JPH0467979B2 - - Google Patents

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JPH0467979B2
JPH0467979B2 JP61108394A JP10839486A JPH0467979B2 JP H0467979 B2 JPH0467979 B2 JP H0467979B2 JP 61108394 A JP61108394 A JP 61108394A JP 10839486 A JP10839486 A JP 10839486A JP H0467979 B2 JPH0467979 B2 JP H0467979B2
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laser beam
optical fiber
laser
fiber section
catheter
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JP61108394A
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Bii Kosa Nadeiiru
Jei Baake Jemu
Eru Muua Geirii
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JII BUI MEDEIKARU Inc
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JII BUI MEDEIKARU Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は一般的には、レーザ付透視用血管成形
カテーテルに関し、特に、カテーテルの末端にお
けるレーザビームの出力強度又はエネルギーを監
視することが可能な光学的帰還装置を利用する制
御装置をもつレーザ付透視用血管成形カテーテル
装置に関する。帰還信号は、レーザ発生器の比較
的近くに配置された点で検出される信号レベルに
対して正規化される。
(従来の技術) 本発明において用いる制御装置は、特に、レー
ザ付透視用血管成形カテーテルに適するものであ
るが、このカテーテルは、血管中の閉塞をレーザ
エネルギーに露出させ、その露出によつて閉塞の
一部を減少させ、又は除去することによつて治療
することができる。光フアイバは、発生器からの
レーザビームエネルギーを治療すべき領域内に存
在する閉塞位置まで伝送するために利用される。
光フアイバは、また照明を与えて光学的観察を行
うためにも利用される。レーザ付透視用血管成形
カテーテル装置は、よく発生する動脉硬化症及び
類似疾病の治療には極めて有用な器具である。
アテローマ性動脉硬化症は、人間の心臓と循環
系に関係するので、最も多く発生する動脉硬化の
形態であつて、通常、薬剤、血管成形カテーテル
法、または切開心臓バイパス手法によつて治療し
てきた。これら多くの治療形態のうち、血管成形
カテーテル法は、ある状態のもとにおいて選択さ
れる治療法であつた。その治療法は、先ず気球を
先端に取付けたカテーテルを血管中の閉塞体を形
成する物質に近付け、カテーテルの末端を通常、
閉塞部分に貫通させたのち、気球部分を膨張させ
て閉塞部分を拡張させる。この手法は、血管を再
び開いて、多くの場合実質的に正常な循環を回復
できるので効果的である。しかしながら、この手
法は、心臓専門医の伎倆、特にカテーテルの操
作、使用法および制御についての熟練度に依存す
る。通常、この手法の援助として、カテーテルと
共に放射線不透過性物質を使用するX線透視が行
われる。さらにまた、血管成形のカテーテル法
は、血管を拡張させる以前に、カテーテルの末端
の正規の直径が閉塞部を通り抜けるのに支障のな
い程度に、血管は完全には閉塞していない閉塞部
をもつ患者に対して、しばしば限定された手法で
あると認められている。
外科的手法に適用させるために、レーザ付透視
用血管成形カテーテルが開発された。そのような
装置では、カテーテルにレーザエネルギー源を具
備してそのレーザエネルギーを光フアイバに沿つ
て患部に導く。そのようなレーザ付透視用血管成
形カテーテル装置の一つは、1983年12月12日付同
時係属米国特許出願第560234号、名称「レーザ透
視用血管成形カテーテル」に開示されており、こ
れは本発明と同一の譲受人に譲渡されている。
背景技術としては拡張カテーテルが知られてお
り、米国特許第4040413号、米国特許第4271839号
及び米国特許第4299226号に開示されている。光
フアイバを含むカテーテル装置は、米国特許第
3123066号、米国特許第3136310号、米国特許第
3858577号、米国特許第4146019号及び米国特許第
4273019号に開示されている。またレーザ付カテ
ーテルは、米国特許第3468098号、米国特許第
3538919号、米国特許第3843865号、及び米国特許
第4266548号に開示されている。
前述した同時係属米国特許出願第560234号に述
べてあるように、レーザ透過透視用血管成形カテ
ーテルが開示されている。他に種々の技術を組込
んだカテーテルの例としては米国特許第4207874
号および米国心臓学会誌(American Journal
of Cardiology)、50:80,81(1982年12月)に開
示されている。米国特許第4207874号及び前記米
国心臓学会誌の論文については、レーザ伝送フア
イバの束と中心に配置する管でレーザビームエネ
ルギーに露出後の蒸発した不要物質を吸入除去を
可能とするものを備えた装置で、レーザビームが
光フアイバによつて導かれるカテーテルが開示さ
れている。穴あけ処置が完成したとき、透明な外
部の吸集容器に集められる血球サンプルによつ
て、処置の完成の程度を操作者に可視表示する。
レーザ付透視用血管成形カテーテル装置にあつ
ては、治療者が、患部に導かれているレーザエネ
ルギーがある一定の所望限界内にあること、すな
わち、エネルギーはある最低しきい値レベル以上
であつて、かつ一定の最高値をこえない値である
ことを測定し、かつ合理的に確認することが望ま
しい。レーザビームエネルギーが所定の限界内に
あることの表示が得られるときは、この処置をさ
らに信頼性が高く、迅速、再現可能で有効なもの
とする。光フアイバは他の電子−機械的、光学的
装置と共に使用されるので、動作パラメータの適
切な評価が望まれる。例えば、光フアイバの破
裂、破砕その他の故障の発生によつてカテーテル
の末端における利用可能なエネルギーレベルが減
少して、この処置が一般に効果がなくなることが
ある。これに反して、カテーテルの末端において
利用可能なレーザビームエネルギーの量が過剰な
ときは、この処置の質に悪影響を与える。
(本発明が解決すべき課題) 本発明は、レーザビーム発生器からの出力レー
ザビームの電力レベルが監視できると共に、カテ
ーテル構造部に別の光フアイバ又は導線を付加す
ることなくカテーテル末端において得られるレー
ザビームの電力レベルを監視し、またこれらの監
視結果に基づいてカテーテルへ供給されるレーザ
ビームの制御ができるレーザ付透視用血管成形カ
テーテル装置を提供するを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明のレーザ付透視用血管成形カテーテル装
置は、 (イ) レーザビームを発生するレーザビーム発生器
と、 (ロ) 前記レーザビーム発生器に接続された第1の
光フアイバ区間と、 (ハ) 第2の光フアイバ区間を含むカテーテルと、 (ニ) 前記第1の光フアイバ区間と前記第2の光フ
アイバ区間の間に置かれ、前記カテーテルの前
記第2の光フアイバ区間へ供給されるレーザビ
ームの通過の遮断を制御する制御装置であつ
て、前記第1の光フアイバ区間の末端と前記第
2の光フアイバ区間の前端との間に広がるレー
ザビームエネルギー評価領域を含み、 (ホ) 前記制御装置に含まれかつ前記レーザビーム
エネルギー評価領域内に置かれ、前記評価領域
を通過して前記第2の光フアイバ区間に供給さ
れる前記レーザビームの遮断を制御するシヤツ
タ装置と、 (ヘ) 前記制御装置に含まれかつ前記レーザビーム
エネルギー評価領域内の前記シヤツタ装置の下
流に置かれたビームスプリツタ装置であつて、
前記ビームスプリツタ装置は、前記評価領域を
通過する前記レーザビームの一部の進行方向を
転換すると同時に残りのレーザビームを前記第
2の光フアイバ区間の方へ通過させ、 (ト) 前記カテーテルの前記第2の光フアイバ区間
の末端に配置されたけい光素子であつて、前記
けい光素子は、通常は前記レーザビームの方向
転換されない残りのほぼ全部を受けて透過する
が、前記第2の光フアイバ区間を通つてきたレ
ーザビームにより励起されると前記レーザビー
ムの波長とは大きく異なる波長の放射エネルギ
ーを発生し、 前記第2の光フアイバ区間は、同時に前記け
い光素子からの前記放射エネルギーを前記ビー
ムスプリツタに向けて伝送し、また前記ビーム
スプリツタは前記放射エネルギーの進行方向を
転換し、 (チ) 前記制御装置に含まれる第1の検出器及び第
2の検出器であつて、前記第1の検出器は前記
ビームスプリツタ装置により方向転換された前
記レーザビームの一部の通路内に配置されて前
記ビームスプリツタ装置に到達した前記レーザ
ビームの電力レベルを検出し、また前記第2の
検出器は前記ビームスプリツタ装置により方向
転換された前記放射エネルギーの通路内に配置
されて前記ビームスプリツタに到達した前記放
射エネルギーの電力レベルを検出し、 (リ) 前記制御装置に含まれかつ前記第1の検出器
及び第2の検出器の出力信号を受けるように接
続されたシヤツタ装置であつて、前記シヤツタ
制御装置は前記第1及び第2の検出器の出力信
号に従つて前記レーザビーム発生器の電源を制
御する電源制御信号を発生し、また前記シヤツ
タ制御装置は前記第2の検出器からの前記出力
信号の電力レベルが所定の範囲内にないときは
前記シヤツタ装置を閉じて前記評価領域を通過
する前記レーザビームを遮断するためのシヤツ
タ制御信号を発生する。
上述の本発明における解決手段における特徴事
項について説明する。
本発明においては、レーザエネルギーを発生源
から末端まで伝送するために設けられる2つの光
フアイバ区間の間に挿入される制御装置を利用す
る。その制御装置は、光ビーム通路に配置される
電子機械式シヤツタ及びビームスプリツタを含
む。減衰器及び集光レンズがエネルギービームと
直角に配置されて、ビームスプリツタによつて所
定の比率のエネルギーが反射され、又は抽出され
て減衰器及び集光レンズに導かれて第1検出器に
達する、この検出器は、電力レベル監視装置に結
合される。ビームスプリツタのカテーテル側に
は、ビームと直角に干渉フイルタ及び第2集光レ
ンズが設けられる。光フアイバの末端には、けい
光素子が取付けてある。「けい光」の語は、ある
波長の電磁放射が照射されるとき、それに応答し
て第2のより長い波長をもつ放射を発生する素子
の応答のような広い意味に使用する。特に好まし
い一つのけい光素子の一つは、レーザエネルギー
が照射されるときけい光を発生するようにドープ
されたサフアイアてある。入射レーザエネルギー
によつて発生されるけい光エネルギーは、レーザ
エネルギーの波長とは大きく異る波長であるか
ら、けい光エネルギーは光フアイバを通つて伝送
されて、ビームスプリツタのカテーテル対向面に
達する。ここでけい光エネルギーは、ビームスプ
リツタ(ダイクロイツクフイルタ)のカテーテル
対向面によつて反射され、集光レンズに入つて第
2検出器に達する。第2検出器の出力は、通常、
増幅された後、しきい値検出器に加えられる。し
きい値検出器の出力は、シヤツタ装置及びレーザ
発生器の電源に加えられる。
光フアイバの末端部分、または末端が破損する
ときは、けい光素子によつて発生されるけい光エ
ネルギーの量すなわち出力が減少して、しきい値
検出器は信号振幅の減少降下に応答する。この変
化が検出されるとき、信号を発生し、その信号が
帰還ループを通して加えられて、レーザ発生器を
停止させるか、又はシヤツタ装置を閉鎖する。本
発明の装置では、レーザ発生器の出力と光フアイ
バの出力とを同時に監視することができる。応用
装置によつては、減衰器をシヤツタ装置の前方の
レーザビーム通路に配置することがある。レーザ
発生器出力に対する光フアイバ出力の比は、連続
的に監視されるので、万一装置部品の故障によつ
てその比が所定の範囲を逸脱するとき、全体の装
置を自動的に動作停止することができる。
本発明によれば、カテーテル構造部に付加的な
光フアイバ又は導線を必要としないで、カテーテ
ルの末端から情報を帰還する装置が得られる。ま
た、カテーテルに含まれる光フアイバの末端は適
切に保護される。本発明による装置は、適正に装
置の監視を行うために、帰還装置の極めて速い応
答時間で、レーザ発生器出力とカテーテル出力の
同時測定又は比較を行うことが可能である。故障
のとき、又は出力が所定の範囲を逸脱するとき
は、装置は直ちに動作を停止する。
制御機能のほかに、光フアイバの末端にけい光
レンズを設けることによつてレーザビームエネル
ギーの集光又は発散の便利な手段が得られる。こ
のレンズは、また、光フアイバの末端に対する保
護ともなる。このようなレンズは、また、光フア
イバの末端における温度レベルを監視することを
可能とする。温度監視は、レーザを間欠的にパル
ス化すると共に入射けい光エネルギーの応答時間
の測定によつて実現できる一つの特徴である。カ
テーテルの出力は、レーザ出力と比較して監視で
きるので、適当な所望のレベルでの動作を確実に
できる。
レーザ付透視用血管成形カテーテル装置の制御
装置は、カテーテルの末端における出力を監視で
きるように迅速な応答特性をもつ帰還装置を使用
し、かつ前記出力が所定の範囲を逸脱するとき
は、装置の動作を停止させる。
(実施例) 本発明の好適態様によると、第1図に示したよ
うに、全体を参照符号10で示したレーザ付透視
用血管成形カテーテル装置は、前端(近端)12
と末端(遠端)13とをもつ透視用血管成形カテ
ーテル11を含み、またこのカテーテル11はレ
ーザビームエネルギーを伝送する光フアイバ35
を備える。レーザエネルギーは、電源および制御
装置15によつて駆動されるレーザヘツド14か
ら得られる。レーザ付透視用血管成形カテーテル
装置用のレーザエネルギーを発生するレーザヘツ
ドは、その電源及び制御装置と同様に市販されて
いる。レーザヘツド14によつて発生されるエネ
ルギーは、レーザヘツド14の壁を通して送出さ
れて、光束16となり集光レンズ17に入る。集
光レンズ17は、ビームエネルギーを18で示す
円錐形として、光フアイバ区間20内に導く。光
フアイバ区間20(第1区間)は、例えば10メー
トルというような便宜の長さのものである。光フ
アイバ区間20の末端21は、レーザエネルギー
が22で示す円錐形となり、集光レンズ24に入
るように設計してある。集光レンズ24を通過し
たビームは、25で示すような平行な形となつて
電子機械式二重シヤツタ26に進入することが好
ましい。通常の動作では、二重シヤツタ26は、
第1図に示すようにビームを通過させるが、後で
述べるように何か故障が発生すると、電子機械式
シヤツタ26は、そのパネル部材すなわち羽根2
7及び28を閉じて、レーザビームエネルギーの
通過を遮断する。シヤツタ26を通過したレーザ
エネルギーは、ビーム状30でビームスプリツタ
31に達するビームスプリツタ31は、入射レー
ザビームエネルギーを実質的に、又は最大に透過
するようになつているダイクロイツクフイルタが
好ましい。ビームスプリツタ31の面から反射さ
れる入射レーザエネルギーのわずかの部分すなわ
ち抽出部分は、32に示され、これはビームスプ
リツタ31を通過し33で示すビーム円柱に沿う
ものと平衡する。集光レンズ34を通過するレー
ザビーム33は、レーザ付透視用血管成形カテー
テル11内に設けられた管内に含まれる光フアイ
バ区間35(第2区間)に入る。
カテーテル11の末端には、入射レーザビームエ
ネルギーの波長とは極めて異なる波長で放射エネ
ルギーを発生するけい光素子、すなわち、けい光
装置が設けてある。通常、けい光装置は、ドーパ
ントを含むサフアイア素子で、入射レーザビーム
エネルギーの波長とは極めて異なる波長で放射さ
れるけい光エネルギー又は他の放射エネルギーを
発生する。光に応答するサフアイア素子、すなわ
ちドープされたサフアイア素子37は、もちろ
ん、市販品である。有用なドーパントの一つはク
ロームである。ドーパントを含んだサフアイア素
子は、けい光素子37の構成材料として使用する
のに好ましいが、もちろん、他のけい光材料も使
用することができる。これに使用する材料は、レ
ーザビームの波長内のエネルギーに対して高い透
過性をもち、また、入射レーザビームエネルギー
の波長とは大きく異なる波長のけい光エネルギー
又は他の検出可能な放射エネルギーを発生する特
性をもつことが望ましい。
けい光性サフアイア素子37の発生する放射エ
ネルギーは、光フアイバ35に入り、これを通過
して矢印39−39の反対方向に進み、ビームス
プリツタ31のカテーテル対向面に達する。この
場合、ビームスプリツタ(ダイクロイツクフイル
タ)は、けい光素子37によつて発生された波長
のエネルギーを反射し、矢印40−40で示す経
路を通つて、最後に検出器41の作用面で受信さ
れる。この部分の装置については以下に詳細説明
する。
次に、レーザ発生器すなわち、レーザヘツド1
4からの入射レーザ光の監視装置について述べる
と、レーザの全出力エネルギーからの抽出部分
は、ビーム光束32から減衰器43、集光レンズ
44を通つて放射エネルギー検出器45の作用面
に達する。電力レベル表示器46は検出器45と
回路接続され、ビームスプリツタ31の入射面に
到達する入力レーザエネルギーの電力レベルを表
示する。さらに検出器45の出力は導線48を経
て、制御論理回路を通つて電源及び電源制御装置
15に結合される。検出器45、電力レベル表示
器46のような検出器及び電源及び制御装置15
に対応する回路は市販されている。
けい光素子37によつて発生され、ビームスプ
リツタ31で反射される光は、ビームスプリツタ
31の第2面に到達し、ここから反射されて矢印
の40−40で示す通路を進む。この通路には干
渉フイルタ50が配置してあるが、このフイルタ
は、約6940オングストロークの入射光も最もよく
透過するようになつている。このフイルタは、通
常、けい光素子37の最大発生光の範囲内でせん
頭透過性をもつものである。検出器41によつて
発生される信号は、通常の前置増幅器52を経
て、しきい値検出器53に伝送される。しきい値
検出器53の出力は、出力レーザエネルギー検出
器45に対して正規化され、別の制御論理装置に
送られ一つの出力は電子機械式二重シヤツタ26
の入力となり、他の出力は電源及び制御装置15
への入力54となる。前述したように、しきい値
検出器53の正規化出力が所定の範囲を逸脱する
ときは、シヤツタ26の動作羽根27及び28が
閉じて、カテーテル11へのレーザビームエネル
ギーの伝送を完全に遮断し、停止する。
従つて、集光レンズ24と集光レンズ34との
間を通過するレーザビームエネルギーは、実際
上、全体の装置に利用できるエネルギー量及びレ
ーザ付透視用血管成形カテーテル11の末端で得
られるエネルギー量を制御するための評価領域を
通過することになる。
第2図は、レーザカテーテルの光装置を詳細に
示したものである。第1図に示した部品と類似の
部品に対しては、できる限り類似の参照符号を使
用した。
第2図に示した装置では、レーザ装置ブロツク
内にあるレーザヘツド15Aは電源15Bによつ
て駆動されて円柱状のレーザビームエネルギー1
6を発生する。集光レンズ17はレーザビームを
集光させて、第1光フアイバ区間20内に導く装
置であり、第1光フアイバ区間20の長さは、通
常10メートルである。
制御装置ブロツクは、第1図にも示したよう
に、第1光フアイバ区間の末端から一般に始ま
る。レンズ24を使用してレーザビームを平行に
し、そのビームを減衰器60を通過させる。減衰
器60は装置を透過するエネルギー量を制御する
ために使用する。減衰器60を通過した光は、前
述したように、電子機械式二重シヤツタ26を通
つて、ビームスプリツタ31の第1面に達する。
この実施例では、ビームスプリツタ31にはダイ
クロイツクフイルタを使用する。ダイクロイツク
フイルタは、もちろん、市販品である。ダイクロ
イツクフイルタ31は、第1図の実施例について
説明したように、レーザ光を最大に透過させ、ほ
んのわずかの部分を通路32に沿つて反射するよ
うに選択してある。減衰器43は、検出器45に
達して、受信されるエネルギー量を制御するため
に使用される。検出器45の出力は、前述したよ
うに、電力レベル表示器46に表示されるが、最
終的には電源15Bへの第1制御入力15Cで受
信される。
レーザ付透視用血管成形カテーテル11は、第
2図に示したように、流体を送るための1個又は
複数個の管を備えており、その流体供給管への導
入管を61に示す。カテーテル11に対する保護
しやへい、すなわち、保護外管を62に示した
が、レーザ付透視用血管成形カテーテル11の保
護外管は、FDA(米国食品医薬品局)に承認され
た材料又は物質、例えば、ポリエチレン又はその
同等品で形成することが好ましい。金属又はガラ
スのスリーブを63に取付けて、光フアイバ及び
サフアイア素子を収容する。ガラスチユーブを使
用するときは、放射線不透過性バンドを64及び
65に付加して使用して、レーザ付透視用血管成
形カテーテル11の末端の位置の決定および観察
を助け、また場合により、光フアイバがポリエチ
レンスリーブ部11Aのような、カテーテルスリ
ーブ部の末端を越えて延びる装置にあつては、光
フアイバ部分の末端の位置を定めるのに利用でき
る。
光フアイバ35の表面を保護するために、緩衝
外被を使用して外面を被覆する。通常、この緩衝
外被は、ポリアミド材の1個又は複数個の薄膜又
は層であつて、場合によつては、UVマーカ
(UV marker)添加物を含むことがある。なお
また、場合によつては、ポリエチレンスリーブ部
11Aに内部緩衝薄膜又は層を設けることが望ま
しい。そのような材料は、エポキシ材又は同等品
のような両立性ある重合体材料でよい。場合によ
つては、この内部薄膜又は層にUVマーカを与え
ることが望ましい。
第3図には、製図手法の制限から、個別の多層
構成を部分切断形で示した。
第1図に示したように、けい光素子37からの
光は、ビームスプリツタ(クロイツクフイルタ)
31の面31Aで反射されて、干渉フイルタ50
及び集光レンズ67を通つて検出素子41に達す
る。第1図の実施例について前に述べたように、
しきい値検出器53の出力は、電子機械式シヤツ
タ26への入力および電源15Bへの第2制御入
力15Dを供給する。
本発明による装置の代替配置としては、レーザ
装置からのビームエネルギーを直接ビームスプリ
ツタまで進行させ、第1検出器及び第2検出器を
使用して電子機械式シヤツタ装置のような制御監
視装置に信号を加えることができる。ビームスプ
リツタのカテーテル側では、集光レンズを備えて
レーザビームエネルギーを第1光フアイバ区間に
送入し、第1光フアイバ区間はコネクターを経由
して制御監視装置に終端する。この制御監視装置
からの出力は第2光フアイバ区間に加えられて、
その後カテーテル装置の末端に加えられる。この
ような配置にすると、レンズの位置合せ機構が一
つ少く、また、いくつかのレンズを省略できる利
点がある。
(発明の効果) 本発明のレーザ付透視用成形カテーテル装置に
おいては、レーザビーム発生器からのレーザビー
ムの一部をスプリツタにより分岐して第1の検出
器により出力レーザビームの電力レベルを検出
し、またビームスプリツタ装置を通過する大部分
のレーザビームをカテーテルに供給すると共にカ
テーテルの末端には、レーザビームにより励起さ
れてレーザビームとは大きく波長の異なる放射エ
ネルギーを発生するけい光素子を設け、けい光素
子からの放射エネルギーをビームスプリツタ装置
を介して第2の検出器に送りカテーテル末端で利
用できるレーザビームの電力レベルを表わす放射
エネルギーの電力のレベルを検出している。従つ
て、レーザビーム発生器からの出力電力レベルが
監視できると共に、カテーテル構造部に別個に光
フアイバ又は導線を付加することなくカテーテル
末端において利用できるレーザビームの電力レベ
ルを監視して、故障等を検知することができる。
また、第1及び第2の検出器からの出力信号は、
レーザビーム発生器からカテーテルへ供給される
レーザビームを遮断するシヤツタ装置の制御装置
へ送られるので、レーザビーム発生器の出力の電
力レベルが異常のとき、又はカテーテル末端にお
けるレーザビームの電力レベルが所定の範囲内に
ないときはシヤツタによりレーザビームのカテー
テルへの供給を遮断し、装置の故障時のその後の
処置を容易にし、また治療をうけている人の安全
を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一つの実施例を示す略図で、
レーザ発生器の出力エネルギーと、伝送装置を経
て受信され、カテーテルの末端で得られるエネル
ギーとを同時に監視し又は測定する構成を示す
図、第2図はエネルギー帰還がカテーテルの末端
から得られるレーザ付透視用血管成形カテーテル
に利用される制御装置の詳細を示す略図、及び第
3図はカテーテル装置の末端部だけを詳細に示し
た部分略図である。 符号の説明、10……レーザ付透視用血管成形
カテーテル装置、11……カテーテル、12……
前端、13……末端、14……レーザヘツド、1
5……電源及び制御装置、16……レーザ光束、
17,24,34,44,67……集光レンズ、
18,22……円錐状の光エネルギー、20……
第1光フアイバ区間、21……第1光フアイバ区
間の末端、25,30,32,33……レーザビ
ーム(平行光)、26……電子機械式二重シヤツ
タ、27,28……シヤツタの羽根、31……ビ
ームスプリツタ、35……第2光フアイバ区間、
37……けい光素子、39,40……矢印、4
1,45……第1及び第2検出器、43,60…
…減衰器、46……電力レベル表示器、50……
干渉フイルタ、52……前置増幅器、53……し
きい値検出器、54……電源及び制御装置入力、
62……保護しやへい、63……スリーブ、6
4,65……バンド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) レーザビームを発生するレーザビーム発
    生器と、 (ロ) 前記レーザビーム発生器に接続された第1の
    光フアイバ区間と、 (ハ) 第2の光フアイバ区間を含むカテーテルと、 (ニ) 前記第1の光フアイバ区間と前記第2の光フ
    アイバ区間の間に置かれ、前記カテーテルの前
    記第2の光フアイバ区間へ供給されるレーザビ
    ームの通過の遮断を制御する制御装置であつ
    て、前記第1の光フアイバ区間の末端と前記第
    2の光フアイバ区間の前端との間に広がるレー
    ザビームエネルギー評価領域を含み、 (ホ) 前記制御装置に含まれかつ前記レーザビーム
    エネルギー評価領域内に置かれ、前記評価領域
    を通過して前記第2の光フアイバ区間に供給さ
    れる前記レーザビームの遮断を制御するシヤツ
    タ装置と、 (ヘ) 前記制御装置に含まれかつ前記レーザビーム
    エネルギー評価領域内の前記シヤツタ装置の下
    流に置かれたビームスプリツタ装置であつて、
    前記ビームスプリツタ装置は、前記評価領域を
    通過する前記レーザビームの一部の進行方向を
    転換すると同時に残りのレーザビームを前記第
    2の光フアイバ区間の方へ通過させ、 (ト) 前記カテーテルの前記第2の光フアイバ区間
    の末端に配置されたけい光素子であつて、前記
    けい光素子は、通常は前記レーザビームの方向
    転換されない残りのほぼ全部を受けて透過する
    が、前記第2の光フアイバ区間を通つてきたレ
    ーザビームにより励起されると前記レーザビー
    ムの波長とは大きく異なる波長の放射エネルギ
    ーを発生し、 前記第2の光フアイバ区間は、同時に前記け
    い光素子からの前記放射エネルギーを前記ビー
    ムスプリツタに向けて伝送し、また前記ビーム
    スプリツタ装置は前記放射エネルギーの進行方
    向を転換し、 (チ) 前記制御装置に含まれる第1の検出器及び第
    2の検出器であつて、前記第1の検出器は前記
    ビームスプリツタ装置により方向転換された前
    記レーザビームの一部の通路内に配置されて前
    記ビームスプリツタ装置に到達した前記レーザ
    ビームの電力レベルを検出し、また前記第2の
    検出器は前記ビームスプリツタ装置により方向
    転換された前記放射エネルギーの通路内に配置
    されて前記ビームスプリツタに到達した前記放
    射エネルギーの電力レベルを検出し、 (リ) 前記制御装置に含まれかつ前記第1の検出器
    及び第2の検出器の出力信号を受けるように接
    続されたシヤツタ制御装置であつて、前記シヤ
    ツタ制御装置は前記第1及び第2の検出器の出
    力信号に従つて前記レーザビーム発生器の電源
    を制御する電源制御信号を発生し、また前記シ
    ヤツタ制御装置は前記第2の検出器からの前記
    出力信号の電力レベルが所定の範囲内にないと
    きは前記シヤツタ装置を閉じて前記評価領域を
    通過する前記レーザビームを遮断するためのシ
    ヤツタ制御信号を発生するレーザ付透視用血管
    成形カテーテル装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記ビーム
    スプリツタ装置がダイクロイツクフイルタである
    ことを特徴とするレーザ付透視用血管成形カテー
    テル装置。 3 特許請求の範囲第1項において、前記けい光
    素子がドーパントを含んで、入射レーザビームの
    波長よりも長い波長のけい光を発生することを特
    徴とするレーザ付透視用血管成形カテーテル装
    置。
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