JPH0470367B2 - - Google Patents

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JPH0470367B2
JPH0470367B2 JP60265067A JP26506785A JPH0470367B2 JP H0470367 B2 JPH0470367 B2 JP H0470367B2 JP 60265067 A JP60265067 A JP 60265067A JP 26506785 A JP26506785 A JP 26506785A JP H0470367 B2 JPH0470367 B2 JP H0470367B2
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JP
Japan
Prior art keywords
extraction
temperature
heated
zone
furnace
Prior art date
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Application number
JP60265067A
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English (en)
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JPS62125292A (ja
Inventor
Nobunori Wakamya
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、熱間圧延ラインの加熱炉における
被加熱材の抽出停止が予想されているような非定
常操業時において、被加熱材の温度を適正に制御
しながら燃料原単位の低減を計る、加熱炉の温度
制御方法に関するものである。
〔従来の技術〕
通常の熱間圧延ラインにおいては、圧延ロール
当りの圧延本数等の制約によるロール替、圧延ピ
ツチコントロールの結果によるミル休止等によ
り、被加熱材は加熱炉通過中に少なくとも1度の
ミル休止に遭遇するので、加熱炉からの抽出も停
止される。このように、加熱炉の操業時には抽出
休止時間があるので、この間に休止時間を考慮し
ないヒートパターンで加熱すると、停止時間中も
被加熱材の温度が上昇するために抽出再開後加熱
炉から抽出される被加熱材の温度は、目標加熱温
度よりも相当高くなつて過加熱の状態になり、温
度精度不良による品質劣化となるだけではなく、
燃料的にも多大な損失となる。
従来のこの種の対策の最も簡単なものとして、
第5図に示すように抽出休止とともに、バーナの
出力を下げて被加熱材のその時の温度を維持する
ように制御し、抽出再開とともに定常の加熱パタ
ーンに戻す方法である。しかし、この方法では抽
出休止中の被加熱材を一定温度に維持すること
は、その高温度の排ガスを連続的に排出すること
になるので、熱損失が非常に大きいものであつ
た。
上記の対策よりさらに進んだ方法として例えば
特公昭60−413号公報に開示された。
抽出停止を伴なわない定常加熱パターンと、 抽出停止を伴う時の各休止時間に対応し、か
つ停止時間終了時において、炉内の被加熱材停
止位置に対応する定常加熱温度に達する上記
における定常加熱パターンより平均昇温速度の
遅い休止用加熱パターン とを予め設定しておき、休止期間中は上記の両加
熱パターン中の後者のによつて、再開後はの
パターンに沿つて上昇させる方法がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の加熱炉の温度制御方法で
は、被加熱材の停止予定位置、停止予定時間、材
料の鋼種の組み合せによつて非常に多くの停止用
のパターンを用意しなければならないことと、こ
の方法が熱損失を低減させるとしてもオン・ライ
ンの制御において、1つの被加熱材に対して上記
のような非常に多くの加熱パターンを持つこと
は、記憶容量的にも、演算速度の点でも実用性が
ないなどの問題点があつた。
この発明は、かかる問題点を解消するためにな
されたもので、被加熱材の抽出停止が予測されて
いる非定常操業中において、通常のヒートパター
ンを変更して被加熱材の温度を適正に制御しなが
ら、燃料原単位の低減を計ることができ、記憶容
量が少なく演算速度が速い加熱炉の温度制御方法
を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る加熱炉の温度制御方法は、被加
熱材の抽出停止等によつて抽出ピツチの変更が生
じる連続式加熱炉の温度を制御するに際し、新規
装入材があれば抽出停止を考慮しない在炉時間に
基づき定常操業時の加熱炉の各ゾーン出側温度を
計算してヒートパターンを求め、次にミルライン
側からの情報に基づき炉内に存在する全被加熱材
が抽出される迄の抽出ピツチ変更の有無を計算タ
イミング毎に判断し、無の場合は前回までに求め
られていたヒートパターンを保持し、有の場合
は、抽出停止ゾーンの抽出停止時間を予測し、予
測された抽出停止時間を含む在炉時間に基づき被
加熱材の抽出停止ゾーンでの非定常操業時の出側
温度を計算し、この非定常操業時の出側温度、定
常操業時の出側温度及び装入温度に基づいて、抽
出停止ゾーン出側で定常操業時の出側温度が得ら
れるように、抽出停止ゾーンより装入側の各ゾー
ン出側温度を修正することにより、前記加熱炉の
出口で抽出目標温度が得られるヒートパターンを
全被加熱材について計算タイミング毎に求め、こ
の修正されたヒートパターンに従つて前記被加熱
材を加熱するものである。
〔作用〕
この発明においては、ヒートパターン決定手段
が、新規装入材があれば抽出停止を考慮しない在
炉時間に基づき定常操業時の加熱炉の各ゾーン出
側温度を計算してヒートパターンを求め、次にミ
ルライン側からの情報に基づき炉内に存在する全
被加熱材が抽出される迄の抽出ピツチ変更の有無
を計算タイミング毎に判断し、無の場合は前回ま
でに求められていたヒートパターンを保持し、有
の場合は、抽出停止ゾーンの抽出停止時間を予測
し、予測された抽出停止時間を含む在炉時間に基
づき被加熱材の抽出停止ゾーンでの非定常操業時
の出側温度を計算し、この非定常操業時の出側温
度、定常操業時の出側温度及び装入温度に基づい
て抽出停止ゾーン出側で定常操業時の出側温度が
得られるように、抽出停止ゾーンより装入側の各
ゾーン出側温度を修正することにより、前記加熱
炉の出口で抽出目標温度が得られるヒートパター
ンを全被加熱材について計算タイミング毎に求
め、この修正されたヒートパターンに従つて被加
熱材の加熱が制御される。
〔発明の実施例〕
第1図はこの発明の一実施例による加熱炉の温
度制御の構成を示す図である。5は被加熱材のヒ
ートパターン決定手段、6は被加熱材の現状温度
計算手段、7は燃料流量設定手段、11は加熱
炉、12は燃焼用バーナ、13は炉内温度計、1
4は燃料調節弁である。
上記のようなこの発明による加熱炉の温度制御
において、通常、抽出停止を考慮しない被加熱材
のヒートパターンは、被加熱材が加熱炉11に入
つた時点で被加熱材の鋼種、抽出目標温度および
抽出停止を考慮しない在炉時間によつて、第2図
のヒートパターン1で示すように炉内位置に対応
して決定される。若し、この被加熱材が炉内位置
jゾーンにおいて抽出停止されるとすると、無制
御状態であればヒートパターン2のように変化し
て、抽出口における温度が目標抽出温度より高く
なつてしまうので、同図のヒートパターン3のよ
うに抽出停止のjゾーンまでは被加熱材の温度を
ヒートパターン1の温度より低くして制御する。
第3図は上記第2図における横軸の炉内位置の替
りに炉内時間で示したヒートパターン1,2,3
を示す線図である。
次いで、上記ヒートパターン3を求めるには、
各炉内ゾーンにおける被加熱材の温度上昇を
Δθbi、抽出停止を考慮しない各炉内ゾーンでの在
炉時間をΔti、各炉内ゾーンの被加熱材の温度上
昇割合をPiとすると、 Pi=Δθbi/Δti 〔1〕 となり、jゾーン出側における被加熱材の温度
θbjは、 θbj=θbpii=1 Pi・Δti 〔2〕 となる。但し、θbpは装入温度である。
また、jゾーンにおける抽出停止がΔtxと予測
すると、jゾーン出側での被加熱材の非定常操業
時の温度θbjxは、 θbjx=θbpj-1i=1 Pi・Δti+Pj(Δtj+Δtx) 〔3〕 となり、jゾーン出側において定常操業時の出
側温度よりPj・Δtxだけ温度が高いことになるの
で、jゾーン出側での温度を通常のヒートパター
ンでの温度θbjと一致させるため、jゾーンより
装入側の各ゾーン出側温度θbkを以下のように変
更する。
θbk=θbp+αki=1 Pi・Δti 〔4〕 (ただし、jゾーンではΔti=Δtj+Δtx) ここで α=(θbj−θbp)/(θbjx−θbp) 〔5〕 となるので、これらの〔4〕,〔5〕式より第2
図および第3図のヒートパターン3が決定され
る。
第4図は第1図の温度制御動作を説明するため
のフローチヤートである。先ず、炉内に新規装入
材があれば、従来方法に従つて抽出停止等を考慮
しない通常の在炉時間のヒートパターンを計算す
る。次に、ミルライン側からの情報を基に炉内に
存在する全スラブが抽出されるまでの抽出ピツチ
に変更がないかをチエツクする。ここで、抽出停
止等がわかれば抽出停止が生じる材料の前後で抽
出ピツチの延長が生じるはずである。また、抽出
ピツチの変更がなければ、前回までに計算されて
いたヒートパターンを保持し、若しここで抽出ピ
ツチの変更が解かれれば、それに応じて炉内の全
スラブについて〔5〕式により各修正量αを計算
し、各々の修正ヒートパターンを〔4〕式によつ
て決定する。
第1図における現状温度計算手段6は通常の加
熱炉制御と同様に、炉内全スラブの現状温度を炉
内温度計13によつて検知した温度に基づいて各
タイミングごとに計算し、燃料流量設定手段7は
ヒートパターン決定手段5より出力された被加熱
材のヒートパターンと、現状温度計算手段6にお
いて計算された被加熱材の現状温度とを比較し
て、各制御帯に設けたバーナ12の燃料調節弁1
4に設定値を出力する。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとおり、計算タイミン
グごとにミルライン側の抽出停止を含めた抽出ピ
ツチ変更情報に基づく在炉時間の変化によつて、
抽出停止ゾーンの抽出停止時間を予測し、予測さ
れた抽出停止時間を含む在炉時間に基づき被加熱
材の抽出停止ゾーンでの非定常操業時の出側温度
を計算し、この非定常操業時の出側温度、定常操
業時の出側温度及び装入温度に基づいて、抽出停
止ゾーン出側で定常操業時の出側温度が得られる
ように、抽出停止ゾーンより装入側の各ゾーン出
側温度を修正することにより、前記加熱炉の出口
で抽出目標温度が得られるヒートパターンを全被
加熱材について計算タイミング毎に求め、この修
正されたヒートパターンに従つて前記被加熱材を
加熱するようにしたので、非定常操業時における
被加熱材の温度を精度良く制御できるとともに、
燃料原単位が減少できる効果がある。
また、被加熱材の停止予定位置、停止予定時
間、材料の鋼種の組み合せによつて非常に多くの
停止用の加熱パターンを用意する必要が無いか
ら、オンラインの制御において、記憶容量が少な
くてすみ、演算速度の点でも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による加熱炉の温
度制御方法を示す構成図、第2図および第3図は
この発明によるヒートパターンを説明するための
線図、第4図はこの発明の動作を説明するための
フローチヤート、第5図は従来の加熱炉の温度制
御におけるヒートパターンの一例を示す線図であ
る。 図において、1,2,3はヒートパターン、5
はヒートパターン決定手段、6は現状温度計算手
段、7は燃料流量設定手段、11は加熱炉。な
お、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被加熱材の抽出停止等によつて抽出ピツチの
    変更が生じる連続式加熱炉の温度制御方法におい
    て、 新規装入材があれば抽出停止を考慮しない在炉
    時間に基づき定常操業時の加熱炉の各ゾーン出側
    温度を計算してヒートパターンを求め、 次に、ミルライン側からの情報に基づき炉内に
    存在する全被加熱材が抽出される迄の抽出ピツチ
    変更の有無を計算タイミング毎に判断し、 無の場合は前回までに求められていたヒートパ
    ターンを保持し、 有の場合は、抽出停止ゾーンの抽出停止時間を
    予測し、 予測された抽出停止時間を含む在炉時間に基づ
    き被加熱材の抽出停止ゾーンでの非定常操業時の
    出側温度を計算し、 この非定常操業時の出側温度、定常操業時の出
    側温度及び装入温度に基づいて抽出停止ゾーン出
    側で定常操業時の出側温度が得られるように、抽
    出停止ゾーンより装入側の各ゾーン出側温度を修
    正することにより、前記加熱炉の出口で抽出目標
    温度が得られるヒートパターンを全被加熱材につ
    いて計算タイミング毎に求め、 この修正されたヒートパターンに従つて前記被
    加熱材を加熱することを特徴とする加熱炉の温度
    制御方法。
JP26506785A 1985-11-27 1985-11-27 加熱炉の温度制御方法 Granted JPS62125292A (ja)

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JP26506785A JPS62125292A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 加熱炉の温度制御方法

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JPS62125292A JPS62125292A (ja) 1987-06-06
JPH0470367B2 true JPH0470367B2 (ja) 1992-11-10

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848011A (ja) * 1981-09-17 1983-03-19 Fuji Photo Optical Co Ltd リレ−レンズ型色分解光学系用撮影レンズ
JPS6033168A (ja) * 1983-08-03 1985-02-20 Shiro Yamane 全車輪に舵取り用ア−ムを取り付けた車両

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848011A (ja) * 1981-09-17 1983-03-19 Fuji Photo Optical Co Ltd リレ−レンズ型色分解光学系用撮影レンズ
JPS6033168A (ja) * 1983-08-03 1985-02-20 Shiro Yamane 全車輪に舵取り用ア−ムを取り付けた車両

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JPS62125292A (ja) 1987-06-06

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