JPH0455512A - 集水溝 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は集水溝、更に詳しくはゴルフ場等に設置して農
薬等を含む表面水を集水するのに適した集水溝に関する
。

（従来の技術） 従来、この種の集水溝としてはコンクリート製の集水溝
本体に所定間隔で集水口を設け、該集水口にブレージン
グを配した集水溝が知られている。

（発明が解決しようとする課題） しかし、このような集水溝では、降雨初期に集水される
排水中に多量の農薬が含まれてしまう恐れがあり、集水
溝の下流において農薬等を処理するための付帯施設を設
ける必要があった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明はかかる従来の集水溝の欠点を解消した、特にゴ
ルフ場に用いて好適な集水溝を提供することを目的とす
るもので、その発明は粘土系吸着材と活性炭系吸着材を
夫々多孔性保護膜で被覆した状態で溝本体の集水口に対
応する底部において配設したことを特徴とする。

（作用） 土壌の表面水は集水溝本体内に流れ込み、粘土系吸着材
によりアンモニア、リン等の肥料が吸着され、活性炭系
吸着材により農薬が吸着され、清浄化された水は集水溝
の下流へと排出される。また、活性炭系吸着材により吸
着された農薬の一部は土壌中の微生物により分解され活
性炭系吸着材の寿命が延びる。

これら吸着材は集水口に配設されているので農薬、肥料
等の吸着効率がよくしかも吸着材の交換が容易であり、
また各吸着材が多孔性保護膜で被覆されているので吸着
材の流出損失が少なく吸着材の交換サイクルが長い。

（実施例） 以下添付図面に従って本発明の実施例に付き説明する。

第１図示のものは、本発明集水溝をゴルフ場に設置した
例を示すもので、図中１はコンクリート製バイブから成
る集水溝本体を示し、所定間隔で該集水溝本体１に連通
する集水口２を設けると共に該集水口２にブレージング
３を配しである。かかる構成は従来の集水溝と特に変り
はないが、本実施例では本発明の特徴に従って、集水溝
本体１の集水口２に対応する底部１ａにおいてゼオライ
ト等の粘土系吸着材４と粒状活性炭等の活性炭系吸着材
５とを夫々ネット等の多孔性保護膜６で被覆した状態で
配設するようにした。

尚、図中２０は土壌、２１は芝、２２は表面水を示す。

かかる集水溝によれば、土壌２０の表面水２２は集水口
２を介して集水溝本体内１に流れ込み、流れ込んだ場所
に配設される粘土系吸着材４によりアンモニア、リン等
の肥料が吸着されると共に活性炭系吸着材５により農薬
が吸着され、清浄化された水は集水溝の下流へと排出さ
れる。

（効果） この様に、本発明の集水溝によれば、粘土系吸着材と活
性炭系吸着材を溝本体の底部において配設するようにし
たので、土壌表面水に含まれる余剰肥料並びに農薬がこ
れら吸着材によって除去されて清浄な水として集水溝の
下流に排出され、しかも、活性炭系吸着材に吸着された
農薬は土壌微生物により分解され、また各吸着材が多孔
性保護膜で被覆されているので吸着材の流出損失が少な
く吸着材の寿命が長く吸着材の交換も頻繁に行う必要が
なく、しかも、これら吸着材は集水口に配設されている
ので吸着材の吸着効率が良くしかも交換が容易である等
の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明集水溝の一実施例の設置状態の正面断面
図、第２図はその■−■線断面図である。 １・・・集水溝本体 ｌａ・・・底部 ２・・・集水口 ３・・・ブレージング ４・・・粘土系吸着材 ５・・・活性炭系吸着材 ６・・・多孔性保護膜 ２０・・・土壌 ２１・・・芝 ２２・・・表面水 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、粘土系吸着材と活性炭系吸着材とを夫々多孔性保護
   膜で被覆した状態で集水溝本体の集水口に対応する底部
   において配設したことを特徴とする集水溝。