JPH0461Y2 - - Google Patents

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JPH0461Y2
JPH0461Y2 JP1989026657U JP2665789U JPH0461Y2 JP H0461 Y2 JPH0461 Y2 JP H0461Y2 JP 1989026657 U JP1989026657 U JP 1989026657U JP 2665789 U JP2665789 U JP 2665789U JP H0461 Y2 JPH0461 Y2 JP H0461Y2
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JP
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pattern
weft
warp
dyed
kasuri
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JP1989026657U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この第一考案乃至第三考案は、大島紬、塩沢
紬、結城紬、十日町紬等の絣模様を柄出した紬織
物に関するものである。
【従来の技術】
紬織物は、経糸、緯糸ともに真綿から手紡した
糸を縒り、先染して平織とし、締機によつて絣模
様を柄出している。 そして、紬織物にあつては先染工程における整
経、糊張り、張加減、原締、染色、全解、水洗、
脱水、乾燥等の工程において絹糸と同一若しくは
同程度の柔軟性、保温性、平滑性を要求されるた
め、他の交織織物と異つて先染する紬織物の交織
はない。
【考案が解決しようとする問題点】
紬織物は地質、染色ともに堅牢で、軽く薄地で
皺になりにくゝ柄は巧緻に富んだ絣柄で着る程に
絹の艶が出て雅趣に富んだ高級着尺地ではある
が、織物自体の風合は冷く、向寒時には薄地のた
め重着が必然的に要求され、近時、向寒時の着用
物としては不向とされている。 そこで、本第一考案乃至第三考案の第一目的
は、高級着尺地としての雅趣に富んだ絣模様を柄
出して地質、染色ともに堅牢なしかも軽い従来の
紬織物の利点を具備せしめた先染紬織物を提供せ
んとするにある。 本第一考案乃至第三考案の第二目的は、前記第
一目的を達成でき、しかも従来の紬織物の欠点で
ある向寒時に不向きとされてる風合の冷めたさを
除去して、一面に細柔毛を起毛させて一面をふつ
くらさせ、恰も羽毛に包まれたような暖いぬくも
りと柔い肌ざわりがあり、ボリユーム感のある風
合を醸し出させ、かつ風を通しにくい保温性に優
れた先染の紬織物を提供せんとするにある。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、 第一考案では、予め絣模様を先染した経糸又は
緯糸の一方の絹糸と緯糸又は経糸の他方のカシミ
ヤ等の毛糸とを平織として絣模様を柄出し、かつ
その平織した一面を起毛させてなるものであり、 第ニ考案では、予め絣模様を先染した経糸又は
緯糸の一方のカシミヤ等の毛糸と緯糸又は経糸の
他方の絹糸とを平織として絣模様を柄出し、かつ
その平織した一面を起毛させてなるものであり、 第三考案では、予め絣模様を先染した経糸又は
緯糸の一方の絹糸と予め絣模様を先染した緯糸又
は経糸の他方のカシミヤ等の毛糸とを平織して絣
模様を柄出し、かつその平織した一面を起毛させ
てなるものである。 すなわち、本第一乃至本第三考案では、経糸又
は緯糸の一方に絹糸を緯糸又は経糸の他方にカシ
ミヤ等の毛糸を採用し、その絹糸又はカシミヤ等
の毛糸の一方にのみ又は双方に予め絣模様を先染
したものを採用し、これを平織して絣模様を柄出
し、かつその平織した一面を起毛させて達成でき
るものである。
【作用、効果】
本第一考案乃至本第三考案では、経糸又は緯糸
の一方に絹糸を緯糸又は経糸の他方にカシミヤ等
の毛糸を採用し、第一考案では更にその絹糸に予
め絣模様を先染したもので平織し、第二考案では
更にそのカシミヤ等の毛糸を予め絣模様を先染し
たもので平織し、第三考案では更にその絹糸とカ
シミヤ等の毛糸の双方を予め絣模様を先染したも
ので平織し、絣模様を柄出し更に第一考案乃至第
三考案の何れの場合もその平織した一面を起毛さ
せたから、地質、染色ともに堅牢で、巧緻に富ん
だ絣柄を表出できる従来の絹糸のみによる紬織物
と同様な感じを醸し出し乍がらカシミヤ等の毛糸
によつて従来の紬織物にない一面に細柔毛を起毛
させて一面をふつくらさせ、恰も羽毛に包まれた
ような暖いぬくもりと柔い肌ざわりがあり、ボリ
ユーム感のある風合を保持させ、かつ風を通しに
くい保温性に優れた紬織物を提供することができ
る。
【実施例】
添付図面の本第一考案乃至第三考案の一実施例
によつて更に詳細に説明する。 第1図では経糸に絣模様を先染した平織図を、
第2図では緯糸に絣模様を先染した平織図を、第
3図では経糸及び緯糸共に絣模様を先染した平織
図を示すものである。 第一考案では、絹糸に絣模様を先染し、絣模様
を有しないカシミヤ等の毛糸と平織するもので、
第1図において説明すれば経糸1aが絣模様を先
染した絹糸で緯糸2aがカシミヤ等の毛糸であ
り、第2図において説明すれば緯糸4aが絣模様
を先染した絹糸で経糸3aがカシミヤ等の毛糸で
ある。 第二考案では、カシミヤ等の毛糸に絣模様を先
染し絣模様を有しない絹糸と平織するもので、第
1図において説明すれば、経糸1bが絣模様を先
染したカシミヤ等の毛糸で緯糸2bが絹糸であ
り、第2図において説明すれば緯糸4bが絣模様
を先染したカシミヤ等の毛糸で経糸3bが絹糸で
ある。 第三考案では、予め絣模様を先染した絹糸とカ
シミヤ等の毛糸とを平織するもので、第3図にお
いて説明すれば経糸5a,5bが絣模様を先染し
た絹糸又はカシミヤ等の毛糸で緯糸6a,6bが
絣模様を先染したカシミヤ等の毛糸又は絹糸であ
る。 そして、第一考案乃至第三考案では、図示しな
いが、一面の細柔毛を起毛させるものである。 すなわち第一考案乃至第三考案では表面には従
来と同様な紬織物を表出させ、一面には細柔毛を
起毛させて毛織物と同様な風合を保持させようと
するものである。 この実施例ではカシミヤ等の毛糸が絹糸に比し
伸縮性が弱くかつ張力が不均一であるので、その
カシミヤ等の毛糸の糸処理工程において、 (1) 糊張 一般に絹糸に使用されるイギスは2反分で20g
であるところ、1.3倍乃至2.8倍を使用し、 (2) 張加減 一般に絹糸では、 7丈=水平より18cm〜21cm 11丈=水平より30〜36cm であるところ、 7丈=水平より25cm〜30cm 11丈=水平より38cm〜42cm 程度の弛みを付与させて乾燥させ、 (3) 乾燥 一般に絹糸では約50℃〜60℃の熱風で5時間乃
至6時間熱風乾燥させるが3日〜4日の自然乾燥 たものを採用したが、本第一考案乃至第三考案に
おいてはこの糸処理の実施例に限定されるもので
はないこと勿論である。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本第一考案乃至第三考案の夫々の実
施例を示すもので、第1図は経糸に絣模様を配し
平織図、第2図は緯糸に絣模様を配した平織図、
第3図は経糸、緯糸双方に絣模様を配した平織図
である。 図中、1a,1b,3a,3b,5a,5bは
経糸、2a,2b,4a,4b,6a,6bは緯
糸である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 予め絣模様を先染した経糸又は緯糸の一方の
    絹糸と緯糸又は経糸の他方のカシミヤ等の毛糸
    とを平織して絣模様を柄出し、かつその平織し
    た一面を起毛させてなる紬織物。 (2) 予め絣模様を先染した経糸又は緯糸の一方の
    カシミヤ等の毛糸と緯糸又は経糸の他方の絹糸
    とを平織して絣模様を柄出し、かつその平織し
    た一面を起毛させてなる紬織物。 (3) 予め絣模様を先染した経糸又は緯糸の一方の
    絹糸と予め絣模様を先染した緯糸又は経糸の他
    方のカシミヤ等の毛糸とを平織して絣模様を柄
    出し、かつその平織した一面を起毛させてなる
    紬織物。
JP1989026657U 1989-03-10 1989-03-10 Expired JPH0461Y2 (ja)

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