JPH0457786A - 貯蔵タンクの高応力発生部の変形監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、石油、ＬＮＧなどを貯蔵する貯蔵タンクに係
り、特に貯蔵タンクの高応力発生部に変形や亀裂を生じ
た場合にこれを逸早く検出できる貯蔵タンクの高応力発
生部の変形監視装置に関するものである。

［従来の技術］ 石油等を貯蔵する貯蔵タンクの高応力発生部、例えば底
板外周のアニユラ−プレートと側板の接続部等は、液圧
等により高い応力が集中し、亀裂や変形などが生じやす
い、側板下部が、アンカーボルトを介して基礎に支持さ
れ、このアンカーボルトで地震転倒モーメントによる引
抜き荷重を受けるようになっている貯蔵タンクもある。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、貯蔵タンクの高応力発生部に生じる変形
などは本質的に防ぐことは困難であり、むしろその変形
を逸早く検出して補修の要否を判断することが望まれて
いるが、その検査にしても、タンク内を空にして点検す
るなど大掛かりになりやすい問題がある。

本発明は上記事情を考慮してなされたもので、タンク内
に液を貯溜した状態でしかも略常時監視できる貯蔵タン
クの高応力発生部の変形監視装置を提供することを目的
とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記の目的を達成するために、貯蔵タンクの
基礎上に設けられた加速度計と、貯蔵タンクの側板下部
とア二二う−ブレートなどの接続部に設けられ、亀裂や
変形を検出するための超音波表面波センサーと、加速度
計の検出信号が入力され、地震時に上記表面波センサー
を作動してそのデータを集録する集録装置とを備えたも
のである。

ｃ作用コ 上記の構成によれば、貯蔵タンクの側板下部とアニュラ
ープレートなどの接続部に、予め超音波表面波センサー
を設けておき、接続部か正常な時に超音波表面波センサ
ーを作動して接続部の表面状態のデータを集録装置に収
録しておき、次に地震が発生したとき加速度計がこれを
検知して表面波センサーを動作し、そのときの接続部の
表面状態のデータと初期のデータとを比べることで変形
や亀裂などが検出できる。

［実施例］ 以下、本発明の好適実施例を添付図面に基づいて説明す
る。

第１図において、１はコンクリートの基礎で、その基礎
１上に石油、ＬＮＧ、ＬＰＧなどの貯液２を貯蔵する貯
蔵タンク３が設けられる。この貯蔵タンク３は、基礎１
上に底板４が敷設され、その外周にアニュラープレート
５が接続された後、そのアニユラ−プレート５に側板６
か立設されると共に側板６上に屋根７が構築されて形成
される。

この側板６とアニユラ−プレート５の接続部８には、接
続部８の変形や亀裂を検出するための超音波表面波セン
サー９が設けられる。この超音波表面波センサー９は、
例えば送信用センサー９ａと受信用センサー９ｂとから
なり、送信用センサー　９　ａから受信用センサー９ｂ
に向けて超音波を接続部８の表面を介して伝播させるも
ので、接続部８の表面に変化があれば、受信用センサー
９ｂでその変化を検出できる。

この表面波センサー９は、接続部８の円周方向に治って
複数段けられ、それぞれリード線１０が接続されると共
にその各リード線１０がタンク３外に延出される。

また基礎１上には地震を検知する加速度計１１が設けら
れる。

第２図に示すように超音波表面波センサー９は、アンプ
１２を介して集録装置１３に接続され、また加速度計１
１がスタータ１４を介して集録装置１３に接続される。

このスタータ１４は加速度計１１で検出される地震時の
加速度が一定レベル以上のときに集録装置１３を介して
表面波センサー９を作動するようになっている。

次に上記実施例の作用を説明する。

先ず、通常時に超音波表面波センサー９の送信用センサ
ー９ａから受信用センサー９ｂに向けて超音波を発振し
、これを受信用センサー９ｂで受信すると共にその際の
受信信号の波形を接続部８の状態として集録装置１３に
記録する０次に地震が発生した際に加速度計１１がこれ
を検知し、その加速度が一定レベル以上のときにスター
タ１４か集録装置１３を介して表面波センサー９を作動
する。この場合、例えば第３図に示すよう接続部８に亀
裂Ｃか発生しているとすると受信用センサー９ｂで受信
する受信信号は初期の波形信号に対して変化する。そこ
で集録装置１３でこの変化を読取り接続部８のどの位置
で亀裂などが生じたのかを監視することができる。同様
の測定を地震静定後にも実施し、亀裂発生等の監視をよ
り確実に行うことができる。

また上述の実施例においては超音波表面波センサー９を
接続部８に取り付ける場合、側板６とア二二う−グレー
ト５に直接取り付ける例で説明したが第４図に示すよう
に側板６とアニュラープレート５間に、切欠きスリット
１５を付けた変位拡大治具１６を取り付けておき、その
変位拡大部材１６に送信用センサー９ａと受信用センサ
ー９ｂからなる表面波センサー９を取り付けるようにし
てもよい。また第５図に示すように２枚の板バネを略Ｖ
字状にした変位拡大治具１６を取り付け、その変位拡大
部材１６に表面波センサー９を取り付けてらよい。

［発明の効果コ 以上説明したことから明らかなように本発明によれば次
のごとき優れた効果を発揮する。

（１）タンクの側板とアニュラープレートとの接続部な
ど高応力が発生しやすい箇所に超音波表面波センサーを
取り付けると共に地震時にこれを作動すると共に接続部
のデータを記録してこれを解析することで亀裂や変形を
監視できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体断面図、第２図は
本発明の監視回路のブロック図、第３図は第１図の接続
部の拡大断面図、第４図及び第５図は本発明において表
面波センサーを取り付ける変形例を示す拡大断面図であ
る。 図中、１は基礎、３は貯蔵タンク、５はアニユラ−プレ
ート、６は側板、８は接続部、９は表面波センサー　１
１は加速度計、１３は集録装置である。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、貯蔵タンクの基礎上に設けられた加速度計と、貯蔵
   タンクの側板下部とアニュラープレートなどの接続部に
   設けられ、亀裂や変形を検出するための超音波表面波セ
   ンサーと、加速度計の検出信号が入力され、地震時に上
   記超音波表面波センサーを作動してそのデータを集録す
   る集録装置とを備えたことを特徴とする貯蔵タンクの高
   応力発生部の変形監視装置。