JPH0471121B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0471121B2 JPH0471121B2 JP58067702A JP6770283A JPH0471121B2 JP H0471121 B2 JPH0471121 B2 JP H0471121B2 JP 58067702 A JP58067702 A JP 58067702A JP 6770283 A JP6770283 A JP 6770283A JP H0471121 B2 JPH0471121 B2 JP H0471121B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stud
- repair
- worn
- welding
- boiler tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000008439 repair process Effects 0.000 claims description 32
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 230000004927 fusion Effects 0.000 claims description 3
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 6
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
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- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
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- 239000011819 refractory material Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ボイラーチユーブのスタツド補修
法に関するものである。
法に関するものである。
ボイラーチユーブは一般にその腐蝕に対する保
護や断熱効率を高めるため外周の少なくとも一部
に沿つて多数のスタツドが溶植され耐火材を支持
している。これらのスタツドはボイラーチユーブ
の使用条件によつて異なるが通常3〜5年程でそ
の先端が先細に焼耗する。実際には第1図に示す
ように同一ボイラーチユーブにおいてもその部位
によつてスタツドの焼耗状態にばらつきが生じ、
第1図のイの場合は焼耗スタツドはかなりの高さ
を有しており、先端は丸くとがつている。第1図
のロの場合にはイに比べて焼耗がかなり進行して
おり、高さが低くなり、先端は一層丸くなつてい
る。
護や断熱効率を高めるため外周の少なくとも一部
に沿つて多数のスタツドが溶植され耐火材を支持
している。これらのスタツドはボイラーチユーブ
の使用条件によつて異なるが通常3〜5年程でそ
の先端が先細に焼耗する。実際には第1図に示す
ように同一ボイラーチユーブにおいてもその部位
によつてスタツドの焼耗状態にばらつきが生じ、
第1図のイの場合は焼耗スタツドはかなりの高さ
を有しており、先端は丸くとがつている。第1図
のロの場合にはイに比べて焼耗がかなり進行して
おり、高さが低くなり、先端は一層丸くなつてい
る。
このように各スタツドは必ずしも一様に焼耗せ
ず、従つて定期的に検査して必要な補修を施す必
要がある。
ず、従つて定期的に検査して必要な補修を施す必
要がある。
従来行なわれてきた補修法としてはボイラーチ
ユーブの周囲に溶植されたスタツドのうち補修を
必要とする程度まで先端の焼耗したスタツド基部
或いは所定の高さの部位で切断して各端を平面に
成形し、その切断面に別個に用意した補修用スタ
ツドをコンデンサ放電型スタツド溶接法や手溶接
により溶接する方法がある。しかしながらこのよ
うな従来の補修法では焼耗したスタツドを一本一
本切断する作業を伴なうため、相当な手間と時間
がかかり、能率的でない。またこの種の補修作業
は通常ボイラーチユーブの配管されている現場
で、配管状態のまま行なわれるので、上述のよう
な切断作業は作業がやりにくいだけでなく、各焼
耗スタツドを所望の位置で水平に切断するのはむ
ずかしく、しばしば斜めに切断され、その結果補
修スタツドが斜めに立植されたり、溶接不良の生
じる恐れがあつた。また手溶接の場合には補修用
スタツドを溶接する際の熱応力のためボイラーチ
ユーブに歪を生じさせるという欠点があつた。
ユーブの周囲に溶植されたスタツドのうち補修を
必要とする程度まで先端の焼耗したスタツド基部
或いは所定の高さの部位で切断して各端を平面に
成形し、その切断面に別個に用意した補修用スタ
ツドをコンデンサ放電型スタツド溶接法や手溶接
により溶接する方法がある。しかしながらこのよ
うな従来の補修法では焼耗したスタツドを一本一
本切断する作業を伴なうため、相当な手間と時間
がかかり、能率的でない。またこの種の補修作業
は通常ボイラーチユーブの配管されている現場
で、配管状態のまま行なわれるので、上述のよう
な切断作業は作業がやりにくいだけでなく、各焼
耗スタツドを所望の位置で水平に切断するのはむ
ずかしく、しばしば斜めに切断され、その結果補
修スタツドが斜めに立植されたり、溶接不良の生
じる恐れがあつた。また手溶接の場合には補修用
スタツドを溶接する際の熱応力のためボイラーチ
ユーブに歪を生じさせるという欠点があつた。
この発明の目的は、従来の補修法において不可
欠であつた切断や切削工程を必要せず、補修用ス
タツドの溶接時の熱応力による実質的影響を伴な
わずしかも補修用スタツドを垂直に溶接できるボ
イラーチユーブのスタツド補修法を提供すること
にある。
欠であつた切断や切削工程を必要せず、補修用ス
タツドの溶接時の熱応力による実質的影響を伴な
わずしかも補修用スタツドを垂直に溶接できるボ
イラーチユーブのスタツド補修法を提供すること
にある。
この目的のため、ボイラーチユーブに溶植され
ている焼耗した先端の丸くなつて比較的短かくな
つた焼耗スタツドの先端に補修用スタツドを立植
するこの発明による方法は、焼耗スタツドの最大
径より若干大きな内径と少なくとも該スタツドの
最大高さに相応した高さとをもつアークシールド
を用い、溶接ガンに装着した補修用スタツドを補
修すべき焼耗スタツドの先端に位置決めして上記
アークシールドにより焼耗スタツドの高さより高
い溶融部空間を形成し、アークスタツド溶接法に
より直接焼耗スタツド上に補修用スタツドを同軸
状に溶接することを特徴としている。
ている焼耗した先端の丸くなつて比較的短かくな
つた焼耗スタツドの先端に補修用スタツドを立植
するこの発明による方法は、焼耗スタツドの最大
径より若干大きな内径と少なくとも該スタツドの
最大高さに相応した高さとをもつアークシールド
を用い、溶接ガンに装着した補修用スタツドを補
修すべき焼耗スタツドの先端に位置決めして上記
アークシールドにより焼耗スタツドの高さより高
い溶融部空間を形成し、アークスタツド溶接法に
より直接焼耗スタツド上に補修用スタツドを同軸
状に溶接することを特徴としている。
従つて、この発明の方法によれば、補修すべき
焼耗スタツドを切断或いは切削することなく、そ
のまま直接その先端に補修用スタツドを立植する
ので、作業能率を飛躍的に向上させることがで
き、またアークシールドにより焼耗スタツドの高
さより高い溶融部空間を形成しているので、補修
用スタツドの位置決めが容易となるだけでなく、
良好な溶接品質を保証することができる。
焼耗スタツドを切断或いは切削することなく、そ
のまま直接その先端に補修用スタツドを立植する
ので、作業能率を飛躍的に向上させることがで
き、またアークシールドにより焼耗スタツドの高
さより高い溶融部空間を形成しているので、補修
用スタツドの位置決めが容易となるだけでなく、
良好な溶接品質を保証することができる。
以下添附図面の第2〜3図を参照してこの発明
をさらに説明する。
をさらに説明する。
第2図には溶接準備状態を示し、1はボイラー
チユーブ、2はボイラーチユーブ1に溶植されて
いる補修すべき焼耗スタツドであり、その丸くな
つた先端に対して図示しないアークスタツド溶接
ガンに装着した補修用スタツド3が位置決めされ
る。アークシールド4は、その先端4aがボイラ
ーチユーブ1の外周面の一部に当接し、補修すべ
き焼耗スタツド2および補修用スタツド3の先端
部位を包囲できる溶融部空間5を形成するように
寸法決めされる。この場合溶接ガンに装着される
補修用スタツド3とアークシールド4との関係
は、溶接前においてアークシールド4の先端4a
から補修用スタツド3の先端までの距離が最も焼
耗したスタツドの高さ(すなわち一番低いスタツ
ドの高さ)より僅かに短かくなるように決められ
る。
チユーブ、2はボイラーチユーブ1に溶植されて
いる補修すべき焼耗スタツドであり、その丸くな
つた先端に対して図示しないアークスタツド溶接
ガンに装着した補修用スタツド3が位置決めされ
る。アークシールド4は、その先端4aがボイラ
ーチユーブ1の外周面の一部に当接し、補修すべ
き焼耗スタツド2および補修用スタツド3の先端
部位を包囲できる溶融部空間5を形成するように
寸法決めされる。この場合溶接ガンに装着される
補修用スタツド3とアークシールド4との関係
は、溶接前においてアークシールド4の先端4a
から補修用スタツド3の先端までの距離が最も焼
耗したスタツドの高さ(すなわち一番低いスタツ
ドの高さ)より僅かに短かくなるように決められ
る。
このように補修すべき焼耗スタツド2に対して
補修用スタツド3を位置決めした状態において溶
接ガンを焼耗スタツド2に向つて押し付けて焼耗
スタツド2に補修用スタツド3を圧接させ、溶接
トリガーを引くことにより補修用スタツド3が焼
耗スタツド2の先端より僅かに引き上げられると
同時に溶接電流が両スタツド2,3を介して流
れ、それらの間にアークが発生され、その後再び
補修用スタツド3が焼耗スタツド2に向つて突き
込まれ、両スタツド2,3は溶着される。この場
合、溶接時間が極めて短かく、ほとんど瞬間的で
あるため、溶接時の熱応力によつてボイラーチユ
ーブ1は実質的に影響を受けない。
補修用スタツド3を位置決めした状態において溶
接ガンを焼耗スタツド2に向つて押し付けて焼耗
スタツド2に補修用スタツド3を圧接させ、溶接
トリガーを引くことにより補修用スタツド3が焼
耗スタツド2の先端より僅かに引き上げられると
同時に溶接電流が両スタツド2,3を介して流
れ、それらの間にアークが発生され、その後再び
補修用スタツド3が焼耗スタツド2に向つて突き
込まれ、両スタツド2,3は溶着される。この場
合、溶接時間が極めて短かく、ほとんど瞬間的で
あるため、溶接時の熱応力によつてボイラーチユ
ーブ1は実質的に影響を受けない。
またアークシールド4によつて溶融部空間5を
限定しているので、溶接時の溶融金属は溶接部周
囲に留まり、従つて第3図に示すように溶接部に
確実に余盛り6が形成され、良好な溶接部が形成
され得る。
限定しているので、溶接時の溶融金属は溶接部周
囲に留まり、従つて第3図に示すように溶接部に
確実に余盛り6が形成され、良好な溶接部が形成
され得る。
以上説明してきたように、この発明によれば、
従来の方法に比べて作業性に優れ、スタツド補修
の手間を大幅に軽減できる有用な補修法が提供さ
れる。
従来の方法に比べて作業性に優れ、スタツド補修
の手間を大幅に軽減できる有用な補修法が提供さ
れる。
第1図はボイラーチユーブに溶植されているス
タツドの焼耗状態を示す概略図、第2図はこの発
明による方法を実施している溶接準備状態を示す
部分断面正面図、第3図は溶接の完了した状態を
示す図である。 図中、1:ボイラーチユーブ、2:スタツド、
3:補修用スタツド、4:アークシールド、5:
溶融部空間。
タツドの焼耗状態を示す概略図、第2図はこの発
明による方法を実施している溶接準備状態を示す
部分断面正面図、第3図は溶接の完了した状態を
示す図である。 図中、1:ボイラーチユーブ、2:スタツド、
3:補修用スタツド、4:アークシールド、5:
溶融部空間。
Claims (1)
- 1 ボイラーチユーブに溶植されている焼耗して
先端の丸くなつて短くなつた焼耗スタツドの先端
に補修用スタツドを立植する方法において、焼耗
スタツドの最大径より若干大きな内径と少なくと
も該焼耗スタツドの最大高さに相応した高さとを
持つアークシールドを用い、溶接ガンに装着した
補修用スタツドを補修すべき焼耗スタツドの先端
上に位置決めしてアークシールドにより焼耗スタ
ツドの高さより高い溶融部空間を形成し、アーク
スタツド溶接法により直接焼耗スタツド上に補修
用スタツドを同軸状に溶接することを特徴とする
ボイラーチユーブのスタツド補修法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6770283A JPS59195002A (ja) | 1983-04-19 | 1983-04-19 | ボイラ−チユ−ブのスタツド補修法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6770283A JPS59195002A (ja) | 1983-04-19 | 1983-04-19 | ボイラ−チユ−ブのスタツド補修法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59195002A JPS59195002A (ja) | 1984-11-06 |
JPH0471121B2 true JPH0471121B2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=13352546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6770283A Granted JPS59195002A (ja) | 1983-04-19 | 1983-04-19 | ボイラ−チユ−ブのスタツド補修法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59195002A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57115602A (en) * | 1980-11-17 | 1982-07-19 | Omark Industries Inc | Antifriction plate and repair thereof |
-
1983
- 1983-04-19 JP JP6770283A patent/JPS59195002A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57115602A (en) * | 1980-11-17 | 1982-07-19 | Omark Industries Inc | Antifriction plate and repair thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59195002A (ja) | 1984-11-06 |
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