JPH0464334A - 血圧測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、血圧測定装置に係わり、特に正確な血圧値
が得られる血圧測定装置に関する。

「従来の技術」 元来、血圧とは、心臓部（大動脈部）における血圧を言
うが、直接これらの部位における血圧測定は物理的に困
難であるため、従来は一般的に頭部、上腕部、腹部、大
腿部および手指部なとの各部（ひにおけろ血圧を測定し
ている。

１発明か解決しようとする課題」 ところて、心ｔｌｌｆｆｉとの位置差か大きい、頭部、
大腿部、手指部などの部位では約２０〜８０ｍｍＪ−１
ｇ（２５〜ｌ　ＯＯｃｍ）の誤差が生じることかあるの
で、従来は、−船釣に心臓部と同一の位置にある上腕部
で血圧測定を行っている。しかしながら、この部位にお
いて得られる血圧値は、心臓部との生理的較差や渡体力
学的較差は別にしても、体位（立位、横臥位、仰臥位等
）により異なった値になる。

この発明はこのような事情に鑑みてなされｆ二もので、
血圧測定部位を問わず正確な血圧値か得られる血圧測定
装置を提供することを目的としている。

「課題を解決するための手段」 この発明は、血圧測定部位と心臓部との間の静水圧差を
検出する静水圧差検出手段と、前記血圧測定部位と心臓
部との位置関係に基づいて前記静水圧差検出手段により
検出されろ静水圧差を前記血圧測定部位における血圧測
定値に対して加算ま１こは減算する演算手段とを具備す
ることを特徴とする。

「作用　」 」二記構成によれば、静水圧差検出手段により、心臓部
と血圧測定部位との静水圧差が検出され、この検出結果
が演算手段により、測定部位での血圧測定値に加算また
は減算される。

したがって、心臓部以外の部位において血圧測定を行っ
ても心臓部における血圧値が得られる。

「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。

第１図はこの発明の一実施例による血圧測定装置１の外
観を示す斜視図である。この図に示すように血圧測定装
置１は、装置本体２と、カフ部３と、胸部ユニット４と
から構成されており、光電容積脈波法を利用した容積振
動法により、血圧計測と脈拍計測を行い、その計測結果
から最高血圧、平均血圧、最低血圧および脈拍数を算出
し、６算出結果を表示器にて数値表示するととしに、プ
リンタに印字するものである。

ここで、第２図を参照して血圧測定装置ｌの詳細につい
て説明する。

装置本体２は、カフ圧ライン５を介してカフ部３へ空気
を送出するためのカフ圧部６と、装置各部を制御すると
ともに、カフ部３から供給される各種信号を読込み、デ
インタルのデータに変換して出力する制御部７と、各種
データ（体重、身長、性別等）を入力するための入力部
８と、制御部７から出力される各種データに基づいて最
高血圧、平均血圧、最低血圧および脈拍数等を求めるデ
ータ処理部９と、このデータ処理部９から出力される各
位を印字するプリンタ１０と、制御部７とデータ処理部
９から出力される各種データを表示するデータモニタ１
１と、装置各部へ電源を供給する電源部１２とを有して
構成されている。上記制御部７は、図示什ぬＣＰＵ（中
央処理装置）、ＲＯＭ（リードオンリメモリ）、ＲＡＭ
（ランダムアクセスメモリ）およびインタフェース等を
有して構成されており、ＲＯＭにはＣＰＵを制御するた
めのプログラムか書込まれている。

カフ部３は、図示のように手指基部を固定するための略
円筒形状の固定部１５と、この固定部１５の内側に取付
けられる圧迫用カフ１６と、固定部１５の内側上部に取
付けられるＬＥＤ（発光素子）１７と、このＬＥＤｌ７
に対向して固定部１５の内側下部に取付けられるフォト
トランジスタ（受光素子）１８と、圧力センサ１９と、
フォトトランジスタ１８の出力と圧力センサ１９の出力
をぞれぞれ別個に増幅する増幅器２０を有して構成され
ている。この場合、増幅器２０はその増幅率を任意に可
変できるようになっており、これにより圧力センサ１９
の感度を調整することができる。

ＬＥＤ　＋　７とフォトトランジスタ１８は、上述した
容積振動法に基づいて血圧と脈拍の検出に使用されるも
のである。この場合、ＬＥＤｌ、７は装置本体２の制御
部７て点灯制御され、フォトトランジスタ１８は同制御
部７で出力制御される。また、圧力センサ１９は、後述
する胸部ユニット４から印加される圧力を検出するもの
である。

胸部ユニット４は、第３図に示すように、その下部４ａ
がテーパ状に形成された円筒状になりおり、上部４ｂが
ネジ式に取外し自在になっている。

この場合、上部４ｂは胸部ユニット４内に液体（水また
は油等）を注入するために取外し自在になっている。胸
部ユニット４の下端は開口しており、上端は図示のよう
に空気孔４ｃを除いて閉口している。空気孔４ｃには、
液漏れ防止用の弁（図示略）が取付けられている。胸部
ユニット４の下端には、チューブ２１の一端が接続され
ており、チューブ２１の他端は第２図に示すように圧ノ
コセンサ１９の検出端に接続されている。また、胸部ユ
ニット４の上部４ｂには同ユニット４を衣服の胸ポケッ
ト等に係止するための係止部材４ｄが取付けられている
。この場合、係止部材４ｄは胸部ユニット本体に対して
垂直方向に回動自在になっており、常に同ユニット本体
を垂直方向に向けることかできるようになっている。こ
の胸部ユニット４を胸ポケット等の心臓か位置する部分
に係止することにより、心臓から手指基部までの高さに
応した圧力か圧力センサ１９の検出面に印加される。

このように構成された血圧測定装置において、胸部ユニ
ット４を胸ポケットに係止した後、同ユニット４の上部
４ｂを外し、液面が心臓の位置になるまで液体を注入す
る。次いて、圧力センサ１９の感度を液体の比重と血液
の比重の比に応じた感度に設定する。次に、カフ部３に
手指を挿入する。そして図示せぬ測定開始スイッチをオ
ン状にする。これにより、圧迫用カフ１６に空気か供給
され、手指基部が圧迫される。この際、フォトトランジ
スタ１８の出力が増幅器２０で増幅されるとともに、圧
力センサ１９の出力が同増幅器２０にて増幅される。そ
して、増幅された各出力が制御部７に供給され、各々デ
ィジタルデータに変換された後、データ処理部９に供給
される。データ処理部９は供給された各データに基づい
て所定の演算を行って最高血圧、平均血圧、最低血圧お
よび脈拍数等を算出する。この場合、データ処理部９は
、フィートトランジスタ１８の出力に基づいてカフ圧よ
り算出した手指基部における血圧値に、圧カセンザ１９
により得られる手指基部と心臓部との静水圧差を減算し
、手指基部と心臓部との高低差による測定誤差の補正を
行う。この場合、手指基部は心臓部より低位置にあるの
で、測定により得られる血圧値より高い値か得られるの
で、この値から静水圧差を減算することにより、心臓部
における血圧値が得られる。

なお、上記実施例においては、測定部位を手指基部にし
たが、様々な部位に対応させた形状のカフ部を用意すれ
ば、各部位に対応した血圧値を求めることができる。こ
の場合、心臓部よりも低い部位を測定部位に選んだ場合
は上述した手指基部のように、その部位と心臓部との静
水圧差を測定により得られる血圧値に加算する。逆に、
心１１部よりも高い部位を測定部位に選んた場合は、そ
の部位と心臓部との静水圧差を測定により得られる血圧
値から減算する。

また、上記実施例においては、発光素子とじてＬＥＤＩ
７を用い、受光素子１８としてフｔ　）　トランジスタ
１８を用いたか、その他、発光素子として他ランプか使
用可能であり、受光素子としてはフォトダイオード、Ｃ
Ｄ５（カドニウムセル）等が使用可能である。

また、上記実施例の他の実施例として、静水圧差検出用
媒体を血液と同等の比重の液体を使用し、また圧力セン
サとして差圧式圧力センサを使用すれば、上述した実施
例のように加減算処理を行わなくても、常に静水圧差を
補正しながら血圧測定ができる。

「発明の効果」 以上説明したように、この発明による血圧測定装置によ
れば、血圧測定部位と心臓部との静水圧差を検出し、こ
の静水圧差を血圧測定部位と心臓部との位置関係に基づ
いて測定部位により得られる血圧値に加算または減算す
る上うにしたので、血圧測定部位の心臓部からの高低差
による測定誤差を無くすことができ、正確な血圧値を得
ることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による血圧測定装置の外観
を示す斜視図、第２図は同装置の概略構成を示すブロッ
ク図、第３図は同装置を構成する胸部ユニットの外観を
示す斜視図である。 ２　・・装置本体、３・ ４・・・・・・胸部ユニット、 Ｉ９　・・圧力センサ、 ２１−　　チューブ。 ・カフ部、 ７・・・制御部、 ２０　・・増幅部、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 血圧測定部位と心臓部との間の静水圧差を検出する静水
   圧差検出手段と、 前記血圧測定部位と心臓部との位置関係に基づいて前記
   静水圧差検出手段により検出される静水圧差を前記血圧
   測定部位における血圧測定値に対して加算または減算す
   る演算手段と を具備することを特徴とする血圧測定装置。