JPH0468870B2 - - Google Patents

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JPH0468870B2
JPH0468870B2 JP57112442A JP11244282A JPH0468870B2 JP H0468870 B2 JPH0468870 B2 JP H0468870B2 JP 57112442 A JP57112442 A JP 57112442A JP 11244282 A JP11244282 A JP 11244282A JP H0468870 B2 JPH0468870 B2 JP H0468870B2
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JP
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motor
circuit
relay
control device
power supply
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Baruju Jan
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ASHE E UUTEIYAAJU PUJOO
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ASHE E UUTEIYAAJU PUJOO
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、窓ガラス、摺動屋根等の如き車両の
摺動可能なパネルに関する。特に、本発明は車両
の摺動可能なパネルの駆動モータ等のための制御
装置に関するものであるが、これにおいてはモー
タの開路および閉路の両方向における給電が、そ
の各々が前記方向の1つと関連する2つの部分を
有するセレクタにより制御することができ、前記
制御装置は更に予め定めた第1の期間より長いか
短いセレクタの作動の最初の期間の関数としてモ
ータの2つの速度を選択するための装置を構成す
るものである。
この種の制御装置は1980年6月5日に出願され
た本出願人の仏国特許第2484168号において開示
されている。その回路が実質的に完全に電子的な
ものであるこの制御装置は良好な操作を行うが短
所を有するものである。実際に、オペレータがモ
ータの低速度を選択したものとすると、この回路
はモータに対して低い電圧を供給し、その結果そ
の電力は低下させられる。就中、車両の経年変化
と共に、窓ガラスは、このガラスのための案内要
素において徐々に生じる部品の硬化のため、その
全開位置から全閉位置までの変位が難しいことが
しばしば起る。この問題は、車両の使用年数と共
に著しく増進する封止要素の硬化のため、ガラス
の閉鎖位置において特に経験される。窓の開き始
めが難しいこの別の原因としては、例えば霜があ
る。
本発明の一目的は、このような欠点を避け、例
えばオペレータによつて最初低速度が選択された
場合でさえ、摺動パネルの2つの位置からの運動
の開始を可能にする制御装置の提供にある。
本発明は、以下に述べる形式の制御装置を提供
するものであり、その構成は、低速度が選択され
る時、モータを予め定めた第2の始動期間におい
て高速度で操作するようにモータに電力を供給す
る装置を更に含んでいる。
これらの特徴の結果としては、モータは常に運
転の開始時において最大効率を以つて摺動可能パ
ネルを駆動するために全電力で始動し、もし最初
に低速度が選択されても、摺動可能なパネルの運
動において固い部品に打克つに充分な短い時間の
経過後にのみ、モータは前記の低速度となる。
前記の第2の予め定めた始動期間は第1の予め
定めた期間の持続時間と等しいことが望ましい。
本発明については、図面に関して本発明のいく
つかの実施態様の説明を照合することにより更に
よく理解されよう。
最初に第1図に関して、自動車の窓枠揚上装置
に適用した本発明の第1の実施態様について説明
する。しかし以下に説明する制御ボツクスにより
他の摺動可能なパネルの制御を知ることができる
ため、本発明はこのような1つの用途に限定され
るべきものではない。
第1図に示された構成においては、個々の装置
として、セレクタ1と、モータ装置2と、制御ボ
ツクス3の本体からなつている。
セレクタ1は、車両の運転者の手順が届く範囲
内、例えばダツシユボードの中心部に配置される
ことが望ましい。このセレクタは、揚上操作反転
スイツチ4と、降下操作反転スイツチ5と、セレ
クタ1を照明する照明灯6とからなつている。後
者は電源(図示せず)の正のターミナルとアース
との間に接続されている。この照明灯のターミナ
ルは、それぞれスイツチ4と5の固定接点に接続
され、これらスイツチの可動接点は、それぞれ揚
上ならびに降下制御に関連する導線7と8を介し
て制御ボツクスと接続されている。
モータ装置2は、減速機を介して窓枠揚上機構
を作動させる従来のDC型のモータ9からなり、
その構成は周知であるため図示しない。
モータ9のターミナルは、導線10,11を介
して制御ボツクス6と接続されている。モータ装
置2はまた、その上方向の移動の終りと対応する
間隔において窓ガラスの到着を検出するための安
全用の移動終了接点12を有する。この接点は、
2本の導線13,14を介して制御ボツクスと接
続されている。
制御ボツクス本体にはターミナル15を介して
正の電圧が与えられ、ターミナル16を介して接
地されている。この本体には更に、その目的につ
いては以下において接着する集中制御ターミナル
17を含んでいる。
制御ボツクスは、2つの作用接点ra−1および
rb−1が設けられた第1のリレーR−1を含み、
その内2番目のものはこのリレーのコイルの自給
接点である。前記第1のリレーは以下本文におい
ては高速制御リレーと呼ぶことにする。
第2のリレーR−2が設けられ、これは以下本
文において低速度制御リレーと呼ばれるスイツチ
接点ra−2を含む。制御ボツクスは、最後に、2
つの反転接点ra−3とra−3を有する第3のリレ
ーR−3からなり、このリレーの機能はモータ9
の回転方向を反転することである。
制御ボツクス3の正の給電ターミナル15は、
各々の基準接点DaおよびDbによつて指名される
少なくとも1つの制御接点と関連する電流強さ検
出器Dと接続されている。
検出器は、正のターミナル15に対して直接、
また更にリレーR−2のコイルのターミナルの一
方に対し接続された巻数の少ないコイルからな
る。この同じターミナルはリレー−R1の自給接
点rb−1と接続されている。
リレーR−1のコイルは、一方ではモータ装置
2の接点Daと接続され、他方ではモータ9、な
らびに直列に接続された2つのダイオード19,
20と直列に接続され直列抵抗18と接続され、
またセレクタ1の反転接点4と直列に接続されて
いる。リレーR−1のコイルと抵抗18間の接合
点は、リレーR−2のスイツチra−2の片側(作
用位置)に接続され、この接点の反対側はリレー
R−1の接点ra−1と接続されている。この接点
の反対側は、自給接点rb−1と接続され、またダ
イオード21を介して導線8と接続され、更にセ
レクタ1の反転接点5と接続されている。ダイオ
ード19と20間の接合点は導線22を介してダ
イオード21とリレーR−1の作用接点ra−1間
の接合点に接続されている。
モータ9のターミナルは、リレーR−3の反転
スイツチra−3,rb−3の可動接点と接続されて
おり、3個のその固定接点は以下の方法で接続さ
れている。外側の接点はそれぞれ一緒にリレーR
−3のコイルの内の1つと接続され、熱遮断要素
23を介して接地されている。リレーR−3の中
間の固定接点は、ダイオード24を介してリレー
R−1の作用接点ra−1の内の1つと接続されて
いる。
リレーR−3のコイルはダイオード24を介し
てこのリレーの可動接点ra−3と接続され、この
コイルの対応端部もまた一方ではダイオード25
を介して導線14と、また移動終了接点12と接
続され、他方ではダイオード26を介して導線8
と、また更にセレクタ1の下降用反転接点5と接
続されている。
移動終了接点12は、導線13を介して、電流
強さ検出器Dの常開接点Ddに対し、即ち電源の
正のターミナルと接続された前記検出器の端部に
対して接続されている。
制御ボツクスはまた、その活動状態の構成要素
が以下の方法により接続されたトランジスタ28
であるタイミング回路27を含んでいる。抵抗2
9,30からなる分圧器は、一方ではダイオード
19,20間の接合点に対して接続され、他方で
はリレーR−2のスイツチra−2の1つの側と接
続されている。抵抗29、30間の接合点は、抵
抗31を介してトランジスタ28のベースと接続
されている。抵抗30はコンデンサ32に対し並
列に接続されている。抵抗30の共有点およびコ
ンデンサ32はダイオードを介してトランジスタ
28のエミツタと接続され、このトランジスタの
コレクタはダイオード33とリレーR−2のコイ
ルのターミナルの1つとの間の共有点と接続さ
れ、ダイオード33はこのコイルと並列に接続さ
れている。
制御ボツクスは更にモータ9の突然の停止に関
する回路34を含み、この回路の作用状態の構成
要素はそのベースが抵抗36を介してダイオード
24の接合点およびリレーR−1の作用接点ra−
1の1つの側に接続されるトランジスタ35であ
る。トランジスタ35のエミツタは、リレーR−
3の反転スイツチra−3およびrb−3の中間の固
定接点と接続されている。トランジスタ35のコ
レクタが、熱遮断要素23と接続されている。抵
抗37はこの熱遮断要素23と接続され、またダ
イオード24および抵抗36の共有点と接続され
ている。
集中制御ターミナル17は、ダイオード38を
介してリレーR−1の作用接点rb−1と接続され
ている。この集中制御装置は、番号39を付した
矩形により図式的に示されている。
第1図に示される回路は以下に述べる方法で作
用する。即ち、 既に述べたように、モータ9は減速器と結合さ
れたDC型のものである。このモータはそれ自体
の熱回路遮断器を設けても設けなくともよい。
制御ボツクス3に配置された熱遮断器23は、
窓ガラスの上方向または下方向の移動の終りにお
ける停止を確保し、ドアの移動終了接点12の提
供を避ける目的を有する。このため、この接点は
オプシヨンとし提供することができる。
リレーR−1は、セレクタ1がオペレータから
の簡単な命令を受取る時高速度での操作を保証し
ている。
リレーR−2は、オペレータが更に長い期間セ
レクタを操作する時、低速度の作動を保証し、こ
のリレーが回路中に直列抵抗18を提供する。
リレーR−3は、このリレーが付勢されない時
ガラスを揚上させる方向に回転し、またこれと反
対の場合には反対の方向に回転するモータ9の回
転方向を決定する。
タイミング回路27は、前記セレクタが長い命
令を受取る場合には、リレーR−2のコイルの付
勢を遅らせせる。本発明のこの重要な特質につい
ては、以下本文において更に詳細に説明すること
にする。本例においてタイミング回路27によつ
て保証されるタイミング操作は、当技術において
周知の如く、リレーR−2の構成そのものにおい
て包含することができることを留意されたい。
回路34はモータ9の急激な停止を生じるが、
この回路は本制御ボツクスの必須の機能の達成の
ためには必要でないことを知るべきである。
常態では閉路された電流強さ検出器Dのコイル
と関連する接点Daは、高速で回転するように給
電される時モータ9を停止させる安全装置を構成
する。
常態で閉路されこれもまた検出器Dのコイルと
関連する接点Dbは、電流の強さが予め定めた限
度を超える場合にモータ9の回転を反転させるよ
うに移動終了接点12と直列に接続され、この接
点Dbの動作は、窓ガラスが全開位置に閉じられ
る時、移動終了接点12の回路によつて抑制され
る。
セレクタ1の反転接点4または5のいずれか一
方がオペレータによつて作動させられる時、正の
電源電圧はモータ9を対応する方向に作動させる
ため導線7または8のいずれか一方に供給され
る。
実際に、反転スイツチ4および5の一方の作動
は、ダイオード21または22、ダイオード1
9、直列抵抗18、リレーR−1のコイル、接点
Daおよび熱遮断器23を介して接地された接点
ra−2のどれか1つを介してそれぞれ形成される
回路を介してリレーR−1のコイルを付勢する。
リレーR−1はこの時、検出器Dのコイルを介し
て電源の正のターミナルに対してそのコイルを接
続するその接点rb−1を介して、直ちに電流が与
えられる。この場合、モータ9は全電圧が与えら
れて高速度で回転し、その給電はダイオード24
および作用接点ra−1およびrb−1を介して行な
われる。無論、オペレータが導線8およびダイオ
ード26を介してセレクタ1の反転スイツチ5を
作動させる時リレーR−3が付勢され、このリレ
ーのコイルは可動接点ra−3を介して自給状態を
維持する。反対の場合、即ちオペレータが反転ス
イツチ4を選択した場合には、リレーR−3は付
勢されず、電流は反対の方向にモータに流れる。
この時、オペレータがセレクタ1の反転スイツチ
4および5のいずれか一方に長い動作を行なう場
合が検査されることになる。この操作の開始時に
は、前に述べたと同じ方法で全ての状態が生じ、
即ちモータは前に述べたと同じ回路を介して最初
高速度で運転させられるのである。本発明のこの
特有の特徴は、仮にオペレータによつて低速度が
選択される場合でも、窓ガラスをその全閉位置ま
たは全開位置から解除し、また他の生じ得る機械
的な固渋状態を克服するために最大駆動トルクを
得ることを可能にする。
セレクタ1の反転スイツチ4および5の作動
は、如何なる場合でも、抵抗30およびコンデン
サ32により構成されたそのRC回路が例えば0.5
秒程度である予め定めた期間を決定するタイミン
グ回路27を始動させる。もし、反転スイツチ4
および5における動作がこの予め定めた期間を超
えて継続するならば、トランジスタ28が前記の
RC回路のターミナルにおいて生じた電圧によつ
て導通状態にされ、これによりリレーR−2のコ
イルに対する電源回路を確保する。このリレーの
付勢は、下記の結果をもたらすスイツチra−2を
反転させることになる。即ち、 1 リレーR−1の付勢およびそれらの接点の回
路の停止。これにより、モータ9は直列回路を
介する電源からの接続が遮断される。
2 直列抵抗18、ダイオード20または21、
ダイオード19、スイツチra−2、ダイオード
24およびリレーR−3の接点ra−3およびrb
−3を介するモータに対する給電。
このようにモータ9が直列抵抗18を介して給
電される時、このモータは低い電圧を受取り、従
つてガラスの所要の停止位置の微細な調整を可能
にするため、低速で回転する。
モータ9が各反転スイツチから給電された後給
電されないため、反転スイツチ4または5のいず
れか一方が解除されるとガラスは所要の位置に停
止する。
急激停止回路34の作用は、永久磁石を有する
DCモータが負荷のない状態で回転する時は発電
機として作用し、そのターミナルにおいてその与
えられた回転方向に対する供給電圧と同じ極性の
電圧を生じる事実に基づいている。また、このよ
うなモータはこれらのターミナルが短絡されると
直ちに停止することも知られている。
もしモータ9が窓ガラスを揚上させる方向に回
転するならば、このモータはその給電が遮断され
る時導線11に正の電圧を生じ、またもしこのモ
ータがガラスを下降させる方向に回転するなら
ば、導線10に正の電圧を生じる。この場合、リ
レーR−3が作動させられ、従つて正の電圧がリ
レーR−3の中間の固定接点に対して送られ、こ
の接点はダイオード24と接続されている。
この両方の場合において、前記ダイオードを介
する給電が仮に遮断されるとすると、このダイオ
ードにより検出されるインピーダンスの存在によ
つて、前に述べた中間接点の電位はダイオードの
陽極よりも陰極において高くなる。その結果トラ
ンジスタ35の導通状態が生じ、このトランジス
タのエミツタ/コレクタ回路はこの時モータ9に
対して並列に接続される。モータ9が短絡される
と、その停止状態は回転方向の如何に拘わらず急
激である。
セレクタ1の作動の結果、回路が休止状態にあ
る時、モータの回転運動を即座に惹起する。
反転スイツチ4または5によつて1つの命令が
発される時、また方向の急な変更がオペレータに
より要求される時、本回路はガラスの迅速な揚上
動作のために方向を急に反転させる。
もしモータ9が揚上動作方向において高速で回
転するならば、反転スイツチ5により生じるガラ
ス下降命令がリレーR−3を付勢し、これが即時
の方向反転を生じる。
もしモータ9が下降方向に高速で回転するなら
ば、導線7に対して送られた揚上方向の命令はモ
ータを停止させる。実際に、高速度における下降
方向においては、リレーR−1およびリレーR−
3は付勢されて給電保持状態になる。
もし導線7を介して送られた命令がタイミング
回路27のタイミング期間より短かい場合には何
も生じず、またもしこの命令がこの期間よりも長
ければ、モータは低速の状態に変化して、反転ス
イツチ4または5が解除される時停止するが、こ
れは反転状態を生じるため必要な命令を与えるた
めには充分である。
もしモータが低速で運転する場合は、反転スイ
ツチ4または5を経過したタイミングはこの時保
持されて、リレーR−1とR−3は解除される。
リレーR−2は作動方向の反転が要求されると直
ちに作動させられ、反転スイツチ4または5はこ
の時中間位置におよぼされ、次いで本回路は反転
方向のための電力が供給される。
熱遮断器23は常に、本回路全体により、主と
してモータ9によつて消費される電流を送る。も
しこの電流の強さがある予め定めた閾値を超える
ならば、この遮断器はアースに戻す一般回路を開
路し、その結果前記リレーは、仮に反転スイツチ
4または5が付勢される場合であつても休止を再
びとる。
このため、本回路は下記の動作の達成を可能に
する。即ち、 どのような偶発的な短絡においても完全な作動
停止状態、従つて自動車の電気回路の全体的な保
護動作、 オペレータが反転スイツチ4または5において
作動を継続しようとしても、窓ガラスの昇降運動
の終了時の完全停止動作、 ある障害物による窓ガラスの偶発的な固渋状
態、またはガラスの変位に抵抗する機械的な抵抗
における過大な増加に起因する中間位置における
停止動作、である。
電子作用構成要素における破損が生じる可能性
があり、特にトランジスタ28および35の劣化
が生じる。即ち、 トランジスタ35の劣化はモータ9のそれ程急
激でない停止状態の外に影響を及ぼさず、更にそ
の短絡は単純でヒユーズとして作用することにな
り、 トランジスタ28の劣化は常に高速時の運転を
可能にし、もしこれが短絡されるならば、低速時
の運転は常に可能であり、更にリレーR−2に対
する機械的なタイミング・リレーの使用はトラン
ジスタ28の省略が可能となる。
その結果、最も微妙な電子的な構成要素の破損
の如何に拘わらず、オペレータの意志において開
閉動作は維持され、安全措置は更に確保されてい
る。
今述べた許りの回路はまた、一方では窓ガラス
が高速で上方に変位させられる場合に障害物に当
る時窓ガラスの停止となり、また他方ではこの同
じ運転の過程における障害物に対する窓ガラスの
運転の反転となる特別な安全措置を保証する。
これらの2つの安全機能は、検出器Dのコイル
における電流が予め定めた強さを超える時に開路
される接点Daによつて確保される。このコイル
は、モータが上方向もしくは下方向において高速
度ガラスを駆動する時、以上における電流の強さ
を検出するのである。もし接点Daが開路すれば、
リレーR−1のコイルに対する給電は遮断され、
モータ9の回路が遮断される。電流検出器Dは、
ガラスの運動がその誰かがガラスの運転に対する
障害となつているかも知れてい人員を傷付けない
ようにすることを保証するには正に充分である強
さの閾値となるように調整することができる。
ガラスの運動は、これもまた電流検出器Dのコ
イルによつて制御される接点Dbにより反転させ
ることが可能である。実際に、前に述べた閾値を
超える時、この接点Dbは閉路され、リレーR−
3が付勢されてガラスを降下させるためモータ9
の回転方向を逆転させる。接点Dbの動作は、ガ
ラスがその上方の閉鎖位置にある時は、中立状態
即ち無効状態にあるが、これはこの場合移動終了
接点12が開路されリレーR−3のコイルがその
結果付勢できないためである。
第2図は、電流検出器Dの望ましい実施態様を
示している。この電流検出器は、複数の可撓性に
富んだ帯状接点をその内部に収容する略々真空の
球部40が配置されるスリーブ39からなる。こ
のスリーブは、ターミナル15をリレーR−2の
コイルとダイオード33間の共有部分に接続する
複数回巻かれた導体によつて形成されることが望
ましいコイルにより囲繞されている。スリーブ3
9は、電流検出器Dの感度の閾値を調整する調整
ねじ41を収受するために一端部においてねじが
設けられる。反対側の端部においては、このスリ
ーブは、その内側における調整ねじ41のねじ込
み動作に抵抗作用を及ぼす戻りばねを含んでい
る。このようにこのばねの調整により、球部40
を電流検出器Dのコイルに対していずれの方向に
も移動させる。
このような電流検出器は、通常この種の回路に
おいて使用される電流強さ検出器に勝る特別の利
点を有し、重要な構成要素として窓ガラス揚上装
置を駆動するモータと直列に接続された小さな値
の抵抗を構成する。このような抵抗は、自動車の
場合には比較的小さな全電圧(例えば、12ボル
ト)に対し大きな影響を及ぼす電圧降下を生じる
結果となる。この場合には車両の回路網の電圧か
ら検出抵抗の両端における電圧降下を差引いた電
圧で作動する特殊な駆動モータを調製しなければ
ならないが、本文で説明した検出器の場合には、
電圧降下は非常に小さく、モータ9として当技術
において周知の簡単な窓ガラス揚上装置に広く用
いられる標準的な12ボルトのモータを使用するこ
とが可能になる。このように、制御ボツクス3は
自動車に搭載されている既存の窓ガラス揚上装置
に対して容易に使用することができる。本電流検
出器Dはまた回路全体のエネルギ消費の低減を可
能にすることが理解されよう。
窓ガラスを閉鎖する命令は、車両の全ての窓ガ
ラス揚上装置に接続された集中制御装置からも与
えることができる。この制御装置が作動すると、
ある程度長い期間の正のパルスをリレーR−1の
接点rb−1に対して与えられる。もしこの期間が
タイミング回路27により決定される時間を超え
るならば、ガラスの低速度の変位動作が惹起で
き、またもしこの持続時間がこれより短かけれ
ば、ガラスは高速度で操作される。最初の場合
は、ユーザが窓ガラスを部分的に通気することを
容易にすることが可能になる。
第3図は、運転者のドアロツクを実施するキー
の如き車両の作用から外すための装置を介して集
中的な制御を行なう簡単な回路を示している。
問題の回路は、そのコイルが反転スイツチra−
4を制御するリレーR−4を構成する。このリレ
ーのコイルは、車両の動作から除外する装置によ
つて作動させられる作用接点43を介して接地さ
れている。このコイルはまた、電源の正のターミ
ナルと接続され、またその他の接点が接地された
その反転スイツチの固定接点の一方と接続されて
いる。可動接点ra−4はガラスの揚上動作スイツ
チ4と接続され、このセレクタの他の反転スイツ
チ5は第1図に示された場合における如く接続さ
れている。
作用接点43が閉路される時、リレーR−4の
コイルは付勢され、その結果ガラスを揚上させる
方向にモータ9を給電するため、多少とも長い期
間の正の電圧のパルスがセレクタ1の反転スイツ
チ4を介して導線7に対して与えられる。この制
御装置は、前に述べた如き反転スイツチ4および
5におけるように、作用接点43の作動期間に従
つて高速度または低速度となり得る。
本発明の第2の実施態様については、第4図に
ついて示されたものについて次に説明する。本例
においては、第1図の制御ボツクス3におけると
同様に構成されたセレクタ1に対し、またこれも
前に述べた如きモータ9と移動終了接点12を構
成する駆動回路に対して前と同じ方法で接続され
たサーボ制御ボツクス51に関する。明らかなよ
うに、第4図に示された回路は2つの疑似対称的
な部分とこれに対応する対称的な部分からなり、
従つてこれらは接尾辞d(降下方向の場合)およ
びm(上昇方向の場合)を付して示される。これ
らの構成要素は、同じものでありかつ回路の2つ
の対称的な部分において同じ機能を有する限り、
1度しか説明しないことにする。
窓ガラスの下降動作に関する第4図に示された
図の左側部分においては、制御ボツクスは4本の
導体が伸びる接合点52dを構成することが判る
であろう。第1の導線53dはリレーのコイル
RDと接続され、第2の導線54dはダイオード
55dを介してコンデンサ56d、抵抗57dお
よび別の抵抗58dと接続されている。第3の導
線59dは抵抗60dと接続され、コンデンサ5
6dは接地されている。抵抗57dはトランジス
タ61dのコレクタと接続され、そのベースは抵
抗62dを介して、接地されたコンデンサ63d
と抵抗62dとの間の接合点に対して接続されて
いる。トランジスタ61dのエミツタはツエナ
ー・ダイオード64dを介して接地されている。
抵抗58dはトランジスタ65dのベースに接
続され、そのエミツタはリレーRDと接続され、
そのコレクタはこのリレーRDのコイルにより制
御される反転スイツチRD−1の固定接点の1つ
により形成される接合点66dと接続されてい
る。この接点66dは反転スイツチRD−1の作
用接点を構成している。
リレーRDのコイルはダイオード67dにより
分路され、トランジスタ65dのエミツタに結合
されたこのコイルの終りは、別のトランジスタ6
9dのエミツタと結合された別のダイオード68
dと結合されている。このトランジスタのベース
は、4番目のトランジスタ70dのコレクタおよ
び抵抗71dと接続されている。トランジスタ6
9dのコレクタは、これもまたモータ9に対して
電力を供給する導線11と接続された反転スイツ
チRD−1の可動接点と接続されている。
トランジスタ70dのエミツタはツエナー・ダ
イオード72dを介して接地されるが、そのベー
スは抵抗73dと接続されている。この抵抗と同
じものが制御ボツクスの昇降作用部分、即ち抵抗
73dがトランジスタ70mのビツトと接続さ
れ、その他のターミナルを介して、ダイオード7
4dを介して接合点52dと接続されている。抵
抗73dの同じターミナルはダイオード75dを
介して接合点76と接続されており、この接合点
は制御ボツクスの2つの部分と共通し、コンデン
サ78により分路された抵抗77を介して接地さ
れている。接合点76はまた共通の抵抗79と接
続され、この抵抗の他端部は電流強さ検出器Dの
常開接点Dbと接続されており、この検出器は第
1図に関して説明したものと同じものである。
この検出器のコイルは前記接点Dbと接続され、
また接合点66および66mとも接続されてい
る。接点Dbはまた、ダイオード81を介して移
動終了接点12の1つの側と接続されるタイミン
グ回路80とも接続されている。この接点の他の
側は抵抗58dの端部の一方と接続されている。
本制御ボツクスはまた、その揚上作用部分にお
いて、りれーRMのコイルと接合点52mとの間
に接続された直列抵抗82を含む。最後に、この
制御ボツクスの同じ揚上作用部分には、第1図お
よび第3図に関して説明した方法により集中的な
閉鎖を可能にするように、集中制御ターミナル1
7とリレーR−Dのコイルとの間に接続されたダ
イオード83が設けられている。
制御ボツクス51はまた、障害物が存在する時
窓ガラス揚上装置の運動を反転するための回路8
4を含むが、この反転操作はある距離においての
み実施される。この回路の入力側は抵抗85を介
してトランジスタ86と接続された接合点76に
より構成され、このトランジスタのエミツタは接
地され、そのコレクタは一方では抵抗87を介し
て電源の正の電圧ターミナルと接続され、また他
方では抵抗88を介して別のトランジスタ89の
ベースと接続されている。この後者のトランジス
タのエミツタもまた接地され、そのコレクタは抵
抗90を介して正の電圧側と接続され、またその
エミツタが接地された4番目のトランジスタ91
のコレクタと接続されている。
トランジスタ89と91の共通のコレクタは、
ダイオード92と常開接点93を介して抵抗57
dと58d間の接合点と接続されている。トラン
ジスタ91のベースは抵抗94を介してリレー
RMの可動接点RM−1と接続されている。
第4図に示した回路は下記の方法で作用する。
即ち、 既に述べたように、窓ガラスの昇降運動は対称
回路によつて達成される。
モータ9のターミナルは、接合点52dと52
mおよびリレーR−DおよびリレーRMの反転接
点を電流が流れる時、休止状態においてセレクタ
の反転スイツチ4および5を介して短絡される。
リレーR−2の反転スイツチRD−1を反転さ
せることによつて降下動作において、またリレー
RMの反転スイツチRM−1を介して揚上動作を
行なう時に、高速度が達成されるのである。
所要の変位方向の如何に拘わらず、モータ9の
電源回路において抵抗82を直列に置くことによ
つて低速度が得られるのである。モータ9の回転
方向は、セレクタ1の反転スイツチ4および5に
よつて直接制御される。一方ではコンデンサ63
d、抵抗60d、抵抗62d、および抵抗57d
により、また他方ではトランジスタ61m、ツエ
ナー・ダイオード64m、コンデンサ63mおよ
び抵抗60m,62mおよび57mにより構成さ
れた対称回路装置は、それぞれタイミング回路を
構成している。
トランジスタ65d,65m、抵抗58d,5
8mにより構成される対称回路装置はリレーRD
またはリレーRMの各コイルを制御する。
トランジスタ69d,69m、および70d,
70mの周囲に設けられた対称回路装置はそれぞ
れ、その関連するリレーの自給状態を確保する。
もし反転スイツチ4と5のいずれか一方が暫時作
動させられるならば、タイミング回路により決定
される時間より短い(例えば、0.5秒より短い)
正のパルスは、各接合点52dまたは接合点52
mを正の電位にさせる。その結果、トランジスタ
65dまたは65mは、ダイオード55d,55
mおよび抵抗58dまたは58mを介してそのベ
ースにおいて、またリレーRDまたはリレーRM
のコアを介してそのエミツタ側で正の電位を受取
る。
前記トランジスタのコレクタはまた、それぞれ
接合点66dおよび66mを介して正の電圧を受
取る。従つて、このトランジスタは非導通状態に
なり、接点RD−1またはRM−1は休止状態を
維持し、この状態が電力をモータ9に供給する。
もし作動状態になるのが反転スイツチ5であれば
この給電状態は抵抗82を介して生じ、またその
反対に作動状態になるのが反転スイツチ4であれ
ば、この抵抗はモータ回路に接続された状態を維
持する。この特徴のため、窓ガラスの重量を補償
するため、窓ガラスを降下させる時補償作用ばね
の使用が避けられる。その結果、昇降運動におけ
る高速度は実質的に同じものとなる。
反転スイツチ4または5の一方が調時期間の終
了前に解除される時、反転スイツチ4または5に
よつて接合点52dまたは52mに対して与えら
れる正の電位は消滅し、またセレクタ1において
接地状態への戻りによつて零の状態になる。
その結果、トランジスタ61dまたは61mは
非導通状態となり、トランジスタ65dまたは6
5mは導通状態となるが、これは、コンデンサ5
6dまたは56mが放電させられるため、このト
ランジスタのベースが接地されるそのエミツタよ
りも強い正の状態になるためである。その結果、
コイルRDまたはRMは電流が与えられてその接
点において切換え動作を生じ、モータ9は回路の
電源ターミナル15と接続される。
リレーRDまたはリレーRMのコイルは、それ
自体の接点および関連するトランジスタ69dま
たは69mによつて自給状態となる。後者のトラ
ンジスタは、そのコレクタが正の電位になると直
ちに、またその結果リレーの反転接点が位置を変
えると直ちに、導通状態になる。この変位状態
は、窓ガラスの上方または下方の最終位置に達す
るまで高速度で継続する。
窓ガラスの下降または上昇運動が指令される
時、直列抵抗82は回路を維持し、モータはパネ
ルの荷重を計算に入れて小さな電力が供給され
る。このため、窓ガラス揚上装置において通常設
けられる補償作用ばねを省くことを可能にする。
もし移動終了接点12が設けられなければ、ガ
ラスは両方の場合において機械的に停止させら
れ、モータ9により吸収される電流の強さは接点
Dbを閉路する電流検出器Dにより決定される閾
値を大きく超えて増加する。この接点の閉路は、
特開昭70dまたは70mのベースの正の電圧に
おける分極状態を生じる結果となり、従つて、前
記トランジスタは導通状態となつてトランジスタ
69dまたは69mを非導通状態にさせ、このた
め関連するリレーの自給状態を終らせてモータ9
を停止させる。
この時、トランジスタ61dまたは61m、お
よびその関連する回路により生じる調時期間を超
える期間、オペレータが反転スイツチ4または5
のいずれかを作動させる場合について調べてみよ
う。この操作は、この期間が経過しない限り同じ
であり、かつトランジスタ61dまたは61mの
ベースがコンデンサ63dまたは63mの充電に
より分極されると直ちに、このトランジスタは導
通状態となり、関連するトランジスタ65dまた
は65mは非導通状態となる。この時関連するリ
レーのコイルは付勢することができず、反転スイ
ツチRD−1またはRM−1を休止状態を維持す
る。モータMが直列抵抗822を介してセレクタ
の反転スイツチ4または5により直接給電される
ため、またこのセレクタの作動する限りこの状態
は継続するため、窓ガラスはこのように運動を継
続する。 この動作が停止すると直ちにモータが
短絡させられ、このためモータが急激に停止させ
られる結果、ガラスの位置決めはオペレータによ
り与えられた命令の関数として正確なものとなる
ことに注目されたい。
第1図の回路に関して既に説明した安全機能は
第4図の回路において示されており、このために
これらについては再び説明する必要はない。電流
検出器Dはまた、本回路において偶発的な内部の
短絡状態が生じる時には根後のための遮断器とし
ても作用することが判れば充分である。従つて、
この回路は第1図の回路の場合における如く熱遮
断手段は含まない。また、第4図の回路は、オペ
レータの要求が優先権を有するため、もしガラス
の閉鎖動作に抵抗する障害物が固いものにより形
成されるならば、ガラスの閉鎖は常に低い速度で
試みられるため、防護機能を提供する。実際に、
セレクタ1における長い動作は、電流検出器Dが
介入可能な安全要素として作用することなく、そ
の電力を供給させるよう常にモータ9に供給す
る。更に、電子回路要素の故障の場合には、モー
タ9は低速度で作動することができる。
集中的な閉路操作は、集中制御ターミナル17
における正の電圧パルスの付加により達成可能で
ある。
窓ガラスの閉鎖に抵抗する障害物との遭遇を惹
起するある距離の窓ガラスの運動の反転操作を生
じるためのこの回路の作用について次に説明しよ
う。この回路はトランジスタ86,89および9
1を含んでいる。この状態を検出するため、窓ガ
ラスが上方向に運動するかどうかを確認しなけれ
ばならず、またモータ9により吸収される電流の
強さを検出する必要もある。
トランジスタ86のベースは、接点Dbが閉路
されるかどうかを確認し、即ち換言すれば、閾値
と考えられる電流の強さを超えたかどうかを確認
する。トランジスタ86はこの信号を反転し、こ
れをトランジスタ89に与えてトランジスタ89
と91により構成されるANDゲートの入力側の
一方を構成する。トランジスタ91は、リレー
RM−1の可動接点RD−1の電圧を検出するこ
とにより窓ガラスを上昇させる方向にモータ9が
回転するかとうかを確認する。もしこの2つの信
号が存在するならば、抵抗57dと58d間の接
合点に対してある信号が与えられ、この信号がガ
ラスを降下させる方向にモータMに対して電力を
供給する。
このような状態においてモータに対して電力を
供給する際に生じるタイミングはコンデンサ78
および抵抗79の組合せによつて生じることを留
意されたい。
制御ボツクスの構成の如何に拘わらず、この制
御ボツクスは窓枠揚上装置のモータに近いドアに
配置することができる。この構成は、唯1つのド
ア(あるいは、2つの前部のドア)に装備して、
移動終了接点12により閉扉の安全性を確保した
い時に有利である。
しかし、第5図に示すようにドアの外側に制御
ボツクスを搭載することもまた可能である。第5
図の構成は、車両の製造の際に制御ボツクスを搭
載する場合、ならびに既に窓枠揚上装置を装備し
た車両に取付ける場合の両方において適用可能で
ある。このような条件において、制御ボツクス3
および51はセレクタ1からあまり離れていない
位置に配置することが望ましい。従来周知の回路
におけるセレクタと接続された配線95はこの場
合制御ボツクス3,51と接続されるが、セレク
タ1と接続された配線96は同じ制御ボツクスと
接続されている。その結果、セレクタ1と制御ボ
ツクスの間には唯1本の別の配線を提供するだけ
でよい。
第6図は、別のスイツチング回路101を用い
ることを前提として、単一の制御ボツクス3,5
1のみを用いて左右の(あるいは、前後の)ドア
を制御する回路の実施例を示している。この回路
は、それぞれ2つの窓枠揚上装置のモータ12
G,12Dおよび2つの対応するセレクタ1G,
1Dに対して接続されている。この回路はまた、
そのコイルが制御ボツクス3,51の導線7,8
の4つの反転スイツチを制御する左右の反転リレ
ー102を含んでいる。このリレーの付勢状態に
従つて、制御ボツクス3,51はこれにより左側
または右側の窓枠揚上装置と接続される。この回
路は更に、右側が作動される時はセレクタ1Gに
おけるどんな操作も中立化され、またその反対と
なるように構成されている。図示した回路におい
ては、導線の左側のセレクタに対して優先順位が
与えられ、もし車両が右ハンドルが装備されるな
らば、この構成は無論逆にされる。もしセレクタ
1Gがいずれかの方向に作動させられると、モー
タ12Gが起動して第2のリレー103が付勢さ
れ、その休止状態の接点104を介し、セレクタ
1Gを介して本回路に対する電力の供給を阻止す
る第2のリレー103が付勢されるのである。
一方、もしセレクタ1Dが作動すると、リレー
102が付勢されて反転スイツチが位置を変更
し、モータ12Gに対する電源はその反転スイツ
チを介して中立状態に置かれるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する窓枠揚上装置制御装
置を示す回路図、第2図は第1図の制御装置にお
いて使用される電流密度検出器を示す軸心方向断
面図、第3図は例えば、ドアのキーの操作の関数
として窓ガラスを自動的に揚上させるための回路
図、第4図および第4A図は第1図の実施態様と
異なる本発明による制御装置の一実施態様を示す
回路図、第5図は従来の窓枠揚上装置における本
発明による、車両に後で搭載される制御装置の配
置を示す略図、および第6図は車両の左右のド
ア・セレクタによつて作動可能であり、これらの
ドアの窓枠揚上モータを選択的に制御する本発明
による単体の制御装置を構成する回路図である。 1……セレクタ、2……モータ装置、3,51
……制御ボツクス、4,5……反転スイツチ、6
……指示灯、7,8,10,11,13,14,
22……導線、9……モータ、12……移動終了
接点、15,16……ターミナル、17……集中
制御ターミナル、18,30,31,36,37
……抵抗、19〜21,24〜26,33,38
……ダイオード、23……熱遮断要素、27……
タイミング回路、28〜30,35……トランジ
スタ、32……コンデンサ、34……急停止回
路、39……スリーブ、40……球部、41……
ねじ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 窓ガラス等の如き車両の摺動可能なパネルを
    駆動するモータに対する制御装置であつて、前記
    モータに関して、各々が開閉方向の1つと関連す
    る2つの部分を有するセレクタ1により、モータ
    9の電力の供給が前記パネルの開放方向および閉
    鎖方向に制御できる制御装置において、 第1の予め定めた期間より長いかあるいは短い
    セレクタの開始作動期間の関数としてモータの2
    つの速度を選択するための装置R−1,18,2
    7,RD,RM,61d,61m、69d、69
    mを更に設け、 前記2つの速度を選択する前記装置は更に、低
    速動作が選択される時、第2の予め定めた始動期
    間において高速動作を行うための電流をモータに
    給電する装置27,R−1,R−2,61d,6
    1m,RD,RMを含み、 前記第1の予め定めた期間はタイミング回路2
    7,61d,61mによつて確保され、該タイミ
    ング回路はまた第2の予め定めた始動期間も決定
    するように接続されている、ことを特徴とする制
    御装置。 2 前記セレクタが作動させられる時前記モータ
    の電源回路を閉路するための第1のスイツチング
    回路と、該第1のスイツチング回路の電源を遮断
    することが可能であり、そのタイミング期間の経
    過後作動するように前記タイミング回路と接続さ
    れ、かつ前記セレクタが前記期間を超えて作動す
    る限り直列抵抗を介してモータへの電流の給電を
    許容することが可能な第2のスイツチング回路と
    を設けることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の制御装置。 3 いずれかの運動方向において前記摺動可能パ
    ネルを駆動するためモータの回転方向が、前記方
    向の一方において作動させられまた前記セレクタ
    の作用下で前記方向の他方においては休止状態に
    あるスイツチング装置により決定され、前記第1
    のスイツチング装置は、そのコイルが第2のリレ
    ーの休止状態のスイツチと直列に接続されたリレ
    ーから構成され、該スイツチはその作用位置にお
    いては前記直列抵抗を介する前記モータの電源回
    路の閉路を確保することを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の制御装置。 4 前記第1のスイツチング装置が、前記の摺動
    可能なパネルの各運動方向とそれぞれ関連しかつ
    反転接点が設けられた2つのリレーを含み、前記
    反転接点は休止状態において前記モータの電源回
    路に直列抵抗を挿入し、作用位置においてはモー
    タの単一の回転方向に関してモータの回路におい
    て前記抵抗を挿入するのみであり、前記リレーは
    関連するトランジスタのコレクタ/エミツタ回路
    に接続されたコイルを含み、該トランジスタのベ
    ースは前記タイミング回路と接続され、前記セレ
    クタはモータの電源回路に直接挿入されて休止位
    置における前記反転スイツチを流れることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の制御装置。 5 通過する電流の強さが予め定めた値を超える
    時、モータの給電方向を反転することが可能なス
    イツチング装置を含む磁石形式の電流強さ検出装
    置を更に設けることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項乃至第4項のいずれかに記載の制御装置。 6 前記電流強さ検出装置のスイツチング装置
    が、モータの回転方向の反転を保証する前記スイ
    ツチング装置を制御する回路内に挿入されること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項および第5項
    のいずれかに記載の制御装置。 7 前記スイツチング装置がANDゲートの第1
    の入力に接続され、該ゲートの第2の入力は前記
    モータの駆動方向の一方を保証するモータ回路に
    接続され、前記ANDゲートの出力はモータの反
    対方向への駆動のためモータ回路を閉路する方向
    において接続されることを特徴とする特許請求の
    範囲第4項および第5項のいずれかに記載の制御
    装置。 8 前記モータに対する給電が停止すると同時に
    モータのターミナルを短絡する装置を含むことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第7項のい
    ずれかに記載の制御装置。 9 前記短絡装置が、前記モータの給電が遮断さ
    れた後、モータのターミナルにおける極性の反転
    に応答するトランジスタを含み、前記トランジス
    タは前記ターミナルの短絡を生じかつ前記給電の
    遮断の直後にモータの急激な停止を生じることが
    可能であることを特徴とする特許請求の範囲第8
    項記載の制御装置。 10 摺動可能な複数のパネルを同時に閉鎖する
    目的のため、前記検出装置以外のスイツチング装
    置を介して予め定めた方向にモータを作動するた
    めの装置を設けることを特徴とする特許請求の範
    囲第9項記載の制御装置。 11 複数の摺動可能なパネルの駆動モータを交
    互に付勢させる装置を更に設けることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項乃至第10項のいずれか
    に記載の制御装置。
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