JPH0477583B2 - - Google Patents

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JPH0477583B2
JPH0477583B2 JP59105128A JP10512884A JPH0477583B2 JP H0477583 B2 JPH0477583 B2 JP H0477583B2 JP 59105128 A JP59105128 A JP 59105128A JP 10512884 A JP10512884 A JP 10512884A JP H0477583 B2 JPH0477583 B2 JP H0477583B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
temperature
ice
cooling
patient
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59105128A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60249950A (ja
Inventor
Yoshinori Hayakawa
Tadashi Fujii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP10512884A priority Critical patent/JPS60249950A/ja
Publication of JPS60249950A publication Critical patent/JPS60249950A/ja
Publication of JPH0477583B2 publication Critical patent/JPH0477583B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 〔発明の技術分野〕 本発明は個人または病院で使用する患者用の氷
枕等の冷却器具、特に、水のような液体冷媒を循
環させ、且つ冷却部の温度を調節できるようにし
た治療用冷却装置に関する。
〔先行技術及びその問題点〕
従来、発熱をともなう患者頭部を冷やすため
に、いわゆる氷枕及び氷のうが使われている。氷
枕は枕の代りに頭部の下に置き、氷のうは頭部の
上に置くわけであるが、いずれも中に粉砕した氷
と水を一緒に入れ、氷が溶けるときの潜熱を利用
して患者の頭部を冷やすものである。
従つて、氷枕または氷のう中の氷が溶けきつて
しまうと、氷枕または氷のうの水温は患者の体温
近くまで上昇して、頭部を冷やす効果は全く失わ
れてしまう。このため、看護人が定期的に氷が溶
けきつていないか監視する必要があり、また氷が
溶けきつてしまうと、氷枕または氷のうに氷を入
れなおすなど煩雑な作業が必要である。特に、病
院ではこれらの作業に相当な人手と時間を費やし
ている。
更にまた、氷と水の共存点が0℃であるため、
患者との温度差が大きく、場合によつては、患者
が冷えすぎないように、氷枕または氷のうと頭部
の間にタオルを挿入するなどの操作、気くばりが
必要である。即ち、従来の氷枕および氷のうの温
度自体を制御することは不可能であり、このため
タオルを介在させるなどの補助的方法によつて患
者の冷却の程度を変えているのが現状である。ま
た、氷枕または氷のうが患者の頭部からずれた
り、外れたりしていないか等の監視も必要であ
る。
発明の目的および構成 本発明の目的は、従来の氷枕および氷のうの、
氷を使用することに起因する前記した問題点を解
決することである。
本発明の具体的な目的は、氷枕及び氷のうの内
部氷を使用せず、循環する冷媒を利用して患者の
頭部や患部を冷やす装置を提供することである。
本発明の更に具体的な目的は、氷枕等の冷却器
の温度を簡単にコントロールすることのできる冷
却装置を提供することである。
即ち、本発明による患者の頭部または患部のた
めの冷却装置は;冷媒の入口および出口を備え患
者の頭部または患部近傍への配置手段を有した冷
却部と、この冷却部の入口に供給される冷媒の流
量を制御するための供給弁と、冷媒の温度調整手
段と、冷媒を循環させるためのポンプと、前記供
給弁と冷却部の間のラインにあつて冷媒の少なく
とも温度を測定する入口側測定手段と、冷却部の
出口の下流にあつて冷媒の少なくとも温度を測定
する出口側測定手段と、これらの測定手段で得ら
れた各情報を比較する手段とを含み、該比較する
手段で得られた結果に基ずいて前記供給弁また
は/及び温度調節手段を制御することを特徴とす
る。尚、患者の頭部または患部近傍への配置手段
を有した冷却部とは、患者の頭部または患部にあ
てられ、これをひやすための部分であり、従来の
いわゆる氷枕および氷のう等の柔軟性を有する態
様を含むものである。
また、冷媒としては純水などの水のほかに、塩
化マグネシウム水溶液などが好ましく、この溶液
は電磁流量計の使用ができるほか、氷点降下によ
る冷却部での水の凍結を防ぐことができる。
発明の具体的説明 本発明を、添付図面を参照して、具体的に説明
する。図面中において、矢印は冷媒の流れる方向
を示している。冷却部1はベツトなどに横たわる
患者の頭部または患部にあてられ、冷媒の入口お
よび出口を有する。冷却部1の形態は前記のとう
り頭部または患部にあてることが出来ればよく、
例えば、柔軟なゴムまたは合成樹脂などからなる
従来の氷枕または氷のうなどと類似の形態であつ
てもよい。
この冷却部1に供給弁2を通して、予め適当な
温度に調節された冷媒が供給される。供給弁2か
らの冷媒は冷却部1に達する前に、入口側測定手
段3に入り、ここでその温度、流量および圧力等
が測定される。入口側測定手段3としては、サー
ミスタ温度計、電磁流量計、ブルドンチユーブ型
圧力計などが考えられる。電磁流量計を用いる場
合には冷媒の電気伝導度も測定する。
冷却部1において患者の頭部または患部を冷却
した冷媒はその出口から出口側測定手段4に達す
る。ここで再び冷媒の温度、流量、圧力が測定さ
れる。従つて、出口側測定手段4は前記入口側測
定手段3と同じであつてよい。入口側及び出口側
の測定手段3及び4で得られた情報はそれぞれ情
報比較手段5に送られて、比較、監視される。例
えば、冷媒の温度については、入口側測定手段3
での測定温度はあらかじめ設定された温度または
これに極めて近い温度になる。他方、出口側測定
手段4での測定温度は、入口側測定手段3で測定
された温度とほぼ等しいかまたはそれ以上の温度
となる。拠つて、両温度の差を情報比較手段5で
求めれば、冷却部1での冷媒温度の上昇がわか
る。温度の上昇が予定の値よりも高かつたり低か
つたりする場合には、情報比較手段5は警報装置
6をかいして看護人に知らせるか、供給弁2及び
出口弁14に信号を送つて自動的に供給量を調節
してもよい。
更に、出口側測定手段4で測定された冷媒の流
量及び圧力が入口側のそれよりも小さい場合に
は、例えば、冷媒の漏れなどが考えられるので、
やはり警報を発するように設定することもでき
る。この情報比較手段5は、例えば、マイクロコ
ンピユータ等であり、インターフエイスを介して
伝えられた情報を処理する。
上記の具体例では、入口側測定手段3及び出口
側測定手段4において、温度のほかに流量及び圧
力を測定したが、温度のみを測定するようにして
もよい。
出口側測定手段を出た冷媒はポンプ7に戻つて
再び供給弁2に循環される。このさい、冷媒は、
ポンプの前または後で、温度調節手段により適当
な温度に調節される。
この温度調節から冷媒が供給弁に戻るまでの具
体例のひとつを図面にしたがつて説明する。冷媒
は第一の流量調節器8において、加温器9に入る
部分と冷却器10に入る部分とにわけられる。所
定の温度にしたがつて加温器9及び冷却器10の
温度並びにこれらに入る冷媒の量が定められる。
その後、冷媒は第二の流量調節器11で一緒にな
りポンプ7に入る。ポンプ7から送り出された冷
媒は温度、流量、圧力の微調節器12に入る。流
量等の調節の結果、必要があれば、冷媒の一部を
ポンプ7及び第二の流量調節器11に戻してもよ
い。
このようにして適当な温度に設定された冷媒は
供給弁2に送られるが、病院などで多数の患者を
同時に処置したい場合には、分配器13により冷
媒をいくつかに分流して、各支流を供給弁をかい
して前記した冷却部に供給することもできる。
また必要に応じて、看護人または患者自身が冷
媒の供給をとめたり、温度調節をしたりできるよ
うに、遠隔操作スイツチを付加してもよい。また
必要に応じて弁の数を増やすこともできる。
発明の具体的効果 この発明では、冷却のために氷枕及び氷のうの
内部に氷を使つていないので、時間が経過しても
冷却効果がなくなることがなく、従つてまた、氷
の状態を監視したり、氷を入れ換えるなどの余分
な操作が不要である。
また、冷媒の温度を自由に調節できるので、患
者の状態に応じて簡単に温度を設定できる利点が
ある。
更に必要に応じて、冷媒の圧力及び流量の監視
により、冷却部の患者からのずれなども看護室等
にいながら知ることができる。
このように本発明によれば、看護人の負担を著
しく改善することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の治療用冷却装置の具体例を説明
するためのフローチヤートである。 1……冷却部、2……供給弁、3……入口側測
定手段、4……出口側測定手段、5……情報比較
手段、6……警報装置、7……ポンプ、14……
出口弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 冷媒の入口および出口を備え患者の頭部また
    は患部近傍への配置手段を有した冷却部と、この
    冷却部の入口に供給される冷媒の流量を制御する
    ための供給弁と、冷媒の温度調整手段と、冷媒を
    循環させるためのポンプと、前記供給弁と冷却部
    の間のラインにあつて冷媒の少なくとも温度を測
    定する入口側測定手段と、冷却部の出口の下流に
    あつて冷媒の少なくとも温度を測定する出口側測
    定手段と、これらの測定手段で得られた各情報を
    比較する手段とを含み、該比較する手段で得られ
    た結果に基づいて前記供給弁または/及び温度調
    節手段を制御することを特徴とする、患者の頭部
    または患部を冷却するための治療用冷却装置。
JP10512884A 1984-05-24 1984-05-24 治療用冷却装置 Granted JPS60249950A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10512884A JPS60249950A (ja) 1984-05-24 1984-05-24 治療用冷却装置

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JP10512884A JPS60249950A (ja) 1984-05-24 1984-05-24 治療用冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60249950A JPS60249950A (ja) 1985-12-10
JPH0477583B2 true JPH0477583B2 (ja) 1992-12-08

Family

ID=14399138

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JP10512884A Granted JPS60249950A (ja) 1984-05-24 1984-05-24 治療用冷却装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007135864A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Terumo Corp 氷枕及びその温度モニタ

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JPS60249950A (ja) 1985-12-10

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