JPH0476027B2 - - Google Patents

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JPH0476027B2
JPH0476027B2 JP619485A JP619485A JPH0476027B2 JP H0476027 B2 JPH0476027 B2 JP H0476027B2 JP 619485 A JP619485 A JP 619485A JP 619485 A JP619485 A JP 619485A JP H0476027 B2 JPH0476027 B2 JP H0476027B2
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JP
Japan
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injection
signal
flag
cylinder
port
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JP619485A
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JPS61167138A (ja
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Minoru Takahashi
Kyoshi Yagi
Hirotoshi Tono
Teruo Fukuda
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61167138A publication Critical patent/JPS61167138A/ja
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、内燃機関の独立噴射制御用分配回路
に関する。
従来の技術 従来のこの種分配回路としては、各気筒毎また
は同一グループの気筒毎にダウンカウンタを設
け、内燃機関の運転状態に基づいて燃料噴射弁を
開き、この噴射時間をダウンカウンタに設定し、
ダウンカウンタが時間の経過に伴つてカウントダ
ウンしていき、その計数値が所定値例えば零にな
つたときそのダウンカウンタに対応した燃料噴射
弁を閉じるように構成したものが知られている。
このような分配回路は、燃料噴射終了タイミング
をダウンカウンタによるハードウエアの動作で制
御するため噴射時間制御を高精度に行なうことが
できる利点はあるものの、複数の高精度なダウン
カウンタを必要とするため分配回路の構成が複雑
化し高価になる欠点を有する。
分配回路を簡略化するための一方法として、各
気筒毎または同一グループの気筒毎に、自己のポ
ート信号がハイレベル(以下“1”と称する)に
なつている期間だけ燃料噴射弁駆動信号を“1”
とする駆動回路を設け、ポート信号はマイクロコ
ンピユータの出力ポートから各駆動回路へ供給す
ることが考えられる。しかしながら、このような
構成では噴射時間の精度はマイクロコンピユータ
から出力されるポート信号の精度に依存するもの
となり、高精度な燃料噴射制御を実現するために
はポート信号を出力する複数の出力ポート(駆動
回路を4個設ける場合には4個の出力ポート)の
時間制御を高精度に行なうことができる高性能な
マイクロコンピユータが必要となり、却つて装置
価格が上昇することになる。
発明が解決しようとする問題点 本発明はこのような従来の問題点を解決したも
ので、その目的は、高精度で且つ安価な燃料噴射
制御装置に適した分配回路を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、例えば
第1図に示すように内燃機関の各気筒毎または同
一グループの気筒毎に噴射制御回路1〜4が設け
られ、各噴射制御回路1〜4には噴射開始タイミ
ング信号sと噴射終了タイミング信号eとが共通
に入力されると共に専用のポート信号〜が入
力され、各噴射制御回路1〜4は、ポート信号が
第1のレベル(例えば“1”)のとき噴射開始タ
イミング信号sが入力されたタイミングで燃料噴
射弁駆動信号IJ1〜IJ4をオンにし、ポート信号
が第2のレベル(例えばロウレベル(以下“0”
と称する))のとき噴射終了タイミング信号eが
入力されたタイミングで燃料噴射弁駆動信号IJ1
〜IJ4をオフにし、ポート信号が第1のレベルの
とき噴射終了タイミング信号が入力された場合お
よびポート信号が第2のレベルのときに噴射開始
タイミング信号が入力された場合には直前の動作
を継続するよう構成されている。なお、第1図は
4気筒の内燃機関の各気筒を独立に制御する例を
示し、燃料噴射弁駆動信号IJ1〜IJ4は第1気筒
〜第4気筒にそれぞれ設けられた図示しない燃料
噴射弁に供給されるものである。勿論、4気筒以
外の内燃機関にも適用でき、また燃料噴射弁が複
雑のグループに分割され各グループ毎に独立噴射
を行なわせる場合にはグループ数だけの噴射制御
回路を設ければ良い。
作 用 ある時刻にある噴射制御回路に加えるポート信
号のみを“1”とし且つ噴射開始タイミング信号
sを加えると、“1”となつたポート信号が加わ
る噴射制御回路を燃料噴射弁駆動信号のみがオン
に変化し、このオン状態はそのポート信号が
“0”になり噴射終了タイミング信号eが到来す
るまで継続される。従つて、各燃料噴射弁駆動信
号IJ1〜IJ4のオン期間が重複しない場合、例え
ば第2図aに示すようなタイミングで噴射開始タ
イミング信号s、噴射終了タイミング信号e、ポ
ート信号〜を変化させれば、各燃料噴射弁駆
動信号IJ1〜IJ4は同図aに示すように変化す
る。
また、第1気筒の噴射終了前に第3気筒の噴射
が開始される如く2つの気筒の噴射時間が一部重
複する場合には、第2図bに示すように、直前の
気筒の噴射を終了させるための噴射終了タイミン
グ信号e例えば燃料噴射弁駆動信号IJ1をオフす
るための噴射終了タイミング信号e1によつて他
の気筒例えば第3気筒の噴射が終了しないように
第3気筒に対応するポート信号をその噴射終了
タイミング信号e1が来るまで“1”に保持すれ
ばよい。
更に、第1気筒の噴射終了前に第3,第2気筒
の噴射が開始される如く3つの気筒の噴射時間が
一部重複する場合には、第2図cに示すように、
ある気筒の噴射を終了するための噴射終了タイミ
ング信号e例えば噴射終了タイミング信号e2に
よつて他の気筒例えば第3,2気筒の噴射が終了
しないように第3,2気筒に対応するポート信号
,をその噴射終了タイミング信号e2が到来
するまで“1”に保持すれば良い。
同様に、全ての気筒の噴射時間が一部重複する
場合、第2図dに示すように、ある気筒の噴射を
終了するための噴射終了タイミング信号e例えば
噴射終了タイミング信号e3によつて他の気筒例
えば第3,2,4気筒の噴射が終了しないように
第3,2,4気筒に対応するポート信号,,
をその噴射終了タイミング信号e3が到来する
まで“1”に保持すれば良い。
また、各噴射終了タイミング信号eの到来時に
常に各ポート信号〜が“0”であれば、第2
図eに示すように各燃料噴射弁駆動信号IJ1〜IJ
4は常にオンし、連続噴射が可能である。
実施例 第3図は本発明の分配回路の実施例の電気回路
図であり、1〜4は噴射制御回路、5〜8はドラ
イバで、ドライバ5の出力(第1気筒用燃料噴射
弁駆動信号IJ1)は第1気筒用燃料噴射弁に、ド
ライバ6の出力(第3気筒用燃料噴射弁駆動信号
IJ3)は第3気筒用燃料噴射弁に、ドライバ7の
出力(第2気筒用燃料噴射弁駆動信号IJ2)は第
2気筒用燃料噴射弁に、ドライバ8の出力(第4
気筒用燃料噴射弁駆動信号IJ4)は第4気筒用燃
料噴射弁にそれぞれ接続される。また、11,2
1,31,41はフリツプフロツプ、12〜1
4,22〜24,32〜34,42〜44はナン
ド回路、sは噴射開始タイミング信号、eは噴射
終了タイミング信号、〜はポート信号であ
る。
噴射制御回路1はフリツプフロツプ11とナン
ド回路12〜14から成り、噴射制御回路2はフ
リツプフロツプ22とナンド回路22〜24から
成り、噴射制御回路3はフリツプフロツプ31と
ナンド回路32〜34から成り、噴射制御回路4
はフリツプフロツプ41とナンド回路42〜44
から成る。各フリツプフロツプ11,21,3
1,41はイグニツシヨンスイツチのオン時に投
入される電源Vc.c.の立上がりでプリセツトされそ
のQ出力は“0”になる。噴射開始タイミング信
号sは全ての噴射制御回路1〜4に共通のもので
あり、ナンド回路12,22,32,42の一方
の入力端子に入力される。また噴射終了タイミン
グ信号eも全ての噴射制御回路1〜4に共通であ
り、ナンド回路13,23,33,43の一方の
入力端子に入力される。ナンド回路12,22,
32,42の他方の入力端子にはフリツプフロツ
プ11,21,31,41の出力が印加され、
ナンド回路13,23,33,43の他方の入力
端子にはフリツプフロツプ11,21,31,4
1のQ出力が入力され、ナンド回路12,13の
出力がナンド回路14に、ナンド回路22,23
の出力がナンド回路24に、ナンド回路32,3
3の出力がナンド回路34に、ナンド回路42,
43の出力がナンド回路44にそれぞれ入力され
る。フリツプフロツプ11はナンド回路14の出
力の“0”から“1”への立上がりのタイミング
でD端子に入力されるポート信号のレベルを取
り込んでQ端子から出力し、同様にフリツプフロ
ツプ21,31,41はナンド回路24,34,
44の出力の“0”から“1”への立上がりのタ
イミングでD端子に入力されるポート信号,
,のレベルを取り込んでQ端子から出力す
る。
各噴射制御回路1〜4の動作は同じなので、以
下第4図のタイミングチヤートを参照して噴射制
御回路1の動作を説明する。
初期状態においては、フリツプフロツプ11の
Q出力(燃料噴射弁駆動信号IJ1と等価である)
は“0”であり、ナンド回路12,13の出力は
“1”、ナンド回路14の出力は“0”になつてい
る。第1気筒の噴射を開始させる為にポート信号
を“1”にし、“1”のレベルを有する噴射開
始タイミング信号sを印加するとナンド回路12
の出力が“0”ナンド回路14の出力が“1”と
なり、ナンド回路14の出力の“0”から“1”
のタイミングでポート信号の“1”レベルがフリ
ツプフロツプ11にセツトされ、Q出力は“0”
から“1”へ変化し、噴射が開始される。ポート
信号が“1”の期間に噴射開始タイミング信号
sが印加されてもフリツプフロツプ11の出力
が“0”になつているのでナンド回路12の出力
は変化せず直前の動作が継続される。第1気筒の
噴射を終了させるためにポートを“0”にし
“1”レベルの噴射終了タイミング信号eを印加
すると、ナンド回路13の出力が“0”、ナンド
回路14の出力が“1”に変化し、このナンド回
路14の出力の“0”から“1”への変化タイミ
ングでポート信号の“0”レベルがフリツプフロ
ツプ11にセツトされ、Q出力が“1”から
“0”に変化する。ポート信号が“0”の状態
で再び噴射終了タイミング信号eが印加されて
も、フリツプフロツプ11のQ出力は“0”なつ
ているのでナンド回路13の出力は変化せず、直
前の動作が継続される。
なお、以上の実施例は、各噴射制御回路1〜4
を一つのフリツプフロツプと3つのナンド回路で
構成したが、同じ論理を実現できるものであれば
他の構成にしても良いことは勿論のことであり、
本発明は第3図の構成に限定されるものではな
い。
第5図は第3図の分配回路を使用した内燃機関
の独立噴射制御装置の要部ブロツク図であり、第
3図を同一符号は同一部分を示し、50はマイク
ロコンピユータ、Gはクランク角センサから機関
の一回転(720゜)毎に送出される基準角度信号、
NEはクランク各センサから例えば30゜毎に送出さ
れる角度信号、Wはスロツトルに連絡する図示し
ない加速センサから送出される信号であり、これ
らはマイクロコンピユータ50の割込み端子に入
力される。また、D0〜Doはインテークマニホー
ルド負圧検出情報や機関温度等噴射時間を決定す
るパラメータ情報であり、これはマイクロコンピ
ユータ50の入力ポートに入力される。マイクロ
コンピユータ50は、ROMやRAM等を内部に
有する所謂ワンチツプマイクロコンピユータで、
内部に一つのタイマ回路51と、二つの比較回路
52,53と、比較回路52,53の出力を外部
に送出するゲート回路54,55をハードウエア
として有する。
上記タイマ回路51は現在の時刻を高精度に計
測するものであり、比較回路52,53はタイマ
回路51の時刻が与えられた時刻α,βに達した
とき以後その出力を“1”にするものである。比
較回路52,53の出力は各々内部割込み信号
INT1、INT2になると共にゲート54,55
に入力され、このゲート回路54,55に加わる
ゲート信号A,Bが“1”のとき、比較回路52
の出力は噴射開始タイミング信号sとして、また
比較回路53の出力は噴射終了タイミング信号e
として出力ポート56,57を介して噴射制御回
路1〜4に送出される。また、マイクロコンピユ
ータ50の出力ポート58〜61からポート信号
〜が噴射制御回路1〜4に送出される。
第6図はマイクロコンピユータ50が行なうメ
イン処理の一例を示すフローチヤート、第7図は
角度信号NEによつてクランク角の30゜毎に行なわ
れる割込み処理の一例を示すフローチヤート、第
8図は割込み信号INT1発生時に行なわれる割
込み処理の一例を示すフローチヤート、第9図は
割込み信号INT2発生時に行なわれる割込み処
理の一例を示すフローチヤート、第10図は加速
センサからの信号Wの入力時に行なわれる非同期
噴射割込み処理の一例を示すフローチヤートであ
る。なお、フローチヤートで使用される記号の内
容は下記の通りである。
F0i(i=1〜4でi番目の気筒に対応する。以
下同じ):同期タイミングの噴射開始要求フラ
グ F1i:噴射終了要求フラグ F2i:現在の出力状態表示フラグ WTi:噴射終了時刻の記憶値 TMi:噴射開始時刻の記憶値 P i:現在ポート状態記憶値 マイクロコンピユータ50はそのメイン処理に
おいては、第6図に示したように機関パラメータ
情報D0〜Doから各気筒の同期噴射時間と噴射開
始クランク位置(噴射開始時間と等価)を求める
(S1,S2) マイクロコンピユータ50は、NE割込み処理
においては、第7図に示したように今回のNE信
号から次のNE信号までの間に噴射開始すべき気
筒があるか否かをメイン処理の結果に基づいて判
別し(S10)、あれば対応するF0iを“1”にし
(S11)、その噴射開始時刻を比較回路52にセツ
トする(S12)。
マイクロコンピユータ50は、INT1の割込
み処理において、第8図に示すように先ずフラグ
F2iの内容をPiに記憶し(S20)、フラグF2iとフ
ラグF0iの論理和をフラグF2iにセツト(S21)、
フラグF0iが全て“0”か否かを判別する
(S22)。フラグF0iが全て“0”の場合、今回の
割込み処理を終了するが、そうでない場合、ステ
ツプS23以下の処理を実行する。即ちフラグF0i
が“1”であるi番目のポート信号を“1”とし
(S23)、次いでゲート信号Aを“1”にして噴射
開始タイミング信号sを“1”とする(S24)。
次にそのときの時刻をTMiに記憶し(S25)、ゲ
ート信号Aを“0”にして噴射開始タイミング信
号sを“0”とする(S26)。次に、フラグF0iが
“1”であるWTiに次の処理を加える(S27)。
1 Piが“1”であれば WTi←WTi+同期噴射時間 2 Piが“0”であれば WTi←噴射開始時刻+同期噴射時間 次に、フラグF1iとフラグF0iとの論理和をフラ
グF1iにセツトし(S28)、Piが全て“0”か否か
を判別する(S29)。そして、全て“0”であれ
ば、比較回路53に現在時刻+t′(t′は極めて短い
時間)をセツトした後(S30)、また全て“0”
でなければそのような処理を行なわずフラグF0i
を全て“0”にする(S31)。
また、マイクロコンピユータ50はINT2の
割込み処理においては、第9図に示したように先
ずフラグF1iの内容をフラグF2iにセツトし
(S40)、次いでゲート信号Bを“0”にし
(S41)、フラグF1iが全て“0”か否かを判別す
る(S42)。そして、フラグF1iが全て“0”の場
合、今回の割込み処理を終了するが、そうでない
とステツプS43以下の処理を行なう。ステツプ
S43では、フラグF1iが“1”であるWTiの中で
一番近い時刻を選んで比較回路53にセツトし
(S43)、次にこの選んだWTiに対応する出力ポー
ト及びフラグF1iを“0”にセツトし(S44,
S45)、次にゲート信号Bを“1”にして割込み
処理を終了する(S46)。
また、スロツトルが急速に開かれることによつ
て加速センサから信号Wが加えられると、マイク
ロコンピユータ50は第10図に示したような非
同期噴射制御を行なう。この処理では、先ずフラ
グF2iの内容をフラグF1iにセツトし(S50)、次
に全てのポート信号〜を“1”にする
(S51)。そして、ゲート信号Aを“1”として噴
射開始タイミング信号sを“1”とし(S52)、
噴射開始時刻をTM5にセツトし(S53)、次にゲ
ート信号Bを“0”にすると共にゲート信号Aを
“0”にして噴射開始タイミング信号sを“0”
にする(S54,S55)。次に、ゲート信号Bを
“1”にし(S56)噴射開始時刻+非同期噴射時
間を比較回路53にセツトし(S57)、下記処理
を行なう(S58)。
1 フラグF1iが“1”であるWTiのそれぞれに WTi←WTi+非同期噴射時間 2 フラグF1iが“0”であるWTiのそれぞれに WTi←比較回路53のセツト値 そして、フラグF2iの内容をポート信号〜
に送出し(S59)、フラグF2iを全て“0”にして
今回の割込み処理を終了する(S60)。
次に、具体的なタイミングチヤートに基づいて
本実施例の動作をより詳しく説明する。
第11図は第2図aの区間X1のより詳しいタ
イミングチヤートである。パルスNE1の割込み
がかかると、マイクロコンピユータ50はメイン
処理で求めた噴射開始クランク位置から第1気筒
の噴射開始タイミングであることを判別し
(S10)、フラグF0iを“1”にし(S11)、比較回
路52に第1気筒の噴射開始時刻T1をセツトす
る(S12)。
時刻t1になると、比較回路52の出力は“1”
となり、割込み信号INT1によりマイクロコン
ピユータ50は第8図の処理を開始し、先ずフラ
グF2iの内容をPiに記憶し(S20)、次いでフラグ
F0iとフラグF2iとの論理和をフラグF2iにセツト
する(S21)。これにより、フラグF21が“1”
になる。次に、フラグF0iが全て“0”でないこ
と(S22)及びフラグF01のみ“1”であること
から、出力ポート58のみ“1”にしてポート信
号を“0”から“1”にし(S23)、ゲート信
号Aを“1”とする(S24)。これにより、噴射
開始タイミング信号sが“1”となり、噴射制御
回路1からの燃料噴射弁駆動信号IJが“1”とな
り、燃料の噴射が開始される。
マイクロコンピユータ50は、次に噴射開始時
刻t1をTM1に記憶し(S25)、ゲート信号Aを
“0”にして噴射開始タイミング信号sを“0”
とする(S26)。次に、F01のみ“0”であるこ
と及びPi=“1”であることから、WT1に噴射
開始時刻t1+同期噴射時間T1を記憶し(S27)、
フラグF11に“1”をセツトする(S28)。また、
Piが全て“0”であることから(S29)、現在時
刻+t′(t′は極めて短い時間)を比較回路53にセ
ツトし(S30)、フラグF0iを全て“0”にして第
8図の処理を終了する。
上記比較回路53にセツトされた時刻が到来す
ると、比較回路53の出力が“1”になり、割込
み信号INT2により第9図の処理が開始される。
この処理では、先ずフラグF1iの内容をフラグF2i
にセツトし(S40)、次にゲート信号Bを“0”
とする(S41)。次にフラグF1iが全て“0”でな
いこと(S42)及びフラグF11のみ“1”である
ことから、WT1の内容(t1+同期噴射時間)を
比較回路53にセツトし(S43)、出力ポート5
8を“0”とすることによりポート信号を
“0”とする(S44)。そして、フラグF11を“0”
にし(S45)、ゲート信号Bを“1”とする
(S46)。この時点では比較回路53の出力は
“0”なのでゲート信号Bを“1”にしても噴射
終了タイミング信号eは“1”にはならない。
この後、再びNE信号(NE2)が到来するが、
今回噴射開始する気筒がないので、第7図ではな
んの処理も行なわれない。
比較回路53に設定した時刻が到来すると、比
較回路53の出力は“1”になり、ゲート信号B
が“1”になつていることから噴射終了タイミン
グ信号eが“1”となる。また、割込み信号
INT2により第9図の処理が開始され、フラグ
F1iの内容がフラグF2iにセツトされ、フラグF2
1は“0”になる。また、ゲート信号Bが“0”
にされ、噴射終了タイミング信号eが“0”とな
る(S41)。そして、フラグF1iが全て“0”なの
で処理を終了する(S42)。
第12図は第2図bの区間X2のより詳しいタ
イミングチヤートである。
この区間X2が始まる前には、第1気筒は噴射
中であり、比較回路53には第1気筒の噴射終了
時刻がセツトされている。マイクロコンピユータ
50はNE3の割込み信号が入力されると、メイ
ン処理における演算結果より第3気筒の噴射開始
を判別し(S10)、フラグF03を“1”にし
(S11)、メイン処理で求めた第3気筒の噴射開始
時刻t2を比較回路52にセツトする(S12)。
比較回路52にセツトした時刻が到来すると、
マイクロコンピユータ50は第8図の処理を開始
し、フラグF2iの内容をPiに記憶する(S20)。こ
の段階ではフラグF21のみ“1”なのでその旨
が記憶される。次に、フラグF2iとフラグF0iの論
理和をフラグF2iに記憶する(S21)。これにより
フラグF23が“1”となる。次に、フラグF0iが
全て“0”でないこと及びフラグF03のみが
“1”であることから、出力ポート59が“1”
にされ、ポート信号が“1”となる。次にゲー
ト信号Aを“1”にして噴射開始タイミング信号
sを“1”とし(S23)、噴射開始時刻t2をTM3
に記憶し(S25)、ゲート信号Aを“0”にする
ことにより噴射開始タイミング信号sを“0”と
する。これにより、噴射制御回路3からの燃料噴
射弁駆動信号IJがオンとなり第3気筒の噴射が開
始される。次に、WT3に噴射開始時刻t2+同期
噴射時間T3をセツトし(S27)、フラグF0iとフラ
グF1iとの論理和をフラグF1iにセツトする
(S28)。これにより、フラグF13は“1”にな
る。次に、Piが全て“0”でないので、ステツプ
S30の処理を行なわず、フラグF0iを全て“0”
にして第8図の処理を終了する。
比較回路53にセツトした時刻になると、前述
したように噴射終了タイミング信号eが“1”と
なり、このときポート信号は“0”なので、噴
射制御回路1により第1気筒の噴射が終了され
る。なお、ポート信号は“1”なので第3気筒
の噴射が終了されることはない。また、割込み信
号INT2によりマイクロコンピユータ50は第
9図の処理を開始し、フラグF1iの内容をフラグ
F2iにセツトし(S40)、ゲート信号Bを“0”に
して噴射終了タイミング信号eを“0”とする。
そして、フラグF1iが全て“0”でないことから
第9図の処理を終了する。
第13図は、第4気筒の噴射中に非同期噴射要
求があり、この非同期噴射要求中に第1気筒の同
期噴射タイミングが発生した場合のタイミングチ
ヤートである。
時刻t6に加速センサからのパルスPにより非同
期噴射の要求があると、マイクロコンピユータ5
0は第10図に示す処理を開始する。この処理で
は、先ずフラグF2iの内容をフラグF1iにセツトす
る(S50)。次に出力ポート58〜61を“1”
とすることにより全てのポート信号〜を
“1”とする(S51)。次に、ゲート信号Aを
“1”して噴射開始タイミング信号sを“1”と
する(S52)。これにより、噴射制御回路1〜3
は噴射を開始し、噴射制御回路4は噴射を継続す
る。次に、噴射時間t6をTM5に記憶し(S53)、
ゲート信号Bを“0”にし(S54)、ゲート信号
Aを“0”にして噴射開始タイミング信号sを
“0”にする(S55)。また、ゲート信号Bを
“1”にセツトし(S56)、第4気筒の噴射終了時
刻がセツトされていた比較回路53に噴射開始時
刻t6+非同期噴射時間Dをセツトする(S57)。そ
して、フラグF1iが“1”であるWTi(この場合
はWT4で元の値はt4+T4)に非同期噴射時間D
を加算し、フラグF1iが“0”であるWTi(この
場合はWT1〜WT3)に比較回路53にセツト
した時間を加算する(S58)。次に、フラグF2iの
内容を出力ポート58〜61に出力する。これに
より、ポート信号〜は“0”になるが、ポー
ト信号は“1”の状態を維持する。次に、フラ
グF2iを全て“1”にして第10図の処理を終了
する。
次のNE信号(NE4)が到来すると、マイク
ロコンピユータ50は第7図の処理を行ない、第
1気筒の噴射開始タイミングであることから、フ
ラグF01を“1”にし(S40)、第1気筒の噴射
開始時刻t7を比較回路52にセツトする(S12)。
比較回路52にセツトした時刻になると、第8図
の処理が開始され、先ずフラグF2iの内容がPiに
記憶される。この場合、Piは全て“1”にされ
る。次にフラグF2iとフラグF0iの論理和がフラグ
F2iにセツトされ(S21)、フラグF0iが全て“0”
でないこと及びフラグF01のみ“1”であるこ
とから、出力ポート58が“1”にされ、ポート
信号が“1”にされる(S23)。次に、ゲート
信号Aを“1”とし(S24)、噴射開始時刻t7
TM1に記憶し(S25)、ゲート信号Aを“0”に
して噴射開始タイミング信号sを“0”とする。
なお、この場合、第1気筒は元々噴射しているの
で噴射が継続される。次に、フラグF0iが“1”
であるフラグF01に対応するWT1に同期噴射時
間T8が加算され(S27)、フラグF0iとフラグF1i
との論理和がフラグF1iにセツトされ(S28)、Pi
が全て“0”でないことから(S29)、フラグF0i
を全て“0”にして処理を終了する。
比較回路53にセツトした非同期噴射時間が経
過すると、噴射終了タイミング信号eが“1”と
なり、ポート信号,のみが“0”なので、噴
射制御回路2,3により第2,3気筒の噴射が終
了される。また割込み信号INT2により第9図
の処理が開始される。この処理では、先ずフラグ
F1iの内容がフラグF2iにセツトされ、ゲート信号
Bを“0”とすることにより噴射終了タイミング
信号eを“0”とする(S41)。また、フラグF1i
が全て“0”でないことから、フラグF1iが“1”
であるWTiの中で1番近い時刻、この場合は第
4気筒の噴射終了時刻を選んで比較回路53にセ
ツトする(S43)。そして、出力ポート61を
“0”にしてポート信号を“0”にし(S44)、
フラグF14を“0”にし(S45)、ゲートBを
“1”にして処理を終了する。
比較回路53にセツトされた時刻になると、前
述したと同様な処理が行なわれて第4気筒の噴射
が終了され、且つ第1気筒の噴射終了時刻が比較
回路53にセツトされる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、噴射開
始タイミングと噴射終了タイミングは噴射開始タ
イミング信号sと噴射終了タイミング信号eで決
定され、この両者の信号s,eは全ての噴射制御
回路に共通であるから、例えば噴射開始タイミン
グ信号s,噴射終了タイミング信号e、ポート信
号〜をマイクロコンピユータから送出する場
合、少なくとも2個の時間精度の良いポートがあ
れば精度良く噴射時間をコントロールすることが
でき、噴射制御回路自体の構成も簡便なことと相
俟つて経済的で且つ高精度な独立噴射制御装置を
提供することができる効果がある。また、全ての
ポート信号〜を“1”とし噴射開始タイミン
グ信号sを加えることにより全気筒一斉に噴射開
始させることができ、非同期噴射も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成説明図、第2図は噴射開
始タイミング信号s、噴射終了タイミング信号
e、ポート信号〜、燃料噴射弁駆動信号IJ1
〜IJ4のタイミングチヤート、第3図は本発明の
分配回路の実施例の電気回路図、第4図は第3図
の動作説明用タイミングチヤート、第5図は第3
図の分配回路を使用した内燃機関の独立噴射制御
装置の要部ブロツク図、第6図はマイクロコンピ
ユータ50が行なうメイン処理の一例を示すフロ
ーチヤート、第7図は角度信号NEによつてクラ
ンク角の30゜毎に行なわれる割込み処理の一例を
示すフローチヤート、第8図は割込み信号INT
1発生時に行なわれる割込み処理の一例を示すフ
ローチヤート、第9図は割込み信号INT2発生
時に行なわれる割込み処理の一例を示すフローチ
ヤート、第10図は加速センサからの信号Wの入
力時に行なわれる非同期噴射割込み処理の一例を
示すフローチヤート、第11図は第2図aの区間
X1のより詳しいタイミングチヤート、第12図
は第2図bの区間X2のより詳しいタイミングチ
ヤート、第13図は第4気筒の噴射中に非同期噴
射要求があり、この非同期噴射要求中に第1気筒
の同期噴射タイミングが発生した場合のタイミン
グチヤートである。 1〜4は噴射制御回路、sは噴射開始タイミン
グ信号、eは噴射終了タイミング信号、IJ1〜IJ
4は燃料噴射弁駆動信号である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内燃機関の各気筒毎または同一グループの気
    筒毎に噴射制御回路が設けられ、各噴射制御回路
    には噴射開始タイミング信号と噴射終了タイミン
    グ信号とが共通に入力されると共に専用のポート
    信号が入力され、各噴射制御回路は、ポート信号
    が第1のレベルのとき噴射開始タイミング信号が
    入力されたタイミングで燃料噴射弁駆動信号をオ
    ンにし、ポート信号が第2のレベルのとき噴射終
    了タイミング信号が入力されたタイミングで燃料
    噴射弁駆動信号をオフにし、ポート信号が第1の
    レベルのときに噴射終了タイミング信号が入力さ
    れた場合およびポート信号が第2のレベルのとき
    に噴射開始タイミング信号が入力された場合には
    直前の動作を継続するよう構成されていることを
    特徴とする内燃機関の独立噴射制御用分配回路。
JP619485A 1985-01-17 1985-01-17 内燃機関の独立噴射制御用分配回路 Granted JPS61167138A (ja)

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JPS61167138A JPS61167138A (ja) 1986-07-28
JPH0476027B2 true JPH0476027B2 (ja) 1992-12-02

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