JPH0451438B2 - - Google Patents
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- JPH0451438B2 JPH0451438B2 JP58017560A JP1756083A JPH0451438B2 JP H0451438 B2 JPH0451438 B2 JP H0451438B2 JP 58017560 A JP58017560 A JP 58017560A JP 1756083 A JP1756083 A JP 1756083A JP H0451438 B2 JPH0451438 B2 JP H0451438B2
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- coal
- coal dust
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Description
大型石炭サイロでは炭じん爆発、ガス爆発、自
然発火等の重大事故が生ずる危険性がある。従つ
てこれらが万が一にも発生しないように厳重な防
災管理を行なう必要がある。 貯炭期間の短い(1週間以内)サイロでは幸い
に自然発火が起こることは考えられず管理対象と
しなくてよいものの、炭じんの発生は、石炭サイ
ロでは50メートルにも及ぶ高所から石炭を投入す
るために大きな問題となつている。また可燃ガス
としてメタンガスが石炭から発生するのでこの対
策も問題なのである。 炭じんまたはガスが爆発する条件としては浮遊
炭じんまたはガスの濃度が爆発範囲で、かつ着火
源が存在することがあげられる。爆発防止対策と
しては電気設備を防爆仕様にすることも当然なが
ら、炭じんおよび可燃ガスの濃度を爆発下限界以
下に抑えることが重要である。このため、管理基
準としては、炭じんの場合はその爆発下限界濃度
50g/m3であるので、通常の石炭受入基地におけ
る設備機器のハンドリングの環境状態と同程度の
0.1g/m3を管理基準とすれば全く問題ない。ま
た可燃ガス(メタンガス)の管理基準としてはそ
の爆発下限界濃度5%の1/10の値である0.5%を
設定する。 炭じんに関してはこの管理基準を越した時には
散水による加湿を行ない炭じん濃度を低減せしめ
る。可燃ガスに関しては上記管理基準を越した時
には換気を行ないこれを低減せしめるのである。 なお、上記の防災管理に加えて、温度(管理基
準50℃)検知を行ない自然発火の防止、一酸化炭
素、濃度(管理基準100ppm)および酸素濃度
(管理基準18%)を測定し作業環境汚染の防止、
出口炭じん濃度(管理基準0.01g/m3)を測定し
て大気汚染の防止を計るようにすることもでき
る。 以下本発明を添付図面に例示したその好適な実
施例について詳述する。 第1図は3万トンサイロの実施例を示すもの
で、検出対象は炭じん、可燃ガス(メタンガス)、
温度、一酸化炭素、酸素である。 サイロ1の頂部には受入れコンベヤ7又は投入
シユート7′が設けてあり、この頂部にはまた集
じん装置としてバグフイルタ8と、換気装置への
ダクト9が配設してある。受入れコンベヤ7には
図面左方に示すように貯水槽14とこれからのび
る散水装置13が設けてあり、受入れコンベヤ7
上の石炭に随時適量の散水ができるようにしてあ
る。 サイロ底部には払出しコンベヤ11と換気装置
へのダクト10が配設してある。 検出対象である温度は、●印で示すごとく検出
器4をサイロ内部各所に配置して検出するように
してある。一酸化炭素(CO)ガスは▲印で示す
ごとく各所に配置した検出器6で検出する。メタ
ン(CH4)ガスは■印で示すごとく各所に配置し
て検出器3により検出する。酸素(O2)は◆印
で示すごとく各所に配置した検出器5で検出す
る。炭じんは同様に印で示すごとく各所に配置
した検出器2により検出する。符号15はその集
中監視自動制御室である。 この場合の防災対象、検出項目、危険値、管理
基準および防止方法を第1表に示す。またこの実
施例における測定機器の詳細を第2表に示す。
然発火等の重大事故が生ずる危険性がある。従つ
てこれらが万が一にも発生しないように厳重な防
災管理を行なう必要がある。 貯炭期間の短い(1週間以内)サイロでは幸い
に自然発火が起こることは考えられず管理対象と
しなくてよいものの、炭じんの発生は、石炭サイ
ロでは50メートルにも及ぶ高所から石炭を投入す
るために大きな問題となつている。また可燃ガス
としてメタンガスが石炭から発生するのでこの対
策も問題なのである。 炭じんまたはガスが爆発する条件としては浮遊
炭じんまたはガスの濃度が爆発範囲で、かつ着火
源が存在することがあげられる。爆発防止対策と
しては電気設備を防爆仕様にすることも当然なが
ら、炭じんおよび可燃ガスの濃度を爆発下限界以
下に抑えることが重要である。このため、管理基
準としては、炭じんの場合はその爆発下限界濃度
50g/m3であるので、通常の石炭受入基地におけ
る設備機器のハンドリングの環境状態と同程度の
0.1g/m3を管理基準とすれば全く問題ない。ま
た可燃ガス(メタンガス)の管理基準としてはそ
の爆発下限界濃度5%の1/10の値である0.5%を
設定する。 炭じんに関してはこの管理基準を越した時には
散水による加湿を行ない炭じん濃度を低減せしめ
る。可燃ガスに関しては上記管理基準を越した時
には換気を行ないこれを低減せしめるのである。 なお、上記の防災管理に加えて、温度(管理基
準50℃)検知を行ない自然発火の防止、一酸化炭
素、濃度(管理基準100ppm)および酸素濃度
(管理基準18%)を測定し作業環境汚染の防止、
出口炭じん濃度(管理基準0.01g/m3)を測定し
て大気汚染の防止を計るようにすることもでき
る。 以下本発明を添付図面に例示したその好適な実
施例について詳述する。 第1図は3万トンサイロの実施例を示すもの
で、検出対象は炭じん、可燃ガス(メタンガス)、
温度、一酸化炭素、酸素である。 サイロ1の頂部には受入れコンベヤ7又は投入
シユート7′が設けてあり、この頂部にはまた集
じん装置としてバグフイルタ8と、換気装置への
ダクト9が配設してある。受入れコンベヤ7には
図面左方に示すように貯水槽14とこれからのび
る散水装置13が設けてあり、受入れコンベヤ7
上の石炭に随時適量の散水ができるようにしてあ
る。 サイロ底部には払出しコンベヤ11と換気装置
へのダクト10が配設してある。 検出対象である温度は、●印で示すごとく検出
器4をサイロ内部各所に配置して検出するように
してある。一酸化炭素(CO)ガスは▲印で示す
ごとく各所に配置した検出器6で検出する。メタ
ン(CH4)ガスは■印で示すごとく各所に配置し
て検出器3により検出する。酸素(O2)は◆印
で示すごとく各所に配置した検出器5で検出す
る。炭じんは同様に印で示すごとく各所に配置
した検出器2により検出する。符号15はその集
中監視自動制御室である。 この場合の防災対象、検出項目、危険値、管理
基準および防止方法を第1表に示す。またこの実
施例における測定機器の詳細を第2表に示す。
【表】
* 労動安全衛生規則 ** 目視でき
ない程度
ない程度
【表】
サイロ内へ石炭を投入する時には原則として常
に集じん装置を運転する。 サイロ内等において炭じんまたはメタンガス濃
度が管理基準以上になつた場合は警報が出され、
集じん装置8または換気装置(ダクト9,10に
つながる)を運転する。 サイロ貯炭の場合、野積貯炭で問題となる炭じ
んの飛散はないが、なお集じん装置の排気口より
出る空気中の炭じん濃度を、炭じんが目視できな
い濃度(0.01g/m3)以下にするために集じん効
率の高いバグフイルタを採用している。 サイロ内へ石炭を投入した場合、石炭容積×α
の空気量が石炭とともにサイロ内に供給され、こ
の空気は炭じんを伴なつてサイロ外へ放出される
ため、大気汚染防止のために集じん装置が必要な
のである。集じん装置の換気容量はサイロ内へ石
炭とともに供給される空気をサイロ外へ放出し、
また発生する浮遊炭じんの濃度を管理基準(0.1
g/m3)以下にできるように設定した。 石炭は貯蔵時に気圧の低下や貯炭温度の上昇に
よりメタンを発生する。メタンは空気に比べて軽
いためサイロ内天井部に蓄積し易いが、温度勾配
によつては逆にサイロ下部トンネル内に流出する
ことがある。サイロ内天井部のメタンの希釈は集
じん装置の換気で十分対応できるが、トンネル内
に流出するメタンの希釈のために換気装置を配置
する必要があるのである。サイロ下部トンネル内
の換気容量は発生するメタンガス濃度を管理基準
(0.5%)以下にできるように設定する。 第2図の実施例は3万トンサイロ1基に炭じん
および可燃ガスのみの検知を行なう場合のもの、
第3図は1.5万トンサイロ2基について同様に炭
じんおよび可燃ガスの検出を行なう実施例を示す
もので、第1図に示した部分と同じ部分について
は同じ符号で示したのでその詳細説明を省略す
る。また貯水槽、散水装置については図示を省略
した。 以上本発明を添付図面に例示したその好適な実
施例について詳述したが、本発明はその精神を逸
脱しないで幾多の変化変形がなし得ることはもち
ろんである。
に集じん装置を運転する。 サイロ内等において炭じんまたはメタンガス濃
度が管理基準以上になつた場合は警報が出され、
集じん装置8または換気装置(ダクト9,10に
つながる)を運転する。 サイロ貯炭の場合、野積貯炭で問題となる炭じ
んの飛散はないが、なお集じん装置の排気口より
出る空気中の炭じん濃度を、炭じんが目視できな
い濃度(0.01g/m3)以下にするために集じん効
率の高いバグフイルタを採用している。 サイロ内へ石炭を投入した場合、石炭容積×α
の空気量が石炭とともにサイロ内に供給され、こ
の空気は炭じんを伴なつてサイロ外へ放出される
ため、大気汚染防止のために集じん装置が必要な
のである。集じん装置の換気容量はサイロ内へ石
炭とともに供給される空気をサイロ外へ放出し、
また発生する浮遊炭じんの濃度を管理基準(0.1
g/m3)以下にできるように設定した。 石炭は貯蔵時に気圧の低下や貯炭温度の上昇に
よりメタンを発生する。メタンは空気に比べて軽
いためサイロ内天井部に蓄積し易いが、温度勾配
によつては逆にサイロ下部トンネル内に流出する
ことがある。サイロ内天井部のメタンの希釈は集
じん装置の換気で十分対応できるが、トンネル内
に流出するメタンの希釈のために換気装置を配置
する必要があるのである。サイロ下部トンネル内
の換気容量は発生するメタンガス濃度を管理基準
(0.5%)以下にできるように設定する。 第2図の実施例は3万トンサイロ1基に炭じん
および可燃ガスのみの検知を行なう場合のもの、
第3図は1.5万トンサイロ2基について同様に炭
じんおよび可燃ガスの検出を行なう実施例を示す
もので、第1図に示した部分と同じ部分について
は同じ符号で示したのでその詳細説明を省略す
る。また貯水槽、散水装置については図示を省略
した。 以上本発明を添付図面に例示したその好適な実
施例について詳述したが、本発明はその精神を逸
脱しないで幾多の変化変形がなし得ることはもち
ろんである。
第1図は本発明方法の好適な1実施例の立面
図、第2図および第3図はその変形例の同様な図
である。 1……サイロ、2,3,4,5,6……検出
器、7……受入れコンベヤ、8……集じん装置、
9,10……ダクト、11……払出しコンベヤ、
13……散水装置、14……貯水槽、15……集
中監視自動制御室。
図、第2図および第3図はその変形例の同様な図
である。 1……サイロ、2,3,4,5,6……検出
器、7……受入れコンベヤ、8……集じん装置、
9,10……ダクト、11……払出しコンベヤ、
13……散水装置、14……貯水槽、15……集
中監視自動制御室。
Claims (1)
- 1 大型石炭サイロ内部に炭じん濃度を検出する
炭じん計と可燃ガス濃度を検出するガス検知器と
を配設し、前記炭じん計によつて検出される炭じ
ん濃度がおおよそ0.1g/m3の管理基準を越えた
時、散水装置14,13を作動させこれにより加
湿すると共に、集じん装置8および換気装置9,
10を作動させこれによる集じん換気を行うこと
により炭じん濃度を管理基準以下とし、可燃ガス
濃度がおおよそ0.5%の管理基準を越えた時、換
気装置9,10を作動させこれにより可燃ガス濃
度を管理基準以下とすることを特徴とする、大型
石炭サイロの防災管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58017560A JPS59152191A (ja) | 1983-02-07 | 1983-02-07 | 大型石炭サイロの防災管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58017560A JPS59152191A (ja) | 1983-02-07 | 1983-02-07 | 大型石炭サイロの防災管理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59152191A JPS59152191A (ja) | 1984-08-30 |
JPH0451438B2 true JPH0451438B2 (ja) | 1992-08-19 |
Family
ID=11947293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58017560A Granted JPS59152191A (ja) | 1983-02-07 | 1983-02-07 | 大型石炭サイロの防災管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59152191A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007083379A1 (ja) * | 2006-01-20 | 2007-07-26 | Taiheiyo Cement Corporation | セメント製造用原燃料製造設備及びセメント製造工場並びに廃棄物のセメント原燃料化方法 |
JP5004607B2 (ja) * | 2007-02-09 | 2012-08-22 | 中国電力株式会社 | 火力発電所における石炭状態管理システム |
KR102445678B1 (ko) * | 2020-12-03 | 2022-09-23 | 한국석유관리원 | 석탄 저장시설로부터 메탄가스의 회수 및 자원화 방법 및 시스템 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822204A (ja) * | 1981-07-30 | 1983-02-09 | Kobe Steel Ltd | 石炭槽の自然発火防止および消火方法 |
-
1983
- 1983-02-07 JP JP58017560A patent/JPS59152191A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822204A (ja) * | 1981-07-30 | 1983-02-09 | Kobe Steel Ltd | 石炭槽の自然発火防止および消火方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59152191A (ja) | 1984-08-30 |
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