成という簡単な工程で製造できる
未炭化炭素質繊維と、無機微小体(無機粉末または無機
ta維)と、自己焼結性炭素質粉末とは、混合、成形さ
れて複合体を構成する。このときの混合手段は特に限定
されないが、強度および耐摩耗性を等方的にするために
は、前記した原料を均一に混合することが好ましい。ま
た、自己焼結性炭素質粉末と未炭化炭素質繊維との配合
割合は、前者100重量部に対して、後者2〜70重量
部程度であり、より好ましくは前者100!量部(二対
して後者10〜50重量部程度である。また、無機微小
体の添加量は、全体を100重量%としたとき3〜30
重量%が好ましく、より好ましくは5〜10重量%であ
る。
特に、摺動特性を好適なものとするために、無機微小体
としてホウ素化合物を使用した場合は、ホウ素化合物粉
末の添加量は、全体を100重量%としたとき1〜50
重量%が好ましく、より好ましくは3〜35重量%であ
る。ホウ素化合物粉末の添加量が50重量%を超えると
焼結体の切削加工性が不良となり、かつ強度が若干低下
する。
本発明にかかる焼結体の成形は、常法によって行うこと
ができ、通常1〜10↑on/cm2程度の加圧下に所
定の形状に成形すればよい。または、CIP法、HIP
法、ホットプレス法などによって成形を行ってもよい。
成形は、常温でまたは不活性雰囲気下500℃程度まで
の加熱下に行うことができる。
複合体は、焼結されて本発明にかかる焼結体となる。な
お、ここで焼結とは、常圧で700〜1500℃程度に
焼成して未炭化炭素質繊維および自己焼結性炭素質粉末
を炭化固結させることをいう。なあ、必要に応じてこの
炭化された複合体を黒鉛化炉で焼結温度以上に加熱して
黒鉛化させてもよい。炭化の条件は、特に限定されない
が、通常非酸化性雰囲気中0.1〜b の速度で常温から1500℃程度の温度まで昇温し、0
.5〜10時間程時間待して行えばよい。
なあ、焼結時においてより高温で焼結することにより複
合体の一部は炭化の後、黒鉛化する。
また、黒鉛化の条件も、特に限定されず、非酸化性雰囲
気中で焼結時の温度から0.1〜bの温度まで昇温し、
0.5〜10時間程時間待すればよい。黒鉛化を行った
場合には、黒鉛結晶が十分に成長するとともに秩序正し
く配向し、これにより製品の密度、強度および耐摩耗性
などがさらに向上する。
この特殊な炭素繊維強化炭素焼結体は、焼結前の複合体
を、未炭化炭素質繊維および無機微小体く無機粉末また
は無機繊維)と、この無機微小体を埋設した自己焼結性
未炭化炭素黄粉末とで構成したものである。したがって
、複合体を焼結する場合、強化材としての炭素質繊維が
未炭化、または完全に炭化されていないものであるため
、この未炭化炭素質繊維と自己焼結性を有する未炭化炭
素質粉末とは、炭化される際に同程度の物理的性質(強
度、収縮率など〉をもつ。このため、これら炭素質繊維
と炭素質粉末との界面密着性が向上し、したがって、高
強度および優れた耐摩耗性を得ることができる。要する
に、複合体を焼結する場合、未炭化同士の炭素質繊維と
炭素質粉末とが同程度に収縮して結合するので、これら
の界面密着性が高まり、摺動部材の強度および耐摩耗性
が向上する。
また、無機粉末または無機繊維を添加した炭素繊維強化
炭素焼結体で作られた部品は、相手材との間に機械的な
抵抗力が働き、これにより摩擦係数μが高く、安定した
ものとなる。すなわち、添加された無機粉末または無機
繊維が、相手材に対して機械的な抵抗力を及ぼすので、
摺動部材の摩擦係数μが高く、安定したものとなる。
たとえば、無機粉末を添加した場合には、粉末状である
ため荷重の増加に伴い炭素マトリックス部から離脱しや
すくなり、この無機粉末の離脱と炭素マトリックス部の
凝着とがつり合うことにより、荷重の変動に対して摩擦
係数μが安定したものとなる。また、無機繊維を添加し
た場合には、荷重が増加しても繊維状であるため炭素マ
トリックス部から離脱しにくく、このため摩擦係数μが
高い値となる。
また、前記したように結合材としての自己焼結性炭素質
粉末は、液状炭素質材料からなる従来の結合材の使用を
不要とする。したがって、液状結合材の使用により発生
する気孔を充填するために、含浸、焼成を繰返す必要が
なく、本発明にかかる特殊炭素繊維強化炭素焼結体は、
前記したように第1図に示す乾式混合、乾式成形、焼成
という簡単な工程などで、安価に製造することができる
なお、適切な無機粉末または無機繊維を選択することに
よって、炭素I!li雑強化炭素焼結体で作られた部品
の摩擦係数μを、その用途に応じた好適な値に管理する
ことができる。特に、無機粉末としてホウ素化合物を添
加した場合、このホウ素化合物粉末が、高荷重すなわち
高温にさらされると熱分解し、その液相が生じる。この
液相によって、摺動部材の耐焼付き性が向上し、かつそ
の摩擦係数μを低く押えることができるものと考えられ
る。
たとえば、無機粉末を無機ホウ化物とした場合、摺動部
品の摩擦係数μを0.05〜0.2の範囲に管理するこ
とができ、無機粉末を無機炭化物とした場合、摺動部品
の摩擦係数μを0.15〜0゜35の範囲に管理するこ
とができ、無機粉末を無機窒化物とした場合、摺動部品
の摩擦係数μを0゜1〜0,35の範囲に管理すること
ができ、そして無機粉末を無機酸化物とした場合、摺動
部品の摩擦係数μを0.25〜0.5の範囲に管理する
ことができる。
なお、添加する無機粉末または無機繊維によって摺動部
品の摩擦係数μが大きく変化するのは、摺動に伴う発熱
により、無機粉末または無機繊維の状態が変化するため
と考えられている。たとえば、酸化物は耐熱性が高いた
め、摺動時にもその粒子とか繊維の形状を残し、このた
め、高い摩擦係数μを示すものと考えられている。また
、ホウ化物は、酸化物とは逆に摺動時の熱により、分解
し液相を形成し、摩擦係数μを低下させていると考えら
れている。
さらに、未炭化炭素質繊維をタール、ピッチ、有機高分
子などの粘結成分を含有する材料により表面処理した場
合には、炭素質繊維の界面の濡れ性が高まり、これによ
り結合材としての炭素質粉末とのなじみ性が高まるので
、これら炭素質繊維と炭素質粉末との界面密着性がさら
に向上する。
本発明のブツシュは前記した炭素繊維強化炭素焼結体で
作られている。なおブツシュは、成形後に焼結しても、
焼結体から機械加工してもよい。
ブツシュと組合せる相手軸としては、例えば、HV25
0以上のスチールおよびその窒化処理材を採用すること
ができる。
[実施例コ 以下、本発明の一実施例を説明する。
この実施例のブツシュは、オートマチックトランスミッ
ション(第2図参照)に採用されるものであって、使用
部位によってそれぞれ大きさ及び名称が異なるものの全
て後述する新しい炭素l!維強化炭素焼結体を用いて形
成されている。すなわち、1はトルクコンバータのステ
ータシャフトを軸支するものでステータシャフトブツシ
ュと呼ばれ、2はオイルポンプのシャフトを軸支するも
のでオイルポンプブツシュと呼ばれ、3はサンギヤのシ
ャフトを軸支するものでサンギヤブツシュと呼ばれ、4
はシャフト中央部をを軸支するものでセンターサポート
ブツシュと呼ばれ、5はケースを軸支するものでケース
ブツシュと呼ばれ、6はアウトプットシャフトを軸支す
るものでアウトプットシャフトブツシュと呼ばれている
−例としてサンギヤブツシュ3の形状を第3図に示す。
このサンギヤブツシュ3は、後述する新しい炭素繊維強
化炭素焼結体を用いて形成されており、外径25mm、
内径21.8mm、長さ’l □mmの円筒形状を有す
るすべり軸受であって、潤滑油の強制給油下において用
いられる。
以下、これらブツシュ1〜6の製造方法を説明する。
(実施例量1の製造方法) まず、ブツシュ1〜6の実施例量1用に次の方法で炭素
繊維強化炭素焼結体く炭素焼結体1)を製作した。
石炭系の光学的等方性ピッチから常法により紡糸して得
られた、糸径15μm、糸長さが3mmの不融化繊維か
らなる未炭化炭素室繊維を準備した。この未炭化炭素室
繊維を強化材としてこの未炭化炭素質繊維300重量部
に、中心粒径7μmのコールタール系メソカーボンマイ
クロビーズからなる自己焼結性炭素質粉末700重量部
を加えた後、均一に混合し、得られた混合物を21on
/ciの成形圧力で成形して直径2.3cm、高さ1.
5cmの柱状の複合体とした。
次に、この複合体を非酸化性雰囲気中、150’C/時
間の速度で1000℃まで昇温し、同温度で1時間保持
して焼成して、未決化炭素室m維及び自己焼結性炭素質
粉末を炭化固結させた。そして、ざらに非酸化性雰囲気
中、500℃/時間の速度で2800℃まで加熱し、2
0分間保持して黒鉛化した。
このようにして得られた炭素繊維強化炭素焼結体く炭素
焼結体1)を機械加工して、ブツシュ1〜6を製造した
(実施例量1.5T30ともいう)なあ、この炭素繊維
強化炭素焼結体の一部を用いて、偏光顕微鏡による表面
観察、走査型電子顕微鏡によるマトリックスと強化繊維
の界面状態の観察、密度および曲げ強度を測定した。偏
光顕微鏡による観察では、マトリックスが焼結した炭素
粒子が互いに密着し個々の粒子が異なる色模様に輝くモ
ザイク状に観察され、繊維はこのマトリックス中に点在
した一様の色をもつ島状に観察された。また、気孔を示
す黒い点が所々に観察された。これら黒い点の面積は、
全体の面積を100面積%としたとき約3面積%でめっ
た。走査型電子顕微鏡で観察したマトリックスと強化繊
維の界面状態は両者が一体的に結合された状態が観察さ
れ、マトリックスと強化繊維とが剥離している状態は観
察されなかった。また、この炭素繊維強化炭素焼結体の
密度は1.76g/crru 、曲げ強度は9.3kQ
/mrn2であツタ。
(実施例量2の製造方法) 更に、ブツシュ1〜6の実施例量2用に次の方法で新た
な炭素ti維強化炭素焼結体(炭素焼結体2)を製作し
た。
この炭素焼結体2を製造するに当たり、まず、石炭系の
光学的等方性ピッチを紡糸ノズルに供給し、340℃に
加熱した状態で不活性ガスによる加圧下で紡糸ノズルか
ら押出して得られたピッチ繊維を、更に酸化性雰囲気中
350℃で2時間保持して不融化し、繊維径15μm、
lli維長さ0゜5mmの不融化未炭化炭素質m雑30
重量部と、自己焼結性炭素質粉末としての中心粒径7μ
mのコールタール 重量部とを混合したちの95重量部に対し、粒径0、5
μmのアルミナ粉末(無機微小体)を5重量部加えて均
一に混合し、得られた混合物を21On/ctA  の
成形圧力で成形して複合体を得た。
次に、この複合体を常圧の非酸化性雰囲気中で、150
℃/時間の速度で1000℃まで昇温し、同温度で1時
間保持して焼成して、未炭化炭素質繊維及び自己焼結性
炭素質粉末を炭化固結させた。
そして、ざらに非酸化性雰囲気中、500℃/時間の速
度で2000℃まで加熱し、20分間保持してさらに焼
結した。得られた炭素繊維強化炭素焼結体(炭素焼結体
2)を機械加工して、ブツシュ1〜6を製造した(実施
例量2、ST30Cともいう)。
なあ、この炭素繊維強化炭素焼結体の一部を用いて、実
施例1と同様に、偏光顕微鏡による表面観察、走査型電
子顕微鏡によるマトリックスと強化繊維の界面状態の観
察、密度および曲げ強度を測定した。偏光顕微鏡による
観察では、マトリックスが焼結した炭素粒子が互いに密
着し個々の粒子が異なる色模様に輝くモザイク状に観察
され、1iAMはこのマトリックス中に点在した一様の
色をもつ島状に観察され、また、アルミナ粒子は白い点
状に観察された。また、気孔を示す黒い点が所々に観察
された。これら黒い点の面積は、全体の面積を100面
積%としたとき約3面積%であった。走査型電子顕微鏡
で観察したマトリックスと強化繊維の界面状態は両者が
一体的に結合された状態が観察され、マトリックスと強
化繊維とが剥離している状態は観察されなかった。また
、この炭素繊維強化炭素焼結体の密度は1.76Q/C
m3、曲げ強度は8.5kQ/mm2であった。
これら実施例量1.2の性能試験として、実施例量1.
2のブロック試験片を製作し、摩耗試験及び焼付き試験
を実施した。
更に比較例量として、組成が1Cu−10Pb−10S
nであるCu系ブツシュ(比較例量1)と、組成がlA
l−63n−13iTJ5るA1合金系ブツシュ(比較
例量2)のブロック試験片についても試験した。
摩耗試験は、LFW摩擦摩耗試験機(第5図参照)を用
いて実施した。ブロック試験片の寸法は15mmX10
mmX7mmとし、シャフト材料としてのリング試験片
をi6orpmで回転させつつ、潤滑油5W−30ベー
スオイル中でブロック試験片に加圧力15kgfで30
分間押圧し、ブロック試験片の摩耗量を調べた。なお、
リング試験片は、浸炭焼入したHV720の3Cr20
を直径35mm、肉厚8.7mmに加工して用いた。
第6図に試験結果を示す。
第6図かられかるように、実施例量1.2は、比較例量
1.2に対し摩耗量が1/3以下と大幅に耐摩耗性が改
善されることが判明した。
また焼付き試験は、機械試験新式摩擦摩耗試験機を用い
て実施した。シャフト材料としリング試験片(内径20
mm、外径25.6mm、高さ16mm)を使用し、ブ
ツシュ材料としてブロック試験片(30mmx30mm
、厚さ5mm)を使用した。そして、潤滑油5W−30
ベースオイル中でリング試験片を1001000rD、
2m/5ec)で回転しつつブロック試験片の上面にリ
ング試験片の下面を押圧し、試験荷重を2分間に25k
gfづつ増加させていき、摩擦係数μが0゜2以上若し
くは摩耗量となった時の荷重値をもって焼付荷重とした
第7図に試験結果を示す。
第7図かられかるように、実施例量1.2は、比較例量
1.2に対し優れた耐焼付き性を示した。
次に、各実施例量及び比較例量のブツシュ1〜6を実際
にオートマチックトランスミッションに組込んで急発進
加速耐久試験を行った。試験条件は1速→2速→3速→
2速→1速とする1サイクルの変速を10,000サイ
クル行なった。その結果、各比較例量が約50〜100
μm摩耗するのに対し、各実施例量のブツシュの摩耗量
は10μm以下となり、格段の摩耗低下が実現した。
また、比較例量1のブツシュは上記耐久テストによりそ
の摺動面の一部が焼付き気味となったが、この実施例の
ブツシュでは全く焼付きは生じなかった。
更に、この実施例のブツシュと同一製法で燃料噴射ポン
プ用のブツシュを製作し、実際に組込んで調べたところ
同様に耐久性が大幅向上することを確認した。
更にまた、実施例量1.2のブツシュは炭素系製品であ
り、比較例量のものより酸や海水などの腐蝕環境下にお
いて化学的に安定であり優れた耐食性を有する。
次に、これらブツシュの摺動特性を定量化する目的で、
本発明に係る炭素焼結体1.2.3と、従来使用されて
いる合金とを摩擦摩耗試験機にかけて試験した。
なお、炭素焼結体3は、無機微小体として、粒径1.4
μm(日本新金属製)、粒径5.0μm(井守窯業(株
)製)のホウ化チタンを使用したこと以外は、上述の炭
素焼結体2と同様の方法により作った。
摩耗試験は、機械試験新式摩擦摩耗試験機により無潤滑
下の摩擦係数及び焼付荷重、そしてLFW摩擦摩耗試験
機による油潤滑下での15分及び60分間の摩耗量を測
定した。これらの値を第1表に示す。
なお、機械試験新式摩擦摩耗試験機による試験は、試験
片を30mm角、厚さ5mmの板状とし、この試験片の
上面に外径25.6mm、内径20゜0mm、高さ17
mmの5LIJZ製の円筒状加圧体の下面を押圧し、1
0kOfの押圧力をかけて試験片を無潤滑下で160回
転/分で2分回転し、焼付の有無を測定するものである
。そして焼付が生じない場合は次ぎ次ぎに10kqfの
押圧力を追加して同じ条件で試験し、焼付が生じた荷重
を測定するものである。
また、LFW摩擦摩耗試験機による試験は、相第1表 平材として外径35mm、内径31mm、軸方向の長さ
8.7mmのリングを使用し、潤滑油としてSAE規格
の5W−30ベースオイルを使用し、回転速度160回
転/分で、相手材の外周面に縦15.7mm、横5.3
mm、高さ10mmの試験片を荷重15kgfで加圧し
、15分及び60分摺動させ、その時の摩擦係数および
摩耗量を測定した。なお、相手材としては第1表に示す
合金鋼(クロムモリブデン合金鋼)、アルミニウム合金
(J 1s6061 ) 、実施例で使用した炭素繊維
強化炭素焼結体く炭素焼結体1として示す)を使用した
更に、炭素焼結体2に混入する無機微小体としてのセラ
ミックの種類及び添加量を種々変更して、LFW摩擦摩
耗試験機による試験を実施した。相手材として外径35
mm、内径31mm、軸方向の長さ8.7mmの5UJ
2製のリングを使用し、潤滑油としてSAE規格の5W
−30ベースオイルを使用し、回転速度160回転/分
で、相手材の外周面に縦15.7mm、横5.3mm、
高さ”lQmmの試験片を荷重15kgfで加圧し、1
5分摺動させ、その時の摩耗量を測定した。その結果を
第4図に示す。
摩耗量の点からZrO2,BNは問題があるが、その他
の無機微小体を含有する炭素焼結体2と合金鋼との組合
せが優れていることがわかる。
なお、上記実施例では添加する無機微小体を一種類とし
たが、例えば摩擦係数低減に優れたものと、耐摩性に優
れたものを適切な比率で混合すれば更によい特性が得ら
れるであろう。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のブツシュは、新しい炭素
繊維強化炭素焼結体を用いて製造している。
このブツシュは従来のものに対し、格段に優れた耐摩耗
性及び耐焼付き性を有し、かつ、腐蝕環境下でも化学的
に安定である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いるブツシュの製法を示す工程図、
第2図はこの実施例のブツシュを用いるオートマチック
トランスミッションの模式断面図、第3図はこの実施例
のブツシュを示す斜視図、第4図(a)、(b)、(C
)、(d)は無機微小体の種類を代えた場合の摩耗量を
示す図、第5図は摩耗試験の情況を説明する説明図、第
6図及び第7図は摩耗試験結果及び焼付き試験結果を示
す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)潤滑剤の存在下ですべり軸受として使用可能なブ
    ッシュにおいて、 炭素マトリックス中に炭素繊維があるいは炭素繊維及び
    無機微小体が一体的に埋設された組織を有し、該炭素マ
    トリックスは偏光顕微鏡で見て光学異方性の微粒子が均
    一に密集したモザイク構造をもち、該炭素繊維と該炭素
    マトリックスとの間の界面で剥離している界面の割合が
    全界面に対して10%以下であり、かつ密度が1.65
    以上である炭素繊維強化炭素焼結体を用いて構成されて
    いることを特徴とするブッシュ。
  2. (2)潤滑剤の存在下ですべり軸受として使用可能なブ
    ッシュにおいて、 未炭化炭素質繊維をあるいは未炭化炭素質繊維及び無機
    微小体を埋設した自己焼結性を有する炭素質粉末からな
    る複合体を焼結して得られる炭素繊維強化炭素焼結体を
    用いて構成されていることを特徴とするブッシュ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5711613A (en) * 1994-04-08 1998-01-27 Hitachi, Ltd. Slide structure and continuous hot dipping apparatus having slide structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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