JPH0475454B2 - - Google Patents

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JPH0475454B2
JPH0475454B2 JP11924583A JP11924583A JPH0475454B2 JP H0475454 B2 JPH0475454 B2 JP H0475454B2 JP 11924583 A JP11924583 A JP 11924583A JP 11924583 A JP11924583 A JP 11924583A JP H0475454 B2 JPH0475454 B2 JP H0475454B2
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force vectors
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M1/00Testing static or dynamic balance of machines or structures
    • G01M1/30Compensating imbalance

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Balance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は検出された不釣合ベクトルに基づい
て、供試回転体に釣合わせを行う不釣合修正方法
とその回路に関する。
(ロ) 従来技術 回転体の不釣合を修正する場合、ドリル等を用
いて回転体から不釣合重量に相当する重量の材料
を除去することがしばしば行なわれる。一方、回
転体には修正可能な限界量(例えばドリル深さ)
が存在する為、測定された不釣合量が大きい場合
には、1個所の修正加工では釣合わせきれない現
象が起る。そこで、2個所、3個所と修正個所を
増やして不釣合ベクトルを分配することにより、
その対策としていた。しかし、従来、この分配加
工作業は作業者の勘に頼つており、釣合わせ誤差
の大きな要因となつていた。また、供試体がフア
ンのように所定の角度おきにしか、修正可能方向
を有していない場合、従来、検出された不釣合ベ
クトルを、そのベクトルを挟む2つの修正可能方
向上の分力ベクトルに分解して表示する装置は既
にある。しかし、このような場合において、分力
ベクトルの大きさがその修正可能方向における修
正限界量を越えているときには、上述の分配と同
様作業者の勘によらざるを得ず、特に、修正加工
を近接した方向上に分配することができないの
で、その対策に苦慮していた。
(ハ) 目的 本発明は上記に鑑みてなされたもので、検出さ
れた不釣合ベクトルの大きさに応じて、修正可能
方向上の2〜4個の分力ベクトルに分解し、しか
も、修正量の総量が最小となるような修正方法
と、不釣合ベクトルからそのような分力ベクトル
を得る為の回路の提供を目的としている。
(ニ) 構成 本発明の回転体の不釣合修正方法の特徴とする
ところは、不釣合ベクトルから、その不釣合ベク
トルを挟さむ相隣る2つの修正可能方向上の2つ
の分力ベクトル(第1および第2の分力ベクト
ル)に分解し、その2つの分力ベクトルのうち一
方の分力ベクトル(第1の分力ベクトル)がその
修正可能方向における修正限界量を越える大きさ
を有しているとき、その超過量を当該修正可能方
向を挟む2つの修正可能方向上の2つの分力ベク
トルに分解して一方を上記第2の分力ベクトルに
加算するとともに他方を第3の分力ベクトルとな
し(第1の分配)、上記加算後の第2の分力ベク
トルがその修正可能方向における修正限界量を越
える大きさに至つたとき、その超過量を当該修正
可能方向を挟む2つの修正可能方向上の2つの分
力ベクトルに分解して一方を上記第1の分力ベク
トルに加算して他方を第4の分力ベクトルとなし
(第2の分配)、以後上記第1の分配および上記第
2の分配を交互に繰返えすことにより、検出され
た不釣合ベクトルを第1乃至第4の最大4つの分
力ベクトルに分解し、これら分力ベクトルに基づ
いて供試体に修正加工を施すことにある。
また、本発明の回転体の不釣合修正回路の特徴
とするところは、不釣合ベクトル検出値を入力し
て、その不釣合ベクトルを挟さむ相隣る2つの修
正可能方向上の2つの分力ベクトル(第1および
第2の分力ベクトル)に分解し、その第1および
第2の分力ベクトルの大きさに相当する電気信号
A1およびA2を出力する二分力演算回路と、第1
乃至第6のアナログ演算回路と、第1および第2
のアナログスイツチと、供試体の各修正可能方向
における修正限界量に相当する電気信号Cを発生
する電圧供給回路とを備え、上記第1の演算回路
は上記信号A1と上記第4の演算回路の出力信号
B4を入力して、これら信号の大きさの和に相当
する信号B1を出力し、上記第3の演算回路は上
記信号A2と上記第2の演算回路の出力信号B2
入力して、これらの信号の大きさの和に相当する
信号B3を出力し、上記第2の演算回路は上記第
1の演算回路の出力信号B1と上記信号Cを入力
し、その出力信号B2を、上記信号B1の大きさが
上記信号Cの大きさを越えているとき、上記信号
B1の大きさに対する上記信号Cの大きさの差に
1/2cosαを乗じた値に相当する信号とするととも
に、越えていないとき0とし、上記第4の演算回
路は上記第3の演算回路の出力信号B3と上記信
号Cを入力し、その出力信号B4を、上記信号B3
の大きさが上記信号Cの大きさを越えていると
き、上記信号B3の大きさに対する上記信号Cの
大きさの差に1/2cosαを乗じた値に相当する信号
とするとともに、越えていないとき0とし、上記
第1のアナログスイツチは上記信号B1と上記信
号Cをチヤンネル入力とし、上記信号B2が0の
とき上記信号B1を、0以外のとき上記信号Cを
出力し、上記第2のアナログスイツチは上記信号
B3と上記信号Cをチヤンネル入力とし、上記信
号B4が0のとき上記信号B3を、0以外のとき上
記信号Cを出力し、上記第5および第6の演算回
路はそれぞれ、上記信号B2と上記第1のアナロ
グスイツチの出力信号、および上記信号B4と上
記第2のアナログスイツチの出力信号の極性を同
一とするよう回路構成し、上記第1および第2の
分力ベクトルの少くとも一方の大きさがその修正
可能方向上の集正限界量を越えているとき、その
分力ベクトルを挟さむ相隣る2つの修正可能方向
上の2つの分力ベクトルに分配することにより、
不釣合ベクトルを第1乃至第4の最大4つの分力
ベクトルに分解して、上記第1および第2のアナ
ログスイツチからそれぞれ上記第1および第2の
分力ベクトルの大きさに相当する電気信号を、上
記第2および第4の演算回路からそれぞれ上記第
3および第4の分力ベクトルの大きさに相当する
電気信号を得るよう構成したことにある。
(ホ) 発明の原理 さて、本発明方法および回路による修正が、な
ぜ修正量の総量が最小となるか、その原理を図面
に基づいて説明する。
ここでは、供試体に30°間隔で修正可能方向が
存在し、かつ、その各修正可能方向上での修正限
界量がそれぞれCなる大きさを有しているものと
する。
まず、第1図に示す如く、不釣合ベクトル〓が
第1と第2の修正可能方向i1i2の間に存在して
おり、その大きさが領域を越えない場合、不釣
合ベクトル〓は第1および第2の分力ベクトル〓
およびA2に分解され、この分解は最も近い修正
可能方向上への2分力への分解であるから一義的
に決定され、かつ、その修正総量は最小であるこ
とは明らかである。
次に、第2図に示す如く、不釣合ベクトル〓が
領域を越え、領域に達する大きさであつたと
すると、第1の分力ベクトル〓1の大きさは修正
限界量Cを越えてしまう。この場合、不釣合ベク
トル〓に対して第1および第2の修正可能方向i1
およびi2に次いで近い第3の修正可能方向i3を含
めた、3つの方向への分解を考えなければならな
い。しかし、一般に1つのベクトルを3方向の分
力ベクトルに分解する仕方は無限に存在する。そ
こで本発明では、修正限界量Cを越えた第1の分
力ベクトル〓1について、修正限界量Cに相当す
る大きさの分力ベクトル〓1′を残こし、その超過
量を第1の修正可能方向i1を挟さむ第2、第3の
修正可能方向i2i3に分配し、一方を方向i2上の第
2の分力ベクトル〓2に加算してベクトル〓′2
し、他方を方向i3上のベクトル〓3とする。従つて
不釣合ベクトル〓は、第3図に示す如く、それぞ
れC、|A2|+(|A1|−C)/√3および(|
A1|−C)/√3の大きさを有するA1′、A2′お
よびA3の3つの分力ベクトルに分解され、その
総和は無限に存在する分解の仕方のうち、最小と
なる。
更に、不釣合ベクトル〓の大きさが領域を越
える領域に達している場合には、上述の分配後
の第2の分力ベクトル〓2′の大きさが修正限界量
Cを越えてしまう。この場合、不釣合ベクトル〓
に対して第1、第2および第3の修正可能方向i
i2およびi3に次いで近い第4の修正可能方向i4
への分担を考えなければならない。本発明では、
上述の分配(第1の分配)と同様、第2の分力ベ
クトル〓2′について、第5図に示す如く、修正限
界量Cに相当する大きな分力ベクトル〓2″を残こ
し、その超過量を第2の修正可能方向i2を挟さむ
第1、第4の修正可能方向i1i4に分配し、一方を
方向i1上の第1の分力ベクトル〓1′に加算してベ
クトル〓1″とし、他方を方向i4上のベクトル〓4
する(第2の分配)。このとき分力ベクトル〓
1″は修正限界量Cを越えるはずであるから、更に
上述の第1の分配を行い、その結果方向i2上の分
力ベクトルが修正限界量Cを越えるので更に第2
の分配を行い、このように第1、第2の分配を交
互に行うことにより、不釣合ベクトル〓は第6図
に示す如く、第1乃至第4の分力ベクトル〓10
A20、A30およびA40に分解され、しかも、その総
和は最小の値となることは明らかである。
以上を総括すれば、本発明によれば、第7図に
示す如く、方向i1i2の間に存在する不釣合ベク
トルが、領域内の大きさであれば方向i1i2
の2つの分力ベクトルに、領域又は′内の大
きさであれば方向i1i2およびi3上の、又は方向i1i2
およびi4上の3つの分力ベクトルに、更に領域
内の大きさであれば方向i1i2i3およびi4上の4つ
の分力ベクトルに分解され、しかも、得られた分
力ベクトルの総和は最小となる。
(ヘ) 実施例 以下、図面に基づいて本発明実施例を説明す
る。
第8図は、本発明に係る修正回路の要部を示す
回路構成図である。なお、この実施例では、供試
体に30°間隔で修正可能方向が存在し、かつ、そ
の各修正可能方向上での修正限界量がCなる大き
さである場合について述べる。また、検出された
不釣合ベクトルは、図示しない公知の二分力演算
回路によつて、その不釣合ベクトルを挟さむ第1
および第2の分力ベクトルに分解され、それぞれ
の分力ベクトルの大きさに相当する電気信号(電
圧)A1およびA2が既に得られているものとする。
回路は、第1、第2、第3および第4の演算回
路1,2,3および4と、第1および第2の極性
反転回路5および6と、第1および第2のアナロ
グスイツチ7および8と、電圧供給回路9等から
構成され、電圧供給回路9は上述の修正限界量C
に相当する電圧Cなる直流電圧を発生するよう設
定されている。
第1と第3の演算回路1と3、および第2と第
4の演算回路2と4はそれぞれ全く同一の回路構
成を採つている。すなわち、第1の演算回路1
(第3の演算回路3)は、反転演算増巾器11
(13)、それぞれ同一の抵抗値を持つ抵抗R1
1,R12,R13およびR14(R31,R3
2,R33およびR34)とから構成され、第2
演算回路2(第4の演算回路4)は、反転演算増
巾器12(14)、上述の抵抗R11等と同一の
抵抗値を持つ抵抗R22,R24(R42,R4
4)、抵抗R11等の√3倍の抵抗値を持つ抵抗
R21,R23(R41,R43)から構成さ
れ、更に第2の演算回路2(第4の演算回路4)
の帰還ループには、抵抗R24(R44)と直列
にダイオードD21(D41)が接続され、また
この帰還ループと並列に別の帰還ループが形成さ
れ、抵抗R24(R44)に対して充分大きな抵
抗値を持つ抵抗R25(R45)とダイオードD
22(D42)が直列に接続されている。
第1と第2の極性反転回路5と6も、全く同一
の回路構成となつており、反転演算増巾器15
(16)、抵抗R11等と同一の抵抗値を持つ抵抗
R51,R52(R61,R62)、抵抗R11
等の1/2倍の抵抗値を持つ抵抗R53(R63)
から構成され、それぞれ第1および第3の演算回
路の出力を入力して極性を反転して出力する。
第1の演算回路1は抵抗R11を介して上述の
信号A1を、抵抗R13を介して第4の演算回路
4の出力Xをそれぞれ反転演算増巾器11の負入
力に導入し、また第3の演算回路3は抵抗R31
を介して上述の信号A2を、抵抗R33を介して第2
の演算回路2の出力Yをそれぞれ反転演算増巾器
13の負入力に導入しており、更にそれぞれの反
転演算増巾器11および13の正入力は抵抗R1
2およびR32を介して接地されている。従つて
第1および第3の演算回路1および3の出力は、
それぞれ−A1−Xおよび−A2−Yとなる。
第2の演算回路2はそれぞれ抵抗R23および
R21を介して第1の演算回路1の出力(−A1
−X)および電圧供給回路9の出力Cを反転演算
増巾器12の負入力に導入し、その正入力は抵抗
R22を介して接地されている。第4の演算回路
はそれぞれ抵抗R43およびR41を介して第3
の演算回路3の出力(−A2−Y)および電圧供
給回路9の出力Cを反転演算増巾器13の負入力
に導入し、その正入力は抵抗R42を介して接地
されている。従つて、第2の演算回路2の出力Y
は、ダイオードD21の作用により、(A1+X)
−Cが正のときにのみ{(A1+X)−C}/√3
なる信号となり、それ以外は0となる。同様に第
4の演算回路4の出力Xは、ダイオードD41の
作用により、(A2+Y)−Cが正のときにのみ、
{(A2+Y)−C}/√3なる信号となり、それ以
外は0となる。
また、第2および第4の演算回路2および4に
設けられた抵抗R25とダイオードD22、およ
び抵抗R45とダイオードD42で形成された帰
還ループの出力は、それぞれ第1および第2のア
ナログスイツチ7および8の制御に供されてい
る。すなわち、第1および第2のアナログスイツ
チ7および8は、第2および第4の演算回路2お
よび4において、それぞれ{(A1+X)−C}お
よび{(A2+Y)−C}が正のときにはbチヤン
ネル側に、それ以外はaチヤンネル即に倒れる。
第1のアナログスイツチ7のaチヤンネル入力に
は第1の極性反転回路5の出力(A1+X)が、
第2のアナログスイツチ8のaチヤンネル入力に
は第2の極性反転回路6の出力(A2+Y)がそ
れぞれ導入され、第1および第2のアナログスイ
ツチ7および8のbチヤンネル入力にはそれぞれ
電圧供給回路9の出力Cが導入さている。
次に作用を述べる。まず不釣合ベクトル〓の大
きさが第1図の如く領域内であるとすると、信
号A1およびA2はC以下の値であるから、第2お
よび第4の演算回路2および4の出力YおよびX
は0となる。また、第1および第2アナログスイ
ツチはそれぞれaチヤンネル側に倒されるので、
その出力はそれぞれA1およびA2となる。
不釣合ベクトル〓の大きさが第2図の如く領域
内である場合には、第4の演算回路4出力Xは
0であり、また、第2のアナログスイツチ8はa
チヤンネル側に倒されるが、第2の演算回路2出
力Yは正の(A1−C)/√3となり、その信号
が第3の演算回路に導入されるので、第3の演算
回路3の出力は−A2−(A1−C)/√3となり、
その信号が第2の極性反転回路6でA2+(A1
C)/√3となつて第2のアナログスイツチ8か
ら出力される。また、第2の演算回路2出力Yが
正であるので、第1のアナログスイツチ7はbチ
ヤンネル側に倒され、その出力はCとなる。従つ
て、この場合、第1のアナログスイツチ7から第
3図における第1のベクトル〓1′の大きさ(C)に相
当する信号Cが、第2のアナログスイツチ8から
第3図における第2の分力ベクトル〓2′に相当す
る信号A2+(A1−C)/√3が、第2の演算回路
2から第3図における第3の分力ベクトル〓3
相当する信号(A1−C)/√3がそれぞれ出力
される。
不釣合ベクトル〓の大きさが第4図の如く領域
に達する大きさである場合には、当初第4の演
算回路4出力Xは0で、第2の極性反転回路6出
力は0で、第2のアナログスイツチ8はaチヤン
ネル側に倒される。しかし、第2の演算回路2出
力Yが正の(A1−C)/√3でその信号が第3
の演算回路3に導入され、その結果第3の演算回
路3出力が−A2−(A1−C)/√3となつて(第
1の分配に相当)信号Cを越える絶対値を持つ負
値となるので、第4の演算回路4の出力は正の
〔{A2+(A1−C)/√3}−C〕/√3となつて、
第2のアナログスイツチ8をbチヤンネル側に倒
すとともに、信号〔{A2+(A1−C)/√3}−
C〕/√3が第1の演算回路1に導入される。第
1の演算回路1はその信号とA1を導入して−A1
−〔{A2+(A1−C)/√3}−C/√3として第
2の演算回路2に供給する。もちろん第1のアナ
ログスイツチ7はbチヤンネル側に倒されてい
る。この過程は第5図に示すように第2の分力ベ
クトル〓2′の限界量C超過分を更に方向i1およびi4
上にベクトルに分配し、第1の分力ベクトル〓
1″と第4の分力ベクトル〓4を作る、第2の分配
に相当している。その結果、第2の演算回路2の
出力は当初の出力信号の値と異なる値となるの
で、更に第3の演算回路3、第4の演算回路4、
および第1の演算回路1の入・出力値が変化し、
最終的に第6図に示す如く不釣合ベクトル〓は第
1乃至第4の分力ベクトル〓10、A20、A30および
A40となつて、それぞれの大きさに相当する信号
がそれぞれ第1のアナログスイツチ7、第2のア
ナログスイツチ8、第2の演算回路2および第4
の演算回路4から出力されることになる。各出力
にメータ等の表示器を接続すれば、各分力ベクト
ルの大きさが表示される。
なお、上記の実施例では、抵抗R21,R2
3,R41およびR43を、それぞれ抵抗R11
等の√3倍の抵抗値を有すうよう固定したが、こ
れは説明簡略の為、供試体の修正可能方向が30°
間隔で存在する例について、ある修正可能方向上
の超過ベクトル(大きさA0)をその方向を挟さ
む2修正可能方向上に分配するに当り、それぞれ
の分力ベクトルの大きさがA0/2cos30°=A0/√
3で求められるので便宜的にそうしたのであつ
て、修正可能方向が任意のα°間隔で存在する供試
体に適用する為には、抵抗R21,R23,R4
1およびR43を連動して可変にすればよいこと
は云うまでもない。すなわち、上述の実施例にお
ける各信号の1/√3なる係数は、1/2cosα°と置
き換え、そのα°を可変ならしめることによつて、
あらゆるα°に対応し得る。(ただし、α°<60°でな
いと4分割する意味がなくなる。) 更に上述の実施例においては、第1乃至第4の
演算回路をそれぞれ出力信号を入力信号の逆相と
なす例(逆相アンプ)について述べたが、出力信
号を入力信号と同相として(正相アンプ)回路構
成することもできる。この場合、電圧供給回路9
からの信号を−Cとし、第1および第2の極性反
転回路5および6は、それぞれ第1および第2の
アナログスイツチ7および8の直前で信号−Cの
極性を反転するように設ける。これにより、第1
および第3の演算回路1および3の出力信号は
A1+XおよびA2+Yとなり、第2および第4の
演算回路2および4はこれら信号と信号−Cを入
力して上述の実施例と同様の出力信号を得る。ま
た正相、逆相を適宜に組み合わせても同様の結果
となり、これらはその思想上全く均等であつて、
本発明の範囲に属することは勿論である。
また、分力ベクトルの表示は上述した如く各出
力にメータを設けて表示させる以外に、作業手順
に合わせて1つのメータで第1乃至第4の分力ベ
クトルの大きさを順次表示してもよい。
(ト) 効果 以上説明したように、本発明によれば、限定さ
れた角度間隔ごとに修正可能方向を有する供試体
の修正において、各修正可能方向上での修正量に
限界があるとき、不釣合の大きさに応じて2乃至
4つの分力ベクトルに分割し、しかもその分力ベ
クトルの総和、すなわち修正総量が最小となるの
で、修正作業の最適化を計ることができる。ま
た、従来、作業者の勘に頼つていた領域の不釣合
ベクトルを、このように最適化した分力ベクトル
に分解するので、分解表示し得る不釣合ベクトル
の大きさの領域が大巾に向上する。
また、供試体としてはフアン等のように修正可
能方向が明確に限定されている回転体はもとよ
り、修正可能方向が0〜360°任意に存在する供試
体であつても、ドリル等により修正加工におい
て、2個所以上の修正加工を必要とする場合、各
ドリル穴には所定のピツチを要する為、このよう
な供試体にも有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の原理説明図、第8
図は本発明実施例回路の要部構成図である。 1,2,3,4……第1、第2、第3、第4の
演算回路、5,6……第1、第2の極性反転回
路、7,8……第1、第2のアナログスイツチ、
9……電圧供給回路、11,12,13,14,
15,16……反転演算増巾器、R11,R1
2,R13,R14,R22,R24,R31,
R32,R33,R34,R42,R44,R5
1,R52,R61,R62……抵抗、R21,
R23,R41,R43……抵抗R11等の√3
倍の抵抗値を持つ抵抗、R53,R63……抵抗
R11等の1/2倍の抵抗値を持つ抵抗、R25,
R45……抵抗R11等に比して充分大きな抵抗
値を持つ抵抗、D21,D22,D41,D42
……ダイオード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 検出された不釣合ベクトルに基づいて供試体
    上に釣合わせ修正加工を施すに当り、供試体への
    修正加工が所定の角度間隔においてのみ可能であ
    る場合、上記不釣合ベクトルを挟む相隣る2つの
    修正可能方向上の2つの分力ベクトル(第1およ
    び第2の分力ベクトル)に分解し、これら分力ベ
    クトルに基づいて供試体に修正加工を施す方法に
    おいて、上記2つの分力ベクトルのうち一方の分
    力ベクトル(第1の分力ベクトル)がその修正可
    能方向における修正限界量を越える大きさを有し
    ているとき、その超過量を当該修正可能方向に挟
    む2つの修正可能方向上の2つの分力ベクトルに
    分解して一方を上記第2の分力ベクトルに加算す
    るとともに他方を第3の分力ベクトルとなし(第
    1の分配)、上記加算後の第2の分力ベクトルが
    その修正可能方向における修正限界量を越える大
    きさに至つたとき、その超過量を当該修正可能方
    向を挟む2つの修正可能方向上の2つの分力ベク
    トルに分解して一方を上記第1の分力ベクトルに
    加算して他方を第4の分力ベクトルとなし(第2
    の分配)、以後上記第1の分配および上記第2の
    分配を交互に繰返えすことにより、検出された不
    釣合ベクトルを第1乃至第4の最大4つの分力ベ
    クトルに分解し、これら分力ベクトルに基づいて
    供試体に修正加工を施すことを特徴とする回転体
    の不釣合修正方法。 2 検出された不釣合ベクトルに基づいて供試体
    上に釣合わせ修正加工を施すに当り、供試体への
    修正加工が所定の角度(α°)間隔においてのみ可
    能であつて、かつ、その各修正可能方向において
    それぞれ修正限界量を有する場合、上記不釣合ベ
    クトルを挟む相隣る2つの修正可能方向上の2つ
    の分力ベクトル(第1および第2の分力ベクト
    ル)に分解し、その第1および第2の分力ベクト
    ルの大きさに相当する電気信号A1およびA2を出
    力して供試体の修正加工量の指示を与える回路に
    おいて、第1乃至第6のアナログ演算回路と、第
    1および第2のアナログスイツチと、上記修正限
    界量に相当する電気信号Cを発生する電圧供給回
    路とを備え、上記第1の演算回路は上記信号A1
    と上記第4の演算回路の出力信号B4を入力して、
    これら信号の大きさの和に相当する信号B1を出
    力し、上記第3の演算回路は上記信号A2と上記
    第2の演算回路の出力信号B2を入力して、これ
    ら信号の大きさの和に相当する信号B3を出力し、
    上記第2の演算回路は上記第1の演算回路の出力
    信号B1と上記信号Cを入力し、その出力信号B2
    を、上記信号B1の大きさが上記信号Cの大きさ
    を越えているとき、上記信号B1の大きさに対す
    る上記信号Cの大きさの差に1/2cosαを乗じた値
    に相当する信号とするとともに、越えていないと
    き0とし、上記第4の演算回路は上記第3の演算
    回路の出力信号B3と上記信号Cを入力し、その
    出力信号B4を、上記信号B3の大きさが上記信号
    Cの大きさを越えているとき、上記信号B3の大
    きさに対する上記信号Cの大きさの差に1/2cosα
    を乗じた値に相当する信号とするとともに、越え
    ていないとき0とし、上記第1のアナログスイツ
    チは上記信号B1と上記信号Cをチヤンネル入力
    とし、上記信号B2が0のとき上記信号B1を、0
    以外のとき上記信号Cを出力し、上記第2のアナ
    ログスイツチは上記信号B3と上記信号Cをチヤ
    ンネル入力とし、上記信号B4が0のとき上記信
    号B3を、0以外のとき上記信号Cを出力し、上
    記第5および第6の演算回路はそれぞれ、上記信
    号B2と上記第1のアナログスイツチの出力信号、
    および上記信号B4と上記第2のアナログスイツ
    チの出力信号の極性を同一とするよう回路構成
    し、上記第1および第2の分力ベクトルの少くと
    も一方の大きさがその修正可能方向上の修正限界
    量を越えているとき、その分力ベクトルを挟さむ
    相隣る2つの修正可能方向上の2つの分力ベクト
    ルに分配することにより、不釣合ベクトルを第1
    乃至第4の最大4つの分力ベクトルに分解して、
    上記第1および第2のアナログスイツチからそれ
    ぞれ上記第1および第2の分力ベクトルの大きさ
    に相当する電気信号を、上記第2および第4の演
    算回路からそれぞれ上記第3および第4の分力ベ
    クトルの大きさに相当する電気信号を得るよう構
    成したことを特徴とする回転体の不釣合修正回
    路。 3 上記第2および第4の演算回路における上記
    演算計係数値(1/2cosα)のαを、それぞれ可変
    抵抗により可変としたことを特徴とする特許請求
    の範囲第2項記載の回転体の不釣合修正回路。
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