JPH0477867B2 - - Google Patents
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- JPH0477867B2 JPH0477867B2 JP59068745A JP6874584A JPH0477867B2 JP H0477867 B2 JPH0477867 B2 JP H0477867B2 JP 59068745 A JP59068745 A JP 59068745A JP 6874584 A JP6874584 A JP 6874584A JP H0477867 B2 JPH0477867 B2 JP H0477867B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/416—Systems
- G01N27/49—Systems involving the determination of the current at a single specific value, or small range of values, of applied voltage for producing selective measurement of one or more particular ionic species
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- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水溶液中の塩素イオン濃度に測定に係
るもので、次にその詳細について説明する。
るもので、次にその詳細について説明する。
従来の塩素イオン濃度の実用的測定方法として
は、モール法、イオン選択性電極法、電導度法、
比色法、イオンクロマトグラフ法等が存在する
が、これらは煩雑な実験室的な測定法であつた
り、又は簡便な測定法であるが正確性に欠けるも
のであつた。
は、モール法、イオン選択性電極法、電導度法、
比色法、イオンクロマトグラフ法等が存在する
が、これらは煩雑な実験室的な測定法であつた
り、又は簡便な測定法であるが正確性に欠けるも
のであつた。
そこで本発明は、試料溶液中に浸漬した微少銀
電極に適当なる電極電位を印加し、電極における
塩素イオンとの選択的反応、即ち （酸化反応） Ag＋Cl-→AgCl↓＋ｅ 及び （還元反応） AgCl＋ｅ→Ag＋Cl- の進行に伴う酸化若しくは還元電流を、時間の関
数として測定し、塩素イオン濃度を決定すると云
う手法を用いることによつて、正確且つ実用的な
塩素イオン濃度測定方法を提供せんとしたもので
ある。
電極に適当なる電極電位を印加し、電極における
塩素イオンとの選択的反応、即ち （酸化反応） Ag＋Cl-→AgCl↓＋ｅ 及び （還元反応） AgCl＋ｅ→Ag＋Cl- の進行に伴う酸化若しくは還元電流を、時間の関
数として測定し、塩素イオン濃度を決定すると云
う手法を用いることによつて、正確且つ実用的な
塩素イオン濃度測定方法を提供せんとしたもので
ある。
本発明方法は作用電極、対極及び参照電極を用
いる３電極系若しくは作用電極及び対極を用いる
２電極系に於いて、作用電極に微小銀電極を用
い、電極電位を塩化銀が還元する初期電位に規制
しておいて、電極界面に塩化銀が存在しない状態
とし、次に電極の銀が酸化されるに充分な電位の
矩形波電圧を印加すると、銀電極に前記矩形波電
圧に基づく酸化電流が流れる。この電流は塩素イ
オン濃度、電極電位及び時間の関数となるが、電
極電位及び電流読み取り時間を一定にすると塩素
イオン濃度に比例している。又電極電位を初期電
位に戻すと塩化銀の溶出に基づく還元電流が流れ
る。この還元電流も電位及び時間が一定の場合に
は析出した塩化銀の量即ち塩素イオン濃度に比例
している。
いる３電極系若しくは作用電極及び対極を用いる
２電極系に於いて、作用電極に微小銀電極を用
い、電極電位を塩化銀が還元する初期電位に規制
しておいて、電極界面に塩化銀が存在しない状態
とし、次に電極の銀が酸化されるに充分な電位の
矩形波電圧を印加すると、銀電極に前記矩形波電
圧に基づく酸化電流が流れる。この電流は塩素イ
オン濃度、電極電位及び時間の関数となるが、電
極電位及び電流読み取り時間を一定にすると塩素
イオン濃度に比例している。又電極電位を初期電
位に戻すと塩化銀の溶出に基づく還元電流が流れ
る。この還元電流も電位及び時間が一定の場合に
は析出した塩化銀の量即ち塩素イオン濃度に比例
している。
従つて塩素イオンを含む標準溶液を用いて、同
一条件（電位、読み取り時間）で予め検量線を作
成しておくと、電極電流を読み取ることで、試料
溶液の塩素イオン濃度を決定できるものである。
一条件（電位、読み取り時間）で予め検量線を作
成しておくと、電極電流を読み取ることで、試料
溶液の塩素イオン濃度を決定できるものである。
本発明は塩素イオンが泳動、対流、拡散のいず
れの様式で銀電極表面に移動しても、電極反応が
生起する電極電位を規制することにより、銀電極
は選択的に塩素イオンと反応することになり、他
のイオンからの防害を避けることができるので、
従来のイオン選択性電極法及び電導度法等が有す
る他イオンの妨害という欠点が、本発明方法では
解消できたものである。
れの様式で銀電極表面に移動しても、電極反応が
生起する電極電位を規制することにより、銀電極
は選択的に塩素イオンと反応することになり、他
のイオンからの防害を避けることができるので、
従来のイオン選択性電極法及び電導度法等が有す
る他イオンの妨害という欠点が、本発明方法では
解消できたものである。
本発明方法よる実施例を示すと、作用電極に微
小銀電極、参照電極に液絡のついたAg／AgCl電
極（塩素イオンは液絡で漏れないようにしてい
る。）を用い、前記電極と適宜な対極からなる３
電極系を採用し、作用電極の電位（初期電位）を
−0.5V対SCEに保つておき、作用電極の電位が
0.35V対SCEとなる矩形波電圧（パルス幅
70msec）を印加し、その際の電圧を印加した瞬
間をゼロ時の基準として電極電流の時間変化を求
めたもので、以下総て同一条件の下で行つてもの
である。従つて０〜70msecは酸化電流が流れ、
70msec以降は初期電位に戻り還元電流が流れ、
各表のｔは当該計測時を示している（但し表１は
例外）。
小銀電極、参照電極に液絡のついたAg／AgCl電
極（塩素イオンは液絡で漏れないようにしてい
る。）を用い、前記電極と適宜な対極からなる３
電極系を採用し、作用電極の電位（初期電位）を
−0.5V対SCEに保つておき、作用電極の電位が
0.35V対SCEとなる矩形波電圧（パルス幅
70msec）を印加し、その際の電圧を印加した瞬
間をゼロ時の基準として電極電流の時間変化を求
めたもので、以下総て同一条件の下で行つてもの
である。従つて０〜70msecは酸化電流が流れ、
70msec以降は初期電位に戻り還元電流が流れ、
各表のｔは当該計測時を示している（但し表１は
例外）。
前記条件でNaClを含む溶液（０〜9mM）の電
極電流の時間的変化は表１の通りである。但し表
１は酸化電流と還元電流を対比するため還元反応
による電極電流は、電位を初期電位に戻した瞬間
を０としている。
極電流の時間的変化は表１の通りである。但し表
１は酸化電流と還元電流を対比するため還元反応
による電極電流は、電位を初期電位に戻した瞬間
を０としている。
酸化電流及び還元電流が塩素イオン濃度の増加
すると共に、増加することが判明する。
すると共に、増加することが判明する。
表１より読み取り時間を一定にすると、表２の
検量線が得られるものである。
検量線が得られるものである。
表３は、同様にして行なつたアルカリ性溶液中
（PH12）に於ける、酸化電流を用いた場合のNaCl
の検量線で、略濃度に比例することが認められ
る。
（PH12）に於ける、酸化電流を用いた場合のNaCl
の検量線で、略濃度に比例することが認められ
る。
又従来よりセメント液が強アルカリ性のため正
確な定量が困難であつたコンクリート中の塩素イ
オン濃度も、本発明方法を用いると容易に計測で
きるものである。即ちセメント試料液（水17mlに
セメント31ｇを溶かしたもの）にNaCl溶液を添
加したものを用いた際の酸化電流と塩素イオン濃
度の関係は表４の通りとなり、 良好な比例関係をみることができる。
確な定量が困難であつたコンクリート中の塩素イ
オン濃度も、本発明方法を用いると容易に計測で
きるものである。即ちセメント試料液（水17mlに
セメント31ｇを溶かしたもの）にNaCl溶液を添
加したものを用いた際の酸化電流と塩素イオン濃
度の関係は表４の通りとなり、 良好な比例関係をみることができる。
以上のように本発明方法は、従来のイオン選択
性電極法、電導度法、比色法等と比して他イオン
の妨害を受けることなく、塩素イオン濃度を測定
することができるものであると共に、マイコンを
用いて読み取り時間の設定、パルス印加時間の設
定を行うと、簡単に計器化できる利点も有するも
のである。
性電極法、電導度法、比色法等と比して他イオン
の妨害を受けることなく、塩素イオン濃度を測定
することができるものであると共に、マイコンを
用いて読み取り時間の設定、パルス印加時間の設
定を行うと、簡単に計器化できる利点も有するも
のである。
Claims (1)
- １ ３電極系若しくは２電極系に於いて、作用電
極に微小銀電極を用い、電極電位を塩化銀が還元
される電位に保つて電極界面に塩化銀が存在しな
い状態とし、次に電極の銀が溶出し酸化するに充
分な電位の矩形波電圧を印加し、前記矩形波電圧
印加時から所定時間経過した時の前記矩形波電圧
に基づく電極電流を測定することを特徴とする水
溶液中の塩素イオン濃度測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59068745A JPS60211354A (ja) | 1984-04-05 | 1984-04-05 | 水溶液中の塩素イオン濃度の測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59068745A JPS60211354A (ja) | 1984-04-05 | 1984-04-05 | 水溶液中の塩素イオン濃度の測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60211354A JPS60211354A (ja) | 1985-10-23 |
| JPH0477867B2 true JPH0477867B2 (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=13382620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59068745A Granted JPS60211354A (ja) | 1984-04-05 | 1984-04-05 | 水溶液中の塩素イオン濃度の測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60211354A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9318677D0 (en) * | 1993-09-09 | 1993-10-27 | Kodak Ltd | Method and apparatus for measuring silver ion activity |
| KR20060101973A (ko) * | 2005-03-22 | 2006-09-27 | 삼성엔지니어링 주식회사 | 염소 농도 측정용 센서 및 이를 구비한 정수 장치 |
| CN103604859B (zh) * | 2013-11-25 | 2016-05-04 | 深圳市锦瑞电子有限公司 | 电解质分析仪及其测试方法 |
-
1984
- 1984-04-05 JP JP59068745A patent/JPS60211354A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60211354A (ja) | 1985-10-23 |
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Legal Events
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