JPH0457372A - 極低温容器 - Google Patents

極低温容器

Info

Publication number
JPH0457372A
JPH0457372A JP2170920A JP17092090A JPH0457372A JP H0457372 A JPH0457372 A JP H0457372A JP 2170920 A JP2170920 A JP 2170920A JP 17092090 A JP17092090 A JP 17092090A JP H0457372 A JPH0457372 A JP H0457372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulation material
cylindrical part
divided
heat insulation
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2170920A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Amano
天野 俊之
Akinori Ohara
尾原 昭徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2170920A priority Critical patent/JPH0457372A/ja
Publication of JPH0457372A publication Critical patent/JPH0457372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、超電導コイルなどを収納する極低温容器に
おける多層断熱材の施工法に関するものである。
[従来の技術] 現在の極低温容器における断熱法及び多層断熱材の利用
について、簡単に説明する。一般に、高温部(二の場合
は室温レベル)から超電導コイルが入っている内槽くこ
こではほぼ一269℃となっている)への熱侵入の要因
には伝導・対流・ふく射の3つがある。伝導については
、高温部と低温部とを連結している部分の伝導距離をで
きる限り長(取れるよう構成することにより対処してい
る。対流については、機器内に真空空間を設けることに
より対処している。それは通常10−’torr以下の
真空度であれば対流の影響が無くなるからである。ふく
射については、例えば液体窒素で冷却された中間熱シー
ルドを設けることにより低減化を図っているが、これだ
けではまだ充分ではないため多層断熱材を内槽や中間シ
ールドに施工する二とによりさらなる低減化を図ってい
る。以上のように現在の超電導容器における熱侵入の原
因には主として伝導とふく射の2つがあるが、現状にお
ける熱侵入量の低減化は前記対策によりかなりのレベル
まで実現されているといえよう。しかしながら、最近で
はより高性能な超電導機器の要求が強く、これまで以上
の熱侵入量の低減化を図る必要がある。
さて、多層断熱材を施工する場合、超電導MR1(磁気
共鳴イメージングンステム)あるいは加速器用超電導マ
グネットなどでは水平に配置された円筒面に施工するこ
とになる。例えば第4図である。これについては、刊行
物(^dvances in Cryogenic E
ngineerig誌、31巻、64ページ)にはSS
 C(Superconducting 5uper 
Co11ider)用のドーナツ状極低温容器について
、また、刊行物(「冷凍」第63巻、第733号、P9
7)にはMRI用の水平に配置された円盲状極低温容器
について詳しく記載されている。図において、 (1)
は内槽であり内部に液体ヘリウムが充填され超伝導コイ
ルが設置されている。 (2)は中間熱シールドで液体
窒素等で冷却されている。 (3)は外槽、 (4)は
低電気抵抗金属を有する多層断熱材でこの例では中間熱
シールド(2)の外周に設置されている。
この従来例の熱的動作は前述のことがそのまま成り立つ
。場合によっては、より一層の熱侵入低減化を図るため
に、中間シールド(2)を2段とする事もある。
なお、通常利用される多層断熱材(4)はアルミニウム
などの低電気抵抗金属を蒸着したポリ系フィルムを反射
膜とし多層施工して用いる。また各層間の熱伝導を抑え
るため不ントなどをスペサとして挿入するかあるいは反
射膜自体に突起やしわを付は用いる。
[発明が解決しようとする課R] 従来の極低温容器では、水平に設置された円筒部に多層
断熱材を施工する場合10〜50層程度を一括してブラ
ンケット方式で利用する場合が多く、1つのブランテ−
71・に対し円周上1箇所に接続部を設は施工している
。このような施工状態では多層断熱材は自重により自己
圧縮を受け、特に頂点近傍では非常に大きな自己圧縮力
を受けることになる。この場合の自己圧縮力を解析した
結果を示したのが第5図である。これは文献(第2回低
温工学サマーセミナー用テキスト128、lまた多層断
熱材の長さと円葭部外周の長さの比を表し、通常施工で
は二の比は10−1以下である。この図から前記の通常
施工法でも最大自己圧縮力は自重の4倍にもなることが
わかる。そして全周に渡る積分平均では2倍となること
が導か九る。
般に、多層断熱材を通した熱侵入量は圧縮力の上昇に対
し単調増加する。つまりこの種の施工法では自己圧縮に
より熱侵入量が大きくなるという問題点があった。加え
て、例えば核融合用超電導マグネ−11・などのように
パルス的磁場が印加される場合には、蒸着金属面内に渦
電流損失が発生し、さらに熱侵入量が大きくなるという
問題点もあった。
二の発明は上記のような問題点を解消するためなされた
もので、自己圧縮の影響を小さくしかつ交流損失の影響
も抑えられる極低温容器を得ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明に係る極低温容器は、多層断熱材が円筒部の軸
方向に沿って複数箇所分割して配置されているものであ
る。
[作用] このように構成された極低温容器では、多層断熱材が水
平に配置された円筒の軸方向にほぼ平行方向に複数箇所
分割されているため、円筒上部に位置する多層断熱材の
重量が円筒上部に配置されている多層断熱材に掛からず
、自己圧縮力は小さく抑えられる。また、反射面を形成
しているアルミニウム等の低電気抵抗金属面が分割によ
り細分されることから、パルス磁場による渦電流損失が
小さ(抑えられる。
[実施例コ 以下、この発明の一実施例を図をもとに説明する。第1
図はこの発明の一実施例による極低温容器を示す断面園
、第2図は第1図のものの要部を示−i斜視図である。
図において、 (1)は超i+i導コイル(図示されて
いない)が収納されている内槽、 (2)は中間シール
ド、 〈3)は外槽、 (4)は円筒部この例では中間
熱シールド(2)の外周に分割施工され、低電気抵抗金
属層を有する多層断熱材、 (5)は強調して図示した
多層断熱材の切れ目、 く6)は多層断熱材(4)を円
範部二の例では中間熱ノールド(2)に縛り付は固定す
る紐であり、例えばポリ系繊維で形成されている。
多層断熱材く4)の具体的な施工法としては、例えば、
始め従来例と同様に、10〜50層の多層断熱材(4)
を−括して円周上1箇所に接続部を設けて施工し、紐(
6)などで数箇所縛り付は固定した1組 数箇所程度紐
(6)を持ち上げながらカッター等で多層断熱材(4)
を切り込んで分割すれば良い。
このように構成された実施例による極低温容器内の熱侵
入に関する動作は従来例と同様である。
ただし実施例のように分割施工されることにより、水平
に配置された円筒部の上半周にある多層断熱材は下部に
位置する多層断熱材の自重を受けないため多層断熱材の
自己圧縮力の増大に起因する熱侵入量の増加が抑えられ
ることになる。
さらに、反射面が分割されたことにより、パルス的な磁
場変動による反射面内に生じる渦電流損失の低減化対策
にもなっている。
一般的に、渦電流損失はその対象となる面が細かく分割
される程小さくなることが知られている。
低電気抵抗金属の蒸着面の分割を積極的に押し進めたも
のが第3図に示した実施例である。この図は本来円@部
に施工した状態を展開して示している。図において、 
(7)はスIJ −/ l・であり、例えば低電気抵抗
金属の蒸着時にスリット部をテープで被)υしておき、
蒸着後にテープを剥すことによって形成される。つまり
、初めから蒸着反射面にスIJ l+・ く7)をいれ
た多層断熱材(4)を、スリー・1・方向と施工時の分
割方向とを角層をつけて施工する方法である。この実施
例ではほぼ直角としている。二のように構成することに
より、反射面はより一層細分化されるためパルス磁場に
よる渦電流損失を小さくできる。
ス’J −/ l・ (7)および施工時の分割数につ
いては円節部(2)の径にもより一層に雷光ないが、そ
の時の製作性と実効性との兼ね合いで決定すれば良い。
なお、上記実施例では第2図に示されるようなMRIて
用いられるような円筒に多層断熱材を設置した場合につ
いて説明したが、SSCで用いられるようなドーナツ状
の円筒であってもよいのは言うまでもない。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、多層断熱材か円筒部
の軸方向に沿って複数箇所分割して配置されているので
、自重が掛かることによる自己圧縮の影判を抑えること
ができ、かつ低電気抵抗金属層におけるパルス磁場によ
る渦電流損失をも小さく抑えることができる効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による極低温容器の構成を
示す断面図、第2図は第1図のものの要部を示す斜視図
、第3図はこの発明の他の実施例に係わる多層断熱材施
工状態の展開図、第4図は従来の極低温容器の構成を示
す断面図、第5図は水平に配置された円筒に多層断熱材
を施工した時の多層断熱材の自重による最大自己圧縮力
を示す特性図である。 図において、 (1)は内槽、 (2)は中間熱シルト
、 (3)は外槽、 (4)は多層断熱材、 (5)は
多層断熱材の切れ目 (6)は紐、 く7)はスリ・/
1・である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分な示す。 代  理  人   大  岩  増 雄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  低温部に水平に設置された円筒部を備え、高温部から
    の熱ふく射による熱侵入を低減するため上記円筒部外周
    に低電気抵抗金属による反射層を有する多層断熱材を配
    置してなる極低温容器において、上記多層断熱材は上記
    円筒部の軸方向に沿って複数箇所分割して配置されてい
    ることを特徴とする極低温容器。
JP2170920A 1990-06-26 1990-06-26 極低温容器 Pending JPH0457372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2170920A JPH0457372A (ja) 1990-06-26 1990-06-26 極低温容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2170920A JPH0457372A (ja) 1990-06-26 1990-06-26 極低温容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0457372A true JPH0457372A (ja) 1992-02-25

Family

ID=15913806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2170920A Pending JPH0457372A (ja) 1990-06-26 1990-06-26 極低温容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0457372A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102705699A (zh) * 2012-06-11 2012-10-03 杭州富士达特种材料有限公司 用于电力超导低温环境支持系统中的镀铝薄膜及低温绝热体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102705699A (zh) * 2012-06-11 2012-10-03 杭州富士达特种材料有限公司 用于电力超导低温环境支持系统中的镀铝薄膜及低温绝热体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Awaji et al. First performance test of a 25 T cryogen-free superconducting magnet
Mess et al. Superconducting accelerator magnets
EP3189529B1 (en) A metal assembly comprising a superconductor
ITMI952776A1 (it) Cavo superconduttore per alta potenza
JP6610790B2 (ja) バルクマグネット構造体及びnmr用バルクマグネットシステム
Yanagisawa et al. Combination of high hoop stress tolerance and a small screening current-induced field for an advanced Bi-2223 conductor coil at 4.2 K in an external field
US5047741A (en) Epoxy-impregnated superconductive tape coils
JPH0371518A (ja) 超電導導体
JPH0457372A (ja) 極低温容器
EP2579431B1 (en) A magnetic shield
JPH10214713A (ja) 超電導コイル
KR20210066542A (ko) 확산접합을 이용한 고온초전도코일의 제조방법 및 이에 의해 제조되는 고온초전도코일
US4437080A (en) Method and apparatus utilizing crystalline compound superconducting elements having extended strain operating range capabilities without critical current degradation
US11703556B2 (en) Self-supporting flexible thermal radiation shield
CN114188136A (zh) 分离式低温磁屏蔽装置
Koyanagi et al. Design of a 30 T superconducting magnet using a coated conductor insert
EP0625281A1 (en) Stable flux jumping resistant superconducting tape and superconducting magnet
JPS63313897A (ja) 磁気シ−ルド体
Song et al. Overall design of a 5 MW/10 MJ hybrid high-temperature superconducting energy storage magnets cooled by liquid hydrogen
JPH0356063Y2 (ja)
JP2781838B2 (ja) 超電導磁石の励磁方法
Sharma et al. Building Laboratory Superconducting Magnets and Present Status of High-Field Magnets
Sawamura et al. Numerical analysis of magnetic levitation forces for bulk superconductors with different superconducting junctions between multiple-seed-growth domains
JPS59191308A (ja) クライオスタツト
Kováč et al. Magnetization AC losses of MgB2 wires with thin filaments and resistive sheath