JPH0451336Y2 - - Google Patents

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JPH0451336Y2
JPH0451336Y2 JP1986025465U JP2546586U JPH0451336Y2 JP H0451336 Y2 JPH0451336 Y2 JP H0451336Y2 JP 1986025465 U JP1986025465 U JP 1986025465U JP 2546586 U JP2546586 U JP 2546586U JP H0451336 Y2 JPH0451336 Y2 JP H0451336Y2
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temperature
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constant
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solenoid valve
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は庫内が例えば−80℃乃至−140℃等の
一定の凍結温度に冷却維持される超低温槽等の恒
温庫の補助冷却装置に関する。
(ロ) 従来の技術 従来此種恒温庫の補助冷却装置は例えば出願人
の先の出願に係る実公昭58−9163号公報に示され
ている。特に此種超低温槽としての恒温庫は理化
学実験・研究施設に於いて細菌や細胞若しくは血
液等の生体資料の永久的保存等に用いられるもの
であるが、極めて低い温度を実現するために、通
常極めて複雑な機械式冷凍装置が用いられる。従
つて機械の故障の発生率も高く、斯かる場合また
は停電した場合或いは庫内温度調節器が故障した
場合等には冷凍装置が不動作となつて庫内温度が
上昇し、貯蔵している貴重な生体資料が腐敗して
しまう問題がある。これを解決するために前記公
報では液化炭酸ガスボンベを予め準備しておき、
前述の如き故障発生時にはそれを庫内の異常温度
上昇として検出し、電磁弁を開いて液化炭酸ガス
を庫内に導入し、そこで蒸発せしめ、庫内の温度
上昇を阻止する構成が採られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 斯かる恒温庫は研究施設においては複数台用い
られるのが普通であり、それぞれに対して前述の
液化炭酸ガスボンベを設けていると設置スペース
上の問題が生ずる。又、これを避けるために単一
のボンベから複数の供給管路を引き出してそれぞ
れを恒温庫に接続し、それぞれの管路に電磁弁を
介設して補助冷却装置を構成する事も考えられる
が、これでは同時に複数の恒温庫に異常が発生し
た場合に複数の電磁弁が開放されることになる
為、ボンベ内圧力の低下により液化炭酸ガスの供
給不良が異常を来たしたすべての恒温庫内で発生
し、すべての貯蔵資料が腐敗してしまう問題が生
ずる。又、同時に電磁弁を駆動することは電源の
容量不足による動作不良の危険性が生ずるため、
電源を大型化しなければならない問題が生ずる。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は斯かる問題点を解決するために、液化
ガス源15と複数の恒温庫2,3,4の庫内とを
連通する複数の供給管路16A,16B,16C
中にそれぞれ電磁弁18,19,20を介設する
と共に制御装置22を設け、制御装置22には恒
温庫2,3,4の優先順位を設定し、又、恒温庫
2,3,4の庫内の異常高温情報を入力し、両者
に基づいて電磁弁18,19,20を択一的に開
放する様にしたものである。
(ホ) 作用 本考案によれば液化ガス源を集中化できるため
設置スペースの縮少が図れる。又、電磁弁の同時
駆動が防止される。更に優先順位の設定によつて
最も貴重な資料の安全が確実となる。
(ヘ) 実施例 次に図面において本願の実施例を説明する。第
1図は本願補助冷却装置1の設置状態を説明する
図である。2,3,4は研究施設に設置された恒
温庫の実施例としての超低温槽であり、それぞれ
別々の冷凍装置5,6,7によつて貯蔵室2A,
3A,4A内は例えばそれぞれ−135℃等の超低
温に冷却される。8,9,10は上部開口を閉じ
る扉である。貯蔵室2A,3A,4A内は図示し
ない温度制御装置によつて例えばそれぞれ−133
℃から−135℃の間に冷却維持される。11,1
2,13はそれぞれ貯蔵室2A,3A,4A内の
異常高温を検出するためのセンサーである。15
は液化ガス源としての液体窒素ボンベであり、ボ
ンベ15より引き出された供給管路としてのパイ
プ16は分岐点Pより三本のパイプ16A,16
B,16Cに分かれ、それぞれ貯蔵室2A,3
A,4A内に一端を開口している。18,19,
20はパイプ16A,16B,16Cの途中にそ
れぞれ設けられた電磁弁であり、通電されて開放
され、貯蔵室2A,3A,4A内に液体窒素が供
給され冷却される事になる。
次に第2図に補助冷却装置1用の電気回路図を
示す。22は制御装置であり、比較回路23,2
4,25、フリツプフロツプFF1,FF2,FF3
発光ダイオードLED1,LED2,LED3、インバー
タ26,27,ANDゲート28,29、及びド
ライバ30,31,32から構成される。比較回
路23,24,25にはそれぞれセンサー11,
12,13の出力が入力され、比較回路23,2
4,25はそれに基づき、例えば貯蔵室2A,3
A,4A内の温度が−130℃に上昇した時に出力
を高電位(以下「H」と称す。)とし、その状態
から−135℃に低下した時に出力を低電位(以下
「L」と称す。)とするものである。比較回路2
3,24,25の出力にはフリツプフロツプ
FF1,FF2,FF3のセツト端子が接続され、それ
ぞれの出力と接地間にはそれぞれ発光ダイオード
LED1,LED2,LED3が接続される。又、比較回
路23の出力はドライバ30に入力せられ、ドラ
イバ30は比較回路23の出力が「H」となると
出力を発生して電磁弁18に通電する。比較回路
23の出力は更にインバータ26を介してAND
ゲート28及び29に入力される。比較回路24
の出力は、更にANDゲート28に入力され、
ANDゲート28の出力はドライバ31に入力さ
れると共に、インバータ27を介してANDゲー
ト29に入力される。ドライバ31はANDゲー
ト28の出力が「H」となつて出力を発生し、電
磁弁19に通電する。比較回路25の出力は更に
ANDゲート29に入力され、ANDゲート29の
出力はドライバ32に入力される。ドライバ32
はANDゲート29の出力が「H」となつて出力
を発生し電磁弁20に通電する。制御装置22に
は停電時用に図示しない所定のバツテリー電源が
用意される。
次に補助冷却装置1の動作を説明する。今、超
低温槽2,3,4の冷凍装置5,6,7が正常に
動作している状態では各貯蔵室2A,3A,4A
内は−135℃と−133℃の間に制御されている。従
つて制御装置22の比較回路23,24,25の
出力は何れも「L」となつているため、ANDゲ
ート28,29の出力も「L」であり、従つて電
磁弁18,19,20は何れも閉じている。又、
フリツプフロツプFF1,FF2,FF3もリセツトさ
れていて、発光ダイオードLED1,LED2,LED3
も全て消灯している。
この状態で例えば超低温槽4の冷凍装置7の故
障等によつて貯蔵室4A内の温度が上昇し−130
℃になると比較回路25の出力が「H」となりフ
リツプフロツプFF3をセツトして発光ダイオード
LED3を点灯し、超低温槽4の異常を使用者に知
らせる。同時に、比較回路23とANDゲート2
8の出力が共に「L」であればドライバ32が電
磁弁20を開いて液体窒素を貯蔵室4A内へ供給
し、温度が−135℃に低下するまで供給を続け、−
135℃で終了すると共に再び−130℃に上昇すれば
供給を開始する。以後使用者が修理のための作業
を開始するまでこれを繰り返えす。又、超低温槽
3に異常が発生して貯蔵室3A内の温度が−130
℃まで上昇すると比較回路24の出力が「H」と
なつてフリツプフロツプFF2をセツトして発光ダ
イオードLED2を点灯し使用者に超低温槽3の異
常を警告し、同時に比較回路23の出力が「L」
であればドライバ31によつて電磁弁19を開
き、同様に液体窒素の供給動作を超低温槽3に対
して行う。又、超低温槽2が異常となつて貯蔵室
2A内の温度が−130℃に上昇した時には比較回
路23は出力を「H」としてフリツプフロツプ
FF1をセツトして発光ダイオードLED1を点灯し、
ドライバ30によつて電磁弁18を開き、同様に
貯蔵室2A内へ液体窒素を供給する。これによつ
て各超低温槽2,3,4内の貯蔵物の腐敗は防止
されるものである。
次に超低温槽4が異常を来たして電磁弁20を
開き液体窒素を供給している状態で、超低温槽3
が異常を来たした時にはANDゲート28の出力
が「H」となるためANDゲート29の出力が
「L」に反転し、電磁弁20は閉じる。一方、電
磁弁19は開いて液体窒素は超低温槽3に供給さ
れる様になる。即ち、超低温槽3の冷却が優先さ
れる。又、超低温槽2が異常を来たして比較器2
3の出力が「H」になつた時も同様に電磁弁20
が閉じ、電磁弁18が開いて超低温槽2の冷却が
優先される。
又、超低温槽3が異常となつてANDゲート2
8の出力が「H」となり、電磁弁19が開いて貯
蔵室3Aへの液体窒素の供給が行われている時
に、超低温槽2が異常を来たした時にも比較回路
23の出力が「H」となつてインバータ26の出
力が「L」となるので、電磁弁19は閉じ、電磁
弁18は開いて超低温槽2に優先的に液体窒素が
供給される。
以上の様に制御装置22には優先順位が設定さ
れており、超低温槽4よりも3を、更に3よりも
2の冷却を優先し択一的に電磁弁20,19,1
8を開放することになる。従つてボンベが単一で
あつても最も貴重な資料を超低温槽2に収納する
様にしておけば、該資料の保存は確実に行われ
る。又、同時に二個若しくは三個の電磁弁が開く
ことがないので、ボンベ15内の圧力低下による
液体窒素の供給不足は生じず、又、同時通電によ
る電磁弁の動作不良の発生する危険性もない。
尚、異常事体が二個の超低温槽に同時に発生し
た時には上位の方の冷却が優先されるのである
が、下位の方の発光ダイオードは点灯するので異
常自体は知らしめる事はできる。又、上位の方の
電磁弁が閉じれば下位の方の電磁弁が開くので、
下位の超低温槽の冷却も差程損われないものであ
る。又、以上の動作は停電によつて全ての超低温
槽が異常になつた時にも実行される。
(ト) 考案の効果 本考案によれば複数の恒温庫を単一の液化ガス
源によつて補助冷却できるので、設置スペースの
削減とコストの低減を図れる。又、同時に複数の
電磁弁が開放される事がないので、液化ガス源内
の圧力低下や、電源容量の不足によつて冷却不足
が発生する事が無く、全ての恒温庫内の貯蔵物品
が腐敗する等の事故を未然に防げる。更に、電磁
弁は優先順位に基づいて開放されるため、最も貴
重な物品を最優先の恒温庫に収納しておく事によ
り該物品の腐敗は確実に防止される等、実用的効
果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
各図は本考案の実施例を示すもので、第1図は
超低温槽と補助冷却装置の設置状態を説明する
図、第2図は補助冷却装置の電気回路図である。 1……補助冷却装置、2,3,4……超低温
槽、15……液体窒素ボンベ、16A,16B,
16C……パイプ、18,19,20……電磁
弁、22……制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液化ガス源と、庫内が冷凍装置にてそれぞれ冷
    却される複数の恒温庫と、前記液化ガス源と前記
    複数の恒温庫の庫内をそれぞれ連通する複数の供
    給管路と、該複数の供給管路中にそれぞれ介設さ
    れた複数の電磁弁と、前記複数の恒温庫のそれぞ
    れの庫内の異常高温情報を入力して前記複数の電
    磁弁を制御する制御装置とから成り、該制御装置
    は前記複数の恒温庫の所定の優先順位と前記異常
    高温情報に基づいて前記複数の電磁弁を択一的に
    開放する事を特徴とする恒温庫の補助冷却装置。
JP1986025465U 1986-02-24 1986-02-24 Expired JPH0451336Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5916767U (ja) * 1982-07-19 1984-02-01 川惣電材工業株式会社 電気半田ごて

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5916767U (ja) * 1982-07-19 1984-02-01 川惣電材工業株式会社 電気半田ごて

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JPS62138174U (ja) 1987-08-31

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