JPH0461853A - アプリケータを用いた治療装置 - Google Patents

アプリケータを用いた治療装置

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JPH0461853A
JPH0461853A JP2173064A JP17306490A JPH0461853A JP H0461853 A JPH0461853 A JP H0461853A JP 2173064 A JP2173064 A JP 2173064A JP 17306490 A JP17306490 A JP 17306490A JP H0461853 A JPH0461853 A JP H0461853A
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applicator
pseudo
ultrasonic
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JP2173064A
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Ichiro Ogura
一郎 小倉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、エネルギー波を患部に照射して治療を行う
結石破砕装置や温熱治療装置などの治療装置に係り、特
に治療用エネルギー波源と治療対象の超音波画像を得る
ための超音波プローブを内蔵したアプリケータを用いた
治療装置に関する。
(従来の技術) 体内の腎石や胆石などの結石を体外からの衝撃波の照射
により破砕治療する、体外衝撃波結石破砕装置の開発が
進められている。このような結石破砕装置では、衝撃波
発生源を収容するとともに、衝撃波発生源と患者の体表
とを良好にカップリングさせ、衝撃波の伝搬路を形成す
るアプリケータが一般に用いられる。
一方、生体内部の臓器や組織に増殖した癌に体外から超
音波などを照射することにより、癌細胞を致死温度まで
加温して治療する温熱治療装置においても、同様のアブ
ケータを用いた装置が知られている。
これらの治療装置に用いられるアプリケータとしては、
例えば特開昭60−145131号公報に記載されてい
るように、治療用エネルギー波源の焦点を結石などの患
部に位置決めする際に使用する目的で、体内を数mm程
度のスライス幅でスライスし、そのスライス面内の超音
波断層像を得るための超音波プローブが内蔵されたもの
も知られている。この超音波プローブは、スライス面内
に治療用エネルギー波源の照射中心軸と焦点とが含まれ
るように配置される。
医師や医療技術者である補助者(以下、総称してオペレ
ータという)は、患者の体表にアプリケータを接触させ
、超音波断層像により体内の患部を探索・観察しながら
、患部に焦点を合わせる操作を行う。アプリケータは、
水平面(x−y平面)内と上下(Z軸方向)に移動でき
、またX軸およびy軸の軸回りに回転できる電動アーム
機構によって保持される。この電動アーム機構は、オペ
レータか操作卓上のレバーやスイッチを操作することに
よって作動する。
アプリケータ内の超音波プローブは、アプリケータと連
動して動く。患部を超音波画像上で探す操作をより短時
間で行うために、オペレータは予め解剖学的な知識を取
得することは勿論、通常の超音波診断に用いられている
手持ちプローブにより、患部の位置と超音波プローブの
装着位置・方向について診察しておくことが望ましい。
手持ちプローブは軽量に構成され、オペレータが直接把
持して超音波断層像を観察するために用いられている。
医師や検査技師は日常の診断行為で手持ちプローブの操
作や解剖学的知識との照合を経験しているので、これを
用いて患部の付近を超音波断層像として描出することは
容易である。
一方、アプリケータ内の超音波プローブは、アプリケー
タ内に設置される関係で診断用の手持ちプローブと多少
構成は異なるが、基本的性能は同等である。この超音波
プローブは前述の電動アーム機構によってアプリケータ
とともに移動され、電動アーム機構は°操作卓上のレバ
ーやスイッチの操作によって作動するから、アプリケー
タの操作は手持ちプローブのそれとは全く異なったもの
となる。すなわち、オペレータは超音波プローブを内蔵
したアプリケータの操作に関して、超音波診断用の手持
ちプローブの操作についての習熟した経験を生かすこと
かできす、新たに操作法を習得しなければならない。
また、アプリケータ内の超音波プローブはアプリケータ
の構造上、外部から直接見えないため、この超音波プロ
ーブを手持ちプローブで予め観察したのと同じ位置状態
(位置および方向)に設定しようとしても、超音波プロ
ーブの位置状態をアプリケータ全体の位置状態より推測
せざるを得す、その設定は不正確なものとなりやすい。
従って、超音波断層像上の患部と治療用エネルギー波源
の焦点を正確に合わせることが難しい。
(発明か解決しようとする課題) 上述したように、治療用エネルギー波源を収容したアプ
リケータに内蔵された超音波プローブを用いてアプリケ
ータの位置決めを行う治療装置では、アプリケータの操
作か手持ちプローブと全く異なるため容易でなく、また
超音波プローブが外部から見えないために、その位置状
態の設定が不正確なものとなりやすいという問題かあっ
た。
本発明はアプリケータの位置決めが容易であって、また
アプリケータ内の超音波プローブの位置状態を正確に設
定することができる治療装置を提供することを目的とす
る。
〔発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記の課題を解決するため、治療用エネルギー
波発生源と超音波プローブを内蔵したアプリケータを位
置制御信号に従って機械的に駆動するアプリケータ駆動
機構と、超音波プローブの位置状態を模擬するための擬
似プローブを有し、この擬似プローブの位置状態から超
音波プローブの位置状態を設定するための位置データを
発生するプローブ位置設定手段と、このプローブ位置設
定手段からの位置データに基づいて位置制御信号を発生
する制御手段とを具備することを基本的な特徴する。
より具体的には、超音波プローブはアレイ振動子によっ
て構成され、スライス面の選択のためにプローブ回転機
構により回転制御信号に従って回転される。アプリケー
タ駆動機構はアプリケータを直交するx、y、z三軸の
方向とX軸およびX軸の軸回りの方向に駆動する。プロ
ーブ位置設定手段は擬似プローブの位置状態および回転
角から超音波プローブの位置状態および回転角を設定す
るための位置データおよび回転角データを発生し、制御
手段はこれら位置データおよび回転角データに基づいて
位置制御信号および回転制御信号を発生する。
(作用) このように構成された治療装置では、オペレータが擬似
プローブを超音波診断用の手持ちプローブを操作するの
と同様に動かすことにより、自動的にアプリケータか所
定の位置状態に駆動され、またアプリケータ内の超音波
プローブが所望のスライス面内の断層像が得られるよう
な回転角に設定される。
従って、オペレータは習熟した超音波診断装置の操作と
同様の操作によりアプリケータの位置決めを容易に行う
ことができる。また、アプリケータ内の超音波プローブ
の方向や回転角を擬似プローブの状態から正確に知るこ
とができるので、超音波プローブの位置状態の設定が容
易かつ正確に行われることになり、超音波断層像上の患
部と治療用エネルギー波源の焦点との位置合わせの精度
も向上する。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明を結石破砕治療装置に適用した実施例を
示す図であり、第2図はアプリケー夕の断面構造を詳細
に示す図である。
第1図に示すアプリケータ10は、第2図に示すように
開口を有する支持体11と、この支持体11の開口部に
支持された衝撃波発生源12と、その前方を覆うように
設けられた蛇腹13および体表接触膜14からなる伸縮
可能な水袋15と、衝撃波源12を貫通して設けられた
超音波プローブ17と、この超音波プローブ17を回転
させるプローブ回転機構18と、超音波プローブ17の
先端部に取付けられた投光器19a、19bおよび先フ
ァイバ20a。
20bを有する。水袋15の内部には、衝撃波伝搬媒質
としての水16(好ましくは脱気水)か充填されている
。なお、図示してないか、水袋15内の水16はポンプ
により外部の水タンクとの間で出し入れが可能となって
いる。
衝撃波発生源12は例えばリング状のピエゾ素子を同心
円状に配列して全体として球殻状に構成したものであり
、高圧パルスを発生する衝撃波源駆動回路24によって
駆動される。体表接触膜14は例えばゴム膜か用いられ
、治療時に患者21の体表に接触される。これにより衝
撃波発生源12から発生される衝撃波は、水16および
体表接触膜14を通過して患者21の体内の患部、例え
ば腎臓22内の結石23に集束照射される。
超音波プローブ17は患者21の治療対象部位近傍の断
層像を撮像するためのものであり、例えば複数の超音波
振動子を一列に配列したアレイ振動子か用いられる。超
音波プローブ17は超音波イメージング装置25からの
駆動信号により駆動されて例えばセクタ走査を行い、扇
状のスライス面内の反射波を検出する。超音波イメージ
ング装置25は超音波診断装置などで使用されているも
のと同様であり、超音波プロブ17から得られた反射波
信号を増幅・検波してデイスプレィ26に送る。これに
より、デイスプレィ26上に断層像(Bモード像)が表
示される。
投光器19a、19bは、光ファイバ20a。
20bを介して入射される光源26からの光を患者21
の体表に光スポットとして投射する。
投光器19a、19bは超音波プローブ17のアレイ振
動子の配列方向両端上の側部に位置して取付けられ、光
ファイバ20a、20bは超音波プローブ17に平行に
取付けられている。
これにより光スポットは超音波プローブ17に平行な軸
に沿って患者21の体表に照射されるので、この光スポ
ットの照射位置から超音波プローブ17の向きが視覚的
に分かり、また投光器19a、19bからの二つの光ス
ポットの照射位置の関係からスライス面の方向が分かる
第1図に示すアプリケータ駆動機構30は、アプリケー
タ10を後述するCPU63からの位置制御信号64に
従って機械的に駆動することにより、アプリケータ10
を任意の位置状態(位置および方向)に設定するための
ものであり、この例では4本の軸31〜34と、単位駆
動機構35〜37により構成されている。軸31の一端
はアプリケータ10の支持体11に固定され、他端は単
位駆動機構34に連結されている。軸32は単位駆動機
構34に一端が固定され、他端が単位駆動機構36を貫
通している。矩形リング状の軸32の一つの長辺は単位
駆動機構36を貫通し、もう一つの長辺は単位駆動機構
37に固定されている。垂直に設けられた軸33は単位
駆動機構37を貫通し、基端部は基台38に固定されて
いる。第1の単位駆動機構35は軸32により支持され
、軸31を矢印41に示すy軸回りの方向と矢印42に
示すX軸回りの方向に回転駆動する。第2の単位駆動機
構36は、軸32を矢印43に示すy軸方向と矢印44
に示すX軸方向に直線的に移動させる。第3の単位駆動
機構36は、軸33を矢印45に示す2軸方向に直線的
に移動させる。
単位駆動機構35〜37はパルスモータを用いた電動機
構によって構成され、位置制御信号64に従って動作す
る。
アプリケータ駆動機構30の動作を制御する位置制御信
号64と、プローブ回転機構18を制御する回転制御信
号65は、擬似プローブ51を含むプローブ位置設定装
置50からの位置データおよび回転角データに基づいて
、操作卓62内のCPU63によって作られる。プロー
ブ位置設定装置50は、第1図の例ではリンク関節機構
を用いて構成されている。擬似プローブ51の頭部には
、擬似プローブ51の軸回りの回転角を検出する回転角
検出器52が取付けられている。また、擬似プローブ5
1にはy軸間節53、X軸間節54、Aリンク55、A
関節56、Bリンク57およびB関節58か順次連結さ
れ、B関節58は基準軸59を介して操作台60上に支
持されている。回転角検出器52および各関節5B、5
4.56.58はいずれもポテンショメータを内蔵して
おり、回転角に対応した電気信号(以下、角度信号とい
う)を擬似プローブ位置解析装置61へ出力する。
擬似プローブ位置解析装置61は擬似プローブ51の位
置状態(位置および方向)を解析して、超音波プローブ
17の位置状態を設定するための位置データおよび超音
波プローブ17の回転角を設定するだめの回転角データ
をディジタルデータとして発生する。具体的には関節5
3〜58から入力された角度信号によって擬似プローブ
51の位置状態を算出し、その位置状態に対応した位置
データを発生する。また、回転角検出器52から入力さ
れた角度信号によって回転角データを発生する。操作卓
62内のCPU63は、擬似プローブ位置解析装置61
からの位置データおよび回転角データを、アプリケータ
駆動機構30内のパルスモータおよびプローブ回転機構
18内のパルスモータの制御に適した信号形態(例えば
制御量に対応した数のパルス列)からなる位置制御信号
64および回転制御信号65に変換して出力する。
次に、本実施例におけるアプリケータ10の位置決めの
手順を説明する。まず、第3図に示すようにアプリケー
タ10の先端(体表接触膜14)を患者21に向け、投
光器19a。
19bからの光ビームが患者21の体表にスポット光2
8a、28bとして照射されるようにする。この場合、
二つのスポット光28a。
28bを結ぶ直線29は、超音波プローブ16による走
査により超音波イメージング装置25を介してデイスプ
レィ26上で表示される断層像のスライス面に一致して
おり、これからオペレータは断層像のスライス面の方向
を知ることができる。
次に、オペレータはデイスプレィ26上の断層像で結石
23の位置を確認しながら擬似プローブ51を操作台6
0上で移動あるいは回転操作することによって、アプリ
ケータ10の位置決めを行う。今、擬似プローブ51を
x、y軸方向に移動操作すると、擬似プローブ位置解析
装置61は第4図のフローチャートに示す一連の処理を
行って、擬似プローブ51の位置状態の変化量をX +
  )’ +  zの各軸方向の移動量に変換して位置
データとして出力する。すなわち、関節N(関節56ま
たは58)の角度値をポテンショメータまたはロータリ
エンコーダの出力として読取る(Sl)。次に、この角
度値から関節Nの位置をx、y座標として計算する(S
2)。こうして計算された関節Nの位置の変化の有無を
調べ(S3)、位置変化かあった場合はその位置のx、
y軸方向の変化量を超音波プローブ17のx、y軸方向
の移動量に対応させた位置データとして操作卓62内の
CPU63へ出力する(S4)。以後、同様の動作を繰
り返す。CPU6Bは、この位置データの入力に対して
は位置制御信号64を単位駆動機構36に送り、アプリ
ケータ10をX軸方向およびy軸方向に移動させる。
なお、擬似プローブ61のy軸およびX軸の軸回り回転
角を示すX関節53およびX関節54からの角度信号は
、基本的にはそのままディジタルデータに変換され、位
置データの一部としてCPU63へ供給される。CPU
63は、この位置データの入力に対しては位置制御信号
64を単位回転機構35に送り、アプリケータ10をy
軸およびX軸の軸回りに擬似プローブ51のX軸および
X軸の軸回りの回転角と同じ角度たけ回転させる。また
、擬似プローブ61の軸回り(Z軸の軸回り)の回転角
を示す回転角検出器52からの角度信号も、基本的には
そのままディジタルデータに変換され、回転角ブタとし
てCPU63へ供給される。CPU63は、この回転角
データか入力されると回転制御信号65をプローブ回転
機構18へ送り、超音波プローブ17を擬似プローブ5
1の回転角と同じ角度だけ回転させる。
第4図におけるステップS4での関節Nの位置変化量−
擬似プローブ61の移動量(位置データ)の変換アルゴ
リズムを第5図により説明する。第5図はプローブ位置
設定入力装置50におけるリンク関節機構の動きを基準
軸58を原点Qとするx−y座標で表わした図であり、
説明の簡単のためy軸間節53およびX軸間節54は無
視している。擬似プローブ51をPの位置からP′の位
置まで移動させた時のx、  y軸方向の移動量xM+
YMは次式(1)、(2)て表わされる。
xMl!a Co5(γ−01)+bcos(α−θ2
 ) −a  CO57−b  cosa  −=(1
)y、 −a  sjn (7−θI) +b  5j
n(a−θ2 ) −a  sinγ−b  sinα
−(2)但し、 a :Aリンクの長さ b 二Bリンクの長さ α ;Aリンクの角度の初期値 θ1 :Aリンクの角度の変化量 γ 、Bリンクの角度の初期値 θ2 :Bリンクの角度の変化量 このようにA、B両リンク55.57の長さa、b(既
知)と、A、B両関節56.58のポテンショメータに
より得られた角度α、θ。
γ、θ2の情報から、擬似プローブ51のX。
y軸方向の移動量を算出でき、位置制御信号64の基と
なる位置データが求まることになる。
なお、多関節の場合は、同様の演算を順次繰り返すこと
によりztY軸方向の移動量が求まる。
一方、本実施例においてはアプリケータ10のZ軸方向
への移動は、オペレータか操作卓62を介して直接指令
を入力することによって行われる。すなわち、オペレー
タが2軸方向の移動指令を入力すると、CPU63から
位置制御信号64か単位駆動機構37に送られ、アプリ
ケータ10が2軸方向に移動させる。
また、実際上はZ軸方向のみならずX+Y軸方向の移動
、さらにはX軸およびX軸の軸回りの回転、超音波プロ
ーブ17の軸回りの回転の制御についても、プローブ位
置設定装置50の操作による制御とは別に、オペレータ
が操作卓62を介して指令を入力することで行えるよう
になっている。この場合、操作卓62からの指令の入力
によるアプリケータ10の位置状態および超音波プロー
ブ17の回転角の制御は治療開始時等の粗調整に用い、
プローブ位置設定装置50の操作による制御は粗動の後
や治療途中における微調整に用いるようにする。
なお、擬似プローブ51の各方向の移動量や回転量とア
プリケータ10の移動量や回転量との間の倍率は、オペ
レータに超音波診断装置の手持ちプローブと同様の感覚
を持たせる場合は1:1が適当であるか、これに限られ
ない。プローブ位置解析装置61において位置データを
発生する際に、この倍率をl二〇またはn:1(n>1
)とするような処理を行うことも可能である。1:nに
すればより少ない操作量で敏速にアプリケータ10や超
音波プローブ17を制御でき、またn:1とすればより
精密な制御ができる。
次に、本発明の他の実施例として、擬似プローブ51を
含むプローブ位置設定装置の他の構成について説明する
第6図は擬似プローブ51の位置状態を擬似プローブ5
1と複数の固定点との間の超音波の伝搬時間から解析す
るプローブ位置設定装置の概略図である。同図に示すよ
うに、擬似プローブ51に無指向性の超音波放射器71
が設置され、これから異なる方向に離れた二つの固定点
に超音波受波器72.73とが設置されている。
超音波放射器71はタイミングパルスに従って送信回路
74により適当な時間間隔で駆動され、超音波パルスを
放射する。この超音波パルスは超音波受波器72.73
で受波され、受信回路75.76を介して電気信号とし
て検出され、伝搬時間計測回路77.78に入力される
。伝搬時間計測回路77、.78はカウンタを用いて構
成され、タイミングパルスのタイミングと受信回路75
.76を介して受信されたタイミングとの間の時間、す
なわち超音波送波器71から超音波受波器72.73ま
での超音波の伝搬時間を計測する。これら二つの伝搬時
間のデータから、演算回路79によって擬似プローブ5
1のx、y軸方向の位置が算出され、位置データが出力
される。
第7図は第6図の実施例の動作原理を説明するためのx
−y座標系を示す図であり、擬似プローブ51および超
音波放射器71はP点、超音波受波器72.73はR点
およびQ点にあるものとする。P点とR点およびQ点と
の間の距離は、それぞれす、cである。この場合、P点
からR点およびQ点までの超音波の伝搬時間iR+  
tQは、超音波の空中伝搬速度をVとすれば、 b=v*tH(3) cwv・t o           (4)となるの
で、P点の位置(xo、yo)はb2= (a−XO)
 +yo ’   (5)C2=xo2+yo2   
  (6)の関係から1 .0−±/「丁x、2      (8)が得られる。
演算回路79は以上の演算を行い、擬似プローブ51の
位置(Xo、Yo)を位置データとして操作卓62内の
CPU63へ送る。
なお、擬似プローブ51の2軸方向の位置2゜について
は、超音波受波器72.73とはZ軸方向にずれた位置
にもう一つの超音波受波器を配置して、その超音波受波
器と超音波送波器71との間の超音波伝搬時間を新たに
計測し、x−z座標系またはy−z座標系を用いて上記
と同様の手法により求めることができる。
なお、第6図では擬似プローブ51の位置に超音波送波
器71を設置し、固定点に超音波受波器72.73を設
置したが、逆に擬似プローブ51の位置に超音波受波器
を設置し、固定点に超音波送波器を設置してもよい。ま
た、擬似プローブ51に少なくとも直交する二方向にお
いて超音波ビームを送受波する指向性を有した超音波送
受波器を設置し、擬似プローブの周囲に立てた一直交す
る二つの反射壁との間で超音波ビームを送受波してそれ
ぞれの往復の超音波伝搬時間を計測することによって、
上記と同様の原理で擬似プローブ51の位置を解析する
ことも可能である。
第8図は擬似プローブ51の位置状態を擬似プローブ5
1の立体的に撮像して得られた立体視画像信号から解析
するプローブ位置設定装置の概略図である。同図に示す
ように、擬似プローブ51を異なる二方向から撮像する
TV左カメラ1.82が設置される。TV左カメラ1゜
82から得られた二つの画像信号(立体視画像信号)は
画像処理回路83に入力され、位置データが得られる。
第9図は第8図の実施例の動作原理を説明するためのx
−y座標系を示す図であり、第10図(a) (b)は
TV左カメラ1.82かそれぞれ撮像した画像の表示画
面を模式的に示す図である。
擬似プローブ51はP点、TV左カメラ1゜82はZ軸
方向の位置(高さ)が同じでX軸方向に距離aだけ離れ
たQ点およびR点にあるものとする。TV左カメラ1.
82の視角の中心角をそれぞれβ、γとし、それぞれの
視角を2θ0とする。今、第10図(a)に示すように
TV左カメラ1で得られた画像上に画面の中心toより
距離g1離れた位置にP点(擬似プローブ51の像)が
写し出されれば、三角法よりとなるので、視角中心から
のP点のすれ角δはの関係式と、 となる。距離Ω。1g1はTV画像の映像信号より計測
できるので、δは画像処理回路83により求まる。
一方、第10図(b)に示すようにTV右カメラ2て得
られた画像上に画面の中心S。より距離n、離れた位置
にP点(擬似プローブ51の像)かあれば、同様にして
視角中心からのP点のずれ角εは となり、εは画像処理回路83により求まる。
ここで、擬似プローブ51の位置P点とTV右カメラ1
.82が設置されたQ点およびR点とで作られる三角形
の三辺a、b、cは、三角法より α −π−(θ 1−6)−(θ2− ε)  (13
)β=01−δ                  
(14)γ =θ2− ε             
      (15)から、b、cはTV右カメラ1.
82の設置条件と画面上での計測値より算出てきる。こ
れらす、Cの値から第6図の場合と同様に(7)式およ
び(8)式を用いて擬似プローブ51(P点)のX方向
およびy方向の位置を求め、位置データを得ることかで
きる。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば医師や医療技師な
どのオペレータが従前から超音波診断装置において手持
ちプローブを操作していたのと同様の感覚で、過去の経
験や解剖学的知識を参考にして擬似プローブを操作する
ことにより、アプリケータの位置決めを適確かつ容易に
行うことができる。
また、アプリケータ内の超音波プローブの方向や回転角
を擬似プローブの状態から正確に把握できるため、患部
と治療用エネルギー波の焦点との位置合わせ精度が向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る結石破砕治療装置の構
成を示す図、第2図は第1図におけるアプリケータの構
成を示す図、第3図は第1図においてアプリケータを患
者に接触させるときの状態を示す図、第4図は同実施例
におけるプローブ位置設定装置の処理の流れを示す図、
第5図は同実施例におけるプローブ位置設定装置の動作
原理を説明するためのx−y座標形を示す図、第6図は
本発明におけるプローブ位置設定装置の他の構成例を示
す図、第7図は第6図のプローブ位置設定装置の動作原
理を説明するための図、第8図は本発明におけるプロー
ブ位置設定装置のさらに別の構成例を示す図、第9図は
第8図のプローブ位置設定装置の動作原理を説明するた
めの図、第10図は第8図のTVカメラで撮像された画
像の表示画面を模式%式% 12・・・衝撃波源(治療用エネルギー波源)17・・
・超音波プローブ 18・・・プローブ回転機構 19a、19b−・・投光器 20a、20b・・・光ファイバ 25・・・超音波イメージング装置 28a、28b・・・スポット光 30・・・アプリケータ駆動機構 31〜34・・・軸 35〜37・・・単位駆動機構 50・・・プローブ位置設定装置 51・・・擬似プローブ 52・・・回転角検出器 53.54,56.58・・・関節 55.57・・・リンク 61・・・擬似プローブ位置解析装置 62・・・操作卓 63・・・CPU (制御手段) 64・・・位置制御信号 65・・・回転制御信号 71・・・超音波送波器 72.73・・・。超音波受波器 81.82=−TV左カメ ラ願人代理人

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)治療用エネルギー波発生源と治療対象の超音波画
    像を得るための超音波プローブとを内蔵したアプリケー
    タを患者に当接して治療を行う治療装置において、 前記アプリケータを位置制御信号に従って機械的に駆動
    するアプリケータ駆動機構と、 前記超音波プローブの位置状態を模擬するための擬似プ
    ローブを有し、この擬似プローブの位置状態から前記超
    音波プローブの位置状態を設定するための位置データを
    発生するプローブ位置設定手段と、 このプローブ位置設定手段からの位置データに基づいて
    前記位置制御信号を発生する制御手段と を具備することを特徴とする治療装置。
  2. (2)治療用エネルギー波発生源と治療対象の超音波画
    像を得るためのアレイ振動子を有する超音波プローブと
    を内蔵したアプリケータを患者に当接して治療を行う治
    療装置において、前記アプリケータを位置制御信号に従
    って直交するx,y,z三軸の方向とy軸およびx軸の
    軸回りの方向に機械的に駆動するアプリケータ駆動機構
    と、 前記超音波プローブを回転制御信号に従って回転させる
    プローブ回転機構と、 前記超音波プローブの位置状態を模擬するための擬似プ
    ローブを有し、この擬似プローブの位置状態および回転
    角から前記超音波プローブの位置状態および回転角を設
    定するための位置データおよび回転角データを発生する
    プローブ位置設定手段と、 このプローブ位置設定手段からの位置データおよび回転
    角データに基づいて前記位置制御信号および回転制御信
    号を発生する制御手段とを具備することを特徴とする治
    療装置。
  3. (3)前記プローブ位置設定手段は、前記擬似プローブ
    の機械的な動きに連動するリンクおよび回転関節を含む
    リンク関節機構と、前記回転関節の回転角から前記擬似
    プローブの位置状態を解析して前記位置データを発生す
    る手段とを有することを特徴とする請求項1または2記
    載の治療装置。
  4. (4)前記プローブ位置設定手段は、前記擬似プローブ
    と複数の固定点との間の超音波伝搬時間を計測する手段
    と、この手段により計測された伝搬時間から前記擬似プ
    ローブの位置状態を解析して前記位置データを発生する
    手段とを有することを特徴とする請求項1または2記載
    の治療装置。
  5. (5)前記プローブ位置設定手段は、前記擬似プローブ
    の立体的に撮像して立体視画像信号を得る撮像手段と、
    この撮像手段からの立体視画像信号により前記擬似プロ
    ーブの位置状態を解析して前記位置データを発生する手
    段とを有することを特徴とする請求項1または2記載の
    治療装置。
JP2173064A 1990-06-29 1990-06-29 アプリケータを用いた治療装置 Pending JPH0461853A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050511A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Aloka Co Ltd 超音波プローブ
CN105939670A (zh) * 2014-01-27 2016-09-14 皇家飞利浦有限公司 超声成像系统和超声成像方法

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