JPH047590A - Ｌｅｄ表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） この発明は、ＬＥＤ表示装置に関する。

（従来の技術） 近年、公共の場などにおいてはサービスの向上を図るこ
とを目的として、各種イベント案内や広告などを表示す
る案内表示器の利用が盛んに取り入れられるようになっ
てきており、発光形表示器の１つとしてＬＥＤ応用製品
としてのＬＥＤ表示器が各方面に広く利用されるように
なっている。

このＬＥＤ表示器の一般的な構成は、第４図に示すよう
に多数あＬＥＤＩを枠２に組み込み、これを多数、マト
リクス平面状に並べて文字、図形などをその表示したい
図柄の様にＬＥＤを発光させて表示するものである。

この様な発光形のＬＥＤ表示器は、屋内の人工光の明る
さの場所、屋外の日陰の場所や夜間などにおいてはその
表示機能が有効に発揮されるが、直接太陽光の当たる場
所での表示はＬＥＤの輝度の限界もあり、表示器として
の機能が十分に発揮できない問題点があった。

この解決策として、第５図に示すようにＬＥＤ表示器３
の上部に大きな庇４を設け、ＬＥＤＩの先端の発光部に
太陽光５を直接溝てないような方策をとっているが、多
数のＬＥＤＩをマトリクス状に配置するものにおいては
、必然的にこの庇４の長さＬが大きくなり、ＬＥＤ表示
器３の全体が大きくなる問題点があった。

一方、表示盤の大画面化、高速表示などの描画速度の高
速化に伴い、内部でＬＥＤＩを制御する表示コントロー
ラ（図示せず）なども高速にＬＥＤｌをオン、オフする
ものが使用されていているが、これはＬＥＤＩを動作さ
せる回路の動作周波数が高くなることを意味しており、
表示盤の大画面化に際して全ＬＥＤ１を一括して制御す
ることが物理的に不可能であるために、複数ドツト単位
、例えば１６Ｘ１６ドツトを１モジユールとして制御す
るようにし、その制御に必要なＬＥＤ駆動用の半導体素
子も平面マトリクス状に並ぶ構成としている。

ところが、この様に構成することにより、ＬＥＤ表示器
３の発光面やＬＥＤＩを駆動する制御用の表示コントロ
ーラなどから不必要な電磁波、特に高調波成分を含む電
波が外部に漏洩し、ラジオや無線機などの他の電気装置
類にノイズを混入させる電波障害を誘発する問題点があ
った。

（発明が解決しようとする課題） 以上のように従来のＬＥＤ表示器では、太陽光が直接Ｌ
ＥＤに当たってその表示が見にくくなることと、その解
決のために単に庇を設けるだけでは全体が大型化してし
まう問題点があった。またＬＥＤ表示器の表示面の清掃
において、凹凸部が外気にさらされているために清掃が
困難であり、見た目の明るさが低下しやすい問題点もあ
った。

さらには、金属などで表面側をカバーできないためにＬ
ＥＤ表示器の表示面より不必要な電磁波が漏洩してしま
う問題点もあった。

この発明はこの様な従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、ＬＥＤ表示器の表示面に保護のために透明な平面フ
ィルタを取り付けることにより、太陽光などの外光を遮
って昼間でも明るい表示ができ、しかもＬＥＤ表示器か
ら漏洩する電磁波を効果的に遮断することができるよう
にしたＬＥＤ表示装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明のＬＥＤ表示装置は、多数のＬＥＤをマトリク
ス状に配列したＬＥＤ表示器の前方に、外部から１個の
ＬＥＤを照らす外光を遮るのに必要な突出長の庇状のル
ーバーがＬＥＤの横列ごとに突設された透明フィルタを
取り付けたものである。

またこの透明フィルタは、メツシュの細かい耐熱性繊維
に金属メッキ処理を施した光透過性の電磁シールド用布
をサンドイッチ構造に備えたものを用いることができる
。

（作用） この発明のＬＥＤ表示装置では、ＬＥＤ表示器の前方に
取り付けられた透明フィルタが、マトリクス状に配列さ
れたＬＥＤの各横列ごとに庇状のルーバーを備え、この
庇状のルーバーがＬＥＤ１個分を照らす外光を遮るのに
必要な突出長を備えているために、各横列ごとのＬＥＤ
をこのルーバーにより遮光することができ、短い突出長
でありながらも太陽光の照る昼間でもはっきり見ること
のできるＬＥＤ表示を行うことができるようになる。

また透明フィルタに、メツシュの細かい耐熱性繊維に金
属メッキ処理を施した光透過性の電磁シールド用布をサ
ンドイッチ構造にして設けているので、ＬＥＤ表示器か
ら漏洩する電磁波をこの電磁シールド用布によってシー
ルドして外部に漏洩させることがなく、他の電気装置に
ノイズを与えなくすることができる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。

第１図（ａ）、（ｂ）はこの発明の一実施例を示してお
り、多数のＬＥＤＩが平面マトリクス状に配置され、こ
れを枠２によって支持することによりＬＥＤ表示器３が
構成されている。

このＬＥＤ表示器３の前面側には、透明フィルタ６が取
り付けられている。この透明フィルタ６は、ＬＥＤＩに
接する基部７側が透明平板状であって、ＬＥＤｌの間隔
ごとにルーバーを構成スル突条８を水平方向に形成した
ポリカーボネイト成杉板９と、透明平面状のポリカーボ
ネイト成形板１０と、これらの成形板９．１０の間にサ
ンドイッチ構造に挟まれる電磁シールド用布１１とから
構成され、これらの各要素９，１０．１１が加熱、加圧
されて一体成形したものである。

ここで、ＬＥＤｌの間隔ごとに突条８が形成されること
により、ルーバー機能を持つポリカーボネイト成形板９
は、各突条８，８間の中点にＬＥＤｌの光軸Ａの中心が
来るようにＬＥＤＩとの間で位置合わせして固定されて
おり、これによりＬＥＤ表示器３を見る角度と太陽高度
との両者を考慮して、ルーバー機能を発揮できる最小限
度の突出長に突条８を突出させ、所定範囲外の太陽光を
遮ることができ、かつＬＥＤ表示を下から良く見えるよ
うにするのである。

次に、この突条８の突出長をどれくらいの大きさにする
かについて、説明する。第２図に示すように、ＬＥＤＩ
には指向性があり、ＬＥＤＩの中心Ａより角度が大きく
なるにしたがって光度の割合Ｇが小さくなる。そこで、
第３図において、ルーバー機能の突条８，８間の間隔Ｗ
を一定とするならば、突条８の突出長ｇが変化するにし
たがって光の境界りが変わり、視認角度Ｅも変わること
になる。したがって、突条起８の突出長が長すぎると視
認角度Ｅが小さくなり、逆に突条８の突出長ｇを短くす
ると視認角度Ｅは広くなる。しかしながら、突条８の突
出長を短くする場合には太陽光の影響を受けやすくなり
、同時に光度の割合Ｇの小さい部分が増えるだけである
。

そこで、この指向性Ｃを利用し、突条８の突出長を適当
な大きさに設定することにより、ＬＥＤ光の光度が高い
部分だけを有効に発揮させることができるようになる。

−船釣には、突条８の間隔Ｗと、ＬＥＤ発光面先端より
突条８の先端までの距離Ｘとの比が０．５〜１．４の範
囲である場合が、太陽光の影響の受は方が小さいと共に
、ＬＥＤ表示器３を下から見上げるときの見易さの限界
となる。そこで、ＬＥＤｌの１個１個に上記の範囲内の
指向角を設けることにより視認性を向上させることがで
きる。

なおさらに、突条８の部分は黒色に塗装することにより
太陽光の乱反射を吸収し、またＬＥＤの光を目立たせて
相対的に表示をはっきり見えるようにできる。

またさらに、電磁シールド用布１１は、メツシュの細か
いナイロン繊維に銀−銅の導電体を全面メッキしたもの
で、導電性が５Ｘ１０−’Ω・■以下のものを使用する
。また、電磁シールド用布１１はＬＥＤ表示器３からの
光を透過させなければならないために、繊維の太さをミ
クロン単位のものとする。なお、電磁シールド用布１１
で吸収したノイズ電流を除去するために、一端部から筐
体にアースし、接地させるようにする。そして、前記ポ
リカーボネイト成形板９，１０とこの電磁シールド用布
１１のサンドイッチ構造の合体は、加熱、加圧成形によ
る。

次に、上記の構成のＬＥＤ表示装置の動作について説明
する。

所望の図柄、パターン、文字などを表現するためには、
当該図柄やパターンに対応する箇所のＬＥＤＩを発光さ
せることによりＬＥＤ表示を行う。

昼間の太陽光線がこのＬＥＤ表示装置に差し込んでくる
場合には、ＬＥＤｌへの入射を遮る突出長に設定されて
いる各突条８が太陽光線を遮り、ＬＥＤＩの所を日陰状
態にすることができ、この日陰状態となっている部分で
ＬＥＤＩを発光させることができて、ＬＥＤ表示をはっ
きりしたものとすることができる。また、突条８は黒く
塗られているので、太陽光の乱反射も防止でき、ＬＥＤ
の表示をさらに明確なものとすることができる。

そして、このＬＥＤの発光により電磁波が発生すれば、
電磁シールド用布１１が電磁波を吸収し、外部への漏洩
を防止し、他の電気装置へのノイズの影響を防止できる
ことになる。

さらに表面側に設けられている成形板］０は、電磁シー
ルド用布１１と凹凸のある成形板９に外部から埃が侵入
してきて付着するのを防止でき、長期に渡りはっきりし
たＬＥＤ表示を維持できる。

［発明の効果コ 以上のようにこの発明によれば、太陽光線などの外光に
よる視認性の低下を、突出長の小さいルーバー機能を持
つ透明フィルタの突条により防止することができ、小形
、軽量にして昼間の明るい屋外でもはっきりと見えるＬ
ＥＤ表示ができる。

またＬＥＤ表示器に付着しやすい埃などを透明フィルタ
により防止することができ、メンテナンスフリーをも実
現することができる。

また透明フィルタに光透過性の電磁シールド用布をサン
ドイッチ構造に設けることにより、ＬＥＤ表示器から発
する電磁波をその電磁シールド用布により吸収して外部
に漏洩するのを防止することができ、他の電気装置にノ
イズを与えることのないＬＥＤ表示が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）はこの発明の一実施例の正面図お
よび側面図、第２図はＬＥＤの発光特性を示す説明図、
第３図は上記の実施例の発光特性を示す説明図、第４図
は従来例の側面図、第５図は他の従来例の側面図である
。 １・・・ＬＥＤ　　　　　　　２・・・枠３・・・ＬＥ
Ｄ表示器 ７・・・基部 ９・・・成形板 １１・・・電磁シールド用布 ６・・・透明フィルタ ８・・・突条 １０・・・成形板

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数のＬＥＤをマトリクス状に配列したＬＥＤ表
   示器の前方に、外部から１個のＬＥＤを照らす外光を遮
   るのに必要な突出長の庇状のルーバーがＬＥＤの横列ご
   とに突設された透明フィルタを取り付けて成るＬＥＤ表
   示装置。
2. （２）前記透明フィルタが、メッシュの細かい耐熱性繊
   維に金属メッキ処理を施した光透過性の電磁シールド用
   布をサンドイッチ構造に備えていることを特徴とする請
   求項１のＬＥＤ表示装置。