JPH0474591B2 - - Google Patents
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- JPH0474591B2 JPH0474591B2 JP59251796A JP25179684A JPH0474591B2 JP H0474591 B2 JPH0474591 B2 JP H0474591B2 JP 59251796 A JP59251796 A JP 59251796A JP 25179684 A JP25179684 A JP 25179684A JP H0474591 B2 JPH0474591 B2 JP H0474591B2
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- JP
- Japan
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- valve
- seal ring
- annular seal
- hollow annular
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K1/00—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
- F16K1/16—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members
- F16K1/18—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps
- F16K1/22—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps with axis of rotation crossing the valve member, e.g. butterfly valves
- F16K1/226—Shaping or arrangements of the sealing
- F16K1/228—Movable sealing bodies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は水、蒸気、空気、その他特殊な流体
の配管に用いられるバタフライ弁に関する。
の配管に用いられるバタフライ弁に関する。
(従来の技術)
第5図に示すように従来のバタフライ弁の締切
り方法は弁箱1内に組込んである弾性シールリン
グすなわち弁座2に90゜回転する鋼製弁体3のテ
ーパー部4を摩擦摺動させる。
り方法は弁箱1内に組込んである弾性シールリン
グすなわち弁座2に90゜回転する鋼製弁体3のテ
ーパー部4を摩擦摺動させる。
(発明が解決しようとする問題点)
したがつて、弁体3を回転させるには大きな回
転トルクが必要で有ると共に、鋼製弁体3の繰返
し摩擦摺動により弾性シールリング2に摩耗、損
傷が生じ、内部流体の漏洩や、寿命が短い等の欠
点があつた。
転トルクが必要で有ると共に、鋼製弁体3の繰返
し摩擦摺動により弾性シールリング2に摩耗、損
傷が生じ、内部流体の漏洩や、寿命が短い等の欠
点があつた。
この発明は従来のバタフライ弁のもつシール性
能の欠点を改良するもので低トルクでしかも確実
に安定した気密保持できるバタフライ弁を提供し
ようとするものである。
能の欠点を改良するもので低トルクでしかも確実
に安定した気密保持できるバタフライ弁を提供し
ようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
この発明のバタフライ弁は、膨腸収縮自在な中
空環状シールリングがこれの両側面が拘束される
ようにして弁座部に沿つて固定され、弁箱胴壁を
貫通する連通孔を通じて、中空環状シールリング
内と圧力流体供給源とが連絡している。前記中空
環状シールリングは、前記側面をそれぞれ形成す
る第1垂直部および第2垂直部、無圧状態で弁開
閉時における弁体シール部の運動経路に沿うよう
に傾斜し、前記第1垂直部より延びる第1傾斜
部、第1傾斜部とは逆方向に傾斜し、前記第2垂
直部より延びる第2傾斜部、ならびに第1傾斜部
と第2傾斜部との間にあつて無圧状態で外径側に
落ち込んだ凹部を備えている。そして、弁閉時に
前記中空環状シールリングが加圧された状態で前
記第1傾斜部と凹部とが弁体に接する位置にあ
る。また、前記第2傾斜部の内径側周面が固定金
具により拘束されている。
空環状シールリングがこれの両側面が拘束される
ようにして弁座部に沿つて固定され、弁箱胴壁を
貫通する連通孔を通じて、中空環状シールリング
内と圧力流体供給源とが連絡している。前記中空
環状シールリングは、前記側面をそれぞれ形成す
る第1垂直部および第2垂直部、無圧状態で弁開
閉時における弁体シール部の運動経路に沿うよう
に傾斜し、前記第1垂直部より延びる第1傾斜
部、第1傾斜部とは逆方向に傾斜し、前記第2垂
直部より延びる第2傾斜部、ならびに第1傾斜部
と第2傾斜部との間にあつて無圧状態で外径側に
落ち込んだ凹部を備えている。そして、弁閉時に
前記中空環状シールリングが加圧された状態で前
記第1傾斜部と凹部とが弁体に接する位置にあ
る。また、前記第2傾斜部の内径側周面が固定金
具により拘束されている。
(作用)
バタフライ弁が開いているときは、中空環状シ
ールリング内には圧力流体は供給されておらず、
中空環状シールリングは収縮した状態にある。
ールリング内には圧力流体は供給されておらず、
中空環状シールリングは収縮した状態にある。
バタフライ弁を閉じるときには、手動またはア
クチユエータにより弁棒を回転して弁体を閉位置
まで回転する。このとき、弁体のシール面は中空
環状シールリングに軽く接触しているか、または
非接触の状態にある。つぎに、連通孔を通じて上
記中空環状シールリング内に圧力流体を供給する
と、中空環状シールリングは膨腸して弁体シール
面に接触し、気密を保つ。なお、バタフライ弁内
の流体の圧力に抗して中空環状シールリングが膨
腸可能なように、中空環状シールリング内に供給
される流体の圧力はバタフライ弁内の流体圧力よ
りも若干高く設定されている。
クチユエータにより弁棒を回転して弁体を閉位置
まで回転する。このとき、弁体のシール面は中空
環状シールリングに軽く接触しているか、または
非接触の状態にある。つぎに、連通孔を通じて上
記中空環状シールリング内に圧力流体を供給する
と、中空環状シールリングは膨腸して弁体シール
面に接触し、気密を保つ。なお、バタフライ弁内
の流体の圧力に抗して中空環状シールリングが膨
腸可能なように、中空環状シールリング内に供給
される流体の圧力はバタフライ弁内の流体圧力よ
りも若干高く設定されている。
バタフライ弁を開くときは、連通孔を通して中
空環状シールリング内の圧力流体を放出し、中空
環状シールリングが収縮した状態で、すなわち中
空環状シールリングが弁体のシール面から離れた
状態で弁体を回転する。
空環状シールリング内の圧力流体を放出し、中空
環状シールリングが収縮した状態で、すなわち中
空環状シールリングが弁体のシール面から離れた
状態で弁体を回転する。
中空環状シールリングが加圧されると、凹部が
内径側に張り出して弁体と接する。この時、凹部
は反転するだけであり、凹部には大きなひずみは
生じない。また、中空環状シールリングは、弁出
入側の両側面が拘束されるようにして弁座部に沿
つて固定され、さらに第2傾斜部の弁内径側周面
が固定金具で押えられている。したがつて、中空
環状シールリングの弁内径側の限られた狭い部分
のみを、僅かな量だけ膨腸して弁を密閉すること
ができる。
内径側に張り出して弁体と接する。この時、凹部
は反転するだけであり、凹部には大きなひずみは
生じない。また、中空環状シールリングは、弁出
入側の両側面が拘束されるようにして弁座部に沿
つて固定され、さらに第2傾斜部の弁内径側周面
が固定金具で押えられている。したがつて、中空
環状シールリングの弁内径側の限られた狭い部分
のみを、僅かな量だけ膨腸して弁を密閉すること
ができる。
(実施例)
第1図、第2図および第3図はこの発明の一実
施例を示しており、稀硫酸用バタフライ弁の例で
ある。
施例を示しており、稀硫酸用バタフライ弁の例で
ある。
第1図に示したように、弁箱部11は円胴部1
2の中央に外径方向に突出する上、下円筒部1
3,14を備えており、円筒部13,14にはパ
ツキン箱16が設けられている。また、円胴部1
2の両端にフランジ18,19が設けられてい
る。
2の中央に外径方向に突出する上、下円筒部1
3,14を備えており、円筒部13,14にはパ
ツキン箱16が設けられている。また、円胴部1
2の両端にフランジ18,19が設けられてい
る。
入側の弁箱円胴部12の上記円筒部13,14
寄り内周に弁座部21が設けられており、この弁
座部21は後述のように中空環状シールリング2
5が固定される部分である。弁座部21は円筒部
13,14の直下で内径方向に突出する環状の段
部22を備えている。
寄り内周に弁座部21が設けられており、この弁
座部21は後述のように中空環状シールリング2
5が固定される部分である。弁座部21は円筒部
13,14の直下で内径方向に突出する環状の段
部22を備えている。
中空環状シールリング25は第3図に示すよう
に帯状ゴムを析り曲げ、重ね合わせて環状に形成
されている。すなわち、中空環状シールリング2
5の外周部26は弁箱円胴12軸方向に延び、ゴ
ム帯の両端部が重なるようにして二重になつてい
る。中空環状シールリング25の内周部は凹部2
8とこれの両端からそれぞれ延びる第1傾斜部2
9および第2傾斜部30とからなつている。第1
傾斜部29は上記外周部26と第1垂直部31を
介してつながつている。第2傾斜部30は後端
(図面において左端)に設けられた角部33に第
2垂直部32を介してつながつている。したがつ
て、中空環状シールリング25の中空断面はほぼ
D形に形成されている。上記凹部28と第1傾斜
部29とが中空環状シールリング25のシール面
となる。凹部28は中空環状シールリング25内
が無圧のときには弧状に凹み、加圧されたときに
弧状に膨れるように予め成形加工されている。角
部33には中空環状シールリング25が環状を保
持するように鋼リング35が挿入されている。
に帯状ゴムを析り曲げ、重ね合わせて環状に形成
されている。すなわち、中空環状シールリング2
5の外周部26は弁箱円胴12軸方向に延び、ゴ
ム帯の両端部が重なるようにして二重になつてい
る。中空環状シールリング25の内周部は凹部2
8とこれの両端からそれぞれ延びる第1傾斜部2
9および第2傾斜部30とからなつている。第1
傾斜部29は上記外周部26と第1垂直部31を
介してつながつている。第2傾斜部30は後端
(図面において左端)に設けられた角部33に第
2垂直部32を介してつながつている。したがつ
て、中空環状シールリング25の中空断面はほぼ
D形に形成されている。上記凹部28と第1傾斜
部29とが中空環状シールリング25のシール面
となる。凹部28は中空環状シールリング25内
が無圧のときには弧状に凹み、加圧されたときに
弧状に膨れるように予め成形加工されている。角
部33には中空環状シールリング25が環状を保
持するように鋼リング35が挿入されている。
上記のように構成された中空環状シールリング
25は環状の固定金具37により前記弁座部21
に固定される。すなわち、中空環状シールリング
25の第1垂直部31は上記弁座部21の段部2
2に接しており、角部33は固定金具37の垂直
部38に接するとともに、平行部39により弁箱
11内周面に向かつて押し付けられている。ま
た、中空環状シールリング25の第2傾斜部30
は固定金具37の傾斜部40に接している。固定
金具37はボルト42により入側フランジ18に
固定されている。
25は環状の固定金具37により前記弁座部21
に固定される。すなわち、中空環状シールリング
25の第1垂直部31は上記弁座部21の段部2
2に接しており、角部33は固定金具37の垂直
部38に接するとともに、平行部39により弁箱
11内周面に向かつて押し付けられている。ま
た、中空環状シールリング25の第2傾斜部30
は固定金具37の傾斜部40に接している。固定
金具37はボルト42により入側フランジ18に
固定されている。
弁箱円胴部12の一箇所に胴壁を貫通する貫通
孔45が設けられており、ここに口金46が挿入
されている。口金46の先端のフランジ47は中
空環状シールリング25内にあつて、口金46に
ねじ込まれた接続金具49を締めることにより口
金46は弁箱円胴部12に固定される。
孔45が設けられており、ここに口金46が挿入
されている。口金46の先端のフランジ47は中
空環状シールリング25内にあつて、口金46に
ねじ込まれた接続金具49を締めることにより口
金46は弁箱円胴部12に固定される。
接続金具49は配管51および電磁式切換弁5
3を介して圧縮空気タンク57に接続されてい
る。
3を介して圧縮空気タンク57に接続されてい
る。
前記上、下パツキン箱16にはグランドパツキ
ン61が詰められており、それぞれシーリングカ
ラー62を介してカラー63およびカバー64で
押さえられている。
ン61が詰められており、それぞれシーリングカ
ラー62を介してカラー63およびカバー64で
押さえられている。
弁箱11内には円板状の弁体67が挿入されて
おり、弁棒75が弁体67を直径方向に貫通して
いる。弁体67の上、下外周寄りに、弁体67の
直角方向の穴68にブツシユ69がはめ込まれて
おり、ここでピン76により弁棒75が固定され
ている。バタフライ弁が閉じたときに、弁体67
のシール面70は弁棒75の軸線より入側に位置
している。また、弁体67のシール面70の断面
は円弧状をしており、ここが上記中空環状シール
リング25に接する。
おり、弁棒75が弁体67を直径方向に貫通して
いる。弁体67の上、下外周寄りに、弁体67の
直角方向の穴68にブツシユ69がはめ込まれて
おり、ここでピン76により弁棒75が固定され
ている。バタフライ弁が閉じたときに、弁体67
のシール面70は弁棒75の軸線より入側に位置
している。また、弁体67のシール面70の断面
は円弧状をしており、ここが上記中空環状シール
リング25に接する。
第3図に示すように中空環状シールリング25
内が無圧状態にあり、弁体67が全閉位置にある
とき、中空環状シールリング25の第1傾斜部2
9と弁体67のシール面70との隙間は1〜2mm
程度である。また、このとき固定金具37端面と
弁体67面との間隔は数mm程度である。
内が無圧状態にあり、弁体67が全閉位置にある
とき、中空環状シールリング25の第1傾斜部2
9と弁体67のシール面70との隙間は1〜2mm
程度である。また、このとき固定金具37端面と
弁体67面との間隔は数mm程度である。
弁棒75は下のパツキン箱16から延びて、上
のパツキン箱16を貫通している。弁棒75の下
端はカラー77を介して上記カバー64により回
転自在に支持されている。
のパツキン箱16を貫通している。弁棒75の下
端はカラー77を介して上記カバー64により回
転自在に支持されている。
上のパツキン箱16の上端にはスタンド81を
介してエアシリンダ83が取り付けられており、
エアシリンダ83の駆動軸84は弁棒75の上端
に接続されている。エアシリンダ83は弁棒75
すなわち弁体67をほぼ90゜回転する。
介してエアシリンダ83が取り付けられており、
エアシリンダ83の駆動軸84は弁棒75の上端
に接続されている。エアシリンダ83は弁棒75
すなわち弁体67をほぼ90゜回転する。
上記構成において、弁箱11、固定金具37、
および弁体67の接液部にはすべてゴムライニン
グ87が施されており、外部への漏洩部分はOリ
ング89によりシールされている。
および弁体67の接液部にはすべてゴムライニン
グ87が施されており、外部への漏洩部分はOリ
ング89によりシールされている。
つぎに、上記のように構成されたバタフライ弁
の開閉動作について説明する。
の開閉動作について説明する。
バタフライ弁が開しているときは、弁体67は
弁体面が液体の流れに沿うような姿勢をしてい
る。このとき、切換弁53の接続状態は第3図に
示すように位置Aにあり、中空環状シールリング
25内は口金46、配管51および切換弁53を
介して大気に開放している。したがつて、中空環
状シールリング25は収縮している。
弁体面が液体の流れに沿うような姿勢をしてい
る。このとき、切換弁53の接続状態は第3図に
示すように位置Aにあり、中空環状シールリング
25内は口金46、配管51および切換弁53を
介して大気に開放している。したがつて、中空環
状シールリング25は収縮している。
バタフライ弁を閉じているときには、エアシリ
ンダ83により弁体67を閉位置まで約90゜回転
する。このとき、弁体67のシール面70は第3
図に示すように中空環状シールリング25とは接
触していない。
ンダ83により弁体67を閉位置まで約90゜回転
する。このとき、弁体67のシール面70は第3
図に示すように中空環状シールリング25とは接
触していない。
弁体67面が流体の流れに対して垂直となつて
弁体67が閉位置に達すると、切換弁53のソレ
ノイド54を励磁して接続状態を位置Bにする。
この結果、圧縮空気タンク57より口金46を通
じて中空環状シールリング25内に圧縮空気が供
給される。弁内の流体圧力が2Kg/cm2程度である
に対し、圧縮空気の圧力は3〜4Kg/cm2である。
中空環状シールリング25は第3図に想像線で示
すように凹部28と第1傾斜部29が弧状に膨張
して弁体シール面70に接触し、気密を保つ。凹
部28は前述のように無圧状態で凹むように形成
されているので、加圧状態になつても固定金具3
7と弁体67との間にはみ出すことはない。
弁体67が閉位置に達すると、切換弁53のソレ
ノイド54を励磁して接続状態を位置Bにする。
この結果、圧縮空気タンク57より口金46を通
じて中空環状シールリング25内に圧縮空気が供
給される。弁内の流体圧力が2Kg/cm2程度である
に対し、圧縮空気の圧力は3〜4Kg/cm2である。
中空環状シールリング25は第3図に想像線で示
すように凹部28と第1傾斜部29が弧状に膨張
して弁体シール面70に接触し、気密を保つ。凹
部28は前述のように無圧状態で凹むように形成
されているので、加圧状態になつても固定金具3
7と弁体67との間にはみ出すことはない。
バタフライ弁を開くときは、切換弁53のソレ
ノイド54を消勢して接続状態を位置Aにする。
中空環状シールリング25内の圧縮空気は口金4
6を通じて大気に開放され、中空環状シールリン
グ25は収縮して、中空環状シールリング25と
弁体67との両シール面70は離れる。このよう
な状態でエアシリンダ83を駆動して弁体67を
開位置まで回転する。
ノイド54を消勢して接続状態を位置Aにする。
中空環状シールリング25内の圧縮空気は口金4
6を通じて大気に開放され、中空環状シールリン
グ25は収縮して、中空環状シールリング25と
弁体67との両シール面70は離れる。このよう
な状態でエアシリンダ83を駆動して弁体67を
開位置まで回転する。
なお、第4図は中空環状シールリング25の変
形実施例を示すものである。
形実施例を示すものである。
第4図は弁箱11の入側の弁座部21とはめ合
う鋼環状リング90の内周部91に、中空断面が
ほぼD形に形成された弾性、中空環状シールリン
グ92を加硫接着させ、鋼環状リング90および
弾性中空環状シールリング92はいずれも環状の
固定金具37により、弁座21の所定の位置に固
定保持される。
う鋼環状リング90の内周部91に、中空断面が
ほぼD形に形成された弾性、中空環状シールリン
グ92を加硫接着させ、鋼環状リング90および
弾性中空環状シールリング92はいずれも環状の
固定金具37により、弁座21の所定の位置に固
定保持される。
また、圧力流体を供給する口金93は鋼環状リ
ング90および弾性中空環状シールリング92内
にあつて、弁箱円胴部12の一箇所に胴壁を貫通
する。貫通孔45には、口金93にねじ込まれた
接続金具94は挿入固定してあるものである。
ング90および弾性中空環状シールリング92内
にあつて、弁箱円胴部12の一箇所に胴壁を貫通
する。貫通孔45には、口金93にねじ込まれた
接続金具94は挿入固定してあるものである。
この発明は上記実施例に限られるものではな
く、たとえば取り扱う流体の種類によつてはライ
ニングは省略してもよく、また空気圧の代りに油
圧を用いて中空環状シールリングを膨張させるよ
うにしてもよい。
く、たとえば取り扱う流体の種類によつてはライ
ニングは省略してもよく、また空気圧の代りに油
圧を用いて中空環状シールリングを膨張させるよ
うにしてもよい。
(発明の効果)
この発明のバタフライ弁は弁箱内を流れる流体
の気密保持が従来の様に弾性シールリングに摩擦
摺動させて行なうものでなく、中空環状シールリ
ングの膨張収縮により行なう。したがつて、シー
ルリングの摩耗、損傷がなく、確実に安定した気
密性を保持できる。また、弁体は中空環状シール
リングに接触せずに回動させるので、回動に必要
なトルクは小さくで済み、バタフライ弁全体をコ
ンパクトにできる等の利点がある。
の気密保持が従来の様に弾性シールリングに摩擦
摺動させて行なうものでなく、中空環状シールリ
ングの膨張収縮により行なう。したがつて、シー
ルリングの摩耗、損傷がなく、確実に安定した気
密性を保持できる。また、弁体は中空環状シール
リングに接触せずに回動させるので、回動に必要
なトルクは小さくで済み、バタフライ弁全体をコ
ンパクトにできる等の利点がある。
特に、この発明では、中空環状シールリングが
加圧されると、凹部は反転して凸状となつて弁体
と接するので、凹部には大きなひずみは生じな
い。また、中空環状シールリングのシール面以外
は拘束されており、弁内径側の限られた狭い部分
のみを、僅かな量だけ膨張させて弁を密閉するこ
とができる。これらのことから、弁を繰り返し開
閉しても、中空環状シールリングは疲労せず、長
期にわたつて気密を保持することができる。
加圧されると、凹部は反転して凸状となつて弁体
と接するので、凹部には大きなひずみは生じな
い。また、中空環状シールリングのシール面以外
は拘束されており、弁内径側の限られた狭い部分
のみを、僅かな量だけ膨張させて弁を密閉するこ
とができる。これらのことから、弁を繰り返し開
閉しても、中空環状シールリングは疲労せず、長
期にわたつて気密を保持することができる。
第1図はこの発明の一実施例を示すもので、バ
タフライ弁の縦断面図、第2図は第1図に示すバ
タフライ弁の一部を示す正面図、第3図は第2図
の−線に沿う断面の拡大図、第4図は他の実
施例を示す図、および第5図は従来のバタフライ
弁の縦断面図である。 1,11…弁箱、2,21…弁座部、25…中
空環状シールリング、37…固定金具、45…貫
通孔、53…切換弁、57…圧縮空気タンク、8
3…エアシリンダ。
タフライ弁の縦断面図、第2図は第1図に示すバ
タフライ弁の一部を示す正面図、第3図は第2図
の−線に沿う断面の拡大図、第4図は他の実
施例を示す図、および第5図は従来のバタフライ
弁の縦断面図である。 1,11…弁箱、2,21…弁座部、25…中
空環状シールリング、37…固定金具、45…貫
通孔、53…切換弁、57…圧縮空気タンク、8
3…エアシリンダ。
Claims (1)
- 1 膨脹収縮自在な中空環状シールリングがこれ
のの両側面が拘束されるようにして弁座部に沿つ
て固定され、弁箱胴壁を貫通する連通孔を通じて
中空環状シールリング内と圧力流体供給源とが連
絡しているバタフライ弁において、前記中空環状
シールリングが、前記側面をそれぞれ形成する第
1垂直部および第2垂直部、無圧状態で弁開閉時
における弁体シール部の運動経路に沿うように傾
斜し、前記第1垂直部より延びる第1傾斜部、第
1傾斜部とは逆方向に傾斜し、前記第2垂直部よ
り延びる第2傾斜部、ならびに第1傾斜部と第2
傾斜部との間にあつて無圧状態で外径側に落ち込
んだ凹部を備え、弁閉時に前記中空環状シールリ
ングが加圧された状態で前記第1傾斜部と凹部と
が弁体に接する位置にあり、前記第2傾斜部の内
径側周面が固定金具により拘束されていることを
特徴とするバタフライ弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25179684A JPS61130672A (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 | バタフライ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25179684A JPS61130672A (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 | バタフライ弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61130672A JPS61130672A (ja) | 1986-06-18 |
JPH0474591B2 true JPH0474591B2 (ja) | 1992-11-26 |
Family
ID=17228056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25179684A Granted JPS61130672A (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 | バタフライ弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61130672A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004332785A (ja) | 2003-05-01 | 2004-11-25 | Asahi Organic Chem Ind Co Ltd | バタフライ弁用インサート入りシートリング及びその製造方法 |
KR101107551B1 (ko) * | 2009-06-12 | 2012-01-31 | 서광공업 주식회사 | 실링 압력 유지형 버터플라이 밸브 |
US8978172B2 (en) | 2009-11-17 | 2015-03-17 | Kohler Co. | Plumbing fixture having modular control housing |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58121366A (ja) * | 1982-01-12 | 1983-07-19 | Kubota Ltd | 開閉弁の操作方法 |
-
1984
- 1984-11-30 JP JP25179684A patent/JPS61130672A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58121366A (ja) * | 1982-01-12 | 1983-07-19 | Kubota Ltd | 開閉弁の操作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61130672A (ja) | 1986-06-18 |
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