JPH0475341B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0475341B2
JPH0475341B2 JP59249796A JP24979684A JPH0475341B2 JP H0475341 B2 JPH0475341 B2 JP H0475341B2 JP 59249796 A JP59249796 A JP 59249796A JP 24979684 A JP24979684 A JP 24979684A JP H0475341 B2 JPH0475341 B2 JP H0475341B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engineering
spokes
frame
fixed frame
auxiliary structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59249796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61130557A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP24979684A priority Critical patent/JPS61130557A/ja
Publication of JPS61130557A publication Critical patent/JPS61130557A/ja
Publication of JPH0475341B2 publication Critical patent/JPH0475341B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、断面が部分によつて異なる鉄筋コン
クリート建造物、主として高さの高い塔状の工学
的建造物の建造のための摺動可能な骨組を調節、
固定する取付補助構造体に関する。人が歩いた
り、材料をハンドリングするのに適した移動装置
が工学的建造物、すなわち、塔の垂直長さ方向の
軸に沿つて配設されている。摺動可能な骨組を所
定の位置に設定するのは、工学的建造物の長さ方
向の軸に垂直な面内に配設され、その数は移動装
置の数に合致してあるスポークを有する、放射状
ビームシステムに属する垂直に周期的にリフト可
能な移動装置によつて行うことができる。取付補
助構造体は、種々の機器を手の届く範囲内に置き
使用するための作業床だけでなく、工学的建造物
の形態および寸法を規定する構成要素、位置設定
を固定するための半径方向および接線方向の安定
化要素、作業要素および力伝達要素を有してい
る。
《従来技術とその問題点》 初期においては塔状の高い建造物は鉄鋼構造体
で建造されていた。過去10年の間にいわゆる摺動
骨組建造技術が開発され、その結果そのような種
類の建造物も鉄筋コンクリートを用いて建造する
ことが可能となつた。摺動骨組建造技術は3段の
一連の作業工程よりなるところに特徴があり、そ
の工程は下地枠の移動、コンクリートの打設、そ
れに続く固化時間の待機である。工学的建造物全
体はこの3段階の工程を地表から開始して何回も
繰返すことによつて建造される。
摺動骨組建造技術が一般的に広く用いられだし
たのは、その方法が非常に効率的であつて、かつ
その方法がより広範に利用される間において補助
構造体が次第に改善されたことによるものであ
る。
真直ぐな円筒状の中空壁を有する建造物は補助
装置に初期的な簡単は変更を加えることによつて
建造可能である。他のカムによる回転表面および
真直ぐとは異なつた構成要素、またある場合には
折線を有する建造物も最新のより進歩した補助装
置によつて建造し得る。部分によつて断面が異な
る壁を、勾配と厚さをも変えて建造し得る可能性
がある。
半径方向に向いたスポークを有する放射状ビー
ム、スポークに属するリフトユニツト、リフトフ
レームは補助構造体の代表的な部分である。これ
らのスポークによつて工学的建造物の円筒状中空
体は設定によつて定められた形に正確に建造され
得る。
寸法に関するパラメータを変えるためには、リ
フトフレームの一部が可変的に位置する部品を有
することが必要であり、また運動体、一般的には
スクリユーシヤフトは必要な場合は何回も変えな
ければならない。上記型枠の欠点は、工学的建造
物の寸法の大きさおよび補助構造体の適用性の観
点から、まらさらに可能なパラメータ変化の観点
から制約が多いことを意味する。
部分によつて断面が変化する塔状建造物の摺動
型枠を動かす装置の代表的な例は、ハンガリー特
許明細書第160057号に見られる。その特徴は、リ
フトユニツトとその間に工学的建造物の円筒状中
空体に沿つて設けられたリング型枠ユニツトを有
することである。リング要素は互いに交叉してい
るリフトユニツトの格子体の角度を変えることに
よつて、長くあるいは短くもすることができる。
それによつて工学的建造物の直径を変えることが
可能となる。しかしながら、直径が小さくなる
と、格子体の位置が狭くなつて格子体に大きな応
力が発生する、ある場合には、水平方向の力が数
倍となる。またさらに不都合なことには、各リフ
トユニツト当たり4〜8本の調整スピンドルが必
要である。
以上説明した解決策に比較して、オーストリア
特許第290821号およびイギリス特許第1301583号
に記載されている構造体の場合は、さらに不都合
である。オーストリア特許は、複雑精緻にもかか
わらず不成功に終わつた。格子のブラインドシエ
ルの移動のみがそれに関しては解決されたが、工
学的建造物の円筒状中空体のすべての他のパラメ
ータはさらに付加的な構造体によつて変えなけれ
ばならない。
イギリス特許明細書における発明によつて、リ
フト点に関して対称的に配設されたスパイダーに
よつて作られる壁の厚さを変える可能性がすでに
明らかにされている。
しかしながら、工学的建造物の壁の軸に関して
対称な断面の変化は実現し得ない。剛体デイスク
が装置の放射状ビームシステムによつて形成さ
れ、それは摺動型枠の作業床としても用いる。こ
れは、それが工学的構造体の直径を制約するので
欠点となる。
摺動型枠建造技術を実現するために作られた幾
つかの補助構造体の共通の欠点は、今日に至る部
分的な改善処置にもかかわらず、約30m直径で最
大15%の勾配を有する鉄筋コンクリート壁を建造
するには、それらの助けを用いて始めて作り得る
ということにある。新しい要求としては、100m
あるいはそれよりも大なる直径の25%の勾配を有
する回転表面、例えば双曲線状の冷却塔の回転表
面を作ることが必要とされる。
また、200〜300mの高さの直径の大なる塔を建
造する建造技術も要求されている。
ハンガリー特許第183027号に記載された「調整
装置」は開発された解決法の中でも特記すべきも
のであつて、高い工学的建造物を建造するために
これは建造物の円筒中空体に沿つて多角形の伸縮
自在のベルトを有するリングシステムを示唆して
いる。この装置が平面的だけでなく空間的にも大
きな部分を占める網目状のユニツトを有し、現場
へそれを運搬することが困難でかつ嵩張るため
に、多用される最新の装置としては欠点のある装
置であると考えられる。
多かれ少かれ上記後者に似ているが、多くの側
面構造をもつていない多数の解決法が過去10年の
間に考案された。それらの大部分の基本的な欠陥
は、非常に大きな重量の放射状ビームを用いてお
り、そのリフトユニツトは非常に複雑であり、リ
フトユニツトそれぞれに12〜16本の移動スピンド
ルが必要であるだけでなく、拡大したり縮小した
りする場合、これらを人手で動かし操作しなけれ
ばならない。後者は同時に非常に低いレベルの同
期的操作を困難を伴いながら行ない得るにすぎな
いことを意味する。
《発明の目的》 本発明の目的、鉄筋コンクリート製の非常に高
さが高く、大きな直径と回転表面を有する工学的
建造物を、摺動可能な型枠を移動させ、正確に設
定し、設定した位置に固定することを可能にする
補助構造体の開発である。この範囲において、本
発明の課題は、先ずは給水塔、通信塔および煙突
等の高さの高い建造物のための、上記のような取
付補助構造体を開発することであつて、その目的
とする構造体は初期のものに比較して、容易に製
造でき、容易に運搬できロツドに解体することが
可能で取付が迅速にできるものである。寸法パラ
メータの変更、例えば縮小拡大および工学的建造
物の壁厚の寸法パラメータの変更を自動化によつ
て行なうことも課題の1つである。
《発明の構成および作用効果》 本発明の基本的構成は、初期的な解決法と異な
り、分割されたリフトユニツトはその一端に固定
フレームと、固定フレームに対して位置が可変な
コラムとを有し、工学的建造物の壁の他端に2本
の懸吊レツグを有する放射状ビームシステムのス
ポークに適用することが得策であるということを
実現化したことになる。固定フレームは工学的建
造物の直径を変えるのに有用であり、調整可能な
コラムは壁厚を変えるために有用であり、また懸
吊レツグは工学的建造物の勾配を変えるのに有用
である。上記のようにリフトユニツトを分割する
ことは作業床より上の勾配の規制を実際的に可能
にすることに関して非常に重要である。寸法パラ
メータの変更はスライデイングジヨイントによつ
て実現可能であつて、それによつて初期の解決法
においても用いられた懸吊レツグ、調整可能なコ
ラムおよびいわゆるグリツパーペアが相互関係に
おいて回転および水平移動できる可能性が生じ
る。
本発明にはまた下地枠ボード(型枠パネル)に
属する懸吊レツグが短く、従つて工学的建造物の
コンクリート壁からそれらが受ける伸長力は比較
的小さくてすむという考え方も盛り込まれてい
る。リフトユニツトはそれぞれ平面的な型枠構造
体であつて、それを工学的建造物の壁の所定の寸
法パラメータにスライデイングジヨイントを有す
るスピンドルシステムを用いまたシステムを操作
する油圧機構を用いて適合させ種々の形にするこ
とが可能である。
本発明の目的に従つて、本発明に記載された取
付補助構造体は、主として高さの高い塔状の工学
的建造物などの部分的に断面が異なる鉄筋コンク
リート建造物の摺動可能な型枠を調節し固定する
ために作られたものであつて、その方法において
は、下記部材が塔の垂直な長さ方向の軸に対して
垂直な面内に設けられた中心対称な放射状ビーム
システムのスポークのそれぞれに付属している。
それらの部材は、スポークに対して位置を変える
ことによつて工学的建造物の直径を規定する固定
フレーム、 固定フレームに対して水平方向の位置が可変で
あつて、それによつて工学的建造物の局部的な壁
厚を規定する調整可能なコラム、 および摺動可能なジヨイントによつて固定フレ
ームおよび調整可能なコラムに結合され、ジヨイ
ントの周りに相対的に角度変位可能であつて、勾
配設定スピンドルによつて工学的建造物の局部的
な勾配を規定する懸吊レツグを具備しており、作
業床は各スポークの半径方向の床ホルダー上に設
けられ、床ホルダーはその一端が懸吊レツグに、
他の一端が上部グリツプペアに懸吊ロツドを介し
て結合されている。
放射状ビームシステムに関して回転することな
く固定フレームを導き、その半径方向の方向安定
性を確保するトラス水平部材支持ワイヤーがスポ
ークとコンベアユニツトの間に配設されている。
構造体には工学的建造物、すなわち塔の垂直な長
さ方向の軸に沿つてコンベアユニツトが設けら
れ、人および材料の運搬に供される。摺動可能な
型枠を計画通りの所定位置へ設定するのは垂直方
向に周期的にリフト可能で工学的建造物の長さ方
向の軸に垂直な平面内に配設された移動ユニツト
によつて行なわれ、そのユニツトはスポークを有
する放射状ビームシステムに結合されており、ユ
ニツトの数はスポークの数に合致している。補助
構造体は工学的建造物の形態および寸法を規定す
る構成要素、位置設定を固定するための半径方向
および接線方向の安定化要素、作業要素、調節要
素、および種々の装置類の手の届く範囲内に置き
使用するための作業床を有している。
取付構造体の他の特徴は、固定フレームが放射
状のビームシステムのスポークに平行な上部グリ
ツパーペア、スポークに固定されているフレーム
コラム、上部グリツパーペアをフレームコラムを
介して共通平面デイスクへ結合しているニーロツ
ドおよびある場合においては、ニーロツドを介し
てフレームコラムに別々に結合しているジヤツキ
ロツドよりなる点である。
結合ユニツトこのものとしてはクロスフレーム
が適しているが、安定化のために隣接するスポー
クに属する固定フレームとの間に設けられてい
る。同じスポークに属する固定フレームおよび調
整可能なコラムは、相互に上部グリツパーペアだ
けでなく、付加的なもう1つのグリツパーペアに
よつて結合されている。
工学的建造物の壁や仮枠空間を取りまく下地枠
ボードは懸吊レツグに固定されている。
移動ユニツトは、垂直方向の移動に用いるリフ
トジヤツキ、半径方向への移動に伴う工学的建造
物の直径の変更のためのドローロールによつて操
作されるフイードロツド、工学的建造物の壁厚を
調節するためのキヤリヤロールによつて操作され
る移動スピンドル、および工学的建造物の壁要素
の局部的な接線方向を規定するための勾配設定ロ
ールによつて操作される勾配設定ロツドを有す
る。
補助構造体の適当な形態においては、固定フレ
ーム、調整可能なコラム、下部グリツパーペア、
懸吊レツグ、ステージホルダー、および懸吊ロツ
ドに型枠作業およびコンクリート打設に役立つ懸
吊足場を付加することによつて完成された形とな
る。
本発明に記載した取付補助構造体は公知の類似
した建造装置と比較してただ単に利点を有するだ
けでなく、部分によつて断面が異なる高さの高い
塔状の工学的建造物の建造技術において、新しい
開発の1ページを開いた大きな意義を有するもの
だと考えられる。
直径、壁厚、および勾配が部分によつて異なる
高さの高い建造物の建造、その壁を建造するため
に必要な摺動型枠の調節および固定は初期の装置
をもつてしても可能ではあるが、本発明に記載し
た取付補助構造体は、容易に製造することがで
き、容易に運搬でき、さらに非常に迅速に取付け
られる。
上記利点は主として、補助構造体の構成要素が
単純なロツド状であり、ロツドは相互に適当なネ
ツクジヨイントで結合され、その結合は解き得る
形態であることに起因している。いわゆるスライ
デイングジヨイントも重要な役割を持つており、
補助構造体の構成要素が互いに角変位し、平面内
での移動が可能になつている。
ロツド状の構成要素からの組立は、補助構造体
の運搬の観点から非常に重要なことである。
この運搬上の利点はなによりもまず、取り外し
た状態において、この構造体の運搬体積は他の同
様な大きさの装置と比較して1/4ですむ事実から
明らかである。ロツドに解体した構造体は、例え
ばコンテナー中において空間の利用効率が良い状
態で目的地へ容易に運ぶことができる。このよう
な特殊な高さの高い工学的建造物は極くまれにし
か建造されず、その数少い建造物は互いに遠く離
れており、初期においては補助構造体の繰返し使
用のための運搬が困難でかつ高価になつているた
めこの運搬における利点は特に重要である。
構造体の構成要素の大きさが小さく、従つて軽
量であり現場において組立てる時に容易に移動で
き、容易に持上げられ、容易に運搬できることも
少なからず重要である。従つて、ロツド構成要素
および多目的ジヨイント要素(前述のスライデイ
ングジヨイント)を用いた結果として、組立時間
は初期の構造体に比較して約半分ですむ。
直径、壁厚などの寸法パラメータの変更も中央
油圧制御装置を用いて全てのリフトユニツトにお
いて同時に同程度行なうことができることは、技
術的な利点であるとともに重要な経済的利点でも
ある。すなわち、固定フレームをスポークに対し
て移動することにより工学的建造物の直径を可変
とすることができ、フレームに対してコラムを移
動することにより建造物の壁厚を可変とすること
ができ、勾配スピンドルによつて懸吊レツグの相
対角度を変更することにより建造物の壁勾配を可
変とすることができる。
作業床は各スポークの半径方向の床ホルダー上
に設けられ、床ホルダーはその一端が懸吊レツグ
に、他の一端が上部グリツプペアに懸吊ロツドを
介して結合されているので、作業床と型枠との間
に隙間が生じることなく作業床を安定的に支持す
ることができ、鉄筋組み立て、コンクリート打設
や各種の調整作業を容易に行うことができる。
経済的観点から有利な条件を挙げれば、迅速に
高い寸法精度で建造されるだけでなく、作業者の
人数の50%節減をもたらす。
現在までの経験によれば、平面内にあるロツド
要素、ジヨイント、およびスライデイングジヨイ
ントは、互いに独立にかつ関係を保ちながら動か
すことが可能である。放射状ビームシステムのス
ポークに属する全てのリフトユニツトは、常に油
圧およびそれによつて作動するスピンドルシステ
ムの影響によつて、必要とする形にすることがで
きるような平面型枠構造体であつて、従つて寸法
パラメータを高い精度で確保できる。このような
方法によつて、初期の装置においては非常に多か
つた人手による作業を大幅に減らすことが可能と
なつた。人手による作業は建造を遅くするだけで
なく、誤差の原因ともなる。
《実施例》 以下本発明の好適な実施例について添附図面に
基づいて詳細に説明する。
第1図は、この図には図示されていない放射状
ビームシステムのスポークに属する取付ユニツト
の構造的配置を簡単な線画の形で示したものであ
る。これらの取付ユニツトは、それぞれ固定フレ
ーム5、壁厚を調節する調整可能なコラム6、懸
吊レツグ9および下部グリツパーペア12が合体
することによつて構成されたものである。固定フ
レーム5は、上部グリツパーペア5a、フレーム
レツグ5b、ニーロツド5cおよび筋違いロツド
5dからなる。「セミガントリー」状の形態の固
定フレーム5には、懸吊レツグ9および下部グリ
ツパーペア12が組込まれ、いわゆる2脚システ
ムを形成し、工学的建造物の壁の内側面に配設さ
れた調整可能なコラム6を付加することによつて
完成された形となる。
2脚システムを形成している固定フレーム5の
フレームコラム5bと、調整可能なコラム6とは
協働的に作用し、懸吊レツグ9において断続あい
るは連続的に壁厚を変える。このような方法にお
いて、一方では、下部グリツパーペア12はより
小さな支持円を持つことができ、従つて容易に形
作られ、他方、コンソールが短いため工学的建造
物の壁のコンクリートから懸吊レツグ9が受ける
荷重を小さくすることができる。
第2図には配置されている他の構造部材が示さ
れている。フレーム2aを有するコンベアユニツ
ト2が塔軸1に沿つて設けられている。このコン
ベアユニツトは、塔軸1に沿つた人の運搬および
材料のハンドリングを供する。
放射状ビームシステム3は、塔軸1に関して中
心対称に配設されている。第1図には1個の取付
ユニツトが示されており、スポーク3aに属する
幾つかの部品よりなる移動ユニツト4が示されて
いる。建造される工学的建造物16の型枠空間を
取りまく下地枠ボード17を、適当な位置に設定
し固定するのに用いる全ての装置は移動ユニツト
4に属している。
移動ユニツト4の一部分は、スポーク3aに属
する取付ユニツトの垂直方向への移動に用いるリ
フトジヤツキ4a、工学的建造物の直径を変える
のに用いるドローロール4b、壁厚を調節するた
めのキヤリアロール4d、および工学的建造物の
壁16の接線の方向を規定するための勾配設定ロ
ール4fによつて形成されている。これら移動ス
ピンドル4c、キヤリアスピンドル4eおよびそ
れらに属する勾配設定スピンドル4gを介して実
際の効力を発揮する。
固定フレーム5をスポーク3aに対して移動す
ることにより工学的建造物の直径を可変とするこ
とができ、キヤリーロール4dによりフレーム5
に対してコラム6を移動することによりスライデ
イングジヨイント8を介して結合された一方の懸
吊レツグ9が移動し、摺動下地枠ボード17の間
隔を一挙に調整して建造物の壁厚を可変とするこ
とができ、勾配設定スピンドル4gによつて懸吊
レツグ9の相対角度を変更することにより建造物
の壁勾配を容易に可変とすることができる。
スライデイングジヨイント7,8が、第1図、
第2図に示されている。スライデイングジヨイン
ト7は、懸吊レツグ9を下部グリツパーペア12
に結合し、他方スライデイングジヨイント8は調
整可能なコラム6を固定フレーム5および下部グ
リツパーペア12に結合している。
トラス水平部材支持ワイヤー10は、放射状ビ
ームシステム3のスポーク3aに、その塔軸から
遠い方の外側端において固定されている。トラス
水平部材支持ワイヤー10は、スポーク3aから
回転することなく固定フレーム5を導き、例えば
固定フレーム5は移動している間、常にそれ自身
と平行に保たれる。
従来通りに形成された作業床13は、下地枠ボ
ード17近くの型枠空間の周りに配設されてい
る。作業床ホルダー14によつて塔軸1に対して
半径方向に支持されている。作業床ホルダー14
の一部分は懸吊レツグ9に結合され、また他の一
部分は懸吊ロツド15を介して固定フレーム5の
一部を形成している上部グリツパーペア5aに結
合されている。
作業床13は各スポーク3aの半径方向の床ホ
ルダー14上に設けられ、床ホルダー14はその
一端が懸吊レツ9グに、他の一端が上部グリツパ
ーペア5aに懸吊ロツド9を介して結合されてい
るので、作業床13と型枠17との間に隙間が生
じることなく作業床13を安定的に支持すること
ができ、鉄筋組み立て、コンクリート打設や各種
の調整作業を容易に行うことができる。
型枠作業およびコンクリート打設作業に用いる
従来通りに構成した懸吊足場18は、極く普通に
下地枠ボード17の近くに配設されている。
内側懸吊足場面18aおよび作業床ホルダー1
4に結合されている外側懸吊足場面18bは、負
荷作業床19を固定するのに適した作業床ホルダ
ー18cとともに懸吊足場の一部を構成してい
る。
隣接する放射状ビームシステム3の2個のスポ
ーク3aを第3図に示した。それらは適当な断面
を有するホルダーのような形に作られており、例
えば2個U字型断面を有しウエーブが互いに向き
合つている。すなわち、固定フレーム5のフレー
ムコラム5bが適当に2つの半断面の間に導かれ
ている形をなしている。
隣接するスポーク3aは、工学的建造物の壁1
6と塔軸1の間の距離に応じて、すなわち工学的
建造物の直径の変化に応じて互いに近づいたり遠
のいたりする。それらの間のクロスフレーム11
のロツドは、上記に応じてその角度が鋭角になつ
たり開いたりする。クロスフレーム11の役割
は、相互の結合によつて隣接するスポーク3aに
属する固定フレーム5を安定化することにある。
懸吊レツグ9に属する下地枠ボード17を第3
図に示したが、前述した直径変化を容易にするた
めに分割された形になつている。すなわち、摺動
下地枠ボード17aが懸吊レツグ9に固定して結
合されていて下地枠ボード17の間に配設されて
おり、この摺動下地枠ボードは工学的建造物の壁
16の狭まりあるいは拡がる型枠空間をクロスフ
レーム11の角度変化とともに変位する操作表面
でもつて取り囲んでいる。移動スピンドル4cに
よる工学的建造物の直径変更、キヤリアスピンド
ル4eによる壁厚の変更は、ともに上記油圧制御
装置を用いて全体的に自動的に行なわれ、勾配設
定スピンドル4gによる勾配の変更は人手によつ
て行なわれる。
勾配が大きい場合には工学的建造物の壁16の
補強、すなわちリフトジヤツキ4aに付属するジ
ヤツキロツド20が調整可能なコラム6の場所に
「つつかえる」可能性があることは注意すべきで
ある。これは後者がその上端が直立位置から塔軸
1の方向へとそれをその下端の近くへ位置するこ
とによつて傾斜させることができるためである。
《発明の効果》 本発明の取付補助構造体は、従来と同様な解決
法における製造、運搬、取付上の困難性による欠
点を除去したものである。欠点は平面的で空間的
に嵩張る取付ユニツトから組立てることによるも
のである。それらに代わつて、本発明はロツド状
の構造構成要素だけを用いているので上記困難は
ない。
本発明の補助構造体は、直径の大きな高さの高
い鉄筋コンクリート建造物、まず第1に煙突、吸
水塔、通信工学的建造物の建造を迅速かつ容易に
高精度に行なうのに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は取付ユニツトの原理図である。第2図
は取付補助構造体の構造的配置を示す工学的建造
物の長さ方向の軸に関する垂直断面図である。第
3図は隣接する移動ユニツトとの結合状態を示す
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 断面が部分によつて異なる鉄筋コンクリート
    建造物、主として工学的建造物すなわち塔の垂直
    な長さ方向の軸に沿つて人あるいは材料を運搬す
    る運搬システムを備えた高い塔状の工学的建造物
    の摺動可能な型枠を調節、固定するための取付補
    助構造体であつて、計画した位置へ摺動可能な型
    枠を設定するのは垂直方向に周期的に引き上げら
    れることによつて可能で、それは工学的建造物の
    長さ方向軸に垂直な平面内に設けられたスポーク
    を備えた放射状ビームシステムに属するスポーク
    と同じ個数のユニツトを動かすことによつて実現
    可能であり、かつ補助構造体は種々の機器を手の
    届く範囲内に置き使用するための作業床だけでな
    く、工学的建造物の形態および寸法を規定する構
    成要素、位置設定を保持するための半径方向およ
    び接線方向の安定化要素、作業要素、および調節
    要素を有しており、塔の垂直長さ方向軸1に垂直
    な平面内に配設された中心対称な放射状ビームシ
    ステム3のスポーク3aのそれぞれに属する次の
    要素、すなわち; スポーク3aに対して可変な位置によつて工学
    的建造物の直径を規定する固定フレーム5、 固定フレーム5に対して水平方向の位置が可変
    であつて、それによつて工学的建造物の局部的な
    壁厚を規定する調整可能なコラム6、 スライデイングジヨイント7,8によつて固定
    フレーム5および調整可能なコラム6に結合さ
    れ、ジヨイント7,8の周りに相対的に角度変位
    可能であつて、勾配設定スピンドル4gによつて
    工学的建造物の局部的な壁勾配を規定する懸吊レ
    ツグ9、 を特徴的に具備しており、放射状ビームシステム
    3に関して回転することなく固定フレーム5を導
    き、その半径方向の方向安定性もスポーク3aと
    コンベアユニツト2のフレーム2a間で確保する
    トラス水平部材支持ワイヤー10を有するととも
    に、各スポーク3aにおいて半径方向作業床ホル
    ダー14上に作業床13が取付けられ、作業床ホ
    ルダー14はその一端を懸吊レツグ9へ結合さ
    れ、その他端を懸吊ロツド15を介して上部グリ
    ツパーペア5aへ結合されていることを特徴とす
    る取付補助構造体。 2 固定フレーム5が放射状ビームシステム3の
    スポーク3aと平行な上部グリツパーペア5a、
    スポーク3aに固定されているフレームコラム5
    b、および上部グリツパーペア5aとフレームコ
    ラム5bとを共通平面デイスクへフレームコラム
    5bとニーロツド5cを別々に結合している筋違
    いロツド5dによつて結合しているニーロツド5
    c撚りなることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の取付補助構造体。 3 安定化結合要素すなわち隣接する各他のスポ
    ーク3aに属する固定フレーム5との間のクロス
    フレーム11を設けたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項あるいは第2項記載の取付補助構造
    体。 4 上部グリツパーペア5aのほかに、付加的な
    下部グリツパーペア12によつても同じスポーク
    3aに属する固定フレーム5および調整可能なコ
    ラム6が相互に結合されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載
    の取付補助構造体。 5 工学的構造物の壁16の型枠空間を取りまく
    下地枠ボードが懸吊レツグ9に固定されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第4項の
    いずれかに記載の取付補助構造体。 6 移動ユニツト4が垂直方向の移動に使用する
    リフトジヤツキ4a、半径方向の移動のためのす
    なわちドローロール4bによつて工学的構造物の
    直径を変えるための移動スピンドル4c、工学的
    構造物の壁厚を調節するためのキヤリーロール4
    dによつて操作されるキヤリースピンドルおよび
    勾配設定ロール4fによつて操作され、ある任意
    の点において工学的構造物の壁16の接線方向の
    方向を規定する勾配設定スピンドル4gを有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第5項
    のいずれかに記載の取付補助構造体。 7 放射状ビームシステム3のスポーク3aのそ
    れぞれにおいて、固定フレーム5、調整可能なコ
    ラム6、下部グリツパーペア12、懸吊レツグ
    9、作業床ホルダー14および懸吊レツグ15
    に、型枠作業およびコンクリート打設に役立つ懸
    吊足場18を付加することによつて完成された形
    となることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜
    第6項のいずれかに記載の取付補助構造体。 8 懸吊足場18が内側懸吊足場面18a、外側
    懸吊足場面18b、およびそれらの間に配設され
    た作業床ホルダー18cを有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第7項に記載の取付補助構造
    体。
JP24979684A 1984-11-28 1984-11-28 取付補助構造体 Granted JPS61130557A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24979684A JPS61130557A (ja) 1984-11-28 1984-11-28 取付補助構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24979684A JPS61130557A (ja) 1984-11-28 1984-11-28 取付補助構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61130557A JPS61130557A (ja) 1986-06-18
JPH0475341B2 true JPH0475341B2 (ja) 1992-11-30

Family

ID=17198344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24979684A Granted JPS61130557A (ja) 1984-11-28 1984-11-28 取付補助構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61130557A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4878743A (ja) * 1972-01-24 1973-10-22
JPS5252440A (en) * 1975-10-24 1977-04-27 Hidemi Yamagami Work floor and slabform device used for sliding form construction
JPS5689666A (en) * 1979-12-21 1981-07-21 Kajima Corp Method of flask construction and its device

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4878743A (ja) * 1972-01-24 1973-10-22
JPS5252440A (en) * 1975-10-24 1977-04-27 Hidemi Yamagami Work floor and slabform device used for sliding form construction
JPS5689666A (en) * 1979-12-21 1981-07-21 Kajima Corp Method of flask construction and its device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61130557A (ja) 1986-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4076778A (en) Climbing formwork
CN109457951B (zh) 收分剪力墙模架系统及其施工方法
CN103485574B (zh) 一种造粒塔塔顶钢筋混凝土结构施工方法
CN107460889A (zh) 地下综合管廊施工中的整体移动式支架模板及其施工方法
CN103790376B (zh) 用于双曲面建筑物施工的墙体模架及墙体的施工方法
CN212642115U (zh) 一种清水混凝土内凹弧形屋面内边梁吊模系统
CN215907403U (zh) 一种大型钢模板支设用微调工具
JPH0475341B2 (ja)
JPH09125318A (ja) 橋桁の架設装置
CN115110765A (zh) 一种变形缝处剪力墙施工方法及装置
CN214658788U (zh) 一种可伸缩式的混凝土楼板支模结构
CN111704058B (zh) 一种吊装提升装置
CN109610795B (zh) 一种倒锥体形建筑物的施工方法
CN112554075A (zh) 一种一体式预制墩柱安装调整现浇装置及施工方法
JPH01256636A (ja) 建築物躯体の施工方法
JP2620687B2 (ja) 移動式型枠によるカルバートの施工法
CN111074800A (zh) 一种排水箱涵浇筑支护结构
CN105178594B (zh) 一种免脚手架施工的空心柱模板及其施工方法
CN220789460U (zh) 一种小箱梁调整顶升架
CN213116337U (zh) 一种折叠式加宽段专用隧道衬砌台车
CN218252673U (zh) 一种用于大截面预制柱钢筋笼绑扎的操作架
CN211621272U (zh) 一种排水箱涵浇筑支护结构
CN110924665B (zh) 一种超高层建筑的连系梁的施工方法
CN214739896U (zh) 一种超高层的超高构架层框架梁支模体系
JP2591352B2 (ja) 建物の建設方法