JPH0453398Y2 - - Google Patents

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JPH0453398Y2
JPH0453398Y2 JP3184187U JP3184187U JPH0453398Y2 JP H0453398 Y2 JPH0453398 Y2 JP H0453398Y2 JP 3184187 U JP3184187 U JP 3184187U JP 3184187 U JP3184187 U JP 3184187U JP H0453398 Y2 JPH0453398 Y2 JP H0453398Y2
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roof
scaffolding
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scaffold
board
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は屋根工事用足場板に関するもので、
更に詳細には、例えば波形状スレート瓦にて形成
される屋根の補修・点検等の工事に使用される足
場板に関するものである。
[従来の技術] 一般に、波形状スレート瓦は、互いに重合され
て連続状に敷設されると共に、重合部である葺重
ねを固定ボルトにて固定して屋根を構成するよう
になつている。このように使用される波形状スレ
ート瓦は、葺重ねの隙間に生じる毛管圧・風圧・
風塵の定着肥厚等の雨漏りの原因となる要素を取
除き、かつ、葺重ね部分にエキスパンシヨンが働
くような納まりとなつているため、雨仕舞がよ
く、湾曲建築や振動の多い環境の建物に適すると
されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、この種の瓦は石綿セメント板にて形成
されているため、一般に強度的に脆く、また、経
年劣化等も相俟つて葺重ねの固定ボルトが緩む等
の問題があるので、瓦の破損時は勿論、定期的に
行う補修・点検作業において瓦の交換あるいは固
定ボルトの締付等を行う必要があつた。
しかしながら、スレート瓦は上述したように強
度的に脆いため、作業員は強度性のある母屋を選
択しながら屋根上を歩行して補修・点検作業を行
なければならず、そのため補修・点検作業が充分
にできず、しかも、作業に危険が伴うという問題
があた。
[問題点を解決するための手段] この考案は上記事情に鑑みなされたもので、上
記技術的課題を解決するために、屋根の所定位置
に載置されて作業者の足場を確保すると共に、屋
根の瓦、固定ボルトの補修・点検を可能にし、か
つ、万一、作業者が転落した場合の命綱の取付け
兼用の取手を設けたことを特徴とする屋根工事用
足場板を提供しようとするものである。
すなわち、この考案は、波形状屋根部材を互い
に重合して連続状に敷設すると共に、重合部を固
定ボルトにて固定して成る屋根に載置使用される
工事用足場板であつて、その隣接部間に上記固定
ボルトを位置せしめる長孔を有する一対の足場板
本体と、これら足場板本体の両端部を閉塞する塞
ぎ材と、上記足場板本体のいずれか一方の外側面
に命綱取付け兼用取手を突設して成ることを特徴
とする屋根工事用足場板を提供しようとするもの
である。
この考案において、上記長孔は両足場板本体間
に形成されて屋根の固定ボルトを位置するもので
あれば任意のものでよく、例えば、両足場板本体
を一体に形成し、その中間部を穿設して長孔を形
成してもよく、あるいは、一対の足場板本体間に
スペーサを介在固定して長孔を形成してもよい。
また、上記塞ぎ材は足場板本体の両端部を閉塞し
て保護するものであれば任意のものであつてもよ
いが、好ましくは一対の足場板本体の上下部を把
持する塞ぎ材本体と、この塞ぎ材本体の上下及び
左右を包囲する軟質性キヤツプとで構成する方が
よい。
更には、上記長孔内に屋根の固定ボルトが位置
するため、足場板は所定位置に載置固定される
が、好ましくは足場本体の下面の少なくとも両側
に2条の軟質性ビードを装着する方がよい。ま
た、足場板本体の上面は平坦状であつてもよい
が、好ましくは足場板本体の上面にスリツプ防止
用突起を多数突設して成る方がよい。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
上記のように、その隣接部に固定ボルトを位置
せしめる長孔を有する一対の足場板本体の両端部
に塞ぎ材を閉塞固定すると共に、足場板本体のい
ずれか一方の外側面に命綱取付け兼用取手を突設
することにより、屋根の固定ボルトを跨がせて足
場板が載置固定されて作業者の足場を確保でき、
また、作業者に繋がれている命綱の端部を取手に
繋着することにより、作業時あるいは屋根上での
歩行時の作業者の安全性を確保できる。
[実施例] 以下にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図はこの考案の足場板の第一実施例を示す
平面図、第2図はその底面図を示すもので、この
考案の足場板は、その隣接部間に屋根1の固定ボ
ルト2,2……を位置せしめる長孔12,12…
…を長手方向の中央付近に有する一対の足場板本
体10,10と、これら足場板本体10,10の
両端部を閉塞する塞ぎ材20と、足場板本体1
0,10のいずれか一方の外側面に突設される命
綱取付け兼用取手30とで構成されている。
上記足場板本体10は、第3図に示すように、
両側に中空矩形部14,14を有し、これら中空
矩形部14,14の上面同士を表面板16にて連
結した断面眼鏡状のアルミニウム製押出し形材に
て形成されており、そして、これら足場板本体1
0,10の隣接部間に適宜間隔をおいてアルミニ
ウム製角パイプにて形成されるスペーサ11,1
1……が溶接等の固定手段にて介在固定されて、
長孔12,12……が形成されている。この場
合、足場板本体10の外側の中空矩形部14の下
端部には断面ほぼC字状の嵌合溝18が長手通し
に設けられており、この嵌合溝18内に軟質塩化
ビニル製のビード13が嵌合されて、足場板が屋
根に載置された際の滑り止め機能を有している。
なおこの場合、ビード13は足場板の両側部に2
条装着された場合について説明したが、勿論、2
条のものに限定されるものではなく、その他の中
空矩形部14の下面にも同様に嵌合溝18を設
け、その嵌合溝18内に軟質性ビード13を嵌合
させてもよい。
なお、上記足場板本体10の表面板16には多
数のスリツプ防止用突起15,15……が突設さ
れている。この場合、スリツプ防止用突起15
は、例えば第5図に示すような頭截円錐状に形成
することが可能であるが、勿論、頭截円錐状以外
の形状のものであつてもよい。
上記塞ぎ材20は、第6図にし示すように、足
場板本体10,10の端部の上下部を把持して溶
接等の固定手段にて固定されるコ字状のアルミニ
ウム製塞ぎ材本体22と、この塞ぎ材本体22の
上下及び左右を包囲するネオプレンゴム製等の軟
質性キヤツプ24とで構成されている。
一方、上記命綱取付け兼用取手30は、例えば
ステンレス製パイプを折曲によりハツト状に形成
されると共に、その両端部が偏平状に形成されて
おり、その両偏平状部32,32をボルト34、
ナツト36をもつて一方の足場板本体10の外側
面のほぼ中心位置に固定されている。
上記のように構成されるこの考案の足場板を使
用するには、第7図に示すように、屋根を構成す
る波形状スレート瓦3,3……の重合部である葺
重ねに位置する固定ボルト2,2……を長孔1
2,12……に案内位置させるようにしてこの考
案の足場板を屋根上に載置し、そして、命綱取付
け兼用取手30に命綱9の端部に装着されたロツ
ク金具9aを繋着して使用する。なお、足場板は
命綱9を繋着したまま命綱取付け兼用取手30を
もつて屋根上を容易に持運ぶことができ、この場
合にも、作業者の転落事故を防止することができ
る。足場板を屋根の所定の位置に載置した状態に
おいて、足場板本体10,10の外側の中空矩形
部14の下面が波形状スレート瓦3の波形上面に
位置すると共に、ビード13が接触するので、傾
斜状の屋根のにおいても足場板はずれ落ちること
がなく、また、多少足場板がずれても長孔12,
12……内の固定ボルト2,2……が足場板本体
10に係合するので、それ以上のずれ落ちは防止
できる。なおこの場合、固定ボルト2は断面ほぼ
C字状の母屋4に係合されるJボルト5にナツト
6をねじ結合するものであつてもよく(第8図参
照)、あるいは、第9図に示すように、Jボルト
5の頂部に形成されたねじ孔7にねじ結合される
ボルト8にて波形状スレート瓦3,3の葺重ねを
固定するものであつてもよい。また、足場板の載
置状態は長孔12,12……内に固定ボルト2,
2……を位置させるものであればその状態は限定
されることはなく、例えば屋根の縦方向、横方向
あるいは斜め方向に載置することが可能である。
第10図はこの考案の第二実施例を示す断面図
で、一対の足場板本体とスペーサとの連結を溶接
以外の固定手段にて行うようにした場合である。
すなわち、両足場板本体10,10の隣接部間に
適宜間隔をおいて所定数のスペーサ11を介在さ
せた後、両足場板本体10,10の隣接側の中空
矩形部14,14とスペーサ11とを貫通する連
結ボルト40と、この連結ボルト40にねじ結合
する連結ナツト42にて連結固定するようにした
場合である。
第11図はこの考案の第三実施例を示す断面斜
視図で、スペーサを使用せずに長孔を形成した場
合である。すなわち、一対の足場板本体10,1
0の表面板16,16から延長する第1の連結部
17と、隣接する側の中空矩形部14,14の下
面から延長する第2の連結部19とをもつて両足
場板本体10,10を一体に形成た後、第1及び
第2の連結部17,19を穿設して長孔12,1
2……を形成するようにした場合である。
第12図及び第13図はこの考案の第四実施例
を示すもので、命綱取付け兼用取手の別の取付け
状態を示す概略平面図を示すものである。すなわ
ち、第12図は足場板本体10の外側面のほぼ全
域に渡つて命綱取付け兼用取手30を取付けて、
命綱9の端部に装着されるロツク金具9aの摺動
を容易にした場合であり、また、第13図は足場
板本体10の外側面の3箇所に命綱取付け兼用取
手30,30,30を取付けて選択的に命綱を取
付け可能にした場合である。
なお、上記第二実施例ないし第四実施例におい
て、その他の部分は上記第一実施例と同じである
ので、同一部分には同一符号を付してその説明は
省略する。
次に、この考案の足場板の強度実験を行つた結
果について説明する。
第14図は実験状態を示す説明図で、この考案
の足場板を高さ4.5m、勾配16°50′の屋根1に縦方
向に載置固定した場合で、作業者に想定した砂の
う50(75Kg)の中央に安全帯52を取付け、安
全帯52のロープ長さ2m、作業者の安全帯装着
高さ(腰の高さ:90cm)の2.9mとし、そして、
クレーン車51に搭載されたクレーン53の先端
から切離し金具55を有する吊りロープ57にて
吊持した後、切離し金具55を解除して砂のう5
0を落下させるようにしたものである。このよう
にして砂のう50を落下させるところ、足場板は
落下することなく砂のう50を宙吊り状態に維持
することができ、しかも、足場板本体10、取手
30は殆ど損傷を受けることがなく、再度使用可
能という良好な結果が得られた。
[考案の効果] 以上に説明したように、この考案の足場板によ
れば、その隣接部に固定ボルトを位置せしめる長
孔を有する一対の足場板本体の両端部に塞ぎ材を
閉塞固定すると共に、足場板本体のいずれか一方
の外側面に命綱取付け兼用取手を突設して成るた
め、以下のような効果が得られる。
1 屋根の固定ボルトを長孔内に位置した状態で
載置することができるので、使用中にずれ落ち
ることがなく、安全に屋根の補修・点検作業を
行うことができる。
2 屋根に突出する固定ボルトを長孔内に位置さ
せることが容易であるので、足場板を屋根上の
任意の方向に載置することができ、屋根工事の
能率向上を図ることができる。
3 足場板本体の外側面に命綱取付け兼用取手を
突設するので、命綱用ロープを繋着した状態で
作業を行うことができ、あるいは、屋根上を持
運べ、万一、作業者がスレート瓦を割つて転落
しても、足場板にて地上部への墜落を防止する
ことができ、作業の安全性を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の足場板の第一実施例を示す
平面図、第2図はその底面図、第3図は第1図の
−断面図、第4図はこの考案における命綱取
付け兼用取手を示す平面図、第5図は第1図の
−断面図、第6図はこの考案における塞ぎ材を
示す分解斜視図、第7図は使用状態を示す断面
図、第8図は第7図の−断面図、第9図は屋
根の固定ボルトの別の形態を示す一部断面側面
図、第10図はこの考案の第二実施例の断面図、
第11図はこの考案の第三実施例の断面図、第1
2図及び第13図はこの考案の第四実施例におけ
る命綱取付け兼用取手の別の形態を示す概略平面
図、第14図はこの考案の足場板の強度実験の状
態を示す説明図である。 符号説明、2……固定ボルト、10……足場板
本体、11……スペーサ、12……長孔、13…
…軟質性ビード、15……スリツプ防止用突起、
20……塞ぎ材、22……塞ぎ材本体、24……
軟質性キヤツプ、30……命綱取付け兼用取手。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 波形状屋根部材を互いに重合して連続状に敷
    設すると共に、重合部を固定ボルトにて固定し
    て成る屋根に載置使用される工事用足場板であ
    つて、その隣接部間に上記固定ボルトを位置せ
    しめる長孔を有する一対の足場板本体と、これ
    ら足場板本体の両端部を閉塞する塞ぎ材と、上
    記足場板本体のいずれか一方の外側面に命綱取
    付け兼用取手を突設して成ることを特徴とする
    屋根工事用足場板。 (2) 一対の足場板本体間にスペーサを介在固定し
    て長孔を形成して成ることを含む実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の屋根工事用足場板。 (3) 塞ぎ材を、一対の足場板本体の上下部を把持
    する塞ぎ材本体と、この塞ぎ材本体の上下及び
    左右を包囲する軟質性キヤツプとで構成して成
    ることを含む実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の屋根工事用足場板。 (4) 足場本体の下面の少なくとも両側に2条の軟
    質性ビードを装着して成ることを含む実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の屋根工事用足場
    板。 (5) 足場板本体の上面にスリツプ防止用突起を多
    数突設して成ることを含む実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の屋根工事用足場板。
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JP5139710B2 (ja) * 2007-04-17 2013-02-06 株式会社カシワバラ・コーポレーション スレート屋根用足場板
JP5383613B2 (ja) * 2010-09-02 2014-01-08 ホリー株式会社 仮設足場用階段枠

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