JPH045482A

JPH045482A - 密閉型圧縮機

Info

Publication number: JPH045482A
Application number: JP10721490A
Authority: JP
Inventors: Kiyoshi Tanaka; 清田中; Yoshihiro Okamura; 岡村　好弘
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1990-04-23
Filing date: 1990-04-23
Publication date: 1992-01-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は冷蔵庫や冷凍ショーケース等に使用される密閉
型圧縮機に関する。

（ロン従来の技術従来、この種の密閉型圧縮機は特公昭６２−３０３１）
号公報等に記載されているように、密閉容器内に電動機
部と圧縮機部とからなる圧縮機本体を収納し、前記両棲
部を回転軸にて連結すると共に前記圧縮機部のシリンダ
の開口をバルブプレト及びシリンダヘッドで閉塞して構
成されている。ここで、密閉容器は通常４〜５ｋｇ／ｃ
ｍ２の内圧が加わる圧力容器であるため、−船釣に鋼板
の深絞り加工にて成形された一対のカップ状容器の溶接
により形成されている。また、前記圧縮機本体を密閉容
器内で弾性的に支持する弾性装置は、該本体に設けた上
部リテーナと、密閉容器に固着された下部リテーナと、
これら両リテーナに嵌合されたコイルバネとで構成して
いる。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら上記の構成によると、密閉容器は金属製で
あるため固有振動数が比較的高く、容器内の圧縮機部の
運転振動に共振し易いこと、及び減衰率が遅いことから
、騒音が大きくなるという問題があった。また、弾性装
置を構成する上下リテーナやコイルバネも金属製であり
、また、下部リテーナは密閉容器とは別個に形成されて
溶接されているため、圧縮機本体の振動が該弾性装置を
介して容器に伝わり易く、圧縮機の騒音を助長する結果
となると共に、部品点数や作業工数が増加して生産性が
悪いという問題があった。

本発明は斯る点に鑑みなされたものであり、密閉容器の
共振を押さえ圧縮機の騒音を低減すると共に、圧縮機本
体の振動が弾性装置を介して容器へ伝わるのを抑制して
騒音低減作用を助長し、更に、弾性装置の部品点数や作
業工数を削減して生産性を向−卜することを目的とする
。

ｒ二）課題を解決するための手段本発明は、密閉容器内に電動機部と圧縮機部からなる圧
縮機本体をコイルバネ等の弾性装置にて弾性的に支持し
ているものにおいて、前記弾性装置のブラケットを密閉
容器と一体にエンジニアリングプラスチックにて形成し
たものである。

（ホ）作用本発明の密閉型圧縮機は上記の構成により、密閉容器の
固有振動数を低く成し圧縮機の内部振動に共振し難くす
ると共に、該容器の減衰率を早くして圧縮機の騒音を低
減できる。密閉容器がエンジニアリングプラスチック製
であることから、防錆のための塗装作業等の後加工を不
要とすることができ、生産性を向上できるものである。

また、エンジニアリングプラスチンク製の密閉容器に弾
性装置のブラケットを一体形成したので該容器の成形と
同時にブラケットを形成することができ、部品点数及び
作業工数を低減できるばかりでなく、コイルバネとの間
が′、プラスチックと金属の接触となって圧縮機本体の
振動が密閉容器へ伝わるのを抑制でき、圧縮機の騒音低
減作用を助長できると共に、圧縮機本体の変位規制のた
めの当りもプラスチックとなるため、衝突音も低減でき
る。

（へ）実施例以下、本発明の実施例を図面に基ずいて説明する。

１は密閉容器２内に電動機部３と圧縮機部４とからなる
圧縮機本体５を収納すると共に前記両機部３，４を回転
軸６にて連結してなる密閉型圧縮機である。前記電動機
部３はステータ７とロータ８とから構成される。前記圧
縮機部４は、前記ステータ７の上面に固着され、シリン
ダ９ａを一体形成したモーターケース９と、前記シリン
ダ９ａ内を往復摺動するポールジヨイント式のピストン
１０と、このピストンと回転軸６のクランクビン１）を
連結するコンロッド１２と、前記シリンダ９ａの開口端
面を閉塞するバルブプレート１３及びシリンダへラド１
４とから構成される。前記モーターケース９は、上記シ
リンダ９ａの池にステータ７への取付脚１５と、軸受１
６と、密閉容器２との当り部１７とをｆ＃物にて一体的
に形成している。］８は前記回転軸５に一体的に形成さ
れたバランサーである。

而して、前記密閉容器２はエンジニアリングプラスチン
ク製の２つの器体２ａ、２ｂの振動溶着にて形成されい
る。１９は前記圧縮機本体５を密閉容器２内で支持する
弾性装置である。この弾性装置は、ステータ７の下面に
ポル）２０にて固定され鍔部２１を一体的に有するエン
ジニアリングプラスチック製の上部リテーナ２２と、器
体２ａの下部に一体形成されたエンジニアリングプラス
チンク製の下部リテーナ２３と、上下端に座となる密着
巻部を有し、前記両リテーナ２２．２３に嵌合されたコ
イルバネ２４と、このコイルバネの側部に立設するよう
前記器体２ａの下部に一体形成されたエンジニアリング
プラスチック製のストッパー２５とから構成される。２
６は前記容器２ａの下部に一体形成されたベース板であ
りこのベース板を防振ゴムを介して基台に取り付けるこ
とにより、圧縮機は冷蔵庫等の機器に固定される。

ここで、エンジニアリングプラスチ・ブタとは、弓張強
度５ｋｇ／ｍｍ２以上、長期耐熱温度１００℃以上の合
成樹脂であるが、本発明にあっては、特に耐冷媒性、剛
性に優れたポリアミドイミド、ポリイミド、アロイ等の
材料が好適である。尚。

アロイとは２種以上の高分子材料の混合物で、各々の材
料の物性以上の特性を出せるものである。

このように構成された密閉型圧縮機において、密閉容器
２はエンジニアリングプラスチックにて形成されている
ため、密閉容器２の固有振動数を低く成し圧縮機の内部
振動に共振し難くすると共に、該容器の減衰率を早くす
ることができ、圧縮機の騒音を低減できる。また、密閉
容器２がエンジニアリングプラスチック製であることが
ら、防錆のための塗装作業や仕上げ研摩加工等の後加工
を不要とすることができ、生産性を向上できる。

また、エンジニアリングプラスチック製の器体２ａに弾
性装置１９のブラケットとなる下部リテーナ２３を一体
形成したので該容器の成形と同時に下部リテーナ２３を
形成することができ、部品点数及び作業工数を低減でき
るばかりでなく、コイルバネ２４との間が、プラスチッ
クと金属の接触となって圧縮機本体５の振動が密閉容器
２へ伝わるのを抑制でき、圧縮機の騒音低減作用を助長
できる。また、圧縮機本体５の上下方向の変位は下部リ
テーナ２３とボルト２０の頭部との間で、水平方向の変
位はストッパー２５とコイルバネ２４との間という具合
に、変位規制のための当りもプラスチフクとなるため、
衝突音も低減できる。

（ト）発明の効果以上のように本発明によれば、密閉容器の固有振動数を
低く成し圧縮機の内部振動に共振し難くすると共に、該
容器の減衰率を早くして圧縮機の騒音を低減できろうま
た、密閉容器がエンジニアリングプラスチツク製である
ことから、防錆のための塗装作業等の後加工を不要とす
ることができ生産性を向上できる。

また、エンジニアリングプラスチ・・り製の密閉容器に
弾性装置のブラケットを一体形成したので該容器の成形
と同時にブラケットを形成することができ、部品点数及
び作業工数を低減できるばかりでなく、コイルバネとの
間が、プラスチフクと金属の接触となって圧縮機本体の
振動が密閉容器へ伝わるのを抑制でき、圧縮機の騒音低
減作用を助長できると共に、圧縮機本体の変位規制のた
めの当りもプラスチックとなるため、衝突音も低減でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す密閉型圧縮機の縦断面図
、第２図は第１図に示した圧縮機の要部断面図である。２・・密閉容器、２ａ、２ｂ・・容器、５・・圧縮機本
体、１９・・・弾性装置、２２・・上部リテーナ、２３
・・・下部リテーナ、２４・・・コイルバネ、２５・１
．ストッパー

Claims

【特許請求の範囲】

（１）密閉容器内に電動機部と圧縮機部からなる圧縮機
本体をコイルバネ等の弾性装置にて弾性的に支持してい
るものにおいて、前記弾性装置のブラケットを密閉容器
と一体にエンジニアリングプラスチックにて形成したこ
とを特徴とする密閉型圧縮機。