JPH0452803B2 - - Google Patents

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JPH0452803B2
JPH0452803B2 JP9317185A JP9317185A JPH0452803B2 JP H0452803 B2 JPH0452803 B2 JP H0452803B2 JP 9317185 A JP9317185 A JP 9317185A JP 9317185 A JP9317185 A JP 9317185A JP H0452803 B2 JPH0452803 B2 JP H0452803B2
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JP
Japan
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freezing
frozen
tube
core
sampling
Prior art date
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Expired
Application number
JP9317185A
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English (en)
Other versions
JPS61251742A (ja
Inventor
Yorio Makihara
Munenori Hatanaka
Yoshio Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP9317185A priority Critical patent/JPS61251742A/ja
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、土木、建築の分野において、各種
構造物の設計に際して必要とされる、特に地下3
〜10m位の浅層の砂質及び礫を含む砂礫質地盤の
物理特性、力学特性を調べるため実施される浅層
土質試料の凍結サンプリング方法に関する。
(従来技術とその問題点など) 従来、凍結法を応用した砂質地盤のサンプリン
グ法としては、 複数の凍結管を地盤中に設置して周辺地盤を
大きく凍結させ、前記凍結管群に囲まれた領域
から凍結試料を採取する法、 単一の凍結管を地盤中に設置して同管の外周
地盤を適切な厚さだけ凍結させ、しかる後に同
凍結管を中心として同管ごと凍結土をコアサン
プリングし、これを解体して乱されていないと
思われる領域を土質試料として採取する方法、 の2通りがある。
しかし、上記の方法の場合、次のような欠点
があつた。
(a) 複数の凍結管に囲まれた領域は、凍結の進行
に伴ない地下水が閉じ込められて最終的に排水
ができないか又は排水が非常にしにくい状態で
凍結することになり、このため凍結時の体積膨
張により試料が乱される可能性が極めて大き
い。
(b) 採取すべき土質試料の体積に比べて、凍結さ
れた地盤の体積が数倍も大きいため、非効率的
で経済性が悪い。
また、上記の方法の場合は、次のような欠点
があつた。
(c) 凍結外管を中心として、同凍結外管の設置に
より乱された領域も含めて、凍結外管の外形の
略6〜8倍ぐらいの直径をもつ大口径シングル
コアチユーブにより凍結土をコアサンプリング
するため、コアチューブのみならず切削用マシ
ーンも大型化しコスト高になる。その上、コア
抜きする作業時間が長くなり、凍結試料の融解
の心配がある。
(d) 試料として必要でない、乱された領域の凍結
土も合一に採取する点に無駄がある。
(e) 採取した凍結土を解体して必要な大きさの試
料を取り出す作業が面倒である。
(発明の目的) そこで、この発明の目的は、地下3〜10m位の
浅層土質試料を、乱されていない領域のみから必
要なだけの大きさのものとして採取することが可
能であり、従つて、コアチユーブや切削用マシー
ンを小形化でき、コアサンプリングに必要な時間
を短縮できると共に冷凍試料の解体が容易で、経
済性の高い構成に改良した浅層土質試料の凍結サ
ンプリング方法を提供することにある。
(発明の構成) 上記目的を達成するために、この発明の浅層土
質試料の凍結サンプリング方法は、 (イ) 対象地盤中の所定深さまで、冷凍外管を設置
するための穴を掘る工程と、 (ロ) 前記穴中に凍結外管を設置すると共に同凍結
外管内の中心部に凍結内管を設置し、その外周
には試料採取深さ(凍結土)の上限位置に達す
る断熱管を挿入し設置する工程と、 (ハ) 前記凍結内管を通じて液体窒素あるいはエタ
ノールとドライアイスの混合体の如き冷媒を供
結し、凍結外管の外周地盤を必要な厚さまで凍
結させる工程と、 (ニ) 前記凍結土に向つて凍結外管とほぼ平行に、
かつ、凍結土の上端位置に達する穴を掘り、こ
の穴を通じてダブルコアチユーブを挿入し、前
記凍結土を非凍結部までコア抜き切削してコア
サンプリングを行い、しかる後コアチユーブを
地上に引き上げる工程と、 より成る構成としている。
(実施例) さらに、図示した実施例に基いて詳細に説明す
る。
第1図は、試料を採取すべき対象地盤Aについ
て、凍結外管設置用の穴1を地下3m〜10m位
(但し、この深さの限りではない。後々のコアサ
ンプリングの切削精度が確信される深さであれば
さらに深くとも可)の深さまで略垂直に掘つた段
階を示している。この穴1の直径は、凍結外管の
外径(通常50〜70位)より若干大きいものと
されている。
第2図は、前記穴1中に凍結外管2を挿入し設
置した段階を示している。この凍結外管2は、試
料採取深さDの上限D1より以上の浅い部分を断
熱性のある厚肉塩化ビニル鑑2aとし、これより
深い部分は熱伝導性の良い金属製(例えば鉄製)
の管2bをもつて構成し、両管2aと2bはねじ
継手により一連に連結されている。
また、この凍結外管2の下端には、蓋体として
断熱性の塩化ビニル丸棒8が固着されている。こ
の塩ビ丸棒8には、上下方向に例えば2cm位のピ
ツチで3個(但し3個に限らない)の熱電対10…
が地盤の凍結厚さ確認用として設置されている。
即ち、地盤の凍結が進むと、各熱電対10…が深さ
方向に順に零度を検出してゆくので、凍結厚さを
確認できるのである。
第3図は、前記凍結外管2内の中心部軸方向
に、外径が16〜20位のステンレス製又は塩化
ビニル製の凍結内管3を挿入して設置した段階を
示している。この凍結内管3は約2m位のモジユ
ール長さの短管をねじ継手により一連に結合して
所望長さのものとなし、その下端が上記凍結外管
2の蓋体8に対しおよそ20〜30cm位にまで近接す
る状態に設置されている。
第4図は、上記凍結内管3の外周に、外形が
40〜50、内径が35〜45位で塩化ビニル製の
断熱管4を設置した段階を示している。この断熱
管4は、およそ試料採取深さDの上限位置D1
達する長さのものとして設置されている。また、
この段階で凍結外管2の上端を密封し、同凍結外
管2の地上部分に冷媒の出口ノズル6が取り付け
られる。
第5図は、凍結内管3を通じて冷媒たる液体窒
素N2を供結し、凍結外管2内を上昇した冷媒は
出口ノズル6から導出させつつ凍結外管2の外周
地盤、特に試料採取深さ部分Dの外周地盤を必要
な厚さまで凍結させた段階を示す。
即ち、凍結内管3の下端から噴出し凍結外管2
側へ流入した冷媒は、凍結外管2を構成する熱伝
導性の良い金属製の管2bの管壁を通じて同管2
の外周地盤から効率良く熱を奮い、もつて試料採
取深さD部分の地盤の凍結を急速に進行させる。
それも水平方向の一次元凍結であるから排水条件
が良く、凍結に伴なう悪影響(特に体積膨張によ
る乱れ)を防ぐことができ、また、凍結コストが
小さくて済むのである。地盤の必要凍結厚さは通
常300〜500位であり、その厚さは熱電対10に
より地上においてほぼ正確に確認(検出)するこ
とができる。
他方、前記試料採取深さDより以浅の部分は、
第1に凍結内管3を断熱管4で包囲せしめ、第2
に凍結外管2も断熱性の良い塩ビ管2aで形成し
ているので、周囲地盤を凍結させるロスは軽微で
ある。
かくして、試料採取深さDの部分にのみ限定し
て凍結させる結果、凍結コストを低減できること
は勿論、後々の凍結試料のコアサンプリングが、
全深度凍結の場合に比して著るしく容易なものと
なるのである。
第6図は、上記の如くして形成した凍結土aに
向つて地表面から凍結外管2と略平行に凍結土a
の上端位置に達する穴5を掘り、この穴5を通じ
てダブルコアチユーブ11を挿入し、当該凍結土
aをその下端の非凍結部に貫通するまでコア抜き
切削をしたコアサンプリングの段階を示してい
る。
穴5の掘削は、通常の泥水工法にて行なう。穴
5の直径は、ダブルコアチユーブ11の外径より
若干大きい程度とされている。また、穴5は凍結
土aにおける乱されていない領域、即ち凍結管2
の表面から同凍結外管2の外径程度離れた領域に
向つて設けられている。
ダブルコアチユーブ11は、既に知られている
通りインナーチユーブ11aとアウターチユーブ
11bとを相互に回転自在の関係で組合せた構成
のものであり、アウターチユーブ11bの閉じら
れた上端面に、地上の図示省略した切削用マシン
にて駆動される中空シヤフト9が固着されてい
る。該ダブルコアチユーブ11の外径は採取試料
の直径に応じて通常70〜400ぐらいとされてい
る。
このダブルコアチユーブ11によるコアサンプ
リングに際し、コア抜き切削を容易になさしめる
ため前記中空シヤフト9を通じて適温の循環水
(低温不凍の循環泥水)を供給する。
かくしてダブルコアチユーブ11によりコアサ
ンプルング結果、 第1に凍結試料に直接前記コア抜き切削を容易
になさしめるための冷却循環水が当らない(凍結
試料はインナーチユーブ11aにより包み込まれ
保護された状態にある)から、凍結試料は融けに
くく乱されないものを採取できる。
第2に、凍結試料の脱落は、インターチユーブ
11aのキヤツチヤーで防ぐことができる。
かくして、ダブルコアチユーブ11によるコア
抜き切削を、凍結土aを貫通してその下の非凍結
部まで行なつたならば、コアチユーブ11を地上
に引き上げる。そして、コアチユーブ11を解体
し、中の凍結土を土質試料として採取するので
る。即ち、採取した土質試料は、上述の如く乱さ
れていない領域のものであるから、そのままそつ
くり試料として提供できるのである。
(作用効果) 以上に実施例と併せて詳細に説明してとおりで
あつて、この発明に係る浅層土質試料の凍結サン
プリング方法によれば、コアサンプリングの際の
コア抜き切削の精度が確認される比較的浅い地層
について、全く乱されていない高品質の土質試料
を必要なだけ採取することができる。
従つて、凍結試料のコアサンプリングに必要な
コアチユーブ11の直径試料は直径とほぼ等しく
てよく小さいので、ひいては切削用マシーンが小
形で済み、コストダウンが図れる。
そして、引き上げた土質試料は、供試体として
必要なだけの大きさに切断するだけでよく、即ち
解体が極めて容易である。また、解体に必要なス
ペースの縮小化と時間の短縮、器具の小形化図る
ことが可能であり、コストダウンが図れる。
しかも、確実に、かつ実験にとつて形のよい試
料を採取でき、試料の整形を容易にするこができ
る。
また、単一の凍結管による水平方向の一次元凍
結であるから、複数管による場合に比して地盤凍
結に必要な冷媒量を低減させられ、時間の短縮と
コストダウンを図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの発明の凍結サンプリング
方向を実施する枢要な工程図を順に示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 凍結外管2設置用の穴1を掘る工程と、 (ロ) 前記穴1の中に凍結外管2を設置すると共に
    同凍結外管2の中に凍結内管3を設置し、その
    外周には試料採取深さDの上限位置D1に達す
    る断熱管4を挿入し設置する工程と、 (ハ) 前記凍結内管3を通じて冷媒を供給し、もつ
    て凍結外管2の外周地盤を必要な厚さまで凍結
    させる工程と、 (ニ) 前記凍結土aの所望の部位に向つて、かつ、
    凍結土aの上端位置に達する穴5を堀り、この
    穴5を通じてダブルコアチユーブ11を挿入し
    前記凍結土aを非凍結部までコア抜き切削をし
    てしてコアサンプリングを行ない、しかる後に
    コアチユーブ11を地上に引き上げる工程と、 から成ることを特徴とする浅層土質試料の凍結サ
    ンプリング方法。 2 特許請求の範囲第1項に記載した凍結外管2
    は試料採取深さDの上限位置D1より浅い部分は
    断熱性の管2aとし、それより深い部分は熱伝導
    性のよい管2bで構成されている浅層土質試料の
    凍結サンプリング方法。 3 特許請求の範囲第1項に記載した凍結外管2
    は、その下端部に断熱性の蓋体8を備え、この蓋
    体8に地盤の凍結厚さを確認する熱電対10を具
    備している浅層土質試料の凍結サンプリング方
    法。 4 特許請求の範囲第1項に記載したダブルコア
    チユーブ7によりコアサンプリングを行なう工程
    は、同ダブルコアチユーブ7に適切な温度の循環
    泥水を供給しつつ行なう浅層土質試料の凍結サン
    プリング方法。
JP9317185A 1985-04-30 1985-04-30 浅層土質試料の凍結サンプリング方法 Granted JPS61251742A (ja)

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