JPH047397B2 - - Google Patents

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JPH047397B2
JPH047397B2 JP58220856A JP22085683A JPH047397B2 JP H047397 B2 JPH047397 B2 JP H047397B2 JP 58220856 A JP58220856 A JP 58220856A JP 22085683 A JP22085683 A JP 22085683A JP H047397 B2 JPH047397 B2 JP H047397B2
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JP
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furnace lid
sealing
frame
sealing element
furnace
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JP58220856A
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JPS59138293A (ja
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Betsukeru Uorufugangu
Teuesu Haintsu
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RAG AG
Original Assignee
Ruhrkohle AG
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炉蓋本体に結合されて炉室内へ入り
込む熱絶縁炉蓋栓を介して炉装入物が炉蓋本体に
対して所定の間隔に保たれ、コークス化過程中炉
蓋本体が拘束装置によりコークス炉の炉蓋枠へ押
し付けられる、水平コークス炉の炉蓋に関する。
〔従来の技術〕
炉蓋栓はコークス化操業中に炉装入物を保持
し、炉蓋本体に対する熱負荷を最低にし、かつ近
代コークス炉においてはガス集合空間へのガス取
出しを保証しなければならない。炉蓋本体自体が
炉蓋栓の支持体を形成し、さらに炉蓋枠の開口を
気密に閉鎖する。この場合炉蓋本体と炉蓋枠との
間を密封するために、炉蓋本体に弾性的に保持さ
れる条片が設けられ、これらの条片がコークス炉
蓋の閉鎖の際にナイフエツジによつて炉蓋枠に押
し付けられる。しかし過酷な炉操業は必然的にナ
イフエツジにおける条片を損傷させる。コークス
炉の操業中にこれらの損傷個所を経てコークス炉
ガスが漏れ、このガス漏れは操作員および環境に
とつて極めて好ましくない。
コークス化過程中にコークス炉蓋の不均一な加
熱が行なわれると、コークス炉蓋が必然的にゆが
む。このゆがみは、炉蓋本体の重量構造により僅
かしか軽減できず、炉高および炉蓋長さの増大と
ともに増大する。通常各コークス炉蓋に設けられ
る2つの拘束装置の拘束圧力が、炉蓋本体の取り
外しを妨げる。これらの拘束装置はコークス炉蓋
の上側および下側の3分の1の所で炉蓋に作用
し、炉蓋を15tまでの圧力で炉蓋枠へ押し付ける。
しかし炉操業が実際上示すように、完全な密封条
片でも漏れを回避することができず、さらに炉蓋
枠にかなりの摩耗を生ぜしめる。なぜならば圧力
が密封条片のナイフエツジを介して線状に炉蓋枠
へ導入され、かつその結果生ずるナイフエツジ力
が長い間に炉蓋枠に凹所を生ぜしめるからであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、炉蓋に対する熱作用ができる
だけ回避されて、コークス炉ガスの漏れが防止さ
れるように、炉蓋を構成することである。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するため本発明によれば、炉蓋
本体が、拘束位置に固定的に結合される力伝達装
置としての異形材枠と、この異形材枠にピン継ぎ
手を介して保持される別体の密封装置とから成
り、密封装置に設けられる可撓密封素子が、炉蓋
の閉鎖位置において、異形材枠に分布して設けら
れる押圧ボルトにより、炉蓋枠の密封面へ押付け
られる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、炉蓋本体を構成する異形材枠
と密封装置とは別体になつており、ピン継ぎ手を
介して互いに連結されているだけなので、両者は
熱的にほぼ分離され、拘束装置の閉鎖力を伝達す
る力伝達装置としての異形材枠が熱のためゆがむ
おそれがなく、押圧に必要な力を密封装置へ確実
に伝達することができる。力伝達装置は異形材枠
として構成されるので、軽量となり、したがつて
炉蓋全体の重量も著しく少なくなる。また異形材
枠がピン継ぎ手を介して密封装置に連結されてい
るので、形状安定性を持つ異形材枠であつても、
密封装置の熱変形を可能にする。さらに押圧ボル
トを介して、密封素子を炉蓋枠の変形に合わせる
こともできる。最後に密封装置が損傷した場合に
は、ピン継ぎ手のピンを引抜くことにより、密封
装置を簡単に交換することも可能である。
〔実施例〕
図面に本発明の種々の実施例が示されている。
第1図ないし第3図によれば、本発明によるコ
ークス炉蓋は力伝達装置1と密封装置2とから成
る。力伝達装置1は異形材枠としての中空断面枠
3として構成されており、この異形断面枠の縦梁
は第2図において4で示されかつこの異形断面枠
の横梁は第2図において5で示されている。縦梁
4は上端および下端において開いている。さらに
縦梁において横梁5との結合個所に開口があるの
で、中空断面枠3において加熱される空気が妨げ
られずに横梁5から縦梁4へ流入しかつそこから
上方へ流れかつ上方において中空断面枠3から流
出することができる。中空断面枠3は市販の中空
断面角鋼から製造されており、この中空断面角鋼
は80mm×40mmの大きさおよび4mmの肉厚を持つて
いる。
第1図ないし第3図による実施例に示されてい
る炉蓋は、高さ6mの水平コークス炉の既存の炉
を改造するために設けられており、これらの水平
コークス炉の元の炉蓋は2つの拘束装置6を備え
ており、これらの拘束装置は拘束棒7を介して一
緒に操作される。これらの拘束装置は、図示して
ないレバーによつて動作せしめられる。中空断面
枠3との結合は拘束装置6により行なわれ、これ
らの拘束装置は拘束板8によつて板72にねじ止
めされかつ上部および下部において中空断面枠3
の横梁5に溶接されている。補償板73は拘束板
8と板72との間に取り付けられ、これらの板は
炉室枠における拘束装置を調整するための補助装
置として作用する。拘束鉤は図示されていない。
炉蓋取り外し装置が拘束装置6のボルト60を捕
捉することができるように、下側の横梁5は凹所
の位置を示すために符号61の所に印を付けられ
ている。下側において拘束装置6と横梁5との間
に補強リブ62が付加されている。
拘束板8に溶接された上側横梁5に、同時にフ
オーク状継ぎ手9が溶接されている。このフオー
ク状継ぎ手は、密封装置2に設けられた穴付き片
10を含んでいる。穴付き片10およびフオーク
状継ぎ手9はピン継ぎ手を形成する継ぎ手ピン1
1と共に力伝達装置1における密封装置2の関節
保持装置を形成する。各拘束装置6にある2つの
継ぎ手により、密封装置2が力伝達装置1におけ
る2つの継ぎ手個所で保持されている。この場合
継ぎ手個所は、既存の拘束装置6を使用すること
による構成上の要求により拘束装置6の側に密接
している。拘束装置6と中空断面枠3との間隔を
一層大きくして新築する際は、継ぎ手がなるべく
拘束装置6の拘束力の作用線上に直接設けられる
のが好ましい。
第1図ないし第3図によれば、密封装置2は密
封素子12と絶縁片13とから成る。密封素子1
2は、第16図に示されている厚さ6mmの市販の
板状異形材から、第16図および第3図において
14で示されている自由脚片の長さに合わせて製
造されている。さらに板状異形材は、所定の長さ
に裁断された後、上端および下端15および16
において17で示された位置で切り取られて、第
3図に示されている縁の断面形状になるようにか
どを曲げることができかつ板状異形材の他の縁と
溶接することができる。それによつて中心の膨出
部および全面的に囲繞する同じ縁断面を持つ密封
素子12が得られ、この縁断面は、自由脚片14
がコークス炉19の炉蓋枠18に対して平行に延
びることを保証する。この場合、自由脚片14が
平行に延びていることは、20で示されている炉
蓋枠18の密封面に関することである。
平行な自由脚片14は、第3図および第16図
によれば、傾斜して延びる連絡部が板状異形材の
他の範囲へ移行している。こうして生ぜしめられ
た膨出部は絶縁用シリカ材料で満たされている。
この場合材料は絶縁片13が第3図に示した炉蓋
栓保持体21を介して適切な栓を保持するように
選ばれているか、あるいは絶縁片13が、例えば
ボルトとして構成された適切な炉蓋栓保持体21
用固定装置により貫通される。後者の場合はボル
トが密封素子12と溶接されるか、あるいは密封
素子12も貫通しかつねじにより密封素子12に
止められるかあるいは外部においてナツトにより
密封素子12に止められている。図示した炉蓋栓
保持体はどのような形状をも持つことができる。
本発明による炉蓋用としてなるべく陶磁あるいは
金属製の軽量構造栓が設けられるのが好ましい。
金属構成においては炉蓋栓は簡単な板を持つてお
り、これらの板は上方から下方へ重なつて炉蓋栓
保持体21上へ掛けられるか、あるいは他のやり
方でボルト結合あるいはねじ結合による差し込み
結合によつて炉蓋栓保持体12に止められる。
軽量構造栓の使用は、中空断面枠3および密封
素子に市販の異形材を使用することにより開始さ
れたコークス炉蓋の軽量構造様式を伴う。実施例
においては、これが既存のコークス炉蓋と比べて
従来の全重量の4分の3の重量減少をもたらす。
本発明による炉蓋が第1図における閉鎖位置に
あるコークス化過程の間、密封素子12は自由脚
片14において中空断面枠3によりボルト22を
介して炉蓋枠18の密封面20に押し付けられ
る。このために、中空断面枠3の炉蓋枠18に近
い方の側において各ボルト22に対しナツト23
が溶接されており、かつ中空断面枠3は、ボルト
22が外部から梁の内部を通つてナツト23にね
じ込まれ得るように、貫通されている。ボルト2
2は必要な押圧個所において止めナツト24によ
り抜け止めされている。第3図に示されているボ
ルト22のほかに、中空断面枠3に均一に分布し
て設けられた多数の他のボルト22が設けられて
いる。個々のボルトの間隔は実施例において100
mmである。このような間隔であれば、ボルト22
により密封面20に対する密封素子12の完全に
均一な押圧を行なわせることができる。この場合
実施例の各ボルトはスパナを用いて手で締めら
れ、こうしてコークス炉蓋の閉鎖位置における力
伝達装置1の押圧力が不均一になることが回避さ
れる。
第3図によれば、実施例において各ボルト22
は密封素子12に取り付けられた中間層25に押
し付けられる。この中間層は金属あるいは非金属
材料から成りかつボルト22の力が作用する摩耗
個所を形成する。可撓性非金属材料製の中間層2
5として中間層が、密封素子の熱膨張により生ぜ
しめられる自由脚片14の移動を容易にする。単
なる金属摩耗片として中間層25が、ボルト22
を作用面に入れた後でも密封素子12の使用続行
可能性を保証する。これは中間層25の交換によ
り行なわれる。中間層25を鉄鋼片として密封素
子12と溶接することができ、あるいは密封素子
12に溶接された環状保持体あるいは別の形状の
保持体に別体部分としてはめ込むことができる。
実施例においては自由脚片14と炉蓋枠18の
密封面20との間に軟質密封片26が設けられて
いる。この軟質密封片はアスベスト材料から成り
かつ自由脚片14に取り付けられた縁保護片27
を介して密封素子12の自由脚片14に保持され
ている。縁保護片27は角形の形状を持つており
かつ初期位置において、栓へ向いた狭い方の側に
軟質密封片26を一部だけ含んでいるので、密封
片12の押圧により縁保護片27は、自由脚片1
4において全面的に囲繞する条片として、軟質密
封片26の変形のもとにこの軟質密封片の栓へ向
いた狭い方の側から守られている。この状態にお
いて縁保護片27は、コークス化操業中、自由脚
片14において囲繞する軟質密封片26の所で凝
縮するコークス炉ガスにより軟質密封片が煤で覆
われるのを防止する。さらに縁保護片27は、炉
蓋枠18の密封面20への接触およびそれに付随
する自由脚片14の間隔確保による軟質密封片2
6の過度な押圧およびそれに付随する損傷を防止
する。縁保護片27はなるべく環状鋼鉄条片とし
て自由脚片14と溶接されるのが好ましい。
なお、コークス炉蓋の密封にとつて重要な密封
素子12の密封面20へ閉じるように接触するこ
とは、密封素子12の裏面にある切欠き28によ
つて有利な影響を及ぼされる。切欠き28は構造
上の理由から拘束装置6を収納するためにできて
いる。しかしそれに付随する、曲げに対する抵抗
モーメントに関する横断面縮小は、密封素子12
の一層高い可撓性をもたらし、この可撓性は、他
の実施例において、炉蓋の縦方向に対して直角に
延びる付加的切欠きを既存の切欠き28の間に設
けることにより利用され得る。その場合は切欠き
の横断面形状を切欠き28の場合よりはるかに小
さくすることができる。これらの切欠きは、実施
例において、密封素子12の膨出せしめられた裏
面を焼き切るかあるいは切り取るかあるいはフラ
イス削りすることにより得られる。それによつて
得られた開口は、この開口の輪郭に合つた金属板
により再び閉鎖されるので、密封素子12の裏面
が再び閉じられる。
第1図および第3図に示されている閉鎖位置に
おいて、密封素子がもつぱら力伝達装置1または
中空断面枠3によりボルト22を介して保持され
る。密封装置2を持つ横梁5の縦位置において、
5ないし10mmの充分な継ぎ手遊隙に継ぎ手個所に
おいて生ずる密封素子2の熱膨張の大きさを加え
た大きさが、フオーク状継ぎ手9にある支持面か
ら継ぎ手ピン11を離す。この離すことは非常に
有利である。なぜならばそれによつて継ぎ手にあ
る支持面の間に熱絶縁する空隙が得られかつ中空
断面枠の熱負荷がさらに減少されるからである。
さらに、継ぎ手ピン12の支持面は、炉蓋の縦方
向に延びる長穴により形成される。この長穴は、
炉の縦方向における密封素子の考慮すべき熱膨張
が炉の縦方向に対して直角の場合よりはるかに大
きいことから生ずる。
第4図に、本発明によるコークス炉蓋の別の構
成が示されており、このコークス炉蓋は、第1お
よび第2図によるコークス炉蓋と密封素子12の
形状の点で異なつている。第4図において29で
示されている連絡部29が自由脚片14と30で
示されている密封素子12の裏面との間で密封面
20に対して正確に垂直に延びている。このこと
は、閉鎖過程中に密封素子の可撓性および運動特
性に直接的影響を及ぼす。第5図によれば、密封
素子の可撓性および運動特性が、自由脚片14と
裏面30との間でS字状にまたは正弦曲線のよう
に延びる連絡部31により影響を及ぼされる。
第5a図は、断面深さの小さい溝形鋼74を示
している。この断面は板を曲げて作られかつ可変
断面深さを与え、あるいは既存の装置が使用され
なければならない場合は、拘束装置における凹所
を回避する。
極端な場合、密封素子12は第6図により平ら
な金属板として構成される。
第7図は本発明によるコークス炉蓋の別の構成
を示しており、このコークス炉蓋は、ボルト22
の代わりに、弾性的に支持されているボルト33
を持つている。付属のばね34が梁4および5に
おいてボルト33に設けられている。この場合一
方のばね端部が梁面に支持されており、反対側の
ばね端部が、ボルト33に設けられた円板35に
作用し、この円板は、ばねの内部空間を少し、例
えば10mmだけ充填しかつばねを心出しする適切な
フランジを選択的に備えている。円板35は、ボ
ルト33の図示してないフランジにおいてばね3
4から遠い方の端部に接触することができる。そ
れによつてばね34および円板35を中空断面枠
の梁4および5に取り付け、続いてボルト33を
差し込むことができる。その場合ボルトを差し込
まれた端部において簡単にピンで抜け止めするこ
とができる。
第8図によれば、別の実施例において軟質密封
片26および縁保護片27の代わりに、なるべく
鉄鋼製の交換可能な密封条片が設けられている。
この密封条片は36で示されており、密封装置2
の自由脚片12とねじ止めされている。この場合
密封条片36は角形断面を持つておりかつ小さい
方の脚片が、ここに37で示されている炉蓋枠の
付属の密封面に押圧する。
第9図は、同じような、しかし通常のコークス
炉蓋におけるナイフエツジ状の密封条片より高さ
の小さい密封条片38を持つ別の実施例を示して
いる。この密封条片38を取り付けるために密封
素子12の自由脚片14が外端39において縁を
上へ曲げられている。これは密封条片38のねじ
止めのために充分な構造状の自由を与え、この密
封条片は、第8図による密封条片36と同じく交
換可能である。第9図による実施例においてボル
ト22が、密封条片38および自由脚片14の互
いに同一面をなして終わつている直立の端部に作
用する。これによつて密封条片38へのねじ押圧
力の導入をできるだけ中心にすることができる。
第10図に、中間層25と、自由脚片14と密封
面40との間の交換可能なラビリンス密封片とを
持つ別の実施例が示されている。このラビリンス
密封片は、密封装置2の自由脚片14において囲
繞する金属あるいは非金属材料製の2つの溝形鋼
により形成されている。これらの溝形鋼は自由脚
片14とねじ止めされかつそれによつて交換可能
でありかつ開いている側が密封面40に押圧され
る。第10図において溝形鋼は41で示されてい
る。
第11図によれば、密封装置2の自由脚片と炉
蓋枠の密封面40との間に密封片42が設けられ
ている。密封片42はばねの性質を持つており、
この密封片は密封過程の間、第11図に示したU
形になるように押し付けられる。この場合密封片
42の可撓性脚片は自由脚片14および密封面に
閉じるように接触しかつ溝形鋼の閉じられた端部
は炉室に向いている。
第12図は新式の密封片を持つ本発明による別
の密封装置を示している。この密封片は、環状ス
リーブ44により包囲されている軟質材料43か
ら成る。スリーブ44は密封素子12の自由脚片
14と交換可能にねじ止めされている。スリーブ
44は軟質材料43を同時に充分保持しかつこの
スリーブの挿入湾曲部により、炉内部へ向いた側
において、流出するコークス炉ガスに対し保護す
る。
第12a図はスリーブ44の代わりにスリーブ
75を示している。スリーブ77は他端において
開いているので密封片(軟質材料43)の容易な
交換を保証しかつ同時に充分な支持を行なう。こ
の支持は縁にある小さい曲げ部により実現され
る。
第13図によれば密封素子12の自由脚片14
を、45で示した端部において炉蓋枠に対して縁
を曲げられているので、曲げられた端部45が、
密封素子12と一体形成された密封条片を形成す
る。
第14図によれば密封素子が複数の部分から構
成されている。この密封素子は別体の自由脚片4
6から成り、この脚片は横断面が角形の異形材を
形成しかつ第2図によれば全体として環状枠を形
成している。別体の脚片46に別体の裏面47が
付属し、この裏面は密封素子の膨出部を形成して
いる。枠を形成する自由脚片46と膨出部を形成
する裏面47とが48において互いにねじ止めさ
れている。
第15図は、第14図に開示された、密封素子
を複数の部分から構成するための原理を、第4図
に示した密封素子へ応用することを示している。
第15図において自由脚片は49で示され、裏面
は50で示されている。第16図ないし第19図
は市販の異形材を示しており、これら異形材は密
封素子として使用するのに適している。第16図
による異形材はいわゆる板状異形材であり、第1
7図および第18図による異形材は軽量異形材で
あり、第19図に示した異形材は鋼矢板として知
られている。
【図面の簡単な説明】
第1図はコークス炉操業中における閉鎖位置に
ある本発明によるコークス炉蓋の断面図、第1a
図は第1図の拡大部分断面図、第2図は第1図の
本発明による炉蓋の側面図、第3図は、拘束装置
を貫通する線に沿う拡大水平断面図、第4図ない
し第15図と第5a図および第12a図は、第3
図に相当する、本発明による別のコークス炉蓋の
断面図、第16図ないし第19図は、適切な軽量
異形材および板状異形材を本発明による炉蓋にお
ける密封片として使用した状態を示す図である。 1……力伝達装置、2……密封装置、4……縦
梁、5……横梁、6……拘束装置、12……密封
素子、18,37……炉蓋枠、27……縁保護
片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炉蓋本体に結合されて炉室内へ入り込む熱絶
    縁炉蓋栓を介して炉装入物が炉蓋本体に対して所
    定の間隔に保たれ、コークス化過程中炉蓋本体が
    拘束装置によりコークス炉の炉蓋枠へ押し付けら
    れるものにおいて、炉蓋本体が、拘束装置6に固
    定的に結合される力伝達装置1としての異形材枠
    3と、この異形材枠3にピン継ぎ手11を介して
    保持される別体の密封装置2とから成り、密封装
    置2に設けられる可撓密封素子12が、炉蓋の閉
    鎖位置において、異形材枠3に分布して設けられ
    る押圧ボルト22により、炉蓋枠18の密封面2
    0へ押付けられることを特徴とする、水平コーク
    ス炉の炉蓋。 2 ピン継ぎ手において水平方向に少なくとも3
    mmの継ぎ手遊隙が密封装置2と力伝達装置1との
    間に設けられていることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項に記載の炉蓋。 3 水平方向におけるピン継ぎ手遊隙が、継ぎ手
    個所に生ずる密封素子12の熱膨張の大きさに少
    なくとも5mm加えた大きさであることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第2項に記載の炉蓋。 4 継ぎ手個所が、水平方向に延びる長穴として
    形成された支持開口を持つていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第3項に記載の炉蓋。 5 異形材枠3が中空断面枠から成り、この中空
    断面枠が拘束装置6に固定的に結合されているこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
    炉蓋。 6 中空断面枠3が下部および上部に開口を持つ
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲第5項
    に記載の炉蓋。 7 中空断面枠3が下部および上部において開く
    縦梁を持ち、横梁5との結合個所において縦梁4
    に開口があることを特徴とする、特許請求の範囲
    第6項に記載の炉蓋。 8 中空断面枠3の縦梁4ならびに下側および上
    側横梁5が炉蓋枠18,37の密封面を覆い、こ
    れらの梁4,5に多数の押圧ボルト22が均一に
    分布して設けられていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第7項に記載の炉蓋。 9 押圧ボルトがねじ22として構成されるかま
    たは弾性的に保持されていることを特徴とする、
    特許請求の範囲第8項に記載の炉蓋。 10 密封素子12が、炉蓋枠18,37から離
    れるように向く膨出部を持つていることを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項に記載の炉蓋。 11 密封素子12として鋼矢板が使用されるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第10項に記載
    の炉蓋。 12 拘束装置6用の膨出せしめられた密封素子
    12が凹所28を持つていることを特徴とする、
    特許請求の範囲第10項または第11項に記載の
    炉蓋。 13 膨出せしめられた密封素子12が、水平方
    向に延びかつ炉蓋の縦方向に均一に分布して設け
    られている複数の凹所を持つていることを特徴と
    する、特許請求の範囲第10項ないし第12項の
    うち1つに記載の炉蓋。 14 膨出部が絶縁材料13で満たされているこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第10項ないし
    第13項のうち1つに記載の炉蓋。 15 密封素子12が外側に付加的絶縁層を備え
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項
    または第10項ないし第14項のうち1つに記載
    の炉蓋。 16 密封素子12が、取外し可能な環状密封条
    片を持つていることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項または第10項ないし第15項のうち1
    つに記載の炉蓋。 17 密封条片が縁保護片27を持つていること
    を特徴とする、特許請求の範囲第16項に記載の
    炉蓋。 18 縁保護片27が膨張補償片を介して密封素
    子12に取り付けられていることを特徴とする、
    特許請求の範囲第17項に記載の炉蓋。 19 密封素子12に交換可能な密封条片が設け
    られていることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項または第10項ないし第15項のうち1つに
    記載の炉蓋。 20 密封条片が交換可能なラビリンス密封片と
    して構成されていることを特徴とする、特許請求
    の範囲第19項に記載の炉蓋。 21 密封素子としての交換可能な可撓性中空異
    形材42がコークス炉側に対して閉鎖されている
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第16項に記
    載の炉蓋。 22 密封素子としての軟質密封片43がスリー
    ブ44内に保持されていることを特徴とする、特
    許請求の範囲第16項に記載の炉蓋。
JP22085683A 1983-01-21 1983-11-25 水平コ−クス炉の炉蓋 Granted JPS59138293A (ja)

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