JPH0459020B2 - - Google Patents

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JPH0459020B2
JPH0459020B2 JP12843983A JP12843983A JPH0459020B2 JP H0459020 B2 JPH0459020 B2 JP H0459020B2 JP 12843983 A JP12843983 A JP 12843983A JP 12843983 A JP12843983 A JP 12843983A JP H0459020 B2 JPH0459020 B2 JP H0459020B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
electrode
electrodes
electrical resistance
dust
Prior art date
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Expired
Application number
JP12843983A
Other languages
English (en)
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JPS6019058A (ja
Inventor
Naoharu Tachibana
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPS6019058A publication Critical patent/JPS6019058A/ja
Publication of JPH0459020B2 publication Critical patent/JPH0459020B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は室内空気清浄やトンネル換気に用いら
れる電気集じん装置に関する。
一般に、この種の電気集じん装置において、ガ
ス中の浮遊粒子を帯電させ、クーロン力で集じん
板上に沈着させる機種にあつては、低い電圧で放
電を開始し、しかも放電が安定している負極性放
電を放電極で行わしめ、集じん極側は正極として
保持されるのが普通である。
このため、放電空間は負のガスイオンに満たさ
れ、浮遊粒子は負に帯電するが、同時にこのコロ
ナ放電により酸素の一部は特別な臭気のするオゾ
ンに変化する。このため、室内空気清浄用やトン
ネル換気用など、処理後のガス(この場合は空
気)が直接人体に触れるものでは、このオゾンに
より悪臭を感じたり、あるいは眼、喉などに刺激
を感ずることがある。従つて、オゾンの発生混入
は望ましくない。
オゾンの発生を極力抑制するには、放電極を正
極とすればよいが、この場合は放電の安定性に欠
けるところがあるので、この正極放電は一部の小
容量機種にのみ用いられている程度である。
また、オゾンを正極コロナ放電域を通してその
量を減じさせることは可能であるが、負極性コロ
ナ放電を集じん機構に用いている場合、従来の技
術であれば、負極性コロナ放電部に続いて正極性
コロナ放電部を別個に設ける必要があつた。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、負
または正極性に荷電される放電極を有する電気集
じん装置において、集じん極に部分的に逆電離現
象を発生せしめるに足る高電気抵抗部を設けたこ
とを要旨とし、前記逆電離現象により放電空間中
に放出される前記放電極と異なる極性のイオンを
効果的に利用し、別個にコロナ放電部を設けるこ
となく、オゾン等の不快なガスの量を減少させる
ことのできる電気集じん装置を提供することを目
的とする。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。第1図は最も一般的な平行平板を集じん極
とし、針金あるいは打抜き金属板を放電電極とし
た電気集じん装置を示すものである。同図におい
て、1,1…は平板ないし若干の凹凸を有する導
電性材料より成る集じん極、、2,2…はコロナ
放電を層ずるのに適切な当価線径をもつた針金な
いし刺を有する棒ないし薄板より成る放電極、3
は集じん極1,1…をそれぞれ接地するための導
体、4は放電極2,2…にそれぞれ負の高電圧を
与えるための導体、5は高圧発生装置を示してい
る。そして、上記集じん極1,1…にはそれぞ
れ、高い電気抵抗すなわち2×1011Ω・cm以上の
電気抵抗を有する例えばマイカ(シリカ酸化物)、
穴あきテフロン(デユポン社の登録商標)等の高
電気抵抗薄膜層6が形成されている。これら高電
気抵抗薄膜層6,6…の各抵抗値は、ガスが必要
とする正イオンの量、及び集じん極1,1…の当
該部分へ流入する電流量によつて決められる。ま
た、これら高電気抵抗薄膜層6,6…の各取付位
置は正イオンの必要位置と範囲によつて変化させ
るものであり、分割して配置することが有効な場
合もある。第2図は第1図の電極構造を集じん装
置の上部より下方を見た状態を示すものである。
次に、上記構成の電気集じん装置の作用を説明
する。今、ガスが第1図及び第2図にそれぞれ矢
印Aで示す方向に流れ、集じん極1,1…と放電
極2,2…との間に流入するとする。ここで、第
2図に“a”で示す範囲の集じん極1,1…は、
その表面に高電気抵抗薄膜層6が形成されておら
ず、正常放電領域となる。すなわち、放電極2,
2…より発生する負コロナ電流は、ガス中の浮遊
粒子を帯電せしめ、最終的には集じん極1,1…
の上へ沈着させる。一般に、通常の空気中に含ま
れる粒子は、集じん極1,1…に沈着された後
も、特に、2×1011Ω・cmを超える高抵抗で示す
ようなダスト層を形成することは稀で、正常な集
じんが続行される。そして、この場合、放電極
2,2…と集じん極1,1…との間の空間には負
イオンが充満され、前述のようにオゾンの発生が
見られる。
一方、図中“b”で示す範囲の集じん極1,1
…は、その表面に高電気抵抗薄膜層6が形成され
ている。公知の通り、集じん極1,1…上のダス
ト層あるいは、このように人工的に設けられた高
電気抵抗薄膜層6の電気抵抗値が所謂限界抵抗値
(2×1011Ω・cm)を超えると、高電気抵抗薄膜
層6を通じて流れる電流が減少し、集じん極1,
1…とその上の高電気抵抗薄膜層6,6…の表面
との間の電位が上り、終局的には高電気抵抗薄膜
層6,6…の表裏の間で絶縁破壊が生じる。その
結果、集じん極1,1…側よりガス空間中に正イ
オンが出る逆電離(バツクコロナ)現象が生じ
る。従つて、正常な集じん空間(領域aの部分)
で生じたオゾンと負の電荷をもつたガスは、この
逆電離空間(領域bの部分)で発生する正イオン
によつて消滅、あるいはその量が減少せしめられ
る。
上記のように、放電極2,2…を負の高電圧で
荷電する電気集じん装置において、高電気抵抗薄
膜層6を必要個所に設けることにより、任意の位
置に、放電極2の極性を変えることなく高電気抵
抗薄膜層6の性質により逆電離現象を生ぜしめ、
これによりガス空間中に正イオンを出すことがで
きる。
従つて、ガス上流側では正常集じんを行なわ
せ、強力に空気ないしガス中の浮遊ばいじんを電
気集じんし、下流側でが逆電離現象を用いて正イ
オンを発生せしめ、正常集じん時に負イオンによ
つて生じたオゾンや負帯電したガスを消去あるい
はその量を減少させることが簡単な構造で可能と
なる。
第3図は本発明の他の実施例を示すもので、ガ
スの流れ方向Aに沿つて集じん極を分割し、複数
の集じん極11a,11b,11cとし、これら
集じん極11a〜11cの各下流側に高電気抵抗
薄膜層12を形成したものである。また、これら
集じん極11a〜11c,…と対をなす放電極1
3…にはそれぞれコロナ放電に方向性を持たせる
ために、ガス下流側にのみ刺14が設けられてい
る。すなわち、これら放電極13,13…の各刺
14より生ずるコロナ電流を集じん極11a〜1
1c,…において受けるもので、この場合も上記
実施例と同様に高電気抵抗薄膜層12,12…に
より逆電離現象を発生させることができる。
尚、上記実施例においては、負の高電圧で荷電
する電気集じん装置について説明したが、本発明
は正の高電圧で荷電する電気集じん装置にあつて
も正イオンを含むガスの量を減少させることに有
効である。
以上のように本発明によれば、集じん極に高電
気抵抗部を設け、逆電離現象を生ぜしめることに
より、多量の正または負のイオンを放電空間中に
放出させることができ、簡単な構造で、オゾン等
の不快なガスを効果的に減少、消去させることが
できる。また、本発明によれば帯電したダストの
電荷を中和する作用があるため、例えば一般産業
用の電気集じん装置に適用した場合にも、電気集
じん装置で捕集されず排出されるダストの帯電量
を減少させることが出来、帯電ダストの後流側煙
道への付着を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る電気集じん装
置の電極構造を示す構成図、第2図は上記電極構
造の平面図、第3図は本発明の他の実施例に係る
電極構造を示す平面図である。 1……集じん極、2……放電極、5……高圧発
生装置、6……高電気抵抗薄膜層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 負または正極性に荷電される放電極を有する
    電気集じん装置において、集じん極に部分的に逆
    電離現象を発生せしめるに足る高電気抵抗部を設
    けたことを特徴とする電気集じん装置。
JP12843983A 1983-07-14 1983-07-14 電気集じん装置 Granted JPS6019058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12843983A JPS6019058A (ja) 1983-07-14 1983-07-14 電気集じん装置

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JP12843983A JPS6019058A (ja) 1983-07-14 1983-07-14 電気集じん装置

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Publication Number Publication Date
JPS6019058A JPS6019058A (ja) 1985-01-31
JPH0459020B2 true JPH0459020B2 (ja) 1992-09-21

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JP12843983A Granted JPS6019058A (ja) 1983-07-14 1983-07-14 電気集じん装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN200994939Y (zh) * 2006-12-04 2007-12-26 张跃 一种装有co2传感器的空气净化器

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JPS6019058A (ja) 1985-01-31

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