JPH045548A - 鋼の発光分光分析方法 - Google Patents
鋼の発光分光分析方法Info
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- JPH045548A JPH045548A JP10519190A JP10519190A JPH045548A JP H045548 A JPH045548 A JP H045548A JP 10519190 A JP10519190 A JP 10519190A JP 10519190 A JP10519190 A JP 10519190A JP H045548 A JPH045548 A JP H045548A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/62—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
- G01N21/66—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light electrically excited, e.g. electroluminescence
- G01N21/67—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light electrically excited, e.g. electroluminescence using electric arcs or discharges
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、鉄鋼材料の成分を分析する発光分光分析方
法に係り、特に、鋼中の介在物を定量分析するための鋼
の発光分光分析方法に関する。
法に係り、特に、鋼中の介在物を定量分析するための鋼
の発光分光分析方法に関する。
[従来の技術]
鋼へのアルミニウムの添加は、脱酸剤としての機能の他
に、鋼質を決定する上で重要な要素となる。鋼中アルミ
ニウムの形態は、鋼に固溶している酸可溶性アルミニウ
ム(以下、Sol、Ailという)と、アルミナ系化合
物である酸不溶性アルミニウム(以下、In5o1.A
pという)との二つの形態がある。
に、鋼質を決定する上で重要な要素となる。鋼中アルミ
ニウムの形態は、鋼に固溶している酸可溶性アルミニウ
ム(以下、Sol、Ailという)と、アルミナ系化合
物である酸不溶性アルミニウム(以下、In5o1.A
pという)との二つの形態がある。
製鋼工程においては各鋼種ごとにSol、Ag量が定め
られており、実操業では分析結果に基づきSol、Ag
量が規格範囲内に収まるようにアルミニウム添加量を調
整している。添加アルミニウムの大部分は固溶してSo
l、AΩになるが、一部はIn5o1.Al1になる。
られており、実操業では分析結果に基づきSol、Ag
量が規格範囲内に収まるようにアルミニウム添加量を調
整している。添加アルミニウムの大部分は固溶してSo
l、AΩになるが、一部はIn5o1.Al1になる。
In5o1.Aj!が鋼中に多量に存在すると、これに
よりアルミナ介在物が生成され、製品に表面疵などの欠
陥が生じやすくなる。従って、製鋼工程の各段階におい
て鋼中のアルミナ介在物量を正確に把握する必要がある
。
よりアルミナ介在物が生成され、製品に表面疵などの欠
陥が生じやすくなる。従って、製鋼工程の各段階におい
て鋼中のアルミナ介在物量を正確に把握する必要がある
。
一般に、鋼中の介在物を定量する方法には、サンド分析
法および顕微鏡法がある。サンド分析法では、試料を酸
に溶解して残渣中のアルミナを定量する。
法および顕微鏡法がある。サンド分析法では、試料を酸
に溶解して残渣中のアルミナを定量する。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、サンド分析法は複雑な操作が不可欠であ
り、さらに分析所要時間が2乃至5日にも及び、実用的
でない。
り、さらに分析所要時間が2乃至5日にも及び、実用的
でない。
顕微鏡法は、JIS規格GO555に規定されている。
この方法では、試料を鏡面仕上げしなければならず、試
料作製及び測定に1乃至2日も要するので、分析結果を
迅速に得ることができない。
料作製及び測定に1乃至2日も要するので、分析結果を
迅速に得ることができない。
近年ではコンピュータ画像解析法が開発され、分析の迅
速化が進んでいるが、研磨疵およびゴミの付着により誤
差を生じやすい。また、コンピュータ画像解析法では介
在物の種類を判別することが困難であるなどの欠点があ
る。
速化が進んでいるが、研磨疵およびゴミの付着により誤
差を生じやすい。また、コンピュータ画像解析法では介
在物の種類を判別することが困難であるなどの欠点があ
る。
特開昭64−70134号公報には、エレクトロンビー
ム(E B)により試料を溶解して介在物を試料表面に
浮上させ、これを顕微鏡観察により定量する方法が記載
されている。しかしながら、この方法においても分析所
要時間が2乃至3時間にも及び、迅速な測定結果を得る
ことができない。
ム(E B)により試料を溶解して介在物を試料表面に
浮上させ、これを顕微鏡観察により定量する方法が記載
されている。しかしながら、この方法においても分析所
要時間が2乃至3時間にも及び、迅速な測定結果を得る
ことができない。
1987−8989 (233)の文献には、発光分光
分析により粒径10μm以上のアルミナ介在物の個数を
推定する方法が記載されている。しかしながら、この方
法によれば粒径10μm以上のアルミナ介在物に限られ
、他の粒径のものを判定できない。
分析により粒径10μm以上のアルミナ介在物の個数を
推定する方法が記載されている。しかしながら、この方
法によれば粒径10μm以上のアルミナ介在物に限られ
、他の粒径のものを判定できない。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって
、鋼中の介在物量を迅速かつ高精度に分析することがで
きる鋼の発光分光分析方法を提供することを目的とする
。
、鋼中の介在物量を迅速かつ高精度に分析することがで
きる鋼の発光分光分析方法を提供することを目的とする
。
[課題を解決するための手段]
この発明に係る鋼の発光分光分析方法は、試料にパルス
放電し、パルス放電ごとに鉄元素および分析対象元素の
分光スペクトル線の発光強度をそれぞれ検出し、検出し
た発光強度について統計的手法を用いて鉄元素の発光強
度および分析対象元素の発光強度の相関関係を求め、こ
の相関関係から試料中の分析対象元素の異常値パルスの
状態量を把握し、この異常値パルスの状態量を用いて分
析対象元素を含む介在物の含有率を求めることを特徴と
する。
放電し、パルス放電ごとに鉄元素および分析対象元素の
分光スペクトル線の発光強度をそれぞれ検出し、検出し
た発光強度について統計的手法を用いて鉄元素の発光強
度および分析対象元素の発光強度の相関関係を求め、こ
の相関関係から試料中の分析対象元素の異常値パルスの
状態量を把握し、この異常値パルスの状態量を用いて分
析対象元素を含む介在物の含有率を求めることを特徴と
する。
この場合に、異常値パルスの状態量としてアルミニウム
元素の異常値パルスの数を求め、異常値パルスの数に基
づき酸化アルミニウム介在物の含有率を求めることが好
ましい。
元素の異常値パルスの数を求め、異常値パルスの数に基
づき酸化アルミニウム介在物の含有率を求めることが好
ましい。
また、異常値パルスの状態量としてアルミニウム元素の
異常値パルスの異常度の総和を求め、異常値パルスの異
常度の総和に基づき酸化アルミニウム介在物の含有率を
求めることが好ましい。
異常値パルスの異常度の総和を求め、異常値パルスの異
常度の総和に基づき酸化アルミニウム介在物の含有率を
求めることが好ましい。
[作用]
試料中には可溶性アルミニウムと不溶性アルミニウム(
アルミナ介在物)とが共存するが、両者は発光強度に現
れる挙動が異なる。一般に、不溶性アルミニウムの励起
効率が可溶性アルミニウムのそれよりも高くなるために
、PDA法によれば不溶性アルミニウムの存在により正
誤差を生じる。
アルミナ介在物)とが共存するが、両者は発光強度に現
れる挙動が異なる。一般に、不溶性アルミニウムの励起
効率が可溶性アルミニウムのそれよりも高くなるために
、PDA法によれば不溶性アルミニウムの存在により正
誤差を生じる。
この発明に係る鋼の発光分光分析方法においては、回帰
法によりパルス群の下方接線を相関式として求め、この
相関式を統計的解析手法により処理し、異常値パルスの
状態量を把握する。この異常値パルスの状態量は、異常
値パルスの数であってもよいし、異常値パルスの異常度
の総和であってもよい。異常値パルスの数は、下方接線
の傾きを0倍した式(更に、切片をm倍した式であって
もよい)を上方接線とし、この上方接線をしきい値とし
て用いてこれを越えるパルスをカウントして求める。ま
た、異常値パルスの異常度は、上方接線からのアルミニ
ウム強度値の外れ方の異常さ(異常度b / a )を
求め、異常値プロット数または異常度b / aの二次
関数としてアルミナ介在物量を求める。この二次関数は
、不溶性アルミニウム量が既知の標準試料を用いて予め
求めておく。
法によりパルス群の下方接線を相関式として求め、この
相関式を統計的解析手法により処理し、異常値パルスの
状態量を把握する。この異常値パルスの状態量は、異常
値パルスの数であってもよいし、異常値パルスの異常度
の総和であってもよい。異常値パルスの数は、下方接線
の傾きを0倍した式(更に、切片をm倍した式であって
もよい)を上方接線とし、この上方接線をしきい値とし
て用いてこれを越えるパルスをカウントして求める。ま
た、異常値パルスの異常度は、上方接線からのアルミニ
ウム強度値の外れ方の異常さ(異常度b / a )を
求め、異常値プロット数または異常度b / aの二次
関数としてアルミナ介在物量を求める。この二次関数は
、不溶性アルミニウム量が既知の標準試料を用いて予め
求めておく。
これら異常度(指数)の総和からアルミナ介在物の含有
率を求める。
率を求める。
[実施例]
以下、添付の図面を参照して本発明の種々の実施例につ
いて具体的に説明する。
いて具体的に説明する。
この実施例においては、連続鋳造溶鋼(素鋼)および精
錬中の鍋内試料を発光分光分析する。連続鋳造用タンデ
イツシュ内および精錬中の鍋内よリサンプリングし、凝
固後これを切断・研磨して試料を作製する。試料の研磨
面と電極との間に5秒間だけパルス放電し、分光スペク
トル線を光電子倍増管で受け、鉄元素およびアルミニウ
ム元素の発光強度をそれぞれ検出する。この場合に、放
電の周波数は400ヘルツである。
錬中の鍋内試料を発光分光分析する。連続鋳造用タンデ
イツシュ内および精錬中の鍋内よリサンプリングし、凝
固後これを切断・研磨して試料を作製する。試料の研磨
面と電極との間に5秒間だけパルス放電し、分光スペク
トル線を光電子倍増管で受け、鉄元素およびアルミニウ
ム元素の発光強度をそれぞれ検出する。この場合に、放
電の周波数は400ヘルツである。
発光分光分析器の光電子倍増管はデータ処理装置の入力
側に接続されている。試料に放電し、得られた鉄元素お
よびアルミニウム元素の発光強度の関係を第1図に示す
。第1図では、便宜的にプロット数を簡略化しているが
、1回の分析において実際には発光プロット群は200
0個のプロット群からなるものである。画面の横軸は鉄
元素の発光強度(画面左から右へ向って強度が大になる
)を示し、縦軸はアルミニウム元素の発光強度(画面下
から上へ向って強度が大になる)を示す。
側に接続されている。試料に放電し、得られた鉄元素お
よびアルミニウム元素の発光強度の関係を第1図に示す
。第1図では、便宜的にプロット数を簡略化しているが
、1回の分析において実際には発光プロット群は200
0個のプロット群からなるものである。画面の横軸は鉄
元素の発光強度(画面左から右へ向って強度が大になる
)を示し、縦軸はアルミニウム元素の発光強度(画面下
から上へ向って強度が大になる)を示す。
データ処理装置のCPUは、統計的解析を実行するため
の各種プログラムを有している。発光プロットの全ての
データがデータ処理装置のメモリ部に一時的にストアさ
れ、各種の統計的解析手法によってデータ解析される。
の各種プログラムを有している。発光プロットの全ての
データがデータ処理装置のメモリ部に一時的にストアさ
れ、各種の統計的解析手法によってデータ解析される。
次に、プロット群の回帰線を求める手順について説明す
る。
る。
二点回帰法
[I]]元素の発光強度(以下、「鉄強度」という)の
総和を求め、これをパルス数(2000個)で割って鉄
強度の平均値AVを求める。
総和を求め、これをパルス数(2000個)で割って鉄
強度の平均値AVを求める。
[nl鉄強度が平均値AV以上の領域に存在し、かつ、
アルミニウム元素の発光強度(以下、[アルミニウム強
度Jという)が小さいほうから5番目までのプロットを
抽出し、これら5個の鉄強度の平均値FHおよびアルミ
ニウム強度の平均値AHをそれぞれ求める。
アルミニウム元素の発光強度(以下、[アルミニウム強
度Jという)が小さいほうから5番目までのプロットを
抽出し、これら5個の鉄強度の平均値FHおよびアルミ
ニウム強度の平均値AHをそれぞれ求める。
[III]鉄強度が平均値Av未満の領域に存在し、か
つ、アルミニウム元素の発光強度(以下、「アルミニウ
ム強度」という)が小さいほうから5番目までのプロッ
トを抽出し、これら5個の鉄強度の平均値FLおよびア
ルミニウム強度の平均値ALをそれぞれ求める。
つ、アルミニウム元素の発光強度(以下、「アルミニウ
ム強度」という)が小さいほうから5番目までのプロッ
トを抽出し、これら5個の鉄強度の平均値FLおよびア
ルミニウム強度の平均値ALをそれぞれ求める。
[IV]上方領域を代表する平均値(FH,AH)の交
点Pと、下方領域を代表する平均値(F L。
点Pと、下方領域を代表する平均値(F L。
AL)の交点Qと、の二点を通る直線の式を求める。こ
の直線式は、鉄強度およびアルミニウム強度の下方接線
を表わす相関式として下記(1)式のように表現できる
。
の直線式は、鉄強度およびアルミニウム強度の下方接線
を表わす相関式として下記(1)式のように表現できる
。
(AN ) = (F e) xA、 +I13.
H1l+ (1)ただし、(All )はアルミニ
ウム強度、(Fe)は鉄強度、A1はXY座標上におけ
る直線の傾き、B1はXY座標上における直線の切片を
それぞれ示す。
H1l+ (1)ただし、(All )はアルミニ
ウム強度、(Fe)は鉄強度、A1はXY座標上におけ
る直線の傾き、B1はXY座標上における直線の切片を
それぞれ示す。
鉄カラム最小二乗回帰法
[I]]元素の発光強度(以下、「鉄強度」という)の
総和を求め、これをパルス数(2000個)で割って鉄
強度の平均値AVを求める。
総和を求め、これをパルス数(2000個)で割って鉄
強度の平均値AVを求める。
[II]平均値AVを10で割って、カラム幅を求める
。鉄強度が平均値Avを下まわる領域に存在するプロッ
ト群を10個のカラムL、〜L、。に等分割する。
。鉄強度が平均値Avを下まわる領域に存在するプロッ
ト群を10個のカラムL、〜L、。に等分割する。
[II[]第1カラムL1に存在するプロットのうちア
ルミニウム強度の小さいほうからn番目までのプロット
の鉄強度平均値FVIおよびアルミニウム強度平均値A
VIを求める。
ルミニウム強度の小さいほうからn番目までのプロット
の鉄強度平均値FVIおよびアルミニウム強度平均値A
VIを求める。
[IV]第2カラムL2乃至第10カラムLIOについ
ても同様の手順によりそれぞれ鉄強度平均値FV2〜F
VIOおよびアルミニウム強度平均値AV2〜Av10
を求める。
ても同様の手順によりそれぞれ鉄強度平均値FV2〜F
VIOおよびアルミニウム強度平均値AV2〜Av10
を求める。
[V]各各号ラム代表する平均値(FVI。
AVI)〜(FVIO,AVIO)に相当する10個の
交点を最小二乗法により一次回帰し、直線の式を求める
。この直線式は、鉄強度およびアルミニウム強度の下方
接線を表わす相関式として下記(2)式のように表現で
きる。
交点を最小二乗法により一次回帰し、直線の式を求める
。この直線式は、鉄強度およびアルミニウム強度の下方
接線を表わす相関式として下記(2)式のように表現で
きる。
(AN )−(F e)XA2 +B2 − (2)
ただし、A2はXYY標上における直線の傾き、B2は
XYY標上における直線の切片をそれぞれ示す。
ただし、A2はXYY標上における直線の傾き、B2は
XYY標上における直線の切片をそれぞれ示す。
回帰収斂相関係数判定法
[1]相関図より鉄強度とアルミニウム強度を最小二乗
法により一次回帰し、下記(3)式を求める。
法により一次回帰し、下記(3)式を求める。
(All ) = (F e) XA3
+B3 − (3)ただし、A3はXYY標上
における直線の傾き、B、はXYY標上における直線の
切片をそれぞれ示す。この場合に、プロット群の分散の
程度を表わす相関係数は小さい。
+B3 − (3)ただし、A3はXYY標上
における直線の傾き、B、はXYY標上における直線の
切片をそれぞれ示す。この場合に、プロット群の分散の
程度を表わす相関係数は小さい。
[11]上記(3)式に対応する直線より上方領域に存
在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存在
するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度を
最小二乗法により一次回帰し、下記(4)式を求める。
在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存在
するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度を
最小二乗法により一次回帰し、下記(4)式を求める。
これにより、相関係数か増大する。
(AI))−(Fe)XA4 +Ba ・・・(4
)ただし、(An))はアルミニウム強度、(Fe)は
鉄強度、A4はXYY標上における直線の傾き、B4は
XYY標上における直線の切片をそれぞれ示す。
)ただし、(An))はアルミニウム強度、(Fe)は
鉄強度、A4はXYY標上における直線の傾き、B4は
XYY標上における直線の切片をそれぞれ示す。
[I[1]上記のように一次回帰と上方棄却の操作を繰
り返すことにより相関係数を増大させ、相関係数が所定
値を越えたところで繰り返し演算を止め、そのときの回
帰式を求める。最終の回帰式を下記(5)式に示す。
り返すことにより相関係数を増大させ、相関係数が所定
値を越えたところで繰り返し演算を止め、そのときの回
帰式を求める。最終の回帰式を下記(5)式に示す。
(Ajll )−(Fe)XAn十Bn −(5)
回帰収斂相関係数判定異常パルス(プロット)棄却法 [I]相関図より鉄強度とアルミニウム強度を最小二乗
法により一次回帰し、下記(6)式を求める。
回帰収斂相関係数判定異常パルス(プロット)棄却法 [I]相関図より鉄強度とアルミニウム強度を最小二乗
法により一次回帰し、下記(6)式を求める。
(AN)−(Fe)xA6+86 ・=(6)たたし
、A6はXY座座上上おける直線の傾き、B6はXYY
標上における直線の切片をそれぞれ示す。この場合に、
プロット群の分散の程度を表わす相関係数は小さい。
、A6はXY座座上上おける直線の傾き、B6はXYY
標上における直線の切片をそれぞれ示す。この場合に、
プロット群の分散の程度を表わす相関係数は小さい。
[11]上記(6)式に対応する直線より上方領域に存
在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存在
するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度を
最小二乗法により一次回帰し、下記(7)式を求める。
在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存在
するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度を
最小二乗法により一次回帰し、下記(7)式を求める。
これにより、相関係数が増大する。
(AI)= (Fe)XAt 十B7 − (7)た
だし、A7はXYY標上における直線の傾き、B7はX
YY標上における直線の切片をそれぞれ示す。
だし、A7はXYY標上における直線の傾き、B7はX
YY標上における直線の切片をそれぞれ示す。
[m]上記のように一次回帰と上方棄却の操作を繰り返
すことにより相関係数を増大させ、相関係数が所定値を
越えたところで繰り返し演算を止め、そのときの回帰線
を求める。この暫定回帰線から各プロット(残留するプ
ロット)までの距離dをそれぞれ求め、その標準偏差σ
6を下記(8)式により求める。ただし、Nは残留プロ
ットの数とする。
すことにより相関係数を増大させ、相関係数が所定値を
越えたところで繰り返し演算を止め、そのときの回帰線
を求める。この暫定回帰線から各プロット(残留するプ
ロット)までの距離dをそれぞれ求め、その標準偏差σ
6を下記(8)式により求める。ただし、Nは残留プロ
ットの数とする。
σ、−Σd2/ (N−1) ・・・(8)[
IV]標準偏差σ、の2倍を越えるプロットを異常値と
して棄却するか、または、暫定回帰線からの距Mdが遠
いほうから10%のプロットを棄却する。異常値を棄却
した後に、再び最小二乗法を用いて一次回帰し、回帰線
を求める。この最終回帰線は下記(9)式で表わされる
。
IV]標準偏差σ、の2倍を越えるプロットを異常値と
して棄却するか、または、暫定回帰線からの距Mdが遠
いほうから10%のプロットを棄却する。異常値を棄却
した後に、再び最小二乗法を用いて一次回帰し、回帰線
を求める。この最終回帰線は下記(9)式で表わされる
。
(AI)= (Fe)XA9 +B9 ・” (9
)ただし、A9はXYY標上における最終回帰線の傾き
、B9はXYY標上における最終回帰線の切片をそれぞ
れ示す。
)ただし、A9はXYY標上における最終回帰線の傾き
、B9はXYY標上における最終回帰線の切片をそれぞ
れ示す。
回帰収斂パルス(プロット)敷料定法
[I]相関図より鉄強度とアルミニウム強度を最小二乗
法により一次回帰し、下記(10)式を求める。
法により一次回帰し、下記(10)式を求める。
(AN )−(F e)XA+o+B+o −(10
)たたし、A、。はXY座座上上おける直線の傾き、B
IOはXYY標上における直線の切片をそれぞれ示す。
)たたし、A、。はXY座座上上おける直線の傾き、B
IOはXYY標上における直線の切片をそれぞれ示す。
[n]上記(10)式に対応する直線より上方領域に存
在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存在
するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度を
最小二乗法により一次回帰し、下記(11)式を求める
。
在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存在
するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度を
最小二乗法により一次回帰し、下記(11)式を求める
。
(AN )−(F e)XA+を十B++ −(11
)ただし、A11はXY座標上における直線の傾き、B
llはXY座標上における直線の切片をそれぞれ示す。
)ただし、A11はXY座標上における直線の傾き、B
llはXY座標上における直線の切片をそれぞれ示す。
[m]上記のように一次回帰と上方棄却の操作を繰り返
すことにより残留プロット数を減少させ、プロット数が
所定数(例えば100個)より少なくなったところで繰
り返し演算を止め、そのときの回帰線を求める。この最
終回帰線は下記(12)式で表わされる。
すことにより残留プロット数を減少させ、プロット数が
所定数(例えば100個)より少なくなったところで繰
り返し演算を止め、そのときの回帰線を求める。この最
終回帰線は下記(12)式で表わされる。
(AN ) −(F e) XAl2+B12 − (
12)ただし、A1□はXY座標上における最終回帰線
の傾き、B1□はXY座標上における最終回帰線の切片
をそれぞれ示す。
12)ただし、A1□はXY座標上における最終回帰線
の傾き、B1□はXY座標上における最終回帰線の切片
をそれぞれ示す。
回帰収斂パルス(プロット)敷料定異常パルス棄却法
[11相関図より鉄強度とアルミニウム強度を最小二乗
法により一次回帰し、下記(13)式を求める。
法により一次回帰し、下記(13)式を求める。
(AN ) −(F e) XA13十813 −
(1B)ただし、A13はXY座標上における直線
の傾き、B13はXY座標上における直線の切片をそれ
ぞれ示す。
(1B)ただし、A13はXY座標上における直線
の傾き、B13はXY座標上における直線の切片をそれ
ぞれ示す。
[n]上記(13)式に対応する直線より上方領域に存
在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存在
するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度を
最小二乗法により一次回帰し、下記(14)式を求める
。
在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存在
するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度を
最小二乗法により一次回帰し、下記(14)式を求める
。
(An )−(Fe)XA14+B14 − (14)
ただし、AI4はXY座機上における直線の傾き、B1
4はXY座標上における直線の切片をそれぞれ示す。
ただし、AI4はXY座機上における直線の傾き、B1
4はXY座標上における直線の切片をそれぞれ示す。
[m]上記のように一次回帰と上方棄却の操作を繰り返
すことにより残留プロット数を減少させ、プロット数が
所定数(例えば100個)より少なくなったところで繰
り返し演算を止め、そのときの暫定回帰線を求める。暫
定回帰線から各残留プロットまでの距離dをそれぞれ求
め、上記(8)式を用いて標準偏差σ6を求める。
すことにより残留プロット数を減少させ、プロット数が
所定数(例えば100個)より少なくなったところで繰
り返し演算を止め、そのときの暫定回帰線を求める。暫
定回帰線から各残留プロットまでの距離dをそれぞれ求
め、上記(8)式を用いて標準偏差σ6を求める。
[IV]標準偏差σ、の2倍を越えるプロットを異常値
として棄却する。異常値棄却後に、残留するプロット群
につき最小二乗法を用いて一次回帰し、最終の回帰線を
求める。この最終回帰線は下記(15)式で表わされる
。
として棄却する。異常値棄却後に、残留するプロット群
につき最小二乗法を用いて一次回帰し、最終の回帰線を
求める。この最終回帰線は下記(15)式で表わされる
。
(1! )−(Fe)XA、十B、、−(15)ただし
、A15はXY座標上における最終回帰線の傾き、B1
5はXY座標上における最終回帰線の切片をそれぞれ示
す。
、A15はXY座標上における最終回帰線の傾き、B1
5はXY座標上における最終回帰線の切片をそれぞれ示
す。
上述の六通りの方法のうちのいずれかによりプロット群
の回帰線(下方接線)を求め、次いで、上記回帰線(以
下、一般式(AI)−(Fe)xA十Bを用いて表現す
る)を用いて、下記のいずれかの方法によりアルミナ介
在物を定量する場合について説明する。
の回帰線(下方接線)を求め、次いで、上記回帰線(以
下、一般式(AI)−(Fe)xA十Bを用いて表現す
る)を用いて、下記のいずれかの方法によりアルミナ介
在物を定量する場合について説明する。
実施例1(異常値パルス(プロット)数測定法)[1]
下記(a)又は(b)のいずれか一方の方法により上方
領域に存在する異常値パルスの個数を求める。
下記(a)又は(b)のいずれか一方の方法により上方
領域に存在する異常値パルスの個数を求める。
(a)不等式(AR)> (F e)xAxN+Bを満
足するプロット数を算出する。ただし、Nは定数とする
。
足するプロット数を算出する。ただし、Nは定数とする
。
この不等式を満足する領域は、第1図中の直線Gより上
方領域である。
方領域である。
(b)不等式(1)> (Fe)XAXN+Cを満足す
るプロット数を算出する。たたし、Nは定数、C−FH
XA+Bとする。
るプロット数を算出する。たたし、Nは定数、C−FH
XA+Bとする。
この不等式を満足する領域は、第2図中の直線Hより上
方領域である。
方領域である。
[11]上記(a)又は(b)で求めた異常値パルスの
個数nの二次関数f (n)としてアルミナ介在物量を
求める。この場合に、二次関数f (n)は、アルミナ
介在物量が既知の標準試料により予め求められたもので
ある。
個数nの二次関数f (n)としてアルミナ介在物量を
求める。この場合に、二次関数f (n)は、アルミナ
介在物量が既知の標準試料により予め求められたもので
ある。
第3図は、横軸にサンド分析法で正確に定量分析したア
ルミナ介在物の分析値Cppm)をとり、縦軸に異常値
パルス数測定法で検量したアルミナ介在物の分析値(p
pm)をとって、上記実施例の分析精度を調べてプロッ
トしたグラフ図である。
ルミナ介在物の分析値Cppm)をとり、縦軸に異常値
パルス数測定法で検量したアルミナ介在物の分析値(p
pm)をとって、上記実施例の分析精度を調べてプロッ
トしたグラフ図である。
両者とも同一の試料(サンプル数10個)につき調査し
た。その結果、両者はよく一致しており、再現性σMが
3.2ppmとなり、この分析方法が信頼性の高い分析
法であることが判明した。
た。その結果、両者はよく一致しており、再現性σMが
3.2ppmとなり、この分析方法が信頼性の高い分析
法であることが判明した。
上記の異常値パルス数測定法によれば、分析開始から終
了までの所要時間は約30秒間(2回分析の場合)であ
り、試料調整時間を含めても約15分間で分析終了し、
アルミナ介在物の定量分析の迅速化の要請に十分に応え
ることができる。
了までの所要時間は約30秒間(2回分析の場合)であ
り、試料調整時間を含めても約15分間で分析終了し、
アルミナ介在物の定量分析の迅速化の要請に十分に応え
ることができる。
実施例2(異常値パルス異常度測定法)[I]下記■又
は■のいずれか一方の方法により上方領域に存在する異
常値パルスのしきい値を求める。
は■のいずれか一方の方法により上方領域に存在する異
常値パルスのしきい値を求める。
■等式(AΩ)−(Fe)XAXN+Bを求める。
但し、Nは定数とする。
上記等式を第1図中の直線Gに示す。各異常値パルスご
とに異常度b / aを求め、異常度b / aにより
各異常値パルスのランク付けをする。異常度b / a
は下記(16)式により求める。
とに異常度b / aを求め、異常度b / aにより
各異常値パルスのランク付けをする。異常度b / a
は下記(16)式により求める。
b/a−Σ’+−+[(4I)−1(Fe)x^×N+
Bl ]/(Fe)・・・ (16) ただし、iは直線Gより上方領域に存在する異常値パル
スのみ加算することとする。
Bl ]/(Fe)・・・ (16) ただし、iは直線Gより上方領域に存在する異常値パル
スのみ加算することとする。
■等式(AX))−(F e)xAxN+Cを求める。
但し、Nは定数、C−FHxA+Bとする。
上記等式を第2図中の直線Hに示す。各異常値パルスご
とに異常度b / aを求め、異常度b / aにより
各異常値パルスのランク付けをする。異常度b / a
は下記(17)式により求める。
とに異常度b / aを求め、異常度b / aにより
各異常値パルスのランク付けをする。異常度b / a
は下記(17)式により求める。
b/a−Σ’+−+[(AN) f(Fe)XAXN
+ClコバPe)・・ (17) ただし、1は直線Hより上方領域に存在する異常値パル
スのみ加算することとする。
+ClコバPe)・・ (17) ただし、1は直線Hより上方領域に存在する異常値パル
スのみ加算することとする。
[■コ異常度b / aの二次関数f(b/a)として
アルミナ介在物量を求める。この場合に、二次関数f
(b/a)は、アルミナ介在物量が既知の標準試料によ
り予め求められたものである。
アルミナ介在物量を求める。この場合に、二次関数f
(b/a)は、アルミナ介在物量が既知の標準試料によ
り予め求められたものである。
上記の異常値パルス異常度測定法によれば、分析開始か
ら終了までの所要時間は約30秒間であり、試料調整時
間を含めても約15分間で分析が終了し、アルミナ介在
物の定量分析の迅速化の要請に十分に応えることができ
る。
ら終了までの所要時間は約30秒間であり、試料調整時
間を含めても約15分間で分析が終了し、アルミナ介在
物の定量分析の迅速化の要請に十分に応えることができ
る。
[発明の効果コ
この発明によれば、鋼中アルミナ介在物量を迅速に、し
かも高い信頼性で分析することができる。
かも高い信頼性で分析することができる。
第1図及び第2図はそれぞれ発光パルス群を模式的に示
し、第1実施例である異常値パルス数測定法および第2
実施例である異常値パルス異常度測定法を説明するため
の図、第3図は異常値パルス数測定法の効果を説明する
ために分析結果のばらつきを示すグラフ図である。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
し、第1実施例である異常値パルス数測定法および第2
実施例である異常値パルス異常度測定法を説明するため
の図、第3図は異常値パルス数測定法の効果を説明する
ために分析結果のばらつきを示すグラフ図である。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
Claims (3)
- (1)試料にパルス放電し、パルス放電ごとに鉄元素お
よび分析対象元素の分光スペクトル線の発光強度をそれ
ぞれ検出し、検出した発光強度について統計的手法を用
いて鉄元素の発光強度および分析対象元素の発光強度の
相関関係を求め、この相関関係から試料中の分析対象元
素の異常値パルスの状態量を把握し、この異常値パルス
の状態量を用いて分析対象元素を含む介在物の含有率を
求めることを特徴とする鋼の発光分光分析方法。 - (2)異常値パルスの状態量としてアルミニウム元素の
異常値パルスの数を求め、異常値パルスの数に基づき酸
化アルミニウム介在物の含有率を求めることを特徴とす
る請求項1記載の鋼の発光分光分析方法。 - (3)異常値パルスの状態量としてアルミニウム元素の
異常値パルスの異常度の総和を求め、異常値パルスの異
常度の総和に基づき酸化アルミニウム介在物の含有率を
求めることを特徴とする請求項1記載の鋼の発光分光分
析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10519190A JPH045548A (ja) | 1990-04-23 | 1990-04-23 | 鋼の発光分光分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10519190A JPH045548A (ja) | 1990-04-23 | 1990-04-23 | 鋼の発光分光分析方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH045548A true JPH045548A (ja) | 1992-01-09 |
Family
ID=14400784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10519190A Pending JPH045548A (ja) | 1990-04-23 | 1990-04-23 | 鋼の発光分光分析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH045548A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110133031A (zh) * | 2019-05-06 | 2019-08-16 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种铸坯中夹杂物检测及图谱库建立方法 |
-
1990
- 1990-04-23 JP JP10519190A patent/JPH045548A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110133031A (zh) * | 2019-05-06 | 2019-08-16 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种铸坯中夹杂物检测及图谱库建立方法 |
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