JPH0460148A - 2サイクルエンジンの制御装置 - Google Patents

2サイクルエンジンの制御装置

Info

Publication number
JPH0460148A
JPH0460148A JP17357390A JP17357390A JPH0460148A JP H0460148 A JPH0460148 A JP H0460148A JP 17357390 A JP17357390 A JP 17357390A JP 17357390 A JP17357390 A JP 17357390A JP H0460148 A JPH0460148 A JP H0460148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
cut
fuel injection
combustion
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17357390A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Matsuura
崇 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP17357390A priority Critical patent/JPH0460148A/ja
Publication of JPH0460148A publication Critical patent/JPH0460148A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

Landscapes

  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用の2サイクルエンジンにおいて運転条
件に応じて燃料噴射量と共に燃焼方式を制御する制御装
置に関し、詳しくは、減速時および高車速・高回転時の
燃料カットおよび復帰制御に関する。
〔従来の技術〕
一般に車両用2サイクルエンジンとして燃焼室にインジ
ェクタを装着し、ピストンが掃気ボートを閉した後で点
火する迄の間の圧縮行程において、インジェクタから燃
料を高圧で直接筒内に噴射する。そして燃料噴射の時期
を早く定めて均一燃焼し、遅く定めて成層燃焼する方式
が本件出願人により既に提案されている。そこで、かか
るエンジン付車両で減速時又は高車速・高回転時に燃料
カットおよび復帰制御する場合について述べると、均−
燃焼状態において急に燃料をカットしたりまたは復帰す
ると、エン天川・ルクか大きく変化する。2サイクルエ
ンジンではクランク軸の1回転毎に1回の割合で点火燃
焼するため、上記トルク変化が特に大きくなり、車体等
にショックを生して好ましくなく、乗心地も悪化する。
従って、かかる2サイクルエンジンの燃料カットおよび
復帰の制御においては、トルク変化を円滑化することか
望まれる。
そこで従来、上記燃料カット、復帰時のトルク円滑化対
策に関しては、例えば特開昭58−23238号公報7
特開昭59−28029号公報の先行技術がある。ここ
で、前者では、燃料カット時に一定時間たけ機関の失火
が生じないような燃料噴射量に維持し、その後に完全に
燃料を遮断して不整燃焼等が生じることなくエンジン出
力の急変を防くことか示しである。また、後者では、燃
専4カットからの復帰に際して先ず復帰時に減量し、次
に減速増量して徐々に燃料を増加し、復帰ンヨックを低
減することか示しである。
〔発明か解決しようとする課題〕
ところで、上記先行技術のものにあっては、燃料カット
および復帰の際に燃料噴射量のみを徐々に増減する方法
であるから、4サイクルエンジンにのみ適用できるもの
の、2サイクルエンジンには適用し難い。即ち、2サイ
クルエンジンでは、高負荷の場合と同一の燃焼方式(均
一燃焼)で燃料噴射量を減じると、燃焼か極度に悪化し
てギクシャクした運転になる。従って、燃料カットおよ
び復帰時の燃料噴射量の少ない領域では、燃焼を良好に
確保しつつ噴射制御することか必要になる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、2サイクルで運転条件に応して燃焼方
式を変更するエンジンにおいて、燃料カットおよび復帰
時に燃焼方式と共に燃料噴射量を制御して、トルク変化
を最適に制御することが可能な2サイクルエンジンの制
御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の2サイクルエンジン
の制御装置は、運転条件により燃焼方式を判断し、少な
くとも低・中負荷時には成層燃焼の燃料噴射および点火
時期を制御し、高負荷時には均一燃焼の燃料噴射および
点火時期を制御する2サイクルエンジンの制御系におい
て、燃料カットおよび燃料カットからの復帰を判断する
手段と、燃料カットおよび復帰時に成層燃焼方式に切換
える切換制御手段と、燃料カットおよび復帰時に燃料噴
射量を徐々に減少および増大するカット・復帰係数設定
手段とを備えるものである。
〔作   用〕
上記構成に基づき、2サイクルエンジンにおいて燃料カ
ット中、燃料カットからの復帰の条件が成立すると、切
換制御手段により燃焼方式が低・中負荷に適した成層燃
焼に切換わり、この燃焼状態で燃料噴射量か徐々に減少
、増加するように制御される。これにより燃焼を良好に
確保しつつ、トルクが滑らかに変化してエンジンか停止
または再開するようになる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図において、2サイクル筒内直噴式ガソリンエンジ
ンの全体の構成について述べると、符号Iは2サイクル
エンジンの本体であり、シリンダ2にピストン3が往復
動可能に挿入され、クランク室4のクランク軸5に対し
偏心して設けられたコンロッド6によりピストン3が連
結し、クランク軸5にはピストン3の往復動慣性力を相
殺するようにバランサ7が設けられる。燃焼室8は、オ
フセット、ウェッジ、カマボコ等の形状であり、中心頂
部付近の高い位置に高圧1流体式インジェクタIOが、
パルス信号のオン時間(パルス幅)だけ開くようにして
設置される。また点火プラグ9は、電極9aがインジェ
クタ10の噴射方向直下に位置するように傾いて取付け
られる。
インジェクタ10と電極9aとの距離は、低・中負荷で
点火直前に噴射されるコーン型の燃料噴霧を考慮して設
定される。即ち、距離が短い場合は霧化が不足し、長く
なると噴霧が拡散することから、両者の間て噴霧の後端
部に着火して成層燃焼することが可能になっている。ま
た、インジェクタIOはシリンダ2の略中心線上に配置
されていることから、高負荷で早い時期に噴射された多
量の燃料は、シリンダ2の内部中心から全体に迅速に拡
散して均一に予混合し、均一燃焼することか可能になっ
ている。
シリンダ2にはピストン3により所定のタイミングで開
閉する排気ポート11が開口し、排気ポート11からの
排気管12に触媒装置13.マフラ14が設けられる。
ここで、排気ポート■1には排気ロータリ弁15が設置
され、ヘルド手段16によりクランク軸5に連結して排
気ポート11の開閉を各別に定めている。即ち、ピスト
ン3が下死点側から上昇し始めると排気ロータリ弁15
により排気ポートIIを早目に閉じ、高負荷での均一燃
焼方式において燃料噴射の時期を早く設定することが可
能になっている。
また、シリンダ2において排気ポート11に対して円周
方向に180度および略90度前後ずれた位置に、同様
にピストン3により所定のタイミングで開閉する掃気ポ
ート17か開口して設けられる。
そして掃気ポート17の吸気管18には、エアクリーナ
19.アクセル開度に応じて開くスロットル弁20が設
けられ、スロットル弁20の下流には掃気ポンプ2Iが
、ヘルド手段22によりクランク軸5に連結し、エンジ
ン動力より常にポンプ駆動して掃気圧が生じるように設
けられる。ここで、スロットル弁20はアクセル全閉で
も少し開いて掃気ポンプ21の吸込みが可能に設定され
、この遊び範囲を越えるとアクセル開度に応しスロット
ル弁20か開いて空気量を制御する。そして空気のみの
掃気圧で強制的に掃気作用し、空気を高い充填効率で供
給するようになっている。
インジェクタIOの高圧燃料系について述べると、燃料
タンク30か、フィルタ31.燃料ポンプ32.燃圧レ
ギュレータ33.圧力変動を吸収するアキュムレータ3
4を有する燃料通路35を介してインジェクタIOに連
通し、燃圧レギュレータ33からの戻り通路36か燃料
タンク30に連通している。そして燃圧レギュレータ3
3が燃料ポンプ32の高圧燃料の戻りを調整してインジ
ェクタIOの燃圧を制御する。ここで、低負荷の充填空
気量が少ない場合は燃圧が低く、負荷の増大により充填
空気量が多くなると、燃圧も高く制御されている。
続いて、第1図において電子制御系として燃料噴射1点
火時期の制御系について述べる。
先ず、クランク角センサ40.気筒判別センサ41゜ア
クセル開度センサ42.および車速センサ43を有し、
これらのセンサ信号が制御ユニット50に入力する。制
御ユニット50は、クランク角センサ40のクランク角
θが入力するエンジン回転数検出部51を有し、クラン
クパルスの時間等によりエンジン回転数Neを検出する
。クランク角センサ40.気筒判別センサ4Iの信号は
クランク位置検出部52に人力し、各気筒での上死点前
の基準位置を検出する。
また、エンジン回転数Neとアクセル開度センサ42の
アクセル開度φとか入力する燃料噴射パルス幅算出部5
3を有し、エンジン回転数Ne、アクセル開度φによる
各運転条件に応した燃料噴射量Gfをマツプ検索する。
そして燃圧に応した係数に、電圧補正分子sを加味して
燃料噴射パルス幅Tiを、Tj−に−Gf+Tsにより
算出する。
エンジン回転数Ne、燃料噴射量Grは燃料噴射時期決
定部541点火時期決定部55に入力し、更に燃焼方式
判定部56に入力する。燃焼方式判定部56では、成層
と均一の燃焼方式の切換点が予めNe−Gfのマツプに
より設定されており、この切換点の燃料噴射量設定値G
foと燃料噴射量Grとを比較し、低・中負荷のGf<
Gfoの場合に成層燃焼を、高負荷のGf≧Gfoの場
合に均一燃焼を判断するのであり、この判定信号が燃料
噴射時期決定部541点火時期決定部55に出力する。
燃料噴射時期決定部54は、エンジン回転数Neと燃料
噴射量Gfとによる成層と均一の各燃焼方式毎の燃料噴
射時期θiE、θisのマツプを有し、成層燃焼では成
層燃焼方式の燃料噴射時期θiEを、均一燃焼では均一
燃焼方式の燃料噴射時期θisをマツプ検索して出力す
る。ここで成層燃焼では、点火直前に所定の霧化時間を
残して噴射終了する必要があるため、この場合は噴射終
了時期θjEが設定される。一方、均一燃焼では、排気
が閉じた後の早い時期に噴射開始する必要があるため、
この場合は噴射開始時期θisが設定される。点火時期
決定部55も、エンジン回転数Neと燃料噴射量Gfと
による各燃焼方式毎の点火時期θgのマツプを有し、各
燃焼方式で点火時期θgをマツプ検索するのであり、こ
うして低・中負荷で成層燃焼し、高負荷で均一燃焼する
ようになっている。
燃料噴射パルス幅Tiと燃料噴射時期θiEまたはθi
sは燃料噴射タイミング設定部57に入力し、クランク
角基準位置に基づき燃料噴射パルス幅Ti、燃料噴射時
期θiEまたはθ1sに応じた噴射信号を駆動部58に
出力してインジェクタ10を作動させる。また、点火時
期θgは点火タイミング設定部59に入力し、クランク
角基準位置に基づき点火時期θgに応した点火タイミン
グ、ドエル時間等の点火信号を駆動部60に出力して点
火プラク9を作動させるように構成される。
続いて、燃料カットおよび復帰の制御系について述べる
先ず、エンジン回転数Ne、アクセル開度φおよび車速
センサ43の車速Vが入力する燃料カット・復帰判定部
61を有し、減速時(エンジン回転数Ne、車速Vが設
定値以上、アクセル開度φが設定値以下の場合)、また
は過回転防止時(エンジン回転数Ne、車速Vが上記設
定値より高い他の設定値以上の場合)に燃料カットを判
断し、所定の条件になると復帰を判断する。この燃料カ
ット等の判定信号および燃焼方式の判定信号は切換制御
手段としての切換制御部62に入力し、両者を判断して
燃料噴射時期決定部547点火時期決定部55て燃料カ
ットおよび復帰時には強制的に成層燃焼に切換える。切
換信号は、カット・復帰係数設定手段としてのカット・
復帰係数算出部63に人力し、カット係数αを燃料カッ
ト時に第3図の実線のように徐々に減少(噴射量を徐々
に減少)し、復帰時は復帰係数βを第3図の破線のよう
に徐々に増大(噴射量を徐々に増大)して定める。
なお、第3図ではカット係数αおよび復帰係数βは時間
tに対して一次関数的に変化する例を示したが、この例
に限定しない。
そしてカット係数αまたは復帰係数βは燃料噴射パルス
幅算出部53に入力し、燃料噴射量としてGf・αまた
はGf・βを算出して燃料噴射量。
燃料噴射時期を制御する。ここで、復帰時は燃焼方式判
定部56で燃料噴射量設定値Gf、と燃料噴射量Gf・
βとを比較し、Gfo≦Gf・βの条件が成立すると均
一燃焼に移行するように構成される。
次いで、かかる構成の2サイクルエンジンの制御装置の
作用についてべる。
先ず、エンジン運転時に、アクセル開度に応じスロット
ル弁20か開いて空気が掃気ポンプ21に吸入されて所
定の掃気圧が生じており、ピストン3の下降時に排気ポ
ート11か開き、次に掃気ポートJ7も開くと、この加
圧空気が掃気ポート17からシリンダ2の内部に流入す
る。そしてこの給気の縦スワール流によりシリンダ2の
残留ガスを排気ポ)IIから押し出し、給気を高い充填
効率で満すように掃気作用される。一方、ピストン3が
下死点から上昇し始めると、排気ロータリ弁15が閉し
て掃気が終了し、燃料の吹き抜けが生じること無く燃料
噴射することが可能になり、次いて掃気ホト17が閉じ
て圧縮行程に移行する。一方、このときインジェクタ1
0の高圧燃料系では運転条件に応じて燃圧レギュレータ
33て燃圧が制御され、この燃料がインジェクタ10に
導かれている。
また、制御ユニット50の燃料噴射パルス幅算出部53
では、エンジン回転数Ne、 アクセル開度φに応じて
燃料噴射量Gfがマツプ検索され、更に燃料噴射!Gf
に基づいて燃料噴射パルス幅T1が算出される。同時に
燃焼方式判定部56では、燃焼方式が判断され、燃料噴
射時期決定部541点火時期決定部55のマツプがこの
判断により選択される。
そこで低・中負荷時には、燃料噴射時期決定部54で成
層燃焼用マツプが選択され、これにより燃料噴射時期θ
jEが点火時期の近くに決定され、点火時期決定部55
でも成層燃焼用マツプにより点火時期θgが比較的上死
点に近く決定される。そして燃料噴射パルス幅TI、燃
料噴射時期θiEによる噴射信号がインジェクタ10に
出力することで、圧縮後期に比較的少量の燃料が点火プ
ラグ9の電極9aに向けて噴射され、その直後に点火時
期θgによる点火信号が点火プラグ9に出力する。この
ため、コーン型の燃料噴霧が拡散する前にその後端部に
電極9aで着火して成層燃焼するのであり、こうして空
気量に比べて燃料が非常に少なくても、燃料の濃混合気
を有効利用して安定した燃焼が行われる。
次いで高負荷時には、燃料噴射IGfが多くなると均一
燃焼方式のマツプが燃料噴射時期決定部54、点火時期
決定部55で選択される。そこで燃料噴射時期θisが
排気ロータリ弁15の閉後の早い時期に、点火時期θg
が最適値に決定されることになり、このため圧縮初期に
インジェクタIOから多量の燃料がシリンダ2内に噴射
され、圧縮中に燃料と空気とが充分混合する。そしてこ
の均一に混合した後に点火プラグ9て着火して、空気利
用率の高い均一燃焼か行われ、エンジン出力をアップす
るのである。
一方、上記エンジンの燃焼により運転して走行する場合
において、エンジン回転数Ne、車速V。
アクセル開度φか上記条件の場合は、減速時又は過回転
防止時と判断し、燃料カット・復帰判定部61て燃料カ
ットが判断され、燃料カット制御が開始されて第4図(
a)のフローチャートが一定時間(例えば10m5)毎
に実行される。すなわち、燃料カット・復帰判定部61
て現在の運転状態をみて、燃料カット条件か成立してい
るか否かを判断する(ステップSl)。次に、成層燃焼
であると判断すると(ステップS2)、ステップS3で
フラグFを0としステップS6に進む。
均一燃焼であればステップS4てフラグFを1として、
燃焼方式判定部56で燃焼状態を判定した後、切換制御
部62を紅で燃料噴射時期決定部54゜点火時期決定部
55に切換信号か出力して、成層燃焼用マツプに切換え
られる(ステップS5)。また、カット・復帰係数算出
部63のカット係数αが出力しくステップS6)、これ
により、燃料噴射パルス幅算出部53で燃料噴射パルス
幅Tiが演算され(ステップS7)、燃料噴射タイミン
グ設定部57に出力する。そして、燃料噴射量Gf・α
が徐々に減少補正される。この間、ステップS8でα−
0か否かをみて、α≠0の間はステップS6に戻り、α
−0の時点でルーチンを抜ける。このため、燃料噴射時
期θlE1点火時期θgによる成層燃焼方式に切換わっ
た後、噴射量が徐々に減少するので燃焼状態は良好に確
保され、エンジントルクが低下した運転状態になる。そ
して燃料噴射量Gf・αの減少により、第5図のように
エンジントルクが急速であるが円滑に低下してエンジン
停止に至る。
次いで、上記燃料カット制御中に、エンジン回転数Ne
、車速Vが燃料カットの条件を満足しなくなると(ステ
ップ31.1)、燃料カット・復帰判定部61て燃料復
帰が判断され、第4図(b)のフローチャートが一定時
間(例えば10m5)毎に実行される。即ち、フローチ
ャートの実行で、ステップS12で現在の燃焼状態をみ
て、フラグF−〇(成層燃焼)を判断すると、ステップ
513で成層燃焼用の燃料噴射時期θiEのマツプを検
索しして出力する。ステップS14てフラグF−0とす
る。
一方、ステップS12において、フラグF−1(均一燃
焼)であれば、ステップ51.5に進み、カット・復帰
係数算出部63により復帰係数βが出力される。この復
帰係数βは、燃料噴射パルス幅算出部53に入力して燃
料噴射パルス幅TiをステップS16に示した演算によ
り算出し、燃料噴射時期は成層燃焼用の噴射時期θiE
とし、燃料噴射量Gf・βが徐々に増大される。このた
め、第5図のように成層で円滑に燃焼と共にエンジン運
転か再開してエンジントルクは滑らかに立上り、燃料噴
射量と共にトルクか急速に増して復帰する。
そして復帰係数βが例えば1に達するまで継続されると
、燃焼方式判定部56で均一燃焼か判断される(ステッ
プS]7)。燃料噴射時期決定部54゜点火時期決定部
55が均一燃焼用マツプに切換わって均一燃焼に移行す
ることになる。
そしてフラグFを1としくステップ819)、燃料カッ
トを実行する前の状態に戻る。
以上、本発明の実施例について述べたが、燃焼方式の切
換、燃料噴射量の増減の方法等はこれに限定されない。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明によれば、2サイクルエ
ンジンにおいて減速時又は過回転防止時の燃料カット時
には、成層燃焼に切換わり、この燃焼方式で燃料噴射量
を減少制御するので、減速時にはトルク変動か滑らかに
低下してフィリングが向上する。過回転防止の際にはエ
ンジンの回転数が徐々に低下する。
さらに、燃料カットから復帰する場合は、成層燃焼で燃
料噴射量を増大制御するので、トルクが滑らかに増して
フィーリンクか向上し、駆動系の保護にもなる。
また、上記燃料カットと復帰時には低負荷に適した成層
燃焼方式のため、燃焼が良好に確保されて好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の2サイクルエンジンの制御装置の実施
例を示す電子制御系のブロック図、第2図は本発明の2
サイクルエンジンの全体の概略を示す構成図、 第3図は燃料のカット係数と復帰係数のマツプを示す図
、 第4図(a) 、 (b)は燃料カットと復帰の場合の
作用を示すフローチャート図、 第5図は燃料カットと復帰時のトルク変化を示す図であ
る。 1・・2サイクル工ンジン本体、9・・・点火プラグ、
10・・・インジェクタ、50・・・制御ユニット、5
3・・・燃料噴射パルス幅算出部、54・・燃料噴射時
期決定部、55・・・点火時期決定部、56・・・燃焼
方式判定部、61・・・燃料カット・復帰判定部、62
・・切換制御部、63・・カット・復帰係数算出部 第 図 一一一・−−−一均一燃焼トルク曲線 −一一一一一一〜成層燃焼トルク曲線 燃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 運転条件により燃焼方式を判断し、少なくとも
    低・中負荷時には成層燃焼の燃料噴射および点火時期を
    制御し、高負荷時には均一燃焼の燃料噴射および点火時
    期を制御する2サイクルエンジンの制御系において、 燃料カットおよび燃料カットからの復帰を判断する手段
    と、燃料カットおよび復帰時に成層燃焼方式に切換える
    切換制御手段と、燃料カットおよび復帰時に燃料噴射量
    を徐々に減少および増大するカット・復帰係数設定手段
    とを備えることを特徴とする2サイクルエンジンの制御
    装置。
  2. (2) 切換制御手段は、成層燃焼用の燃料噴射および
    点火時期に切換えることを特徴とする請求項(1)記載
    の2サイクルエンジンの制御装置。
  3. (3) カット・復帰係数設定手段は、運転条件に応じ
    た燃料噴射量に乗算するカットまたは復帰の係数を、時
    間の関数で変化して定めることを特徴とする請求項(1
    )記載の2サイクルエンジンの制御装置。
JP17357390A 1990-06-29 1990-06-29 2サイクルエンジンの制御装置 Pending JPH0460148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17357390A JPH0460148A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 2サイクルエンジンの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17357390A JPH0460148A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 2サイクルエンジンの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0460148A true JPH0460148A (ja) 1992-02-26

Family

ID=15963068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17357390A Pending JPH0460148A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 2サイクルエンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0460148A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10231746A (ja) * 1996-12-19 1998-09-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃焼方式制御装置
WO2005012712A1 (de) * 2003-07-28 2005-02-10 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und vorrichtung zur steuerung des übergangs zwischen dem normalbetrieb und dem betrieb mit schubabschaltung eines mit kraftstoff-direkteinspritzung betriebenen ottomotors
CN108626016A (zh) * 2017-03-22 2018-10-09 福特环球技术公司 用于发动机的方法和系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10231746A (ja) * 1996-12-19 1998-09-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃焼方式制御装置
WO2005012712A1 (de) * 2003-07-28 2005-02-10 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und vorrichtung zur steuerung des übergangs zwischen dem normalbetrieb und dem betrieb mit schubabschaltung eines mit kraftstoff-direkteinspritzung betriebenen ottomotors
US7383813B2 (en) 2003-07-28 2008-06-10 Siemens Aktiengesellschaft Method and device for controlling the transition between normal operation and overrun fuel cut-off operation of an Otto engine operated with direct fuel injection
CN108626016A (zh) * 2017-03-22 2018-10-09 福特环球技术公司 用于发动机的方法和系统
CN108626016B (zh) * 2017-03-22 2022-08-09 福特环球技术公司 用于发动机的方法和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100205511B1 (ko) 기통내분사형 불꽃점화식 내연엔진의 제어장치
JP3211677B2 (ja) 筒内噴射式内燃機関の点火時期制御装置
US5333583A (en) Fuel injection control method and a control apparatus for a cylinder direct-injection engine
JP3478318B2 (ja) 筒内噴射型火花点火式内燃エンジンの制御装置
EP1403512B1 (en) Engine start system
KR100317159B1 (ko) 내연기관용연료분사제어시스템
JP2000204954A (ja) 内燃機関の制御装置
JPH0240052A (ja) 2サイクル直噴エンジンのアイドル回転数制御装置
US5975045A (en) Apparatus and method for controlling direct injection engines
WO2014140737A1 (en) Electrical control unit of internal combustion engine and method thereof
JP3090073B2 (ja) 筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置
GB2237416A (en) Idle speed control system for a two-stroke engine.
JPH0799114B2 (ja) エンジンの制御装置
US5954023A (en) Apparatus and method for controlling combustion in internal combustion engines
JPH04370343A (ja) 2サイクルエンジンのアイドル回転数制御装置
JPH0460148A (ja) 2サイクルエンジンの制御装置
JP3772890B2 (ja) エンジンの始動装置
JPH03281965A (ja) 2サイクルエンジンの制御装置
JPH08177537A (ja) 多気筒エンジンの始動時制御方法
JP2006132399A (ja) 過給機付エンジンの制御装置および制御方法
JP2631940B2 (ja) 筒内直噴エンジンの制御装置
US11401885B2 (en) Engine unit
JPH05149168A (ja) 筒内直噴式エンジンの燃圧制御装置
JPH10274071A (ja) 過給機付筒内噴射式エンジン
JP2005207378A (ja) エンジンの制御装置