JPH0453556B2 - - Google Patents
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- JPH0453556B2 JPH0453556B2 JP57041686A JP4168682A JPH0453556B2 JP H0453556 B2 JPH0453556 B2 JP H0453556B2 JP 57041686 A JP57041686 A JP 57041686A JP 4168682 A JP4168682 A JP 4168682A JP H0453556 B2 JPH0453556 B2 JP H0453556B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide plate
- waste guide
- cloth waste
- front cover
- sewing
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 63
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 57
- 239000002699 waste material Substances 0.000 claims description 51
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 20
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims description 5
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 9
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000009964 serging Methods 0.000 description 1
- 239000012780 transparent material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
オーバロツク専用ミシンまたは縫製機能の異る
二種の本縫機構およびオーバロツク縫機構を同一
機枠内に配設してなる複合ミシンのオーバロツク
縫機構部において、オーバロツク時にメスで切断
された布くず及び布ほこり等をミシン本体外に案
内排出する布くず案内板を不使用時に覆いかつ必
要に応じて該布くず案内板と共に扉状に開閉でき
るようにした二段開閉型前カバー装置に関するも
のである。
二種の本縫機構およびオーバロツク縫機構を同一
機枠内に配設してなる複合ミシンのオーバロツク
縫機構部において、オーバロツク時にメスで切断
された布くず及び布ほこり等をミシン本体外に案
内排出する布くず案内板を不使用時に覆いかつ必
要に応じて該布くず案内板と共に扉状に開閉でき
るようにした二段開閉型前カバー装置に関するも
のである。
(目的)
本発明の目的とするところは、オーバロツク縫
時にメスで切断された布くず及び布ほこり等をミ
シン本体外に案内排出する布くず案内板をオーバ
ロツク縫時以外には前カバーで覆い、布くず等に
より被縫製物が汚れるのを防止すると共に必要に
応じて前記布くず案内板を前記前カバーと共にミ
シン本体に対して扉状に開閉できるようにし、オ
ーバロツク縫の準備及び補修のために便宜を図る
ことである。
時にメスで切断された布くず及び布ほこり等をミ
シン本体外に案内排出する布くず案内板をオーバ
ロツク縫時以外には前カバーで覆い、布くず等に
より被縫製物が汚れるのを防止すると共に必要に
応じて前記布くず案内板を前記前カバーと共にミ
シン本体に対して扉状に開閉できるようにし、オ
ーバロツク縫の準備及び補修のために便宜を図る
ことである。
(実施例)
以下本発明を実施例により説明する。第1図か
ら第3図において、1は複合ミシンで、2は本縫
機構の縫製部、3はオーバロツク縫機構の縫製部
である。これらの縫機構は図示しないが1つの駆
動用モータにより伝達機構と切換機構とを介して
択一的に選択されて駆動されるようになつてい
る。
ら第3図において、1は複合ミシンで、2は本縫
機構の縫製部、3はオーバロツク縫機構の縫製部
である。これらの縫機構は図示しないが1つの駆
動用モータにより伝達機構と切換機構とを介して
択一的に選択されて駆動されるようになつてい
る。
本縫機構側の各部について説明すると、4は天
秤、5は上糸調子器、6は返し縫いレバー、7は
送りダイアル、8は選択ダイアルで、選択された
縫模様は表示窓9の指示線10で表示される。1
1(第4図)は本縫用の押え上げである。
秤、5は上糸調子器、6は返し縫いレバー、7は
送りダイアル、8は選択ダイアルで、選択された
縫模様は表示窓9の指示線10で表示される。1
1(第4図)は本縫用の押え上げである。
オーバロツク縫機構の縫製部3は、ミシンの直
立胴部12の作業者側から見て左側で本縫用フリ
ーアーム部13の基端部より前方でかつ第4図に
示すようにその針板面14の後端14aとフリー
アーム部13の前面13aとの間に前記縫製部3
による被縫製物15が通過するに十分な隙間Mが
形成されている。
立胴部12の作業者側から見て左側で本縫用フリ
ーアーム部13の基端部より前方でかつ第4図に
示すようにその針板面14の後端14aとフリー
アーム部13の前面13aとの間に前記縫製部3
による被縫製物15が通過するに十分な隙間Mが
形成されている。
被縫製物15は縫製後、隙間M及びフリーアー
ム部13の下方とベース16の上面との間を通過
するように構成されているので、被縫製物15は
本縫機構の縫製部2と干渉しない。
ム部13の下方とベース16の上面との間を通過
するように構成されているので、被縫製物15は
本縫機構の縫製部2と干渉しない。
逆に本縫機構の縫製部2で縫われた被縫製物
(図示せず)は、後記するように縫製部3が安全
カバー17及び該安全カバーに取り付けられた透
明な材料からなる補助安全カバー18により覆わ
れているので、製縫部3と干渉することなく縫製
を行うことができる。
(図示せず)は、後記するように縫製部3が安全
カバー17及び該安全カバーに取り付けられた透
明な材料からなる補助安全カバー18により覆わ
れているので、製縫部3と干渉することなく縫製
を行うことができる。
第3図において、20は布くず案内板で、該布
くず案内板はオーバロツク縫時にメス21で切断
された布くず及びその切断時に発生する布ほこり
等をミシン本体外に排出するための案内部材であ
る。
くず案内板はオーバロツク縫時にメス21で切断
された布くず及びその切断時に発生する布ほこり
等をミシン本体外に排出するための案内部材であ
る。
本実施例のようにオーバロツク縫機構の縫製部
3を本縫機構の縫製部2に対して同じ向きに配置
すると一方から他方の縫目形成機構に切り換える
場合にミシン本体を回動させたりする手間がかか
らず速かに行えるが、本縫をしている場合、布く
ず案内板20が露出していると本縫の被縫製物を
汚すことになり易く、またミシンを運転していな
い場合にも本縫機構とオーバロツク縫機構を複合
したことにより、オーバロツク専用のミシンに比
較しミシンの前で縫に関連する作業をする機会が
増加することになるが、その場合においても布く
ず案内板20が露出していると好ましくない。こ
のことはオーバロツク専用のミシンの場合におい
ても程度の差はあるものの好ましくないことは言
うまでもない。
3を本縫機構の縫製部2に対して同じ向きに配置
すると一方から他方の縫目形成機構に切り換える
場合にミシン本体を回動させたりする手間がかか
らず速かに行えるが、本縫をしている場合、布く
ず案内板20が露出していると本縫の被縫製物を
汚すことになり易く、またミシンを運転していな
い場合にも本縫機構とオーバロツク縫機構を複合
したことにより、オーバロツク専用のミシンに比
較しミシンの前で縫に関連する作業をする機会が
増加することになるが、その場合においても布く
ず案内板20が露出していると好ましくない。こ
のことはオーバロツク専用のミシンの場合におい
ても程度の差はあるものの好ましくないことは言
うまでもない。
本発明の二段開閉型前カバー装置の実施例は二
種あつて、これらの実施例で共通する部分を概略
述べると以下のようになる。
種あつて、これらの実施例で共通する部分を概略
述べると以下のようになる。
オーバロツク縫の使用状態においては、第3図
に示すように布くず案内板20が前カバー22か
ら露出し、オーバロツク縫中にメス21で切断さ
れた布くず及びその切断時に発生する布ほこり等
をミシン本体外に案内排除し、本縫の使用状態及
びミシンの不使用時においては、布くず案内板2
0は第2図に示すように前カバー22により覆わ
れている。
に示すように布くず案内板20が前カバー22か
ら露出し、オーバロツク縫中にメス21で切断さ
れた布くず及びその切断時に発生する布ほこり等
をミシン本体外に案内排除し、本縫の使用状態及
びミシンの不使用時においては、布くず案内板2
0は第2図に示すように前カバー22により覆わ
れている。
前カバー22は操作部22eを介して左右方向
に移動させられ、布くず案内板20を覆つたり露
出させたりし、また布くず案内板20が前カバー
22に対して露出している場合にその操作部20
dを第3図の右方に押すことにより布くず案内板
20が前カバー22に対してわずかに移動させら
れ、前カバー22が布くず案内板20を伴つて扉
状の開放が可能となるように構成されており、オ
ーバロツク縫の準備及び補修等のための便宜が図
られている。
に移動させられ、布くず案内板20を覆つたり露
出させたりし、また布くず案内板20が前カバー
22に対して露出している場合にその操作部20
dを第3図の右方に押すことにより布くず案内板
20が前カバー22に対してわずかに移動させら
れ、前カバー22が布くず案内板20を伴つて扉
状の開放が可能となるように構成されており、オ
ーバロツク縫の準備及び補修等のための便宜が図
られている。
(第1実施例)
以下主として第5図から第11図を参照しなが
ら本発明の第1実施例について詳細に説明する。
カバーヒンジ腕23はEリング24及び25によ
りスラスト止めされたヒンジ軸26を介して機枠
27に対して回転自在に取り付けられている。
ら本発明の第1実施例について詳細に説明する。
カバーヒンジ腕23はEリング24及び25によ
りスラスト止めされたヒンジ軸26を介して機枠
27に対して回転自在に取り付けられている。
カハーヒンジ腕23に夫々この順に挿通孔23
a及び23bを挿通し、カバー土台28のねじ穴
28a及び28bにねじ込まれたねじ29及び3
0によりカバー土台28が固着されている。
a及び23bを挿通し、カバー土台28のねじ穴
28a及び28bにねじ込まれたねじ29及び3
0によりカバー土台28が固着されている。
前カバー22にはボス部22a及び22bが形
成され、夫々この順にねじ穴22c及び22dが
形成され、これらのねじ穴にはスライド板31の
穴31a及び31b並びにカバー土台28の長溝
28cを挿通する段ねじ32及び33がねじ込ま
れ、前カバー22はスライド板31と共にカバー
土台28に対して摺動自在となつている。スライ
ド板31には係止面31c及び31dが形成さ
れ、カバー土台28のねじ穴28dにねじ込まれ
た段ねじ34に取り付けられたばね35が、前カ
バー22が布くず案内板20を覆う位置及び露出
させる位置では、夫々この順に係止面31c及び
31dと節度を持つて係合させられる。
成され、夫々この順にねじ穴22c及び22dが
形成され、これらのねじ穴にはスライド板31の
穴31a及び31b並びにカバー土台28の長溝
28cを挿通する段ねじ32及び33がねじ込ま
れ、前カバー22はスライド板31と共にカバー
土台28に対して摺動自在となつている。スライ
ド板31には係止面31c及び31dが形成さ
れ、カバー土台28のねじ穴28dにねじ込まれ
た段ねじ34に取り付けられたばね35が、前カ
バー22が布くず案内板20を覆う位置及び露出
させる位置では、夫々この順に係止面31c及び
31dと節度を持つて係合させられる。
布くず案内板20は長溝穴20a及び20bを
挿通し、カバー土台28のねじ穴28e及び28
fにねじ込まれた段ねじ37及び38によりカバ
ー土台28に対して左右方向摺動自在に取り付け
られている。またストツパー台39は穴39a及
び39bを挿通しカバー土台28のねじ穴28g
及び28hにねじ込まれたねじ40及び41によ
りカバー土台28に固着されている。ストツパー
台39のピン39cにはばね42が嵌装されると
共にストツパー43が孔部43aを介して回動自
在に嵌装され、該ストツパーはばね42により第
5図の時計方向に付勢されると共にEリング44
によりスラスト止めされている。
挿通し、カバー土台28のねじ穴28e及び28
fにねじ込まれた段ねじ37及び38によりカバ
ー土台28に対して左右方向摺動自在に取り付け
られている。またストツパー台39は穴39a及
び39bを挿通しカバー土台28のねじ穴28g
及び28hにねじ込まれたねじ40及び41によ
りカバー土台28に固着されている。ストツパー
台39のピン39cにはばね42が嵌装されると
共にストツパー43が孔部43aを介して回動自
在に嵌装され、該ストツパーはばね42により第
5図の時計方向に付勢されると共にEリング44
によりスラスト止めされている。
ストツパー43のピン43bは布くず案内板2
0の長溝穴20cに係合しており、該布くず案内
板を第5図の右方に付勢し、同時にストツパー4
3の爪が43cが機枠にねじ45で固着された固
定片46の穴46aに係合させられ、カバー土台
28をヒンジ軸26を中心とする開閉をロツクし
ている。
0の長溝穴20cに係合しており、該布くず案内
板を第5図の右方に付勢し、同時にストツパー4
3の爪が43cが機枠にねじ45で固着された固
定片46の穴46aに係合させられ、カバー土台
28をヒンジ軸26を中心とする開閉をロツクし
ている。
またストツパー台39のピン39dには、ばね
47が嵌装されると共にストツパー係止片48が
孔部48aを介して回動自在に嵌装され、Eリン
グ49でスラスト止めされる共に該ストツパー係
止片は、ばね47により第5図の時計方向に付勢
され、ストツパー係止片48の面48bが固定片
46の面46bに当接させられている。
47が嵌装されると共にストツパー係止片48が
孔部48aを介して回動自在に嵌装され、Eリン
グ49でスラスト止めされる共に該ストツパー係
止片は、ばね47により第5図の時計方向に付勢
され、ストツパー係止片48の面48bが固定片
46の面46bに当接させられている。
(第1実施例の作用)
次に本発明の第1実施例の作用について説明す
る。第2図において、前カバー22を操作部22
eに手を掛けて右方に移動させると、布くず案内
板20は前カバー22に対して移動させられ、係
止面31dがばね35に節度を持つて係止させら
れた位置で該案内板が前カバー22に対して露出
させられ、オーバロツク縫時にメス21で切断さ
れた布くず等をミシン本体外に案内排除すること
ができる。
る。第2図において、前カバー22を操作部22
eに手を掛けて右方に移動させると、布くず案内
板20は前カバー22に対して移動させられ、係
止面31dがばね35に節度を持つて係止させら
れた位置で該案内板が前カバー22に対して露出
させられ、オーバロツク縫時にメス21で切断さ
れた布くず等をミシン本体外に案内排除すること
ができる。
布くず案内板20を露出させると、操作部20
dも同時に露出させられ、操作部20dを第2図
の右方に押すと、布くず案内板20は長溝穴20
a及び20bを介して第9図の2点鎖線で示す位
置にスライドし、長溝穴20c及びピン43bを
介してストツパー43がピン43bを中心に回動
させられ、爪43cが固定片46の穴46aから
抜けるので、カバー土台28は前カバー22及び
布くず案内板20を伴つてヒンジ軸26を中心に
ミシン本体の手前に開放することが可能となり、
オーバロツク縫の準備及び補修等に便宜を図るこ
とができる。この場合ストツパー係止片48の面
48bが固定片46の面46bから離れるので、
ばね47によりストツパー係止片48は面48c
がストツパー台39の係止片39eに当接するま
で回動し、ストツパー係止片48の面48dがス
トツパー43の爪43cの下に入り、ストツパー
43がばね42により回動させられるのを阻止す
る。従つて布くず案内板20は、前カバー22に
対してわずかにスライドした状態で保持される。
dも同時に露出させられ、操作部20dを第2図
の右方に押すと、布くず案内板20は長溝穴20
a及び20bを介して第9図の2点鎖線で示す位
置にスライドし、長溝穴20c及びピン43bを
介してストツパー43がピン43bを中心に回動
させられ、爪43cが固定片46の穴46aから
抜けるので、カバー土台28は前カバー22及び
布くず案内板20を伴つてヒンジ軸26を中心に
ミシン本体の手前に開放することが可能となり、
オーバロツク縫の準備及び補修等に便宜を図るこ
とができる。この場合ストツパー係止片48の面
48bが固定片46の面46bから離れるので、
ばね47によりストツパー係止片48は面48c
がストツパー台39の係止片39eに当接するま
で回動し、ストツパー係止片48の面48dがス
トツパー43の爪43cの下に入り、ストツパー
43がばね42により回動させられるのを阻止す
る。従つて布くず案内板20は、前カバー22に
対してわずかにスライドした状態で保持される。
次に前カバー22を布くず案内板20と共にヒ
ンジ軸26を中心に閉じていくと、再び固定片4
6の面46bにストツパー係止片48の面48b
が押され、ストツパー43の爪43cのストツパ
ー係止片48の面48dによる係止が解除される
ので、ストツパー43はばね42により付勢さ
れ、爪43cが固定片46の穴46に係合し、閉
状態が保持されると共に布くず案内板20はピン
43b及び長溝穴20cを介してスライド前の状
態に戻る。
ンジ軸26を中心に閉じていくと、再び固定片4
6の面46bにストツパー係止片48の面48b
が押され、ストツパー43の爪43cのストツパ
ー係止片48の面48dによる係止が解除される
ので、ストツパー43はばね42により付勢さ
れ、爪43cが固定片46の穴46に係合し、閉
状態が保持されると共に布くず案内板20はピン
43b及び長溝穴20cを介してスライド前の状
態に戻る。
オーバロツク縫の不使用時には前カバー22か
ら露出し布くず等が付着した布くず案内板20
を、該前カバーの操作部22eに手を掛けて第3
図の左方に移動させることにより前カバー22で
覆うことができる。
ら露出し布くず等が付着した布くず案内板20
を、該前カバーの操作部22eに手を掛けて第3
図の左方に移動させることにより前カバー22で
覆うことができる。
(第2実施例)
以下主として第12図から第18図を参照しな
がら本発明の第2実施例について説明する。カバ
ーヒンジ腕50は、ねじ51及び52により機枠
27に固着され、該カバーヒンジ腕には、Eリン
グ53及び54によりスラスト止めされたヒンジ
軸55を介してカバー土台56が回動自在に取り
付けられている。
がら本発明の第2実施例について説明する。カバ
ーヒンジ腕50は、ねじ51及び52により機枠
27に固着され、該カバーヒンジ腕には、Eリン
グ53及び54によりスラスト止めされたヒンジ
軸55を介してカバー土台56が回動自在に取り
付けられている。
前カバー22′にはボス部22′a及び22′b
が形成され、夫々この順にねじ穴22′c及び2
2′cが形成され、これらのねじ穴にはスライド
板57の穴57a及び57b並びにカバー土台5
6の長溝56aを挿通する段ねじ58及び59が
ねじ込まれ、前カバー22′はスライド板57と
共にカバー土台56に対して摺動自在となつてい
る。スライド板57には係止面57c及び57d
が形成され、カバー土台56のねじ穴56bにね
じ込まれた段ねじ60に取り付けられたばね61
が、前カバー22′が布くず案内板20′を覆う位
置及び露出させる位置では、夫々この順に係止面
57c及び57dと節度を持つて係合させられ
る。
が形成され、夫々この順にねじ穴22′c及び2
2′cが形成され、これらのねじ穴にはスライド
板57の穴57a及び57b並びにカバー土台5
6の長溝56aを挿通する段ねじ58及び59が
ねじ込まれ、前カバー22′はスライド板57と
共にカバー土台56に対して摺動自在となつてい
る。スライド板57には係止面57c及び57d
が形成され、カバー土台56のねじ穴56bにね
じ込まれた段ねじ60に取り付けられたばね61
が、前カバー22′が布くず案内板20′を覆う位
置及び露出させる位置では、夫々この順に係止面
57c及び57dと節度を持つて係合させられ
る。
布くず案内板20′は長溝穴20′a及び20′
bを挿通し、カバー土台56のねじ穴56c及び
56dにねじ込まれた段ねじ62及び63により
カバー土台56に対して左右方向摺動自在に取り
付けられている。またストツパー台64は穴64
a及び64bを挿通しカバー土台56のねじ穴5
6e及び56fにねじ込まれたねじ65及び66
によりカバー土台56に固着されている。ストツ
パー台64のピン64cにはばね67が嵌装され
ると共にストツパー68が孔部68aを介して回
動自在に嵌装され、該ストツパーはばね67によ
り第12図の反時計方向に付勢されると共にEリ
ング70によりスラスト止めされている。
bを挿通し、カバー土台56のねじ穴56c及び
56dにねじ込まれた段ねじ62及び63により
カバー土台56に対して左右方向摺動自在に取り
付けられている。またストツパー台64は穴64
a及び64bを挿通しカバー土台56のねじ穴5
6e及び56fにねじ込まれたねじ65及び66
によりカバー土台56に固着されている。ストツ
パー台64のピン64cにはばね67が嵌装され
ると共にストツパー68が孔部68aを介して回
動自在に嵌装され、該ストツパーはばね67によ
り第12図の反時計方向に付勢されると共にEリ
ング70によりスラスト止めされている。
ストツパー68のピン68bは布くず案内板2
0′の長溝穴20′cに係合しており、該布くず案
内板を第12図の右方に付勢し、布くず案内板2
0′の突起20′eの上面が機枠にねじ71で固着
された固定片72の下面に係合させられ、ヒンジ
軸55を中心とするカバー土台56の開閉をロツ
クしている。
0′の長溝穴20′cに係合しており、該布くず案
内板を第12図の右方に付勢し、布くず案内板2
0′の突起20′eの上面が機枠にねじ71で固着
された固定片72の下面に係合させられ、ヒンジ
軸55を中心とするカバー土台56の開閉をロツ
クしている。
またカバー土台56のピン56gには、ばね7
3が嵌装されると共にストツパー係止片74が孔
部74aを介して回動自在に嵌装され、Eリング
75でスラスト止めされると共に該ストツパー係
止片は、ばね73により第12図の時計方向に付
勢され、ストツパー係止片74の爪74bが固定
片72の上面に72aに当接させられている。
3が嵌装されると共にストツパー係止片74が孔
部74aを介して回動自在に嵌装され、Eリング
75でスラスト止めされると共に該ストツパー係
止片は、ばね73により第12図の時計方向に付
勢され、ストツパー係止片74の爪74bが固定
片72の上面に72aに当接させられている。
(第2実施例の作用)
次に本発明の第2実施例の作用について説明す
る。第2図において、前カバー22′を操作部2
2′eに手を掛けて右方に移動させると、布くず
案内板20′は前カバー22に対して移動させら
れ、係止面57dがばね61に節度を持つて係止
させられた位置で該案内板が前カバー22′に対
して露出させられ、オーバクロツク縫時にメス2
1で切断された布くず等をミシン本体外に案内排
除することができる。
る。第2図において、前カバー22′を操作部2
2′eに手を掛けて右方に移動させると、布くず
案内板20′は前カバー22に対して移動させら
れ、係止面57dがばね61に節度を持つて係止
させられた位置で該案内板が前カバー22′に対
して露出させられ、オーバクロツク縫時にメス2
1で切断された布くず等をミシン本体外に案内排
除することができる。
布くず案内板20′を露出させると、操作部2
0′dも同時に露出させられ、操作部20′dを第
2図の右方に押すと、布くず案内板20′は長溝
穴20′a及び20′bを介して第13図の2点鎖
線で示す位置にスライドし、長溝穴20′c及び
ピン68bを介してストツパー68がピン64c
を中心に回動させられ、布くず案内板20′右方
へ移動により、突起20′eが固定片72から外
れるので、カバー土台56は前カバー22′及び
布くず案内板20′を伴つてヒンジ軸55を中心
にミシン本体の手前に開放することが可能とな
り、オーバロツク縫の準備及び補修等に便宜を図
ることができる。この場合ストツパー係止片74
の爪74bが固定片72の上面72aから離れる
ので、ばね73によるストツパー係止片74が回
動し、爪74bが布くず案内板20′の突起2
0′eの側面20′fに係合し、布くず案内板2
0′が、ばね73により第12図の右方に移動す
るのが阻止される。従つて布くず案内板20′は
前カバー22′に対してわずかにスライドした状
態で保持される。
0′dも同時に露出させられ、操作部20′dを第
2図の右方に押すと、布くず案内板20′は長溝
穴20′a及び20′bを介して第13図の2点鎖
線で示す位置にスライドし、長溝穴20′c及び
ピン68bを介してストツパー68がピン64c
を中心に回動させられ、布くず案内板20′右方
へ移動により、突起20′eが固定片72から外
れるので、カバー土台56は前カバー22′及び
布くず案内板20′を伴つてヒンジ軸55を中心
にミシン本体の手前に開放することが可能とな
り、オーバロツク縫の準備及び補修等に便宜を図
ることができる。この場合ストツパー係止片74
の爪74bが固定片72の上面72aから離れる
ので、ばね73によるストツパー係止片74が回
動し、爪74bが布くず案内板20′の突起2
0′eの側面20′fに係合し、布くず案内板2
0′が、ばね73により第12図の右方に移動す
るのが阻止される。従つて布くず案内板20′は
前カバー22′に対してわずかにスライドした状
態で保持される。
次に前カバー22′を布くず案内板20′と共に
ヒンジ軸54を中心に閉じていくと、再び固定片
72の上面72aでストツパー係止片74の爪7
4bが押され、爪74bが布くず案内板20′の
突起20′eの側面20′fから外れ、更に固定片
72の下面より突起20′eの上面20′fが下が
るので、布くず案内板20′はばね67により付
勢されたストツパー68のピン68bにより、長
溝20′cを介してスライド前の状態に戻る。
ヒンジ軸54を中心に閉じていくと、再び固定片
72の上面72aでストツパー係止片74の爪7
4bが押され、爪74bが布くず案内板20′の
突起20′eの側面20′fから外れ、更に固定片
72の下面より突起20′eの上面20′fが下が
るので、布くず案内板20′はばね67により付
勢されたストツパー68のピン68bにより、長
溝20′cを介してスライド前の状態に戻る。
オーバロツク縫の不使用時には前カバー22′
から露出し布くず等が付着した布くず案内板2
0′を、該前カバーの操作部22′dに手を掛けて
第3図の左方に移動させることにより前カバー2
2′で覆うことができる。
から露出し布くず等が付着した布くず案内板2
0′を、該前カバーの操作部22′dに手を掛けて
第3図の左方に移動させることにより前カバー2
2′で覆うことができる。
(効果)
以上のように本発明によれば、オーバロツク縫
時にメスで切断された布くず及び布ほこり等をミ
シン本体外に案内排出する布くず案内板をオーバ
ロツク縫時以外には前カバーで覆い、布くず等に
より被縫製物が汚れるのを防止することができる
と共に必要に応じて前記布くず案内板を前記前カ
バーと共にミシン本体に対して扉状に開閉できる
ようにしたので、オーバロツク縫の準備及び補修
のために便宜を図ることができる等、顕著な効果
が得られる。
時にメスで切断された布くず及び布ほこり等をミ
シン本体外に案内排出する布くず案内板をオーバ
ロツク縫時以外には前カバーで覆い、布くず等に
より被縫製物が汚れるのを防止することができる
と共に必要に応じて前記布くず案内板を前記前カ
バーと共にミシン本体に対して扉状に開閉できる
ようにしたので、オーバロツク縫の準備及び補修
のために便宜を図ることができる等、顕著な効果
が得られる。
図面は本発明の実施例に係り、第1図から第4
図は本発明の第1及び第2実施例に共通で、第1
図は本発明の装置を組み込んでなる複合ミシンの
正面図、第2図及び第3図は複合ミシンの斜視図
にして、第2図は本縫フリーアーム作業が可能な
状態、第3図はオーバロツク縫が可能な状態、第
4図は第1図のA矢視図、第5図から第11図は
本発明の第1実施例に係り、第5図は二段開閉型
前カバー装置の分解斜視図、第6図は第5図のB
矢視になる前記装置主要部の縦断面図、第7図は
第6図のC矢視断面図、第8図は第6図のD矢視
断面図、第9図は第6図のB矢視になる前記装置
主要部の縦断面図、第10図は第9図のE矢視断
面図、第11図は第9図のF矢視断面図、第12
図から第18図は本発明の第2実施例に係り、第
12図は二段開閉型前カバー装置の分解斜視図、
第13図は第12図のG矢視になる前記装置主要
部の縦断面図、第14図は第13図のH矢視断面
図、第15図は第13図のJ矢視断面図、第16
図は第13図のG矢視になる前記装置主要部の
図、第17図は第16図のK矢視図、第18図は
第16図のL矢視図である。 20,20′は布くず案内板、20d,20′d
はその操作部、22,22′は前カバー、28,
56はカバー土台である。
図は本発明の第1及び第2実施例に共通で、第1
図は本発明の装置を組み込んでなる複合ミシンの
正面図、第2図及び第3図は複合ミシンの斜視図
にして、第2図は本縫フリーアーム作業が可能な
状態、第3図はオーバロツク縫が可能な状態、第
4図は第1図のA矢視図、第5図から第11図は
本発明の第1実施例に係り、第5図は二段開閉型
前カバー装置の分解斜視図、第6図は第5図のB
矢視になる前記装置主要部の縦断面図、第7図は
第6図のC矢視断面図、第8図は第6図のD矢視
断面図、第9図は第6図のB矢視になる前記装置
主要部の縦断面図、第10図は第9図のE矢視断
面図、第11図は第9図のF矢視断面図、第12
図から第18図は本発明の第2実施例に係り、第
12図は二段開閉型前カバー装置の分解斜視図、
第13図は第12図のG矢視になる前記装置主要
部の縦断面図、第14図は第13図のH矢視断面
図、第15図は第13図のJ矢視断面図、第16
図は第13図のG矢視になる前記装置主要部の
図、第17図は第16図のK矢視図、第18図は
第16図のL矢視図である。 20,20′は布くず案内板、20d,20′d
はその操作部、22,22′は前カバー、28,
56はカバー土台である。
Claims (1)
- 1 オーバロツク専用ミシンまたは縫製機能の異
る二種の本縫機構およびオーバロツク縫機構を同
一機枠内に配設してなる複合ミシンのオーバロツ
ク縫機構部において、ミシン本体に対して扉状に
開閉自在で常時は閉状態に係止されたカバー土台
と、該カバー土台に対して摺動自在に取り付けら
れた布くず案内板と、前記カバー土台に対して摺
動自在に取り付けられ前記布くず案内板を覆う位
置と露出させる位置とに位置決めされる前カバー
とを備え、該前カバーが前記布くず案内板を露出
させる位置で該布くず案内板の操作部が露出する
と共に該操作部の摺動操作により該布くず案内板
が前記前カバー及び土台と共にミシン本体に対し
て扉状に開放可能になることを特徴とする二段開
閉型前カバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4168682A JPS58159783A (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | 二段開閉型前カバ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4168682A JPS58159783A (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | 二段開閉型前カバ−装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58159783A JPS58159783A (ja) | 1983-09-22 |
JPH0453556B2 true JPH0453556B2 (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=12615303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4168682A Granted JPS58159783A (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | 二段開閉型前カバ−装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58159783A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56151082A (en) * | 1980-04-24 | 1981-11-21 | Brother Ind Ltd | Composite type sewing machine |
JPS58138477A (ja) * | 1982-02-12 | 1983-08-17 | 蛇の目ミシン工業株式会社 | 複合ミシン |
-
1982
- 1982-03-18 JP JP4168682A patent/JPS58159783A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56151082A (en) * | 1980-04-24 | 1981-11-21 | Brother Ind Ltd | Composite type sewing machine |
JPS58138477A (ja) * | 1982-02-12 | 1983-08-17 | 蛇の目ミシン工業株式会社 | 複合ミシン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58159783A (ja) | 1983-09-22 |
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