JPH0453164Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0453164Y2 JPH0453164Y2 JP1986094235U JP9423586U JPH0453164Y2 JP H0453164 Y2 JPH0453164 Y2 JP H0453164Y2 JP 1986094235 U JP1986094235 U JP 1986094235U JP 9423586 U JP9423586 U JP 9423586U JP H0453164 Y2 JPH0453164 Y2 JP H0453164Y2
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- JP
- Japan
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- magnetic pole
- rotor
- arcuate
- skew
- magnetic
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、回転電機用の回転子、特に磁極部の
弧状部に平面状の裁断面を形成してスキユーを与
えるようにした回転電機用の転子に関する。
弧状部に平面状の裁断面を形成してスキユーを与
えるようにした回転電機用の転子に関する。
従来から、発電機や電動機などの電機におい
て、回転子の磁極部にスキユーを形成して、出力
波形歪を防止したり磁気音やトルク変動を抑制す
ることが行われている。
て、回転子の磁極部にスキユーを形成して、出力
波形歪を防止したり磁気音やトルク変動を抑制す
ることが行われている。
第３図は従来の回転子の一例を示している。図
中の符号１は回転軸、２は磁極部、３は回転子コ
ア、４，５は夫々回転子巻線、６，７は夫々ボビ
ン、１７はバインド線、８はスペーサ、９，１０
は夫々駒を表している。また１１，１２は夫々ス
キユー形成部を表している。
中の符号１は回転軸、２は磁極部、３は回転子コ
ア、４，５は夫々回転子巻線、６，７は夫々ボビ
ン、１７はバインド線、８はスペーサ、９，１０
は夫々駒を表している。また１１，１２は夫々ス
キユー形成部を表している。
回転子コア３は夫々固定子の内周面に対向する
弧状部をそなえており、当該回転子コア３が積層
されて弧状端面をそなえた磁極部２が形成されて
いる。即ち突極が形成されている。回転子巻線
４，５は、図示の場合、２個所に配置されてもう
けれらたボビン６，７内に巻回されており、上記
磁極部２に磁極を生成せしめる。
弧状部をそなえており、当該回転子コア３が積層
されて弧状端面をそなえた磁極部２が形成されて
いる。即ち突極が形成されている。回転子巻線
４，５は、図示の場合、２個所に配置されてもう
けれらたボビン６，７内に巻回されており、上記
磁極部２に磁極を生成せしめる。
磁極部２には、スキユー形成部１１，１２がも
うけられていて、いわゆるスキユーを形成せしめ
ている。図示の如く、従来の構成においては、ス
キユー形成部１１，１２を形成するに当たつて、
固定子の内周面に対向する回転子弧状部の側端を
プレス加工あるいは切削によつて切欠き、磁極部
２の弧状端面における切欠き部分の大きさが回転
軸１の軸方向に順次変化するように形成されてい
る。
うけられていて、いわゆるスキユーを形成せしめ
ている。図示の如く、従来の構成においては、ス
キユー形成部１１，１２を形成するに当たつて、
固定子の内周面に対向する回転子弧状部の側端を
プレス加工あるいは切削によつて切欠き、磁極部
２の弧状端面における切欠き部分の大きさが回転
軸１の軸方向に順次変化するように形成されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第３図Ａ図示の如き従来の構成の場合、図から
判る如く、スキユー形成部１１，１２は回転軸１
の軸線方向に対して一定角度だけ傾斜させるよう
にし、かつ、弧状部分の弦に対しては略直交させ
て裁断し取除いた形となつている。
判る如く、スキユー形成部１１，１２は回転軸１
の軸線方向に対して一定角度だけ傾斜させるよう
にし、かつ、弧状部分の弦に対しては略直交させ
て裁断し取除いた形となつている。
このために、固定子の内周面に例えば第３図Ｂ
に示すように36個のスロツトが形成されているも
のとし、磁極部２の弧状端面が12スロツト分をカ
バーしているものとするとき、当該弧状端面がカ
バーするスロツト個数が実質上減少し、かつ、ス
キユー形成部１１，１２で磁極が急に欠落したと
同じ形となる。したがつて、第３図図示の如き従
来の構成の場合、発電機の例で言えば回転子コア
の積層方向にはスキユー効果があるものの、固定
子のスロツトとスキユー形成部１１，１２の半径
方向の交叉角度が大きいために、磁気の急激な変
化を生じて、新たな磁気音、トルク変動、出力波
形歪の原因となる場合があつた。
に示すように36個のスロツトが形成されているも
のとし、磁極部２の弧状端面が12スロツト分をカ
バーしているものとするとき、当該弧状端面がカ
バーするスロツト個数が実質上減少し、かつ、ス
キユー形成部１１，１２で磁極が急に欠落したと
同じ形となる。したがつて、第３図図示の如き従
来の構成の場合、発電機の例で言えば回転子コア
の積層方向にはスキユー効果があるものの、固定
子のスロツトとスキユー形成部１１，１２の半径
方向の交叉角度が大きいために、磁気の急激な変
化を生じて、新たな磁気音、トルク変動、出力波
形歪の原因となる場合があつた。
本考案は上記の点を解決しているものであり、
第１図Ａ，Ｂ，Ｃは夫々本考案の概念を説明する
概念図を示している。
第１図Ａ，Ｂ，Ｃは夫々本考案の概念を説明する
概念図を示している。
第１図Ａ，Ｂ，Ｃは夫々回転子コア３を裁断し
た態様を示し、夫々下方の図は回転子コアが積層
されて形成されている回転子を図示矢印Ｐの方向
からみた図を示している。
た態様を示し、夫々下方の図は回転子コアが積層
されて形成されている回転子を図示矢印Ｐの方向
からみた図を示している。
図示の場合、磁極部２を構成する弧状端面の側
端部に、図示符号１１，１２にて示すスキユー形
成部に磁極部２の弧状部の弦に対して交叉角度θ1
（又はθ2）が鈍角な第１図図示の如き平面状の裁
断面を形成するようにしている。当該裁断面の大
きさｌは、固定子に36個のスロツトが存在し、か
つ磁極部２が12個のスロツトをカバーしているも
のとするとき、１ないし４スロツト分に対応する
大きさと考えてよい。
端部に、図示符号１１，１２にて示すスキユー形
成部に磁極部２の弧状部の弦に対して交叉角度θ1
（又はθ2）が鈍角な第１図図示の如き平面状の裁
断面を形成するようにしている。当該裁断面の大
きさｌは、固定子に36個のスロツトが存在し、か
つ磁極部２が12個のスロツトをカバーしているも
のとするとき、１ないし４スロツト分に対応する
大きさと考えてよい。
第１図Ａ図示のように磁極部２の弧状部分と弦
と裁断面の交叉角度がθ1の場合には、スキユー形
成部１１，１２が、個々の回転子コアにおける弧
状部をいわば接線方向に裁断した形に形成されて
いる。そして、固定子の内周面と磁極部２との間
の間隙の大きさが、上記スキユー形成部１１，１
２において、磁極部２の弧状端面の個所にくらべ
て異なつた値をもつようになつている。また第１
図Ｂ，Ｃのように交叉角度θ2の場合には裁断部分
を大きくして裁断端部P2，Q2と固定子内周面と
の隙間（エアギヤツプ）がQ2→P2と順次大きく
なるように形成されている。また、特に第１図Ｃ
では軸方向全体にわたつてスキユー形成部が裁断
形成されている。
と裁断面の交叉角度がθ1の場合には、スキユー形
成部１１，１２が、個々の回転子コアにおける弧
状部をいわば接線方向に裁断した形に形成されて
いる。そして、固定子の内周面と磁極部２との間
の間隙の大きさが、上記スキユー形成部１１，１
２において、磁極部２の弧状端面の個所にくらべ
て異なつた値をもつようになつている。また第１
図Ｂ，Ｃのように交叉角度θ2の場合には裁断部分
を大きくして裁断端部P2，Q2と固定子内周面と
の隙間（エアギヤツプ）がQ2→P2と順次大きく
なるように形成されている。また、特に第１図Ｃ
では軸方向全体にわたつてスキユー形成部が裁断
形成されている。
本考案の場合には上記のように回転子に、スキ
ユー形成部１１，１２をもうけているため、磁極
部２のスキユー角度を大きくとれることから、従
来よりも多くの固定子スロツトと交叉するように
形成できるため、交叉時の磁気変化が緩慢とな
り、磁気音、トルク変動と低減できると共に出力
波形歪が少なくなり、さらに磁極部２の磁気面積
が広くとれるために固定子、回転子間の磁気抵抗
が減少し、出力能率が向上する。また、スキユー
形成部１１，１２の端部によつて、大きな遠心力
の作用するコイルボビン端部を支持することもで
きる。ちなみに、本考案によれば発電機の場合を
例にとると、第３図図示の如きスキユー形成部に
した場合にくらべて、約３％程度出力が増大す
る。
ユー形成部１１，１２をもうけているため、磁極
部２のスキユー角度を大きくとれることから、従
来よりも多くの固定子スロツトと交叉するように
形成できるため、交叉時の磁気変化が緩慢とな
り、磁気音、トルク変動と低減できると共に出力
波形歪が少なくなり、さらに磁極部２の磁気面積
が広くとれるために固定子、回転子間の磁気抵抗
が減少し、出力能率が向上する。また、スキユー
形成部１１，１２の端部によつて、大きな遠心力
の作用するコイルボビン端部を支持することもで
きる。ちなみに、本考案によれば発電機の場合を
例にとると、第３図図示の如きスキユー形成部に
した場合にくらべて、約３％程度出力が増大す
る。
第２図は本考案の回転子の一実施例構成を示し
ている。図中の符号は第３図に対応している。
ている。図中の符号は第３図に対応している。
第２図図示の構成と第３図図示の従来の構成と
を比較してみると判る如く、磁極部２がカバーす
る範囲（固定子上のスロツトと対向する大きさ）
が、スキユー形成部１１，１２をもうけていない
場合にくらべて第２図図示の場合のように交叉角
度θ1の場合には実質上変化していない。また、交
叉角度θ2の場合にも従来（第３図）よりもずつと
多くなつている。さらに、交叉角度θ2の場合、裁
断端部Q2→P2と順次エアギヤツプが大きくなる
ため、磁気分布が一様に順次増減できるように構
成できるので、波形歪、磁気音、トルク変動等の
抑制の効果が大きい。また、前述の交叉角度θ1の
場合であつても、磁極部２の中心のエアギヤツプ
よりも端部のエアギヤツプが大きくなるように弧
状部の曲率を変えて形成するものでは、交叉角度
θ2のものと同様に近い効果が得られる。そして、
このようなスキユー形成部１１，１２を形成する
に当たつては、磁極部２の弧状端面に弧状部の弦
に対して鈍角となるように平面状の裁断面を、例
えば切削加工あるいはプレス加工によつて形成す
れば足りる。
を比較してみると判る如く、磁極部２がカバーす
る範囲（固定子上のスロツトと対向する大きさ）
が、スキユー形成部１１，１２をもうけていない
場合にくらべて第２図図示の場合のように交叉角
度θ1の場合には実質上変化していない。また、交
叉角度θ2の場合にも従来（第３図）よりもずつと
多くなつている。さらに、交叉角度θ2の場合、裁
断端部Q2→P2と順次エアギヤツプが大きくなる
ため、磁気分布が一様に順次増減できるように構
成できるので、波形歪、磁気音、トルク変動等の
抑制の効果が大きい。また、前述の交叉角度θ1の
場合であつても、磁極部２の中心のエアギヤツプ
よりも端部のエアギヤツプが大きくなるように弧
状部の曲率を変えて形成するものでは、交叉角度
θ2のものと同様に近い効果が得られる。そして、
このようなスキユー形成部１１，１２を形成する
に当たつては、磁極部２の弧状端面に弧状部の弦
に対して鈍角となるように平面状の裁断面を、例
えば切削加工あるいはプレス加工によつて形成す
れば足りる。
以上説明した如く、本考案によれば、スキユー
形成部として弧状端面にこの弧状部の弦に対して
鈍角に交叉するように、平面状の裁断面を形成せ
しめればよく、加工が容易であり、また磁極部が
カバーする範囲を従来のスキユーに比較して多く
とることができ、さらに、スキユー形成部で、回
転に伴う大きな遠心力の作用するコイルボビン端
部を補強支持することもできる。
形成部として弧状端面にこの弧状部の弦に対して
鈍角に交叉するように、平面状の裁断面を形成せ
しめればよく、加工が容易であり、また磁極部が
カバーする範囲を従来のスキユーに比較して多く
とることができ、さらに、スキユー形成部で、回
転に伴う大きな遠心力の作用するコイルボビン端
部を補強支持することもできる。
第１図Ａ，Ｂ，Ｃは夫々本考案の概念を説明す
る概念図、第２図は本考案の一実施例構成、第３
図は従来例を示す。 図中、１は回転軸、２は磁極部、３は回転子コ
ア、４，５は夫々回転子巻線、１１，１２は夫々
スキユー形成部を表す。
る概念図、第２図は本考案の一実施例構成、第３
図は従来例を示す。 図中、１は回転軸、２は磁極部、３は回転子コ
ア、４，５は夫々回転子巻線、１１，１２は夫々
スキユー形成部を表す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 円筒状の固定子の内周面に対向する弧状端面を
そなえた磁極部と、当該磁極部に対して磁極を生
成せしめる回転子巻線とを有する回転電機用の回
転子において、 上記弧状部の側端部を該弧状部の弦に対して鈍
角な直線状に裁断すると共に、この裁断量を回転
軸方向にわたつて順次連続的に増加させていくこ
とによつて前記磁極部にスキユーを形成するよう
に構成した ことを特徴とする回転電機用の回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986094235U JPH0453164Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986094235U JPH0453164Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63658U JPS63658U (ja) | 1988-01-06 |
| JPH0453164Y2 true JPH0453164Y2 (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=30957498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986094235U Expired JPH0453164Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0453164Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5561260A (en) * | 1978-10-31 | 1980-05-08 | Kokusan Denki Co Ltd | Method of manufacturing rotor iron core for rotary electric machine |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS635415Y2 (ja) * | 1979-04-20 | 1988-02-15 |
-
1986
- 1986-06-20 JP JP1986094235U patent/JPH0453164Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5561260A (en) * | 1978-10-31 | 1980-05-08 | Kokusan Denki Co Ltd | Method of manufacturing rotor iron core for rotary electric machine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63658U (ja) | 1988-01-06 |
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