JPH0453571Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0453571Y2
JPH0453571Y2 JP1124386U JP1124386U JPH0453571Y2 JP H0453571 Y2 JPH0453571 Y2 JP H0453571Y2 JP 1124386 U JP1124386 U JP 1124386U JP 1124386 U JP1124386 U JP 1124386U JP H0453571 Y2 JPH0453571 Y2 JP H0453571Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
power supply
light
voltage
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1124386U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62123555U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1124386U priority Critical patent/JPH0453571Y2/ja
Publication of JPS62123555U publication Critical patent/JPS62123555U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0453571Y2 publication Critical patent/JPH0453571Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、下水処理場の沈殿池の汚泥濃度分布
の測定などに用いる濃度分布測定装置に関するも
のである。
B 考案の概要 本考案は、光式濃度計を検出部として用いた濃
度分布測定装置において、 検出部ではその光量検出信号を電圧/周波数変
換し、パルス成形した後、混合回路で電源電圧に
重畳し、ケーブルを介して変換器に伝送する一
方、電源電圧をフイルタで抽出して安定化し、発
光電源回路など検出部内の各回路に供給する回路
構成とし、変換器では電源電圧に重畳されたパル
スをフイルタで抽出し、周波数/電圧変換した
後、濃度信号を得る回路構成とすることによつ
て、 ケーブルの長さに関係なく検出部内の電源電圧
が安定し、しかも発光素子には内部の発光電源回
路から電流が供給されるようになり、ケーブル伝
送中の減衰やノイズの混入がなくなつて正確な発
光量制御が行われるとともに、光量検出信号が
V/F変換された後、電源電圧に重畳された状
態、つまり誤差の生じる可能性が少ない形態で伝
送されるようにしたものである。
C 従来の技術 下水処理工程等において上澄水あるいは濃縮し
た汚泥を得るため、沈殿池を設けている。この沈
殿池の汚泥濃度の垂直方向の分布状態を知ること
は、その管理上重要である。
第2図は一般に用いられている超音波式汚泥濃
度分布計のブロツク図である。第2図において、
1は発振素子1aと受信素子1bを対向配置した
検出部、2はこの検出部1の昇降機構(図示省
略)を駆動して検出部1を上下動させるモータ、
3は前記検出部1の位置(高さ)を制御する制御
回路、4は発振及び減衰量検出回路、5は前記検
出部1と発振及び減衰量検出回路4の間の信号の
伝達に用いるスリツプリング、6は前記制御回路
3から位置信号を、前記発振及び減衰量検出回路
4から濃度信号をそれぞれ受けて濃度分布信号を
出力する表示出力回路である。
この超音波式汚泥濃度分布計は、水中における
超音波の減衰率と汚泥を含んだ水中における減衰
率が異なることを利用しており、検出部1を沈殿
池の水中に沈め、モータ2によりそれを上下動さ
せ、その位置の汚泥濃度を連続的に測定してい
る。
この場合、検出感度は検出部1の発振素子1a
と受信素子1bの間の距離に関係があり、低濃度
の検出には間隔距離を長くする必要がある。但
し、検出部上下動の操作性の面からその長さには
限度があり、超音波式では測定下限は500〜
1000ppm程度である。
ところで、汚泥の沈降堆積特性は、その界面高
さだけでなく、界面付近の汚泥濃度分布状況、上
澄水中の濃度分布を知ることが水処理工程にとつ
て必要となりつつある。
しかし、上述した超音波式では測定が困難であ
り、他の方式の汚泥濃度分布計が要求される。
第3図は光式濃度計を検出部として用いた汚泥
濃度分布計の全体ブロツク図である。第3図にお
いて、11は検出部、12は駆動制御部で、この
駆動制御部12は検出部11を支持する懸垂ワイ
ヤ13を巻回したドラム12a、このドラム12
aを回転駆動するモータ12b、昇降制御回路1
2c、位置検出器12dにより構成されている。
14は濃度演算器(変換器)、15はこの演算器
14と検出部11を結ぶケーブル、16は前記位
置検出器12dから位置信号を、演算器14から
濃度信号を受けて濃度分布を指示、記録する指示
記録計である。
前記検出部11及び濃度演算器14は、第4図
に示すように構成されている。即ち、検出部11
は、対向配置の発光素子11aと受光素子11
b、発光素子11aに近接して配置した比較用ホ
トダイオード11c、受光素子11bとホトダイ
オード11cの受光信号を増幅するプリアンプ1
1d及び11eを有する。また、濃度演算器14
は、発光電源回路14a、電源回路14b、前記
受光素子11b用のプリアンプ11dの出力を受
ける変換回路14c、変換出力を濃度信号として
出力する出力回路14dを有する。
なお、検出部11と演算器14はケーブル15
により接続されるが、その中間にスリツプリング
17を介在させて検出部11の移動に対処してい
る。また、検出部11は防水構造となつている。
このような透過光形検出部11を検水中に入れ
ると、発光素子11aから出た光は発光窓と受光
窓の間の検水中に入射する。この検水中に懸濁物
がなければ透過光は受光素子11bにそのまま入
射する。懸濁物Aが存在する場合には散乱され、
受光素子11bへの入射光量が減少する。受光光
量と懸濁物量、濁度との間にはある関係が存在す
る。
受光信号はプリアンプ11dで増幅された後、
ケーブル15、スリツプリング17などを介して
演算器14へ送出される。この演算器14におけ
る変換回路14cで変換処理され、出力回路14
dを介して濃度出力として指示記録計16に付与
される。
また、発光素子11aの発光は比較用ホトダイ
オード11cでも検知され、その検知信号が発光
電源回路14aに送出されて光量の制御が行われ
る。
D 考案が解決しようとする問題点 このようにして濃度信号が得られ、これと位置
信号により濃度分布図の作成が行われるが、この
光式には次のような問題点がある。
(1) 演算器−検出部間が長距離になると、プリア
ンプ11d,11eの電源電圧が低下したり、
受光出力が減衰する。また、発光電流が交流
的、パルス的である場合には、受光出力と相互
に誘導を生じる。
(2) ケーブルが多芯となるため、スリツプリング
等の可動接続部が多くなり、信頼性の低下、価
格の上昇を招来することになる。
E 問題点を解決するための手段 本考案は、発光素子及び受光素子を有する検出
部を検水中に入れ、水中で移動させながらその位
置の濃度に応じて変化する光量を検出し、これを
ケーブルを介して変換器に送つて濃度信号とし、
この濃度信号と位置信号より濃度分布を測定する
濃度分布測定装置において、 前記検出部は、前記発光素子に電流を供給する
発光電源回路、光量信号を電圧/周波数(V/
F)変換するV/F変換回路、この電圧/周波数
変換回路の出力パルスを波形成形するパルス形成
回路、このパルス形成回路の出力パルスを前記ケ
ーブルを介して供給される電源電圧に重畳する混
合回路、この混合回路から電源電圧のみを抽出す
るフイルタ、抽出された電源電圧を安定化して検
出部内の各回路に供給する安定化電源回路を有
し、 前記変換器は、検出部用電源、電源電圧に重畳
したパルスを抽出するフイルタ、抽出されたパル
ス信号を周波数/電圧(F/V)変換するF/V
変換回路を有する構成としたことを特徴とするも
のである。
F 作用 検出部と変換器を結ぶケーブルではパルス化さ
れ、電源電圧に重畳された光量信号が伝送され、
変換器でフイルタによりパルス信号が抽出されて
F/V変換され、これより濃度信号が得られる。
光量信号のケーブルでの伝送はパルス信号の形で
行われ、減衰による誤差の発生は略皆無となる。
一方、電源電圧は、検出部の混合回路からフイ
ルタにより抽出され、安定化されて検出部内の各
回路に供給される。発光電源回路も検出部にあ
り、ケーブルの長さに関係なく電源電圧が安定
し、発光量制御が正確に行われる。
G 実施例 第1図は本考案の一実施例を示すもので、21
は発光素子21aと受光素子21bを対向配置し
た検出部、22は変換器であり、前記検出部21
と変換器22をケーブル(同軸ケーブルあるいは
−芯シールド)23により接続し、その中間に可
動接続部、例えばスリツプリング24を介在させ
ている。
前記検出部21は、発光素子21aに近接して
配置した比較用ホトダイオード21c、受光素子
21bの受光信号を増幅するプリアンプ21d、
ホトダイオード21cの受光信号を増幅するプリ
アンプ21e、このプリアンプ21eの出力を受
けて発光素子21aの光量を制御する発光電源回
路21f、前記プリアンプ21dの出力をV/F
(電圧/周波数)変換するV/F変換回路21g、
このV/F変換回路21gの出力をパルスP1
ように成形するパルス形成回路21h、パルス
P1を電源電圧に重畳して波形P2の形でケーブル
23に送り込む混合回路21i、この混合回路2
1iから電源電圧のみを取出すフイルタ21j、
電源電圧を安定化して検出部内の各回路、例えば
前記発光電源回路21f、プリアンプ21d、2
1eなどに供給する安定化電源回路21kを有す
る。
前記変換器22は、検出部用電源22a、パル
スP2を電源電圧と分離して取出すフイルタ22
b、このフイルタ22bの出力パルスP3をF/
V変換するF/V変換回路22c、変換出力を受
けて演算を行い、その結果を濃度信号として出力
する演算回路22d、各回路に電源電圧を供給す
る安定化電源回路22eを有する。前記検出部用
電源22aは長いケーブルでの電圧降下を見込ん
だ余裕のある出力電圧とする。
なお、検出部21を昇降させる機構及びその駆
動制御部は第2図と同様であり、その位置信号と
変換器22の出力(濃度信号)により指示記録計
で濃度分布図を作成することも同様である。
次に、動作について述べる。検出部21を検水
中に入れると、発光素子21aから出た光が検水
中に入射し、受光素子21bにより受光される。
その受光量は懸濁物Aの存在量に応じて変わる。
受光信号はプリアンプ21dで増幅された後、
V/F変換(例えばプリアンプ出力1V〜5Vに対
して1kHz〜10kHz)され、パルス成形されてパル
スP1のようになる。このパルスP1が混合回路2
1iで電源電圧に重畳され、ケーブル23、スリ
ツプリング24などを介して変換器22へ送出さ
れる。
変換器22においては、フイルタ22bにより
パルス(受光信号)が抽出され、そのパルスP3
がF/V変換された後、演算によつて濃度信号と
して出力される。
一方、電源電圧は、ケーブル23ではパルス重
畳状態となり、検出部21の混合回路21iを出
たところでフイルタ21jにより分離され、安定
化されて各回路に供給される。
なお、上記実施例は透過光形の場合であるが、
散乱光形にも適用可能である。
H 考案の効果 (1) 検出部内に安定化電源電圧を設けたので、検
出部と変換器を結ぶケーブルの長さに関係なく
検出部内の電源電圧が安定するようになり、各
回路の動作が安定して正確な発光量制御、正確
な検出が可能となる。
(2) 発光用電流がケーブルを通らないため、相互
の誘導がなくなり、正確な光量制御ができる。
(3) 検出光量をパルスに変換して伝送するため、
ケーブル内での減衰に影響されずに伝送可能と
なり、精度の向上に寄与できる。
(4) ケーブルを同軸ケーブルあるいは−芯シール
ド線とすることができる。従つて、雰囲気の悪
い所での使用に問題があつたり、高価であるス
リツプリング等の使用を最小限(2点)にする
ことができ、信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る濃度分布測定装置の一実
施例を示すブロツク図、第2図は超音波式汚泥濃
度分布計のブロツク図、第3図及び第4図は夫々
従来の光式汚泥濃度分布計の全体ブロツク図及び
検出部・変換器のブロツク図である。 12……駆動制御部、16……指示記録計、2
1……検出部、21a……発光素子、21b……
受光素子、21e……比較用ホトダイオード、2
1d及び21e……プリアンプ、21f……発光
電源回路、21g……V/F変換回路、21h…
…パルス形成回路、21i……混合回路、21j
……フイルタ、21k……安定化電源回路、22
……変換器、22a……検出部用電源、22b…
…フイルタ、22c……F/V変換回路、22d
……演算回路、23……ケーブル、24……スリ
ツプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 発光素子及び受光素子を有する検出部を検水中
    に入れ、水中で移動させながらその位置の濃度に
    応じて変化する光量を検出し、これをケーブルを
    介して変換器に送つて濃度信号とし、この濃度信
    号と位置信号より濃度分布を測定する濃度分布測
    定装置において、 前記検出部は、前記発光素子に電流を供給する
    発光電源回路、光量信号を電圧/周波数変換する
    電圧/周波数変換回路、この電圧/周波数変換回
    路の出力パルスを波形成形するパルス形成回路、
    このパルス形成回路の出力パルスを前記ケーブル
    を介して供給される電源電圧に重畳する混合回
    路、この混合回路から電源電圧のみを抽出するフ
    イルタ、抽出された電源電圧を安定化して検出部
    内の各回路に供給する安定化電源回路を有し、 前記変換器は、検出部用電源、電源電圧に重畳
    したパルスを抽出するフイルタ、抽出されたパル
    ス信号を周波数/電圧変換する周波数/電圧変換
    回路を有する構成とした、ことを特徴とする濃度
    分布測定装置。
JP1124386U 1986-01-29 1986-01-29 Expired JPH0453571Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1124386U JPH0453571Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1124386U JPH0453571Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62123555U JPS62123555U (ja) 1987-08-05
JPH0453571Y2 true JPH0453571Y2 (ja) 1992-12-16

Family

ID=30798278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1124386U Expired JPH0453571Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0453571Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0645225Y2 (ja) * 1988-02-26 1994-11-16 オムロン株式会社 トルクセンサ
JP2601860Y2 (ja) * 1992-04-21 1999-12-06 三洋測器株式会社 懸濁物濃度分布測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62123555U (ja) 1987-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104596990B (zh) 双通道光纤浊度测量方法及传感器
CN106323826A (zh) 一种超低排放烟尘监测装置及监测方法
CN106152976A (zh) 一种基于角度测量的电梯导轨垂直度检测装置
JPH0453571Y2 (ja)
CN204495716U (zh) 一种高精度高准确性的浊度测量装置
CN102156214B (zh) 一种双光路泄漏电流光纤传感器装置
KR20180102740A (ko) 외란광의 영향을 제거하는 광학식 초미세먼지 측정 센서
CN102788782A (zh) 流动注射化学发光测量水体溶解氧浓度的方法
CN2060548U (zh) 水中悬沙测定仪
CN209485980U (zh) 一种基于漫反射的污泥检测装置
JP3021406B2 (ja) 水質測定センサー及び水質測定装置
JP2601860Y2 (ja) 懸濁物濃度分布測定装置
JPS61270683A (ja) 光応用測定器
CN201110893Y (zh) 高压电压互感器二次回路压降电能计量误差实时监测装置
JPS6321297Y2 (ja)
CN209927880U (zh) 一种满足电磁兼容测试的电动轮椅车转速检测装置
CN219533386U (zh) 便携式风廓线雷达检测装置
CN202832504U (zh) 一种基于偏振光精确计算井深的装置
CN219178622U (zh) 一种水流监测装置及系统
JPH04242126A (ja) 水道メータ用パイロット回転検出器
KR102652916B1 (ko) 분포형 광섬유 음향센서 및 그 음향측정방법
RU8807U1 (ru) Устройство для определения концентрации компонентов в многокомпонентных системах
CN207280928U (zh) 一种基于数字锁相的抗杂散光干扰光电检测系统
SU1262359A2 (ru) Устройство дл определени сплошности потока жидкости в трубопроводе
JPH0515084Y2 (ja)