JPH0459051B2 - - Google Patents

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JPH0459051B2
JPH0459051B2 JP59051330A JP5133084A JPH0459051B2 JP H0459051 B2 JPH0459051 B2 JP H0459051B2 JP 59051330 A JP59051330 A JP 59051330A JP 5133084 A JP5133084 A JP 5133084A JP H0459051 B2 JPH0459051 B2 JP H0459051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
diameter
die
die hole
hole diameter
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59051330A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60196218A (ja
Inventor
Tomio Kaneko
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokoku Steel Wire Ltd
Original Assignee
Kokoku Steel Wire Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokoku Steel Wire Ltd filed Critical Kokoku Steel Wire Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は鉄線、鋼線等よりも主として難加工線
材であるアルミニウム被覆鋼線などの変形抵抗比
の大きい複合線材を対象とする縮径用ダイスおよ
び強制潤滑伸線方法に関する。 (従来の技術) 難加工線材たとえば厚アルミニウム被覆鋼線な
どの複合線材を伸線する場合、鉄線が鋼線などの
伸線用に一般に用いられている第1図に示す形状
の縮径ダイス10のみで伸線することが極めて困
難で不可能に近く、仮にできたとしても極めて小
さい減面率でしか伸線できない。 一方、このダイス10を、潤滑剤に圧力を与え
て伸線する強制潤滑伸線法に採用すると、ある程
度までは伸線可能であるけれども、この場合でも
第1図の如くバルジが大きく発生して、潤滑剤の
のりも悪くなるため、大きな減面率では伸線不能
であり、結局大きな減面率は期待できない。 この潤滑剤のノリが悪い場合は、伸線時におけ
る引抜力を増大して消費電力が多く、また高い伸
線温度で伸線することになるから、線材の物理的
特性を損なう危惧がある。 又、第2図に示す如く、圧力ダイス部分と縮径
ダイス部分とが一体となつて、両部分の機能を兼
備した所謂流体潤滑伸線用ダイスが特開昭58−
173018号に提案されているが、専用の圧力ダイス
等の加圧装置を使用した場合よりも高圧が発生し
ないことから大きな減面率では伸線することは出
来ないし、次にあげる大きな問題がある。 ダイス20が消耗して修正する場合、仮にダイ
ス孔22径が1mmのものである場合、長さを13mm
以上に設定されているアプローチ部21の長さ
は、ダイス孔22径の約13倍と長くなつている
為、修正に多くの時間と技術を要する。 そして、ベル部23半径が極端に小さいため、
潤滑剤の流入が悪くてアプローチ部21内に多く
引き込まれないこと、および、伸線される線材が
たとえば極端に曲つて入線したり、ダイスと線材
の伸線軸線が一致していない場合には、ベル部2
3で線材が損傷するばかりか、その潤滑膜が削り
取られる等の不都合が生じ、大きな減面率は望め
ないものである。このことは、特に、線径が太い
ものほど顕著に現れ、円滑に伸線できない。又、
焼付け現象も起り得る。 又、ベル部の半径を従来の縮径ダイス10にお
けるベル部のように大きくした場合には、高圧発
生のメリツトよりも高圧発生室が広くなり過ぎる
為、通線時に、高圧発生に時間がかかり、その間
にアルミニウムの焼付き現象を起こすことと、ダ
イスの大形化を招くなどの弊害の方が大きいので
好ましくない。 本発明は上述した減面率の向上を課題として鋭
意研究の結果、アプローチアングル、そして、ベ
ル部の半径およびアプローチ部の長さをダイス孔
径との関係において所定の数値に設定し、アプロ
ーチ部は直線状にすることにより、線径が細いも
のから太いものまで、線径のいかんを問わず、線
材の表面を梨子地肌に良好に伸線して、潤滑剤の
ノリを格別に良くして、難加工材を含む線材の減
面率を向上させることができることを知見し、そ
して、鉄線や鋼線の縮径はもとより、難加工材の
伸線には加圧装置と併用するのが最適であること
を見出だしたもので、最適な条件構成の縮径ダイ
スおよびこの縮径ダイスを用いた強制潤滑伸線方
法を提案するものである。 (発明が解決しようとする問題点) 解決しようとする課題は、特に難加工材の伸線
時における減面率が小さい点、ダイスの損耗にと
もなう修正が容易でない点、焼付け現象が発生す
る懸念がある点、伸線時の消費電力が多い点、線
材の物理的特徴を損なう危惧がある点、その他、
線材の損傷等、前記した問題の全てであり、難加
工材を含む線材の減面率を向上することができる
縮径用ダイスおよびその強制潤滑伸線方法を提供
することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 前記の目的を達成するため講じた手段は、ダイ
スでは、ベル部半径がダイス孔径2mm以下は2mm
で、それ以上はダイス孔径とほぼ同一で、アプロ
ーチアングルが6〜20度で、アプローチ部長さが
ダイス孔径の1.5倍から3.5倍程度迄で直線状であ
る構成としたことを特徴とする。 そして、強制潤滑伸線方法では、複合線材等を
潤滑剤加圧装置に通して加圧流体で強制潤滑しつ
つ、ベル部半径がダイス孔径2mm以下は2mmで、
それ以上はダイス孔径とほぼ同一で、アプローチ
アングルが6〜20度で、アプローチ部長さがダイ
ス孔径の1.5倍から3.5倍程度迄で直線状である縮
径用ダイスに通して伸線するように構成したこと
を特徴とするものである。 (実施例) 以下、本発明の実施例を説明する。 縮径ダイス1は、ベル部2の半径Rをダイス孔
3の径Dが2mm以下は2mmで、それ以上はダイス
孔径Dとほぼ同一とし、アプローチアングルαを
6〜20度とし、アプローチ部4の長さLをダイス
孔径Dの所要倍数以上すなわち伸線時に発生する
バルジ部分長さを少なくとも含めた長さ、具体的
には1.5倍以上乃至3.5倍程度且つ直線状としてい
る。またダイス孔3の長さL1は径Dの45%前後
未満である。 次に上記縮径ダイスを用いた強制潤滑伸線方法
例について説明する。 縮径ダイス1は圧力ダイス5の後に潤滑剤の高
圧流体室6を経て且つその伸線軸線を揃えて配置
されていて、線材7は潤滑剤を引込みながら圧力
ダイス5を通過して後、潤滑剤が高圧状態にある
高圧流体室6から縮径ダイス1に入り、大きな減
面率で伸線されて通過する。 次表は本発明と、従来の縮径ダイス(第1図)
を用いて、1.88mmから伸線した場合の減面率の違
いを示す比較表である。
【表】 上表はアルミニウム被覆率41%、引張り強さ60
Kg/平方mmのアルミニウム被覆鋼線を出発線径
2.20mmから乾式潤滑剤を用いて伸線した結果を示
している。 従来ダイスでは平均減面率11%、最高減面率14
%の減面率でしか伸線できかつた。 本発明では平均減面率30%、最高減面率38%の
減面率で伸線できた。さらに、本発明ダイスの場
合は、潤滑剤のノリが格段に良いため、引抜力も
低減して消費電力が少なくて済み、また、低い伸
線温度で伸線できることから、線材の物理的特性
が損なわれず、有利に伸線できる等の特徴を兼ね
備えている。 又、本発明の縮径ダイスは、通常の鉄、鋼線等
の伸線に単独で用いても良い。且又、本発明の伸
線方法では湿式潤滑剤を用いて伸線しても良い。 (発明の効果) したがつて本発明によれば次の利点がある。 イ ダイス孔径に対して、ベル部半径をダイス孔
径2mm以下は2mmで、それ以上はダイス孔径と
ほぼ同一に、アプローチ部長さをダイス孔径の
1.5倍から3.5倍程度迄で直線状にそれぞれ設定
すると共に、アプローチアングルを6〜20度に
設定したことにより、鉄線が鋼線はもとより難
加工線材について、線径が細いものから太いも
のまで、その減面率を二桁以上に大きく向上さ
せることができる。 ロ アプローチ長さが最適且つ最短で、小形化し
得ると共に修正容易であり、製作も比較的単純
である。 ハ 潤滑剤のノリが良いため、引抜力も低減して
消費電力が少なくて済み、また、低い伸線温度
で伸線できることから、線材の物理的特性が損
なわれず、有利に伸線できる。 ニ 線材の表面状態は梨子状肌を呈して、潤滑剤
のノリが極めてよく、それにより、従来の縮径
ダイスに依る伸線では線材表面が平坦で潤滑剤
のノリが良くないため、結局、8個のダイスに
よつて全減面率61%までしか伸線できないのに
比べて、本発明では、7個のダイスで全減面率
92%まで伸線でき、且つ、終始円滑に伸線する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の縮径ダイスを示す断面図で、伸
線時におけるバルジの発生程度を示している。第
2図は従来の流体潤滑伸線用ダイスを示す断面
図。第3図は本発明縮径ダイスの一実施例を示す
断面図。第4図は本発明伸線方法を達成する装置
の一例を示す断面図である。 図中、1は縮径ダイス、2はベル部、3はダイ
ス孔、4はアプローチ部、5は圧力ダイス、Dは
ダイス孔径、Rはベル部半径、Lはアプローチ長
さ、αはアプローチアングル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベル部半径がダイス孔径2mm以下は2mmで、
    それ以上はダイス孔径とほぼ同一で、アプローチ
    アングルが6〜20度で、アプローチ部長さがダイ
    ス孔径の1.5倍から3.5倍程度迄で直線状であるこ
    とを特徴とする複合線材等の縮径用ダイス。 2 複合線材等を潤滑剤加圧装置に通して加圧流
    体で強制潤滑しつつ、ベル部半径がダイス孔径2
    mm以下は2mmで、それ以上はダイス孔径とほぼ同
    一で、アプローチアングルが6〜20度で、アプロ
    ーチ部長さがダイス孔径の1.5倍から3.5倍程度迄
    で直線状である縮径用ダイスに通して伸線するこ
    とを特徴とする複合線材等の強制潤滑伸線方法。
JP5133084A 1984-03-16 1984-03-16 複合線材等の縮径用ダイスおよびその強制潤滑伸線方法 Granted JPS60196218A (ja)

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JPS60196218A JPS60196218A (ja) 1985-10-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58173018A (ja) * 1982-04-02 1983-10-11 Hitachi Cable Ltd 流体潤滑伸線用ダイス

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