JPH0473557B2 - - Google Patents

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JPH0473557B2
JPH0473557B2 JP59193795A JP19379584A JPH0473557B2 JP H0473557 B2 JPH0473557 B2 JP H0473557B2 JP 59193795 A JP59193795 A JP 59193795A JP 19379584 A JP19379584 A JP 19379584A JP H0473557 B2 JPH0473557 B2 JP H0473557B2
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    • G01S7/52Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00
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    • G01H11/00Measuring mechanical vibrations or ultrasonic, sonic or infrasonic waves by detecting changes in electric or magnetic properties
    • G01H11/06Measuring mechanical vibrations or ultrasonic, sonic or infrasonic waves by detecting changes in electric or magnetic properties by electric means
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K11/00Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound in general; Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
    • G10K11/18Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound
    • G10K11/26Sound-focusing or directing, e.g. scanning
    • G10K11/34Sound-focusing or directing, e.g. scanning using electrical steering of transducer arrays, e.g. beam steering
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、超音波装置、システム及び方法に係
り、特に、距離について高い分解能を発揮する装
置、システム及び方法に係る。
従来の技術 超音波装置、システム及び方法はこれまでに多
数提供されている。然し乍ら、一般に、このよう
な装置、システム及び方法は、低い周波数を用い
るもので、集束エネルギービームを形成するもの
ではない。多数の工業用プロセスでは、物体の縁
を検出したり物体のサイズ及び形状を探知したり
するのに利用できる集束エネルギビームを用いた
距離測定・非接触試験装置が必要とされている。
物体の輪郭、形状、縁及びその他表面の凹凸を正
確に表わすために細いエネルギビームが所望され
る。目標とする像を非常に正確且つ詳細に得るた
めには、できるだけ直径の小さいビームを形成す
ることが所望される。
発明の目的 一般に、本発明の目的は、距離について高い分
解能を発揮する超音波装置、システム及び方法を
提供することである。
本発明の別の目的は、空気中で集束エネルギビ
ームを用いた上記特徴の装置、システム及び方法
を提供することである。
本発明の更に別の目的は、比較的周波数の高い
音響ビームを用いた上記特徴の装置、システム及
び方法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、比較的値段の安い上
記特徴の装置、システム及び方法を提供すること
である。
本発明の更に別の目的は、ロボツトや、林業生
産物の処理を含む工業的なオートメーシヨンに特
に適用できる上記特徴の装置、システム及び方法
を提供することである。
本発明の更に別の目的及び特徴は、添付図面を
参照した好ましい実施例の詳細な説明より明らか
となろう。
実施例 第1図には、本発明の超音波装置、システム及
び方法を利用したロボツト21が示されている。
このロボツト21は、コンソール22に取り付け
られた制御システムによつて制御される。制御コ
ンソール22は、以下で説明する形式の電子装置
を備えている。又、ビデオモニタ23も含まれて
いる。ロボツトには、6軸(プラス把持)の全電
子オーバーヘツドアーム24が設けられている。
本発明による超音波トランスジユーサ26は、こ
のアームに支持され、アームを動かす情報を感知
するのに使用される。
図示された例では、ロボツト21がコンベア2
7の近くに取り付けられ、ロボツト21の作動に
関連してトランスジユーサ26によつて感知され
る部品例えば28及びワツシヤ29を指示する。
典型的な使用目的においては、ロボツトは、コン
ベア上を移動して来る部品を探索及び識別しそし
てその後、部品を取り上げてこの部品で或る種の
動作を行なうことが必要とされる。
物を3次元的に識別し探索する方法は多数あ
る。この目的に戻りエコーを用いることができ
る。というには、著しく集束された超音波ビーム
は、空間内の点を表わし、ロボツト又他の自動装
置で物体を確認するための像形成データを与え
る。これにより、最終利用者は、ロボツト視覚シ
ステムを作業現場で容易に使用することができ
る。これは、高精度制御ロボツトに取り付けられ
た走査システムで物体の音響画像を取り出すこと
によつて行なわれる。この走査システムにより、
物体の全ての独得な形状を位置付けるに充分な物
体の画像を得ることができる。このパターンがコ
ンピユータのメモリに記憶される。コンピユータ
には、グラフイツクソフトウエア機能を設けるこ
とができ、これにより、適当なアルゴリズムを用
いて、物体の正面図を90゜変換したり、或いは、
メモリに記憶された物体をその3つの軸のいずれ
かに対して回転させたり、完全な物体を1回もし
くは多数回走査することによつて形状、輪郭及び
物体の位置を変換したりすることができる。又、
これを用いて、ロボツトの正確な座標位置をメモ
リに記憶することができる。これらは、全て、精
巧なソフトウエアや応用数学を利用者の側に必要
とせずに実行することができる。
第2図には、ロボツトを作動する距離情報をコ
ンピユータに与えるのに必要な部品を示すブロツ
ク図でシステムが示されている。以下に述べるよ
うに、トランスジユーサ26は、参照番号31で
示された1つ以上の素子又はリングを備え、これ
らは導体32により送受スイツチ33へ接続され
る。この送受スイツチ33は、システムの送信器
及び受信器を適当な時間間隔でトランスジユーサ
26と通信できるようにするために設けられてい
る。送受スイツチ33は、一般構造のものであ
り、4チヤンネル送信器34及び4チヤンネル受
信器36に接続されている。送受スイツチ33
は、送信器及び受信器34及び36がトランスジ
ユーサと順次に通信するためのタイミングを確立
する。送信器34及び受信器36には、適当な直
流電源37が設けられ、その電圧範囲は、100な
いし550ボルトであるが、好ましくは、約450ボル
トである。両方向性のアドレス/データバス38
は、単一ボードコンピユータ39とインターフエ
イスブロツク41との間の通信を確立し、インタ
ーフエイスブロツク41は、バス43を経てホス
トコンピユータ42と通する。更に、両方向性ア
ドレス/データバスは、単一ボードコンピユータ
39と、4チヤンネル送信器34、4チヤンネル
受信器36、及び検出器付きの受信ビーム整形4
4との間の通信も確立する。4チヤンネル受信器
36と受信ビーム整形器44との間の通信を確立
するために、一方向性のローカルバス46が設け
られている。
4チヤンネル送信器には、遅延信号発生器が設
けられており、各送信リングを経て遅延時間のた
めのデータバスコマンドを受け入れると共に、同
じバスからトリガコマンドを受け入れる。遅延信
号発生器の使用によつて集束作用を形成するた
め、4つのチヤンネルの少なくとも3つにおいて
送信が遅延される。送信器34は、自走モードで
動作することができる。このような場合には、4
つの全部の素子もしくはリングにおいて標準遅延
時間を用いて送信が行なわれ、エネルギビームが
弱く集束されて奥行の深い視野が形成される。物
体をより近くから見ることが所望される場合に
は、単一ボードコンピユータ39の制御のもとで
視野の深さを減少し、超音波エネルギを特定の領
域に集束することができる。或いは又、目標距離
を決定するように単一の探索パルスを送ることが
できる。この距離データを用い、全てのエネルギ
を送信空間内の1点に集束するように送信器の遅
延時間をセツトすることができる。3つの作動モ
ード、即ち、(1)弱い集束で送信、強い集束で受
信、(2)鋭い集束で送信、弱い集束で受信、そして
(3)鋭い集束で送信、鋭い集束で受信、というモー
ドが考えられる。モード(1)及び(2)では、横方向の
分解能が同じになり、モード(3)では、精度が高く
なる。モード(1)及び(2)は、経費が安く実施し易い
が、モード(3)は非常にコストがかゝる。
4チヤンネル受信器36は、250KHz程度の中
心周波数に対して50%の帯域巾を有する4つの実
質的に同様の増幅器で構成される。このような帯
域巾により、エコーを受けることができ、このエ
コーは増巾されて、受信ビーム整形器44へ送ら
れる。4チヤンネル受信器には、ボードマルチプ
レクスバスが設けられている。ビーム整形器44
は、当業者に良く知られたように電子的遅延を挿
入し、受信エコーの異なつた経路長さ(これは、
実際には、音響検出器の焦点長さを電子的に変え
る)を補償する。検出器付きの受信ビーム整形器
44は、単一ボードコンピユータ39によつて戻
りエコーとして確認される特定の時点でエコーを
受信したことを示す出力を両方向性アドレス/デ
ータバスに出力する。前記したように、単一ボー
ドコンピユータは、時間ゼロにパルスを供給しそ
してエコーを受信するまで内部クロツクに基づい
てカウントを開始するように送信器に指示を与え
る。次いで、この時間を経路長さに変換し、これ
はインターフエイスブロツク4(1)を経てホストコ
ンピユータ4(2)へ供給される。従つて、単一ボー
ドコンピユータは、送信器をトリガし、そして、
受信器36から検出器付きの受信ビーム整形器4
4を経て情報を受けた後に、観察されている物体
の距離を計算することが明らかである。
インターフエイスブロツク41は、2インチ
(5.0cm)から12インチ(30cm)までの範囲の距離
データを自動的に出力できるようにする。インタ
ーフエイスブロツク41は、送信器を所定の距離
に集束させるように使用できる。インターフエイ
スブロツク41は、要求があつた際に、各チヤン
ネルからのデータを別々に通す。単一ボードコン
ピユータ39は、データの転送、ルツクアツプテ
ーブルの記憶及び遅延の計算に対し診断を行なう
ことができる。
4チヤンネル受信器36は、各リング即ちチヤ
ンネルから情報を受け取る。この受信器は、各チ
ヤンネルに対して増巾及びフイルタ作用を行な
い、平らな目標物に対する距離12インチ(30cm)
の信号を低いノイズで与える。4チヤンネル受信
器は、ビーム整形器44からのマルチプレクス制
御を受ける。又、この受信器は、1方向性ローカ
ルバス46を経てビーム整形器へ出力を供給す
る。受信ビーム整形器44は、1方向性ローカル
バスを経て4チヤンネル受信器36から情報を受
ける。ビーム整形器44は、各チヤンネルの情報
を加え、或る形式にされた出力を与える。又、ビ
ーム整形器は、データバスコマンドも受け、所望
ならば(診断のために)1つのチヤンネルのみの
データを通す。このビーム整形器は、デジタルス
レツシユホールド検出器を有し、エコーが入つて
きた時に両方向性アドレス/データバス38にパ
ルスを出力する。典型的に、このビーム整形器
は、3つのメモリが設けられており、これらは、
3つまでの各エコーの振幅を記憶するのに使用で
きる。又、単一ボードコンピユータ33から要望
があつた時に3つの各エコーの振幅を両方向性ア
ドレス/データバス38にダンピングする。
本発明に用いられる音響トランスジユーサ26
が第3図ないし第8図に示されている。図示され
たように、トランスジユーサ26は、円筒状で且
つ環状の本体51より成り、この本体には、円柱
状の中央開口52が設けられている。開口52に
は、可撓性のシート即ちホイル53が張られてお
り、これはクランプリング54によつて位置固定
される。このリングは、ネジ56のような適当な
手段によつて本体51に固定される。シート即ち
ホイル53は、ポリプロピレンのような絶縁材の
適当な可撓性フイルムで構成され、その厚さは6
ミクロンないし10ミクロンである。このホイルに
は、アルミニユーム又は金のような適当な導電性
材料の薄い層が蒸着され、1平方当たり2−4オ
ームの抵抗率が与えられる。アルミニユーム層
は、厚さが50ないし300Åであり、典型的には、
約200Åである。抵抗率は、1平方当たり約200オ
ームまで許容でき、その下限はゼロである。ホイ
ル即ちフイルム53は、感知受信器として働くに
充分な程薄くなければならず、且つ又、高いバイ
アス電圧に耐えられるように誘電率が高くなけれ
ばならない。典型的に、フイルムは、例えば、厚
さが0.0003インチ(0.0075mm)のカプトン、厚さ
が0.0004インチ(0.01mm)のポリプロピレン及び
厚さが0.00025インチ(0.0063mm)のテフロンの
ようなプラスチツクである。これらの各々は、
500KHzまでの超音波周波数を形成するように充
分に作動すると分かつている。
比較的固い円形のバツクプレート57が設けら
れており、このプレートは、例えば、厚さが1/
4インチ(6.3mm)プラスチツクのような適当な
非導電性材料で構成される。このバツクプレート
57には、導電性の面をもつ複数の素子が取り付
けられる。図示されたように、これらの素子は、
円柱58の形態の中央素子と、同心リング59,
61及び62の形態の3つの別の素子、即ち、全
部で4つの素子で構成され、これらは全てネジ6
3のような適当な手段によりバツクプレート57
に固定される。図示された構成で、互いに120゜離
された3本のネジ63が、リグ59,61及び6
2各々のをバツクプレート57に固定するために
設けられている。素子58,59,61及び62
は、導電性の面64を有し、これらの導電性の面
は、本体51の上面65に平行で且つバツクプレ
ートに形成された平面66にも平行であるような
平面内に存在する。素子即ちリング59,61及
び62には、内方に延びる環状リツプ59a,6
1a及び62aが設けられており、これらはネ6
3によりバツクプレート57に固定され、ネジ6
3は、バツクプレート57に設けられた穴67に
入れられ、リツプ59a,61a及び62a並び
に素子58のねじ切りされた穴にねじ込まれる。
バツクプレート57は、素子58,59,61及
び62を支持した状態で本体51に適当に固定さ
れる。例えば、図示されたように、金属のような
適当な材料で形成された円形プレートの形態の後
部シユラウド69は、ネジ71によつて本体51
に固定される。ネジ71は、取り付け穴72を通
して延び、バツクプレート57に設けられたねじ
切りされた穴73及び本体51に設けられたねじ
切りされた穴56にねじ込まれる。シユラウド6
8の後部の穴75には、電気コネクタ74が取り
付けられ、適当な同軸ワイヤ(図示せず)によつ
てネジ63に接続され、素子58,59,61及
び62との電気的接続を形成する。以下で述べる
ように、ポリプロピレンホイル53は、被覆され
ない面即ち絶縁面が素子58,59,61及び6
2に対向しそして被覆された面がこれら素子から
離れた方を向くように取り付けられる。
例えば、1/8又は1/4インチのメツシユの
如きスチールワイヤメツシユの適当な材料で形成
されたスクリーン76がポリプロピレンホイル5
3のメツキ面を覆い、ホイル53を保護するよう
に働く。クランプリング54及びネジ56の上に
はゴムの環状ガスケツト77がのせられる。円形
の前部シユラウド78が設けられており、これ
は、断面がL字型で、スクリーン76の外縁にの
る環状リツプ79を有している。この前部シユラ
ウドは、本体51上に延び、ネジ81によつて本
体に固定される。ネジ81は、本体51に設けら
れたねじ切りされた穴82へ延び込んでいる。
トランスジユーサ26の取り付けブラケツト9
6が設けられており、これは、第3図に示すよう
に、断面がL字型で、ネジ97により本体51に
固定される。
素子58,59,61及び62の面64は、本
発明の特定の所望の結果を得るように、特定のや
り方で処理される。素子58,59,61及び6
2は、適当な導電性材料で形成され、好ましく
は、アルニミユーム合金で形成される。特に満足
であると分かつている1つのアルミニユーム合金
は、合金5086−T−116と識別されるものである。
これは、海で使用する形式の防食性合金である。
素子58,59,60,61及び62は全て厚さ
が1/2インチ(12.5cm)以上のアルミニユーム
合金シートから加工される。明らかなように、素
子58は、円柱状のピストンとして形成され、一
方、素子59,61及び62は、図示されたよう
に、実質的にL字型の断面で形成される。素子の
面64は、光沢仕上げされる。これは、サンドペ
ーパ及び光沢クロースを旋盤に用いることによつ
て達成される。素子の面64は旋盤を使用してサ
ンドペーパとポリツシング布で光学的な輝く仕上
げ面に磨くのであり、このため表面64には不規
則に配置された多数の弧状の細い溝ができる。旋
盤はそれに取りつけられた素子を回転させ、そし
てこれに対面しているサンドペーパは深さも幅も
違うランダムな弧状の、もしくは環状の溝を素子
の面64につくり、そしてこれらの溝は第8図に
示すようにメツキしたホイル53に面している。
この光沢仕上げを行つた後、素子58,59,6
1及び62を塩化第二鉄の溶液で処理した。これ
は、市販の塩化第二鉄を購入して、これを水で稀
釈することによつて行なつた。塩化第二鉄
(Fe2Cl3)を1/3の水で稀釈し、塩化第二鉄66
2/3%及び水33 1/3%の溶液を形成した。
この稀釈した塩化第二鉄を室温及び大気圧で容器
に入れた。2分ないし3分の範囲の時間で素子を
燥り返し溶液中に沈めることによつて表面64を
この溶液でエツチングした。これは、素子を、溶
液中に各々1分間挿入し、素子を取り出し、そし
て乾燥させて、表面64のエツチング状態を検査
することによつて行なうのが好ましい。典型的
に、トランスジユーサ26に対して所望の作動周
波数を得るためには、表面64を所望の粗面にす
るように1分ごとに2回ないし3回溶液中に沈め
なければならないことが分つた。例えば、1分間
のエツチングで300ないし400KHzの周波数が与え
られることが分かつた。更にエツチングを行なう
と、更に粗面化が進み、約250KHzの共振周波数
が得られる。このように溶液に沈める操作を行な
う場合には、素子58,59,61及び62をバ
ツクプレート57に取り付け、この組立体全体を
エツチング溶液に沈めることが望ましいと分かつ
た。このエツチングにより、ホイル93の非メツ
キ面の下に粗面64が形成されると考えられる。
エツチングによつて形成された粗面には、エツチ
ング時間で決まる厚さをもつ酸化アルミニユーム
層が形成される。この酸化アルミニユーム層は、
絶縁特性を有しているから、更に別の誘電層とし
て働く。
周波数の上限は、(a)フイルムの厚さ(これは周
波数に反比例する)と、(b)キヤパシタのソリツド
金属プレートの表面仕上げ状態(表面仕上げが滑
らかである程、周波数が高くなる)とによつて決
定される。横方向及び距離測定の分解能を改善す
るためには、高い周波数が所望される。然し乍
ら、このように高い周波数は、周波数が高くなる
につれて減衰量が相当に大きくなることを理解さ
れたい。
エツチング操作が完了した後、ホイル53を環
状本体51に張り、クランプリング54を用いて
位置固定する。その後、バツクプレート57に素
子を固定した状態でこのプレートを挿入し、その
表面をホイルに係合させる。
以上に述べた電気的接続状態では、ホイル53
の前面即ちメツキ面がアース電位にあり、一方、
同軸ケーブル(図示せず)によつて送受スイツチ
33に接続された素子58,59,60及び61
はアース電位より高く、従つて、実際には、キヤ
パシタが構成され、ホイル53の片面の金属被膜
が一方の金属電極として働き、ホイルのポリプロ
ピレンが絶縁体として働き、そして表面64が絶
縁材の他側の金属電極として働いて、セル型トラ
ンスジユーサと考えられるものを構成する。
トランスジユーサ26は、前記したように組み
立てられて第2図に示した形式のシステムに接続
されると、典型的に100ないし500ボルトの範囲の
高い電圧によつてパルス付勢される。この電圧
は、ホイル53のアースされた前面と素子58,
59,61及び62との間に印加される。
作動に際し、リング即ち素子とホイルの前面と
の間に高い電圧を印加すると、リングとホイルと
の間に吸引が生じる。高い周波数でのホイルのこ
の移動により、本発明で利用される超音波エネル
ギが発生される。電圧を増加するにつれて、戻り
エコーに対して信号対雑音比が改善されると分か
つた。然し乍ら、このような電圧の変化は、周波
に著しく影響しない。然し、できるだけ高い電圧
を使用することが強く所望される。
本発明においては、作動周波数は、1キヤパタ
電極のエツチング、(2)外部の直列インダクタンス
及び(3)フイルムの厚さによつて制御される。本発
明で使用されるビーム整形器は、音響ビームを整
形し、送信及び受信において配列体の軸の如何な
る点にも音響ビームを動的に集束し、高い横方向
分解能が得られるようにする。ビーム整形器で
は、奥行の深い視野に対して送信をソフトフオー
カスにするように、配列体素子からの信号が遅延
される。これらの遅延により、各素子からの信号
は、配列体の軸上の目標点にほゞ同位相で到達
し、即ち、集束される。或いは又、送信の際に、
信号を、配列体の軸上の点に同時に到達するよう
に遅延して、集束を果たすこともできる。物体の
距離が分かつている場合には、適切な遅延により
非常に正確な集束を与えることができる。或い
は、物体の距離が未知の場合には、奥行の深い視
野のソフトフオーカスを用いるか、又は、距離を
測定するように単一の探索パルスを送信すること
ができる。
検出器付きの受信ビーム整形器44は、1方向
性のローカルバス46を経て入つてくる信号を受
け取る。次いで、各チヤンネルの信号を加え、整
形された出力を与える。又、所望ならば、例え
ば、診断の目的で、1つのチヤンネルのみを通る
アドレス/データバスコマンドを受け取ることも
できる。この整形器は、デジタルのスレツシユホ
ールド検出器を有し、エコーを受信した時に、パ
ルス情報をアドレス/データバスにダンピングす
る。この整形器には、3個までの各エコーの振幅
を記憶するためにメモリが3つ設けられている。
この整形器は、単一ボードコンピユータ39から
要求があつた時にアドレス/データバスにエコー
の振幅をダンピングする。
整相配列トランスジユーサ26によつて形成さ
れる送信パターンが第9図に示されている。前記
したように、この整相配列体は、環状構成の実質
的に一般のセル型トランスジユーサである。これ
には、環状形態ではなくてデイスク型形状の中央
素子58が設けられており、一方、素子59,6
1及び62は、環状であり、この環は、配列体の
外周に近付く程、半径方向の厚さが減少する。従
つて、最も外側のリング即ち環は、半径方向厚さ
が最も薄い。
これら素子各々からの超音波エネルギの送信パ
ターンが、ローブ101,102,103及び1
04で示されており、ローブ101は、中央素子
58に関連したもので、サイドローブ102,1
03、及び104は、各々、素子59,61及び
62に関連したものである。中央の素子即ちデイ
スク58のサイズは、トランスジユーサ26の所
望の視野に一般的に対応する主ローブ101を形
成すると共に、使用可能な最少距離を与えるよう
に選択される。素子59,61及び62は、主ロ
ーブ102,103及び104の形態の超音波エ
ネルギ送信を与え、主ローブ102は、回折の程
度が最小で、主ローブ103は、回折の程度が中
程度で、そして主ローブ104は、回折程度が大
きい。当業者に明らかなように、配列体の中心か
ら素子が離れている程、配列体の対称軸に向かつ
てエネルギを回折させるのに要する回折程度が大
きくなる。換言すれば、配列体の全ての素子は、
配列体の軸に向かつてエネルギを回折できなけれ
ばならない。中央素子58は、一般に、細いビー
ム即ち主ローブ101を与えるために配列体の直
径の約20%の直径を有している。トランスジユー
サは、適当なサイズのものでよく、例えば、円筒
の直径が約4インチ(10cm)で、実際の厚さが約
3/4インチ(1.88cm)である。
第1図に示したようなロボツトの使用目的でト
ランスジユーサ26を動作させる場合には、ロボ
ツトアーム24の端に支持された走査ヘツドにト
ランスジユーサ26を取り付け、ロボツト21の
アーム24の作業領域に対応する視野を走査ヘツ
ドに与えるようにする。走査ヘツド26は、物体
−この場合、ボルト28又はワツシヤ29である
−を横切るようにアーム24によつて動かすこと
ができ、走査されつつある物体に対し物体の真の
形状を確立するに要する多数の点即ちスポツトを
決定することができる。ロボツト21の位置が既
知であるから、走査ヘツド26の位置も既知であ
る。
第2図に示した装置は、トランスジユーサ即と
走査ヘツド26から高周波数の音響パルスを出力
し、走査されている物体により反射された高周波
数の音響を受け取る。又、第2図に示した装置
は、走査されている物体との間のパルス走行時間
を測定し、空気中の音速は即知であるから、これ
を距離データに変換する。物体の特定の形状が分
かるようにするためには、物体の非常に僅かな部
分しか一度に走査できない。細い形状の音響ビー
ムは、ビーム整形器44を使用することによつて
電子的に得られる。ビーム整形器44は、送信及
び受信の両方に対して時間遅延を利用し、配列体
の個々の素子からの送信及び受信信号の位相を構
造的に整え、動的に集束されたエネルギビームが
得られるようにする。トランスジユーサ26の配
列体の各々の素子は、配列体における位置が既知
である。配列体の各素子からの信号をタイミング
をとつて送信することにより、全ての信号を軸に
沿つた空間内の点に同時に到達させることができ
る。これに対し、配列体の各素子は、各素子につ
いてその位置をベースとして遅延を与えた場合に
は、同時に信号を受信できる。配列体の形状及び
使用する時間遅延により、これらの信号を空間内
の既知の位置に構造的に加えて、所望の情報を得
ることができる。
前記したように、走査ヘツドトランスジユーサ
26は、音響信号の送受信に使用される静電トラ
ンスジユーサとして働く。このトランスジユーサ
は、同心的な配列素子58,59,61及び62
の半径方向平面によつて係合される金属化ホイル
53で構成される。ホイル53の片面は、キヤパ
シタの一方の電極として働き、フイルム自体は、
キヤパシタの誘電体であり、そして配列体素子の
金属面64は、キヤパシタの他方の電極である。
この配列体の活性領域は、フイルム即ちホイル5
3に接触した表面領域64である。
この配列体の物理的な特徴は、所望の全横方向
分解能、アパーチヤの物理的なサイズ限界、作動
周波数、及び配列体の中心にどれ程接近させて目
標物即ち物体を観察しなければならないかによつ
て決定される。これらフアクタの幾つかは、互い
に相反するものである。配列体に大きなアパーチ
ヤを持たせるべき場合には、外側のリングが、配
列体に最も近い所望の点でビーム巾の半分が目標
物に当たるような回折パターンをとらねばならな
い。アパーチヤが4インチ(10cm)で、配列体か
ら実際に2インチ(5cm)離れたところで目標物
を観察する場合には、素子の巾が約0.024インチ
(0.6mm)でなければならない。このように素子の
巾が非常に狭いことにより、非常に僅かな信号し
か受信できないので受信器の感度が不充分とな
る。この制約を解消するために、受信器の感度が
良好となるように素子の巾を充分に増加した。
上記特徴のシステム、装置及び方法では、画質
のよい音響像を実時間ベースで形成することがで
き、これはロボツトの使用目的に特に有用であ
る。整相配列体の各素子は、4つ全部のローブを
合成した時に非常に指向性のある超音波ビームを
形成するような別々の静電トランスジユーサとし
て働く。
前記したように、送信出力を大きくすると共
に、付加的な受信領域を設け、これにより、信号
対雑音比を改善して、距離分解能を改善できるよ
うにするためには、環状配列体の外側の環状素子
をより厚いものにするか、半径方向寸法をより大
きくすることが所望される。然し乍ら、厚い外側
リングを用いた場合には、リングが厚い程、配列
体から相当の距離離れるまで、配列体の中心軸に
沿つて所望の位置へあまりエネルギを回折しなく
なり、トランスジユーサは、非常に至近にある物
体を造影することが非常に困難になる。又、空気
中での減衰により、離れた距離に置かれた物体か
らのエコーを受信することは困難である。この形
式の装置では、色々なサイズの物体を容易に造影
できることが分つた。例えば、トランスジユーサ
の前方約1フイート(30cm)に配置された直径
0.007インチ(0.18mm)のワイヤを、中心周波数
が約250KHzで帯域巾50%の広帯域パルスを用い
て、容易に造影することができることが分かつ
た。
本発明の別の実施例が第10図及び第11図に
示されており、この場合には、トランスジユーサ
26にミラー111が取り付けられている。この
ミラー111は、アルミニユームのような適当な
材料の円柱状本体112で形成することができ
る。本体112の中心部にはくぼみ113が延び
ており、これは円錐を切断した形態であり、本体
112の上面及び下面114及び116を通つて
延びている。くぼみ113を形成する面は、比較
的光沢があり、外側の環状素子62aの面64か
らの超音波エネルギを反射するミラーとして働く
ように適当な角度がつけられている。ミラー11
1は、L字型ブラケツト117を使用するが如き
適当なやり方でトランスジユーサ26に固定する
ことができ、このブラケツトは、溶接の如き適当
な手段によつて本体112に固定され、そしてネ
ジ118の如き適当な手段によつてトランスジユ
ーサ26に固定される。ミラー112を使用する
ことにより、環状素子からのビームパターンを整
相配列体の軸に向かつて曲げることができ、それ
故、上記で述べた理由により、相当に厚みのある
素子を半径方向に使用することができる。
第10図及び第11図では、外側の環状素子6
2のみに対して1つのミラー111が使用されて
いるが、配列体の他の環状素子にもミラーを使用
できることが明らかである。従つて、第12図に
示すように、環状素子61及び59に対して更に
別のミラー121及び122を設けることができ
る。これにより、素子61の厚みをより厚くする
ことができる。又、素子59も、若干厚く作るこ
とができる。第12図に矢印で示されたように、
これらのミラーは、素子から出る超音波線の少な
くとも若干を、環状配列体の軸に沿つて集束する
方向に曲げる。環状トランスジユーサの使用可能
な至近距離は、各素子からのエネルギを配列体の
対称軸に集束できるような距離である。これらの
ミラーにより標準素子よりも大きな素子を使用す
ることができ、ひいては、大きな出力を使用する
ことができる。又、これらの素子は、信号の受信
に対して信号対雑音比を改善することができ、ひ
いては、整相配列体の距離、分解能及び精度を改
善することができる。
第13図及び第14図には、整相配列体に関連
して多数のミラーを使用した時に特に適用できる
ミラー構造体126が示されている。従つて、第
13図及び第14図に示されたように、本体11
2が設けられ、これはくぼみ113を形成するミ
ラー面を有している。支持構造体127がくぼみ
113内に取り付けられており、この構造体には
3つの脚128が設けられている。これらの脚
は、中心で接合され、本体112に取り付けられ
る。第12図に示されたミラー121及び122
は、これらミラーに設けられた開口を通して脚1
28を延ばすような適当なやり方でこの構造体1
27に取り付けることができ、そしてこれらミラ
ーは、図示されたように、配列体の関連素子から
のビームを適切に反射する所定の角度で取り付け
配置される。面113の場合と同様に、ミラー1
21及び122によつて与えられる面は、幾何学
的には、円錐の切断された部分によつて表わされ
る。本体112によつて与えられる面113及び
ミラー121及び122与えられる面は、必ずし
も金属面でなくてもよい。然し乍ら、これらの面
は、音を吸収せず、反射することが必要である。
従つて、これらの面は、金属で作られるのに加え
て、プラスチツクで作ることもでき、更には、音
を吸収しない比較的固い面を有するものであれば
紙で作ることもできる。
本発明の更に別の実施例が第15図に示されて
おり、ここにはトランスジユーサ131が示され
ている。このトランスジユーサは、以上に述べた
形式のものであるが、前記実施例の場合のように
4つの素子が設けられるのではなく3つの素子の
みが設けられている。従つて、このトランスジユ
ーサは、円柱の形態の中央素子132と、中間の
環状素子133と、外側の素子134とで構成さ
れる。素子133及び134は、このような配列
体では、半径方向厚みを、通常計算される半径方
向厚みよりも厚くすることができ、前記実施例の
場合よりも送信及び受信容量を大きくすることが
できる。これを可能にするため、音響ホーン構造
体136が設けられる。このホーン構造体には、
素子134及び133に各々関連した音響通路1
37及び138が設けられている。これら音響通
路の各々は、ホーン状の内部通路141を含み、
これは、環状素子134の半径方向寸法に対応す
るに充分な大きさであるが、音波ガイド142に
向かつて細くなり、このガイド142は、ホーン
状の外側通路143へと開いている。従つて、実
際には、音波を曲げる音響屈曲部として働いて配
列体から比較的短い距離内で配列体の軸上に音波
を向けるような二重ホーン状構成体が設けられる
ことが明らかである。第15図の矢印から明らか
なように、この二重ホーン構造体は、環状素子1
34から超音波エネルギを取り出しこれを音波ガ
イドに向かつて細くし、その後、色々な方向に広
げてトランスジユーサ131の環状配列体の軸上
に集束させるように働く。音響ホーン構造体13
6は、その前面からみると、音を通す同心開口即
ちスロツトを有していることが明らかである。こ
の音響ホーン構造体は、音を吸収しない適当な材
料、例えば、金属又はプラスチツクで形成するこ
とができる。
本発明を、主に、ロボツトの分野に関連して説
明したが、本発明の装置、システム及び方法は、
例えば、医学の分野のような他の分野にも利用で
きることが明らかである。ホーン、レンズ又はミ
ラー構造体は、医学用の環状整相配列体の特に外
側のリングについて(これら外側のリングは内側
のリングよりも薄くなる傾向がある)造影の質を
著しく改善する。以上に述べたロボツトの分野
は、空気を介して像を形成する場合であつた。医
学の分野では、水又は体液のような液体を介して
像を形成することがしばしばである。以上に述べ
たミラー及びホーン構造体を医学の分野に利用し
た場合には、多量の送信出力を与えることができ
且つ受け取られる音響エネルギに対してより高い
感度を得ることができ、これにより、深い視野か
ら鮮明な像を形成ができるような装置が提供され
る。或いは又、このような場合にレンズを使用す
ることができる。
本発明による更に別のシステムが第16図に示
されている。このシステムは、以上に述べた形式
のトランスジユーサの4個の素子31で構成され、
これらは送受スイツチ33に接続される。送受ス
イツチ33は、単一チヤンネルの受信器/検出器
151に接続され、これは、例えば中央素子のよ
うな単一の素子31に接続される。受信器151
の出力は、入/出力(I/O)コンピユータイン
ターフエイス、タイマ及び送信遅延テーブルを含
むブロツク152に接続される。ブロツク152
は、前記したような一般型コンピユータのバス出
力に接続される。又、ブロツク152は、ビーム
整形器として働く複数の遅延信号発生器153に
も接続される。この遅延信号発生器153は、多
チヤンネル送信器154に接続され、この送信器
は、送受スイツチ33を経て多数の素子31に接
続される。従つて、動的(可変)な送信集束を用
いて、トランスジユーサの素子31で形成された
超音波エネルギを集束するようなシステムが提供
されたことが明らかであろう。このような動的集
束を与えることにより、最初、比較的広い領域に
弱く集束を行ない、次いで、最初のエコーを受け
取つた後、物体の距離を測定することができる。
その後、先鋭な集束を行ない、感知される物体の
至近領域にある小面域に超音波エネルギを集束さ
せる。このようにして、物体について高い分解能
を得ることができる。このシステムでは単一チヤ
ンネル受信器を使用することにより、システムが
相当に簡単化されると共に、コストが節減され
る。
本発明によるシステムの更に別の実施例が第1
7図に示されており、ここでは、単一のトランス
ジユーサ素子31が使用され、送受スイツチ15
6に接続される。この送受スイツチ156は、単
一チヤンネル受信器/検出器157に接続され
る。この受信器/検出器157は、超音波走行時
間又は目標物距離測定機能を有するタイマボード
158に接続される。このボード158は、一般
のデジタル式距離表示装置159に接続される。
送受スイツチ156は、自走もしくはパルスモー
タで作動できる送信器151にも接続される。こ
の送信器は、タイマボード158に接続され、タ
イマ同期パルスをタイマボード158に供給す
る。
第17図のシステムから明らかなように、この
システムは、本発明の前記実施例の場合よりも簡
単化されている。送信及び受信の両方に対して1
つのチヤンネルしか設けられていない。例えば、
直径1インチの単一のピストントランスジユーサ
が素子31として用いられる。第17図に示した
システムよつて与えられる横方向分解能は、前記
のシステムで与えられる分解能より低い。然し乍
ら、第17図のシステムは、目標物までの距離情
報しか所望されないような低コストで簡単なシス
テムを提供することが望まれる場合には効果的で
ある。例えば、製材所での板の縁検出にこのよう
なシステムが利用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による装置、システム及び方
法をロボツトの分野に用いた場合の斜視図、第2
図は、本発明による典型的なシステムの概略図、
第3図は、本発明によるトランスジユーサを、或
る部分を破断して示した側面図、第4図は、第3
図に示したトランスジユーサを第3図の4−4線
に沿つてみた前面図、第5図は、第3図の5−5
線に沿つた断面図、第6図は、第5図の6−6線
に沿つた図、第7図は、第3図のトランスジユー
サの後面図、第8図は、第3図に示したトランス
ジユーサの分解図、第9図は、トランスジユーサ
の軸に向けられた各素子の回折を示すグラフ、第
10図は、第3図のトランスジユーサに関連して
用いられるミラーの側面図、第11図は、第10
図の11−11線にミラーの平面図、第12図
は、第10図及び11図に示した形式のミラーを
第3図の形式のトランスジユーサに関連して用い
た場合の作用を示すグラフ、第13図は、本発明
による別のトランスジユーサの平面図、第14図
は、第13図の14−14線に沿つた断面図、第
15図は、本発明によるトランスジユーサの更に
別の実施例を示す図、第16図は、多数のチヤン
ネルで送信しそして1つのチヤンネルで受信する
本発明の別のシステムのブロツク図、そして、第
17図は、1つのチヤンネルで送信及び受信を行
なう本発明の更に別のシステムを示すブロツク図
である。 21……ロボツト、22……コンソール、23
……ビデオモニタ、24……オーバーヘツドアー
ム、26……超音波トランスジユーサ、27……
コンベア、28……ネジ、29……ワツシヤ、3
3……送受スイツチ、34……4チヤンネル送信
器、36……4チヤンネル受信器、37……電
源、38……両方向性アドレス/データバス、3
9……単一ボードコンピユータ、41……インタ
ーフエイスブロツク、42……ホストコンピユー
タ、44……受信ビーム整形器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 開口を有する本体、この本体により支持さ
    れ、そしてこの開口に配置されている堅いバツク
    プレート、このバツクプレートにより支持され、
    そして平らな面をつくつている金属素子、この金
    属素子の上になつているしなやかな絶縁材料層、
    そして金属素子から遠い側の絶縁材料層の面上に
    配置された薄い導電材料層を備え、上記の金属素
    子の平らな面は、上記のしなやかな絶縁材料層に
    面して不規則に配置された多数の弧状の細い溝を
    有していることを特徴とする超音波トランスジユ
    ーサ。 2 キヤパシテイタイプのトランスジユーサ、パ
    ルスを供給する送信手段、受信手段、送受スイツ
    チそして伝達超音波エネルギーをつくるため上記
    のトランスジユーサに上記の送信手段からパルス
    を供給させるように上記の送受スイツチを操作
    し、そして上記のトランジユーサが受けた反射超
    音波エネルギーを受ける手段を備え、上記のトラ
    ンスジユーサは開口を有する本体、この本体によ
    り支持され、そしてこの開口に配置されている堅
    いバツクプレート、このバツクプレートにより支
    持され、そして平らな面をつくつている金属素
    子、この金属素子の上になつているしなやかな絶
    縁材料層、そして金属素子から遠い側の絶縁材料
    層の面上に配置された薄い導電材料層を備え、上
    記の金属素子の平らな面は、上記のしなやかな絶
    縁材料層に面して不規則に配置された多数の弧状
    の細い溝を有していることを特徴とする対象物を
    検出する超音波装置。 3 平らな面を作つている金属素子、この金属素
    子の上になつているしなやかな絶縁材料層、そし
    て金属素子から遠い側の絶縁材料層の面上に配置
    された薄い導電材料層を備えたキヤパシテイタイ
    プのトランジユーサの金属素子の処理方法におい
    て、上記金属素子の平らな面にサンドペーパを当
    てて両者を相対的に回転させ、上記の平らな面に
    不規則に配置された多数の弧状の細い溝を形成
    し、その後その平らな面を化学的にエツチングす
    ることを特徴とするトランスジユーサの金属素子
    の処理方法。
JP59193795A 1983-09-15 1984-09-14 超音波トランスジューサ、超音波装置そして超音波トランスジューサの製造方法 Granted JPS60185183A (ja)

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