JPH04584A

JPH04584A - 回転文字認識方法

Info

Publication number: JPH04584A
Application number: JP2021176A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Suganuma; 孫之菅沼
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1990-01-31
Filing date: 1990-01-31
Publication date: 1992-01-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は画像処理装置を用いて文字等を分類する場合に
、特に回転している文字の認識方法に関するものである
。

（従来の技術）一般に画像処理装置を用いて文字等を認識識別する場合
には特開昭６２−２９３４９２号の公報がある。

これは文字特徴抽出法で、文字等の個々の特徴を表す部
分の形状がどのような形であるか判別するもので文字等
を判別する場合に、どの位置に凹部があるか調べ、この
凹部のある位置の情報により文字又は数字を大局的な情
報を用いて識別する方法である。

（発明が解決しようとする課題）文字の認識識別方法として文字特徴抽出方法及びパター
ンマツチング方法が使用されており、（１）文字特徴抽
出方法は文字の外接長方形を求め文字の大局的な特徴を
用いる認識方法であるが文字が回転した場合にはその大
局的な特徴が変化して結果として誤認識するという問題
点がある。

これを第１１図により説明すれば（ａ）に於いて３とい
う文字について６０は文字外接長方形で、外接長方形の
中を６１及び６２に示すように捜査線を走らせて文字の
凹凸の位置により文字認識を行うが（ｂ）に示すように
３という文字が回転すると凹凸の位置や捜査線の長さが
６１−６３．６２−６４に示すように変化し、誤認識す
る。

（２）又パターンマツチング法は、基準パターンを豫め
登録し、そのパターンと認識対象を重ね合わせその一致
の度合で認識を行う方法である。

これを第１２図により説明すれば（ａ）に示すように基
準パターンのへの文字が回転した場合に、同し文字でも
（ｂ）に示すように傾きが小さい場合（±５°以内）は
認識が可能であるが、（ｃ）の場合には傾きが大きく基
準パターンとの一致が低く誤認識をするものである。

本発明は画像処理装置を用いて文字等を認識識別する方
法に於いて、特に回転している文字（列）についても、
その認識率を高める方法を技術的課題とするものである
。

〔発明の構成］（課題を解決するために講じた手段）課題を解決するために講じた技術的手段は次のようであ
る。

画像処理装置を使用して文字特徴抽出方法により文字を
認識する場合に、回転している文字の認識方法として、
基本となる文字枠と文字列に対して回転した文字列枠と
文字列の回転角度を測定して文字列の各１文字の文字枠
を算出して文字の切出しを行いその後パターンマツチン
グ法又は文字特徴抽出法により文字を認識する回転文字
認識方法である。

（作用）従来のパターンマツチング法及び文字特徴抽出方法では
、基本パターンに対し回転角度が土５゜程度の範囲に於
いては文字認識が不可能である。

そのために文字の正しい位置（土５°範囲以内）に人手
で又は治具の操作により修正を行って認識を行っている
が、本発明に示すように±５°以上で±４５°の範囲に
於いては、基本となる文字列枠と文字列の回転角度を測
定することにより文字列枠及び文字列の傾斜度が分かり
文字認識装置内のパソコン及び各装置により自動的に算
出後、パターンマツチング法又は文字特徴抽出法により
文字の認識を行うものである。

（実施冷）以下実施例について説明する。

第１図は本実施例の文字認識装置Ｍで治具３上に置かれ
た認識対象物２の画像を取り込むＴＶカメラ１とその画
像データを記憶、処理する画像処理装置６と画像や処理
結果を表示するモニターテレビ５、そして画像処理装置
６に画像の取り込みや表示するＣＲＴ７、本体９、キー
ボード８よりなるパソコンの構成となっている。

第２図は文字認識フロー・チャートであり、画像の取り
込みを行い、その画像をもとに本発明の方法を用い文字
の位置の切出しを行い、公知の特徴抽出により認識を行
うものである。

第３図は第１図の電気的な機能ブロック図で画像処理装
置６内には画像メモリ１０、プログラムメモＩＪ　１１
、Ｉ／Ｆ　１２、Ａ／Ｄ変換器１３及び１５、ＣＰＵ１
４があり、本装置の本体９内にはプログラムメモリ１６
、Ｉ／Ｆ１７より構成されている。

第４図は文字列画像説明図で、ＴＶカメラ１よりＡ／Ｄ
変換器１３を介して画像メモリ１０に文字列、′０２３
′はストアされる。

第４図に於いて、画像メモリ１０の原点Ｏ（０゜０）を
基準として、文字列を囲む矩形領域を文字列スタート位
１１（Ｘｓ、Ｙｓ）、文字列エンド位置（Ｘｅ、Ｙｅ）
の座標で表し、１８はＸ座標、１９はＹ座標で、２１は
文字列スタート位置、２２は文字列エンド位置で、２３
は文字外接長方形（文字枠）で、２４はＯの文字中Ｗを
表し、２５は文字高さしを示す。

又文字列の各文字は第５図に示す様に２６は文字枠原点
Ｏ“　（ｘｓ、ｙｓ）で２７は文字枠エンド位置（ｘｅ
、ｙｅ）で、２８はＸ座標、２９はＸ座標で文字列枠と
同様に文字枠を持つ構成となっている。

ここで文字列枠のスタート点とエンド点を第６図〜第７
図を用いて説明する。但し文字列の回転は無いとする。

第６図の文字列スタート位置・エンド位置捜査線説明図
に於いて、３０はＸ方向捜査線、３１はＹ方向捜査線で
、２１は文字列スタート位置、２２は文字列エンド位置
であり、画像メモリ１０に於いて、Ｘ座標軸１８とＸ座
標軸１９と平行に各々Ｘ、Ｙ方向捜査線３０．３１を走
らせ、例えばＸ方向捜査線が最初に文字と接するＹ座標
を文字列枠のＹｓとする。

第７図には具体的な文字列スタート位置・エンド位置の
決定のＦＬＯＷを示しているもので、（ａ）はＹのスタ
ートから子方向へＸライン上をサーチして文字の切出し
のＹスタート位置を見つける。

次に（ｂ）に示すＹのエンドから一方向へＸライン上を
サーチして文字の切り出しのＹエンドＹｅを見つける。

次に（Ｃ）に示すようにＸのスタートから子方向へＹラ
イン上をサーチして、文字の切り出しのＸスター）Ｘｓ
を見つける。

次に（ｄ）に示すようにＸのエンドから一方向へＹライ
ン上をサーチして文字の切り出しのＸエンドＸｅを見つ
ける。

以上の様に文字列の回転していない場合は、比較的簡単
に文字列枠が決定でき更に文字枠も容易に決定できるも
のである。

第８図は文字列が回転している場の文字列枠を示してい
る。

３３は従来の文字列枠で、３４は文字列の回転角度θ、
３５は回転文字列のスタート位置（χ。

ｙｏ）、３６は回転文字列のエンド位置（ｘ＋ｙ＋）で
、３７はＹｓとの接点Ｐ、、３８はＹｅとの接点Ｐ４で
、３９はＸｓとの接点Ｐｚ、４０はＸｅとの接点Ｐ３Ｌ
、この場合従来の画像メモリ捜査ではＹｅ、Ｙｓ、Ｘｅ
、Ｘｓ、の値が真の文字枠の位置と異なる値となる。

文字認識に必要な文字列枠は回転文字列のスタート位置
３５　（ｘｏ　、　　）’Ｏ）と、回転文字列のエンド
位置３６（χ＋、ｙ、）で囲まれる回転角度θ３４の文
字列枠である。

以下第９図「回転文字列枠上下辺の算出」第１０図の「
回転文字列枠上下辺の算出」を用いて具体的な回転文字
列枠の手順について説明する。

回転文字列枠の算出手順、（１）従来の文字列枠の算出によりＸｓ、Ｙｓ。

Ｘｅ、Ｙｅを求める。

（２）Ｙｓと文字との交点Ｐ、とＸｅとの交点Ｐ３を通
る線４１、ｙ＝ｍ、ｘ十す、を求める。第９図の場合の
様に、文字の直線部分が直線４１に乗る場合はこの直線
４８（第１０図に示す）を文字列枠の上辺とする。

（３）前記（２）と同様にＰ　２．　Ｐ　４を通る直線
４２、ｙ＝ｍ２　χ十ｂ２を求める。この場合この直線
文字を分断するため求めたい回転文字列枠の下辺ではな
い為、次の処理を行う。

（ａ）点Ｐ４を中心として直線４２を文字と接するまで
回転してその接点Ｐ２’４５と直線４３、ｙ＝ｍｎｘ十
ｂｎを求める。（第１０図に示す）（ｂ）次にＰ２゛を
中心に直線４３を回転し文字との接点を求め、その接点
を通る直線４９（第１０図に示す）を文字枠下辺とする
。

（４）文字枠下辺の直線４９と直交する直線を文字と接
するまで平行移動させ、文字副枠左辺５０、ｙ＝ａ、ｘ
＋ｃｏを求める。

（５）直ｇ５０を平行移動させ順次文字枠５１の決定を
行う。

以上の様に、回転文字列枠を決定する。又上下辺の決定
においては実用上、上辺あるいは下辺が決定したら、そ
の直線を平行移動させることによって他方が求まるので
、（２）或いは（３）の手順の一方は省略可能である。

又（３）で求めた上下辺は近似解であるが実用上問題は
ない、また厳密解は（３）を繰り返せば求まる。

文字列枠が決まり文字枠に切り出し完了後は、公知の特
徴抽出法などを用いて文字の認識を行うものである。

以上の様に本実施例の方法は一文字の場合は使用できな
いが、実際の認識対象は文字列の場合がほとんどのため
、実用上差支へかなく、従って文字の認識作用において
非常に有効である。

（発明の効果）本発明は次の効果を有する。すなわち、（１）回転文字
列の認識率の飛躍的な向上が出来る、すなわち従来は±
５°以上のものは認識の判断が不可能であったが±４５
°の範囲まで充分に可能となった。

（２）ワークの位置決め機構の簡素可による装置のコス
トの低減を計ることができる。すなわち従来は位置修正
のための治工具を使用していたがその必要がまったくな
くなった。

【図面の簡単な説明】

第１出図は文字認識装置の外観説明図、第２図は文字認
識のフローチ符ｖｉ、第３図は文字認識機能ブロック図
、第４図は文字列画像説明図、第５図は文字枠説明図、
第６図は文字列スタート位置・エンド位置・捜査線説明
図、第７図の（ａ）（ｂ）、（Ｃ）、（ｄ）は文字列ス
タート位置・エンド位置決定フロー説明図、第８図は回
転文字列の説明図、第９図は回転文字側枠上辺の算出図
、第１０図は回転文字側枠左右辺の算出図、第１１図の
（ａ）、（ｂ）は従来例の特徴抽出法の説明図、第１２
図の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は従来例のパターンマツチ
ング法の説明図である。Ｍ・・・画像処理装置、１８・・・Ｘ座標、１９・・・
Ｙ座標、３３・・・文字列枠、３４・・・回転角度。

Claims

【特許請求の範囲】

画像処理装置を使用して文字認識を行う場合に、回転し
た文字の認識方法として、基本となる文字列枠と文字列
に対して、回転した文字列枠と文字列の回転角度を測定
して、文字列の各１文字の文字枠を算出して文字列の切
出しを行い、その後パターンマッチング法又は文字特徴
抽出法により文字を認識する回転認識方法。