JP3212018U - 布地構造 - Google Patents

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威福 林
威福 林
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甲乙織造股▲ふん▼有限公司
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【課題】布地に若干の伸縮性を付与して、幅広い製品に運用できる布地構造を提供する。【解決手段】布地構造は、経編により織り上げられた布地1を前提としており、布地の織り糸が3層以上を形成し、第1レイヤーの糸10が最下層となり、第2レイヤーの糸20が第1レイヤーの糸10の間に位置して第1レイヤーの糸10に絡み、第3レイヤーの糸30が、第1レイヤー糸10と第2レイヤー糸20の上に来て両者に絡む織り方とする。【選択図】図2

Description

本考案は布地構造、特に、糸を三層構造に経編で織って布地に若干の伸縮性を持たせているので、幅広い製品に運用でき、衣服やシャツに仕立てるのに適する布地に関する。
衣服やシャツを仕立てるための市販の紡織布地は、ほとんどが織布であり、いわゆる織布とは、竹ひごで編んだ籠のように、経線(タテ糸)と緯線(ヨコ糸)を上下互い違いに90度で交錯させて織った布である。
織布は平織りと綾織りに分かれ、平織りは通気性がよく、綾織りは耐用性が高いことから、通常は、衣服やシャツ用の布地は平織り布で、綾織り布はジーンズの生地によく使われる。
しかし、織布の織りは、タテ糸とヨコ糸の交差なので絡みの力が弱くて緩みやすく、ほとんどの場合、織り上げてから定型しないと、他の用途には使えない。
上述の欠点を踏まえ、織布とは異なる布地構造を提供して、簡単に衣服に仕立てられるようにするため、研究を重ねて構造設計し、便利さを提供するというのが、本考案の動機である。
本考案の目的は、布地構造を提供することである。この布地構造は、経編により織り上げられた布地を前提としており、布地の織り糸が三層以上を形成し、第1レイヤー糸が最下層となり、第2レイヤー糸が第1レイヤー糸の間に位置して第1レイヤー糸に絡み、第3レイヤー糸が、第1レイヤー糸と第2レイヤー糸の上に来て両者に絡む織り方とすることで、布地に若干の伸縮性を付与して、幅広い製品に運用でき、実用性を増進していることを特徴とする。
本考案の別の目的は、経編で織り上げた三層以上の布地構造で、布地に若干の伸縮性を持たせるのに加えて、上述の布地で衣服、シャツなど、様々な製品に織り上げて、張りがあってシワの寄りにくい効果を出すとともに、第一レイヤー糸に吸湿性があり、汗を放出する加工糸を用いて、織り上げた衣服やシャツといった製品に吸湿性、放湿性のある爽快感を持たせて機能を向上させることである。
本考案における、また別の目的は、当該第3レイヤー糸の間に、少なくとも第4レイヤー糸を絡め、且つ、第4レイヤー糸は陽イオン染色を用いて、布地に異なるカラーの柄やストライプといった様式を持たせて、全体に変化を付けることである。
上述の目的を達成するため、本考案は布地構造を提供し、この布地構造は、経編により織り上げられた布地を前提としており、布地の織り糸が三層以上を形成し、第1レイヤー糸が最下層となり、第2レイヤー糸が第1レイヤー糸の間に位置して第1レイヤー糸に絡み、第3レイヤー糸が、第1レイヤー糸と第2レイヤー糸の上に来て両者に絡む織り方とすることを特徴とする。
本考案の特徴、長所、技術的な面をより詳細に理解できるよう、以下、本考案の詳細説明と図面を掲げるが、図面は本考案を説明するための参考資料であり、本考案に制限を加えるべきではない。
本考案実施例の布地の外観図 本考案実施例の第1レイヤー糸、第2レイヤー糸、及び第3レイヤー糸の構造図 本考案の別の実施例における第1レイヤー糸、第2レイヤー糸、第3レイヤー糸、及び第4レイヤー糸の構造図 本考案実施例のシャツ
図1〜4は、本考案の実施例を示す図である。本考案の布地構造は衣服、シャツ50などを仕立てる生地にするのが最適であり、布地1は若干の伸縮性があり、張りがあってシワになりにくい効果があり、衣服、シャツ50など、様々な製品に仕立ててからは吸湿放湿の機能もあるので、爽快感をもたらす。
本考案の布地構造は、経編により織り上げられた布地1を前提としており、布地1の織り糸が三層以上を形成し(図2参照)、第1レイヤー糸10が最下層となり、第2レイヤー糸20が第1レイヤー糸10の間に位置して第1レイヤー糸10に絡み、第3レイヤー糸30が、第1レイヤー糸10と第2レイヤー糸20の上に来て両者に絡む織り方とする。
また、上述の経編は、第1レイヤー糸10、第2レイヤー糸20、及び第3レイヤー糸30を垂直方向またはタテ糸方向に配し、且つ、第1レイヤー糸10、第2レイヤー糸20、及び第3レイヤー糸30は相互に絡み合うとともに、第1レイヤー糸10、第2レイヤー糸20、及び第3レイヤー糸30をタテ軸に巻き付ける形とする。当該タテ軸は織り上げ区域(図には未表示)の裏または表にあって、第1レイヤー糸10、第2レイヤー糸20、及び第3レイヤー糸30のすべてを織り上げ区域に織り込むことができるとともに、絡める過程においては、第1レイヤー糸10、第2レイヤー糸20、及び第3レイヤー糸30を、それぞれ別個の針で管理する。
また、下層に位置する第1レイヤー糸10は、吸湿放湿性のある加工糸であり、この吸湿放湿性加工糸とは、一本の糸に付いている四本の溝(図には未表示)が、肌の湿気と汗を素早く外部に放出し、且つ断面が十字型なので、糸が肌に接する部分の面積が小さくなり、この糸を用いた衣服を着ると爽快で涼しい感じがして、感触もソフトである。
第2レイヤー糸20は、第1レイヤー糸10の間に絡まり、且つ静電気防止糸である。この静電気防止糸とは、複合紡糸技術で製造された芯鞘断面の繊維であり、静電気防止成分を鞘層に施しており(図には未表示)、これによって隣接する糸との接触面が増えて、静電気防止機能が強化される。また芯層には非静電気防止成分(糸を成型させる重合物)を用いるが、これは糸の強度を支える芯の役割を果たし、静電気防止ポリエステルの強度を向上させる。
また、第1レイヤー糸10及び第2レイヤー糸20の上に絡まる第3レイヤー糸は、ポリエステル加工糸である。ポリエステル加工糸とは、ポリエステル糸または半延伸糸を原料に、仮撚り加工で同一本数としている。通常、ポリエステル加工糸は、同一重量のダニールのもとでは、本数が多いほど高品質である。
第1レイヤー糸10、第2レイヤー糸20、及び第3レイヤー糸30をタテ糸として織ることにより、布地に若干の伸縮性を与えるとともに、上述の布地を用いて衣服、シャツ50(図4参照)など、様々な製品に仕立てることで、張りがあってシワが寄りにくい効果を出し、且つ、吸湿放湿性のある加工糸である第1レイヤー糸10が、衣服、シャツ50(図4参照)など、様々な製品に吸湿放湿の効果を出して、着用後に爽快感を与えて、全体の機能性を向上させている。
さらに、本考案の別の実施例として、布地1は同様に経編で織り上げ、主要構造は第1レイヤー糸10、第2レイヤー糸20、第3レイヤー糸30、及び第4レイヤー糸40とする。そのうち、第1レイヤー糸10、第2レイヤー糸20、及び第3レイヤー糸30については上述と同じなので繰り返さない。
異なる点は、第3レイヤー糸30の間に第4レイヤー糸40を絡めており、第4レイヤー糸40は陽イオン染色とする。陽イオン染色とは、紡織染料の一種で、アルカリ染色、塩基染色とも言う。陽イオン染料は水溶性で、水溶液中で電離し、正電荷を帯びた有色イオンの染料を生成する。染料としての陽イオンは、織布と結び付いて繊維を染色するので、繊維染色専用の染料となり、強度が高く、色も鮮やかで、染着がよいといった長所がある。
陽イオン染色の第4レイヤー糸40を用いて第3レイヤー糸30に絡めることにより、布地に異なるカラーの柄やストライプといった様式を持たせて、全体に変化を付けることである。
以上の詳細説明によると、本考案が上述の目的を達成できることは明らかであり、登録の要件を満たしていると思われることから、ここに実用新案登録を出願する。
以上の詳細説明は本考案における実施例の具体的説明にとどまり、これをもって本考案の登録請求範囲が限定されるべきではなく、本考案に係わる技能に精通した者が、本考案の趣旨に従って同等の効果を得た場合は、以下における本考案の登録請求範囲内とする。
1 布地
10 第1レイヤー糸
20 第2レイヤー糸
30 第3レイヤー糸
40 第4レイヤー糸
50 シャツ

Claims (7)

  1. 経編により織り上げられた布地を前提として、布地の織り糸が3層以上を形成し、第1レイヤー糸が最下層となり、第2レイヤー糸が第1レイヤー糸の間に位置して第1レイヤー糸に絡み、第3レイヤー糸が、第1レイヤー糸と第2レイヤー糸の上に来て両者に絡む織り方とすること、
    を特徴とする布地構造。
  2. 第3レイヤーの間に、さらに第4レイヤーを絡めていること、を特徴とする請求項1に記載の布地構造。
  3. 第3レイヤー糸がポリエステル加工糸であること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の布地構造。
  4. 第4レイヤー糸が陽イオン染色であること、を特徴とする請求項2に記載の布地構造。
  5. 第1レイヤー糸が吸湿放湿性のある加工糸であること、を特徴とする請求項1に記載の布地構造。
  6. 第2レイヤー糸が静電気防止糸であること、を特徴とする請求項1に記載の布地構造。
  7. 第1レイヤー糸10、第2レイヤー糸20、第3レイヤー糸30を垂直方向またはタテ糸方向に配していること、
    を特徴とする請求項1に記載の布地構造。
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