JPH0450846B2 - - Google Patents
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- JPH0450846B2 JPH0450846B2 JP58227017A JP22701783A JPH0450846B2 JP H0450846 B2 JPH0450846 B2 JP H0450846B2 JP 58227017 A JP58227017 A JP 58227017A JP 22701783 A JP22701783 A JP 22701783A JP H0450846 B2 JPH0450846 B2 JP H0450846B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D39/00—Filtering material for liquid or gaseous fluids
- B01D39/14—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
- B01D39/16—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of organic material, e.g. synthetic fibres
- B01D39/1607—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of organic material, e.g. synthetic fibres the material being fibrous
- B01D39/1623—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of organic material, e.g. synthetic fibres the material being fibrous of synthetic origin
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D17/00—Separation of liquids, not provided for elsewhere, e.g. by thermal diffusion
- B01D17/02—Separation of non-miscible liquids
- B01D17/0208—Separation of non-miscible liquids by sedimentation
- B01D17/0214—Separation of non-miscible liquids by sedimentation with removal of one of the phases
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、主として水中に分散する油性分を有
効に除去するフエルト状フイルターの製造方法に
関するものである。
効に除去するフエルト状フイルターの製造方法に
関するものである。
従来のフエルト状フイルターでは、水中にエマ
ルジヨン化して浮遊する油性分の除去は不可能で
あつた。
ルジヨン化して浮遊する油性分の除去は不可能で
あつた。
本発明は、以上の点に鑑みてなしたもので、水
中にエマルジヨンとなつて分散する油成分でも、
水とは分離して有効に捕捉し得るフイルターの製
造方法を提供することを目的とするものである。
中にエマルジヨンとなつて分散する油成分でも、
水とは分離して有効に捕捉し得るフイルターの製
造方法を提供することを目的とするものである。
すなわち、本発明に係るフイルターの製造方法
は、予じめ疏水若しくは揆水加工が施こされた油
吸着性の粉末とフエルト状フイルターの繊維と凝
集剤とを混合浮上槽8内に放出し、該混合浮上層
8内の懸濁液中に高圧の空気飽和水を放出する事
によつて発生するマイクロ気泡を前記繊維の周縁
に付着せしめて該繊維を浮上させることにより多
量の微細空間を含む繊維層を混合浮上槽8の水面
上に形成せしめ、該繊維層を脱水、乾燥せしめて
なることを特徴としている。
は、予じめ疏水若しくは揆水加工が施こされた油
吸着性の粉末とフエルト状フイルターの繊維と凝
集剤とを混合浮上槽8内に放出し、該混合浮上層
8内の懸濁液中に高圧の空気飽和水を放出する事
によつて発生するマイクロ気泡を前記繊維の周縁
に付着せしめて該繊維を浮上させることにより多
量の微細空間を含む繊維層を混合浮上槽8の水面
上に形成せしめ、該繊維層を脱水、乾燥せしめて
なることを特徴としている。
次に、本発明を図の実施例によつて説明する。
第1図は、本発明に係るフイルターの製造方法
を実施する装置の1例を示す系統図であり、これ
により製造方法を説明する。
を実施する装置の1例を示す系統図であり、これ
により製造方法を説明する。
パルプ槽1によりリンター(綿くず)又は木材
パイプの4%液を作り、薬液槽2にメラミン樹脂
の0.1%液を作り、粉末槽3に予め疏水加工をし
た200メツシユのクリストバール粉末の4%液を
作り、この3液を10:3:10の割合で原料槽4に
於て混合して原料液(A液)を作る。他方連続加
圧水缶5にはコンプレツサー6によつて3Kg/cm2
以上に加圧された空気飽和水(B液)を作り、且
つ薬液槽7には高分子凝集剤例えばポリエチレン
オキサイドの10000倍希釈液(C液)を作り、こ
のろ液をA液10、B液3、C液0.1の割合で混合
浮上槽8の底辺に連続的に放出する。この放出に
よつてA液中に懸濁浮遊するクリストバール粉末
はC液の媒介によつて速やかに繊維の表面と添着
結合して液中の浮遊粉末はなくなり、同時にB液
が発生する無数のマイクロ気泡は繊維の周縁に付
着し、その浮力によつて浮上する繊維は大量の気
泡を含んだ繊維層9を形成する。
パイプの4%液を作り、薬液槽2にメラミン樹脂
の0.1%液を作り、粉末槽3に予め疏水加工をし
た200メツシユのクリストバール粉末の4%液を
作り、この3液を10:3:10の割合で原料槽4に
於て混合して原料液(A液)を作る。他方連続加
圧水缶5にはコンプレツサー6によつて3Kg/cm2
以上に加圧された空気飽和水(B液)を作り、且
つ薬液槽7には高分子凝集剤例えばポリエチレン
オキサイドの10000倍希釈液(C液)を作り、こ
のろ液をA液10、B液3、C液0.1の割合で混合
浮上槽8の底辺に連続的に放出する。この放出に
よつてA液中に懸濁浮遊するクリストバール粉末
はC液の媒介によつて速やかに繊維の表面と添着
結合して液中の浮遊粉末はなくなり、同時にB液
が発生する無数のマイクロ気泡は繊維の周縁に付
着し、その浮力によつて浮上する繊維は大量の気
泡を含んだ繊維層9を形成する。
水面に形成された繊維層9は次々に下方が浮上
してくる繊維の圧力をうけて混合槽8の出口10
から溢流して、運動する網状のコンベヤー11の
上に移動し、移動しながらサクシヨンボツクス1
2によつて真空脱水された後乾燥機13で乾燥さ
れて製品フイルター14となる。
してくる繊維の圧力をうけて混合槽8の出口10
から溢流して、運動する網状のコンベヤー11の
上に移動し、移動しながらサクシヨンボツクス1
2によつて真空脱水された後乾燥機13で乾燥さ
れて製品フイルター14となる。
浮上槽8内で浮上する繊維は斜面板15及びそ
れに対向する内壁に沿つて上昇し、凝集する繊維
を分離した残余の水は斜面板15の間隔を通つて
斜下方に移動し、逐次槽内底辺の排出口16から
流出してクツシヨンタンク17に一旦貯溜され
る。又サクシヨンボツクス12によつて脱水され
た水も集水槽18に集めた後クツシヨンタンク1
7に流入する。このクツシヨンタンク17に回収
された水は再び、A液、B液、C液用の水として
再使用する事が可能である。
れに対向する内壁に沿つて上昇し、凝集する繊維
を分離した残余の水は斜面板15の間隔を通つて
斜下方に移動し、逐次槽内底辺の排出口16から
流出してクツシヨンタンク17に一旦貯溜され
る。又サクシヨンボツクス12によつて脱水され
た水も集水槽18に集めた後クツシヨンタンク1
7に流入する。このクツシヨンタンク17に回収
された水は再び、A液、B液、C液用の水として
再使用する事が可能である。
上記の方法においては、製造されるフイルター
の主体となるフエルト繊維に添着せしめる活性
炭、クリスバール等の添着物に予め疏水性加工を
施し、それによつて、それらが水を吸着する事な
く、専ら選択的に例えば油ケマルジヨン中の油性
分のみを吸着する様な性質を附与するようにして
いる。
の主体となるフエルト繊維に添着せしめる活性
炭、クリスバール等の添着物に予め疏水性加工を
施し、それによつて、それらが水を吸着する事な
く、専ら選択的に例えば油ケマルジヨン中の油性
分のみを吸着する様な性質を附与するようにして
いる。
この様な疏水加工の方法は種々あるが、例えば
一般的なものは、上記の添着物に疏水性シリコー
ンー樹脂の1%溶液の等量を噴霧又は浸漬によつ
て添加せしめた後、乾燥し粉砕する方法である。
一般的なものは、上記の添着物に疏水性シリコー
ンー樹脂の1%溶液の等量を噴霧又は浸漬によつ
て添加せしめた後、乾燥し粉砕する方法である。
第2図は、上記本発明に係る製造方法によつて
製造されるフイルターの拡大断面図である。
製造されるフイルターの拡大断面図である。
上述した方法及び装置によつて製造されるこの
フイルター14は、フイルターの本体は上記油吸
着性添加物の粉末19によつて表面全体が被覆さ
れた繊維20によつて構成される繊維層であり、
且つその繊維層内に多量の微細空間21が形成さ
れている。しかして、上記の粉末19は、予じめ
疏水処理を施したクリスバール、ゼオライト、活
性炭等の粉末によつて形成されている。また繊維
20は、主としてリンター又は木材パルプ等の植
物性繊維で構成され必要に応じて、動物性又は合
成樹脂性の繊維が用いられ、又は添加されてい
る。この様にして作られたフイルターの繊維は自
重の2〜4倍の疏水性吸着剤の粉末をその表面に
添着する事が出来る。この事はフイルターの全重
量の65〜80%が微粉末の吸着剤の繊維状のからみ
合いによつて構成される事を意味する事であり、
これによつて一方では良好な通水性を持ち、一方
では極めて高い油エマルジヨンの吸着性能をもつ
フイルターを作る事を可能にしたものである 次に、上記フイルターの特長を説明する。
フイルター14は、フイルターの本体は上記油吸
着性添加物の粉末19によつて表面全体が被覆さ
れた繊維20によつて構成される繊維層であり、
且つその繊維層内に多量の微細空間21が形成さ
れている。しかして、上記の粉末19は、予じめ
疏水処理を施したクリスバール、ゼオライト、活
性炭等の粉末によつて形成されている。また繊維
20は、主としてリンター又は木材パルプ等の植
物性繊維で構成され必要に応じて、動物性又は合
成樹脂性の繊維が用いられ、又は添加されてい
る。この様にして作られたフイルターの繊維は自
重の2〜4倍の疏水性吸着剤の粉末をその表面に
添着する事が出来る。この事はフイルターの全重
量の65〜80%が微粉末の吸着剤の繊維状のからみ
合いによつて構成される事を意味する事であり、
これによつて一方では良好な通水性を持ち、一方
では極めて高い油エマルジヨンの吸着性能をもつ
フイルターを作る事を可能にしたものである 次に、上記フイルターの特長を説明する。
良好な透水(通水)性能を有すること。
すなわち、本フイルターの主要構造は見せかけ
比重0.08程度の繊維層である。この繊維層は内部
に極めて多量の繊維空間を形成しながら各繊維が
緊密に接合し合つているフエルト状の繊維層があ
つて、その最も基本的な性質は、内部の空間が植
物繊維特有の枝状分岐のからみ合いによつて複雑
且つ緻密な構造をもつているにもかかわらず、極
めてすぐれた通気性と吸水性及び通水性を有する
事である。即ち、吸水、保水性は自重の約15倍の
能力を有し、その通水性は厚さ20cm面積10cm2水圧
300Kg/m2の場合1分間1500cc程度である。この
通水性は繊維がそれと同量の添加物を添着してい
る場合に於てもなお1分間700cc程度の通水性能
を示す。
比重0.08程度の繊維層である。この繊維層は内部
に極めて多量の繊維空間を形成しながら各繊維が
緊密に接合し合つているフエルト状の繊維層があ
つて、その最も基本的な性質は、内部の空間が植
物繊維特有の枝状分岐のからみ合いによつて複雑
且つ緻密な構造をもつているにもかかわらず、極
めてすぐれた通気性と吸水性及び通水性を有する
事である。即ち、吸水、保水性は自重の約15倍の
能力を有し、その通水性は厚さ20cm面積10cm2水圧
300Kg/m2の場合1分間1500cc程度である。この
通水性は繊維がそれと同量の添加物を添着してい
る場合に於てもなお1分間700cc程度の通水性能
を示す。
油のエマルジヨン吸着性が良好であること。一
般に吸着剤の性能は第1次的にはその固有の性質
と内包する空間の表面積の大きさに由来するもの
であるが、第2次的には実際に通過する空気又は
水の流れと直接に接触しているその表面積の大き
さによつて大きく影響されるものである。
般に吸着剤の性能は第1次的にはその固有の性質
と内包する空間の表面積の大きさに由来するもの
であるが、第2次的には実際に通過する空気又は
水の流れと直接に接触しているその表面積の大き
さによつて大きく影響されるものである。
従つてこれらの吸着剤を極力小さな粒度で使用
する事はその吸着性能を充分発揮せしむる上から
最も望ましい事であるにもかかわらず、多くの場
合粗い粒度で使用する事をよぎなくされているの
は、微粉末にした場合にはその通気性及び通水性
が著しく悪くなり、殊にクリスバールの如く水中
に於て粘土化するものは僅か数mmの厚さでも通
水壮絶となる欠点がある為であつた。
する事はその吸着性能を充分発揮せしむる上から
最も望ましい事であるにもかかわらず、多くの場
合粗い粒度で使用する事をよぎなくされているの
は、微粉末にした場合にはその通気性及び通水性
が著しく悪くなり、殊にクリスバールの如く水中
に於て粘土化するものは僅か数mmの厚さでも通
水壮絶となる欠点がある為であつた。
この為一般に添加物の粒度の細かさと良好な通
水性とは基本的に相反する性質であるとするのが
従来の常識となつているのである。
水性とは基本的に相反する性質であるとするのが
従来の常識となつているのである。
本フイルターの特長は、この常識に反し、添加
物の粒度は小さければ小さい程その通気性と通水
性を良くする構造上の特徴(第2図参照)を有
し、従つて、それによつて添加物の粒度を極限ま
で微細化する事によつて、その吸着能力を最高限
度まで発揮せしむることを実際上可能にした点に
ある。
物の粒度は小さければ小さい程その通気性と通水
性を良くする構造上の特徴(第2図参照)を有
し、従つて、それによつて添加物の粒度を極限ま
で微細化する事によつて、その吸着能力を最高限
度まで発揮せしむることを実際上可能にした点に
ある。
次に実施例を示す。
直径3cm長さ50cmのカラムの下部20cmにクリス
バール添着フイルター(リンター1に対し200メ
ツシユのクリスバール2の比率で添着せしめたも
の)25gを挿入し、カラムの上方から1000ppmの
A重油エマルジヨンを入れて濾過した場合、濾過
速度毎分50ccに於て濾過の濃度15ppm以下であ
る。
バール添着フイルター(リンター1に対し200メ
ツシユのクリスバール2の比率で添着せしめたも
の)25gを挿入し、カラムの上方から1000ppmの
A重油エマルジヨンを入れて濾過した場合、濾過
速度毎分50ccに於て濾過の濃度15ppm以下であ
る。
以上説明したように、本発明に係るフイルター
の製造方法によれば、特に水中にエマルジヨン化
して分散される油性分の捕捉が可能なフエルト状
のフイルターを効率良く製造することが出来る。
の製造方法によれば、特に水中にエマルジヨン化
して分散される油性分の捕捉が可能なフエルト状
のフイルターを効率良く製造することが出来る。
又、本発明に係るフイルターの製造方法によれ
ば、予じめ疏水若しくは揆水加工が施こされた油
吸着性の粉末と、フエルト状フイルターの繊維と
を、混合浮上槽内の懸濁液中に放出させると同時
に、該懸濁液中に凝集剤を放出させるようにした
ので、上記粉末と繊維との間に協力な結合力が働
いて、これによつて上記懸濁粉末はほとんど全て
上記繊維の表面に予じめ吸着し、反応後の懸濁液
中には遊離粉末はほとんど存在しない状態とな
る。このような懸濁液上面の繊維層の浮上乾燥後
もこの吸着状態はそのまま維持されているので、
製品フイルターから、油吸着性粉末が脱落するこ
とはほとんどなく、フイルターによる油吸着作用
が長期に亘つて持続することになる。
ば、予じめ疏水若しくは揆水加工が施こされた油
吸着性の粉末と、フエルト状フイルターの繊維と
を、混合浮上槽内の懸濁液中に放出させると同時
に、該懸濁液中に凝集剤を放出させるようにした
ので、上記粉末と繊維との間に協力な結合力が働
いて、これによつて上記懸濁粉末はほとんど全て
上記繊維の表面に予じめ吸着し、反応後の懸濁液
中には遊離粉末はほとんど存在しない状態とな
る。このような懸濁液上面の繊維層の浮上乾燥後
もこの吸着状態はそのまま維持されているので、
製品フイルターから、油吸着性粉末が脱落するこ
とはほとんどなく、フイルターによる油吸着作用
が長期に亘つて持続することになる。
さらにまた、本発明に係るフイルターの製造方
法によれば混合浮上槽内の、油吸着性粉末が吸着
された繊維の懸濁液中に、高圧の空気飽和水を放
出し、これにより発生したマイクロ気泡を上記繊
維の周縁に付着せしめ該繊維を浮上させることに
より多量の微細空間を含む繊維層を混合浮上槽の
水面上に形成せしめ、この繊維層を脱水乾燥させ
てフイルターを製造させるようにしたので、製造
フイルターは、その内部に極めて多量の微細空間
を形成しながら各繊維が緊密にからみ合つた複雑
且つ緻密な構造を持ち、かさ高であることから、
濾過特性が良く、水中のエマルジヨン化した油性
分の効率良い捕捉が可能となる。
法によれば混合浮上槽内の、油吸着性粉末が吸着
された繊維の懸濁液中に、高圧の空気飽和水を放
出し、これにより発生したマイクロ気泡を上記繊
維の周縁に付着せしめ該繊維を浮上させることに
より多量の微細空間を含む繊維層を混合浮上槽の
水面上に形成せしめ、この繊維層を脱水乾燥させ
てフイルターを製造させるようにしたので、製造
フイルターは、その内部に極めて多量の微細空間
を形成しながら各繊維が緊密にからみ合つた複雑
且つ緻密な構造を持ち、かさ高であることから、
濾過特性が良く、水中のエマルジヨン化した油性
分の効率良い捕捉が可能となる。
第1図は、本発明に係る方法の実施に使用する
装置の系統図、第2図は、本発明に係る方法によ
つて製造されたフイルターの拡大断面図である。 1……パルプ槽、2……薬液槽、3……粉末
槽、4……原料槽(A液槽)、5……連続加圧水
缶(B液槽)、7……薬液槽(C液槽)、8……混
合浮上槽、9……繊維槽、10……浮上槽出口、
11……ベルトコンベヤー、12……サクシヨン
ボツクス、13……乾燥装置、14……フイルタ
ー、15……斜面板、16……排出口、17……
クツシヨンタンク、18……集中槽、A……原料
液、B……加圧飽和水、C……添加液、19……
粉末、20……繊維、21……繊維間空間。
装置の系統図、第2図は、本発明に係る方法によ
つて製造されたフイルターの拡大断面図である。 1……パルプ槽、2……薬液槽、3……粉末
槽、4……原料槽(A液槽)、5……連続加圧水
缶(B液槽)、7……薬液槽(C液槽)、8……混
合浮上槽、9……繊維槽、10……浮上槽出口、
11……ベルトコンベヤー、12……サクシヨン
ボツクス、13……乾燥装置、14……フイルタ
ー、15……斜面板、16……排出口、17……
クツシヨンタンク、18……集中槽、A……原料
液、B……加圧飽和水、C……添加液、19……
粉末、20……繊維、21……繊維間空間。
Claims (1)
- 1 予じめ疏水若しくは揆水加工が施された油吸
着性の粉末とフエルト状フイルターの繊維と凝集
剤とを混合浮上槽内に放出し、該混合浮上槽内の
懸濁液中に高圧の空気飽和水を放出する事によつ
て発生するマイクロ気泡を前記繊維の周縁に付着
せしめて該繊維を浮上させることにより多量の微
細空間を含む繊維層を混合浮上槽の水面上に形成
せしめ、該繊維層を脱水、乾燥せしめてなること
を特徴とするフイルターの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22701783A JPS60122020A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | フィルターの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22701783A JPS60122020A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | フィルターの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60122020A JPS60122020A (ja) | 1985-06-29 |
JPH0450846B2 true JPH0450846B2 (ja) | 1992-08-17 |
Family
ID=16854207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22701783A Granted JPS60122020A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | フィルターの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60122020A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3500368A1 (de) * | 1985-01-08 | 1986-07-10 | Rhodia Ag, 7800 Freiburg | Filter zur abtrennung von substanzen mit lipophilen und/oder oleophilen und/oder unpolaren eigenschaften aus andersartigen fluessigkeiten, gasen und daempfen |
JPH01199615A (ja) * | 1988-01-30 | 1989-08-11 | Tsuchiya Mfg Co Ltd | 濾材の製法 |
AU650805B2 (en) * | 1991-12-24 | 1994-06-30 | Kato Research Institute Inc. | Filter medium and filter which use animal fibers |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS536611A (en) * | 1976-07-08 | 1978-01-21 | Porisuterepu Ag | Production of absorbed substance containing paper |
JPS5361581A (en) * | 1976-11-15 | 1978-06-02 | Sanyo Electric Co Ltd | Paper sheet containing activated carbon and production thereof |
JPS5853292B2 (ja) * | 1977-11-15 | 1983-11-28 | 三菱電機株式会社 | 気体流量測定装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5853292U (ja) * | 1981-10-06 | 1983-04-11 | 小林 千明 | 油脂吸着濾材 |
-
1983
- 1983-12-02 JP JP22701783A patent/JPS60122020A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS536611A (en) * | 1976-07-08 | 1978-01-21 | Porisuterepu Ag | Production of absorbed substance containing paper |
JPS5361581A (en) * | 1976-11-15 | 1978-06-02 | Sanyo Electric Co Ltd | Paper sheet containing activated carbon and production thereof |
JPS5853292B2 (ja) * | 1977-11-15 | 1983-11-28 | 三菱電機株式会社 | 気体流量測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60122020A (ja) | 1985-06-29 |
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