JPH0455383B2 - - Google Patents
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- JPH0455383B2 JPH0455383B2 JP60126743A JP12674385A JPH0455383B2 JP H0455383 B2 JPH0455383 B2 JP H0455383B2 JP 60126743 A JP60126743 A JP 60126743A JP 12674385 A JP12674385 A JP 12674385A JP H0455383 B2 JPH0455383 B2 JP H0455383B2
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- Japan
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- cushion body
- oil
- protective film
- water
- release agent
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明はウレタンフオームからなるクツシヨ
ン体と、その製造方法に関する。
ン体と、その製造方法に関する。
(従来の技術)
クツシヨン体をプラスチツクシートからなる表
面材で覆つてなる緩衝体、例えば自動車用座席等
は、モールド成形により得られたウレタンフオー
ムからなるクツシヨン体に、塩化ビニル樹脂等の
プラスチツクシートからなる表面材を後加工によ
り被せて形成される。
面材で覆つてなる緩衝体、例えば自動車用座席等
は、モールド成形により得られたウレタンフオー
ムからなるクツシヨン体に、塩化ビニル樹脂等の
プラスチツクシートからなる表面材を後加工によ
り被せて形成される。
ところで、その表面材の被覆作業は、表面材の
皺を無くす為に表面材にスチームを噴霧して皺を
伸ばしながら行わねばならなかつた。
皺を無くす為に表面材にスチームを噴霧して皺を
伸ばしながら行わねばならなかつた。
しかしながら、そのスチームの噴霧によつてク
ツシヨン体は、水分を吸収して硬度が一時的に15
〜20%低下し、その結果表面材被覆時における表
面材の張力によつて変形容易となる為に、クツシ
ヨン体本来の形状、特にシヤープな形状を維持し
ての被覆ができないことがあつた。この現象は特
にコールドキユアタイプのウレタンフオームにお
いて顕著であつた。
ツシヨン体は、水分を吸収して硬度が一時的に15
〜20%低下し、その結果表面材被覆時における表
面材の張力によつて変形容易となる為に、クツシ
ヨン体本来の形状、特にシヤープな形状を維持し
ての被覆ができないことがあつた。この現象は特
にコールドキユアタイプのウレタンフオームにお
いて顕著であつた。
そこで、従来にあつては、第6図の如く、表面
材被覆時に変形力を受け易いクツシヨン体のコー
ナー部等にワイヤーあるいは発泡体のチツプ等か
らなる補強体10をクツシヨン体のモールド成形
時にクツシヨン体に埋設し、表面材被覆時の水分
吸収による硬度低下から生じるクツシヨン体の変
形を防止していた。
材被覆時に変形力を受け易いクツシヨン体のコー
ナー部等にワイヤーあるいは発泡体のチツプ等か
らなる補強体10をクツシヨン体のモールド成形
時にクツシヨン体に埋設し、表面材被覆時の水分
吸収による硬度低下から生じるクツシヨン体の変
形を防止していた。
しかし、このようなクツシヨン体は、その成形
時にモールド内への補強体の配置が作業者により
一定ではないので、一定の品質を得ることが難し
く、且つ、モールド成形に先立つて補強体の成形
及び準備作業が必要なことからクツシヨン体の成
形作業が複雑となる問題があつた。
時にモールド内への補強体の配置が作業者により
一定ではないので、一定の品質を得ることが難し
く、且つ、モールド成形に先立つて補強体の成形
及び準備作業が必要なことからクツシヨン体の成
形作業が複雑となる問題があつた。
(発明が解決しようとする問題点)
この発明は前記の問題点を解決するためになさ
れたもので、表面材被覆時のスチーム噴霧による
水分の吸収がなく、且つ一定の品質を有するクツ
シヨン体と、その合理的な製造方法の提供を目的
とする。
れたもので、表面材被覆時のスチーム噴霧による
水分の吸収がなく、且つ一定の品質を有するクツ
シヨン体と、その合理的な製造方法の提供を目的
とする。
(問題を解決するための手段)
第一の発明は、後に表面材が被覆されるウレタ
ンフオームからなるクツシヨン体であつて、表面
材被覆時に変形力を受ける部分の表面に撥水撥油
性の保護膜を有することを特徴とする。
ンフオームからなるクツシヨン体であつて、表面
材被覆時に変形力を受ける部分の表面に撥水撥油
性の保護膜を有することを特徴とする。
第二の発明は、表面所定部に撥水撥油性の保護
膜を有するウレタンフオームからなるクツシヨン
体の製造に際し、モールドの型面に離型剤を塗布
して離型剤層を形成し、その離型剤層上の所定部
に撥水撥油性剤を塗布して保護膜を形成し、その
後モールダ内にウレタンフオーム原料を注入して
発泡させることを特徴とする。
膜を有するウレタンフオームからなるクツシヨン
体の製造に際し、モールドの型面に離型剤を塗布
して離型剤層を形成し、その離型剤層上の所定部
に撥水撥油性剤を塗布して保護膜を形成し、その
後モールダ内にウレタンフオーム原料を注入して
発泡させることを特徴とする。
(実施例)
第1図はこの発明一実施例のクツシヨン体の断
面図である。このクツシヨン体は自動車用座席に
用いられるバケツトタイプからなるもので、表面
材被覆時に表面材の張力により大きな変形力を受
けることとなる両サイドのコーナー部表面に、撥
水撥油性の保護膜12を有するウレタンフオーム
からなる。
面図である。このクツシヨン体は自動車用座席に
用いられるバケツトタイプからなるもので、表面
材被覆時に表面材の張力により大きな変形力を受
けることとなる両サイドのコーナー部表面に、撥
水撥油性の保護膜12を有するウレタンフオーム
からなる。
撥水撥油性の保護膜12は、撥水撥油剤の薄膜
からなる。撥水撥油剤としては、シリコーン系、
たとえばジメチルポリシロキサン、メチルフエニ
ルポリシロキサン、メチルハイドロジエンポリシ
ロキサン等、あるいはフツ素化合物、たとえばポ
リクロロトリフルオロエチレン、ポリテトラフル
オロエチレン等が用いられる。
からなる。撥水撥油剤としては、シリコーン系、
たとえばジメチルポリシロキサン、メチルフエニ
ルポリシロキサン、メチルハイドロジエンポリシ
ロキサン等、あるいはフツ素化合物、たとえばポ
リクロロトリフルオロエチレン、ポリテトラフル
オロエチレン等が用いられる。
第2図乃至第5図はこの発明による前記クツシ
ヨン体の製造実施例を工程順に示す断面図であ
る。以下これらの図に基づいてクツシヨン体の製
造方法を説明する。
ヨン体の製造実施例を工程順に示す断面図であ
る。以下これらの図に基づいてクツシヨン体の製
造方法を説明する。
(1) 離型剤層の形成工程(第2図)
モールド下型14の型面にシリコン系又はワ
ツクス系からなる離型剤を塗布し、離型剤層1
6を形成する。モールドは離型剤の塗布に先立
ち所定の温度に加温される。
ツクス系からなる離型剤を塗布し、離型剤層1
6を形成する。モールドは離型剤の塗布に先立
ち所定の温度に加温される。
(2) 撥水撥油性の保護膜の形成工程(第3図)
クツシヨン体の両サイドコーナーに相当する
部分における離型剤層16上に撥水撥油剤を塗
布し、保護膜18を形成する。
部分における離型剤層16上に撥水撥油剤を塗
布し、保護膜18を形成する。
(3) ウレタンフオーム原料の注入工程(第4図)
モールド下型14内の離型剤層16又は撥水
撥油性の保護膜18上にウレタンフオーム原料
20を注入する。
撥油性の保護膜18上にウレタンフオーム原料
20を注入する。
(4) ウレタンフオームの成形工程(第5図)
ウレタンフオーム原料20の注入後モールド
下型14を上型22により閉じ、ウレタンフオ
ーム原料の発泡成形を行う。この発泡成形によ
り、表面所定部に撥水撥油性の保護膜18を一
体に有するクツシヨン体が形成され、その後の
脱型により、第1図に示す所望のクツシヨン体
が得られる。
下型14を上型22により閉じ、ウレタンフオ
ーム原料の発泡成形を行う。この発泡成形によ
り、表面所定部に撥水撥油性の保護膜18を一
体に有するクツシヨン体が形成され、その後の
脱型により、第1図に示す所望のクツシヨン体
が得られる。
(作用、効果)
この発明によるクツシヨン体は表面材被覆時に
変形力を受ける部分の表面に撥水撥油性の保護膜
を有するものである。そして、この保護膜の存在
によつて、表面材被覆時におけるスチーム噴霧に
よるクツシヨン体内部への水分の浸透が防止さ
れ、水分吸収から生じる硬度低下による表面材被
覆時のクツシヨン体の変形を防ぐことができる。
変形力を受ける部分の表面に撥水撥油性の保護膜
を有するものである。そして、この保護膜の存在
によつて、表面材被覆時におけるスチーム噴霧に
よるクツシヨン体内部への水分の浸透が防止さ
れ、水分吸収から生じる硬度低下による表面材被
覆時のクツシヨン体の変形を防ぐことができる。
又、前記クツシヨン体の製造方法は、撥水撥油
性の保護膜の形成を、離型剤層上への撥水撥油剤
の塗布によるだけで形成することができ、複雑な
作業を要することがなく合理的なものである。
性の保護膜の形成を、離型剤層上への撥水撥油剤
の塗布によるだけで形成することができ、複雑な
作業を要することがなく合理的なものである。
更に、保護膜は柔軟性に富むために、作業者に
より保護膜の形成位置が多少異なつてもクツシヨ
ン体の硬度等の物性には影響がなく、常に一定し
た品質のクツシヨン体を得ることができる効果も
有する。
より保護膜の形成位置が多少異なつてもクツシヨ
ン体の硬度等の物性には影響がなく、常に一定し
た品質のクツシヨン体を得ることができる効果も
有する。
第1図はこの発明一実施例によるクツシヨン体
の断面図、第2図乃至第5図はこの発明によるク
ツシヨン体の製造方法を工程順に示す断面図、第
6図は従来のクツシヨン体の断面図である。 16……離型剤層、12,18……撥水撥油性
の保護膜、20……ウレタンフオーム原料。
の断面図、第2図乃至第5図はこの発明によるク
ツシヨン体の製造方法を工程順に示す断面図、第
6図は従来のクツシヨン体の断面図である。 16……離型剤層、12,18……撥水撥油性
の保護膜、20……ウレタンフオーム原料。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 後に表面材が被覆されるウレタンフオームか
らなるクツシヨン体であつて、表面材被覆時に変
形力を受ける部分の表面に撥水撥油性の保護膜を
有することを特徴とするクツシヨン体。 2 表面所定部に撥水撥油性の保護膜を有するウ
レタンフオームからなるクツシヨン体の製造に際
し、モールドの型面に離型剤を塗布して離型剤層
を形成し、その離型剤層上の所定部に撥水撥油剤
を塗布して保護膜を形成し、その後モールド内に
ウレタンフオーム原料を注入して発泡させること
を特徴とするクツシヨン体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60126743A JPS61284430A (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | クッション体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60126743A JPS61284430A (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | クッション体及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61284430A JPS61284430A (ja) | 1986-12-15 |
JPH0455383B2 true JPH0455383B2 (ja) | 1992-09-03 |
Family
ID=14942806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60126743A Granted JPS61284430A (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | クッション体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61284430A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0269230A (ja) * | 1988-09-02 | 1990-03-08 | Kokushin Sangyo Kk | 耐候性シートクッション材及びその製造方法 |
JPH0326288A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-04 | Ikeda Bussan Co Ltd | 表皮材とパッド材との一体成形品 |
-
1985
- 1985-06-11 JP JP60126743A patent/JPS61284430A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61284430A (ja) | 1986-12-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |