JPH047249Y2 - - Google Patents

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JPH047249Y2
JPH047249Y2 JP1985120352U JP12035285U JPH047249Y2 JP H047249 Y2 JPH047249 Y2 JP H047249Y2 JP 1985120352 U JP1985120352 U JP 1985120352U JP 12035285 U JP12035285 U JP 12035285U JP H047249 Y2 JPH047249 Y2 JP H047249Y2
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ripper
mounting plate
bracket
bolt
bulldozer
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、簡単にリツパを脱着できる湿地用の
ブルドーザに関するものである。
(従来の技術) 実開昭54−65504号公報に示されるように、掘
削機(バツクホー)の走行機体にドーザ装置を設
けたドーザ作業車がある。前記ドーザ装置は、油
圧シリンダにより上下動される一対のアームによ
つてブレードを支持し、また、このドーザ装置
は、左右のクローラ型走行装置の内側にアームを
設けたインサイドアーム型であり、このアームの
下側に垂下したフレームをボルトのみにより取付
け、このフレームに杭状のアスフアルト破砕爪を
ボルトのみにより着脱可能に取付けたものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) このドーザ作業車は、破砕爪やフレームのよう
な重量物を位置合せしながらボルト止めしなけれ
ばならないから、それらの取付けを容易に行うこ
とができない、また、ボルトのみで破砕爪やフレ
ームを連結しているので、前後方向の剪断力を直
に受ける部分に片持ちのボルトが設けられ、作業
時の負荷をこのボルトのみにより直に受けるた
め、そのボルトに剪断、曲げ等の荷重が集中し、
ボルトの早期破壊を招くおそれがあるなどの技術
的課題がある。
さらに、前記インサイドアーム型のドーザ装置
では、アームの外側にもフレームを介し破砕刃が
設けられているから、作業している破砕爪に対す
る荷重のかかり方によつては、偏荷重がフレーム
を通して水平方向の曲げ力としてアームを歪める
方向にも作用するので、アームの損壊を招くなど
アーム自体の剛性に重大な影響を及ぼすおそれが
あるなどの技術的課題もある。
本考案は、このような点に鑑みなされたもので
あり、リツパ取付機能を有しない湿地用ブルドー
ザにも、簡単な改良を加えることによりリツパを
容易に着脱でき、かつソケツト構造のブラケツト
および湿地用ブルドーザの耐荷重性に優れたプツ
シユアームを利用してリツパを強固に保持でき、
過酷なリツパ作業にも耐え得るリツパ脱着型ブル
ドーザを提供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、車体2の両側に設けられたトラツク
ガイドフレーム4の外側にプツシユアーム6の基
端が回動自在に軸着され、この両側のプツシユア
ーム6の先端間にブレード8が回動自在に軸支さ
れた湿地用ブルドーザにおいて、前記プツシユア
ーム6の下面であつてブレード軸支部分の近傍
に、内部に嵌合溝24が設けられ下面部に挿入溝
25が開口され一端に止板26が設けられ他端に
リツパ挿入口27が開口されたソケツト状のブラ
ケツト21を固着し、このブラケツト21にリツ
パ31を、このリツパ31の上端に一体に設けた
取付板38を前記リツパ挿入口27から前記止板
26で係止されるまで前記嵌合溝24および挿入
溝25内に嵌入することにより、脱着自在にスラ
イド装着し、前記ブラケツト21および取付板3
8を貫通して挿入したボルト39とこのボルト3
9に螺合するナツト40との締付けにより、前記
リツパ31の取付板38を固定したリツパ脱着型
ブルドーザである。
(作用) 本考案は、前記リツパ31を装着するときは、
前記プツシユアーム6を上げ、このプツシユアー
ム6の下面に設けられたソケツト状のブラケツト
21のリツパ挿入口27から、嵌合溝24および
挿入溝25内に、リツパ31の上端の取付板38
を嵌入して、止板26で係止位置決めし、さら
に、前記ブラケツト21および取付板38を貫通
してボルト39を挿入し、このボルト39とナツ
ト40との締付けにより、前記リツパ31の取付
板38を固定する。そして、前記リツパ31によ
り掘削作業を行なう時は、前記プツシユアーム6
を下してリツパ31を地面に挿入し、車体2をリ
ツパ嵌入方向と反対の方向に移動させる。また、
ソケツト状のブラケツト21がボルト39を破壊
しようとする曲げ等の荷重を支承するとともに、
止板26がブラケツト21および取付板38を貫
通して挿入したボルト39とともにリツパ嵌入方
向の荷重を受ける。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す一実施例を参照して
詳細に説明する。
第1図に示すように、1は湿地(泥濘地、圃
場、砂地等の不整地)での使用に適する湿地用の
ブルドーザであり、この種のブルドーザは、その
車体2の両側に設けたトラツク(履帯)3の接地
長および履板幅が、スタンダードタイプのブルド
ーザに比べ大きく、農用に適する。そして、この
種の湿地用ブルドーザの後部には、リツパが装着
されていない。車体2の後部にリツパリンケー
ジ、リツパビームおよびリツパシリンダ等により
リツパを装着すると大幅な重量増となり、湿地で
の作業ができなくなるからである。
この湿地用ブルドーザ1は、車体2の両側に設
けられたトラツクガイドフレーム4の外側に軸5
により、プツシユアーム6の基端が回動自在に軸
着され、この両側のプツシユアーム6の先端間に
軸7によりブレード8が回動自在に軸支されてい
る。
そして、車体2の両側部に回動自在に軸支され
たリフトシリンダ9により、前記ブレード8およ
びプツシユアーム6が前記軸5を中心に昇降駆動
される。また前記プツシユアーム6と前記ブレー
ド8の上部との間に設けられたチルトシリンダ1
0により、前記ブレード8が前記軸7を中心に回
動される。
このようなブルドーザにおいて、第1図に示す
ように、前記両側または片側のプツシユアーム6
の下面であつてブレード軸支部分の近傍に、ソケ
ツト状に形成されたブラケツト21が溶接付けさ
れている。
第2図に示すように、このブラケツト21は、
主として、上板22と、この上板22の下側に溶
接付けされた一対のL形部材23とからなり、前
記上板22と前記L形部材23との間に嵌合溝2
4が設けられ、また前記一対のL形部材23間に
挿入溝25が設けられている。そして、このブラ
ケツト21の前側部は止板26により閉塞され、
後側部は開口されている。その開口がリツパ挿入
口27になる。
次に第3図に示すように、前記両側または一側
のブラケツト21に矢印方向からリツパ31を装
着する。このリツパ31は、リツパシヤンク32
の下端のツース33を後進方向に向けてセツトさ
れる。またこのリツパ31としては、チゼルプラ
ウ(ローム社製農用アタツチメントの商品名)を
利用するとよい。
第4図等に示すように、前記リツパ31の上端
には、ボルト36およびナツト37の締付けによ
り一対のL形取付板38が固定されているので、
この取付板38を前記ブラケツト21のリツパ挿
入口27から止板26で係止されるまで嵌合溝2
4および挿入溝25の内部に嵌入して位置決め
し、そして、前記上板22、取付板38および一
側のL形部材23にボルト39を貫通して挿入
し、このボルト39にナツト40を螺合し、両者
を締付けることにより、前記ブラケツト21に前
記取付板38を固定する。なお、この取付板38
と前記リツパ31との間には、第3図に示される
ステー41が設けられている。
そうして、前記リツパ31を脱着するときは、
第1図および第3図に示されるように、前記プツ
シユアーム6を上げ、作業者が前記リツパ31を
抱えるようにして、前記ブラケツト21に対しリ
ツパ31の取付板38をスライドさせる。
また前記リツパ31により掘削作業を行なう時
は、前記プツシユアーム6を下してリツパ31の
先端ツース33を地面に挿入し、車体2を後進さ
せる。この車体2の後進力により、前記リツパ3
1が、地面の固い不透水層等を破壊し、水はけを
よくするとともに、地面の被整地性を向上させ
る。このリツパ作業時に、ソケツト状のブラケツ
ト21がボルト39を破壊しようとする曲げ等の
荷重を支承するとともに、止板26およびボルト
39がリツパ嵌入方向の荷重を受ける。
このリツパ31によるリツピング作業の後は、
リツパ31を取外してブレード8により整地作業
を行う。
なお、トラツクガイドフレーム4の外側に設け
られてブレード8の左右端を支持するアウトサイ
ドアーム型のプツシユアーム6は、ブレード軸支
部分に作用する車両進行方向に対向する荷重に対
し優れた安定性および強度を確保できるよう設計
されているが、この既存構造をうまく利用して、
ブレード軸支部分の近傍にブラケツト21を介し
リツパ31を装着することにより、リツパ31に
かかる大荷重に対し構造物として優れた剛性を維
持でき、プツシユアーム6が変形するおそれを防
止できるとともに、プツシユアーム6の下面にブ
ラケツト21を介してリツパ31を直に付けるこ
とにより、重量増を嫌う湿地用(低接地圧用)の
ブルドーザにて、リツパ装置の軽量化を図ること
ができる。このように、プツシユアーム6の剛性
を損なうことなく、軽量リツパを装着することが
できるから、リツパ装着により仕様を変更する必
要がなく、実用性大である。そして、この湿地用
ブルドーザと軽量リツパとの組合わせにより、農
地での「天地返し」等の作業を効率良く行うこと
ができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、プツシユアームの下面に設け
られたソケツト状のブラケツトのリツパ挿入口か
ら、嵌合溝および挿入溝内に、リツパの上端の取
付板を嵌入して止板で係止し、さらに、前記ブラ
ケツトおよび取付板を貫通してボルトを挿入し、
ナツトとで締付けることにより、リツパの取付板
を固定するようにしたから、リツパを装着すると
きは、前記ソケツト状のブラケツト内にリツパ上
端の取付板を止板まで嵌入するだけで、ブラケツ
トとリツパの取付板とが止板により自動的に位置
決めされ、ボルト止めを極めて容易に行なうこと
ができる。かつ、前記リツパの取付板を包み込む
ソケツト状のブラケツトは、構造的に耐久性があ
り、このソケツト状のブラケツトが、ボルトを破
壊しようとする曲げ等の荷重を支承するので、ま
た、前記止板が、ブラケツトおよび取付板を貫通
して挿入したボルトとともにリツパ嵌入方向の荷
重を受けるので、ボルトのみで取付ける場合に比
べ、はるかに優れた耐荷重性能を示し、過酷なリ
ツパ作業にも十分耐え得る。
併せて、本考案は、トラツクガイドフレームの
外側にプツシユアームが設けられた(アウトサイ
ドアーム型の)湿地用ブルドーザにおいて、プツ
シユアームの下面であつて強度的に優れているブ
レード軸支部分の近傍にブラケツトを介しリツパ
を直に装着することにより、重量増を嫌う湿地用
(低接地圧用)のブルドーザに、プツシユアーム
の剛性を損なうことなく、軽量リツパを装着する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のブルドーザにおいてリツパ取
外状態を示す正面図、第2図はその要部を下側よ
り見た斜視図、第3図はそのリツパ装着状態をや
や下側より見た斜視図、第4図はそのリツパ装着
部を後側より見た斜視図である。 2……車体、4……トラツクガイドフレーム、
6……プツシユアーム、8……ブレード、21…
…ブラケツト、24……嵌合溝、25……挿入
溝、26……止板、27……リツパ挿入口、31
……リツパ、38……取付板、39……ボルト、
40……ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体の両側に設けられたトラツクガイドフレー
    ムの外側にプツシユアームの基端が回動自在に軸
    着され、この両側のプツシユアームの先端間にブ
    レードが回動自在に軸支された湿地用ブルドーザ
    において、 前記プツシユアームの下面であつてブレード軸
    支部分の近傍に、内部に嵌合溝が設けられ下面部
    に挿入溝が開口され一端に止板が設けられ他端に
    リツパ挿入口が開口されたソケツト状のブラケツ
    トを固着し、 このブラケツトにリツパを、このリツパの上端
    に一体に設けた取付板を前記リツパ挿入口から前
    記止板で係止されるまで前記嵌合溝および挿入溝
    内に嵌入することにより、脱着自在にスライド装
    着し、 前記ブラケツトおよび取付板を貫通して挿入し
    たボルトとこのボルトに螺合するナツトとの締付
    けにより、前記リツパの取付板を固定したことを
    特徴とするリツパ脱着型ブルドーザ。
JP1985120352U 1985-08-06 1985-08-06 Expired JPH047249Y2 (ja)

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JP1985120352U JPH047249Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

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JP1985120352U JPH047249Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

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JPS6231169U JPS6231169U (ja) 1987-02-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5465504U (ja) * 1977-10-17 1979-05-09

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