JPH0467864A - 使い捨て吸収性着用物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、使い捨ての吸収性着用物品に関し、より詳し
くは、ウェストフラップに設けた伸縮性部材が伸縮性ウ
ェストバンドを構成すると共に体液漏れ防止に対して効
果を有する前記着用物品に関する。

（従来の技術） 失禁用を含む使い捨てのおむつ、トレニングパンツ等の
使い捨て吸収性着用物品において、ウェストフラップの
少なくとも一部に糸ゴムや、ウレタンゴム等の弾性伸縮
部材を配してウェストバンドを作り、着用性を向上させ
る技術が広く知られている。また、公知の液透過性トッ
プシートと、液不透過性バックシートと、両シートの間
に吸収体を介在させた吸収性着用物品においては、股下
区域において排出された体液が蝮側および背側ウェスト
フラップ近辺にまで浸透・拡散し、そこからトップシー
トの外へ滲み出し、着用者の肌を濡らして不快感を与え
るという問題がある。前記弾性伸縮部材を活用してこの
滲み出しを防ぐことができるなら、それは製造業者、利
用者の相方にとって有益なことである。特開昭６１−２
７５４０２号公報の開示技術はトップシートの内面に幅
広の弾性部材を一体化させることによって、この問題を
解決しようとしている。

（発明が解決すべき課題） 着用物品の股下部に排出された体液がトップシートや吸
収体内を拡散して腹側区域や背側区域に達し、ここで体
液が物品から滲み出し着用者に不快感を与えることは前
述のとおりである。一方、前記特開昭６１−２７５４０
２号公報の開示技術は、トップシートを拡散し前記区域
において滲み出す体液がもたらす不快感を解消すること
ができない。

そこで本発明は、着用物品の腹側および／または背側区
域において体液の滲み出しを防止することのできる伸縮
性ウェストバンドを提案することによって前記問題を解
消しようとするものである。

（１１題を解決するための手段） 上記問題を解決するために本発明が構成の要件とすると
ころは、次のとおりである。

液透過性トップシートと、液不透過性バックシートと、
両シートの間に介在する吸収体と、該吸収体の対向端縁
から外側へ延出する前記トップシートとバックシートと
からなる腹側および背側ウェストフラップと、該ウェス
トフラップの少なくとも一方に設けた伸縮性ウェストバ
ンドとを含むように使い捨て吸収性着用物品を構成する
。

前記伸縮性バンドが、前記物品の幅方向に延在する液不
透過性の帯状伸縮部材を含んでいる。該伸縮部材の長手
方向に延びる外側縁部が、少なくともその一部を前記物
品の幅方向に伸縮自在に保ちながら、前記ウェストフラ
ップのトップシートに接合している。一方、前記伸縮部
材の内側縁部が前記ウェストフラップに臨む前記吸収体
の端縁を越え、前記物品の中央寄りの位置において前記
トップシートに接合している。

（作用と効果） 液不透過性の帯状伸縮部材の少なくとも一部が伸縮自在
にウェストフラップのトップシートに接合することによ
って着用物品に伸縮自在なウェストバンドが形成される
（請求項１に対応）。

前記伸縮部材は着用物品の長手方向において、ウェスト
フラップ上の接合位置から、吸収体の端縁を越えた中央
寄りの接合位置にわたってトップシートを覆うことにな
る。そのように覆われたウェストバンドを含む腹側およ
び／または背側区域では、体液の滲み出しがなく、快適
な着用感を実現することができる（請求項１に対応）。

伸張性の第２サイドフラップに帯状伸縮部材を接合して
おくと、該フラップは収縮作用を受けて、不必要に長く
伸びることがなく、フラップのおさまりがよくなる（請
求項２に対応）。

（実　施　例） 次に本発明の実施例を図面に従って説明すると以下のと
おりである。

［実施例１］ 第１図は、本発明の実施例である使い捨ておむつ１を、
そのトップシート２の一部を切り欠いて示す平面図であ
る。おむっ１は、着用時に肌に接する液透過性トップシ
ート２、肌に接しない液不透過性バックシート３、両シ
ート２．３の間に介在する吸収体４、および後述する背
側ウェストフラップ１０に設けた液不透過性の帯状伸縮
部材６とからなり、伸縮部材６の両側端には着用時に腹
側と背側のウェストフラップを互いに締結するファスナ
ーテープ７が接着しである。

おむつ１は長手方向で見ると股下区域５０．腹側区域５
１、背側区域５２を有している。

おむっ１においてトップシート２とバックシート３とは
、吸収体４に当接する部位を除いて互いに適宜内面が接
合されている。吸収体４の対向端縁８，８′から外側へ
延出するトップシート２とバックシート３とが接合して
、腹側ウェストフラップ９と背側ウェストフラップ１０
とを形成している。吸収体４の対向側ｌ＃１１から外側
へ延出するトップシート２とバックシート３とはサイド
フラップ１２を形成し、かつ、脚周り用の弾性部材５を
両シートの間に伸縮自在に介在せしめである。

帯状伸縮部材６は、その長手方向、即ちおむつ１の幅方
向で見るとサイドフラップ１２から延出する両側端区域
１３と、それらの間に位置する中間区域１４とを有する
。中間区域１４は、トップシート２に対して少なくとも
その中央区域１５を伸張下において間欠的に接合し、そ
れによって区域１５はギヤザーを有して伸縮自在であり
、残余の部分１６には伸縮自在な間欠的な接合、または
実質的な全血糊づけによる接合が施しである。伸縮部材
６とおむつ１とをこのように構成することで伸縮部材６
を含むウェストバンド１７が形成される。

第２図は、第１図の■−■線端面図であって、伸縮部材
６がその幅方向、即ちおむつ１の長手方向において接合
する状態を示している。伸縮部材６の外側縁部６Ａは、
ウェストフラップ１０においてトップシート２に接合し
てあり、内側縁部６Ｂはウェストフラップ１０に臨む吸
収体４の背側端縁８を越えて、おむつ１を長手方向に部
分する中心線Ｃ−Ｃ（第１図参照）にやや寄った位置に
おいてトップシート２に接合しである。このように比較
的広幅の伸縮部材６によってウェストバンド１７を作っ
であるから、物品１を着用した時には胴周り方向にかか
る締めつけ力がウェストバンドに幅広く方散し、ウェス
トフラップ１０のめくれの問題を解消することも可能で
ある。内側縁部６Ｂの中央区域１５を伸張下においてト
ップシート２に間欠的に接合した場合、トップシート２
が吸収体４の近傍ではその自在な収縮を妨げられ、吸収
体４の近傍にギヤザーが殆ど形成されないこともあるが
、そのような場合においてもウェストフラップ１０にギ
ヤザーが形成できていれば本発明の目的を達し得る。

第１図および第２図は、おむつ１が長手方向と幅方向と
に張力を受けて、前記ギヤザーと弾性部材５とが伸びて
いる状態を示している。伸縮部材６の中央区域１５は間
欠的な接合をする時に長手方向に伸張したことによって
内側縁部６Ｂの外形線の一部が弧を描いている。外側縁
部６Ａの側にあって、これと対向するはずの弧は、後述
するおむつ１の連続生産ラインにおける溶断工程以前に
おいておむつ１に接続していたもう一方のおむつに存在
している。

ここで、おむつ１の連続生産ラインの一例について付言
しておく６図示は省略するがおむつ１は、その長手方向
をラインの流れに合わせて生産される。少なくとも隣り
合う一対のおむつは、互いに背側ウェストフラップにお
いて接続しており、その接続した部位に帯状伸縮部材６
の倍寸幅の部材を一部分伸張しながら、流れ方向に直角
に接着する。しかる後に該部材の幅を部分すると共に一
対のウェストフラップを形成するように加熱刃等を使っ
て溶断する。前記接着の時点において該部材の伸張を受
けた部分が対向する弧を描いて幅が狭くなっている。こ
のようにして伸縮部材を無駄なく利用し、−回の溶断で
、二つの切り縁を形成することができる。第２図の外側
縁６’Ａは、その中の一方の切り縁である。後述するよ
うにおむっ１のトップシート２、バックシート３および
伸縮部材６は熱可塑性のプラスチックフィルムやゴムシ
ートを素材に選ぶことができる。そこで、おむつ１の外
形切断に前記の溶断を採用すると、切り縁は各素材が溶
融密着し、体液が切り縁から漏れるのを防止することが
できる。

伸縮部材６には、伸縮性プラスチックフィルムやゴムシ
ート等の伸縮性材料を使うことができるが、着用者の肌
に接触する表面には伸縮性を有すや繊維素材をラミネー
トして肌ざわりを良好にし、吸汗性を付与することが好
ましい、このような繊維素材の一例には捲縮した合成繊
維を含む繊維交絡不織布がある。また、ｍ維素材の前記
伸縮材料へのラミネートは間欠的な接合によるが、伸縮
性の接着剤を使用してラミネートによる伸縮性の減殺を
極力避けることが好ましい。

本実施例のおむつ１を構成するその他の素材としては、
トップシート２は熱可塑性合成繊維からなる一繊一交絡
不織布、バックシート３はポリエチレン等の熱可塑性プ
ラスチックフィルム、吸収体４は粉砕パルプ、熱可塑性
繊維および吸水性ポリマーの混合圧縮成形物等を一例と
して挙げることができる。

［実施例２］ 第３図および第４図は本発明の別の実施例であるおむつ
１を示す、第３図は実施例１の第１図と同様にして示す
平面図であり、第４図は同図のＴＶ−ＩＶ端面図である
。

本実施例ではおむつｌが腹側ウェストフラップ９と背側
ウェストフラップ１０とに伸縮部材６′、６を有し、吸
収体４の対向側縁から外側へ延出する第１サイドフラッ
プ１９の側縁においてバックシート３上に連接された第
２サイドフラップ２０と、バックシート３または第２サ
イドフラップ２０の内面上に接合された弾性フラップ２
５とを有する。第２サイドフラップ２０は主として装飾
用ではあるが、少なくともおむつｌの幅方向に伸張性ま
たは伸縮性を有し、おむつ１の着用者によくフィツトす
るものであることが望ましい、それには不織布を使うこ
とができるが、伸張性に富むスパンレース不織布は特に
好適なものである。

第４図は弾性フラップ２５が第２サイドフラップ２０上
に接合する状態を示す、フラップ２５は弾性部材２１を
包み込むスリーブ状フラップ２２と弾性部材２３を包み
込むスリーブ状フラップ２４とを有し、フラップ２２と
２４とは接合線２６によって一体的に第２サイドフラッ
プ２０に接合し１幅方向の断面は７字型を描いて、おむ
つの内面に起立している。起立したフラップ２２と２４
の先端は１着用した時に脚周りに接触して体液漏れを防
止する。フラップ２５の長手方向両端２７が７字型を約
１８０°に開いておむつ１の内面に接着している。フラ
ップ２２．２４は長さ方向に伸縮性を有するとともに、
弾性部材２１、２３の収縮作用によりおむつ１の少なく
とも中央部分において内面から起立することができる。

なお第３図のハツチングは、フラップ２５の第２サイド
フラップ２０への接合部位を示している。

さらに第３図において、腹側と背側のウェストフラップ
９．ｌＯ上の伸縮部材６′、６は、中央区域１５’　、
　１５がトップシート２に間欠的に接合し、ギヤザー（
図示せず）を形成し、フラップ２５を覆う区域１５’　
Ａ　、１５Ａがフラップ２５に対し間欠的または全面糊
づけによって接合し、両側端区域１３’　、　１３が第
２サイドフラップ２０に対し実質的な全面糊づけによっ
て接合している。伸縮部材６′、６の幅方向はトップシ
ート２に対し実施例１の第２図と同様に接合している。

即ち、各々の外側縁部６’Ａ、６Ａがウェストフラップ
９，１０においてトップシート２に接合しており、各々
の内側縁部６’Ｂ、６Ｂが吸収体４の各端縁８′、８を
越え、中心線Ｃ−Ｃ寄りの位置においてトップシート２
に接合している。内側縁部６’Ｂ、６Ｂの接合が、伸縮
性の乏しいことは実施例１と同じである。

上記のように構成したおむっ１では、第２サイドフラッ
プ２０にスパンレース不織布を使い、おむつ１の幅方向
への伸張性を持たせておいても、伸縮部材６′、６の収
縮力の作用でフラップ２０が不必要に伸びることがない
、おむっ１には、ウェストフラップ９．ｌＯに伸縮性部
材６′、６による伸縮自在な−ギャザー（図示せず）を
含むウェストバンド１７’、１７が形成されている。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の実施例を示すおむつについて
、その内面を一部切り欠いて示す平面図と、その■−■
線端面図、第３図、第４図は本発明の他の実施例を示す
平面図と、そのＩＶ−ｍＶ線端面図である。 １・・・着用物品（おむつ） ３・・・バックシート ６・・・伸縮部材 ６Ｂ・・・内側線部 ９・・・腹側ウェストフラップ ｌＯ・・・背側ウェストフラップ １７、１７ｔ−・・ウェストバンド １９・・・第１サイドフラップ ２・・・トップシート ４・・・吸収体 ６Ａ・・・外側縁部 ８．８′・・・端縁 ２０・・・第２サイドフラップ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）液透過性トップシートと、液不透過性バックシー
   トと、両シートの間に介在する吸収体と、該吸収体の対
   向端縁から外側へ延出する前記トップシートとバックシ
   ートとからなる腹側および背側ウェストフラップと、該
   ウェストフラップの少なくとも一方に設けた伸縮性ウェ
   ストバンドとを含む使い捨て吸収性着用物品において、 前記伸縮性ウェストバンドが、前記物品の幅方向に延在
   する液不透過性の帯状伸縮部材を含み、該伸縮部材の長
   手方向に延びる外側縁部が、少なくともその一部を前記
   物品の幅方向に伸縮自在に保ちながら、前記ウェストフ
   ラップのトップシートに接合し、かつ内側縁部が、前記
   ウェストフラップに臨む前記吸収体の端縁を越え前記物
   品の中央寄りの位置において前記トップシートに接合し
   ている、 ことを特徴とする前記使い捨て吸収性着用物品。
2. （２）前記吸収性着用物品が前記吸収体の対向側縁から
   外側に延出する第１サイドフラップと、該第１サイドフ
   ラップの側縁に連接して、該第１サイドフラップの外側
   に延出し、かつ前記物品の少なくとも幅方向に伸張性を
   有する第２サイドフラップとを有し、該第２サイドフラ
   ップには前記帯状伸縮部材が接合している請求項１記載
   の吸収性着用物品。