JPH04563Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH04563Y2
JPH04563Y2 JP1985133130U JP13313085U JPH04563Y2 JP H04563 Y2 JPH04563 Y2 JP H04563Y2 JP 1985133130 U JP1985133130 U JP 1985133130U JP 13313085 U JP13313085 U JP 13313085U JP H04563 Y2 JPH04563 Y2 JP H04563Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric substrate
conductor
dielectric
triplate line
dielectric substrates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985133130U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6242302U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985133130U priority Critical patent/JPH04563Y2/ja
Publication of JPS6242302U publication Critical patent/JPS6242302U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH04563Y2 publication Critical patent/JPH04563Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Waveguides (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、枚以上の誘電基板の間にストリツプ
導体が設けられているトリプレート線路に関す
る。
[従来の技術] 従来のトリプレート線路を第3図の分解図及び
第4図の側断面図に示す。
従来、トリプレート線路20は、誘電体基板2
2、および片面にストリツプ導体23が設けられ
る誘電体基板24、さらにこれら誘電体基板2
2,24の外形に合わせて形成された凹部25
a,26aを有する金属部材25,26から成
り、誘電体基板22と、誘電体基板24のストリ
ツプ導体23が付いている面を内側にして重ね合
せ、金属部材25,26をねじ27で締結しトリ
プレート線路を完成させている。
[考案が解決しようとする問題点] このトリプレート線路20を製造する際、誘電
体基板22と誘電体基板24とを固定する為に予
め、誘電体基板22,24の板厚公差および金属
部材25,26の凹部25a,26aの加工公差
に鑑み金属部材25及び26の合せ面に隙間Sが
設けられていた。しかし、この隙間によつて、ト
リプレート線路の電磁波が漏れてしまうという欠
点があり、この電磁波の漏れを防ぐには、金属部
材25,26のこの隙間S部分をさらに導電体あ
るいは、導電性塗料で覆つて電磁波シールドする
必要があり、製造の際手間がかかるという問題が
ある。また、一度このような電磁波シールドのた
めの加工を行うと、製造後に誘電体基板22,2
4の交換等保守、点検時には、これらの電導体を
分解したり、導電性塗料を壊さなければならない
等、手間がかかるという欠点があつた。
さらに信号線路は、装置の両端部に設けられる
同軸接栓及び装置内部においていずれの箇所でも
所定値の特性インピーダンスでなければならな
い。しかしながら、隙間Sはトリプレート線路を
形成する上で、前記所定値の特性インピーダンス
を変動させる要因となつており、隙間Sが生じた
り、この隙間Sが一定でない場合には、例えば同
軸接栓部分において外導体の径が変わることとな
りこの同軸接栓部分での特性インピーダンスの変
動を招いた。
さらに、図中、上下方向で見て所定厚さで形成
されるストリツプ導体23は、ねじ27の締め付
力が作用するが、導体23の厚みによつて、ねじ
27の締め付力が作用しない接地導体21と金属
部材25は接触しておらず、この隙間部分は空洞
共振器となり、信号路に対して悪影響を与える。
本考案は上記の問題点を解決するためになされ
たものであり、電磁波の漏洩が少なく、不要な空
間による共振が発生せず、さらに、同軸接栓接合
部のインピーダンスの不整合が小さいトリプレー
ト線路を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するため本考案によるトリプレ
ート線路は、一方の面に接地導体21を備えた第
1の誘電体基板22と、一方の面が該第1の誘電
体基板22の他方の面に対向して配置される第2
の誘電体基板24と、前記第1の誘電体基板22
の他方の面又は該第2の誘電体基板24の一方の
面の少なくとも一つの面に形成されたストリツプ
導体23と、前記第1及び第2の誘電体基板2
2,24を重ね合わせた状態で収納する密閉され
た空間を形成するための凹部25a,26aを少
なくとも一方に有し、接合面25b,26bで互
いが接合される第1及び第2の金属部材25,2
6とを備えたトリプレート線路であつて、 前記凹部25a,26aの深さを前記第1及び
第2の誘電体基板22,24を合わせた厚さより
もやや深く形成し、 前記第1の金属部材25の凹部25aに前記接
地導体21の面の外周に沿つて囲うとともにその
内側にも均等状に凹溝25cを形成し、 該凹溝25c内にバネ性を有し連続された導電
体28を配置して前記第1及び第2の誘電体基板
22,24を押圧固定することを特徴とする。
[作用] 本考案のトリプレート線路によれば、第1、第
2の金属部材25,26内部に設けられた凹部2
5a,26a内に厚さ方向で余裕を持つた状態で
第1、第2の誘電体基板22,24が設けられ
る。これにより、第1、第2の金属部材の接合部
分は隙間なく密接でき、電磁波が漏洩することが
ない。
また、第1、第2の誘電体基板22,24は、
凹部25a,26a内において凹部25a,26
a内で導電体28により外周部、及びその内側で
均等に囲われた導電体28により押圧固定され、
空間による共振が発生しない。
[実施例] 以下、図面に示す実施例にしたがつて本考案を
説明する。
第1図aは、本考案によるトリプレート線路を
示す側断面図、同図bは同図aの−線断面
図、第2図は第1図の分解図である。
図に示すように、トリプレート線路1は、裏面
(第2図において)22b全面に接地導体21を
設けた第1の誘電体基板22と、表面24aにス
トリツプ導体23を設けた第2の誘電体基板24
とがこれら第1及び第2の誘電体基板22,24
の外形に合わせて加工された第1及び第2の金属
部材25,26の凹部25a,26aに嵌挿され
ている。第1の金属部材25の凹部25aの深さ
は、第1の誘電体基板22の板厚より深く形成さ
れ、第1の誘電体基板22と凹部25aとの間に
は、隙間Sが設けられている。
第1の金属部材25には、凹部25aの面に均
等となるように凹溝25cが形成されている。凹
溝25cは、図に示す如く、外周面に隙間なく連
続して螺旋状に形成したり、環状に複数個形成し
てもよい。この凹溝25cには、バネ性のある金
属の編組線により形成される導電体28が嵌入さ
れている。この導電体28は、凹溝25cから隙
間Sの間隔より大きく突出しており、第1の誘電
体基板22の接地導体21の面に圧接されるもの
である。
したがつて、第1及び第2の金属部材25,2
6を重ね合せると、第1の誘電体基板22と第2
の誘電体基板24とが重ね合され、この後、ねじ
27で締結すると第1及び第2の金属部材25,
26の接合面25b,26b同士が密接した状態
となる。
このとき導電体28によつて第1の金属ケース
25と接地導体21とが導通されるとともに、第
1の誘電体基板22と第2の誘電基板24が押圧
固定され、これら第1、第2の誘電体基板22,
24間の板厚公差および第1、第2の金属ケース
25,26の凹部25a,26aの加工公差がこ
の導電体28で吸収される。
また、この導電体28は、上述の如く接地導体
21の外周面を囲つて嵌入されているので、スト
リツプ導体23を伝搬する電磁波が接地導体21
と第1の金属ケース25の凹部25aとの隙間S
の内部に漏れ入ることを防止している。その隙間
S部分が空洞共振器にならないようにしている。
尚、第1、第2の金属ケース25,26はねじ
27を取りはずすのみで内部を点検でき、第1、
第2の誘電体基板22,24の保守、交換等を容
易に行える。
また、上述の実施例において第1の金属部材2
5および第2の金属部材26いずれにも凹部25
a,26aを設けるようにしたが、第1の金属部
材25あるいは第2の金属部材26のいずれか一
方のみに第1及び第2の誘電体基板22,24を
収納する凹部を設けるようにして、他方が平板状
のものであつても上述した実施例と同様の効果を
得ることができる。
また、上述した実施例では、凹溝25cを断面
凹字状としたが、半円状に加工しても良い。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によるトリプレート
線路によれば、第1の誘電体基板、および第2の
誘電体基板を合計した厚さよりも僅かに大きく形
成した第1、第2の金属部材の凹部にバネ性のあ
る導電体とともに第1及び第2誘電体基板を収容
した構成としたので、第1、第2の金属ケースの
接合面同士を密接でき、電磁波の漏洩を防止でき
るとともに、同軸接栓接合部のインピーダンスの
不整合が小さくできる。
さらに、凹部内の空間は導電体により外周部、
及びその内側で均等に囲われ、かつ第1、第2の
誘電体基板を凹部内で押圧固定する構成であるた
め、空間による共振が発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図aは、本考案のトリプレート線路を示す
側部断面図、第1図bは同図aの−線断面
図、第2図は第1図の分解図、第3図は従来のト
リプレート線路を示す分解図、第4図は同組立て
図である。 1……トリプレート線路、21……接地導体、
22……第1の誘電体基板、23……ストリツプ
導体、24……第2の誘電基板、25……第1の
金属部材、26……第2金属部材、25a,26
a……凹部、25b,26b……接合面、25
c,26c……凹溝、28……導電体、S……隙
間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一方の面に接地導体21を備えた第1の誘電体
    基板22と; 一方の面が該第1の誘電体基板の他方の面に対
    向して配置される第2の誘電体基板24と; 前記第1の誘電体基板の他方の面又は該第2の
    誘電体基板の一方の面の少なくとも一つの面に形
    成されたストリツプ導体23と; 前記第1及び第2の誘電体基板を重ね合わせた
    状態で収納する密閉された空間を形成するための
    凹部25a,26aを少なくとも一方に有し、接
    合面25b,26bで互いが接合される第1及び
    第2の金属部材25,26とを備えたトリプレー
    ト線路であつて: 前記凹部の深さを前記第1及び第2の誘電体基
    板を合わせた厚さよりもやや深く形成し、 前記第1の金属部材の凹部に前記接地導体の面
    の外周に沿つて囲うとともにその内側にも均等状
    に凹溝25cを形成し、 該凹溝内にバネ性を有し連続された導電体28
    を配置して前記第1及び第2の誘電体基板を押圧
    固定することを特徴とするトリプレート線路。
JP1985133130U 1985-09-02 1985-09-02 Expired JPH04563Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985133130U JPH04563Y2 (ja) 1985-09-02 1985-09-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985133130U JPH04563Y2 (ja) 1985-09-02 1985-09-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6242302U JPS6242302U (ja) 1987-03-13
JPH04563Y2 true JPH04563Y2 (ja) 1992-01-09

Family

ID=31033159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985133130U Expired JPH04563Y2 (ja) 1985-09-02 1985-09-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04563Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0631762Y2 (ja) * 1988-04-22 1994-08-22 中外炉工業株式会社 高周波電力伝送回路
JP2008167175A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Audio Technica Corp バウンダリーマイクロホン
JP4982237B2 (ja) * 2007-04-19 2012-07-25 日本無線株式会社 高周波回路
US10476122B2 (en) * 2018-03-15 2019-11-12 International Business Machines Corporation Cryogenic-stripline microwave attenuator

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53115161A (en) * 1977-03-18 1978-10-07 Bendix Corp Microwave strip line circuit

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51146385U (ja) * 1975-05-19 1976-11-24
JPS57163801U (ja) * 1981-04-03 1982-10-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53115161A (en) * 1977-03-18 1978-10-07 Bendix Corp Microwave strip line circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6242302U (ja) 1987-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4603926A (en) Connector for joining microstrip transmission lines
JP3269448B2 (ja) 誘電体線路
US4513266A (en) Microwave ground shield structure
JPH07135053A (ja) 同軸コネクタ及び同軸コネクタの実装構造
TW202143578A (zh) 連接器
US4864077A (en) Shielded enclosure
JPH04563Y2 (ja)
TWM592612U (zh) 連接器結構
EP1334649B1 (en) Shielded housing
JPH0119444Y2 (ja)
JP3082071B2 (ja) シールドされた電気コネクタとその組立方法
US5428191A (en) Consistent grounding technique between components of high frequency systems
JP2546568Y2 (ja) L型同軸コネクタ
EP4369514A1 (en) Electronic element storing package and electronic device
TWI723838B (zh) 轉角連接器及其製造方法
JPH07231190A (ja) 電子・通信装置ユニット構造
JPH0642602B2 (ja) 誘電体フィルタ
JPS58104501A (ja) 誘電体フイルタ
JPS622555A (ja) マイクロ波伝送回路
JP2020036175A (ja) 同軸導波管変換器
JPS5967002U (ja) 誘電体同軸共振器のア−ス構造
JPH06325826A (ja) コネクタ
JPH0521359B2 (ja)
JPH0453041Y2 (ja)
JPH0431743Y2 (ja)