JPH0452007Y2 - - Google Patents

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JPH0452007Y2
JPH0452007Y2 JP1987163258U JP16325887U JPH0452007Y2 JP H0452007 Y2 JPH0452007 Y2 JP H0452007Y2 JP 1987163258 U JP1987163258 U JP 1987163258U JP 16325887 U JP16325887 U JP 16325887U JP H0452007 Y2 JPH0452007 Y2 JP H0452007Y2
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die
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feeder
powder compact
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  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は下部に球面を有する粉末成形体を加圧
成形するプレス装置に関する。
(従来の技術) セラミツクス製品の製造において粉末成形体を
成形するためには、セラミツクス粉末を加圧成形
するプレス装置が広く用いられている。
このプレス装置は、ダイ、上パンチおよびダイ
の孔部に挿入する下パンチを備え、セラミツクス
粉末をダイの孔部に充填し、上パンチの下降によ
りダイの孔部に充填されたセラミツクス粉末を加
圧して粉末成形体を成形するものである。
そして、このプレス装置ではフイーダを用いて
セラミツクス粉末をダイの孔部に自動的に供給す
る方式が採用されている。フイーダは粉末タンク
から供給されるセラミツクス粉末を受けるもの
で、ダイの表面上を移動可能に設けられている。
すなわち、プレス成形時にはダイが孔部から離れ
た位置に待機して、粉末タンクから供給されたセ
ラミツクス粉末を溜めておき、プレス成形終了後
にフイーダ駆動装置によりフイーダをダイ上で前
進移動させて孔部の開口に位置させ、フイーダ内
のセラミツクス粉末を孔部に注入し、その後に駆
動装置でフイーダを孔不から待機位置まで後退す
るものである。
しかして、セラミツクス製品は機械構造部品に
広く使用されており、高温条件下で使用する玉軸
受に用いる球体も、優れた耐摩耗性および高温強
度を有する窒化けい素などのセラミツクスで形成
している。
そして、このセラミツクスからなる球体の製造
においても、プレス装置によりセラミツクス粉末
を加圧して球形をなす粉末成形体を成形すること
が行われている。この場合、プレス装置では半球
状をなす成形面をなす上パンチおよび下パンチを
用いてセラミツクス粉末を球形に成形する。この
際上パンチ及び下パンチは間隙に粉末が存在する
ため接触できない。したがつて成形体は完全な球
状でなく側面に帯状の突出部を有する形状とな
る。
しかして、このように球形をなす粉末成形体を
プレス装置により加圧形成する場合、成形した球
形の粉末成形体をダイの孔部から取り出す(パン
チアウト)ために、孔部にセラミツクス粉末を供
給すフイーダを利用することが行われている。す
なわち、プレス成形を終えると、上パンチをダイ
の孔部から引き上げるとともに、成形した球形の
粉末成形体を成形部で支える下パンチをダイの孔
部内で上昇させ粉末成形体をその半分が孔部の開
口からダイの上面に突出するように位置させる。
この状態で待機位置にあつたフイーダを粉末供給
すべく孔部に向けて移動させる。フイーダが孔部
の開口の縁部に達した時に開口から突出している
粉末成形体の上半部に側方から衝突して粉末成形
体に孔部から押出すように外力を加え、さらにフ
イーダが孔部の開口の真上まで移動することによ
り粉末成形体全体を下パンチの成形部から外して
孔部の外部へ押し出す。ここで、粉末成形体と下
パンチの成形部とは球面で組合さつているので、
粉末成形体に側方から水平方向の力を加えると粉
末成形体が下パンチの成形部から外れる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このようにプレス装置において
球形の粉末成形体をフイーダを用いてダイの孔部
から取り出す場合には、次のような問題がある。
すなわち、粉末成形体は上下パンチによりセラミ
ツクス粉末を加圧して成形しただけであるからも
ろく外力が加わると崩れ易い。また、粉末成形体
の下半部は下パンチの成形部に密着して外れにく
い。そこへ、粉末成形体をパンチアウトするため
に、フイーダがダイの孔部まで移動して孔部から
突出している粉末成形体の上半部に衝突すると、
このフイーダの衝撃力により粉末成形体の上半部
が孔部の内部で下パンチの成形部に密着している
下半部から破断して粉末成形体が破損することが
ある これに対してフイーダの移動速度を遅くして粉
末成形体に衝突する力を弱める対策が考えられる
が、この場合は実際上粉末成形体の取出しが困難
となる。
本考案は前記事情に基づいてなされたもので、
下部が球面をなす粉末成形体をダイの孔部から破
損させることなく容易に取出すことができるプレ
ス装置を提供することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段と作用) 前記目的を達成するために本考案のプレス装置
は、ダイと、上パンチおよび前記ダイの孔部に配
置され球面をなす粉末成形部を有する下パンチ
と、前記ダイの上面に前記孔部に対して接離する
方向に移動可能に設けられ粉末タンクからの粉末
を受けて前記ダイの孔部に供給するフイーダと、
このフイーダにおける前記ダイの孔部と対応する
部分に設けられ且つ上部が突出してなる緩衝体と
を具備したことを特徴とするものである。
すなわち、フイーダがダイ面上を移動して孔部
に達すると、フイーダに取付けた緩衝体が、下パ
ンチに支持されて孔部からダイ面上に突出してい
る粉末成形体の部分に当り、フイーダの粉末成形
体に対する衝撃力を緩和できる。
ここで緩衝体の成形体との接触面は緩衝体の上
部が突出した形状となつているので、成形体が押
し出される際の支点と成形体の中心点を結ぶ延長
線より上方の面で接触する。
(実施例) 以下本考案の実施例について説明する。
第1図および第2図は本考案のプレス装置の一
実施例を示している。この実施例は球形をなすセ
ラミツクス粉末成形体を成形するものである。
図中1は孔部2を有するダイ、3は下端に半球
面をなす成形部3aが形成された上パンチ、4は
上端に半球面をなす成形部4aが形成された下パ
ンチで、この下パンチ4はダイ1の孔部2内に昇
降自在に設けられてる。また、上パンチ3と下パ
ンチ4は図示しない油圧式や機械式の上下駆動装
置により上下動される。5はフイーダで、図示し
ない粉末タンクにホース6を介して接続されてい
る。フイーダ5は図示しないフイーダ駆動装置に
よりダイ1の上面上を孔部2に対して接離する方
向に移動される。
また、7は緩衝体で、フイーダ5におけるダイ
1の孔部2に対面する部分に取付けられている。
この緩衝体7は軟質ゴム、シリコンゴム、スポン
ジなどの衝撃吸収性を有する一般的な材料で形成
されており、且つ緩衝体7は接着剤により接着な
どの一般的な手段によりフイーダ5に取付けられ
ている。緩衝体7の成形体との接触面7aは、成
形体Aが押し出される際の支点Aaと成形体の中
心点Abを結ぶ延長線より上方の面で接触するよ
う上部が突出した形状とする。
このように構成したプレス装置は、第1図で示
すように上パンチ3をダイ1の孔部2の内部まで
下降し、孔部2に充填されているセラミツクス粉
末を加圧して、上パンチ3および下パンチ4の成
形部3,4の間で球形をなす粉末成形体Aを成形
する。この場合、フイーダ5はダイ1の孔部2か
ら離れた位置で待機し、粉末タンクからホース6
を介して一定量のセラミツクス粉末の供給を受け
ている。
次いで、第2図で示すように粉末成形体Aの成
形を終了する上パンチ3をダイ1の上方まで上昇
させ、同時に下パンチ4を上昇させて、下パンチ
4の成形部4aで支持されている球形の粉末成形
体Aの略半分をダイ1の孔部2の開口から突出さ
せる。そして、フイーダ5を待機位置から孔部2
の開口まで移動させる。フイーダ5における孔部
2と対向する部分に設けた緩衝体7はフイーダ5
と一緒に移動し、フイーダ5が孔部2に接近する
と、緩衝体7の成形体との接触面7aが孔部2か
ら突出している粉末成形体Aの成形体Aが押し出
される際の支点Aaと成形体の中心点Abを結ぶ延
長線より上方の面で衝突して粉末成形体Aに対し
て側方より回転力を与える外力を加える。この場
合、緩衝体7は前端面が粉末成形体Aの外周面に
沿つた面に変形し、且つ緩衝体全体が図示のよう
にたわむ。すなわち、緩衝体7がフイーダ5によ
る粉末成形体Aへの衝撃力の作用を緩和してい
る。そして、粉末成形体Aは衝撃体7の移動によ
り下パンチ4の成形面4aからAaを支点として
回転しながら外れて孔部2の開口に向けて押し上
げられ、さらに孔部2の開口からフイーダ移動方
向前方に向けてダイ1の上面に向けて押しざされ
る。ここで、図示するように孔部2の前方に位置
するダイ1の上面の一部に傾斜した通路1aを成
形してあると、緩衝体7により孔部2から押し出
された粉末成形体Aはこの傾斜通路1aに沿つて
図示しない粉末受け部に転がりながら移動する。
その後、フイーダ5が孔部2の開口に位置して溜
めておいたセラミツクス粉末を孔部2に注入し、
再び待機位置に後退する。
この動作を繰返して球形の粉末成形体Aを連続
して形成する。
しかして、このうよにして粉末成形体Aをダイ
1の孔部2から取り出す方法は、剛性材料からな
るフイーダ5が粉末成形体Aに直接衝突せず緩衝
対5が粉末成形体Aに接触するので、フイーダ5
の粉末成形体Aに対する衝撃力が緩衝体7により
大幅に緩和される。そして、緩衝体7が柔らかく
包むようにして接触するとともに、粉末成形体A
に回転力を与えて粉末成形体Aを孔部2から押し
出す。従つて、粉末成形体Aは破損せずに無理な
く全体が孔部2から取り出すことができる。
なお、この実施例では球形をなす粉末成形体を
成形する場合を対象にしている。しかし、これに
限定されずに、底部が球面であつて、プレス成形
後に側方から力を加えることにより下パンチから
外れてダイの孔部から取り出すことができる粉末
成形体を成形する場合に広く適用できて効果を得
ることができる。
また、この実施例ではセラミツクス粉末からな
る粉末成形体を対象にしたが、金属粉末からなる
粉末成形体をプレス成形する場合にも対象にでき
る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のプレス装置によれ
ば、底部が球面をなす粉末成形体を破損させずに
容易に取り出すことができ、球形をなす粉末成形
体をプレス成形する場合に大変有効である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のプレス装置の一実施例を示し、
第1図は粉末成形体の成形状態を示す断面図、第
2図は粉末成形体の取り出し状態を示す断面図で
ある。 1……ダイ、2……孔部、3……上パンチ、4
……下パンチ、5……フイーダ、7……緩衝体、
7a……成形体との接触面、A……粉末成形体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイと、上パンチおよび前記ダイの孔部に配置
    され球面をなす粉末成形部を有する下パンチと、
    前記ダイの上面に前記孔部に対して接離する方向
    に移動可能に設けられ粉末タンクからの粉末を受
    けて前記ダイの孔部に供給するフイーダと、この
    フイーダにおける前記ダイの孔部に対応する部分
    に設けられ、かつ上部が突出してなる緩衝体とを
    具備してなるプレス装置。
JP1987163258U 1987-10-26 1987-10-26 Expired JPH0452007Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987163258U JPH0452007Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

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JP1987163258U JPH0452007Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

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Publication Number Publication Date
JPH0168804U JPH0168804U (ja) 1989-05-08
JPH0452007Y2 true JPH0452007Y2 (ja) 1992-12-08

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ID=31447825

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509003A (ja) * 1973-05-10 1975-01-30

Patent Citations (1)

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JPS509003A (ja) * 1973-05-10 1975-01-30

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JPH0168804U (ja) 1989-05-08

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